JPS6340905Y2 - - Google Patents

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JPS6340905Y2
JPS6340905Y2 JP17348982U JP17348982U JPS6340905Y2 JP S6340905 Y2 JPS6340905 Y2 JP S6340905Y2 JP 17348982 U JP17348982 U JP 17348982U JP 17348982 U JP17348982 U JP 17348982U JP S6340905 Y2 JPS6340905 Y2 JP S6340905Y2
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signal
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microcomputer
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  • Tone Control, Compression And Expansion, Limiting Amplitude (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、カーステレオなどの車載用のオーデ
イオ機器に好適な自動イコライザ装置に関する。
最近のオーデイオ機器は、Hi−Fi化に伴なつ
て非常に優れた音響特性を有しており、さらに、
イコライザ装置が設けられることにより、オーデ
イオ機器が設置されている場所の音響特性に影響
されない優れた音響効果が得られるようになり、
また、クラシツクや歌謡曲などの演奏される曲種
に応じた音響効果が得られるようになつた。
AM/FMラジオ、テープレコーダなどを一体
化した車載用オーデイオ機器、すなわち、カース
テレオについても同様であつて、カーステレオの
優れた音響特性とイコライザ装置の装備とによ
り、カーステレオが載置される自動車の車室空間
の音響特性に影響されず、演奏される曲種に応じ
た音響効果を得ることができるようになつたが、
カーステレオに装備されるイコライザ装置として
は、交通安全上から、さらに、操作技術を要せ
ず、しかも、操作に手間をかけずに所望の音響効
果を得ることができることが要求される。
そこで、かかる要求を満足するものとして、テ
スト信号により音声を発生させてカーステレオが
設かれた空間内に音場を形成し、この音場を検出
して音声信号を得、この音声信号にもとづいて周
囲の音響特性を含めたデータを形成し、かかるデ
ータによりオーデイオ信号の伝送回路を所定のイ
コライザ特性にプリセツトするようにした自動イ
コライザ装置が提案された。
第1図はかかる従来の自動イコライザ装置の一
例を示すブロツク図であつて、1は入力端子、2
はブリツジアンプ、31……,3oは可変抵抗器、
1,……,4oはアナログスイツチ、51,……,
oはインピーダンス、6はラツチ回路、7はミ
ユーテイング回路、8は混合器、9は増幅器、1
0は出力端子、11はピンクノイズ発生器、12
は自動利得制御回路、13は対数圧縮器、14は
マイクロホン、15は増幅回路、16は低域通過
フイルタ、17は比較器、181,……,18o
帯域通過フイルタ、191,……19oは整流平滑
回路、20はアナログスイツチ、21はアナログ
−デジタル変換器、22はマイクロコンピユー
タ、23はデコーダ、24はインバータ、25は
キーボード装置、26は切換スイツチである。
次に、この従来技術の動作について説明する。
第1図おいて、ブリツジアンプ2は、n個の可
変抵抗器31,……,3oとインピーダンス51
……,5oとに結合され、伝送回路に所定の周波
数特性を与えるべく利得(または減衰量)が設定
されている。すなわち、伝送回路の通過帯域はn
個の異なる部分通過帯域(以下、チヤンネルとい
う)に区分され、ブリツジアンプ2は、第1番目
のチヤンネルの利得が可変抵抗器31とインピー
ダンス51との値によつて設定され、以下同様に
して第n番目のチヤンネルは可変抵抗器3oとイ
ンピーダンス5oとの値によつて設定される。可
変抵抗器31,……,3oは夫々異なる値の複数の
抵抗を有し、アナログスイツチ41,……,4o
よつてインピーダンス51,……,5oの夫々に接
続される抵抗が選定される。アナログスイツチ4
,……,4oは夫々ラツチ回路6に保持されるデ
ータによつて制御され、可変抵抗器31,……,
oは夫々このデータに応じた値の抵抗が選択さ
れてブリツジアンプ2における各チヤンネルの利
得が設定され、伝送回路に対する所定のイコライ
ザ特性が設定される。
伝送回路の入力端子1にオーデイオ信号が供給
されると、このオーデイオ信号は、ブリツジアン
プ2により、各チヤンネル毎に設定された利得に
応じて合成して増幅され、ミユーテイング回路
7、混合器8、増幅器9を経て、出力端子10か
らスピーカ(図示せず)に供給される。
これと同時に、ブリツジアンプ2からのオーデ
イオ信号は、対数圧縮器13でレベル圧縮され、
通常接点a側に閉じている切換スイツチ26を経
て帯域通過フイルタ181,……,18oの夫々に
供給される。帯域通過フイルタ181,……,1
oは、ブリツジアンプ2において区分されてい
る上記のチヤンネル毎の通過帯域を夫々有してお
り、ここでは、帯域通過フイルタ181は第1番
目のチヤンネルの通過特性を有し、以下同様にし
て帯域通過フイルタ18oは第n番目のチヤンネ
ルの通過特性を有するものとする。帯域通過フイ
ルタ181,……,18oからの各信号成分(以
下、チヤンネル信号という)は、夫々整流平滑回
路191,……,19oで直流化されてアナログス
イツチ20に供給される。
このようなオーデイオ信号の伝送状態におい
て、キーボード装置25を操作して伝送回路に所
望の周波数特性を設定すべく指令すると、マイク
ロコンピユータ(以下、マイコンという)22は
この指令にもとづく指令データを記憶するととも
に、デコーダ23を介してアナログスイツチ20
に制御データを送る。
そこで、アナログスイツチ20は、制御データ
にもとづいて入力を順次切換え、したがつて、整
流平滑回路191,……,19oの出力信号を順次
切換えてアナログ−デジタル変換器(以下、A/
D変換器という)21に供給する。A/D変換器
21は、平滑された順次のチヤンネル信号を、
夫々のレベルを表わすデジタル信号に変換してマ
イコン22に供給する。マイコン22は各チヤン
ネル毎のレベルを検出し、記憶された上記指令デ
ータにもとづいて各チヤンネルのイコライジング
量を表わす設定データを発生し、この設定データ
はデコーダ23を介してラツチ回路6に供給され
る。したがつて、ラツチ回路6は設定データにも
とづいてアナログスイツチ41,……,4oを制御
し、ブリツジアンプ2の各チヤンネルの利得がラ
ツチ回路6の設定データに応じて定められ、ブリ
ツジアンプ2のイコライザ特性が設定されて伝送
回路に所望の周波数特性が得られる。
以上は、演奏されている曲を聞きながら、オー
デイオ信号の伝送回路の周波数特性を調整し、所
望の音響効果を得る場合のイコライザ装置の操作
であるが、次に、曲の演奏前自動的にイコライザ
特性をプリセツトする点について説明する。
キーボード装置25の所定の操作により、プリ
セツトモード指令データがマイコン22に供給さ
れ、マイコン22はかかるデータにもとづいて出
力端子Qにプリセツトモード信号を発生する。こ
のプリセツトモード信号は、インバータ24を介
してミユーテイング回路7、ピンクノイズ発生器
11、切換スイツチ26に供給される。このため
に、ミユーテイング回路7はブリツジアンプ2、
混合器8間を遮断し、ピンクノイズ発生器11の
出力信号を混合器8から伝送回路に供給し、ま
た、切換スイツチ26は接点aから接点bに切換
わる。
ピンクノイズ発生器11の出力信号は、伝送回
路の通過帯域の全体にわたつてほゞ等しいレベル
の連続的なスペクトルを有し、テスト信号として
出力端子10からスピーカ(図示せず)に供給さ
れる。このために、自動車の車室などの空間内に
その音響特性に影響された音場が形成される。
マイクロホン14はこの音場にさらされ、これ
を検出して音声信号を発生する。この音声信号は
増幅器15で増幅され、切換スイツチ26を介し
て各帯域通過フイルタ181,……,18oに供給
される。そして、帯域通過フイルタ181,……,
18o、整流平滑回路191,……,19oにより、
音声信号の直流化された各チヤンネル信号がアナ
ログスイツチ20に供給される。
一方、マイコン22は制御データを発生し、デ
コーダ23を介してアナログスイツチ20に送
る。そこで、アナログスイツチ20は、まず、基
準となるチヤンネル、たとえば、中心周波数が
800Hzの帯域通過フイルタ18iで分離されたチ
ヤンネル信号を基準チヤンネル信号として選択
し、これはA/D変換器21でデジタル信号に変
換されてマイコン22に供給される。マイコン2
2は基準チヤンネル信号のレベルを検出しなが
ら、このレベルが予じめ設定された基準値(たと
えば、OdB)となるように、ピンクノイズ発生
器11を制御してその出力レベルを順次増加さ
せ、基準チヤンネル信号のレベルが上記基準値と
一致すると、マイコン22はアナログスイツチ2
0に入力を順次切換えるための制御データを送
り、このために、アナログスイツチ20、A/D
変換器21を介し、上記のようにピンクノイズ発
生器11の出力レベルが制御されたときの各チヤ
ンネルのデジタル信号がマイコン22に供給され
る。そこで、マイコン22は、各チヤンネル信号
のレベルを検出して基準値と比較し、その差を対
数換算して逆補正(チヤンネル信号のレベルが基
準値より高いチヤンネルに対するブリツジアンプ
2の利得を、OdB以下のその差に応じた値とし、
逆に、低いチヤンネルに対するブリツジアンプ2
の利得を、OdB以上のその差に応じた値とする
補正)のためのイコライジング量を表わす設定デ
ータを形成する。
このようにして形成された各チヤンネル(基準
となるチヤンネルも含む)に対する設定データ
は、デコーダ23を介してラツチ回路6に送られ
る。ラツチ回路6は、設定データにもとづいてア
ナログスイツチ41,……,4oを制御し、ブリツ
ジアンプ2の各チヤンネル毎の利得(イコライジ
ング量)を設定データに応じてプリセツトする。
したがつて、ブリツジアンプ2には設定データに
もとづくイコライザ特性が設定され、伝送回路に
は、自動車の車室空間などの周囲の音響特性を含
めた全体の周波数特性が平坦となるような周波数
特性が自動的にセツトされる。
なお、マイクロホン14から得られた音声信号
は、また、低域通過フイルタ16を通つて比較器
17で基準レベルと比較され、これらの差信号は
自動利得制御回路に供給されて増幅器9の利得を
制御する。
以上のようにして、伝送回路の周波数特性がセ
ツトされると、マイコン22は出力端子Qからの
プリセツトモード信号の発生を停止し、このため
に、ミユーテイング回路7の動作が停止してブリ
ツジアンプ2、混合器8間が結合し、ピンクノイ
ズ発生器11の出力信号の混合器8への供給が停
止するとともに、切換スイツチ26が接点aに切
換わる。
そこで、入力端子1からオーデイオ信号が供給
されると、ブリツジアンプ2でセツトされたイコ
ライザ特性に応じて伝送回路中を伝送され、この
ために、周囲の音響特性に影響されない音響効果
が得られる。
なお、この従来技術において、マイコン22の
上記基準値が各チヤンネルについて同一であると
きには、周囲の音響特性と相まつて、全体にわた
つて平坦な周波数特性としての音響効果が得られ
るものであるが、マイコン22において、たとえ
ば、曲種によつて各チヤンネルに対する基準値を
異ならせ、演奏すべき曲に応じて対応する各チヤ
ンネルに対する基準値をROMなどに記憶してお
き、曲種に応じた所望の基準値を選択するように
構成することもでき、このような場合には、各曲
毎に周囲の音響特性に影響されない所望の音響効
果を得ることができる。
以上のように、上記従来技術は、プリセツト操
作に熟練を要せず、操作がきわめて簡単である
が、整流平滑回路191,……,19oを備えてい
ることにより、次のような欠点があることが判明
した。以下、この欠点について説明する。
上記従来の自動イコライザ装置の一つの使用形
態として、入力端子1からオーデイオ信号が供給
されている状態で、プリセツトモードに切換える
ような場合もある。このような場合には、切換ス
イツチ26が接点aから接点bに切換わり、帯域
通過フイルタ181,……,18o、整流平滑回路
191,……,19oにオーデイオ信号が供給され
ている状態から、マイクロホン14からの音声信
号が同じく帯域通過フイルタ181,……,18
、整流平滑回路191,……,19oに供給され
る状態に変更されることになる。
ところが、整流平滑回路191,……,19o
は、平滑用コンデンサと抵抗とからなる平滑回路
が設けられており、切換スイツチ26が接点aか
ら接点bに切換つても、平滑用コンデンサと抵抗
との値で決まる放電時定数により、平滑用コンデ
ンサは直ちに充電電圧が零とはならない。したが
つて、切換スイツチ26が接点b側に閉じて後一
定期間は、オーデイオ信号のチヤンネル信号を含
んだ出力信号が整流平滑回路191,……,19o
から得られることになる。
この期間は非常に短かいが、基準チヤンネル信
号となる整流平滑回路191の出力信号は、切換
スイツチ26が接点b側に閉じると直ちに選択さ
れるものであるから、マイコン22では基準チヤ
ンネルのレベルを誤つて判断し、このために、ラ
ツチ回路6に記憶される設定データとしては誤つ
たものとなり、結局、所望の音響効果が得られな
いことになる。
本考案の目的は、上記従来技術の欠点を除き、
プリセツトモード開始時、少なくとも基準となる
チヤンネルの整流平滑回路が直ちにテスト信号の
基準チヤンネル信号を直流化することができ、所
望のイコライザ特性を正確にプリセツトすること
ができるようにした自動イコライザ装置を提供す
るにある。
この目的を達成するために、本考案は、放電回
路を設け、プリセツトモードを設定するプリセツ
トモード信号により、該放電回路を一定時間動作
せしめ、該放電回路の動作期間、整流平滑回路の
平滑用コンデンサを放電させるようにした点に特
徴がある。
以下、本考案の実施例を図面について説明す
る。
第2図は本考案による自動イコライザ装置の一
実施例を示す要部回路図であつて、27はダイオ
ード、28は平滑用コンデンサ、29は抵抗、3
0は放電回路、31,32は電流制限用抵抗、3
3はコンデンサ、34は放電用ダイオード、35
はスイツチングトランジスタ、36,37はスイ
ツチングトランジスタ、38,39は出力端子、
40はツエナーダイオードであり、第1図に対応
する部分には同一符号をつけている。
第2図において、プリセツトモード信号を発生
するインバータ21と基準チヤンネルの整流平滑
回路19iとの間に放電回路30が接続されてい
る。整流平滑回路19iは、ダイオード27によ
る整流回路と平滑用コンデンサ28、抵抗29に
よる平滑回路とからなり、帯域通過フイルタ18
iからの基準チヤンネル信号がダイオード27で
整流され、平滑用コンデンサ28と抵抗29とで
平滑されて直流化される。なお、ツエナーダイオ
ード40はダイオード27を保護する。
一方、キーボード装置25(第1図)によりプ
リセツトモードが指令されると、マイコン22の
通常低レベル(以下、“L”という)のQ端子が
高レベル(以下、“H”という)になる。インバ
ータ21のスイツチングトランジスタ36のコレ
クタには+V1が印加され、また、スイツチング
トランジスタ37のコレクタには抵抗を介して+
V2が印加されており、プリセツトモード以外で
は、マイコン22のQ端子が“L”であることか
ら、スイツチングトランジスタ36,37はとも
にオン状態にある。そこで、出力端子38は
“H”にあつて、切換スイツチ26(第1図)を
接点aに閉じ、また、出力端子39は“L”にあ
つて、ミユーテイング回路7、ピンクノイズ発生
器11(第1図)を不動作状態とする。プリセツ
トモードとなつてマイコン22のQ端子が“H”
となると、スイツチングトランジスタ36,37
はオフ状態となり、出力端子38は“L”となつ
て切換スイツチ26は接点b側に閉じ、出力端子
39は“H”となつてミユーテイング回路7、ピ
ンクノイズ発生器11が動作し、先に述べたよう
に、イコライジング量のプリセツトが行なわれ
る。
放電回路30は、スイツチングトランジスタ3
5が設けられ、そのコレクタ端子は電流制限用抵
抗32を介して整流平滑回路19iの平滑用コン
デンサ28に、そのベース端子はコンデンサ3
3、電流制限用抵抗31を介してインバータ21
のスイツチングトランジスタ37のコレクタ端子
に夫々接続されており、さらに、スイツチングト
ランジスタ35のベース端子と接地端子との間
に、カソードがスイツチングトランジスタ35の
ベース端子に接続されるように、放電用ダイオー
ド34が設けられている。
次に、この実施例の動作について説明する。
プリセツトモード以外のときには、トランジス
タ37のコレクタ端子、したがつて、点Pは
“L”にあることから、放電回路30のスイツチ
ングトランジスタ35はオフ状態にある。このと
き、整流平滑回路19iの平滑用コンデンサ28
の放電時定数は、平滑用コンデンサ28の静電容
量と抵抗29の抵抗値によつて決まる。
キーボード装置25からのプリセツトモード指
令により、マイコン22のQ端子が“H”となつ
てプリセツトモードになると、インバータ21の
スイツチングトランジスタ37はオフ状態となつ
て点Pは“H”となり、この瞬間、+V2の電源か
ら電流制限用抵抗31、コンデンサ33を介して
スイツチングトランジスタ35にベース電流が流
れ、スイツチングトランジスタ35はオン状態と
なり、平滑用コンデンサ28は電流制限用抵抗3
2、スイツチングトランジスタ35を介して急速
に放電する。すなわち、スイツチングトランジス
タ35のオンにより、平滑用コンデンサ28の放
電時定数が非常に小さくなる。
しかし、コンデンサ33の充電とともに、スイ
ツチングトランジスタ35は、そのベース電流が
次第に減少してまもなくオフ状態となり、再び、
平滑用コンデンサ28の放電時定数は、平滑用コ
ンデンサ28の静電容量と抵抗29の抵抗値で決
まる値となり、整流平滑回路19iは通常の動作
状態に戻る。スイツチングトランジスタ35のオ
ン期間は、スイツチングトランジスタ35の特性
や電流制限用抵抗31の抵抗値、コンデンサ33
の静電容量などで決まる。そこで、適当な値の電
流制限用抵抗31、コンデンサ33を用いること
により、このオン期間を、マイコン22のQ端子
が“H”となつた時点からマイコン22が整流平
滑回路19iからの基準チヤンネル信号を読み取
るための制御データを発生する時点までの期間内
に設定する。
このように、スイツチングトランジスタ35の
オン期間を設定することにより、マイコン22が
プリセツトモードの指令があつて実際に各チヤン
ネルのレベル判定などを行なうプリセツトモード
に入る前に、整流平滑回路19iの平滑コンデン
サ28が放電される。切換スイツチ26(第1
図)は、マイコン22のQ端子が“H”となると
ともに接点b側に切換わり、このために、マイコ
ン22がプリセツト動作に入るときには、平滑用
コンデンサ28は、切換スイツチ26が接点a側
に閉じていたときの入力端子1(第1図)からの
オーデイオ信号による電荷は放電されてしまつ
て、マイクロホン14(第1図)からの音声信号
によつてのみ充電されており、したがつて、整流
平滑回路19iからマイコン22に読み取られる
信号レベルは、マイクロホン14からの音声信号
の基準チヤンネルの信号レベルを正確に表わして
いる。
マイコン22で各チヤンネルのイコライジング
量が得られ、プリセツト動作が完了すると、マイ
コン22のQ端子は“L”となり、出力端子38
は“L”となつて切換スイツチ26は接点aに閉
じる。これとともに、インバータ21の点Pは
“L”となつて、ミユーテイング回路7、ピンク
ノイズ発生器11は不動作状態となる。
そして、点Pが“L”となつたことにより、コ
ンデンサ33は、電流制限用抵抗31、スイツチ
ングトランジスタ37、放電用ダイオード34を
介して放電する。
以上のようにして、この実施例では、マイコン
22は、プリセツトモード時、整流平滑回路19
iからの基準チヤンネル信号のレベルを正確に判
定し、正確なイコライジング量を形成する。この
場合、基準チヤンネル以外の整流平滑回路191
……,19oについても、基準チヤンネルと同様
の放電回路を設けることができるが、マイコン2
2で基準チヤンネルに対するイコライジング量の
形成動作期間中、他のチヤンネルの整流平滑回路
191,……,19oの平滑コンデンサはもはや充
分に放電しており、必ずしも放電回路を設ける必
要がない。
なお、この実施例において、放電回路30のス
イツチングトランジスタ35を所定期間オン状態
にする手段として、電流制限用抵抗31、コンデ
ンサ33、放電用ダイオード34でもつて構成し
たが、電流制限用コンデンサ31は必ずしも設け
る必要がなく、また、スイツチングトランジスタ
35を上記のようにオン期間を設定することがで
きる限り、他の手段を用いることができることは
明らかである。
以上説明したように、本考案によれば、プリセ
ツトモード開始時、チヤンネル信号を直流化する
整流平滑回路からは、テスト信号に対する音場を
検出して得られる音声信号のみの各チヤンネル信
号が得られるから、各チヤンネル信号のレベルが
正確に判定されて所望のイコライジング量を正確
にプリセツトすることができ、しかも、簡単な構
成の放電回路が付加されたにすぎないものである
から、格別構成が複雑になることもなく、また、
コストアツプをまねくこともなく、上記従来技術
の欠点を除いて優れた機能の自動イコライザ装置
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の自動イコライザ装置の一例を示
すブロツク図、第2図は本考案による自動イコラ
イザ装置の一実施例を示す要部回路図である。 6……ラツチ回路、11……ピンクノイズ発生
器、14……マイクロホン、181,181,18
……帯域通過フイルタ、191,191,19o
…整流平滑回路、20……アナログスイツチ、2
2……マイクロコンピユータ、28……平滑用コ
ンデンサ、30……放電回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 制御装置からのプリセツトモード信号によりテ
    スト信号がオーデイオ信号の伝送回路に供給さ
    れ、該伝送回路を通過した該テスト信号を異なる
    周波数帯域の複数の信号成分に分割し、該信号成
    分の夫々を整流平滑回路により直流化し、前記制
    御装置は直流化された前記信号成分の夫々のレベ
    ルに応じてイコライズ量を表わす設定データを発
    生し、該設定データにより前記伝送回路を所望の
    イコライズ特性にプリセツト可能とした自動イコ
    ライザ装置において、前記プリセツトモード信号
    の供給により一定期間動作する放電回路を設け、
    該放電回路の動作により、前記整流平滑回路の平
    滑用コンデンサを放電させることができるように
    構成したことを特徴とする自動イコライザ装置。
JP17348982U 1982-11-18 1982-11-18 自動イコライザ装置 Granted JPS5978721U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17348982U JPS5978721U (ja) 1982-11-18 1982-11-18 自動イコライザ装置

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JP17348982U JPS5978721U (ja) 1982-11-18 1982-11-18 自動イコライザ装置

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JPS5978721U JPS5978721U (ja) 1984-05-28
JPS6340905Y2 true JPS6340905Y2 (ja) 1988-10-26

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ID=30377924

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JP17348982U Granted JPS5978721U (ja) 1982-11-18 1982-11-18 自動イコライザ装置

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