JPS6338606Y2 - - Google Patents

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JPS6338606Y2
JPS6338606Y2 JP1980037217U JP3721780U JPS6338606Y2 JP S6338606 Y2 JPS6338606 Y2 JP S6338606Y2 JP 1980037217 U JP1980037217 U JP 1980037217U JP 3721780 U JP3721780 U JP 3721780U JP S6338606 Y2 JPS6338606 Y2 JP S6338606Y2
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circuit
voltage
high voltage
overcurrent detection
crt
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、非常時に陰極線管〔以下、CRTと
略す〕の高圧駆動を停止させる高圧停止回路の誤
動作防止回路に係る。
通常、テレビ受信機に用いるCRTは、高電圧
を印加するため、CRT内に不純物があると、高
電圧の動作中、しばしば瞬間的な管内放電が起
る。この結果、本来のテレビ受信機の機能が、誤
動作することがある。
従来、投写型受像装置あるいは黒色テレビ等に
用いられているCRTでは、その内側に配される
けい光膜に、直接、電子ビームが当てられて発光
させるようになつている。このようなCRTにお
いて、過大な電子ビームが流れると、一瞬にけい
光膜を焼失してしまうことがある。またCRTに
非常に高い高圧が印加される場合、X線漏洩など
の問題が生じ好ましくない欠点があつた。この欠
点を解消するため、従来、CRTに一定値以上の
電子ビームすなわち陽極電流が流れた場合、それ
を検出して、CRTの機能を停止させる回路が配
設されていた。
しかしながら、上述の停止回路は、ビーム電流
検出電圧の変化が、ビーム電流の変化に対して、
比較的大きくとれるため、停止回路の動作精度が
高くなつて、たとえば、CRTが通常の動作中、
瞬間的な管内放電が生じると、瞬間的なパルス状
の大電流が流れ、これに検出電圧が追従してしま
つて、上述の停止回路が誤動作してしまうという
問題点があつた。
本考案は、瞬間的な放電時に検出されるパルス
電圧を遅らせることによつて、特定の回路機能の
誤動作を、未然に防止しようとするものである。
実施例を添付図面にもとづき説明すると、5は
テレビ受信機の陰極線管、すなわちCRT、6は
映像増幅器で、この増幅器は、映像信号を入力増
幅して、CRT5のカソードに出力する。
1はCRT5の水平走査用の発振回路、2はこ
の発振回路の後段に配される高圧発生回路、3は
この高圧発生回路の後段に配される高圧出力トラ
ンス、4はこのトランスの後段に配される高圧整
流器で、この整流器の出力は、CRT5のアノー
ドに接続される。なお、RHは高圧ブリーダの抵
抗器で、この抵抗器は、一端が高圧整流器14の
出力側に、他端が接地にそれぞれ接続されてい
る。
E1は直流電源、R1はこの電流に接続される分
圧用の抵抗器、R2はこの抵抗器に一端が接続さ
れる分圧用の抵抗器で、他端は接地される。D1
はクランプ用のダイオードで、このダイオード
は、直流電源E2と抵抗器R1とR2の接続点Qとの
間に接続される。なお、接続点Qは映像増幅器6
に接続されると共に、バツフア用の抵抗器R3
介在して、高圧発生トランス3の2次コイル接続
される。また、高圧発生トランス3の2次コイル
に接続されて接地されるキヤパシタC1は、リツ
プル除去用である。
かくして、直流電源E1,E2、抵抗器R1,R2
ダイオードD1、抵抗器R3から、高圧出力トラン
ス3の2次コイルを介在して流れる電流は、高圧
ブリーダ抵抗器RHを流れる電流を差し引いた値
で、CRT5に流れる陽極電流IPになる(ただし、
このIPは平均値である。)。一方、上記の電流は、
分圧用の抵抗器R1,R2を介在して、映像増幅器
6に、陽極電流IPを自動制御する電圧VCを印加す
る。
言い換えると、直流電源E1,E2、抵抗器R1
R2、ダイオードD1、抵抗器R3、高圧出力トラン
ス3の2次コイル、高圧整流器4、CRT5、な
らびに映像増幅器6は、陽極電流IPが、ある一定
値以上には増加しない。輝度の自動制御ループを
構成する。
8は過電流の検出回路で、この回路は、抵抗器
R3を介在して接続点Qにベースが接続されるト
ランジスタTR1、このトランジスタのエミツタ
にバツフア用の抵抗器R4を介在してベースが接
続されるトランジスタTR2、このトランジスタ
TR2のコレクタに接続される整流用のダイオー
ドD2、上記第1のトランジスタTR1のコレク
タ、ならびに上記第2のトランジスタTR2のコ
レクタに負荷用の抵抗器R5を介在して接続され
る直流電源E3などからなる。なお、第2のトラ
ンジスタTR2のエミツタは接地されている。
7は水平発振回路1の前段に配設される水平発
振の停止回路で、この停止回路は、過電流検出回
路8からの出力により作動されて、水平発振回路
7の動作を停止させる信号を出力する。高圧停止
回路は結局、FBT,R1,R2,R3,D1,8,7,
1等の符号で示される回路で構成される。
ここで上述の構成の動作を説明する。動作中の
CRT5のカソードが、何らかの理由でゼロ電位
になつた場合、予めCRT5に与えられる直流電
圧バイアスがバランスを失つて、陽極電流IPの自
動制御電圧の制御ループが開放してしまう。この
結果、CRT5の能力のかぎり陽極電流IPが流れ
ようとする。第1図の抵抗器R3と過電流検回路
8との接続点の過電流の検出電圧が、ダイオード
D1の順方向電圧VD1を考慮して、V<E2+VD1
すると、陽極電流IPに対して線形領域となるた
め、 V=R2/R1+R2・E1 −(R1R2/R1+R2+R3)(IP+VH/RH) なる関係式が成立する。言い換えると、陽極電流
IPに比例して、過電流の検出電圧Vが低下する。
これをグラフに示したのが、第2図である。な
お、VHは、高圧整流ユニツト4の高圧出力であ
る。
第2図において、制御ループが正常に動作して
いる場合は、陽極電流IP、第2図の例示の電流
Ia、ならびに過電流の検出電圧V、第2図の例示
の電流Iaに対応する例示の電圧Vaとの関係は、第
2図の点Sに示される如く、IP<IaそしてV>Va
が保持されている。
ここで検出電圧Vbが、第1、第2のトランジ
スタTR1,TR2をオンにする電圧であるとす
ると、正常な動作時では、Va>Vbであり、第2
のトランジスタTR2は完全にオン状態である。
このとき、第2のトランジスタTR2のコレクタ
の電圧V1はV1≒0となつて、ダイオードD2は非
導通状態なので、結果として水平発振停止回路7
は、動作されない。
また、通常の動作時に、第2のトランジスタ
TR2がオンであるため、E3≒2E2とし、第1の
トランジスタTR1をエミツタフオロウとして用
い、第1のトランジスタTR1のベース側から見
たインピーダンスを、抵抗器R1,R2,R3に対し
十分高くし、正常な動作に影響を与えないように
している。
なお、先にのべた水平発振停止回路7は、ある
一定値以上の電圧が、ダイオードD2から印加さ
れると、水平発振回路1を停止させ、高圧発生回
路2に供給するパルスを断ち、その機能を停止さ
せて高圧発生トランス3の出力をゼロにする。
さて、CRT5のカソードが、ゼロ電位近くに
なると、前記関係式により、過電流の検出電圧V
は、陽極電流IPに対し一定比で減少する。IP≧Ib
VVbのところ、すなわち第2図で点Tのころ
で、第2、第1のトランジスタTR2,TR1がオフ
になり、第2トランジスタTR2のコレクタ電圧
V1がダイオードD2を導通する。かくしててダイ
オードD2の出力電圧が上昇して、水平発振停止
回路7を動作させることになつて、水平発振が停
止され、高圧出力がゼロとなり、CRT5に過大
な電力が供給されないように保護される。
しかしながら、上述の正常な動作時に、CRT
5で管内放電等があると、瞬間的に陽極電流IP
パルス的に上昇する。この場合、具体的には、
CRT5に表示される画面が、瞬間的に消えるこ
とになる。すなわち、このとき過電流の検出電圧
Vが、第1、第2のトランジスタTR1,TR2
を共にオフにする電圧まで下がり、ダイオード
D2を導通して、水平発振停止回路7を誤動作さ
せてしまうからである。
本考案は、上述の欠点を解消するもので、その
ため第1図の回路において、過電流検出回路8の
出力側に付加回路を設けるものである。すなわ
ち、電解タイプのキヤパシタを第2のトランジス
タTR2のコレクタとアース間に接続し、抵抗器
R5と時定数回路を構成するようにしている。こ
れにより過電流検出回路8の出力特性はτ=
C2R5の時間だけ応答が遅くなる。しかしその反
面、瞬時的な入力パルスに対してはその通過を阻
止するよう動作する。すなわち、CRTの管内放
電に伴つて瞬時的なパルスが発生すると、過電流
検出回路8のトランジスタTR2はその間オフ状
態となる。この時抵抗器R5を通してキヤパシタ
C2に充電電流が流れ、トランジスタTR2のオフ
時間が、時定数τによつて決まるキヤパシタC2
の両端電圧が所定値に達するまでの時間に較べ、
十分小さければ、ダイオードD2は導通せず、過
電流検出回路8の出力は、水平発振回路7側へ伝
達されない。換言すれば、通常起るCRTの放電
現象による瞬時的なパルス期間と、ダイオード
D2のオンする電圧とを考慮して、時定数回路の
時定数を定めればよい。これによつて、高圧停止
回路の不用意な誤動作は防止される。
以上のごとく本考案は、簡単な回路を付加する
ことにより、高圧停止回路の誤動作を防止するこ
とができる。の時定数回路に用いられるキヤパシ
タは、比較小さい容量のものでよく、実用性を十
分保証するものである。またこの時定数回路を設
ける位置は、過電流検出回路の形態によつて適宜
選択して決めればよく、実質的に検出出力が後段
に不用意に与えられないように動作すればよいわ
けである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の実施例を示す高圧停止回路
の部分を示す回路図、第2図は、第1図の回路動
作を説明するための特性図である。 IP……陽極電流、R1,R2,D1,R3,8,7,
1……高圧停止回路、5……陰極線管、8……過
電流検出回路、R5およびC2……時定数回路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 陰極線管の陽極電流に比例して変化する電圧
    に応答する過電流検出回路の検出出力により、
    前記陽極電流が所定値を越えたとき、前記陰極
    線管の陽極に高圧を供給す高圧発生回路の動作
    を停止させる高圧停止回路を備えた受像装置に
    おいて、 前記過電流検出回路の応答速度を所定量遅延
    させ瞬間的な入力の変化が実質的に前記検出出
    力として現われない時定数を持つ時定数回路
    を、前記高圧停止回路の制御路に設けたことを
    特徴とする高圧停止回路の誤動作防止回路。 (2) 過電流検出回路の出力段に接続された抵抗と
    キヤパシタからなる回路を、時定数回路とする
    ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1
    項記載の高圧停止回路の誤動作防止回路。
JP1980037217U 1980-03-24 1980-03-24 Expired JPS6338606Y2 (ja)

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