JPS6340768Y2 - - Google Patents

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JPS6340768Y2
JPS6340768Y2 JP2024182U JP2024182U JPS6340768Y2 JP S6340768 Y2 JPS6340768 Y2 JP S6340768Y2 JP 2024182 U JP2024182 U JP 2024182U JP 2024182 U JP2024182 U JP 2024182U JP S6340768 Y2 JPS6340768 Y2 JP S6340768Y2
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JP
Japan
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liquid helium
container
cryostat
injection pipe
backflow prevention
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JP2024182U
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JPS58123283U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、超電導式磁気浮上鉄道車両等に使用
される超電導式磁気浮上鉄道用クライオスタツト
に関するものである。
従来、この種の装置としては、添付図面第1図
に示すようなものがあつた。
すなわち、図において、符号1は液体ヘリウム
の注入管であつて1aはその入口、1bはその出
口であり、2は液体ヘリウムを貯留する第2容器
であつて2aはその上部容器、2bは下部容器、
3は第2容器内部に収納の液体ヘリウムであつ
て、3aは上部容器2a内の、また、3bは下部
容器2b内の液体ヘリウムであり、3cは車両が
静止状態における液体ヘリウムの静止液面、3d
は車両走行時の揺動などによつて位置変化をした
液体ヘリウムの揺動液面であつて、3eは液体ヘ
リウム3が蒸発して気相を呈しているヘリウムガ
ス、4は外部からの第2容器2内への熱侵入を阻
止するために第2容器2を囲繞している熱シール
ドであつて、4aはその上部熱シールド、4bは
同様の下部熱シールド、5は真空断熱を行なうた
めに熱シールド4を封入している第1容器であつ
て、5aはその上部容器、5bは下部容器であ
り、また、5cは第1容器5の上部容器5aに設
けられているフランジである。
このような構成を有する従来のクライオスタツ
トにおいては、液体ヘリウムは液体ヘリウムの注
入管1の入口1aから注入され、出口1bを経て
第2容器2の上下部容器2a,2b内に一定量が
供給される。
しかしながら、このような従来の液体ヘリウム
の注入管1は、上記のように単一管で構成されて
いるので、液体ヘリウムの静止液面3cが、車両
の走行等による揺動などによつて、揺動液面3d
の位置に変化する場合がある。このような場合に
あつては、第2容器2の上部容器2a内の液体ヘ
リウムの注入管1は、すべて、上部容器2a内の
液体ヘリウム3aの中に浸漬してしまうために、
液体ヘリウム3が注入管1の出口1bを経て入口
1aへ逆流し、その結果、液体ヘリウム3は外部
へ排出してしまうという欠点が従来装置にはあつ
た。
本考案は、上記のような従来装置における欠点
を除去し、たとえ、揺動した場合にあつても、液
体ヘリウムが液体ヘリウムの注入管1の出口1b
を経て入口1aへ逆流の外部へ排出することを阻
止することができるような超電導式磁気浮上鉄道
用クライオスタツトを提供することをその目的と
するものである。
本考案は、この目的を達成するために、外部か
ら第2容器内へ液体ヘリウムを送給する注入管の
途中であつて液体ヘリウムが常時気相を呈して存
在している第2容器内の空間内に、上記液体ヘリ
ウムの外部への逆流を阻止する逆流阻止部を設け
たことを特徴とするものである。
以下、本考案をその一実施例を示す添付図面第
2図に基づいて説明する。
図において、第2容器2、その上部及び下部容
器2a及び2b、液体ヘリウム3,3a,3b、
静止及び揺動液面3c及び3d、ヘリウムガス3
e、熱シールド4、上部及び下部熱シールド4a
及び4b、第1容器5、その上部及び下部容器5
a及び5bは、いずれも従来装置におけるものと
同様のものであり、また、符号10は液体ヘリウ
ムを第2容器2内へ給送する注入管であつて、1
1は液体ヘリウムの注入管10の途中であつて液
体ヘリウムが常時気相を呈して存在している第2
容器2内の空間に設けた逆流阻止部、例えば、逆
流阻止箱、12は、逆流阻止箱11の上部に取り
付けられた液体ヘリウムの注入管10の上流側の
小穴、3fは液体ヘリウムの注入管11内の液面
である。
また、逆流阻止箱11の横断面積は、液体ヘリ
ウムが送流阻止箱11に注入される小穴の断面積
よりも遥かに大きく形成されている。
なお、符号10aは注入管10の入口、10b
は出口である。
本考案はこのように構成されるが、次にその動
作について説明する。
いま、車両が静止している場合には、液体ヘリ
ウム3aは静止液面3cを維持しているが、車両
の走行によつて揺動した場合には、液体ヘリウム
3aも揺動してその液面は揺動液面3dのような
状態になることがある。このように、第2容器2
の上部容器2a内ではその液面の位置がどのよう
に変化しても、上部容器2a内のほぼ中央上部に
は、気化して常時ヘリウムガスが充満している空
間部が存在する。この常時ヘリウムガスが充満し
ている空間部まで注入管11の途中の一部を伸ば
し、且つ、同空間部を通つている注入管11の部
分に逆流阻止箱11が設けられているので、車両
の急激な揺動があつて液体ヘリウム3が注入管1
1内を逆流しようとしても、液体ヘリウム3aの
注入管10内での液面3fが上昇し、容積の大き
な逆流阻止箱11内に入るだけで、ここに一旦貯
留され、これ以上の逆流は生じない。また、逆流
阻止箱11の上部横断面積に比べて液体ヘリウム
の注入管10に通ずる小穴12はその面積が相対
的に非常に小さくなつているので、更に急激な車
両の揺動がたとえあつたとしても、逆流阻止箱1
1内に一旦貯留された液体ヘリウムが、この小孔
12内へ飛び入ることは困難であり、従つて、こ
れ以上の逆流は全く生じない。
本考案装置は、以上のように構成され、動作す
るので、車両が激しく揺動した場合であつても、
第2容器に貯留された液体ヘリウム3は注入管1
0を逆流阻止箱11まで逆流するとしても、それ
以上の逆流はなく、従つて、外部へ排出されると
いうことは全く発生せず、その結果、流体ヘリウ
ムの消費量も著しく少なくなるなどの効果を有し
ている。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の超電導式磁気浮上鉄道用クライ
オスタツトの一例を示す縦断面説明図、第2図は
本考案の超電導式磁気浮上鉄道用クライオスタツ
トの一実施例を示す縦断面説明図である。 1,10……注入管、1a,10a……入口、
1b,10b……出口、2……第2容器、2a,
5a……上部容器、2b,5b……下部容器、
3,3a,3b……液体ヘリウム、3c……静止
液面、3d……揺動液面、3e……ヘリウムガ
ス、3f……液面、4……熱シールド、4a……
上部熱シールド、4b……下部熱シールド、5…
…第1容器、5c……フランジ、11……逆流阻
止部(逆流阻止箱)、12……小穴。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 真空断熱を行なう第1容器内に、液体ヘリウ
    ムが貯留されている第2容器を収納配置したク
    ライオスタツトにおいて、外部から第2容器内
    へ液体ヘリウムを送給する注入管の途中であつ
    て液体ヘリウムが常時気相を呈して存在してい
    る第2容器内の空間内に、上記液体ヘリウムの
    外部への逆流を阻止する逆流阻止部を設けたこ
    とを特徴とする超電導式磁気浮上鉄道用クライ
    オスタツト。 (2) 液体ヘリウムを送給する注入管の途中に設置
    の逆流阻止部が上記注入管の断面積に対して大
    きな横断面積を有して形成された逆流阻止箱で
    あつて、上記第2容器に収納の液体ヘリウムが
    常時気相を呈して存在している第2容器内の空
    間内に設けられている実用新案登録請求の範囲
    第1項記載の超電導式磁気浮上鉄道用クライオ
    スタツト。
JP2024182U 1982-02-13 1982-02-13 超電導式磁気浮上鉄道用クライオスタツト Granted JPS58123283U (ja)

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JP2024182U JPS58123283U (ja) 1982-02-13 1982-02-13 超電導式磁気浮上鉄道用クライオスタツト

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JP2024182U JPS58123283U (ja) 1982-02-13 1982-02-13 超電導式磁気浮上鉄道用クライオスタツト

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JPS58123283U JPS58123283U (ja) 1983-08-22
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CN114518006A (zh) * 2020-11-19 2022-05-20 中国航天科工飞航技术研究院(中国航天海鹰机电技术研究院) 管道壁面套管式冷却循环散热系统及磁悬浮运输系统

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JPS58123283U (ja) 1983-08-22

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