JPS6340420Y2

JPS6340420Y2 -

Info

Publication number: JPS6340420Y2
Application number: JP1984028282U
Authority: JP
Priority date: 1984-03-01
Filing date: 1984-03-01
Publication date: 1988-10-21
Also published as: JPS60142708U

Description

【考案の詳細な説明】本考案は、ごみ袋その他の適宜の収納袋を複数
支持できるようにした収納スタンドに関する。

各種の支持装置がごみ袋等の支持スタンドとし
て知られているが、構成が複雑なものが多く、ま
た分別してごみを収納できるようにしたものは知
らない。

本考案は支柱要素を組み合わせて簡単に構成さ
れ、使い易く仕分けしてごみを捨てることができ
るようにしたものである。

図に示すものにおいて、支柱要素１は金属丸棒
で構成されているが、パイプ材料や合成樹脂材料
その他適宜の同効の資材で構成することができ、
柱部２の端部に床面に沿つて延びる脚部３と収納
要素を支持する支持部４を含む。図に示すもので
は、一方の支柱要素は柱部のほぼ中間で脚部３ａ
を有する下方支柱要素２ａと、支持部４ａを有す
る上方支柱要素２ｂの２部材に分割されている
が、両方とも同じように直線状若しくは２部材で
構成することもできる。

上記支柱要素は柱部で組み合わされ、回動可能
に連結されている。図に示すものでは一方の支柱
要素のほぼ中間部を扁平に潰すと共に下方支柱要
素及び上方支柱要素の端部を扁平に潰し、各扁平
部５，６，７を組み合せ、各扁平部に設けた取付
孔８，９，１０にピン１１を嵌合させてある。そ
してその外周にほぼコ字状に側壁１２，１２を形
成したストツパー１３を位置させ、上記ピンの先
端を該ストツパーに止着してある。上記回動部は
摩擦作用によりその回動を制動させるようにする
とよい。図に示すものでは、上記取付孔の内径よ
り大きいスプリングピンを圧入させている。例え
ば、支柱の径が約８mmとき、取付孔は約3.8mmの
内径とし、スプリングピンの外径は約4.2〜4.4mm
とすると、該スプリングピンの弾性的な拡開力に
より摩擦的な制動作用が奏される。なお、１本の
スプリングピンによる効果が不充分なときには、
該スプリングピンの内方にさらに第２のスプリン
グピンを圧入すれば、より強力な弾性的拡開力に
より摩擦的制動作用が発揮される。なお、支柱要
素の端部には、好ましくは図に示すようにキヤツ
プを取付けるとよい。上記支持部には複数の袋等
の収納要素を開口状態で吊り下げできるよう複数
の収納要素に対応する掛止片１４…を間隔をあけ
て設けてある。図に示すものでは、該掛止片は金
属丸棒を適宜間隔で溶着してあるが、板状その他
適宜形状の係止部材を取付けたり、支持部自体を
屈曲させ側方に突出する掛止片を形成したりする
こともできる。

而して、上記支柱要素は適宜の状態に開脚して
も、その連結部が摩擦的に制動されているから、
多少の荷重を作用させても潰れてしまうことはな
く、また、図に示すように一方の支柱要素を２部
材で構成したものでも開脚状態で上記扁平部等が
ストツパーの側壁に当接してその開脚状態を維持
する（第３図）。そこで、スーパーや商店で使わ
れている提手付プラスチツクフイルム製袋を２つ
用意し、該提手を支持部の掛止片にそれぞれかけ
れば、ごみ袋（第１図）として使用することがで
きる。この際本考案のスタンドは、前面にフレー
ムがないから、ごみ袋が肥大しても引掛るような
ことがなく、取出しやすいし、複数の袋を吊下で
きるので、ごみの種類によつて区別して使うこと
ができる。

本考案は上記のように構成され、支柱要素は、
柱部のほぼ中間に形成した扁平部で組み合わさ
れ、回転可能にスプリングピンで連結し、該連結
部の外周にほぼコ字状に側壁を形成したストツパ
ーを設けたから、支柱要素は連結部の回動が摩擦
的に制動され、かつ扁平部で組み合わされている
ので安定状態で開脚させたり折り畳んだりするこ
とができ、また上記制動作用によつてその状態を
維持できるから、開脚状態で持ち運んでも脚が倒
れることがなく、そのまま移動したところに置い
て使用することができ、持ち運びの際にもぶらぶ
らすることがなく、その上、複数の収納要素に対
応する間隔をあけて掛止片を形成したので、開口
状態で該掛止片に吊下した複数の収納要素に分
別、仕分けして収納することができ、生ごみ、燃
えるごみ、燃えないごみその他の分別収納に好適
に使用することができる。

なお、第４図に示すようにビニール製その他の
適宜の体裁のよい蓋１５付の外袋１６を外側に取
付ければ見栄えがよく、ごみ袋ばかりでなく、ラ
ンドリーボツクス、かさ立て、おもちや箱、古新
聞入れ、おしぼり入れ、図面入れ、整理箱その他
の種々の収納スタンドとして使用することができ
る。そして、図に示すように構成した場合は、開
脚状態において上方支柱要素２ｂを他方の支柱要
素に向けて回動させることができ、袋の開口部を
閉じておくことができる（第１図鎖線）。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の実施例を示し、第１図は斜視
図、第２図及び第３図は連結部の一部省略拡大斜
視図及び拡大正面図、第４図は外袋の斜視図であ
る。１…支柱要素。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

支柱要素は柱部の端部に床面に沿つて延びる脚
部と収納要素を支持する支持部を含み、該支柱要
素は柱部のほぼ中間に形成した扁平部で組み合わ
され回転可能にスプリングピンで連結され、該連
結部の外周にほぼコ字状に側壁を形成したストツ
パーを設け、上記支持部には複数の収納要素を開
口状態で吊下するよう複数の収納要素に対応する
掛止片を間隔をあけて有し、各収納要素に分別し
て収納することを特徴とする収納スタンド。