JPS6340532A - 血液成分の監視装置 - Google Patents

血液成分の監視装置

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JPS6340532A
JPS6340532A JP62078487A JP7848787A JPS6340532A JP S6340532 A JPS6340532 A JP S6340532A JP 62078487 A JP62078487 A JP 62078487A JP 7848787 A JP7848787 A JP 7848787A JP S6340532 A JPS6340532 A JP S6340532A
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blood
infusion
infusion pump
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通宏 中村
誠 矢野
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N33/00Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
    • G01N33/48Biological material, e.g. blood, urine; Haemocytometers
    • G01N33/483Physical analysis of biological material
    • G01N33/487Physical analysis of biological material of liquid biological material
    • G01N33/49Blood
    • G01N33/4925Blood measuring blood gas content, e.g. O2, CO2, HCO3

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は血族中の化学成分の濃度もしくは分圧を測定な
いしは間欠的に監視する装置に1)lするものである。
更に詳しく言えば、血管内′f1iif/釧に連結され
たフローセル内に間欠的に血液を吸引し、フローセル内
に設置された温度センサと化学成分センサを用いて、血
液中の特定の化学成分の濃度もしくは分圧を、血液を廃
棄することなく測定ないしは監視する装置uに関するも
のである。
〔従来の技術〕
血液中の酸素や炭酸ガス等のガス成分、水素、ナトリウ
ム、カリウム、力μシウム、1回素等のイオン、あるい
はグルコース、尿素、尿酸、タレアチニンのような化合
物等で代表される血液中の重要な化学成分を連続的ない
しは間欠的に測定することは、患者の病態の監視、手術
時の麻酔管理。
あるいは治療効果の観察等の目的に欠かせない重要な医
療技術となしつつある。血液中の化学成分を連続測定す
る方法としては、大別して、(i)  化学成分センサ
自身を血管内に留1dする1nvlvo  方式と、 (11)化学成分センサを体外に設置して、そこまで血
液を導(ex vivo方式とがある。
このうちin vivo方式は、特定部位における化学
成分濃度を測定するのには有用であるが、血管内に留置
されることから、サイズに制約があるので、マルチ化が
困難であること、常時血液に触れ(Ql ているので、タンパク吸賭によってドリフトが起りやす
いにもかかわらず、体内に留置した俵では校正しにくい
こと1等の理由で、まだ臨床分野で広範囲に用いられる
に1・よ至っていない。それに対して、 ax vtv
o方式ではセンサは体外に設置1ffiされるので、サ
イズ上の制約がゆるやかでマルチ化がより安易であるこ
と、自動校正およびセンサの周期的洗浄が可能であるの
でより長時間の安定測定が可能であること、等の理由に
より、今後大いなる発躾が期待されている。
このaX vivo方式血液成分監視装置は、さらに血
液廃棄方式と血液返送方式に分けられる。血液廃棄方式
とは、測定後の血液を廃棄する方式で、センサや校正液
が滅菌されていなくてもよいという長所と、貴重な血液
を廃棄してしまうという短所を七゛する。血液返送方式
とは、測定後の血液を血管に戻す方式で、センサが滅菌
されていること。
校正液も血液といっしょに血液に送入されるので生体に
とって無害であること、等が必要とされるが、患者の貰
重な血液を捨てないですむことに最大のメリットがある
血液廃棄方式の面中化学成分監視装置nの例としては、
1971年にJ、S、CIark #にょって発表され
たpH,pco2. po、 モニ、J −(J、S、
C1ark etal、 ;Computers an
d Biomedical Re5earch 4 。
262(1971)’)や、1986年にA 、 S 
Ibbald 等によって発表されたカリウム、ナトリ
ウム、カルシウム、および水素イオンモニタ(A 、 
S 1bbaldat al、 HMe旧cal an
d B iological Englneerlng
& Cornputlng 23 、829(1985
))等があげられる。これらのモニタにおいては、化学
成分を11+++定するマルチセンサは、血管内に留置
したカテーテルとチューブ(導管)で連結された体外の
恒妃セル内に設置されており、血液はチューブを通って
恒温セル内に誘導され、υIil定稜廃定言廃棄。この
方式の監視装置の最大の欠点は、勿論、血液を廃棄する
ことである。輸血しながら手術を行なっている患者は別
として、通常の重症患者から単なる血液成分の監視のた
めに1日に数十mt以」二の血液を廃棄することは、一
般的には杵容され鑓いと言える。
白液返送方式のax vivo血液成分監視装置1tの
例としてU S本発明者らにより1978年に出願され
た、いわゆる輸液方式血液成分監視装置ff (特開昭
55−76639号)があげられる。該装置は、セン勺
校正用の輸液をセンサに送り込む輸液ライン用として血
管内に留置されているカテーテルの中に、血液成分セン
サを装着し、輸液中の任童の時間に血液を該センサ部ま
で吸引して、その化学成分の測定を行なっだ後、血液を
輸液と共に血管内に戻す方式のものである。その後、こ
の輸液方式血液成分監視装置tjについては、種々の改
良がなされ、」、在に至っている(特開昭59−155
240号、同60−118882号)。
〔発明が解決しようとする間ν、0点〕本発明者らは、
」二記輸液方式血液成分監視装置の実用化を目指して動
物実験を重ねるうちに、次のような問題点に1u而した
ill  l記輸液方式血液監視装置のように、 l)
’I欠的に血液を吸引して測定を行なう方式においても
、センサが常時+rn液に触れるin vlvo方:I
−(:よりrJ: 1lil’を度トハいえ、や)−j
:り化学flyl十分サへのタンパク・血pmフイプリ
ノゲン等の吸着が起す、センサの応答鈍化が生じる。
(2)  血液を吸引し、再び血管に戻すという1Nの
ポンピングサイクルの間に検出部の温度が伶化するだめ
に、化学成分センサのり、A度補償を行なう必要がある
(3)  化学成分センサの固有バフメータを、あらが
じめ血液のモデルとなる血漿モデl’In準溶液を用い
て求めておくわけであるが、モデル溶C夜と実際の血液
とでは、例え化学成分濃度が同じであっても、同一ボン
ビングサイクA/に対するセンサの出力曲線が異なる場
合が多く、これが実際の測定値のu差となる。
上記問題点fll Ilよ、センサの交換頻度を高める
ことにより解決することもでき1問題点(3)は、たと
えげpco、の測定センサについては、モデル溶液と実
際の血液との間で差が小さいので、重要で1なくなる。
本件第1の発明は、上としてL ra+何1旧′」′1
点(2)を解決するためf々されたもので、化学成分セ
ンサの塩度4rn償を適切に行なって、正確に血液成分
を測′、j!することを目的としている。
また本件を存2の)+1明はに記聞ム゛1点(1)を1
ワイ決するためになされたもので、化学成分センサを’
:’5E液で十分洗浄することにより、化学センサの応
答fIi化を防止することを目的としている。
c問題点を解決するだめの手段〕 上記1」的を?1成するために、本発明者らは鋭意研究
の結果、本発明に到達した。
まず、本件第1の発明の構成を第11m aを用いて説
明する。血管1に差し込まれて’fil tiffされ
るカテーデA/2に直結可能なフローセ/L/8、輸液
Mめ4、該両者8.4を連結する導管5、および導管5
の途中に設置7された輸液ポンプ6にょシ輸液装置11
7がhi2 F&されている。h−1だ、上記フローセ
ル8内に装着された温度センサ9と1種類以上の化学成
分センサlOとにょシ検出部11が構成されている。さ
らに上記輸液ポンプ6の運転を制御する輸液ポンプ駆動
回路12、上記温度センサ9と化学成分センサ10を作
動させるセンサ作動回路18、上記輸液ポンプ駆動回路
12と上記センサ作動回路18とを同時に制御L %セ
ンサ出力を読み取り、それを測定値に換算する処理装置
ii/14.および該測定値を表示する外部の表示管の
ような出力袋ff115を備えている。
また、上記処理vi置14は、ポンプ制御手段17、代
表温度設定手段19、温度補償手段20および校正手段
21を備えており、 上記ポンプ制御手段17により、上記フローセ/L/8
から血管l内に輸液を挿入する方向を正方向、血液を血
管1内から上記フローセル8内に吸引する方向を逆方向
と定義したとき、上記輸液ポンプ駆動回路12を制御し
て、上記輸液ポンプ6を、定められた運転プログラムに
従って、正・逆交互に運転させ、 上記代表温度設定手段19により、上記定められた運転
プログラムに従って輸液d!ンプ6を運転させたときに
、1回のボンピングサイクル中のある特定の時間におけ
る、上記温;1センサ9によって感知された検出部の温
度を代表温度として設定し、 さらに、上記温度補償手段20により、上記定められた
運転プログラムに従って輸液ポンプ6を運転させたとき
に、1lfflのボンピングサイクル中に読み取られた
化学成分センサlOの出力と温度センサ9の出力とに、
基づき、上記化学成分センサ10の出力を所定の温度補
償式に従って、上記設定された代表温度における出力に
換算し、上記校正手段21により、この換算された出力
の振幅に基づく特性値を、所定の校正式に基づいて校正
して化学成分濃度を算出し、この算出された濃度を、−
h層側定値として出力装置15へ入力させる。
つぎに、本件筒2の発明シト1上記第1の発明のうち、
温度補償に関する部分を構成散水としない一方で、流通
調整手段18をtjl成要素として加えたものである。
すなわち、本件′dc2の発明は、第1blΔに示すよ
うに1フローセル8、導管5および輸液lンプ6から成
る輸液袋M7と、1種類以上の化学成分センサ10を有
する検出部11と、輸液ポンプ駆動回路12と、センサ
作動回路18と、処理装置i!714とを備えており、
この処理装置14は、lンプ制御手段17と、流量調整
手段18と校正手段21とを備えている。この流量調整
手段18は、輸液ポンプの正転時間内および逆転時間内
に移動する輸液の容積をそれぞれ正流容積および逆流容
積と定義したとき、4.0≦正流容積/逆流容積≦80
となるように流量を制御する。
〔作用〕
本件筒1および第2の発明によれば、上記ポンプ制御手
段17により、輸液ボンデ6を、定められた運転プロゲ
ラ五に従って、正・逆交互に運転させるから、フローセ
ル8内に輸液と血液が交互に導入される。これにより、
化学成分センサ1゜は、輸液と血液の化学成分を交互に
検出するので、輸液による化学センサの校正を行ないな
がら、血液の化学成分の測定が可能になる。
ところで、化学成分センサ10が設置されたフローセル
内の温度は、周囲の温度によっても変化するし、1回の
ボンピングサイクル中にも、互いに異なる温度の輸液と
血液の混入率が変動することから、1回のボンピングサ
イクル中にも、フローセルの温度は変化する。したがっ
て、化学センサ10からの生の信号そのままでは、血液
の化学成分濃度は測定できない。そこで、本件筒1の発
明は、上記代表温度設定手段19によυ、1回のボンピ
ングサイクル中の代表温度を設定し、さらに、上記温度
補償手段20によシ、1回のボンピングサイクル中の化
学成分センサ10の出力と温度センサ9の出力とを読み
取り、上記化学成分センサ10の出力から、所定の温度
補償式に基づいて温度補償を行ない、さらに1温度補償
された出力から、上記校正手段21により、所定の校正
式に基づいて化学成分濃度を算出している。したがって
、温度補償がなされた正確な血液の化学成分濃度が得ら
れる。
また、本件筒2の発明によれば、輸液をフローセル8か
ら血管lへと送り込む正流容積の方が、血液を血管lか
らフローセ)V 3内へ吸引する逆流容積よりも十分に
大きいから、血液によって汚された化学センサ10が、
輸液によって十分洗浄される。なお、本件第2の発明で
は、通常フローセルを恒温槽内に収容して一定温度に保
持すること恒温槽を使用せずに高い測定精度を得るため
に、化学センサ10の出力を温度補償する必要がある場
合には、本件fAlの発明と同様な温度補償の手法また
は、適宜の時間間隔をおいて採血し、その化学成分を血
液成分測定装置により測定して上記出力を補償する手法
をとることができる。
〔実施例〕
以下、本件第1および第2の発明を共に含んだ実施例を
説明する。
第2図は本発明の第1実施例を示す概略構成図で、同図
において、先に説明した部分については、その詳しい説
明を省略する。
処理装置汐14は、ポンプ制御手段17、代表温度設定
手段19、温度補償手段20および校正手段21のほか
に、流量調整手段18と補正手段22とを備えている。
この実施例の血液成分監視装置は、次の(A)〜(E)
のような機能を有している。
(A)上記フローセル8から血管1内に輸液を導入する
方向を正方向、血液を血管1内から上記フローセル8内
に吸引する方向を逆方向と定義したとき、上記ポンプ制
御手段17により、上記輸液ポンプ6を、定められた流
速一時間プログラムに従って、正逆交互に運転する。
(B)輸液ポンプ6の正転および逆転時間内に移動する
輸液の容積を、それぞれ正流容積および逆流容積と定義
したとき、上記流量調整手段18によl’l、4.0≦
正流容積/逆流容積≦30となるように制御する。
(C)測定対象血管1内に、辷し込壕れたカテーテル2
にフローセル8を連結し、上記の定められた流速一時間
プログラムに従って輸液ポンプを運転させたときに、上
記代表温度設定手段19により、1回のボンピングサイ
クル中のある特定の時間における、温度センサ9によっ
て11&知された検出部11の温度を代表温度として設
定する。
(D)測定対象血管1内に差し込まれたカテーテ/L’
2にフロー七ル3を連結し、上記の定められた流速一時
間プログラムに従って輸液ポンプを運転させたときに、
上記温度補償手段20によ91回のポンピングサイクル
中の化学成分センサ10の出力と温度センサ9の出力を
並行的に読み取シ、上記化学成分センサ10の出力を、
所定の温度補償式に基づいて(C)において設定された
代表温度における出力に換算し、さらに、1ボンピング
サイクル中の換算出力曲線の振幅もしくは振幅に準する
値、つまり振幅に基づく特性値を、所定の校正式に基づ
いて校正して、化学成分濃度を算出する。
(E)本発明の装置とは異なる構成の他の装+N (以
下、独立した装置という)によシ測定された同一測定対
象血液中の化学成分の測定値と本発明の装置による化学
成分濃度の測定値とが等しくなるるよう、上記(D)で
得た化学成分濃度を、上記補正手段22により補正する
このうち(A)rd輸液方式(nL液成分監視装置の基
本的な(良能であるが、(B)から(E)までの機能は
、前に述べだl)から(3)までの問題点を解決する手
段として導入された機能である。すなわち、(1)に述
べた化学成分センサへの血中成分の吸着による応答鈍化
を防止するだめの手段が(B)の機能であシ、(2)に
述べた温度補償を行うための手段が(C)と(D)の機
能であり、(3)に述べたモデル溶液と血液の間のセン
サ出力のずれを解消するだめの手段が(E)の機能であ
る。
以下、それぞれの機能について、輸液方式血液−pH,
PCO2,PO,監視装置を例として詳しく説明する。
第8図は、第1図の化学センサ10およびそれを収納す
るフローセ/L/8を例示する。第3Mにおいて、IO
A、IOBおよびIOCはそれぞれ、I 5FET (
イオン感応性電界効果トランジスタ)をペーストスるp
Hセンサ、■5FETをベースとすr99) るpco、センサ、およびクラーク型PO2センサでア
ル。つ’!’D、化学センサ10は8つのセンサ10A
、IOB、IOCを備えたマルチセンサである。上記p
HセンサIOAには温度センサ9も内蔵されていて、検
出部11の温度を測定することができる。24はセンサ
のリード線部を埋め込んだ樹脂成型部、25は各センサ
IOA〜10Cの入出力用ピン、26は絶縁樹脂、27
はコネクタ本体、28はコネクタ本体27をフローセル
8にねじ込むねじ部である。これら10.24〜28が
マルチセンサ一体化コネクタ80を形成している。この
マルチセンサ一体化コネクタ80は0リング81を介し
てフローセ/L/8に密着している。
hテーテ/V フローセル8には、会を舟齋呑幹2に挿入されるオステ
ーバ部82と、導管5を接続するためのメステーバ部8
Bを有し、オステーバ部82にはフカチーチル ロー七/L/8と賛弁弁2を結合固定するだめのルアロ
ック84が付いている。
つぎに、輸液方式血液p Hs P COs t P 
Ox監視装置の買気回路のブロック図を第4図に示す。
第4図において、41はp I−Iセンサ用のl5FE
T、42はpI(センサ用の比較電極、48はpH−l
5FET41と一体化された温度センサ用ダイオードで
ある。44はPCO2センサ用のpH−l5FET。
44はPCO2センサ用pH−l5FET44に対する
比較電極、46はpco、センサ用のガス透過膜でアル
。47iJ:Potセンサ用のアノード、48は同じく
カソード、49はPO2センサ用のガス透過膜である。
50と51はそれぞれpHセンサ用およびPCO!セン
サ用pH−l5FET41.44を作動させるだめの定
電流回路で、各pH−l5FET41.44に一定のド
レイン電流を流す機能を有する。まだ、52−1.52
−2はこれら2つのpH−l5FET41.44にドレ
イン電圧を供給するだめの直流定電圧源である。52は
定電流回路で、各pH−ISIT41.44が事故によ
シ短絡した鳩舎に、各l5FET41.44に所定以上
の過電流を流さないような機能を兼有する。58はP0
2センサのアノード、カソード間に一定の電圧を供給す
るための直流定電圧源である。54と55はそれぞれp
Hセンサ用pH−l5FET41のソース電位とダイオ
ード電位を読み取るだめの増幅器である。56はpco
、センサ用pH−l5FET44のソース電位読み取シ
用の増幅器である。57はPOIIセンサの還元電流を
読み取るだめの電流電圧変換器である。
58はマルチプレクサで、増幅器54 、55 。
56、電流電圧変換器57から送られる各センサの出力
を選択して、アイツレ−Vヨン増幅器59に送る。60
はアナログ/デジタル変換器、14はたとえばマイクロ
コンピュータで構成される中央演算処理装置である。マ
ルチプレクサ58はフォトカプラ62を通して中央演算
処理装置14からの信号によって操作される。68は直
流安定化電源、64は磁気結合を利用したDC/DC変
換器である。上記アイソレーション増幅器59、フォト
カブフロ2およびD C/D C変換器64によシ、セ
ンサ作動回路18内で、電源6Bおよび中央演算処理装
置14側と、生体に接続される検出部11との間の電気
的なアイソレーションを図っている。12は輸液ポンプ
6の運転を制御するだめの駆動回路で、中央演算処理装
置14からの信号によって操作される。15は出力装置
で、測定結果を数値やグラフで表示する表示装置からな
る。
このように、この装置は、輸液ポンプ6やこの第4図に
は示していないが輸液溜め、導管、フローセV尋から成
る輸液装置、検出部11、輸液ポンプ制御回路12、セ
ンサ作動回路18、中央演算処理装置14、および出力
装置15の6個の部分から成るシステムである。また、
本装置は医療用装置であるので、センサ作動回路18は
、前述のようにアイソレーションパートとなっており、
検出部11から測定対象生体へのもれ電流を極めて低く
するように設計されている。
次に本装置の運転条件について説明する。
if、pHセンサおよびPCO2センサ用pH−l5F
ET41.44の作動条件について説明する。
両pH−l5FET41.44のチャンネル特性値βと
しては、200〜800μA/V”のものを使用した。
ドレイン重圧t18〜5vである。゛また、ドレイン電
流としては5〜10μAと低い領域を選んだ。とれは特
開昭60−4851号およびオ、シ開昭60−2250
56号に開示されているごとく、低いドレイン電流下で
let、pH−l5FETのソース電位の温度依存性が
直線的となるために、温度補償が容易となるためである
。比較![42,45に対するp H−T S F E
T 41 + 44のソース電位はpI(センサIOA
%pco、センサIOBともに、−〇、5ないし+2.
Ovである。
po、センサ10Cは、アノード(陽極)Pg!地とし
、カソード48側に電流計57を取り付けた。アノード
、カソード間の直流電圧としては0.6vを採用した。
上記POlセンサ10Cの還元電流は、通常0から50
0μAの範囲であった。
本発明の装置において、輸液は各センサを校正するため
の標準溶液としての機能を有し、且つ患者に長時間輸液
しても害のないものでなければならない。いくつかの輸
液とその輸液を用いて校正できるセンサを例示すると、
次のようになる。
生■!1(食塩水: PCO2,PO2,Na  、C
1−センサリンゲル液: PCO2、PO□、Na″−
;K”、Ca”。
C/−−センサ 乳酸リンゲル液: PCO□、PO2,Na  、K 
 。
Ca!+1pHICtL乳酸イオンセ ンサ ブドウ糖−乳酸りンゲル液: PCOx 、 PO2。
Na”、Ca2  、pH,Cz  、乳酸イオン、グ
ルコースセンサ ソルビット−乳酸リンゲル液、pco、、po、。
Na+、に+、Ca″+、pH,C4,乳酸イオンセン
ザ 例として説明してきたpIr、PCO□、PO8監視装
置用の輸液としては、乳酸りンゲp液、ブドウ糖−乳酸
リンゲル液、ソルビット−乳酸リンゲl液等を用いるこ
とができるが、本装置の9.5験においては、主として
乳酸リンゲル液を用いた。
次に本装置の1回のポンピングサイクル中における運転
プログラムを第5図に示した。輸液ポンプの回転が正方
向Fから逆転方向Rに変った時刻を時間ゼロとすると、
時間ゼロからt の間、ポンプは逆方向RK回転し、時
間t からt の間RT け正方向Fに回転する。したがって1.=1.−1Rと
すると、ポンプの正転時間はt 、逆転時間はt、1サ
イク/L/に要する時間がtlということになる。一方
、ポンプの流速は時間ゼロからtRまでvl、t から
1  +1.までC2に、1 R+1.からRR 1までマ1に設定されている。
各センサの出力の読み取りのタイムヌケジュールとして
はいくつか可61」であるが、本装置においては1時間
t からt までの時間1.をn等分RT しく各分割時間を1で代表する)、tRから始めて時間
t/n毎に第4図の4つのセンサ9#10A、IOB、
IOCの出力を読み取った。第4[C1のlンプ逆転の
時間帯0−1  は、読み取ったセンサ出力から各化学
成分の濃度や分圧を演算するために用いた。
第6図には、lポンピングサイクル中の温度の動キ、お
よびpi(、PCO,、po、センサについて温度?+
fi正後o 出力曲線VS(1)、 VC(1)、 V
R(1) ヲ例示しC29) ているが、これらについては後で説明する。
さて、次に従来の輸液方式血液成分監視装置における問
題点を解決するだめの手段として本発明の装置F!1に
取り入れられた前述(B)〜(E)の機能につき該pH
,PCO,,PO,監視装置を例にとってよシ詳しく説
明する。
(B)の機能;この機能は、第21dの流!調整手段1
8が発揮する。
まず、センサ表面への血液成分の吸情によるセンサの応
答鈍化に対する対策について説明する。
本発明の装置のように間欠的にセンサと血液を接触させ
る方式においても、センサ表面にタンパク、血球成分、
フイブリノゲン等の血中成分が吸着し、センサの応答が
鈍化することが動物実験の結果明らかとなった。特に、
窒化ケイ素のようなセラミックをゲート膜とするpH−
l5FETを直接血液に接触させると、急激に応答が鈍
化する。このような現象を防止するために、本装置の輸
液である乳酸リンゲル液の中に、血栓抑制剤であるヘパ
リンを加えておくことが極めて効果的であることが判明
した。
乳酸リンゲル液中にヘパリンを加えずに犬の動脈血につ
いて本装置を用いたところ、数回のポンピングサイクル
で、明らかに血栓がセンサの表面に形成されるのが観察
され、pH,PCO,、PO□全センサの応答鈍化が起
った。しかし、乳酸リンゲル液1tに対して1.000
〜20.000単位のヘパリンを加えておくと、血栓の
生成は抑制され、各センサの急激な応答鈍化は抑えられ
たが、それでも何回か測定をくシ返すうちに、応答鈍化
が認められた。そこで、この応答鈍化を防止する方法に
ついて種々検討した結果、ポンプの正流容積の逆流容積
に対する比率を高めて、センサに長時間輸液を触れさせ
、血液に触れる時間を短くすることが応答鈍化の抑制に
効果的であることが見出された。この点に関する礒論を
始める前に、まず本装置の輸液ポンプの運転プログラム
がどのような制約に基いて決められるかを説明しておく
輸液ポンプの運転条件として臨床医学的見地から重要な
ものは、正味の輸液速度q (m4/mi n )と、
1回のサイクルの長さt  (min)である。正味の
輸液速度とは、単位時間内に患者の体内に注入される正
味の輸液容積であり、これは患者の体重、腎臓や肝臓の
機能(処理能力)等とも関連するが、通常500mt/
24 hr(0,847mt/rnin)以下、好まし
くは200mt/24hr(0,189mt/m1n)
以下が、腎臓等の処理能力を越えないので望ましい。一
方、1サイクルの長さは血液成分の変化の速さを十分追
従できる程度でなければならないが、それは、通常は8
0分以下、好ましくは10分以下である。
第5図に示したようなポンプの運転プログラムのもとで
は、 ポンプの逆流容積Q は Q、=V1 e t Rfi) 正流容積Q は Q =Vll @ tB +v3 * tB     
  f21で表わされる。正味の輸液速度は q−(Q、−QR)/lT       (31で表わ
される。正流容積と逆流容積の比をfとすると f=Q  /Q               14)
R であるから、(3)と(4)よシ q−tT=(f−1)・QR(5) となる。ここで、逆流容積QRは血液を第2図の血管1
内から留置針2を経てフローセA/a内に逆流させる容
積であるが、センサと血液とが十分接触するためには、
逆流容積QRは少なくとも留置針2とフローセA/8の
死容積の和程度なければならない。
さて、上記pH,PCO,、PO2監視装置の運転プロ
グラムを、以上のような制約条件のもとに、次のように
設定した。
t  wo、67m1n t w9.88m1n t  =10.00m1n tB =4.88m i n tlz5.00m1n Vl =0.42mt/m i n これから、逆流容積Q =vl*tR==0.28mt
である。この値は、第8図に示しだフローセ/I/8の
内容積からセンサ部分の占める体積を差し引いた死容積
0.14mtに、留置針2の比容fa 0.17mtを
加えた値0.18mtにほぼ等しい。
次に、vl=0.5vlの関係を保持させなからv2を
0.06から2.00 ml/m i nの範囲で変化
させて、pHセンサーOAの応答鈍化を調べた。pHセ
イサIOAの応答鈍化を表わす値としては、第5図にお
けるpH七ンサの温度補正後応答曲線v s (i)の
分割時間1=1における振幅を、MS、=VS(1) 
−B S (1)としたとき、測定開始時のMSlの値
に対する測定開始後5時間後のMSlの値の比を用いた
。この実験の間、犬に取シ付けたレスピレータ(、人口
呼吸器)の呼吸回数をコントロールすることによって、
動脈血のpHを7.45±o、05に保持した。夾検の
結果を第1表に示した。またとの実験において、輸液と
して20,000単位1tのヘパリンを含む乳酸リンゲ
ル液を用いた。
第     1     表 第1表から明らかなように、pHセンサIOAの応答鈍
化はfが4以上で抑制されることが判る。
比fが大きければ大きいほど、応答鈍化に対する抑制効
果は高くなるが、fが80を越えると抑制効果に飽和現
象が見られる。しだがって、本装置は4≦f≦80の範
囲で運転することが、センサ、特にpHセンサIOAへ
の血液成分の吸着を防ぐだめに望゛ましいと言える。第
1表から明らかなように、フローセルを用いるとfが2
0以上で正味の輸液注入速度qが上に述べた臨床的に望
ましい上限値0.847mt/minを越えてしまう。
このような場合、(5)式からもわかるように、フロー
セルの死容積を小さくシ、逆流容b”t Q Rを下げ
、ポンプの流速を下げることが必要である。しかし、マ
ルチセンサやフローセルの小型化やポンプ流速の低下に
は技術的な制約があり、この点からもfを80以上にす
ることは好−ましくない。一般にタンパク吸着による応
答鈍化は、pHセンサにおいて最も顕著なので、他のP
CP、センサおよびPO2センサについては、上記fの
範囲内で、十分な応答性が確保される。
ポンプ運転プログラムを規定する(5)式の中のq。
t  、fは、以上のように、主に臨床医学的な必要性
に基づいて決められたが、使用する化学成分センサの応
答特性から考えた妥当性についても吟味しておくことが
当然必要である。これ迄に例示してきたpH,PCO2
,PO2監視装置は、pHセンサとガスセンサといった
応答特性の異なるセンサを用いているために1全てのセ
ンナにとって満足な運転プログラムを設定するためには
、慎重な検討が必要である。その−例としてp Hセン
サの応答特性について説明する。
本実験の輸液として用いた乳酸リンゲル液のpHは約6
.5であり、それに対して犬の動脈血のpHは約7.4
である。一方、pTI−ISl(’ETのソース電位は
pHが高くなると下がるので、ポンプが逆転し、輸液よ
りもp Hの高い血液がフローセル内に入ってくるとソ
ース電位は下がり、正転に切り替ると、逆にソース電位
は元に戻るので、第5図のような応答曲線が得られる。
pHセンサは一種のイオンセンサであるからセンサ自身
の応答時間は1秒以下であり、血液が吸引されるポンプ
運転時間tR(例えば0.67分)と比較して十分短い
。したがって、ポンプが逆転し血液が逆流してフロー七
ル内に吸引されてくると、すみやかにpHセンサの出力
は血液のpHに対応する値に達する。第5図の1−0か
らt−tRに/Qり) おけるp T(センサの応答曲線(破線)がそれを示し
ている。第5図のV S (1)の時点、つまり、ポン
プの逆転終了時点で、血液とpHセンサは十分接触して
いるので、この時点での読み取シ値V S (1)が、
血液のpTIに対応するソース電位と見なされる。
ところが、不思議なととに、ポンプが正転に切)替って
、血液がフローセルから血管内に戻り始めても、p■■
センサの出力は0〜tRの間はど速やかには乳酸リンゲ
ル液(輸液)のpHに戻らない。第5図に示したごと(
、VS(1)の後、ソース電位はもつと高pH側(ソー
ス電位の低い側)に動き、極小値を経て、極めてゆつく
シと乳酸リンゲル液のpHに戻る。この原因はまだ十分
解明されていないが、血液と乳酸リンゲル液が互いに混
合されるときに、血液中の溶存炭酸ガスや重炭酸イオン
等が乳酸リングμ中に拡散して、境界領域の血液や乳酸
リンゲル液のpHを変えるだめと推察される。いずれに
しても、pHセンサの血液対応値から乳酸リンゲル液対
応値への回復は予想外に長時間を要する。そのためにポ
ンプの正転時間t は8分ないし20分、より好壕しく
け6分ないし15分であることが望ましい。
一方pco、センサは裸センサの90%応答時1fli
カ0.5ないし2分とイオンセンサ(p It主センサ
に比べて遅い。したがって、例えば上述の実験例のよう
に、tR−0,67分のように逆流時間が旬い場合、p
co、センサの応答は、第5[ヌ1のPCO。
センサのソース電位で示した曲線のようになる。
すなわち、ボンデが逆転を始めてしばらく後にソース電
位は上昇(pHが低−ド)しはじめ、tRを過ぎてしば
らく後にソース4位の極大値に達し、その後極めてゆっ
くり下降する。したがって、PCOlセンサにとっても
、8分ないし20分、より好ましくは6分ないし15分
の正l肱時間が必要である。
つ1’ K s P Osセンサは裸センサの90%応
tr 時間が10ないし80秒と短いために、正転時間
は1分ないし20分、よ如好ましくは2分ないし10分
である。
一般的に、正転時間が長くなるほど輸液注入量が増し、
且つ測定周期が長くなるので、臨床医学的には好ましく
ない。一方、センサの応答特性や第1表を用いて先に述
べた血液成分の吸着防止の点からは、正転時間は長い方
が好ましい。この両者の条注が一致しないとき、それを
解決する一つの手法として考え出されたのが、上で例示
した正転時のポンプの流速を可変にすることである。第
5図に示したごとく、正転時の前半を流速v2で、後半
をそれより低い流速v3で運転することによシ、全域を
v2で運転する場合に比べて、輸液の生体への注入量を
少くすることができる。
(C)の機能:この機能は第1図の代表温度設定手段1
9が発揮する。
さて、次に本発明の装置における(C)の特徴について
説明する。一般的に、血液中の化学成分の濃度は、温度
の変化に応じて敏感に変化する。また、その測定に用い
られる各センサの感賞・ゼロ点・応答速度も温度依存性
を有している。したがって、これまでに知られている血
液成分測定装訝は、はとんど例外なく恒温セルを有し、
その中で測定が行われている。それに対し、本発明のこ
の実施例の装置では、フローセルは導管を省略して、導
管内での血液成分の変化を避けるために、留置針に直結
されるので、フローセル自体の大型化が困難であり、そ
のために、フローセルを恒温セルとすることが離しい。
そのために、本発明者らは、従来の常識に反するが、恒
温でないフローセル−を採用し、その代り検出部に温度
センサを設け、測定された温度・データを用いて、各セ
ンサの温度補償を行なうこととした。
ところで、生体は通常87℃付近であり、乳酸リンゲル
輸液は室温であるから、1回のボンピングサイクル中の
フローセル内検出部の温度は、第5図の温度曲線のよう
に、逆転時間tR中は血液が導入されることで上昇し、
正転時間1F中に徐々に下降する。このような場合、こ
の1回のサイクルによって測定された血液の温度は、何
度だったのか定義し難い。しかし、上述のように、血液
中の化学成分濃度は温度に敏感に依存するので、測定さ
れた値が何度における値であるのか指定することが重要
である。
そこで本発明者らは、便宜的な温度として代表温度とい
う概念を導入した。この代表温度とは、変化する温度下
で血液成分を測定したときに、測定温度を代表するもの
として便宜的に設定された温度である。代表温度は、第
5図のT(1)〜T (n)の中から、各センサの応答
曲線の憑幅を決定するのに最も重要な寄与をした時点に
おける温度を選ぶのが合理的と考えられる。例えばp 
Hセンサの場合、vs(i)が血液のpHに対する平衡
出力と見なされるので、T(1)を代表温度と見なすの
が最も合理的である。pco、センサやPO2センサは
応答時間が遅いので、その出力のピーク(あるいはボト
ム)はi=1よシ遅いところに現われる。しかしこの場
合でも、これらのガスセンサのピーク(あるいはボトム
)出力を決定するのに最も重要な寄与をしたのは、l=
1付近の時間帯に各センサに接していた血液であると推
定される。その理由は、1=1で、各ガスセンサは逆流
してくる血液に最も深く浸入している上に、i−1でセ
ンサに触−江る血液の温度は最高となっているために、
血液とガスセンサのガス透過膜の間のガス交換は最も活
発化していると考えられるからである。以上の考察に基
づき、pH,PCO,、PO,センサとともに、代表温
度としてはT(1)を設定した。本実験例では、T(1
)は82℃であった。
なお、上記代表温度はT (1)以外の温度としてもよ
いことは言うまでもない。
(D)の機能;この機能は第2図の温度補償手段20お
よび校正手段21が発揮す る。
さて、次に本発明の装置における(D)の特徴について
、やはりpH,PCO,、PO2監視装置装置側として
説明する。p Hセンサの温度補償する前のソース電位
をVS、(1)、PCO2センサの温度補償前のソース
電位をVCo(1)、PO2センサの温度補償前の還元
電流をVR(1(i)とする( 1=1 、2 、8、
−−−−−−。
n)。これら各センサの生の出力を上で設定した代表温
度T(1)に分ける出力V S (1) 、 V C(
i) 、 VR,(1)に4′、!するため尾は、各セ
ンサの出力番力の温度依存性を却ることか必要である。
pH,PCO2センサ用pH−l5FETのソース電位
は、前と述べたように、低ドレイン電流領域で温度の1
次関数(直線的比例関係)となる。また、PO2センサ
の還元電流は、近似的ン′C温度変化に比例した比率で
変化する。したがって、つぎの(6)〜(8)の温度補
償式が得られる。
VS(t)=VSo(i) + TS −△T(i) 
      (6)VC(i)冨VCo(i) + T
C・ΔT (i)       (7)VR(i)=V
Ro (i) (1+ T R−△T(i) )   
  (8)△T(i)= T(1)−T(i)    
        (9)i工1〜n ここで、TS、TC,TRはそれぞれpHセンサ、PC
O2センサ、PO2センサの出力の温度係数である。T
SとTCは通常0.3〜2.0 mV/℃、TRは0.
02〜0.06/℃である。このようンこして代表温度
T (1) Kおける値に換算された出力的3vs。
VC,VRが第5図に例示されている。
次に、との白炭から振幅もしくは振幅に準する値、つま
シ振幅に基づく特性値を求める必要がある。振幅を求め
る方法としてはいくつか可能であルカ、ココニ例示しり
pH、PCO2、PO,監JN装置uにおいては、t−
0とt における点をl吉ぶ直線(第5図における1点
鎖線)をベースラインBS。
BC,BRとした。pHセンサの振幅MSIとしては前
に述べたように、 V S (1) −B S (1)
をとった。
即ち、 MS 1 =VS(1)−B 5(1)       
 (10)pco、センサの振幅MCIとしてはv c
 (gの最大値(これをVC(KC)とする)とその時
のベースライン値(これをBC(KO)とする次差をと
ることとした。即ち、 MCI=VC(KC)−BC(KC)  (11)また
、PO!センサについてはVR(1)の極値(これをV
R(KR)とする)とそのときのベースライン値(とれ
をBR(KR)とする)の比を、振幅に準する値MHI
とした。即ち、 MR1=VR(KR)/BR(KR)   (12)p
o、センサの場合、VR(KR)とBR(KR)との差
を振幅とする代りに、その比を振幅に準する値として採
用したのは、この方が振1唱の大きさのセンサ間パラつ
きが小さくなるためである。つtす、PC)aセンサの
ベースライン値B R(センサに流す電流値)は、個々
のセンサにより大きく異なるので、振幅(VR−BR)
を採用すると、センサ間のバラつきが大きくな)すぎる
のである。
長時間の測定中にPO2センサの感度が変化したとき、
振幅として比をとっておけばその影響を小さくすること
ができるという利点もある。
次に、これらの振幅もしくは振幅に準する値、即ち特・
1−を値を用いて代表温度における化学成分濃度を求め
る。このときに振幅の大きさと化学成分良度の間を関係
づける方式が、いわゆる校正式である。本監視装置につ
いては、 p H、P C02、P Oxセンサについ
て次の(13)〜(15)で示される校正式%式%(1
8) PO,= f −MHI              
  (15)ここでa、b、・・・・・・、fは代表温
度T(1)におけゐ各センサの固有定数で、これらは後
述のように、温度に依存する。これらの校正式は、各セ
ンサの振幅と化学成分濃度の関係を詳細に調べて見出さ
れタモのである。pHセンサについては、振幅M Sl
と血液のpHの間には1次関数(直線)の関係が成立す
る。まだ、PO,センサの振幅に準する値MHIと血液
の酸素分圧の間には、正比例の関係が成立する。PCO
2センサの校正式(14)は、本発明者らにより見出さ
れ、特願昭59−278524号に開示されたものであ
る。
さて、  (18)〜(15)式中のセンサの固有定数
a〜fは、測定を開始する前にあらかじめ決めておく必
要がある。そのためには、化学成分濃度が既知の標準溶
液を用いて、化学成分濃度と1辰幅との関係からこれら
固有定数を求めることになる。一般に、m個の固有定数
を決めるためにはm個の標準溶液が必要であるので、p
Hセンサについては2種M、PCOx七ンサセンサては
8種類、PO2センサについては1種類の標準溶液が必
要である。
本装置aのマルチセンサの固有定数を求めるために、血
漿に近い組成を持つ24ミリモル/lの重炭酸ナトリウ
ムと124ミリモtv/lの食塩を含む水溶液に、5%
CO,+5%03.10%CO,+10%Oh 20%
Co!+20%0!の各標準ガスを吹き込み飽和させた
8つの血漿モデル標準溶液を用いた。
実際には、aとbを求めるためにはこのうちの2つの血
漿モデl′vm準溶液を、c、d、eを求めるために8
つの血漿モデル標準溶液を、′まだfを求めるために1
つの血漿モデル標準溶液を用いた。
この場合、各センサの固有定数は測定温度にも依存する
。したがって、ここでは27℃と87℃の2つの温度に
おける固有定数all? * bty s・・・・・・
f27;a37*b8?*・・・・・・、f37を求め
た。そして前に述べた代表温度T(1)における固有定
数は、  (16)式のような比例配分によって算出し
た。
x=a 、 b 、・・・・・・ 、fこのように、本
装置においては、あらかじめ決めておくべき固有定数が
al7 * b*’li・・・・・+f!?t&31 
# b17 s ”・・・・e fl? *それに(6
)〜(8)式に用いられるTS、TC,TRと、合計1
5個もあるので、−見煩雑であるが、これらの定数はい
ずれも、マルチセンサの供給者が1例えば自動検定装置
によシ自動的に測定しておくことができるものである。
そうすれば、使用者はこれらの定数値を本装置の中央演
算処理装置に入力するのみでよい。
(E)の機能;この機能は第2図の補正手段22が発揮
する。
次に本発明の装置の特徴(E)につき、やは如pH,P
CO,,PO,監視装置を例として説明する。
各センサの生の出力と各センサの固有定数を用いて、(
6)〜(18)式の演算処理を行なうことによって、各
化学成分の濃度や分圧を算出することができるはずであ
る。しかし、実際に動物実験を行なってみると、本装置
で測定した値と市販の採血分析方式の血液p H、P 
COs 、 P OII測定装置、例えばILメータ(
自動血液ガス分析装置、system 1808を用い
て測定した値が、特にpHとPO2について大きくくい
違うととが判明した。その−例を第2表に示した。
第     2     表 この結果は、v2= 0.42 ml/m i nとし
、その他の条件は先の第1表を求めるだめの実験条件と
同じ条件のもとに、測定開始後40分目に得られたもの
である。またILメータによる測定は、測定用の恒温箱
の中で87℃で行われるが、本装置の本サイクルにおけ
る代表温度T(1)は82℃であったので、■Lメータ
の測定値を82℃における値に換算した。その際の換算
式としては次の(17)〜(19)式を用いた( E 
、 R、Ashwood et al。
Cl1nical ChemistryNa29 、P
、 1877(198B))。
p Ha y =p Ht  0.0146 (t 8
7 )     (’7 )10g(PCOs)sy=
log(PCOs)t+0.019(87−t)十0.
018                (19)ここ
でけt = T (1)である。
第2表から明らかなごとく、特にpHとPO2の誤差が
大きい。この原因を調べだ結果、(D)の機能の説明の
欄で述べた血漿モデル標準溶液を用いて求めたセンサの
固有定数が、そのま′ま実際の血液にはあてはまらない
ことが判明した。実際の血液と血漿モデ/L/ 、UA
準溶液とでは、p Ifの平衡に関与するタンパク質の
有無、PO2の平衡に関するヘモグロビンの有無、そし
て粘性の違い等の大 な相違点があり、これらのことが
上記のくい違いの原因と推察される。
この問題を解決する最も理想的な方法は、各センサの固
有定数を血液を用いて求めることであるが、それはセン
サの汚染、煩雑さの問題があるだめ、実際的とは言えな
い。本発明者らな、上、この問題を解決する方法につき
種々検討した結果、振幅補正パラメータを導入すること
が最も現実的であることを見出した。即ちMS 1 、
MC1、MRl等の実測の振幅の代シに、次の(20)
〜(22)式で表わされるMS 2 、MC2、MR2
を用いるわけである。
MS 2=MS 1 +XS           (
20)MC2=MC1・XC(21) MR2=MR1・XR(22) ここでXS 、XC、XRが振幅補止パラメータである
。振幅補正パラメータと元の振幅は、(20)式のよう
な和の関係になる場合と、(21)、(22)式のよう
に積の関係になる場合がある。本実験においてldb 
p■センサについては和、PCO2とPO,センサにつ
いては債の関係托した方が、広い測定範囲を1つの補正
パラメータで補正できることが判明した。
これらの補正パラメータは、上記ILメータを併用した
実験の結果、通常、 K S =−5〜−40mV、多くの場合−20〜−8
0mV。
XC=0.5〜1.4、多くの場合0.9〜1.1、X
R=0.5〜1.5、多くの場合0.7〜1,8であっ
た。
補正パラメータとして上述の範囲にある予め定めた所定
の数値、゛ま7″′c、は過去の測定経験から得だri
r定位を用いても構わないが、より正確なパラメータを
求めるだめには、まず、被測定血液について本装置によ
ってMS 1 、MCI 、MRIを一度測定し、同時
にそのときの被測定血液のp H、PCO2,およびP
OQを本装置とは独立の装置、例えば上記ILメータに
よ)測定する。次に、この■Lメータによυ測定され、
代表温度T(1)における値に換算されたpH,PCO
2,PO2の値をそれぞれpH”、pco−、およびP
O7とすると、(13)〜(15)式と(20)〜(2
2)式より、補正パラメータは次の式で求められる。
X5=(pH”−b)a−MSI       (2B
)XR=P02”/ (f −MR1)      (
24)XCについては、XXCなる址を導入し、このX
XCを0から2.0の間で小きざみ(例えば0.01お
き)に変えながら、fviclの代しにMC2=Mc 
1−xxcを用いて(14)式右辺を計算し、これがP
CO2”と最も近くなったときのXXCをXCとした。
これら補正パラメータはXS 、XC、XR(〆ま、通
常測定開始後最初もしくは2回1」のサイクルの振幅を
用いて算出され、1度補正パラメータXS。
XC、XRを求めておくと、通常10〜50時間はこの
補正パラメータXS、XC,XRを用いて精度の局い測
定ができる。しかし、それ以上長時間測定を続けると、
センサ表面へのタンパク等の吸着によシセンサの特性が
変化するために、誤差が徐々に拡大することがある。そ
のような場合には、もう一度本装置とは独立の装置(I
Lメータ)で正確な化学成分濃度を測定して、上に述べ
た手順で補正パラメータXS、XC,XRを計算し直す
ことにより、さらに10〜50時間測定を続けることが
可能である。即ち、この補正パラメータXS 、XC、
XRは、血漿モデル標準溶液と血液の相違に基づく測定
誤差のみならず、測定中に生じるセンサの特性変化に基
づく測定誤差を補正するためにも用いるととのできる、
極めて有用なパラメータである。
以上、本発明の装置の特徴について詳細な説明を行なっ
た。第6図に本発明の装置の運転および演算のフローシ
ートの一例を示した。このフローシートには代表温度T
(1)における化学成分濃度の算出までを含めたが、こ
れをさらに87℃における値に換算したいときは、(1
7)〜(19)式を計算すればよいだけであるから、簡
単に行なうことができる。
第6図において、81〜S9はフローの各ステップを示
す。
まず、81において、各センサの固有定数a87゜〜f
!7 * a37〜f87と温度係数TS、TC,TR
とを入力する。このとき、補正パラメータXS、XC,
XRの初期値XS、、XCo、XR,も入力しておく。
上記初期値XS、、XCo、XRoは、たとえば先に示
した値、−20〜−80mV 、 0.9〜1.1,0
.7〜1.8の範囲でそれぞれ選ばれる。
pH: a21 、 a3? 、 b17 、 b37
      TS  X5Opco、= 027t e
117* d27t dl17+ elfs estT
CXC。
P Ox ! fay s fay         
 TRXR8つぎに、S2でスタートボタンを押して、
ポンプを逆転運転する(t 時間)。t 時間経過後、
RR 88で自動的に正転運転に入る(t 時間)。正転時間
t の間、84でt/nおきにn同各センP     
              Fすの出力を読み取る。
温度センサ:T(1) pHセンサ:vso(t) pco、センサ ;vco(i) PO2−h ンサ: VR(1(1) 1=1〜n つづいて、S5で再びポンプを逆転させる(t時間)。
との逆転時間t の間に、86で次のようなデータ処理
を行なう。
6−1:代表温度を段定する。
T(1)を代表温度とする 6−2=代表温度における各センサの固有定数を、(1
6)式により算出する。
x=a 、 b 、・・・・・・、f 6−8:f6)〜(8)式により、各センサの出力を代
表温度における値に換算する。
pH: VS(1)−VSo(1)+TS *△T(i
)     (61P CO,: vc(g=vc0(
i)+ T C−△T(i)   (7)P Oa :
 V R(i)= V Ro(1) (1+T R・△
T(1))   (8)ΔT(1) = T (1) 
−T (1)          (916−4: (
10)〜(12)式により、換算曲線の特性値(振幅ま
たは振幅に準する値)を算出する。
pH:Ms 1=VS(1)!−BS(1)     
(10)pco、=MCI=VC(KC)−BC(KC
)PO,:MR1=VR(KR)/BR(KR)6−5
:81で入力した補正パラメータの初期値XSo 、 
XC(1、XRoを用いて振幅を補正する。
pH:MS2=MS1+XSo         (2
0)PCOz:MC2=MC1−xco       
 (21)po□:MR2=MR1−XRo     
   (22)6−6:補正された振幅を用い、代表温
度における化学成分濃度を校正式に基づいて算出する。
pH=a −MS 2+b         (18A
)Pco2=Mc2.1o(c−MC28+d−MC2
+e)(14A) PO4−t @MR2(15A) つぎに、S7で補正パラメータXS、XC,XRを求め
るか否かを判断する。このS7での判断は、たとえば外
部からの押ボタン操作でなされる。つt、b、上記初期
値XSo + XC6、XRoのままでよければ、87
ではNoを選択し、S8へ戻る。YESを選択すると、
S8へ進み、ポンプの正転運転を行なう(t 時間)。
正転時間t の間に、SF             
          F9で独立の装置、たとえばIL
メータによる測定値を入力し、(2B)、 (24)式
および(14A)式の逐次計算により、補正パラメータ
を計算し直す。
米 pH:X5=(plf(−b)a−MSI     (
28)po、 : XR,=PO−/(f −MRI 
)    (24)PCO,: PCO−−MC1・x
c 、10[c−(MCI −XC)”+d−IVfC1・
XC+e](14A) となるようXCを逐次計算で求める。
S9での計算終了後、85へ戻り、S6を経てS7で再
び、補正パラメータを求めるか否かを判断する。先の8
6で求められた化学成分の濃度と、独立の装置での測定
値とのずれが大きくなければ、S7でNOを選択し、上
記ずれが大きいときは、YESを選択して再度S8.S
9で補正パラメータを算出すればよい。
第7図に(A)〜(E)の全ての機能を採シ入れた輸液
方式血液pH,PCO2,PO!監視装置を用いた測定
した犬の動脈崩のpH,PCO2およびPO3のモニタ
リング結果を黒点で示す。なお、とれらの値は(17)
〜(19)式を用いて87℃における値に換算したもの
である。第7図において白丸で示しだ値は採血してIL
メータSystem 180B で測定したものである
。運転条件は第2表の結果を得たときと同一の条件であ
る。この実験では、犬はアスピレータによる人工呼吸下
にあシ、その呼吸回数は、第7図の最上段に示したよう
に、一定時間おきに変化させ、最後には呼吸回数を段階
的にゼロに下げた。
第7図から明らかなように、本装置とI Lメータの測
定結果は広い範囲で長時間にわたυ良好な一致を示して
いる。この結果から、本発明の装置による連続測定がい
かに優れているか明瞭である。
なお、本実験において、■Lメータによる測定のために
、51回にわたり各回8mt、合計158m1採血しだ
が、この血液ロスと採血分析の手間は大変なものである
。それに対し、本輸液方式の監視装置では、血液ロスは
全くなく、採血の必要もない。
次に、(A)〜(E)の全ての機能を採シ入れた本発明
の輸液方式血液pH,PCO,、PO,監視装置、つま
り上記犬の実験に使用しだのと同一のbl、7視装置を
用いた臨床試験の結果について述べる。
本発明の装置の物理的安全性、生物学的安全性に全く問
題が無いこと、及び信頼性が高いことを十分確認した後
、臨床試験を行なった。運転条件は上述の犬を用いた実
験と同一である。
臨床例1 第8図に人工呼吸器をとりつけた患者についての動脈血
のPO,、PCO,、pHのモニタリングチャートを示
す。第8図で、実線は本装置で10分間隔に測定した点
をつないで描いたグラフであり、白抜きの四角形で示し
た点は、ILメータによる採血分析値である。黒い四角
形(左端)は最初のILメータ採血分析値で、この点を
用込て補正パラメータXS、XC,XRを決めた。
この患者は薬物中樟により、肺の換気能が極度に劣化し
ている。そのために本装置による測定値は激しく上下変
動している。PO2,PCO,、pHは多くの場合互い
の間で相関関係を保ちながら変動している。即ち、 p
o、が低下する時はpco、が上昇し、pHが低下して
いる。このような変動は呼吸性アシドシス(酸性化)に
特徴的な現象であり、この患者は大体1時間に1〜2回
の呼吸性アシトシスを起している。時にはPO□50m
mH1以下のような危機的状況に、短時間ながら達して
いる。一方、ILメータによる採血分析はそれほど頻繁
に行なうことは臨床的には不可能であり、この場合も1
〜2時間に1度しか行っていない。そのために、上記の
呼吸性アシドシスをタイミングよくとらえることは困難
であり、現に、ILメータを用いた採血分析によるPO
2値は、いずれも65mmHr以上であった。従って、
もし採血分析のみに頼っていると、この患者の肺機能は
正常であると判断してしまう。また、採血分析した時点
での採血分析値と本装置による測定値とはおおむね良好
な一致を示しておシ、本装置による測定精度が高いこと
がわかる。このように、本装置は患者の状態を迅速かつ
正確にとらえることができる点で極めて優れている。
臨床例2 第9図は別のやはシ人工呼吸器をとりつけた患者につ込
てのモニタリングチャートである。この患者は脳出血で
あったが、肺機能は正常であるために、安定したpol
、PCO,、pHを示している。
8時間口と14時曲目に呼吸性アシドシスが見られるが
、これはこの時刻に人工呼吸器をとりはずして、痰(た
ん)の除去を行ったためである。白抜きの四角形で示し
たILメータによる採血分析値と、実線で示した本装置
の測定値の一致もおおむね良好である。
以上の臨床例で例示したように、本発明の装置は次のよ
うな特徴を有しており、臨床的に極めて有用であること
が証明された。
(1)長時間、ベースラインドリフト(第5図のBS 
、BC、BRのドリフト)なしに血液成分を連続モニタ
することができる。
(2)血液のロスが全くない。
(3)採血分析値との一致も良好である。っt、b、測
定精度が高い。
(4)比較的簡単なシステムであるためにベツドサイド
での使用に適している。
、  つぎに、本件第1および第2の発明を含んだ第2
実施例について説明する。
本発明の輸液には、前述のように、七ンサの応答鈍化を
抑制するために、血栓抑制剤としてヘパリンを加えるの
が好ましい。ところが、本発明のように連続的モニタリ
ングを受ける患者は、手術後の型床患者や、人工呼吸器
(レスピレータ)を装着されている患者が多く、そのた
めに、ヘパリン量、したがって輸液の亀は極力減らす必
要がある場合が多い。また、子供や腎臓に障害のある患
者では、水分の補給が制限されるので、輸液の量のみで
、血液は殆ど含まれていないから、体内へ戻す必要性は
ない。そこで、この第2実施例では、輸液の後半部を体
外へ廃棄することにより、体内へ注入される輸液の量を
減少させている。この第2実施例の概略構成を第10図
に示す。
第10t[において、フローセル8には、合成樹脂製の
長尺のカテーテルが連結されておシ、このカテーテル2
の先端が血管1内に留1dされている。
上記カテーテA/2にはドレンチューブ72が接続され
ており、このドレンチューブ72により、上記フローセ
ルと体外の廃液容器78とが連結されている。また、上
記カテーテA/2には、血液バルブ75が、上記ドレン
チューブ72にはドレンバルブ76がそれぞれ取り付け
られてお如、これら両パルプ75.’13によシ弁装置
77が構成されている。上記両パルプ75.76は、た
とえば、管を外側から圧迫することによシ管を開閉する
電磁式のピンチバルブで構成されておシ、上記カテーテ
7t/2とドレンチューブ72とを択一的に開閉する。
78は弁駆動回路で、処理装置14に内蔵された弁制御
手段79によ多制御され、電気信号を出力して上記弁装
置77を開閉駆動する。
この第2の実施例による血液成分監視装置の実物の一例
を第11図に示す。フローセル8、輸液ポンプ(ローブ
ポンプ)6等を備えた輸液装置7、出力装置15、廃液
容器78、弁装置77などは台車81に載せられてお如
、カテーテル2の先端を、患者の腕に差し込み、バンド
82で固定し、血液成分を測定している。
第10図の弁制御手段79は予め定められたプログラム
に従って上記弁駆動回路78を制御し、弁装置77を開
閉する。そのプログラムによる制御の一例を第12図に
示す。
第12図において、弁装置は、血液バルブ開・ドレンバ
ルブ閉の第1の状態と、血液バルブ閉・ドレンバルブ開
の第2の状態とに択一的に設定される。弁装置は、輸液
ポンプの正転終了(逆転開始)時点t よりもt 時間
前に、血液吸引に備T           M えるために上記第1の状態となり、輸液ポンプが逆転さ
れる時間t の間、およびとのt を越えて、正転開始
時点から所定時間tNの間、第1の状態が維持される、
。こうして、時間tRの間に第10図のカテーテA/2
を通って血液がフローセル8内へ吸引され、つづいて、
この血液が、第12図の時間t の間に輸液と共に、第
10′図のフロ−セv8からカテーテル2を通って血管
1内へ戻される。さらに、輸液ポンプ6の正転中におい
て第12図の所定時間tNを経過したとき、っまシ第1
0図の輸液ポンプ6の正転開始時点から正流容積が所定
量に達したとき、弁装置77は第2の状態に切シ換えら
れ、これによって、フローセル8内の輸液がドレンチュ
ーブ72を通って体外ノ廃液容器7B内へ廃棄される。
上記所定時間tNはつぎの大きさである。
すなわち、輸液ポンプの逆転によ)フローセル内へ吸引
した血液は全て、輸液ポンプの正転によシ体内へ戻す必
要があるから、吸引された血液量(逆流容積)よりも体
内へ戻す血液および輸液の混合液の所定量を大きくする
必要がある。したがって、第12図のように輸液ポンプ
の逆転流速をvl、正転流速をv2としたとぎ、 t  Xvl)t  Xvl            
(25)N          R が絶対条件である。実際には、血液はフローセル中で輸
液と混合するので、体内へ戻す混合液の所定量は、吸引
された血液量よりもかなり大きくなるが、あまり大きく
すると、ドレンチューブから体外の廃液容器へ廃棄する
輸液の量が少なくなり、その分だけ体内へ注入される輸
液の量が大きくなる不具合がある。したがって、 2.5 tXVI:>t  Xv2:> 1.5 t 
 ×VIRN             R とするのが好ましい。
ところで、弁装置が輸液の正転終了(逆転開始)よりも
時間t だけ前に上記第1の状態に設定されるのは、逆
転開始と同時に血液が円滑にフローセル内へ吸引される
ようにするためである。この時間t が小さ過ぎると、
たとえば1秒以下であると、時間誤差のために、逆転開
始直後まで第10図の弁装置の第2の状態が続いて、ド
レンチューブ72の方から、一旦廃棄した輸液をフロー
セル8内へ再吸引してしまうおそれがあり、他方、時間
t が大き過ぎると、正転中の第2の状態が短くなって
、廃液容器7Bへ廃棄する輸液の量が減少、その分だけ
体内へ注入される輸液の量が増大する不具合があるので
、時間t は1秒以上で20秒以下が好ましい。
次の第3表に、運転条件の一例を示す。第2表において
、左欄は輸液の一部を体外へ廃棄するこの第2実施例の
運転条件を、右欄は、比較のために輸液の全量を体内へ
注入する場合の運転条件なそれぞれ示しだ。
第     8     表 上記第8表から明らかなように、一部の輸液を廃棄する
この第2実施例によれば、1日当りに体内へ注入される
輸液の址は、運転条件1で約1/7(=58/850)
、運転条件2で約115 (78/850)と大幅に減
少する。また、輸液に含まれだへパリ(Rq) ンの量が、輸液500mt当り8000ユニツトの場合
、輸液の全量を体内へ注入するときの注入ヘパリン量が
8000ユニツトであるのに対し、運転条件1では82
0ユニツト、運転条件2では440ユニツトに注入ヘパ
リン量を減少させることができる。
これは、特に、手術後の重症患者や、人工呼吸器を装着
されている患者にとって有利である。
上記運転条件1,2では、廃液容器へ廃棄される血液“
は殆どなく、また、血液成分の測定は、輸液の全量を体
内へ注入した上記第1実施例の場合と同様に、極めて高
精度でなされた。
つぎに、この第2実施例の装置の運転および演算のフロ
ーV−)を第18図に示す。このフローシートは第6図
のフローシートに、ステップ51−1と84−1を追加
するとともに、ステップS4およびS9の内容に弁装置
の駆動を加えたものである。
まず、上記51−1において、血液バルブ開・ドレンバ
ルブ閉の第1の状態としたのち、S2でのポンプ逆転に
入る。さらに、84で、一定時間に、つまヤ、正転開始
後t 時間に、血液パルプN 閉・ドレンバルブ開の第2の状態に切り換えて輸液の廃
棄を開始したのち、54−1において、ポンプ逆転開始
前t 時間に上記血液パルプ開・ドレンバルブ閉の第1
の状態に切シ換え、85でのポンプ逆転に備える。また
%S9では、84の場合と同様に、正転開始後t 時間
に、血液パルプ閉・ドレンパルプ開の第2の状態に切シ
換えて、輸液の廃棄を開始する。
他のステップについては第6図の場合と同一なので、詳
しい説明は省略する。
なお、〔発明が解決しようとする問題点〕の欄の末尾で
も述べたように、問題点(1) 、 Ta2のそれぞれ
に対応した機能(B) e (E)は必要とされない場
合101その場合には、第1図の流量調整手段18と補
正手段22は省略される。
また、問題点+2+ 、 (31のそれぞれに対応した
機能(C) 、 (E)が必要とされな込場合もあシ、
その場合には、第1図の代表温度設定手段19および温
度補償手段20は省略される。これが本件第2の発明の
実施例となる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本件第1の発明によれば、ポンプ
制御手段と、代表温度設定手段と、温度補償手段とによ
り、温度補償がなされた正確な血液の化学成分濃度が得
られる。こうして、本発明によシ初めて、輸液方式の血
液成分監視装置の性能は実用レベル陀高められた。
また、従来のようにフローセルの恒温化を行なうだめの
恒温セルが不要になるので、装置全体が著しく小型化さ
れる。したがって、ベツドサイドでの使用に適している
また、本件第2の発明によれば、センサ表面へのタンパ
ク吸着等によ〕センサの応答鈍化を防いで、長時間安定
した測定が可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1a図は本件第1の発明を示す概略構成図、第1b図
は本件第2の発明を示す概略416成図、第2図は本件
第1および第2の発明の第1実施例を示す概略構成図、
第8図は同実施例のフローセルの詳細を示す縦断面図、
第4図は同実施例の回路を示すブロック図、第5図は輸
液ポンプの運転プログラムと各センサの温度補正後の応
答曲線を示すタイミングチャート、第6図は動作を示す
フローチャート、第7図は犬の動脈血のpH,PCO!
。 PO2を測定した結果を示すグラフである。第8図およ
び第9図は臨床試験の結果を示すグラフ、第10図は第
2実施例を示す概略構成図、第11図は同実施例による
装置の配置を示す正面図、第12図は同実施例の弁装置
の開閉プログラムを示すタイミングチャート、第18図
は動作を示すフローチャートである。 1−e・血管、2・・・カテーテル、8・・・フローセ
ル、4−・輸液溜め、5・・・導管、6・・・輸液ポン
プ、9・・・温度センサ、10・・・化学成分センサ、
11・・・検出m、t2−・・輸液ポンプ駆動回路、1
8・・・センサ作動回路、14・・・処理装置、15・
・・出力装置、17・・・ポンプ制御手段、18・・・
流量調整手段、19・・・77・・・弁装置、78・・
・弁駆動回路、79・・・弁制御手段。 )  L+    L−&−Lゝ工 L−′−+−V−
〇−

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)、血管内に留置するカテーテル2に連結されるフ
    ローセル3、センサ校正用の輸液を貯溜する輸液溜め4
    、フローセル3と輸液溜め4を連結する導管5、および
    導管5の途中に設置された輸液ポンプ6から成る輸液装
    置7と、 上記フローセル3内に装着された温度センサ9および化
    学成分センサ10より成る検出部11と、上記輸液ポン
    プ6の運転を制御する輸液ポンプ駆動回路12と、 上記温度センサ9と化学成分センサ10を作動させるセ
    ンサ作動回路13と、 上記輸液ポンプ駆動回路12と上記センサ作動回路13
    とを制御し、センサ出力を読み取つて、それを測定値に
    換算する処置装置14と、 上記測定値を外部へ出力する出力装置15とより構成さ
    れ、 上記処理装置14は、 上記フローセル3から血管1内に輸液を導入する方向を
    正方向、血液を血管1内から上記フローセル3内に吸引
    する方向を逆方向と定義したとき、上記輸液ポンプ駆動
    回路12を制御して、上記輸液ポンプ6を、定められた
    運転プログラムに従つて、正・逆交互に運転させるポン
    プ制御手段17と、 上記定められた運転プログラムに従つて輸液ポンプ6を
    運転させたときに、1回のポンピングサイクル中のある
    特定の時間における、上記温度センサ9によつて感知さ
    れた検出部11の温度を代表温度として設定する代表温
    度設定手段19と、上記定められた運転プログラムに従
    つて輸液ポンプ6を運転させたときに、1回のポンピン
    グサイクル中に読み取られた化学成分センサ10の出力
    と温度センサ9の出力とに基づき、上記化学成分センサ
    10の出力を所定の温度補償式に従つて、上記設定され
    た代表温度における出力に換算する温度補償手段20と
    、 この換算された出力の振幅に基づく特性値を、所定の校
    正式に基づいて校正して化学成分濃度を算出し、この算
    出された濃度を、上記測定値として出力装置15へ入力
    させる校正手段21とを備えて成る血液成分の監視装置
  2. (2)上記処理装置14は、 輸液ポンプ6の正転時間内に移動する血液および輸液の
    容積を正流容積、逆転時間内に移動する血液および輸液
    の容積を逆流容積とそれぞれ定義したとき、4.0≦正
    流容積/逆流容積≦30となるように流量を制御する流
    量調整手段18を備えている特許請求の範囲第1項記載
    の血液成分の監視装置。
  3. (3)上記処理装置14は、 本発明の装置とは異なる構成の他の測定装置により測定
    された同一測定対象血液中の化学成分の測定値と、上記
    校正手段21から得られた測定値とが等しくなるように
    、上記校正手段21からの測定値を補正し、この補正さ
    れた測定値を上記出力装置15へ入力させる補正手段2
    2を備えている特許請求の範囲第1項または第2項記載
    の血液成分の監視装置。
  4. (4)上記補正手段22は、 本発明の装置と上記他の測定装置とを用いた実験の結果
    または測定経験から予め定めた所定の補正パラメータに
    より、上記校正手段21からの測定値を補正する特許請
    求の範囲第3項記載の血液成分の監視装置。
  5. (5)上記補正手段22は、 本発明の装置と同時に作動する上記他の測定装置により
    得られた測定値と、上記校正手段21からの測定値とを
    比較したうえで、補正パラメータを算出し、この補正パ
    ラメータにより、上記校正手段21からの測定値を補正
    する特許請求の範囲第8項記載の血液成分の監視装置。
  6. (6)上記フローセル3と体外とを連結するドレンチュ
    ーブ72と、上記カテーテル2とドレンチューブ72と
    を択一的に開閉する弁装置77と、この弁装置77を駆
    動する弁駆動回路78とを備え、 さらに、上記処理装置14は、輸液ポンプ6の正転時間
    内に移動する血液および輸液の容積を正流容積、逆転時
    間内に移動する血液および輸液の容積を逆流容積と定義
    したとき、予め定められたプログラムに従つて上記弁駆
    動回路78を制御し、輸液ポンプ6の正転開始時点から
    正流容積が所定量に達するまでは上記カテーテル2を開
    放してドレンチューブ72を閉止し、上記所定量を越え
    たとき、上記カテーテル2を閉止してドレンチューブ7
    2を開放するように弁装置77を作動させる弁制御手段
    79を備え、上記所定量は、上記逆流容積よりも大きく
    設定されている特許請求の範囲第1項ないし第5項のい
    ずれかに記載の血液成分の監視装置。
  7. (7)上記所定量は、上記逆流容積の1.5倍ないし2
    .5倍の範囲内に設定されている特許請求の範囲第6項
    記載の血液成分の監視装置。
  8. (8)血管内に留置するカテーテル2に連結されるフロ
    ーセル3、センサ校正用の輸液を貯溜する輸液溜め4、
    フローセル3と輸液溜め4を連結する導管5、および導
    管5の途中に設置された輸液ポンプ6から成る輸液装置
    7と、 上記フローセル3内に装着された化学成分センサ10を
    有する検出部11と、 上記輸液ポンプ6の運転を制御する輸液ポンプ駆動回路
    12と、 上記化学成分センサ10を作動させるセンサ作動回路1
    3と、 上記輸液ポンプ駆動回路12と上記センサ作動回路13
    とを制御し、センサ出力を読み取つて、それを測定値に
    換算する処理装置14と、 上記測定値を外部へ出力する出力装置15とより構成さ
    れ、 上記処理装置14は、 上記フローセル3から血管1内に輸液を導入する方向を
    正方向、血液を血管1内から上記フローセル3内に吸引
    する方向を逆方向と定義したとき、上記輸液ポンプ駆動
    回路12を制御して、上記輸液ポンプ6を、定められた
    運転プログラムに従つて、正・逆交互に運転させるポン
    プ制御手段17と、 輸液ポンプ6の正転時間内に移動する血液および輸液の
    容積を正流容積、逆転時間内に移動する血液および輸液
    の容積を逆流容積とそれぞれ定義したとき4.0≦正流
    容積/逆流容積≦30となるように流量を制御する流量
    調整手段18と、上記定められた運転プログラムに従つ
    て輸液ポンプ6を運転させたときに、1回のポンピング
    サイクル中に読み取られた化学成分センサ10の出力を
    受けて、この出力の振幅に基づく特性値を、所定の校正
    式に基づいて校正して化学成分濃度を算出し、この算出
    された濃度を、上記測定値として出力装置へ入力させる
    校正手段21とを備えている血液成分の監視装置。
  9. (9)上記フローセル3と体外とを連結するドレンチュ
    ーブ72と、上記カテーテル2とドレンチューブ72と
    を択一的に開閉する弁装置77と、この弁装置77を駆
    動する弁駆動回路78とを備え、 さらに、上記処理装置14は、予め定められたプログラ
    ムに従つて上記弁駆動回路78を制御し、輸液ポンプ6
    の正転開始時点から正流容積が所定量に達するまでは上
    記カテーテル2を開放してドレンチューブ72を閉止し
    、上記所定量を越えたとき上記カテーテル2を閉止して
    ドレンチューブ72を開放するように弁装置77を作動
    させる弁制御手段79を備え、上記所定量は、上記逆流
    容積よりも大きく設定されている特許請求の範囲第8項
    記載の血液成分の監視装置。
  10. (10)上記所定量は、上記逆流容積の1.5倍ないし
    2.5倍の範囲内に設定されている特許請求の範囲第9
    項記載の血液成分の監視装置。
JP62078487A 1986-04-05 1987-03-30 血液成分の監視装置 Granted JPS6340532A (ja)

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