JPS6338896A - 伝熱管保護スリ−ブ - Google Patents
伝熱管保護スリ−ブInfo
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- JPS6338896A JPS6338896A JP18176686A JP18176686A JPS6338896A JP S6338896 A JPS6338896 A JP S6338896A JP 18176686 A JP18176686 A JP 18176686A JP 18176686 A JP18176686 A JP 18176686A JP S6338896 A JPS6338896 A JP S6338896A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、液体金属加熱武芸気発生器(高速炉茶気発生
器)の伝熱管溶接部から水漏れが発生した場合のナトリ
ウム−水反応等により高温の腐食生成物のジェットが隣
接管を損耗させて事故が拡大するのを防止するのに適し
た伝熱管保護スリーブに関する。
器)の伝熱管溶接部から水漏れが発生した場合のナトリ
ウム−水反応等により高温の腐食生成物のジェットが隣
接管を損耗させて事故が拡大するのを防止するのに適し
た伝熱管保護スリーブに関する。
一般に、ヘリカルコイル型衆気発生器は、第4図に示す
ように、容器及び伝包管の熱交換器からなっている。図
中、1は容器胴、2はすトリウム入口配管、3はナトリ
ウム出口配管、4は給水入口配管、5は英気出口配管、
6は伝熱管、7は内部ソ二ラウド、8は伝熱管支持構造
体である。
ように、容器及び伝包管の熱交換器からなっている。図
中、1は容器胴、2はすトリウム入口配管、3はナトリ
ウム出口配管、4は給水入口配管、5は英気出口配管、
6は伝熱管、7は内部ソ二ラウド、8は伝熱管支持構造
体である。
図において、加熱流体の液体金属ナトリウムが入口配管
2より容器内に流入し、出口配管3から流出する。
2より容器内に流入し、出口配管3から流出する。
一方、受熱流体である水は給水入口配管4より数百本の
伝熱管6内に分岐して流入し、ヘリカルコイル伝熱管6
で受熱し、英気となって出口配管5より容器外に流出す
る。
伝熱管6内に分岐して流入し、ヘリカルコイル伝熱管6
で受熱し、英気となって出口配管5より容器外に流出す
る。
多層のヘリカルコイル伝熱管群は、内部シュラウド7と
支持構造体8で支持、固定しており、ヘリカルコイル伝
熱管を1周当たり4〜6点で支持して加熱側流体の流路
を4〜6分割している。
支持構造体8で支持、固定しており、ヘリカルコイル伝
熱管を1周当たり4〜6点で支持して加熱側流体の流路
を4〜6分割している。
このような構造の茶気発生器において、万一、伝熱管に
孔が開いた場合には、高圧側の水/英気が低圧側の流体
中に噴射することが生ずる。
孔が開いた場合には、高圧側の水/英気が低圧側の流体
中に噴射することが生ずる。
第5図は伝熱管の破Qi伝播現象を説明するための図で
、同図(A)は破)具部の様子を示すIA、同図(B)
は破[員伝播を示す図である。図中、lOは伝熱管、1
1は伝熱管の溶接部、12は水り一り、13はナトリウ
ム−水反応域、14は腐食生成物ジェット、15はウニ
ステージ部、16は2次リークである。
、同図(A)は破)具部の様子を示すIA、同図(B)
は破[員伝播を示す図である。図中、lOは伝熱管、1
1は伝熱管の溶接部、12は水り一り、13はナトリウ
ム−水反応域、14は腐食生成物ジェット、15はウニ
ステージ部、16は2次リークである。
図において、例えば伝熱管lOの溶接部11で水リーク
12が生じた場合、ナトリウム−水反応による高温の腐
食生成物ジェット14のためにllAl転接管を消耗さ
せてウニステージ部15が生じ、ついには2次リーク1
6、さらには3次リークと水漏洩規模が拡大する可能性
がある。
12が生じた場合、ナトリウム−水反応による高温の腐
食生成物ジェット14のためにllAl転接管を消耗さ
せてウニステージ部15が生じ、ついには2次リーク1
6、さらには3次リークと水漏洩規模が拡大する可能性
がある。
ところで、従来このような水漏洩に対して、茶気発生器
に取付けられる事故検知用の各種検出器により事故を即
座に発見し、事故拡大を防止する対策が行われていた。
に取付けられる事故検知用の各種検出器により事故を即
座に発見し、事故拡大を防止する対策が行われていた。
しかし、このような事故検知用の各種検出器を設けるだ
けではなく、より積極的に事故の核大防止策、換言すれ
ば2次的、3次的破損の伝播が引き起こされ得ない、抜
本的な防止対策が施されれば茎気発生器の安全性と信頬
性を飛躍的に向上させることができる。
けではなく、より積極的に事故の核大防止策、換言すれ
ば2次的、3次的破損の伝播が引き起こされ得ない、抜
本的な防止対策が施されれば茎気発生器の安全性と信頬
性を飛躍的に向上させることができる。
ところで、仄気発生器事故の原因となる伝熱管を員部に
よる水漏洩(1次水漏洩)は、伝熱管母材部で発生ずる
可能性は殆どなく、その大半は伝熱管溶接部であること
が種々の文献等で報告されている。
よる水漏洩(1次水漏洩)は、伝熱管母材部で発生ずる
可能性は殆どなく、その大半は伝熱管溶接部であること
が種々の文献等で報告されている。
本発明は上記の英気発生器の安全性と信頼性を向上させ
るためのもので、水漏洩発生時の高温腐食性反応生成物
ジェットを拡散させて弱めることにより、隣接伝熱管の
2次的なtU耗を抑止し、プラント保護操作に必要な時
間的余裕を得ることのできる伝熱管保護スリーブを提供
することを目的とする。
るためのもので、水漏洩発生時の高温腐食性反応生成物
ジェットを拡散させて弱めることにより、隣接伝熱管の
2次的なtU耗を抑止し、プラント保護操作に必要な時
間的余裕を得ることのできる伝熱管保護スリーブを提供
することを目的とする。
そのために本発明の伝熱管保護スリーブは、複数のスペ
ーサーと、tt’7 ?=己複攻のスペーサーにより高
速炉茎気発生器の伝熱管との間に間隙を設け、該伝熱管
の溶接部全周にわたって巻かれる防護用バンド状板と、
この防護用バンド状板を引き締めてとめるターンバック
ルで構成される伝熱管保護スリーブであって、前記防護
用バンド状板の巻始め端部側と巻終わり端部側は、前記
ターンバフクルに設けられた細長いスリットを通してそ
れぞれもとの方向に折り返され、該折り返された各々端
部側のうち少なくとも巻終わり端部側は圧接手段により
挟まれることにより固定されていることを特1すとする
。
ーサーと、tt’7 ?=己複攻のスペーサーにより高
速炉茎気発生器の伝熱管との間に間隙を設け、該伝熱管
の溶接部全周にわたって巻かれる防護用バンド状板と、
この防護用バンド状板を引き締めてとめるターンバック
ルで構成される伝熱管保護スリーブであって、前記防護
用バンド状板の巻始め端部側と巻終わり端部側は、前記
ターンバフクルに設けられた細長いスリットを通してそ
れぞれもとの方向に折り返され、該折り返された各々端
部側のうち少なくとも巻終わり端部側は圧接手段により
挟まれることにより固定されていることを特1すとする
。
本発明の伝熱管保護スリーブは、万一伝熱管の溶接部に
tj1傷が生じて高温の腐食性反応生成物が噴出したと
しても、漏洩水は防護用バンド状板に衝突し、噴出圧力
が弱められると共に、防護用ハンド状板の両側に分散し
、防護用バンド状板と伝熱管の隙間より逃がして漏洩水
を拡散させることができ、その結果高恩の腐食性反応生
成物は隣接伝色管を直フする直二♀的なジェットになら
ず広範囲に分散され、隣接伝熱管への影響を殆どなくす
ことができる。
tj1傷が生じて高温の腐食性反応生成物が噴出したと
しても、漏洩水は防護用バンド状板に衝突し、噴出圧力
が弱められると共に、防護用ハンド状板の両側に分散し
、防護用バンド状板と伝熱管の隙間より逃がして漏洩水
を拡散させることができ、その結果高恩の腐食性反応生
成物は隣接伝色管を直フする直二♀的なジェットになら
ず広範囲に分散され、隣接伝熱管への影響を殆どなくす
ことができる。
C実脩例〕
以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。第1図
は本発明による伝熱管保護スリーブの一実施例を示す図
で、同図(A)は伝熱管保護スリーブの側面図、同図(
B)は断面図、第2図は本発明の伝熱管保護スリーブの
各構成要素を示す図で、同図(A)はターンバックルを
示す図、同図(B)6よスペーサーを示す図、同図(C
)は防護用バンド状板を示す図、第3図は本発明による
伝熱管法1Wスリーブを使用した状態における水漏洩の
様子を示す図で、21は伝熱管、22は防護用バンド状
板、23はターンバックル、24はスペーサー、25は
押さえ板部、26は防護用バンド状板の巻始め端部、2
7は防護用バンド状板の巻終わり端部、28はスリット
、29は孔、30は溶接部、31は水漏洩ジェットを示
している。
は本発明による伝熱管保護スリーブの一実施例を示す図
で、同図(A)は伝熱管保護スリーブの側面図、同図(
B)は断面図、第2図は本発明の伝熱管保護スリーブの
各構成要素を示す図で、同図(A)はターンバックルを
示す図、同図(B)6よスペーサーを示す図、同図(C
)は防護用バンド状板を示す図、第3図は本発明による
伝熱管法1Wスリーブを使用した状態における水漏洩の
様子を示す図で、21は伝熱管、22は防護用バンド状
板、23はターンバックル、24はスペーサー、25は
押さえ板部、26は防護用バンド状板の巻始め端部、2
7は防護用バンド状板の巻終わり端部、28はスリット
、29は孔、30は溶接部、31は水漏洩ジェットを示
している。
図において、防護用バンド成板22は、漏洩水が直接隣
接伝熱管に影響を与えないように伝熱管の溶接部全周に
わたって巻かれている。
接伝熱管に影響を与えないように伝熱管の溶接部全周に
わたって巻かれている。
ターンバックル23は、防護用バンド成板22及びスペ
ーサー24を伝り入管21の溶接部周囲に固定するため
のもので、振動等により固定がゆるまないよう平板を湾
曲型に形成し、防護用バンド状板22の折り返された巻
終わり端部27を押さえるための押さえ板部25が設け
である。
ーサー24を伝り入管21の溶接部周囲に固定するため
のもので、振動等により固定がゆるまないよう平板を湾
曲型に形成し、防護用バンド状板22の折り返された巻
終わり端部27を押さえるための押さえ板部25が設け
である。
以下、防護用バンド成板を引き締めて伝熱管に対して固
定する方法について述べろ。
定する方法について述べろ。
まず、防護用バンド状板の巻始め端部側をターンバ・/
クルの細長いスリット28に適宜長さ通してからちとの
方向に強く折り曲げる。するとこの折り目で塑性変形が
できる。この巻始め端部側は第1図(B)の図示では、
スペーサ−24同士の間隔よりも若干長い程度の分スリ
ット28を通過させて折り曲げられており、スリット2
8を通過させた端部側は、隣接のスペーサー24に通し
ておく。
クルの細長いスリット28に適宜長さ通してからちとの
方向に強く折り曲げる。するとこの折り目で塑性変形が
できる。この巻始め端部側は第1図(B)の図示では、
スペーサ−24同士の間隔よりも若干長い程度の分スリ
ット28を通過させて折り曲げられており、スリット2
8を通過させた端部側は、隣接のスペーサー24に通し
ておく。
次いで、防護用バンド状板を伝熱管のまわりに1周させ
る。その間に複数個のスペーサー24も等間隔に配置さ
れる。巻終わり端部側も前記細長いスリット28を通過
させる。巻終わり端部側を引っ張っての防護用バンド状
板の引き締めは、前述の巻始め端部側の折り口部を固定
点として、バンド引き締め用の特別の用具等を用いて行
われる。
る。その間に複数個のスペーサー24も等間隔に配置さ
れる。巻終わり端部側も前記細長いスリット28を通過
させる。巻終わり端部側を引っ張っての防護用バンド状
板の引き締めは、前述の巻始め端部側の折り口部を固定
点として、バンド引き締め用の特別の用具等を用いて行
われる。
引き締め後、巻終わり端部側も、もとの方向に折り返さ
れる。そしてこの巻終わり端部側は、ターンハ・ノクル
に設けた押さえ板部25による折り曲げ押さえによって
、平板湾曲状のターンバックル基体側と、折り曲げられ
た押さえ板部25間に圧接状態で挾まれて固定される。
れる。そしてこの巻終わり端部側は、ターンハ・ノクル
に設けた押さえ板部25による折り曲げ押さえによって
、平板湾曲状のターンバックル基体側と、折り曲げられ
た押さえ板部25間に圧接状態で挾まれて固定される。
なお、ターンバックルに、巻始め側を強く固定するため
に前記と同様の押さえ板部25を別途追加して設けても
よい。そうすると巻始め端部側の固定はより確実になる
。
に前記と同様の押さえ板部25を別途追加して設けても
よい。そうすると巻始め端部側の固定はより確実になる
。
その外、巻始めないしは巻終わり端部側の固定に関しζ
は、防護用バンド状板ないしはターンバックルにリベッ
ト挿通用孔を設けて、リベットによるかしめ接合を法用
しても可である。
は、防護用バンド状板ないしはターンバックルにリベッ
ト挿通用孔を設けて、リベットによるかしめ接合を法用
しても可である。
図示した実施例では、防護用ハンド状板22−8よびタ
ーンバックル23として、5US304の材質のものが
使用されている。
ーンバックル23として、5US304の材質のものが
使用されている。
スペーサー24は、漏洩した水を伝熱管21と防護用バ
ンド状板22との間に拡散させる間隙を形成するための
もので、第2図CB)に示すように扁平形状のリング状
部材からなり、防護用ハンド状板22が扁平形状のリン
グ孔内に挿入され、またターンバックルにおいては、夕
〜ンハノクル23に設けた2つの孔29を通してスペー
サー24が装着される。複数個の扁平形リング状部材の
スペーサーのうち、ターンバックルの2つの孔29を通
して装着されるスペーサーは、装着のためリング周の適
宜箇所に分断部が設けられている。
ンド状板22との間に拡散させる間隙を形成するための
もので、第2図CB)に示すように扁平形状のリング状
部材からなり、防護用ハンド状板22が扁平形状のリン
グ孔内に挿入され、またターンバックルにおいては、夕
〜ンハノクル23に設けた2つの孔29を通してスペー
サー24が装着される。複数個の扁平形リング状部材の
スペーサーのうち、ターンバックルの2つの孔29を通
して装着されるスペーサーは、装着のためリング周の適
宜箇所に分断部が設けられている。
こうして伝2!管の全周にわたって、防護用バンド成板
との間に間隙が形成される。なお、スペーサー24は本
発明において重要な役目を果たし、このスペーサーの形
状により拡散する漏洩水の形態が変わる。図示した実施
例では、スペーサー24として5US304の材質で、
2.0 mmφΦものを8本等間隔に使用して配置した
伝鵠管保J5スリーブで、この場合の伝熱管と伝熱管保
護スリーブ管の間隙(ギヤツブ)は、狭い部分(スペー
サー24間の中央部)で約1.01、広い部分くスペー
サー24付近)で約2.01である。
との間に間隙が形成される。なお、スペーサー24は本
発明において重要な役目を果たし、このスペーサーの形
状により拡散する漏洩水の形態が変わる。図示した実施
例では、スペーサー24として5US304の材質で、
2.0 mmφΦものを8本等間隔に使用して配置した
伝鵠管保J5スリーブで、この場合の伝熱管と伝熱管保
護スリーブ管の間隙(ギヤツブ)は、狭い部分(スペー
サー24間の中央部)で約1.01、広い部分くスペー
サー24付近)で約2.01である。
次に作用について第3図を参照して説明すると、万一伝
熱管lの溶接部に損傷が生じて高温の腐食性反応生成物
が噴出すると、この漏洩水はこの防護用ハンド状板22
に衝突し、噴出圧力が弱められると共に、防護用バンド
状板22の両側の間隙よりナトリウム中に図の31のよ
うに噴出して漏洩水は拡散し、高温の腐食性反応生成物
は、従来のように直線的なジェットにならず広範囲に分
散して隣接伝熱管への影響は抑えられる。
熱管lの溶接部に損傷が生じて高温の腐食性反応生成物
が噴出すると、この漏洩水はこの防護用ハンド状板22
に衝突し、噴出圧力が弱められると共に、防護用バンド
状板22の両側の間隙よりナトリウム中に図の31のよ
うに噴出して漏洩水は拡散し、高温の腐食性反応生成物
は、従来のように直線的なジェットにならず広範囲に分
散して隣接伝熱管への影響は抑えられる。
このことを確証するため、試験を実施したが、伝熱管保
護スリーブを使用すると隣接する伝熱管はまったく損耗
を受けないことが確認され、伝熱管保護スリーブ自体も
漏洩水が腐食性反応生成物化する前に拡散されるために
、はとんど損耗を受けておらずその健全性が確認された
。
護スリーブを使用すると隣接する伝熱管はまったく損耗
を受けないことが確認され、伝熱管保護スリーブ自体も
漏洩水が腐食性反応生成物化する前に拡散されるために
、はとんど損耗を受けておらずその健全性が確認された
。
すなわち、本発明の伝熱管保護スリーブを適用すること
により、万−伝熱管溶接部が1員傷し水面波が発生して
も事故拡大に至る前に検出計での検知が十分可能となり
、茎気発生器のt1傷を最小限に止めることができる。
により、万−伝熱管溶接部が1員傷し水面波が発生して
も事故拡大に至る前に検出計での検知が十分可能となり
、茎気発生器のt1傷を最小限に止めることができる。
なお、ターンバックルは防護用バンド状板と形状が異な
るが、水面波がターンバックル直下で発生した場合でも
防護用バンド状板の直下で発生した場合と同じ効果が得
られるものであることは言うまでもない。また、腐食性
反応生成物ジェットの拡散域を拡げること、及び伝熱管
保護スリーブによる水面波伝熱管(1次リーク伝熱管)
自体の消耗を最小限に抑えるために最良の伝熱管と伝熱
管保護スリーブ間のギヤノブを選定すれば、更に伝熱管
損傷拡大防止の効果を上げることができる。
るが、水面波がターンバックル直下で発生した場合でも
防護用バンド状板の直下で発生した場合と同じ効果が得
られるものであることは言うまでもない。また、腐食性
反応生成物ジェットの拡散域を拡げること、及び伝熱管
保護スリーブによる水面波伝熱管(1次リーク伝熱管)
自体の消耗を最小限に抑えるために最良の伝熱管と伝熱
管保護スリーブ間のギヤノブを選定すれば、更に伝熱管
損傷拡大防止の効果を上げることができる。
以上のように本発明によれば、万一、伝熱管の・溶接部
に[負傷が生して高温の腐食性反応生成物が噴出しても
、この漏洩水を防護用バンド状板に衝突させ、噴出圧力
を弱めると共に、防護用バンド状板の両側に分散して間
隙よりナトリウム中に噴出させ、漏洩水を拡散させるこ
とができるので、高温の腐食性反応生成物が直線的なジ
ェットにならず広範囲に分散されるため、隣接伝熱管へ
の影響は殆どなくなり、事故拡大に至る前に適格な処置
を施すことができ、かつ、蒸気発生器の損傷を最小限に
止めることができる。
に[負傷が生して高温の腐食性反応生成物が噴出しても
、この漏洩水を防護用バンド状板に衝突させ、噴出圧力
を弱めると共に、防護用バンド状板の両側に分散して間
隙よりナトリウム中に噴出させ、漏洩水を拡散させるこ
とができるので、高温の腐食性反応生成物が直線的なジ
ェットにならず広範囲に分散されるため、隣接伝熱管へ
の影響は殆どなくなり、事故拡大に至る前に適格な処置
を施すことができ、かつ、蒸気発生器の損傷を最小限に
止めることができる。
また、本発明の伝熱管保護スリーブは構成が節華であり
、容易に短時間で伝熱管溶接部に取り付けられ、低コス
トで製造でき、固定後は固定具により振動及び熱応力等
によるズレや落下が生じることがない。特に、本発明に
係る伝熱管保護スリーブ自体は溶接施工箇所がないので
、溶接施工に伴う材料劣化がなく、従って耐久性があり
、また、振動や熱応力が作用しても、ズレや落下の心配
がない。
、容易に短時間で伝熱管溶接部に取り付けられ、低コス
トで製造でき、固定後は固定具により振動及び熱応力等
によるズレや落下が生じることがない。特に、本発明に
係る伝熱管保護スリーブ自体は溶接施工箇所がないので
、溶接施工に伴う材料劣化がなく、従って耐久性があり
、また、振動や熱応力が作用しても、ズレや落下の心配
がない。
したがって、本発明の伝熱管保護スリーブを高速炉英気
発生器伝熱管に適用することによって、以下の効果が得
られる。
発生器伝熱管に適用することによって、以下の効果が得
られる。
■伝熱管溶接部からの水面波による伝熱管破損伝播事故
の防止が可能となり、事故を最小限に止めることができ
るため、高速炉用茶気発生器の安全性・信頼性が更に向
上する。
の防止が可能となり、事故を最小限に止めることができ
るため、高速炉用茶気発生器の安全性・信頼性が更に向
上する。
■事故後の補修も初期破を員伝熱管一本の補修で復旧が
可能となるため、補修時間の短縮及びコスト低下が図れ
る。
可能となるため、補修時間の短縮及びコスト低下が図れ
る。
■高速炉蒸気発生器に取付けられろ水漏洩検知用検出計
での水面波判断に時間的余裕ができるため、検出計自体
の存効性が更に向上する。
での水面波判断に時間的余裕ができるため、検出計自体
の存効性が更に向上する。
■高速炉蒸気発生器の設計評価基串としての事故が小規
模化するため、コスト低下が図れる。
模化するため、コスト低下が図れる。
第1図は本発明による伝熱管保護スリーブの一実施例を
示す図で、同図(A)は伝熱管保護スリーブの側面図、
同図(B)は断面図、第2図は本発明の伝熱管保護スリ
ーブの各構成要素を示す図で、同図(A)はターンバッ
クルを示す図、同図(B)はスペーサーを示す図、同図
(C)は防護用バンド状板を示す図、第3図は本発明に
よる伝熱管保護スリーブを使用した状態におけろ水面波
の様子を示す図、第4図はヘリカルコイル型奈気発生器
を示す図、第5図は伝熱管の破損伝播現象を説明するた
めの図で、同図(A)は破損部の様子を示す図、同図(
B)は破)員伝播を示す図である。 21・・・伝熱管、22・・・防護用バンド状板、23
・・・ターンバックル、24・・・スペーサー、25・
・・押さえ板部、26・・・巻始め端部、27・・・S
終わり端部、28・・・スリット、29・・・孔、30
・・・伝熱管の溶接部、31.32・・・水漏洩ジェッ
ト出 願 人 動力炉・核燃料開発事業団代理人弁
理士 蛭 川 昌 信(外2名)第1図
示す図で、同図(A)は伝熱管保護スリーブの側面図、
同図(B)は断面図、第2図は本発明の伝熱管保護スリ
ーブの各構成要素を示す図で、同図(A)はターンバッ
クルを示す図、同図(B)はスペーサーを示す図、同図
(C)は防護用バンド状板を示す図、第3図は本発明に
よる伝熱管保護スリーブを使用した状態におけろ水面波
の様子を示す図、第4図はヘリカルコイル型奈気発生器
を示す図、第5図は伝熱管の破損伝播現象を説明するた
めの図で、同図(A)は破損部の様子を示す図、同図(
B)は破)員伝播を示す図である。 21・・・伝熱管、22・・・防護用バンド状板、23
・・・ターンバックル、24・・・スペーサー、25・
・・押さえ板部、26・・・巻始め端部、27・・・S
終わり端部、28・・・スリット、29・・・孔、30
・・・伝熱管の溶接部、31.32・・・水漏洩ジェッ
ト出 願 人 動力炉・核燃料開発事業団代理人弁
理士 蛭 川 昌 信(外2名)第1図
Claims (5)
- (1)複数のスペーサーと、前記複数のスペーサーによ
り高速炉蒸気発生器の伝熱管との間に間隙を設け、該伝
熱管の溶接部全周にわたって巻かれる防護用バンド状板
と、この防護用バンド状板を引き締めてとめるターンバ
ックルで構成される伝熱管保護スリーブであって、前記
防護用バンド状板の巻始め端部側と巻終わり端部側は、
前記ターンバックルに設けられた細長いスリットを通し
てそれぞれもとの方向に折り返され、該折り返された各
々端部側のうち少なくとも巻終わり端部側は圧接手段に
より挟まれることにより固定されていることを特徴とす
る伝熱管保護スリーブ。 - (2)前記スペーサーは、複数の扁平形状のリング状部
材であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
伝熱管保護スリーブ。 - (3)前記ターンバックルには、前記扁平形状のリング
状部材であるスペーサーが装着される2つの孔が設けら
れていることを特徴とする特許請求の範囲第2項記載の
伝熱管保護スリーブ。 - (4)前記圧接手段は、前記ターンバックルに設けられ
、前記防護用バンド状板の巻終わり端部が緩まないよう
に圧接して挟むべく折り曲げられる押さえ板部からなる
ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の伝熱管保
護スリーブ。 - (5)溶接施工箇所のないことを特徴とする特許請求の
範囲第1項乃至第4項のうち何れか1項記載の伝熱管保
護スリーブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61181766A JPH0637961B2 (ja) | 1986-08-01 | 1986-08-01 | 伝熱管保護スリ−ブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61181766A JPH0637961B2 (ja) | 1986-08-01 | 1986-08-01 | 伝熱管保護スリ−ブ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6338896A true JPS6338896A (ja) | 1988-02-19 |
JPH0637961B2 JPH0637961B2 (ja) | 1994-05-18 |
Family
ID=16106512
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61181766A Expired - Lifetime JPH0637961B2 (ja) | 1986-08-01 | 1986-08-01 | 伝熱管保護スリ−ブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0637961B2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6086701U (ja) * | 1983-11-16 | 1985-06-14 | 三菱重工業株式会社 | 排ガスボイラ |
JPS60123492U (ja) * | 1984-01-27 | 1985-08-20 | 株式会社クボタ | 切管用挿口リング |
JPS60261661A (ja) * | 1984-06-07 | 1985-12-24 | メタコン・アクチエンゲゼルシヤフト | 摺動弁閉鎖装置の耐火閉鎖板の固定装置 |
-
1986
- 1986-08-01 JP JP61181766A patent/JPH0637961B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6086701U (ja) * | 1983-11-16 | 1985-06-14 | 三菱重工業株式会社 | 排ガスボイラ |
JPS60123492U (ja) * | 1984-01-27 | 1985-08-20 | 株式会社クボタ | 切管用挿口リング |
JPS60261661A (ja) * | 1984-06-07 | 1985-12-24 | メタコン・アクチエンゲゼルシヤフト | 摺動弁閉鎖装置の耐火閉鎖板の固定装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0637961B2 (ja) | 1994-05-18 |
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