JPS6341260Y2 - - Google Patents

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JPS6341260Y2
JPS6341260Y2 JP1982114241U JP11424182U JPS6341260Y2 JP S6341260 Y2 JPS6341260 Y2 JP S6341260Y2 JP 1982114241 U JP1982114241 U JP 1982114241U JP 11424182 U JP11424182 U JP 11424182U JP S6341260 Y2 JPS6341260 Y2 JP S6341260Y2
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JP
Japan
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bush
pivot chamber
connecting shaft
tie rod
shaft
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JP1982114241U
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JPS5918075U (ja
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  • Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)
  • Pivots And Pivotal Connections (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は主として自動車のステアリングに於け
るナツクルアームとタイロツドを連結するために
用いられるタイロツドエンドに関する。
従来の斯種ロツドエンドは第4図に示す如くロ
ツドエンド本体1の一端の枢止室3に連結軸5の
基端を三次元的に回転自由に嵌めて構成されてい
る。
連結軸5の基端は大小2つの半球部54,55
を同心に突き合わせた形状を呈しており、大径半
球部54は枢止室3に形成した球受面32によつ
て支えられ、小径半球部55は枢止室3に嵌めら
れた受板9の球受面91に支えられている。
枢止室3にかしめ固定された蓋板6と前記受板
9との間には受板9を連結軸5に付勢するバネ9
2が配備されており、このバネ付勢により、摩耗
による連結軸5のガタつきを防止している。
上記タイロツドエンドの場合、連結軸5の基端
の摩耗を極力小さくするために連結軸の材料は焼
入れ性の良い高炭素の高級材を使用しなければな
らず、又、枢止室3の潤滑を画るためロツドエン
ド本体1にグリスニツプル93を必要とする等、
部品点数が多く、組立てに手間が掛かる問題があ
つた。
他の従来のタイロツドエンドとして第5図に示
すものが提案されている(特公昭50−38853号)。
上記タイロツドエンドは、ロツドエンド本体1
の枢止室3中に合成樹脂製ブツシユ4を嵌め、該
ブツシユの中心に形成した球受面40に連結軸5
の先端の球体51を支持し、枢止室3のブツシユ
挿入側開口にかしめ固定した蓋板6によつてブツ
シユ4の抜止めを画つている。
第6図の如くブツシユ4は蓋板側に軸方向に複
数の切割42を有し、外周部は蓋板側がテーパ状
に拡大し、内面には軸方向の全長に亘つて油溝4
3が設けられている。
枢止室3中に潤滑剤が充填される。
上記タイロツドエンドは第4図のものに較べて
構成部品を減らすことが出来たが、次の問題のあ
ることが判つた。
ブツシユ4の外周部をテーパ面41に形成し
て、ブツシユ4を枢止室3に圧入状態で嵌めてお
り、圧入時にテーパ面が枢止室3の開口縁によつ
てかじられてブツシユの挿入は容易ではなく、又
ブツシユが損傷する。
又、ブツシユ4の油溝43はブツシユ4の両端
に開放されているため、枢止室3から連結軸5の
軸部側へ洩出する。そのため、ロツド本体1の先
端部と連結軸の基端との間をゴムカバー90にて
液密に覆い、ゴムカバー90内にも潤滑剤を充填
しておく必要がある。
ゴムカバー90内の潤滑剤は連結軸とブツシユ
4との間の潤滑には役立つておらず、潤滑剤が無
駄であつた。
本考案は合成樹脂製のブツシユの油溝及び枢止
室のブツシユ挿入側の開口縁に工夫を施すことに
より、構成部品が少なく、組立ての簡単なタイロ
ツドエンドを明らかにするものである。
以下図面に示す実施例に基づき本考案を具体的
に説明する。
第1図に示す如くタイロツドエンドは一端にナ
ツクルアーム8を接続する為の係合部2、他端に
枢止室3を開設したタイロツドエンド本体1と、
枢止室3に基端を枢止された連結軸5とで構成さ
れる。
実施例の場合、タイロツドエンド本体1の係合
部2はネジ孔であるが、これに限定されることは
なくネジ軸でも可い。
ロツドエンド本体1の枢止室3はロツドエンド
本体1の長手方向と直交する両面が開口してお
り、一方の開口縁に内向きフランジ11が突設さ
れ、他方の開口側の内壁は約5゜の角度で外方に拡
がるテーパ面31に形成されている。
テーパ面31側の開口縁には環状の受座12及
び受座12の外側にかしめ用の短い周壁13が突
設され、受座12に当てた蓋板6を周壁13をか
しめてロツドエンド本体1に固定している。
連結軸5はテーパ軸部52の太軸側基端に球体
51を突設し、細軸側先端にネジ軸53を突設し
ている。
従前の連結軸5は焼入れの必要があつたためカ
ーボン含有量の高い高級材で作られていたが、本
考案の場合、後記する合成樹脂製のブツシユ4で
支持するため、連結軸に焼入れを施して摩耗減少
を抑える必要はなく、従つてカーボン含有量の低
い安価な普通鋼で連結軸を製造することが出来
る。
ロツドエンド本体1の枢止室3には該枢止室3
の内壁と連結軸5の球体51との間に本考案の特
徴とするブツシユ4が緊密に嵌め込まれている。
ブツシユ4はウレタン等の耐摩耗性に優れた合
成樹脂によつて形成され蓋板6によつて押圧され
ているが、蓋板6を取付ける前のブツシユ4の長
さは枢止室3のフランジ11の内面から受座12
までの距離lより少し長い。
ブツシユ4の受座12側の外端部は枢止室3の
テーパ面31に対応してテーパ面41に形成され
ている。
ブツシユ4の球受面40には軸方向に油溝43
が等間隔に4本開設されている。
実施例の場合、油溝43は連結軸5の軸部52
側には貫通していない。
又、ブツシユ4には該ブツシユ4のテーパ面4
1側の端面から等間隔に4本の切割42が開設さ
れている。
切割42は球受面40の中心に対応する深さに
達している。
然してタイロツドエンドの組立てに際し、ブツ
シユ4を枢止室3に嵌合する前にブツシユ4の切
割42側からブツシユ4内へ連結軸5の軸部52
を嵌め、球体51をブツシユ4内へ押し込む。ブ
ツシユ4の弾性変形で切割42が拡がつてブツシ
ユ4が外方に開き、球体51の押し込みを許容す
る。
球体51がブツシユ4内に嵌まるとブツシユ4
が原形に復し、球体51を緊密に包囲する。
上記ブツシユ4をロツドエンド本体1の枢止室
3に嵌め、グリスGを充填した後、本体1の受座
12に蓋板6を当て周壁13をかしめて蓋板6を
ロツドエンド本体1に固定する。
枢止室3のフランジ11内面と受座12迄の距
離lに較べ、ブツシユ4は少し長く形成されてい
るから、蓋板6をかしめ固定した時、ブツシユ4
には軸方向に力が加わる。
第3図の如く枢止室3のかしめ側の内壁はテー
パ面31に形成されており、この斜面によつて軸
方向に加わる力Pは、テーパ面31によつてブツ
シユ4を球体51に押し付ける力P′に変換され、
従つてブツシユ4は球体51を緊く支持し、然も
球体51とブツシユ4は金属対金属の当接ではな
く金属対樹脂の当接であるから、緊く係合しても
球体51従つて連結軸5の球体51を支点とする
動きが妨げられることはない。
又、実施例の場合、油溝43は連結軸5の軸部
52側には開口しておらず、又、蓋板6はブツシ
ユ4のテーパ面41側の端面を緊く押圧している
から封入したグリスが漏れることはなく、注油従
つてグリスニツプル93の取付けを省略出来る。
上記のタイロツドエンド本体1の係合部2に公
知の如くナツクルアーム8を接続し、連結軸5の
軸部52にタイロツド7を連結して、ステアリン
グ機構を完成する。
本考案は上記の如く、タイロツド本体1の枢止
室3に連結軸5の球体基端を支持する合成樹脂製
のブツシユ4を嵌め、枢止室3のテーパ面31と
ブツシユ4のテーパ面41の係合により、ブツシ
ユ4を蓋板6で押圧してブツシユ4を連結軸5の
球体基端に押圧せしめたため、連結軸5をガタな
く確実に支持出来る。ブツシユ4の蓋板6側の外
周は徐々に拡大するテーパ面41に形成されてい
るが、枢止室3のブツシユ挿入側開口部もブツシ
ユのテーパ面に対応するテーパ面31に形成され
ているため、ブツシユ4の嵌め込みは容易であ
り、従来の様にブツシユ4が枢止室3の開口縁に
よつてかじられることもない。
蓋板6をかしめる際に、ブツシユ4を軸方向に
押圧しているから、ブツシユ4は連結軸5の球体
51を球体の中心方向に押圧しており、長期の使
用によつてもガタは生じない。
又、ブツシユ4の油溝43はブツシユの両端に
貫通しておらず、潤滑剤を油溝中に封入して使用
出来、潤滑剤は必要最少限の量で潤滑効果が持続
する。
又、合成樹脂製のブツシユで連結軸5を支持す
るから、連結軸5に焼入れをする必要はなく、従
つてカーボン含有量の低い安価な素材で連結軸5
を作ることが出来る。
又、従来の様にバネや受板を必要とせず、部品
数を減らせて組み込みの手間も簡素化される等、
優れた効果を有す。
尚、本考案は上記構成に限定されることはなく
実用新案登録請求の範囲に記載の技術範囲内で種
種の変形が可能であるのは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は要部を破断したタイロツドエンドの正
面図、第2図はブツシユの斜面図、第3図は枢止
室及びブツシユのテーパ部分の拡大図、第4図は
従来例の断面図、第5図は従来例の断面図、第6
図は従来例のブツシユの断面図である。 3……枢止室、31……テーパ面、4……ブツ
シユ、41……テーパ面、42……切割、5……
連結軸、51……球体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一端に相手部材との係合部2を具え他端には長
    手方向と直交する両面が開口した枢止室3を形成
    したタイロツド本体1と、該枢止室3に嵌め込ま
    れ内孔に球受面40を形成し、一端を枢止室3の
    一方の開口縁に突設した内向きフランジ11に当
    てた合成樹脂製ブツシユ4と、枢止室3の他方の
    開口縁をかしめてタイロツド本体1に固定されブ
    ツシユ4を軸方向に押圧してブツシユの抜止めを
    画る蓋板6と、基端の球体51を前記球受面40
    に摺動可能に嵌め球体51に連続する軸部52を
    タイロツド本体1の開口から外部に突出させた連
    結軸5とで構成され、枢止室3の蓋板6側の内壁
    は外拡がりのテーパ面31に形成され、ブツシユ
    4の蓋板6側の外端部も該テーパ面31に対応し
    て外拡がりのテーパ面41に形成され、ブツシユ
    4にはテーパ面41の端面から球受面40の略中
    心深さに達する複数の切割42が等間隔に開設さ
    れブツシユは内面に油溝を有し、該油溝はブツシ
    ユの連結軸の軸部側の端部には貫通していないタ
    イロツドエンド。
JP11424182U 1982-07-27 1982-07-27 タイロツドエンド Granted JPS5918075U (ja)

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JP11424182U JPS5918075U (ja) 1982-07-27 1982-07-27 タイロツドエンド

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JP11424182U JPS5918075U (ja) 1982-07-27 1982-07-27 タイロツドエンド

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Publication Number Publication Date
JPS5918075U JPS5918075U (ja) 1984-02-03
JPS6341260Y2 true JPS6341260Y2 (ja) 1988-10-28

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ID=30264150

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JP11424182U Granted JPS5918075U (ja) 1982-07-27 1982-07-27 タイロツドエンド

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5038853A (ja) * 1973-08-13 1975-04-10

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5038853A (ja) * 1973-08-13 1975-04-10

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JPS5918075U (ja) 1984-02-03

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