JPS6339782B2 - - Google Patents

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JPS6339782B2
JPS6339782B2 JP55102324A JP10232480A JPS6339782B2 JP S6339782 B2 JPS6339782 B2 JP S6339782B2 JP 55102324 A JP55102324 A JP 55102324A JP 10232480 A JP10232480 A JP 10232480A JP S6339782 B2 JPS6339782 B2 JP S6339782B2
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JP
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fuel
fuel supply
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outlet
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JP55102324A
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JPS5620739A (en
Inventor
Jii Deyubowa Chusutaa
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Outboard Marine Corp
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Outboard Marine Corp
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Publication date
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Publication of JPS5620739A publication Critical patent/JPS5620739A/ja
Publication of JPS6339782B2 publication Critical patent/JPS6339782B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M1/00Carburettors with means for facilitating engine's starting or its idling below operational temperatures
    • F02M1/16Other means for enriching fuel-air mixture during starting; Priming cups; using different fuels for starting and normal operation

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)
  • Means For Warming Up And Starting Carburetors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は始動時等に追加燃料を供給する追加燃
料供給装置を有した内燃機関に関する。
内燃機関の始動時に燃料を内燃機関に圧送して
始動を助ける装置は公知である。しかしながら、
内燃機関は始動後もまだ暖まつていない間は通常
より濃い混合気を供給することが望ましい。これ
まで、上述のような始動用燃料の圧送と所望の時
間燃料を追加供給する作用を両方達成する機構の
コンパクトな装置は存在していなかつた。
本発明の目的は、機構がコンパクトでかつ上述
した2つの作用を達成できる装置を提供すること
にある。
本発明においては、この目的を達成するため、
内燃機関に、通常の燃料供給を行う第1の燃料供
給装置の外に燃焼室及び燃料供給源に連通した第
2の燃料供給装置を設け、これに燃料路を形成し
この燃料路を、ピストンの往復運動に応じ燃料を
燃焼室に送り込む作用を発揮するノズルを介し燃
焼室に連通するようにし、さらにこの燃料路内を
移動する部分を有した手動操作の部材を設け、こ
の部材の操作により燃料を燃焼室に圧送できるよ
うになすと同時に同じ部材を所定の位置にまで動
かすのみで該部材がその位置にどとまり前述した
燃料路を通り燃料が断続的に流れる構成とした。
このように本発明では1つの部材を操作するの
みで、上述した2つの作用が発揮できるため追加
燃料供給装置を非常にコンパクトなものにするこ
とができる。
第1図に示されるのは、本発明の諸特徴を実施
した内燃機関10である。一般に、機関10は燃
焼室12と、これと関連して燃料を同時又は別個
に燃焼室12内に導入して機関の運転を維持する
第1および第2の燃料供給装置14,16を含
む。
種々の機関の構造が可能であるが、図示の実施
態様においては、ブロツク部材18は燃焼室12
を形成するシリンダ20を含む。ブロツク部材1
8は又、シリンダ20から延在するクランクケー
ス22を含む。ピストン24は、シリンダ20内
部で往復運動するように取付けられ、コネクチン
グ・ロツド26によりクランクケース22内に回
転自在に取付けられたクランク軸28に対して結
合される。点火栓30等は燃焼室12内に突出
し、第1又は第2の燃料供給装置によつて燃焼室
12内に導入される燃料は点火栓30により着火
され、これによりピストン24の往復運動を生じ
て更にクランク軸28を駆動する。
第1の燃料供給装置14は種々に構成できる。
図示の実施態様においては、燃料室34を有する
気化器32が設けられ、燃料導管36が燃料を燃
料室34内に送るため燃料供給源38および燃料
室34と連通する。機械式又はパルス駆動式の燃
料ポンプの如き主燃料ポンプ装置40が、燃料を
ピストンの往復運動に応答して燃料室34内に圧
送するため燃料導管36と同一系内に接続されて
いる。
気化器32は又、空気を大気中から一般に従来
周知のリード弁組立体44を介してクランクケー
ス22内に指向させる空気導入路42を有する。
空気が空気導入路42を介してクランクケース2
2に向つて流動すると、燃料は燃料室34から適
当な燃料絞りオリフイス46を介して空気導入路
42内へ吸引される。空気と燃料の混合気はこれ
により空気導入路42内で形成され、リード弁組
立体44および燃料導入ポート48を介し、ピス
トンの往復運動中クランクケース28内に生じる
脈動する圧力変化に呼応して燃焼室12内に吸引
される。この時、第1の燃料供給装置14は機関
10の主燃料供給装置を提供する。
機関10が冷却するかあるいは暫らくの間運転
されなかつた時、屡々、第1の燃料供給装置14
を介して燃焼室12内に通常供給される可燃燃料
分を追補する即ち濃くすることが望ましい。この
濃密な燃料の流れは機関10に燃料注入を行つて
初動操作を容易にすると共に、機関10の始動後
および通常の運転温度に達する前の機関の性能を
高めるよう作用する。第2の燃料供給装置16は
第1の燃料供給装置14により導入される燃料に
加えて、始動前後のこのような期間中の可燃燃料
分を追補即ち濃度を高めるため、燃料を燃焼室1
2内に選択的に導入するために設けられている。
第2の燃料供給装置16は種々の構成が可能で
あるが、第1図および第2図においては、第2の
燃料供給装置16は一般に燃料供給源38および
燃焼室12と連通し、燃料を第2の燃料供給装置
16内に圧送するための第1の燃料ポンプ装置5
0を含む。第1の燃料ポンプ装置50の作用中第
2の燃料供給装置16を介する燃焼室12内への
燃料の導入を制御するため、第2燃料供給装置1
6内には装置52が運動可能である。この装置5
2は又、第1燃料ポンプ装置50とは独立的に燃
料を第2燃料供給装置16内に圧送するため第2
燃料供給装置16内で運動可能である。
第1燃料ポンプ装置50の作用中第2燃料供給
装置16内の燃料の導入を制御すると共に、第1
燃料ポンプ装置50とは独立的に第2燃料供給装
置16内にも燃料を圧送する装置52の構造は
種々あるが、第1図および第2図においては、装
置52は一般に、第1燃料ポンプ装置50の作用
中第2燃料供給装置16を介して燃焼室12内へ
の燃料の導入を許容する第1の方向(第1図およ
び第2図の実線矢印により示す)と、第1燃料ポ
ンプ装置50の作用の如何に拘わらず、第2燃料
供給装置16を介する燃焼室12内への燃料の導
入を阻止する第2の位置(第1図および第2図の
仮想線の矢印で示す)とにおいて作用的に運動可
能である制御装置54を含む。更に、装置52
は、一般に、前記の第1および第2の方向におけ
る制御装置54の順次の運動に応答して燃料を第
2燃料供給装置16内へ圧送するため制御装置5
4と作用的に接続される第2の燃料ポンプ装置を
含む。
更に、第1図および第2図に示す如く、第2燃
料供給装置16は、関連する入口および出口分岐
路60,62を介して燃料供給源38および燃焼
室12と連通する主燃料供給路58を含む。この
入口分岐路60は、燃料供給源38と連通する吸
引端部64と、主燃料供給路58と連通する吐出
端部66を有する。これと対応的に、出口分岐路
62は、入口分岐路60の吐出端部66と同様に
主燃料供給路58と連通する吸引端部68と、燃
焼室12と連通する吐出端部70を有する。
制御装置54は、主燃料供給路58内で3つの
略々隔てられた操作位置間で運動可能である。制
御装置58が第1の位置(第1図および第2図で
位置Aとして実線で示される)におかれる時、入
口分岐路60の吐出端部66と出口分岐路62の
吸引端部68間の流通は阻止される。その結果、
供給源38から主燃料供給路58を介する燃焼室
12内への燃料の流れは阻止される。
制御装置54の第2の位置(第1図および第2
図で位置Bとして仮想線で示される)は今述べた
第1の位置から第1の方向に離れ、主燃料供給路
58を介する入口分岐路60の吐出端部66と出
口分岐路62の吸引端部68間の流通を許容す
る。その結果、主燃料供給路58を介する供給源
38から燃焼室12内への燃料の流れは妨げられ
ない。
制御装置54の第3の位置(第1図、第2図で
位置Cとして仮想線で示す)は今述べた第2の位
置から第1の方向に隔てられ、第2の位置と同
様、入口分岐路60の吐出端部66と出口分岐路
62の吸引端部68間の流通を許容する。
以下に更に詳細に述べるが、第2燃料ポンプ装
置56は、第2の位置から第3の位置への(即ち
第1図、第2図で位置Bから位置Cへの)第1の
方向において、又燃料を燃焼室12内に圧送する
ため第3の位置から第2の位置(即ち、第1図、
第2図で位置Cから位置B)への第2の方向にお
いて、主燃料供給路58内での制御装置54の順
次の運動に応答して作用する。
第2燃料供給装置16、制御装置54および関
連する第2の燃料ポンプ装置56の特定の構造は
変更可能であるが、添付図面には3つの代替実施
例を示した。最初に、第1図の第1の実施態様に
よれば、主燃料供給路58は第1の端部72と、
反対側に離間された第2の端部74を有するシリ
ンダの形状を有する。制御装置54は、一般に、
円筒状の主燃料供給路58の第1と第2の端部7
2と74の間で運動可能なプランジヤ機構を含
む。このプランジヤ機構54は、主燃料供給路5
8の第2の端部74に形成されたガスケツトで内
張りされた開口78内に運動可能に取付けられた
ロツド76を含む。このロツド76は、主燃料供
給路58内に形成された端部80と、第2の端部
74より外方に延在してハンドル84が取付けら
れた別の端部82を有する。
主燃料供給路58の内径と密に嵌合する直径を
有するプランジヤ・ピストン86はロツド76の
端部80に取付けられる。プランジヤ・ピストン
86は、プランジヤ・ピストン86と主燃料供給
路58の内側との間に封止状に係合するOリング
88又は他の適当な弾力性を有するガスケツトを
有する。この封止状の係合部は、主燃料供給路5
8内のプランジヤ・ピストン86の選択的な運動
を許容しながらプランジヤ・ピストン86が定置
される地点における主燃料供給路58内の燃料の
流通を阻止する。
本実施態様(第1図の場合だけ)においては、
入口分岐路60の吸引端部64は気化器32の燃
料室34と連通し、入口分岐路60の吐出端部6
6は第1と第2の端部72と74の略々中間にお
いて、第2の端部74よりも主燃料供給路58の
第1端部72により近い離れた場所において主燃
料供給路58と連通する。
本実施態様においては、出口分岐路62の吸引
端部68は主燃料供給路とその第1端部72と
略々隣接する位置で連通し、出口分岐路62の吐
出端部70は第1の燃料供給装置14とリード弁
組立体44の間で空気導入路42と連通する。
プランジヤ・ピストン86が出口分岐路62の
吸引端部68上に着座する(第1図で位置Aとし
て実線で示す)ようにロツド76が配置される
と、Oリング・ガスケツト88が入口分岐路60
の吐出端部66と出口分岐路62の吸引端部68
との間で主燃料供給路58の内側と封止状態で係
合する。主燃料供給路58内の入口分岐路60と
出口分岐路62間の燃料の流れはその結果阻止さ
れる。プランジヤ・ピストン86のこの位置は、
制御装置54のこれ迄に述べた第1の位置と対応
する。Oリング・ガスケツト88の封止状態の係
合作用は燃料の流れを阻止するのみでなく、ロツ
ド76のオペレータによる運動が加えられない
時、プランジヤ・ピストン86を通常所定位置に
保持する働きもある。
ロツド76がその後オペレータにより主燃料供
給路58の第2の端部74から離反する第1の方
向に動かされる時(第1図の実線矢印で示す)、
プランジヤ・ピストン86は第1の端部72から
離れる方向に動かされる。プランジヤ・ピストン
86が第1と第2の端部72と74の略々中間に
おかれる(第1図の位置Bとして仮想線で示す)
ようにロツド76が定置される時、主燃料供給路
58における入口分岐路60の吐出端部66から
の燃料の流れは阻止されない。プランジヤ・ピス
トン86のこの位置は制御装置54のこれ迄に述
べた第2の位置と対応する。前述の如く、Oリン
グ88の封止状態の係合は、オペレータによりロ
ツド76がこれ以上動かされない時、プランジ
ヤ・ピストン86をその第2の位置に保持するよ
う作用する。プランジヤ・ピストン86はその第
2の位置にある時、燃料は、燃焼室12内に供給
するため燃料室34から空気導入路42への第1
燃料ポンプ装置50の作用に応答して、燃料が通
路58,60,62内を流れる。
第1燃料ポンプ装置50の構成は種々考えられ
るが、第1図に示した出口分岐路62の吐出端部
70が空気導入路42と連通する実施例において
は、燃料室34と空気導入路42の間で機関のピ
ストンの往復運動中に生じる圧力差は、燃料が第
1燃料供給装置14を介して空気導入路42内に
吸引される時、プランジヤ・ピストン86がその
第2の位置にあると、燃料を通路58,60,6
2を介して空気導入路42へ吸引するよう作用す
る。図示の実施態様においては、燃料絞りオリフ
イス90がノズルとして出口分岐路62と同一系
内に配置されて、第2燃料供給装置16により空
気導入路42へ最終的に射出される燃料の量を制
御する。
出口分岐路62により空気導入路42へ射出さ
れる燃料は、第1の燃料供給装置14により放出
される燃料と共にリード弁組立体44に吸引され
る。このように、燃焼室12へ送られる燃料の供
給分は、プランジヤ・ピストン86がその第2の
位置にありかつ機関10が運転中にある状態にお
いて濃度が高くなる。この濃度の高い流れは、プ
ランジヤ・ピストン86がその後その第1の位置
(第1図の位置A)へ戻る第2の方向(第1図の
仮想線の矢印で示す)に動かされるまで続く。
次に関連する第2の燃料ポンプ装置56の作用
について説明すれば、第1の実施態様においては
プランジヤ・ピストン86はその第2の位置から
主燃料供給路58(第1図の実線の矢印に示す)
の第2の端部74に向つて第1の方向に徐々に動
かされる時、主燃料供給路58内の入口分岐路6
0と出口分岐路62間の開口した流通は影響を受
けない。しかし、Oリング・ガスケツト88と主
燃料供給路58の側壁部との間の封止状態の係合
作用の故に、プランジヤ・ピストン82のその第
2の位置から第2の端部74への徐々の運動は主
燃料供給路58内へ燃料を吸引するよう作用す
る。プランジヤ・ピストン86のこの方向への運
動は、プランジヤ・ピストン86が制御装置54
のこれ迄に述べた第3の位置と対応する位置であ
る第2の端部74(第1図の位置Cとして仮想線
で示す)に達する迄進行する。
プランジヤ・ピストン86がその後その第3の
位置から再びその第2の位置へ第2の方向(第1
図の仮想線の矢印で示す)に動かされる時、Oリ
ング・ガスケツト88の封止状態の係合作用は主
燃料供給路58から燃料を排出するように作用す
る。
ばね92は、プランジヤ・ピストン86の第3
の位置から再び第2の位置への戻りを容易にする
ために設けられる。このばね92は一般に、第2
の端部74と入口分岐路60の吐出端部66との
間の主燃料供給路58の部分を占める。プランジ
ヤ・ピストン86のその第2の位置からその第3
の位置への運動はばね92をプランジヤ・ピスト
ン86と第2の端部74間に圧緒し、ばね92が
その後弾発する時はオペレータの補助の必要なし
にプランジヤ・ピストン86をその第3の位置か
ら再びその第2の位置へ戻すことになる。
ここで明らかなように、プランジヤ・ピストン
86の第3の位置からその第2の位置への第2の
方向のばねの助けを借りた戻り運動が続く第2の
位置から第3の位置への第1の方向の往復運動
は、第1の燃料ポンプ装置50の作用とは独立的
に、燃料を主燃料供給路58へ、次にこれから連
続的に圧送するように作用するのである。
共に第2の燃料供給装置16を形成する通路5
8,60,62を流れる燃料の流れの方向を制御
するため、第2の燃料ポンプ装置は入口分岐路6
0および出口分岐路62と連通する逆止め弁装置
94を含む。一般に、プランジヤ・ピストン86
のその第2の位置から第3の位置への運動中、逆
止め弁装置94は出口分岐路62を介する燃料の
流れを阻止し、その結果燃料は入口分岐路60の
みを通つて主燃料供給路58に流入することを許
容される。その反対に、プランジヤ・ピストン8
6の第3の位置から第2の位置への運動中、逆止
め弁装置94は入口分岐路60を流れる燃料の流
れを阻止し、その結果燃料は出口分岐路62のみ
を経て主燃料供給路58から流出する。このよう
に、プランジヤ・ピストン86のその第2と第3
の位置間の往復運動は燃料を燃料室から空気導入
路42への1つの方向に圧送するのである。
逆止め弁装置94は種々の構造をもつが、図示
の実施例においては、入口および出口分岐路6
0,62の各々に公知の構造の逆止め弁96と9
8が設けられている。更に詳細に説明すれば、入
口用の逆止め弁96は入口分岐路60と連通し、
入口分岐路60内の燃料の流れを燃料室34から
主燃料供給路58への単一方向に許容し、入口分
岐路60内の燃料の主燃料供給路58から燃料室
34への逆流は阻止するように作用する。同様
に、出口逆止め弁98は出口分岐路62と連通
し、出口分岐路62内の燃料の主燃料供給路58
から空気導入路42への単一方向の流れは許容す
るが、出口分岐路62内の燃料の空気導入路42
から主燃料供給路58への逆流は阻止するように
作用する。
プランジヤ・ピストン86のその第2および第
3の位置間の往復運動は、機関のクランク回し操
作の前およびこの操作中機関に燃料注入を行うよ
う作用することが明らかであろう。又、プランジ
ヤ・ピストン86のその第1および第2の位置間
の運動が、機関10の暖機運動中又は機関の運動
時に機関性能を高めるため余分の燃料を必要とす
る時、燃焼室12に対して供給される燃料の濃度
の増化を制御することも判るであろう。
制御装置54および第2の燃料ポンプ装置56
の第2の実施態様を第2図において実線で示す。
これ迄に説明した第1の実施態様と共通の構成要
素は同じ照合番号を与えられる。共に述べた第1
の実施態様と同様、主燃料供給路58は第1の端
部72とこれと反対方向に離間された第2の端部
74を有する円筒部を形成する。プランジヤ・ピ
ストン86も又、主燃料供給路58内で第1と第
2の端部72と74の間に往復運動するようにロ
ツド76の端部88に取付けられる。又、第1の
実施態様と同様に、入口分岐路60はその吸引端
部64において気化器32の燃料室34と、又そ
の吐出端部66において第1の端部72の近くの
主燃料供給路58と連通する。
しかし、第1の実施態様とは異なり、第2の実
施態様の出口分岐路62は、その吸引端部68に
おいてその第2の端部74に隣接する主燃料供給
路58と連通し、従つて、入口分岐路60の吐出
路66から反対方向に離間されている。更に、第
2の実施態様においては、出口分岐路60の吐出
端部70は空気導入路42とは連通せず、直接燃
焼室12の燃料導入ポート48と連通する。
更に、ノズル100は、燃料導入ポート48の
上端部104付近のブロツク部材18に形成され
た入口ポート102を通過する。出口分岐路62
の吐出端部70はノズル100と連通し、そのた
め出口分岐路62によりノズル100内に射出さ
れる燃料は直接燃焼室12内に入る。燃焼室12
内へのこの直接の注入は第2燃料供給装置18の
作用を強化する。
第2の実施態様においては、プランジヤ・ピス
トン86は主燃料供給路58内で前に述べた3つ
の作用位置間に運動可能である。更に、プランジ
ヤ・ピストン86が第1の位置(第2図の位置A
として実線で示す)にある時、このプランジヤ・
ピストン86は主燃料供給路58の第1端部72
に略々隣接して入口分岐路64の吐出端部66と
出口分岐路62の吸引端部68間に配置される。
プランジヤ・ピストン86が第2の位置(第2図
の位置Bに仮想線で示す)におかれる時、プラン
ジヤ・ピストン86は、入口分岐路60の吐出端
部66と出口分岐路62の吸引端部64間で略々
等距離に配置される。プランジヤ・ピストン86
が第3の位置(第2図の位置Cとして仮想線で示
す)におかれる時、プランジヤ・ピストン86は
主燃料供給路58の第2端部74に略々隣接し、
入口分岐路58の吐出端部66と出口分岐路62
の吸引端部68間に配置される。
第2の実施態様においては、補助通路110が
ロツド76の端部80内に形成される。この補助
通路は、プランジヤ・ピストン86と第1端部7
2間に形成された主燃料供給路58の室部106
と連通する第1の開口端部112を有する。入口
分岐路60も又この室部106と連通するため、
以下においては入口室部と呼ぶことにする。
補助通路110は、プランジヤ・ピストン86
と第2端部74の間に形成された主燃料供給路5
8の別の室部108と連通する第2の開口端部1
16を有する。出口分岐路62は室部108と連
通するため、以下においては出口室部と呼ぶこと
にする。
プランジヤ・ピストン86の入口分岐路60と
出口分岐路62間の運動の故に、主燃料供給路5
8の入口室部106と出口室部108間の流通、
従つて入口分岐路60と出口分岐路62間の流通
は補助通路110のみにより提供される。この第
2の実施態様においては、装置114は、プラン
ジヤ・ピストン86がその第1の位置にある時補
助通路110を介する入口室部106と出口室部
108間の流通を阻止するため、又プランジヤ・
ピストン86がその第2および第3の位置にある
時補助通路110を介する入口室部106と出口
室部108間の流通を許容するために設けられ
る。このように、第2図に示される第2の燃料供
給装置16を流れる燃料の流れの制御が得られ
る。
装置114の構造は種々あるが、図示の実施例
においては、主燃料供給路58は、その第1の端
部72から入口分岐路60の吐出端部66が入口
室部106と連通する地点に延在する小径の内端
部118を含む。プランジヤ・ピストン86は第
1のOリング・ガスケツト88を有し、これは入
口分岐路60の吐出端部66と出口分岐路62の
吸引端部68の間の主燃料供給路58の内部とプ
ランジヤ・ピストン86の間で封止状態の係合を
生じ、又プランジヤ・ピストン86と小径の内端
部118間で封止状態の係合を生じる第2のOリ
ング・ガスケツト89をも有する。
プランジヤ・ピストン86がその第1の位置
(第2図の位置Aで示す)にある時、Oリング8
8は入口分岐路60と出口分岐路62間で主燃料
供給路58の内部と封止状態で係合し、Oリング
89は出口分岐路60と補助通路110の第1の
開口端部112との間で小径の内端部118と封
止状に係合する。このように、入口分岐路60内
の燃料の主燃料供給路58の出口室部106又は
補助通路の第1の開口端部112への流れは阻止
される。このように、プランジヤ・ピストン86
がその第1の位置にある時、燃料室34から燃焼
室12内への燃料の流れは阻止される。
プランジヤ・ロツド76がその後主燃料供給路
58の第2端部74の外方へ第1の方向(第2図
の実線の矢印で示す)に動かされる時、プランジ
ヤ・ピストン86は第2の端部74へ向つて動か
される。Oリング89と主燃料供給路58の小径
の内部118との間の封止状態の係合は終了する
が、Oリング88と主燃料供給路58の内部の他
の部分との間の封止状態の係合作用は継続する。
プランジヤ・ピストン86がその第2の位置(第
2図に位置Bとして仮想線で示す)をとる時、補
助通路110の第1端部112はこのように入口
分岐路60の吐出端部66と連通する。入口分岐
路60の吐出端部66と出口分岐路62の吸引端
部68間の流通はこれにより補助通路110を介
してなされる。
このように、プランジヤ・ピストン86がその
第2の位置にある時、第1の燃料ポンプ装置50
の作用は、第2の実施態様の第2の燃料供給装置
16を構成する通路58,60,62,110に
燃料を流れさせる。
第2の実施態様においては、第1の燃料ポンプ
装置50は、ピストンの往復運動の結果クランク
ケース22内で生じて燃料を気化器32の燃料室
34から図示の第2の燃料供給装置16を介して
燃焼室12内へ圧送する脈動する圧力変化の形態
をとる。
通路58,60,62,110を通る燃料の流
れが燃料室34から燃焼室12への単一方向に生
じることを確保するため出口逆止め弁98が使用
される。更に、第2の実施態様においては、第1
の実施態様と同様に、出口逆止め弁98は出口分
岐路62と連通して、燃料が出口分岐路62内に
おいて燃焼室12に向つてのみ流れることを許容
するよう作用する。
この構成の故に、プランジヤ・ピストン86が
その第2の位置にある時、機関のピストン24の
上向行程においてクランクケース22内に生じる
圧力の脈動が燃料を燃料室34からノズル100
を介して燃焼室12内へ吸引するように作用す
る。出口逆止め弁98はこの前方向の流れを許容
するため開口する。しかし、機関のピストン24
の下向行程におけるクランクケース22内に生じ
る圧力の脈動は、燃料を燃焼室12から燃料室3
4へ引上げるよう圧送作用する。出口逆止め弁9
8は、主燃料供給路58の出口室部108へのこ
の逆流を阻止するよう閉鎖する。
次に、第2の実施態様における関連する第2の
燃料ポンプ装置56の作用について説明すれば、
前述の実施例における如く、プランジヤ・ピスト
ン86のその第2と第3の位置間の往復運動は燃
料を燃料室34から燃焼室12内へ圧送するよう
作用する。更に、第2の燃料ポンプ装置56は、
一般に、プランジヤ・ピストン86の第2の位置
(即ち、第2図の位置B)から第3の位置(即ち、
第2図の位置C)への運動に応答して燃料を主燃
料供給路58の出口室部108から出口分岐路6
2を介して排出すると同時に、燃料を燃料室34
から入口分岐路60を介して主燃料供給路58の
入口室部106へ吸引するように作用する。更
に、第2燃料ポンプ装置56は、一般に、プラン
ジヤ・ポンプ86のその第3の位置から逆にその
第2の位置への運動に応答して入口室部106か
ら補助通路110を介して出口室部108へ燃料
を吸引するように作用する。
更に又、前述の出口逆止め弁98に加えて、第
2燃料ポンプ装置50は又補助通路110と連通
する入口逆止め弁96を含む。入口逆止め弁96
は、入口室部106から補助通路110における
出口室部108への燃料の流れは許容するが、出
口室部108から入口室部106への燃料の流れ
は阻止するよう作用する。
更に、プランジヤ・ピストン86がその第2の
位置から第3の位置へ動かされると、一連の作用
事象が生じる。第1に、プランジヤ・ピストン8
6の第2の端部74への運動は入口逆止め弁96
を閉鎖させて出口室部108から補助通路110
を介する入口室部106への燃料の流過を阻止す
るよう作用する。同様に、プランジヤ・ピストン
86の第2の端部74への運動は出口逆止め弁9
8を開口させて出口室部108内に閉込められた
燃料を出口分岐路62を経て排出させるように作
用する。又、同時に、プランジヤ・ピストン86
の第1の端部72から離れる方向の運動は、燃料
を燃料室34から入口室部106へ吸引するよう
作用する。
プランジヤ・ピストン86が後でその第3の位
置から再びその第2の位置へ戻される時、入口逆
止め弁96はその時入口室部106を占めててい
る燃料の一部を補助通路110を介して出口室部
108へ吸引させるよう開口する。プランジヤ・
ピストン86のその第2の位置から再び第3の位
置への連続運動により燃料を出口室部108から
排出させると同時に、燃料を入口室部106内に
引込みその内部の燃料量を再び充填させるのであ
る。
第1の実施態様における如く、プランジヤ・ピ
ストン86のその第3の位置から第2の位置への
戻り運動は、一般に出口室部108を占めかつプ
ランジヤ・ピストン86の第2の位置から第3の
位置への運動中プランジヤ・ピストン86と主燃
料供給路58間に圧縮されるばね92によつて容
易化される。ばね92のその後の拡張によりプラ
ンジヤ・ピストン86をその第3の位置から再び
第2の位置へ戻す。
Oリング・ガスケツト88と89の主燃料供給
路58の内側との封止状態の係合作用は、通常は
オペレータによるプランジヤ・ロツド76の操作
運動が存在しない場合に、プランジヤ・ピストン
86をその第1の位置に保持するに十分である
が、第2の実施態様においては、プランジヤ・ピ
ストン86をその第1の位置に更に積極的に固定
するため装置120が設けられている。この装置
120は種々に構成されるが、図示の実施例にお
いては2個の対向位置に隔てられた弾力性を有す
るフインガ124が主燃料供給路58の第2の端
部74から外方へ延在している。各フインガ12
4は、これからプランジヤ・ロツド76に向つて
突出する内側突起部126を有する。
プランジヤ・ハンドル84は外周の稍々凹んだ
溝128を有する。プランジヤ・ピストン86が
その第1の位置(第2図の実線で示す如き)にお
かれる時、弾力性のあるフインガ124の突起部
126はこの溝128と丁度係合するように配置
される。プランジヤ・ピストン86はこれによつ
てその第1の位置に確実に固定される。フインガ
124の弾力性のため、プランジヤ・ピストン8
6の第1の位置と第2の位置間の運動中溝128
と突起部126との間に選択的な弾発状態の嵌合
作用が得られる。
プランジヤ・ピストン86が第2の位置(第2
図の位置Bとして仮想線で示される)にある時、
ハンドル84の下縁部130はフインガ124の
外側縁部131と当接する。このような構造の故
に、フインガ124の外縁部131は、プランジ
ヤ・ピストン86の第1の位置から第2の位置へ
の手動の運動、およびプランジヤ・ピストン86
の第3の位置から再び第2の位置へのばねにより
補佐された戻り運動の間、プランジヤ・ピストン
86をその第2の位置に狂わずにおく正確なスト
ツパとして作用するのである。
本発明は、1つ以上の燃焼室を有する機関に使
用することができる。本実施態様においては、第
2図において仮想線で示される如く、出口分岐路
62は、主燃料供給路58の出口室部108と連
通する吸引端部68と、最初に述べた燃焼室12
(第2図に実線で示す)と連通する第1の吐出端
部70と、関連する第2の燃焼室12a(第2図
に仮想線で示す)と連通する第2の吐出端部70
aとを有する。
第1の燃焼室12内のピストンの往復運動が通
常第2の燃焼室12aにおけるピストンの往復運
動と反対の位置関係にある(即ち、第1の燃焼室
12内のピストン24が上向行程にある時、第2
の燃焼室12a内のピストン24aは下向行程に
あり、その逆の場合は反対となる)ため、第1と
第2の実施態様の唯1つの出口逆止め弁98は、
出口分岐路62の第1の吐出端部70と第2の吐
出端部70aと個々に連通する2つの出口逆止め
弁132と134によつて置換できる。出口逆止
め弁132と134の各々は、関連するピストン
24と24aの上向行程の間関連する吐出端部7
0と70aに向つて各燃焼室12と12a内に燃
料を流入させるが、関連するピストン24と24
aの下向行程の間は関連する吐出端部70と70
aから主燃料供給路58の出口室部108への燃
料の逆流は阻止するように作用する。
このように、プランジヤ・ピストン86がその
第2の位置にある時、燃料はその内部のピストン
の往復運動に応答して燃料室34から交互に第1
と第2の燃焼室12と12a内に流入する。又、
プランジヤ・ピストン86のその第2の位置と第
3の位置間の往復運動は、同時に燃料を第1と第
2の両燃焼室12と12a内に圧送するよう作用
する。
前に述べた3つの実施態様は相互に各々を含ま
ない構造を示す意図をもたないことを理解すべき
である。即ち、第1の実施態様に示した制御装置
および関連する第2の燃料ポンプ装置58の特定
の構造の全て又は一部は第2および第3の両実施
態様に対して適用可能であり、又その逆も又妥当
する。
本発明の諸特徴は頭書の特許請求の範囲に記載
されている。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の種々の特徴を具体化した燃料
注射兼混合気濃化装置を備えた内燃機関の燃焼室
を示す図、および第2図は燃料注射兼混合気濃化
装置の第2および第3の実施例を示す内燃機関を
示す図である。 10……機関、12……燃焼室、14,16…
…燃料供給装置、18……ブロツク部材、20…
…シリンダ、22……クランクケース、24……
ピストン、26……コネクチング・ロツド、28
……クランク軸、32……気化器、34……燃料
室、36……燃料導管、38……燃料、40……
燃料ポンプ装置、42……空気導入路、44……
弁組立体、46,90……燃料絞りオリフイス、
48……燃料導入ポート、50,56……燃料ポ
ンプ装置、54……制御装置、58……主燃料供
給装置、60,62……分岐路、76……ロツ
ド、78……開口、84……ハンドル、86……
プランジヤ・ピストン、88,89……Oリン
グ、92……ばね、94……逆止め弁装置、9
6,98……逆止め弁、100……ノズル、10
2……入口ポート、106,108……室部、1
10……補助通路、114……阻止装置、120
……プランジヤ・ピストン固定装置、124……
フインガ、128……突起部、128……溝。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 燃焼室と、該燃焼室内において往復運動する
    ピストンと、前記燃焼室と連通し燃料供給源と接
    続するようになされ燃料を供給源から前記燃焼室
    内へ導入するよう作用する第1の燃料供給装置
    と、前記燃焼室と連通し燃料供給源と接続するよ
    うになされ、前記第1の燃料供給装置により導入
    される燃料に加えて、燃料を供給源から前記燃焼
    室内へ導入するよう作用する第2の燃料供給装置
    と、を有し、該第2の燃料供給装置は前記ピスト
    ンの往復運動に応じ燃料を前記燃焼室に送り込む
    作用を発揮するノズルを介して、前記燃焼室に連
    通した燃料路と、該燃料路内を移動する部分を有
    した手動操作の部材とを含み、該部材は、前記燃
    料路を通り燃料が流れることを阻止する第1の位
    置と、前記ノズルの作用により前記燃料路を通り
    燃料が流れることを許容する第2の位置と、第3
    の位置とをとり、前記第2の位置にあるときは手
    動操作を加えない限り当該位置にとどまるように
    なつており、さらに前記第2及び第3の位置の間
    で往復運動させたとき、前記ノズルの作用に依存
    することなく燃料を前記燃焼室に圧送する構成と
    したことを特徴とする内燃機関。 2 前記燃料路は、主燃料供給路と、燃料供給源
    と連通する吸引端部と前記主燃料供給路と連通す
    る吐出端部を有する入口分岐路と、前記主燃料供
    給路と連通する吸引端部と前記燃焼室と連通する
    吐出端部を有する出口分岐路とを含み、前記部材
    は、前記入口分岐路と前記出口分岐路の間の流通
    を阻止する前記第1の位置と、入口分岐路と出口
    分岐路の間の流通を許容する前記第2の位置と、
    入口分岐路と出口分岐路の間の流通を許容する前
    記第3の位置との間で主燃料供給路内で運動可能
    であることを特徴とする特許請求の範囲1項記載
    の内燃機関。 3 前記第2の燃料供給装置は、前記部材の前記
    第2の位置から前記第3の位置への運動に応答し
    て前記入口分岐路を介して前記燃料供給源から前
    記主燃料供給路内へ燃料を吸引し、該部材の第3
    の位置から第2の位置への運動に応答して前記出
    口分岐路を介して主燃料供給路から燃焼室内への
    燃料を送り出す装置を含むことを特徴とする特許
    請求の範囲2項記載の内燃機関。 4 前記主燃料供給路への燃料の吸引およびこれ
    からの燃料の排除を行う前記装置が、前記第2の
    位置から前記第3の位置への前記部材の運動に応
    答して前記燃料供給源から主燃料供給路への前記
    入口分岐路内の燃料の流れは許容しながら前記出
    口分岐路内の燃料の流れは阻止し、前記部材の第
    3の位置から第2の位置への運動に応答して主燃
    料供給路から燃焼室内への出口分岐路内の燃料の
    流れは許容しながら入口分岐路内の燃料の流れは
    阻止するため、入口分岐路と出口分岐路とに連通
    する逆止め弁装置を含むことを特徴とする特許請
    求の範囲3項記載の内燃機関。 5 前記逆止め弁装置が、前記入口分岐路と連通
    しかつ前記主燃料供給路から燃料供給源への入口
    分岐路内の燃料の流れを阻止しながら、燃料供給
    源から主燃料供給路への入口分岐路内の燃料の流
    れは許容するよう作用する入口逆止め弁装置を含
    むことを特徴とする特許請求の範囲4項記載の内
    燃機関。 6 前記逆止め弁装置は、前記出口分岐路と連通
    しかつ前記燃焼室から前記主燃料供給路への出口
    分岐路内の燃料の流れを阻止しながら、主燃料供
    給路から燃焼室内への出口分岐路内の燃料の流れ
    は許容するよう作用する出口逆止め弁装置を含む
    ことを特徴とする特許請求の範囲4項記載の内燃
    機関。 7 前記主燃料供給路は対向位置に隔てられた第
    1と第2の端部を有し、前記入口分岐路の前記吐
    出端部が前記の第1と第2の端部の略々中間で主
    燃料供給路と連通し、出口分岐路の前記吸引端部
    は前記第1の端部と略々隣接して主燃料供給路と
    連通することを特徴とする特許請求の範囲2項記
    載の内燃機関。 8 前記部材が前記主燃料供給路の前記第2の端
    部を介して延長するピストン・ロツドを有するピ
    ストンを含み、前記ピストンは、前記入口分岐路
    と前記出口分岐路間で主燃料供給路の前記第1の
    端部に略々隣接するよう配置されこれにより前記
    入口分岐路と出口分岐路間の流通を阻止する前記
    第1の位置と、入口分岐路と前記第2の端部間に
    前記ピストンが配置されてこれにより入口分岐路
    と出口分岐路間の流通を許容する前記第2の位置
    と、主燃料供給路の第2の端部と略々隣接するよ
    うに前記ピストンが配置される前記第3の位置と
    の間で主燃料供給路内で運動可能であることを特
    徴とする特許請求の範囲7項記載の内燃機関。 9 前記主燃料供給路が対向位置に隔てられた第
    1と第2の端部を含み、前記入口分岐路の前記吐
    出端部が前記第1の端部と略々隣接して主燃料供
    給路と連通し、前記出口分岐路の前記吸引端部が
    前記第2の端部と略々隣接して主燃料供給路と連
    通することを特徴とする特許請求の範囲2項記載
    の内燃機関。 10 前記部材はピストンを含み、該ピストンは
    前記入口分岐路と前記出口分岐路間で前記主燃料
    供給路の前記第1の端部と略々隣接するよう配置
    される前記第1の位置と、前記ピストンが入口分
    岐路と出口分岐路間に略々等しい間隔でおかれる
    前記第2の位置と、前記ピストンが出口分岐路と
    入口分岐路の間で主燃料供給路の前記第2の端部
    に略々隣接するように配置される前記第3の位置
    との間で主燃料供給路内で運動可能であり、この
    ピストンは主燃料供給路の第2の端部を介して延
    在するピストン・ロツドを含み、このピストン・
    ロツドは、前記ピストンと第1の端部間に形成さ
    れた主燃料供給路の入口室部と連通する第1の開
    口端部と、ピストンと第2の端部間に形成された
    主燃料供給路の出口室部と連通する第2の開口端
    部との間で内部に延長するよう形成された補助通
    路を有し、更に前記第2の燃料供給装置は、前記
    ピストンが前記第1の位置にある時前記補助通路
    を介しての前記入口室部と出口室部間の流通を阻
    止することにより入口分岐路と出口分岐路間の流
    通を阻止し、かつ前記ピストンが前記第2の位置
    および第3の位置にある時補助通路を介して入口
    室部と出口室部間の流通を許容することにより補
    助通路を介して入口分岐路と出口分岐路間の流通
    を許容する装置を含むことを特徴とする特許請求
    の範囲9項記載の内燃機関。 11 前記第2の燃料供給装置は、前記燃料供給
    源から前記入口分岐路を介して前記入口室部内へ
    燃料を吸引すると同時に、前記ピストンの前記第
    2の位置から前記第3の位置への運動に応答して
    前記出口室部から前記出口分岐路を介して前記燃
    焼室へ燃料を送り出し、又前記ピストンの第3の
    位置から第2の位置への運動に応答して前記主燃
    料供給路の前記入口室部から前記補助通路を介し
    て主燃料供給路の出口室部へ燃料を吸引する装置
    を含むことを特徴とする特許請求の範囲10項記
    載の内燃機関。 12 前記主燃料供給路内へ燃料を吸引しかつこ
    れから燃料を送り出す前記装置は、前記補助通路
    および出口分岐路と連通し、かつ前記ピストンの
    前記第2の位置から前記第3の位置への運動に応
    答して、前記燃料供給源から主燃料供給路の前記
    入口室部への入口分岐路内の燃料の流れと、主燃
    料供給路の出口室部から燃焼室内への出口分岐路
    内の燃料の流れを許容しながら、補助通路内の燃
    料の流れを阻止し、かつ前記ピストンの第3の位
    置から第2の位置への運動に応答して入口室部か
    ら出口室部への補助通路内の燃料の流れを許容し
    ながら出口分岐路内の燃料の流れを阻止する逆止
    め弁装置を含むことを特徴とする特許請求の範囲
    11項記載の内燃機関。 13 前記逆止め弁装置は、前記主燃料供給路の
    前記の出口室部から入口室部への前記補助通路内
    の燃料の流れを阻止しながら、前記入口室部から
    出口室部への補助通路内の燃料の流れは許容する
    よう作用し、補助通路と連通する入口逆止弁装置
    を含むことを特徴とする特許請求の範囲12項記
    載の内燃機関。 14 前記逆止め弁装置は、前記燃焼室から前記
    主燃料供給装置の前記出口室部への前記出口分岐
    路内の燃料の流れを阻止しながら、主燃料供給路
    の出口室部から燃焼室内への出口分岐路内の燃料
    の流れは許容するよう作用し、出口分岐路と連通
    する出口逆止め弁装置を含むことを特徴とする特
    許請求の範囲12項記載の内燃機関。 15 前記部材を前記第3の位置から前記第2の
    位置へ戻すための装置を含むことを特徴とする特
    許請求の範囲1項記載の内燃機関。 16 前記部材を前記第1の位置に固定する固定
    装置を含むことを特徴とする特許請求の範囲1項
    記載の内燃機関。 17 前記第1の燃料供給装置が前記燃料供給源
    と連通する燃料室を有する気化器を含み、前記第
    2の燃料供給装置が前記燃料室と連通する入口端
    部と前記燃焼室と連通する出口端部とを有するこ
    とを特徴とする特許請求の範囲1項記載の内燃機
    関。 18 前記燃焼室が貫通する入口ポートを有する
    側壁部を含み、前記第2の燃料供給装置の前記出
    口端部は燃料を前記入口ポートを介して燃焼室内
    に導入するため燃焼室の入口ポートと連通する前
    記ノズル装置を含むことを特徴とする特許請求の
    範囲17項記載の内燃機関。 19 前記気化器が大気および燃焼室と連通する
    空気導入路を含み、前記第2の燃料供給装置の前
    記出口端部は燃料を前記空気導入路内へ導入する
    ため空気導入路と連通することを特徴とする特許
    請求の範囲17項記載の内燃機関。 20 前記燃焼室は第1の燃焼室と第2の燃焼室
    から成り、前記第1の燃料供給装置および前記第
    2の燃料供給装置は前記第1と第2の燃焼室と連
    通し、前記部材は、第2の燃料供給装置による前
    記第1と第2の燃焼室内への燃料の導入を制御し
    かつ第2の燃料供給装置における該部材の運動に
    応答して燃料を第1と第2の燃焼室内へ同時に圧
    送するよう作用することを特徴とする特許請求の
    範囲1項記載の内燃機関。
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