JPS6340438Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6340438Y2 JPS6340438Y2 JP1980164835U JP16483580U JPS6340438Y2 JP S6340438 Y2 JPS6340438 Y2 JP S6340438Y2 JP 1980164835 U JP1980164835 U JP 1980164835U JP 16483580 U JP16483580 U JP 16483580U JP S6340438 Y2 JPS6340438 Y2 JP S6340438Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- convex bead
- bottom lid
- chuck wall
- bead
- cans
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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- 238000009527 percussion Methods 0.000 description 8
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- 235000013361 beverage Nutrition 0.000 description 3
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Landscapes
- Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
本考案は、改良された缶用底蓋に関する。
更に詳しくは、缶内真空度の検査に対して敏感
で、しかも殺菌工程によつて内圧が高まつても、
過度の膨出による変形がなく、更に日付などのマ
ークを印設するための広い平面部分を有する缶用
底蓋に関する。 〔従来技術と問題点〕 最近、炭酸ガスを含まないジユース、コーヒー
などの飲料缶が大量に生産されているが、これら
の飲料缶の内容物は、ホツトパツク、あるいは、
脱気充填されるため、缶内の真空度は、40cmHg
〜50cmHgが通常である。これらの缶は、カート
ン詰めされ、倉庫に保管された後に出荷されるの
が通常であるが、場合によつては、巻締の不具合
から真空度が低下する缶があり、この真空度の低
下が、内容物の腐敗などに直接つながるものでな
いにしても、消費者に高品質の飲料缶を提供する
ために、打検棒によつて打検し、缶内の真空度を
検査した上で出荷することが行われている。 従来この種の缶用底蓋について説明すると、第
２図ａは、ビードを全く有しない底蓋であつて、
実験の結果、打検時の感度は第４図（真空度一周
波数特性）のＡ曲線で示すように、真空度が変化
するに従つて周波数も大きく変化し、打検性能の
よいことは判るが、下記第１表（バツクリング強
度：毎分１Kg／cm2内圧が増加するように缶内に空
気を入れて加圧し、底蓋が永久変形したときの圧
力を示す。）のＡによれば、第２図ａに示したも
のが最も低いことが示され、殺菌時の内圧（缶の
形状、殺菌温度によつても異なるが、通常1.5〜
2.0Kg／cm2）により変形し、レトルト殺菌用缶と
しては使用できなかつた。 また第２図ｂに示すものは、実開昭56−32036
号公報や特開昭56−131152号公報に示されている
ように、従来からレトルト殺菌用として用いられ
ているものであるが、断面形状がカマボコ状で、
かつ、環状の巾広ビードを有してるため、実験の
結果、第１表Ｂで示すように、レトルト時の内圧
によつて変形してしまうことはなく、約125℃、
20〜40分間の殺菌処理に耐えうるものではある
が、第４図のＢ曲線で示すように、打検機による
打検性能が悪く、カートンケースにより包装した
ままでは感知できない場合が多くみられ、加え
て、製造年月日などのマーク表示に十分な平坦面
で、しかも殺菌工程によつて内圧が高まつても、
過度の膨出による変形がなく、更に日付などのマ
ークを印設するための広い平面部分を有する缶用
底蓋に関する。 〔従来技術と問題点〕 最近、炭酸ガスを含まないジユース、コーヒー
などの飲料缶が大量に生産されているが、これら
の飲料缶の内容物は、ホツトパツク、あるいは、
脱気充填されるため、缶内の真空度は、40cmHg
〜50cmHgが通常である。これらの缶は、カート
ン詰めされ、倉庫に保管された後に出荷されるの
が通常であるが、場合によつては、巻締の不具合
から真空度が低下する缶があり、この真空度の低
下が、内容物の腐敗などに直接つながるものでな
いにしても、消費者に高品質の飲料缶を提供する
ために、打検棒によつて打検し、缶内の真空度を
検査した上で出荷することが行われている。 従来この種の缶用底蓋について説明すると、第
２図ａは、ビードを全く有しない底蓋であつて、
実験の結果、打検時の感度は第４図（真空度一周
波数特性）のＡ曲線で示すように、真空度が変化
するに従つて周波数も大きく変化し、打検性能の
よいことは判るが、下記第１表（バツクリング強
度：毎分１Kg／cm2内圧が増加するように缶内に空
気を入れて加圧し、底蓋が永久変形したときの圧
力を示す。）のＡによれば、第２図ａに示したも
のが最も低いことが示され、殺菌時の内圧（缶の
形状、殺菌温度によつても異なるが、通常1.5〜
2.0Kg／cm2）により変形し、レトルト殺菌用缶と
しては使用できなかつた。 また第２図ｂに示すものは、実開昭56−32036
号公報や特開昭56−131152号公報に示されている
ように、従来からレトルト殺菌用として用いられ
ているものであるが、断面形状がカマボコ状で、
かつ、環状の巾広ビードを有してるため、実験の
結果、第１表Ｂで示すように、レトルト時の内圧
によつて変形してしまうことはなく、約125℃、
20〜40分間の殺菌処理に耐えうるものではある
が、第４図のＢ曲線で示すように、打検機による
打検性能が悪く、カートンケースにより包装した
ままでは感知できない場合が多くみられ、加え
て、製造年月日などのマーク表示に十分な平坦面
本考案は、このような実情に対応すべくなされ
たもので、簡単な構成によつて従来技術の問題点
を解消せしめ、缶内真空度の検査に対して敏感
で、殺菌工程によつて内圧が高まつても、過度の
膨出による変形がなく、また202径缶であつても、
日付などのマークを印設するための広い平面部分
が保有しうる缶用底蓋を提供せんとするものであ
る。 〔考案の構成〕 従来技術の問題点を解決する本考案の構成は、
底蓋のチヤツクウオールに近接して全周にわたつ
て環状の凸状ビードを設け、この凸状ビードをチ
ヤツクウオールから６〜７mmの範囲内に収めた缶
用底蓋において、上記凸状ビードの断面形状を左
右非対称の山形状に形成せしめるとともに、該凸
状ビードの短辺をチヤツクウオール側に位置さ
せ、凸状ビードの各屈折部にアールR1，R2，R3
を形成したことを特徴とするものである。 〔実施例〕 第１，３，４図について本考案の実施例を説明
すると、１はイージーオープン缶蓋２を巻締めし
た缶胴２を巻締めした缶胴、３は底蓋である。該
底蓋３のチヤツクウオール３ａに近接して、断面
形状が左右非対称の凸状ビード４を形成する。該
凸状ビード４を構成する短辺４ａを、上記チヤツ
クウオール３ａ側に位置させるとともに、この短
辺４ａと底蓋３面との屈折部に、約0.3〜０，８
mm径のアールR1を形成し、また、凸状ビード４
の頂部稜辺の屈折部に、約２〜３mm径のアール
R2を形成し、更に、凸状ビード４の長辺４ｂ端
と底蓋３面との屈折部に、約0.3〜0.8mm径のアー
ルR3を形成したものである。 また、上記アールR1部は、上記チヤツクウオ
ール３ａから1、即ち、２〜2.5mmの位置に、ま
たアールR2部は、チヤツクウオール３ａから
２、即ち、約3.5〜4.0mmの位置に、更に、アール
R3部は、チヤツクウオール３ａから3、即ち、
約６〜７mmの位置に設けるもので、特に、202径
（52mm）缶にあつては、この寸法が守られること
が打検性能を保持するために望ましい。 〔効果〕 本考案は上述のように構成したので、次のよう
な効果が得られる。 (a) 第４図のＣ曲線で示されるように、実験の結
果、Ａ曲線に比べて若干特性が劣るにしても、
Ｂ曲線に比べて遥かに打検性能がよい特長を有
しており、カートンケースに包装されている状
態のまま電気的に打検検査を行つた場合でも、
十分検出できる打検性能をもつものである。 (b) 上記第１表のＣで示すように、Ａに比較し
て、実験の結果殺菌時の内圧に対する強度を十
分保持することができ、従つて、減圧された缶
にほか、炭酸ガスにより内圧がかかる缶のどち
にでも使用できることになり、充填工場におい
ても底蓋を内容物によつて使い分ける必要な
く、作業上の煩雑さがなくなる。 (c) 第１表のＢに比べて製造年月日を印設表示す
る平面部も十分確保し得られ、真空度のチエツ
ク、内圧強度、平面部の確保など、従来のもの
に比べ満足すべき缶用底蓋が提供しうる。
たもので、簡単な構成によつて従来技術の問題点
を解消せしめ、缶内真空度の検査に対して敏感
で、殺菌工程によつて内圧が高まつても、過度の
膨出による変形がなく、また202径缶であつても、
日付などのマークを印設するための広い平面部分
が保有しうる缶用底蓋を提供せんとするものであ
る。 〔考案の構成〕 従来技術の問題点を解決する本考案の構成は、
底蓋のチヤツクウオールに近接して全周にわたつ
て環状の凸状ビードを設け、この凸状ビードをチ
ヤツクウオールから６〜７mmの範囲内に収めた缶
用底蓋において、上記凸状ビードの断面形状を左
右非対称の山形状に形成せしめるとともに、該凸
状ビードの短辺をチヤツクウオール側に位置さ
せ、凸状ビードの各屈折部にアールR1，R2，R3
を形成したことを特徴とするものである。 〔実施例〕 第１，３，４図について本考案の実施例を説明
すると、１はイージーオープン缶蓋２を巻締めし
た缶胴２を巻締めした缶胴、３は底蓋である。該
底蓋３のチヤツクウオール３ａに近接して、断面
形状が左右非対称の凸状ビード４を形成する。該
凸状ビード４を構成する短辺４ａを、上記チヤツ
クウオール３ａ側に位置させるとともに、この短
辺４ａと底蓋３面との屈折部に、約0.3〜０，８
mm径のアールR1を形成し、また、凸状ビード４
の頂部稜辺の屈折部に、約２〜３mm径のアール
R2を形成し、更に、凸状ビード４の長辺４ｂ端
と底蓋３面との屈折部に、約0.3〜0.8mm径のアー
ルR3を形成したものである。 また、上記アールR1部は、上記チヤツクウオ
ール３ａから1、即ち、２〜2.5mmの位置に、ま
たアールR2部は、チヤツクウオール３ａから
２、即ち、約3.5〜4.0mmの位置に、更に、アール
R3部は、チヤツクウオール３ａから3、即ち、
約６〜７mmの位置に設けるもので、特に、202径
（52mm）缶にあつては、この寸法が守られること
が打検性能を保持するために望ましい。 〔効果〕 本考案は上述のように構成したので、次のよう
な効果が得られる。 (a) 第４図のＣ曲線で示されるように、実験の結
果、Ａ曲線に比べて若干特性が劣るにしても、
Ｂ曲線に比べて遥かに打検性能がよい特長を有
しており、カートンケースに包装されている状
態のまま電気的に打検検査を行つた場合でも、
十分検出できる打検性能をもつものである。 (b) 上記第１表のＣで示すように、Ａに比較し
て、実験の結果殺菌時の内圧に対する強度を十
分保持することができ、従つて、減圧された缶
にほか、炭酸ガスにより内圧がかかる缶のどち
にでも使用できることになり、充填工場におい
ても底蓋を内容物によつて使い分ける必要な
く、作業上の煩雑さがなくなる。 (c) 第１表のＢに比べて製造年月日を印設表示す
る平面部も十分確保し得られ、真空度のチエツ
ク、内圧強度、平面部の確保など、従来のもの
に比べ満足すべき缶用底蓋が提供しうる。
第１図は本考案底蓋を用いたイージーオープン
缶の断面図、第２図ａ，ｂは夫々従来の底蓋の要
部断面図、第３図は本考案底蓋の要部断面図、第
４図は上記従来例と本考案の真空度−周波数特性
図である。 ３…底蓋、３ａ…チヤツクウオール、４…凸状
ビード、４ａ…ビードの短辺、４ｂ…ビードの長
辺、R1，R2，R3…アール。
缶の断面図、第２図ａ，ｂは夫々従来の底蓋の要
部断面図、第３図は本考案底蓋の要部断面図、第
４図は上記従来例と本考案の真空度−周波数特性
図である。 ３…底蓋、３ａ…チヤツクウオール、４…凸状
ビード、４ａ…ビードの短辺、４ｂ…ビードの長
辺、R1，R2，R3…アール。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (a) 底蓋のチヤツクウオールに近接して全周にわ
たつて環状の凸状ビードを設け、この凸状ビー
ドをチヤツクウオールから６〜７mmの範囲内に
収めた缶用底蓋において、 (b) 上記凸状ビードの断面形状を左右非対称の山
形状に形成せしめるとともに、該凸状ビードの
短辺をチヤツクウオール側に位置させ、 (c) 凸状ビードの各屈折部にアールR1，R2，R3
を形成したことを特徴とする缶用底蓋。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1980164835U JPS6340438Y2 (ja) | 1980-11-17 | 1980-11-17 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1980164835U JPS6340438Y2 (ja) | 1980-11-17 | 1980-11-17 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5788728U JPS5788728U (ja) | 1982-06-01 |
| JPS6340438Y2 true JPS6340438Y2 (ja) | 1988-10-21 |
Family
ID=29523551
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1980164835U Expired JPS6340438Y2 (ja) | 1980-11-17 | 1980-11-17 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6340438Y2 (ja) |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5632036B2 (ja) * | 1978-08-08 | 1981-07-24 | ||
| JPS56131152A (en) * | 1980-03-18 | 1981-10-14 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | Striking inspecting can cover and sealed can |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5931537Y2 (ja) * | 1979-08-16 | 1984-09-06 | 茂明 山梨 | 打検向缶蓋 |
-
1980
- 1980-11-17 JP JP1980164835U patent/JPS6340438Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5632036B2 (ja) * | 1978-08-08 | 1981-07-24 | ||
| JPS56131152A (en) * | 1980-03-18 | 1981-10-14 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | Striking inspecting can cover and sealed can |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5788728U (ja) | 1982-06-01 |
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