JPS6338899Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6338899Y2 JPS6338899Y2 JP3126085U JP3126085U JPS6338899Y2 JP S6338899 Y2 JPS6338899 Y2 JP S6338899Y2 JP 3126085 U JP3126085 U JP 3126085U JP 3126085 U JP3126085 U JP 3126085U JP S6338899 Y2 JPS6338899 Y2 JP S6338899Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- porous body
- holes
- ceramic porous
- ceramic
- gas
- Prior art date
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- Expired
Links
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Landscapes
- Gas Separation By Absorption (AREA)
- Vaporization, Distillation, Condensation, Sublimation, And Cold Traps (AREA)
- Physical Or Chemical Processes And Apparatus (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
本考案は各種の蒸留塔、吸収塔、冷却塔、放散
塔などの内部に充填される流体接触用の充填物を
保持するための充填物支持体に関するものであ
る。 (従来の技術) 蒸留塔、吸収塔、冷却塔、放散塔などの流体接
触塔の内部には、気液接触効率を向上させるため
にラシヒリング充填物のような流体接触用の充填
物が充填されているが、これらの充填物を支持す
る充填物支持体としては従来から第3図に示され
るセラミツクス質の多孔板20や第4図に示され
る泡鐘板21等が用いられている。ところがこの
ような従来の充填物支持体は開口率が30%以下で
あるため貫流する流体の圧力損失が大きく、また
上方から流下する液体が充填物支持体の下面に表
面張力によつて局所的に集合して分散が不均一化
するので多層構造とした場合には気液接触効率が
低下する欠点があつた。更に、従来の充填物支持
体は中央部にも外周部にも同径の貫通孔が透設さ
れているため、中央部において大となり易い上向
きのガスの流速分布を整流することができず、全
体的な気液接触効率の不均一を防止することがで
きないものであつた。 (考案が解決しようとする問題点) 本考案はこのような従来の問題点を解決して、
圧力損失が小さいうえに、上方から流下する液体
の分散及び上向きに吹上げるガスの流速分布を均
一化することができる充填物支持体を目的として
完成されたものである。 (問題点を解決するための手段) 本考案は略均一な厚さの隔壁により区画された
多数の垂直な貫通孔を備えた板状のセラミツク多
孔体からなり、該貫通孔の孔径を中央部において
は小さく、外周部においては大きくするととも
に、隔壁の下端面を凹凸状の水切部に形成したこ
とを特徴とするものである。 次に本考案を図面を参照しつつ更に詳細に説明
すれば、本考案の充填物支持体は第1図に示され
るように略均一な厚さの隔壁1によつて区画され
た多数の垂直な貫通孔2を備えたセラミツク多孔
体3からなるもので、セラミツク多孔体3として
は相当直径が3〜20mm、開口率50〜80%の任意の
断面形状のセラミツクハニカム構造体を用いるこ
とが好ましい。セラミツク多孔体3の貫通孔2の
孔径は中央部においては小さく、外周部において
は大きくするものとし、そのような貫通孔2を備
えたセラミツク多孔体3を一体成形することが好
ましいが、図示のように相当直径が小さい貫通孔
2を備えたセラミツクハニカム構造体4の外周部
に相当直径の大きい貫通孔2を備えたセラミツク
ハニカム構造体5を接合してもよい。セラミツク
多孔体3の厚さはセラミツクハニカム構造体を使
用した場合には30〜100mm程度が適当であり、使
用状態を示す第2図に図示したとおり、隔壁1の
下端面を凹凸状の水切部6に形成して水切りを良
くするとともに、上方から流下する液体が表面張
力により局所的に集中することを防止するものと
する。なお、7は補強用の枠材であり、必要に応
じてセラミツク多孔体3の下面に配設されるもの
である。 (作用) このように構成されたものは、第2図に示され
るように蒸留塔、吸収塔などの流体接触塔10の
下部に水平に取付けられてその上部に充填された
ラシヒリング充填物のような流体接触用の充填物
11を支持させるものであり、上方のノズル12
から水等の液体を充填物11の上面に均一に散布
するとともに下方から反応用のガスを供給すれ
ば、充填物11の表面において気液接触が行われ
ることは従来のものと同様である。しかし本考案
の充填物支持体は略均一な厚さの隔壁1により区
画された多数の貫通孔2を備えたセラミツク多孔
体3からなるものであるので、液体及びガスの圧
力損失が第3図や第4図に示される従来のものに
比較してはるかに小さく、所要動力の削減と気液
接触効率の向上とを図ることができる。また、貫
通孔2の孔径を中央部においては小さく、外周部
においては大きくしたので、中央部において高速
となる傾向にあるガス流速が充填物支持体によつ
て補正され、流体接触塔10の全面にわたつて均
一化されることとなり、更に隔壁1の下端面を凹
凸状の水切部6としたので下方へ流下する液体が
表面張力により局所的に集合することも防止さ
れ、液体、ガスともに均一な分散が行われて気液
接触効率を従来のものよりも向上させることがで
きることとなる。 (実施例) 厚さが1mmの隔壁により区画された相当直径が
10mmの四角形の貫通孔を持つセラミツクハニカム
構造体を100mm×100mm×高さ70mmに切断し、その
4個を第1図のように接合した。次にその外周面
に、厚さが1.5mmの隔壁により区画された相当直
径が20mmの四角形の貫通孔を持つ同寸のセラミツ
クハニカム構造体12個を接合して400mm×400mmの
充填物支持体とした。なお、隔壁の下端面は第2
図のように45゜の角度に切込んで水切部を形成し
た。これを内径寸法が400mm×400mmの流体接触塔
中に2段に設置し、それぞれの上部に直径約40mm
のラシヒリング充填物を500mmの高さに充填した。
一方、比較例として第3図に示されるような12mm
φの孔を30mmピツチでセラミツク板に均一に透設
した充填物支持体により同様にラシヒリング充填
物を支持させた。このような流体接触塔の上方か
ら100mmピツチで6000Kg/m2・Hrの水を流下させ
るとともに、流体接触塔の下部から100ppmの
NH3を含む空気を供給して気液向流接触操作を
行わせ、下層のラシヒリング充填物のアンモニア
吸収効率及びラシヒリング充填物と充填物支持体
の各々の圧力損失を比較測定した。その結果を次
表に示す。
塔などの内部に充填される流体接触用の充填物を
保持するための充填物支持体に関するものであ
る。 (従来の技術) 蒸留塔、吸収塔、冷却塔、放散塔などの流体接
触塔の内部には、気液接触効率を向上させるため
にラシヒリング充填物のような流体接触用の充填
物が充填されているが、これらの充填物を支持す
る充填物支持体としては従来から第3図に示され
るセラミツクス質の多孔板20や第4図に示され
る泡鐘板21等が用いられている。ところがこの
ような従来の充填物支持体は開口率が30%以下で
あるため貫流する流体の圧力損失が大きく、また
上方から流下する液体が充填物支持体の下面に表
面張力によつて局所的に集合して分散が不均一化
するので多層構造とした場合には気液接触効率が
低下する欠点があつた。更に、従来の充填物支持
体は中央部にも外周部にも同径の貫通孔が透設さ
れているため、中央部において大となり易い上向
きのガスの流速分布を整流することができず、全
体的な気液接触効率の不均一を防止することがで
きないものであつた。 (考案が解決しようとする問題点) 本考案はこのような従来の問題点を解決して、
圧力損失が小さいうえに、上方から流下する液体
の分散及び上向きに吹上げるガスの流速分布を均
一化することができる充填物支持体を目的として
完成されたものである。 (問題点を解決するための手段) 本考案は略均一な厚さの隔壁により区画された
多数の垂直な貫通孔を備えた板状のセラミツク多
孔体からなり、該貫通孔の孔径を中央部において
は小さく、外周部においては大きくするととも
に、隔壁の下端面を凹凸状の水切部に形成したこ
とを特徴とするものである。 次に本考案を図面を参照しつつ更に詳細に説明
すれば、本考案の充填物支持体は第1図に示され
るように略均一な厚さの隔壁1によつて区画され
た多数の垂直な貫通孔2を備えたセラミツク多孔
体3からなるもので、セラミツク多孔体3として
は相当直径が3〜20mm、開口率50〜80%の任意の
断面形状のセラミツクハニカム構造体を用いるこ
とが好ましい。セラミツク多孔体3の貫通孔2の
孔径は中央部においては小さく、外周部において
は大きくするものとし、そのような貫通孔2を備
えたセラミツク多孔体3を一体成形することが好
ましいが、図示のように相当直径が小さい貫通孔
2を備えたセラミツクハニカム構造体4の外周部
に相当直径の大きい貫通孔2を備えたセラミツク
ハニカム構造体5を接合してもよい。セラミツク
多孔体3の厚さはセラミツクハニカム構造体を使
用した場合には30〜100mm程度が適当であり、使
用状態を示す第2図に図示したとおり、隔壁1の
下端面を凹凸状の水切部6に形成して水切りを良
くするとともに、上方から流下する液体が表面張
力により局所的に集中することを防止するものと
する。なお、7は補強用の枠材であり、必要に応
じてセラミツク多孔体3の下面に配設されるもの
である。 (作用) このように構成されたものは、第2図に示され
るように蒸留塔、吸収塔などの流体接触塔10の
下部に水平に取付けられてその上部に充填された
ラシヒリング充填物のような流体接触用の充填物
11を支持させるものであり、上方のノズル12
から水等の液体を充填物11の上面に均一に散布
するとともに下方から反応用のガスを供給すれ
ば、充填物11の表面において気液接触が行われ
ることは従来のものと同様である。しかし本考案
の充填物支持体は略均一な厚さの隔壁1により区
画された多数の貫通孔2を備えたセラミツク多孔
体3からなるものであるので、液体及びガスの圧
力損失が第3図や第4図に示される従来のものに
比較してはるかに小さく、所要動力の削減と気液
接触効率の向上とを図ることができる。また、貫
通孔2の孔径を中央部においては小さく、外周部
においては大きくしたので、中央部において高速
となる傾向にあるガス流速が充填物支持体によつ
て補正され、流体接触塔10の全面にわたつて均
一化されることとなり、更に隔壁1の下端面を凹
凸状の水切部6としたので下方へ流下する液体が
表面張力により局所的に集合することも防止さ
れ、液体、ガスともに均一な分散が行われて気液
接触効率を従来のものよりも向上させることがで
きることとなる。 (実施例) 厚さが1mmの隔壁により区画された相当直径が
10mmの四角形の貫通孔を持つセラミツクハニカム
構造体を100mm×100mm×高さ70mmに切断し、その
4個を第1図のように接合した。次にその外周面
に、厚さが1.5mmの隔壁により区画された相当直
径が20mmの四角形の貫通孔を持つ同寸のセラミツ
クハニカム構造体12個を接合して400mm×400mmの
充填物支持体とした。なお、隔壁の下端面は第2
図のように45゜の角度に切込んで水切部を形成し
た。これを内径寸法が400mm×400mmの流体接触塔
中に2段に設置し、それぞれの上部に直径約40mm
のラシヒリング充填物を500mmの高さに充填した。
一方、比較例として第3図に示されるような12mm
φの孔を30mmピツチでセラミツク板に均一に透設
した充填物支持体により同様にラシヒリング充填
物を支持させた。このような流体接触塔の上方か
ら100mmピツチで6000Kg/m2・Hrの水を流下させ
るとともに、流体接触塔の下部から100ppmの
NH3を含む空気を供給して気液向流接触操作を
行わせ、下層のラシヒリング充填物のアンモニア
吸収効率及びラシヒリング充填物と充填物支持体
の各々の圧力損失を比較測定した。その結果を次
表に示す。
【表】
上表から明らかなように、本考案の充填物支持
体は従来品に比較して圧力損失が1/2以下となる
うえにラシヒリング充填物の気液接触効率が向上
して吸収効率を3〜4%向上させることができ
る。 (考案の効果) 本考案は以上の説明からも明らかなように、圧
力損失が小さく、液体の分散の均一化及びガスの
流速分布の均一化を図ることにより気液接触効率
を向上させることができるうえ、大型のものも容
易に製作することができる利点を有するものであ
るから、従来の問題点を解決したものとしてその
実用的価値は大きいものである。
体は従来品に比較して圧力損失が1/2以下となる
うえにラシヒリング充填物の気液接触効率が向上
して吸収効率を3〜4%向上させることができ
る。 (考案の効果) 本考案は以上の説明からも明らかなように、圧
力損失が小さく、液体の分散の均一化及びガスの
流速分布の均一化を図ることにより気液接触効率
を向上させることができるうえ、大型のものも容
易に製作することができる利点を有するものであ
るから、従来の問題点を解決したものとしてその
実用的価値は大きいものである。
第1図は本考案の実施例を示す平面図、第2図
はその使用状態を示す一部切欠正面図、第3図及
び第4図は従来の充填物支持体を示す斜視図であ
る。 1:隔壁、2:貫通孔、3:セラミツク多孔
体。
はその使用状態を示す一部切欠正面図、第3図及
び第4図は従来の充填物支持体を示す斜視図であ
る。 1:隔壁、2:貫通孔、3:セラミツク多孔
体。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 略均一な厚さの隔壁1により区画された多数
の垂直な貫通孔2を備えた板状のセラミツク多
孔体3からなり、該貫通孔2の孔径を中央部に
おいては小さく、外周部においては大きくする
とともに、隔壁1の下端面を凹凸状の水切部6
に形成したことを特徴とする充填物支持体。 2 セラミツク多孔体3が相当直径3〜20mmのセ
ラミツクハニカム構造体からなる実用新案登録
請求の範囲第1項記載の充填物支持体。 3 セラミツク多孔体3が相当直径の異なる貫通
孔2を有するセラミツクハニカム構造体を接合
したものである実用新案登録請求の範囲第1項
記載の充填物支持体。 4 セラミツク多孔体3が開口率50〜80%のもの
である実用新案登録請求の範囲第1項記載の充
填物支持体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3126085U JPS6338899Y2 (ja) | 1985-03-05 | 1985-03-05 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3126085U JPS6338899Y2 (ja) | 1985-03-05 | 1985-03-05 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61147145U JPS61147145U (ja) | 1986-09-10 |
JPS6338899Y2 true JPS6338899Y2 (ja) | 1988-10-13 |
Family
ID=30531706
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3126085U Expired JPS6338899Y2 (ja) | 1985-03-05 | 1985-03-05 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6338899Y2 (ja) |
-
1985
- 1985-03-05 JP JP3126085U patent/JPS6338899Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61147145U (ja) | 1986-09-10 |
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