JPS6340091A

JPS6340091A - スカフオ−ドの保持装置

Info

Publication number: JPS6340091A
Application number: JP18276186A
Authority: JP
Inventors: 雅孝魚住; 神田　孝俊
Original assignee: Mitsui Construction Co Ltd
Current assignee: Mitsui Construction Co Ltd
Priority date: 1986-08-05
Filing date: 1986-08-05
Publication date: 1988-02-20
Also published as: JPH0253598B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、立坑掘削においてスカフォードを立坑内に安
定保持させる装置に関するものである。

（従来の技術）第４図および第５図で示すように、立坑１を掘削するに
際し、立坑のずりを積込むための油圧ショベルが先端に
設けられた積込機２を下部に装備させたスカフォード３
が、ロー１４によって地上より立坑１内に懸吊され、支
柱４で相互に連結されたスカフォード３の各棚板５．６
上に装備された複数の油圧シリンダー７を各々水平方向
へ伸長させることによってグリッパ−８の先端が立坑の
側面１ａに当接され、これによってスカフォード３を立
坑１内の所望位置に保持させるようにしていた。そして
、地上から懸吊させたずりキブル（図示せず）をスカフ
ォード３に設Ｃブられた鋼製枠体９の通口１０から坑底
へ降下させ、前記積込殿２を操作してずりキブル内にず
りを収容させて地上へ排出させるようにしていた。

（発明が解決しにうとする問題点）しかしながら、前記した積込み機２によるずりの積込み
作業時にスカフォード３への荷重が変動し、またずりキ
ブルの通過時にスカフォード３と衝突したりすることに
よって、当該スカフォードが上下あるいは左右に撮動す
る。この撮動によって、スカフォード３を支持する立坑
１の側面１ａが崩壊したり、メカフォード上で作業する
作業者に不安感を与える等、安全作業上で好ましくなか
った。そこで本発明では、これらの問題点を改善するた
めに、スカフォードが安定保持される装置の提供を目的
とするものである。

（問題点を解決するための手段）本願発明の要旨は、一端側が前記スカフ４−ドに装着さ
れ他端側か水平方向へ伸縮可能な第１の流体圧シリンダ
ーと、該第１の流体圧シリング−の他端側に装着された
グリッパ−と、該グリッパ−に係合して前記立坑の側面
を押圧すると共に、当該グリッパ−を上下方向へ移動可
能に案内する縦長のグリッパ−シューと、該グリッパ−
シューの上端部に一端側が装着され前記グリッパ−に装
着された他端側か上下方向へ伸縮可能な第２の流体圧シ
リング−と、前記第１の流体圧シリンダーを伸縮作動さ
せると共に、当該第１の流体圧シリンダーの伸長時にお
（プる外力に対してスカフォードの横揺れを制動さける
ように流体圧を調節する第１の流体圧制御回路と、前記
流体圧シリンダーに常時はスカフォードによる荷重に対
抗する背圧を供給すると共に、外力によるスカフォード
の上下動に対してこれを制動させるように前記背圧を調
節する第２の流体圧制御回路とで溝成されたスカフォー
ドの保持装置である。

（実施例）以下に本発明の一実施例を第１図乃至第３図に基づいて
説明する。前記従来例の場合と同様に、スカフォード１
１はロープ１２で地上から立坑コ３内へ懸吊され、該ス
カフォード１１の下部にはずり用の積込ＦＡ（図示せず
）が装備されていると共に、当該スカフォード１１は支
柱１４で相互に連結された各棚板１５，１６の中央にキ
ブル通過用の通口（図示せず）を有する鋼製枠体１７が
設けられている。該スカフォード１１を立坑１３内の所
望位置で保持させる装置に付いて次に説明する。各棚板
１５．１６上には、横設された第１の油圧シリンダー１
８が円筒状の案内筒１９によって囲動可能に挿通され、
該油圧シリンダー１８は一端であるロッド側が止具２０
に枢着されると共に、他端であるヘッド側がグリッパ−
２１の支持ブラケット２１ａに枢着されている。該グリ
ッパ−２１は、支持ブラケット２１ａの枢支された反対
側か口字状に開口され、当該開口部間にガイドローラー
２１ｂが、また開口部の各先端側には各ガイドローラー
２１　Ｃ，２１Ｃが各々回動可能に軸支されている。そ
して前記グリッパ−２１には、前記立坑１３の深さ方向
に沿って延在する縦長のグリッパ−シュ２２が、グリッ
パ−２１と係合してこれを案内するＪ：うに介在されて
いる。該グリッパ−シュ２２は、前記立坑１３の側面１
３ａに当接される押圧面板２２ａと、この押圧面板２２
ａの内面から断面Ｔ字状にグリッパ−２１の開口側へ突
出させた案内突起２２ｂを備え、当該抑圧面板２２ａの
内面を前記グリッパ−２１のカイトローラー２２Ｃが転
勤し、案内突起２２ｂの上面をガイドローラー２２ｂが
転勤できる態様で、グ゛リッパ−２１に抱持されている
。

前記グリッパ−シュ２２の長手方向の上端部には止具２
３が設りられ、該止具２３に一端で必るロッド側が枢着
されると共に、他端であるヘッド側を前記グリッパ−２
１の支持ブラケット２１ａに止着して縦設された第２の
油圧シリンダー２４が！ｊｃ看されている。

前記横設された第１の油圧シリンダー１８は第３図で示
すように第１の油圧ｔｌ制御回路２５によって制御され
、また縦設された第２の油圧シリンダー２４は第２の油
圧制御回路２６によって制御される。第１の油圧制御回
路２５は、流量制御弁２５ａと、手動切換弁２５ｂと、
圧力制御弁２５Ｃと、逆止弁２５ｄと、可変容量形のア
キシャルピストンポンプ２５ｅと、電動ＢＵ　２５　ｆ
と、ポンプ斜板角可変用の油圧シリンダー２５ｇと、オ
イルタンク２５ｈとから構成されている。第２の油圧制
御回路２６は、流量制御弁２６ａと、圧力制御弁２６ｂ
と、逆止弁２６ｃと、可変容量形のアキシャルピストン
ポンプ２６ｄと、電動機２６０と、ポンプ斜板角可変用
の油圧シリンダー２６ｆと、オイルタンク２６ｃ＋とで
構成されている。尚、Ｌｌ、Ｌ２は第２の油圧シリンダ
ー２４の上下摺動可能なストローク、Ｌ３は第１の油圧
シリンダター１８によるグリッパ−シュー２１のスライ
ド可能なストロークである。

次に、前記実施例の作用に付いて説明する。前記第１の
油圧シリンダー１８はヘッド側の室Ｐ４にロッド側の”
２Ｐ３より大きい油圧を与えると、一端が止具２０を介
してスカフォード１１に固定されているので、他端のヘ
ッド側は案内筒１９内を摺動しながら前記立坑１３の側
面１３ａに向（ブて伸長し、逆にロッド側の室Ｐ３にヘ
ッド側の至Ｐ４より大きい油圧を与えると短縮される。

第１の油圧シリンダー１８が伸長するとグリッパ−２１
は連動して水平方向へ移動し、ガイドローラー２１ｃに
押圧されてグリッパ−シュー２２が立坑１３の側面１３
ａに押圧状態で当接され、スカフォード１１を所望の位
置に支持させることができる。また、ローフ１２の巻上
げ又は巻戻しによってスカフォード１１を昇降させる場
合には、第１の油圧シリンダー１８を短縮させておけば
良い。

前記第１の油圧シリンダー１８へ供給される油圧は、前
記第１の油圧制御回路２５の電動ｅ！２５　ｆでオイル
タンク２５ｈがら吸引した油を、圧力制御弁２５ｃとポ
ンプ斜板角可変用の油圧シリンダー２５ｇで、可変容は
形のアキシャルピストンポンプ２５０の吐出圧を制御さ
せると共に、手動切換弁２５ｂの切換操作と流量制御弁
２５ａによる設定圧力比率によって前記室Ｐ３又はＰ４
へ供給される。しかし、室Ｐ４に室Ｐ３より大きい油圧
を供給して第１の油圧シリンダー１８を伸長させた状態
で立坑１３の側面１３ａに支持されたスカフォード１１
に対して左右方向の振動が加わると、前記流ｊ制御弁２
５ａで一定の圧力比率に設定された室Ｐ３と室Ｐ４の圧
力バランスが強制的にくずされようとする。そこでＰ４
が設定圧力以上になると、差圧を流量制御弁２５ａを介
して室Ｐ３に流出させると共に、前記圧力制御弁２５Ｃ
と油圧シリンダー２５ｇとでアキシャルピストンポンプ
２５ｅの斜板の傾斜角を減少させてポンプの吐出量を減
少させ、設定圧力以下になると傾斜角を増大させてポン
プの吐出量を増加させるようにし、常に一定の圧力を保
持するようにして左右方向の振動を吸収させる。

一方、前記第２の油圧シリンダー２４は、ヘッド側の室
Ｐ１に対してスカフォード１１の荷重とバランスする背
圧が常時供給されている。この背圧は、前記第２の油圧
制御回路２６の電動は２６ｅでオイルタンク２６０から
吸引した油を、圧力ｌｌｌ制御弁２６ｂとポンプ斜板角
可変用の油圧シリンダー２５（＋で可変容量形のアキシ
ャルピストンポンプ２５ｃの吐出圧を制御させると共に
、流♀制御弁２６ａで上限の圧力設定が行なわれて至Ｐ
１に供給されている。そして、スカフォード１１に上下
方向の振動が加わり、例えば油圧シリンダー２４のヘッ
ド側が引下げられてグリッパ−２１のガイドローラー２
１ｃがグリッパ−シュー２２上を下方へ転勤しようとす
ると、室Ｐ１の背圧が設定圧以下になるので前記圧力制
御弁２６ｂと油圧シリンダー２６ｆとでアキシャルピス
トンポンプ２６ｄの斜板の傾斜角を増大させてポンプの
吐出口を増大せしめてバランスするように対抗させる。

また、油圧シリンダー２４のヘッド側を引上げようとす
る振動が加わって至Ｐ１の背圧が設定圧以上になると、
差圧弁を流量制御弁２６ａを介してオイルタンク２６０
へ流出させると共に、前記アキシャルピストン２６ｄの
傾斜角を減少させてポンプの吐出量を減少させるように
し、上下方向の（辰動に対してスカフォード１１を安定
保持させるようにしている。

尚、前記実施例では油圧シリンダーを油圧制御回路で制
御する構成としたが、これを他の流体圧である空気圧シ
リンダーと空気圧制御回路による構成としたり、その伯
本発明を要旨の範囲内で各種に変形させることができる
。

（発明の効果）前記の実施例でも明らかなとおり、本発明の装置による
と、上下又は左右の撮動が各々緩衝されて常にスカフォ
ードを安定に保持させることができるので、立坑の側面
の崩壊を防止すると共に、メカフォード上で安全作業を
行うことができるスカフォードの保持装置である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるスカフォードの保持装置を示す正
面図、第２図は同装置の要部における拡大平面図、第３
図は同装置の制御部の説明図、第４図は従来例によるス
カフォードの保持装置を示づ部分正面図、第５図は同平
面図である。［符号の説明］１１・・・スカフォード　　１２・・・ロープ１３・・
・立坑　　　　　　１３ａ・・・（立坑の）側面１４・
・・支柱　　　　　　１５．１６・・・棚板１７・・・
鋼製枠体１８・・・第１の油圧シリンダー１９・・・案内筒　　　　　２０．２３・・・止具２１
・・・グリッパ−２１８・・・支持ブラケット２１　ｂ
、　２１　ｃ・・・ガイドローラー２２・・・グリッパ
−シュー２４・・・第２の油圧シリンダー２５・・・第１の油圧制御回路２６・・・第２の油圧制御回路＼、−ノ′

Claims

【特許請求の範囲】スカフォードをロープで地上より立坑内へ上下移動可能
に懸吊させ、該スカフォードに設けられた複数の保持装
置を立坑の側面に当接させて、当該スカフォードを所望
位置で保持させる装置において、前記保持装置は、一端側が前記スカフォードに装着され
他端側が水平方向へ伸縮可能な第１の流体圧シリンダー
と、該第１の流体圧シリンダーの他端側に装置されたグ
リッパーと、該グリッパーに係合して前記立坑の側面を
押圧すると共に、当該グリッパーを上下方向へ移動可能
に案内する縦長のグリッパーシューと、該グリッパーシ
ユーの上端部に一端側が装着され前記グリッパーに装着
された他端側が上下方向へ伸縮可能な第２の流体圧シリ
ンダーと、前記第１の流体圧シリンダーを伸縮作動させ
ると共に、当該第１の流体圧シリンダーの伸長時におけ
る外力に対してスカフォードの横揺れ制動させるように
流体圧を調節する第１の流体圧制御回路と、前記第２の
流体圧シリンダーに常時はスカフォードによる荷重に対
抗する背圧を供給すると共に、外力によるスカフォード
の上下動に対してこれを制動させるように前記背圧を調
節する第２の流体圧制御回路とで構成されたスカフォー
ドの保持装置。