JPS6338466A - 透析液調製装置 - Google Patents

透析液調製装置

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JPS6338466A
JPS6338466A JP61180994A JP18099486A JPS6338466A JP S6338466 A JPS6338466 A JP S6338466A JP 61180994 A JP61180994 A JP 61180994A JP 18099486 A JP18099486 A JP 18099486A JP S6338466 A JPS6338466 A JP S6338466A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は人工腎ユ1用の透析液調製装置に関する。
[従来の技術] 人工腎臓用の透析液としては現在重炭酸塩系透析液およ
びアセテート系透析液が実用されている。
重炭酸塩系透析液は2種の原液、すなわちA原液(カル
シウム塩およびマグネシウム塩含有濃厚液)およびB原
液(重炭酸塩(通常NaHCOs)含有濃厚液)を水で
希釈することによって調製される。
アセテート系透析液は1種の原液(酢酸塩含有la厚液
)を水で希釈して調製される。
透析液の調製装置は通常段数の透析器と接続され、透析
液を調製しつつ同時に複数の透析器に透析液を供給する
ようにされている。従来の透析液調製装置を重炭酸塩系
透析液の調製装置を例にとって説明すると、第4図に示
すような構成とされている。アセテート系透析液調製装
置のばあいも原液供給系統が1系統であるほかは実質的
に同じである。
第4図において、(101)はA原液タンク、(102
)はB原液タンクである。A原液タンク(+01)中の
A原液およびB原液タンク(102)中のB原液はそれ
ぞれA原液計量タンク(103)おまよびB原液計量タ
ンク(104)に送られ、そこでそれぞれの一定量が計
量され、原液吸引部(105) 、(10B)で給水源
(107)からの水と混合され、混合タンク(10B)
に送られ、そこで均一に希釈、混合されて一定濃度の透
析液かえられる。混合タンク(108)中の透析液は貯
液タンク(109)に送られ、そこから送液ライン(1
10)により各透析器に供給される。
前記給水源(107)からの水は脱気するために一旦ヒ
ータ(111)により35〜40℃程度に加熱した後原
液と温合される。なお、図面には示されていないが、ヒ
ータ(111)の上流側に脱気用の陰圧ポンプを設ける
ばあいもある。
また前記装置は随時消毒する必要があるが、従来におい
てはA原液を計量タンク(103)に送るA原液ライン
(112)の送液ポンプ(113)の上流側に、消毒用
薬液タンク(114)からのライン(115)を接続し
、消毒時には弁<110) 、(117)の切替えによ
り消毒用薬液を装置内に通液することによって消毒して
いる。透析操作、消毒操作などのあとで行なう水洗操作
は、ヒータ(111)の下流で分岐した給水ライン(1
19)を介してA原液ライン(112)およびB原液ラ
イン(118)に給水することによって行なわれる。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、前記従来の装置においてはっぎのごとき
問題がある。
(1) A rFjt液およびB原液はそれぞれ独立し
た容器で計量しており、装置自体が複雑である。
(2)前記のごとく、給水源(107)からの水は一旦
ヒータ(111)で所定温度まで加熱して脱気したのち
、原液と混合される。したがって単位時間当りの給水量
はヒータ容量に比例することになる。ところで透析液は
調製しつつ同時に各透析器に供給されるがら、透析液の
単位時間当りの総供給量は単位時間当りの給水量によっ
て、したがってヒータ容量によって規制されることにな
る。そのため接続する透析器の台数が多いばあいは大き
なヒータ容量が要求される。とくにヒータ容量が40K
Wを超えるばあいは一般の屋内配線からは電気をとれな
いという問題を生じる可能性がある。
(3)さらに、A原液を計量タンク(103)に供給し
ている間は弁(11B)とポンプ(113)の間の配管
内は陰圧となっているため、万一薬液ライン(115)
の弁(117)がリークしたばあいは消毒用薬液が透析
液中に混入することになる。
かかる消毒用薬液の透析液中への混入は人命にかかわる
ことなので、このようなことは絶対に起らないようにし
なければならない。
本発明の目的は前記の点に鑑みて、ヒータ容量の低減お
よび薬液混入の防止が図られた透析液調製装置を提供す
るにある。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、原液と水とを混合して透析液を調製しつつ透
析器に送るようにされており、かつ装置内に薬液を通液
して消毒、酸洗浄を行なうことができるように構成され
た透析液の調製装置であって、 原液タンクと、給水源と、それぞれ計量手段および混合
手段を備えた計量兼混合用の少なくとも2個の混合タン
クと、貯液タンクと、原液を原液タンクから各混合タン
クへ供給するラインと、給水源からの水を各混合タンク
へ供給するためのラインであって、給水を加熱脱気する
ためのヒータおよび陰圧ポンプが上流側から順に設けら
れている給水ラインと、各混合タンクから透析液を貯液
タンクへ移送するラインと、前記給水ラインの陰圧ポン
プの下流側に接続された消毒および酸洗浄用薬液供給ラ
インとからなり、 前記各混合タンクにおいて該タンクに水および原液をこ
の順に指定量供給し、混合し、えられた透析液を貯液タ
ンクに移送する透析液調製Lψ作を行なうように設定さ
れており、かつ各混合タンクへの給水開始から終了まで
の操作時間と原液の供給開始から透析液の貯液タンクへ
の移送完了までの操作時間が等しくなるように設定され
ており、さらに1つの混合タンクへの給水完了に合せて
別の混合タンクへの給水が開始されるように設定され、
前記透析液調製操作が各混合タンクを順繰りに使用して
行なうように構成されてなることを特徴とする透析液調
製装置に関する。
[作 用コ (1)混合タンクに計量手段を設けることによって、混
合タンクにおいて各原液および水の計量と混合とを共に
できるようにし、その結果専用の計量タンクが不要とな
り、混合タンクは2個設置することになるけれども装置
全体としては簡略化される。   “ (J混合タンクを少なくとも2個備え、それらを順繰り
に使用することによって、透析液の単位時間当りの供給
量が同じばあいは従来例にくらべて単位時間当りの給水
量をたとえば1/2程度にすることができ、それに伴っ
てヒータ容ごをl/2程度にできる。
一方、従来例と同じヒータ容量であれば、接続する透析
器の台数を2倍程度にすることが可能となる。
また混合タンクのいずれかが万一故障したばあいでも、
透析液の供給量は少なくなるけれども応急運転は可能と
なる。
(3)薬液ラインを給水ラインの陰圧ポンプの下流側に
接続したことによって、透析液調製中(混合タンクに給
水中)は薬液ラインには逆圧が加わっているため、万一
薬液ラインの電磁弁がリークしたとしても薬液が透析液
中に混入することはない。
また消毒後の水洗操作において薬液ラインの電磁弁を短
時間開き水を薬液ラインに逆流させることか可能である
から、その後の透析操作において薬液が混入することが
ない。
[実施例] つぎに図面に基づいて本発明の詳細な説明する。
第1図は本発明の装置の一実施例を示す概略説明図、第
2図はその動作を示すタイムチャートである。この実施
例は2種の原液を水で希釈することによって調製される
透析液、たとえば重炭酸塩系透析液用の調製装置に関し
、がっ混合タンクを2個備えた態様に関するものである
図面において、(1)は第1原液タンク、(2)は第2
原液タンク、(Ml)は第1混合タンク、(H2)は第
2混合タンク、(S)は貯液タンク、(3)は給水源、
(4)は消毒用薬液タンク、(5)は酸洗浄用薬液タン
クである。
(10)は給水ラインであり、途中で2つに分岐し、一
方のライン旧)は混合タンク(旧)に接続され、他方の
ライン02)は混合タンク(M2)に接続されている。
吸水ライン(ト))には上流側から手動バルブ(BVI
)定流量弁(CFV) 、ヒータ(H)、陰圧計(NP
)、給水兼脱気ポンプ(Pl)、温度検出器(TI)が
この順に介装されている。03は陰圧調節用のバイパス
ラインで、バルブ(BV2)によりポンプ(Pl)と定
流量弁(CPV)の間のラインにかかる除圧を調節する
ようにされている。ヒータ(1■)による加熱とポンプ
(Pl)の吸引による除圧の作用により脱気が行なわれ
る。
吸水ライン01)および02)にはそれぞれ電磁弁(V
l)および(F2)が設けられ、それらの開閉により混
合タンク(Ml)と(Ml)への給水を切替可能にして
いる。
■は第1原液ラインであり、給液ポンプ(F5)の下流
側で2つに分岐し、一方のライン(2Bは混合タンク(
Ml)に接続され、他方のラインのは混合タンク(Ml
)に接続されている。そして分岐した第1原液ライン(
21)およびnのそれぞれには電磁弁(F3)および(
F4)が設けられ、それらの開閉により混合タンク(旧
)と(Ml)への第1原液供給を切替可能にしている。
■は第2原液ラインであり、給液ポンプ(F8)の下流
側で2つに分岐し、一方のライン(31)は混合タンク
(Ml)に接続され、他方のライン(32)は混合タン
ク(Ml)に接続されている。そして分岐した第2原液
ライン(31)および(32)のそれぞれには電磁弁(
F5)および(F6)が設けられ、それらの開閉により
混合タンク(Ml)と(Ml)への第2原液供給を切替
可能にしている。混合タンク(Ml)には液面検出器(
Ll)が設けられており、これにより混合タンク(Ml
)内で水、第1および第2原液の計量を行なうようにな
っている。さらに循環ライン(40)が設けられ、ポン
プ(F2)によりタンク(Ml)内の液を循環すること
によって均一に混合するようにされている。循環ライン
(40)には濃度計(Nla)が設けられており、導電
率などの測定により透析液の濃度が規定範囲内にあるか
否かを検知するようにされている。
混合タンク(Ml)は混合タンク(Ml)と同一構成で
あり、同様な目的で液面検出器(F2)、ポンプ(F3
)および濃度計(Nib)を有する循環ライン(41)
が設けられている。
(42)および(43)はそれぞれ混合タンク(旧)お
よび(Ml)と貯液タンク(S)とを接続するラインで
ある。混合タンク(Ml)または(Ml)で調製が終っ
た際には三方モータバルブ(F7)または(F8)を開
き、透析液を貯液タンク(S)に移す。
貯液タンク(S)には液面検出器(Fl)、(F2)、
(F3)が設けられている。液面検出器(Fl)は貯液
タンク(S)が空になったことを検出するためのもので
、工程が移行する際(たとえば透析工程から水洗工程に
移行する際など)においては貯液タンク(S)が空にな
っていることを検知したのち次工程に移る。液面検出器
(F2)は貯液タンク(S)中の透析液の不足を検出す
るもので、透析液面がこのレベル以下になると警報を発
するようにされている。液面検出器(F3)は貯液タン
ク(S)内の透析液面がこのレベルに達すると透析器へ
の給液を開始するためのものである。
(50)は透析液の透析器への送液ラインであり、上流
側から順に送液ポンプ(F4)、濃度計(N2)、電磁
弁ml) 、圧力計(pp)が順に設けられている。
手動バルブ(BV3)を何するバイパスライン(51)
は、透析器への送11Jj mが減ったばあいにポンプ
(F4)が過負荷になるのを防止するために設けられて
いる。
(52)は排液ラインであり、電磁弁(F9)、トラッ
プ(53)が設けられており、工程の移行時には貯液タ
ンク(S)中の液をこれによって直接排出するようにし
ている。
(54)はフェールセーフラインであり、濃度計(N2
)により濃度異常を検知したばあいなど異常時において
電磁弁ml)を閉じると共に電磁弁[2)を開き、透析
液をこのラインを通して排液するようにしている。
電磁弁(VIO)を宵するバイパスライン(55)は洗
浄時、消毒時のみに機能するもので、送液前に一定時間
電磁弁(VIO)を開くことによって液を循環させ貯液
タンク(S)内の洗浄を行なう。
(56)は排液用のバイパスラインであり、濃度計(N
la)または(Nlb)によって混合タンク(旧)また
はくMl)で調製された透析液の濃度異常が検出された
ばあいに、その信号に関連して三方モータバルブ(F7
)または(F8)がバイパスライン(56)の側に開き
、タンク(Ml)または(M2)内の透lfj ill
を排液するようにしている。
(60)は薬液ラインであり、送液ポンプ(P7)が設
けられており、その一端は2つに分岐して、一方のライ
ン(61)は電磁弁(V13)を介して消毒用薬液タン
ク(4)に接続され、他方のライン(62)は電磁弁(
V14)を介して酸洗浄用薬液タンク(5)に接続され
ている。薬液ライン(60)の他端は電磁弁[5)を介
して、給水ライン□□□に接続されている。
そしてaL&ライン(60)が給水ライン(ト))に接
続される装置(63)は給水兼脱気ポンプ(PL)の下
流側であり、そのため給水中は薬液ライン(60)の電
磁弁(V15)には給水ライン側に陽圧が加わることに
なる。
消毒用薬液としては次亜塩素酸ナトリウム水溶液などが
適宜用いられる。酸洗浄用薬液としては酢酸などが適宜
用いられる。
混合タンク(Ml)、(M2)、貯液タンク(S)およ
びトラップ(53)はそれぞれエアフィルター(70)
に接続され、それらの内部が大気圧下に置かれるように
している。
本発明の装置において、各液面検出器、濃度計などの出
力信号はマイクロコンピュータに入力、処理されて、そ
れからの出力により各電磁弁を制御するようにされてい
る。そしてこれらの制御方法は通常のものであるので、
ここでは詳細な説明は省略する。
つぎに本発明の装置の動作を第2図のタイムチャートを
参照して説明する。第2図のタイムチャートにおいて、
低レベルはバルブが閉で、ポンプ、ヒータ、濃度計およ
び液面検出器が動作していない状態であり、高レベルは
バルブが開で、ポンプ、ヒータ、濃度計および液面検出
器が動作している状態を示す。
まず透析液の調製操作について述べる。混合タンク(旧
)で調製を開始するばあいは、W Bの始動スイッチを
投入すると、給水ライン01)の電磁弁(■1)が開く
と共にヒータ(if) 、ポンプ(Pl)が動作する。
そうすると給水Fi、(3)からの水はヒータ(II)
で加熱され、ポンプ(Pl)との間の除圧域で脱気され
、給水ライン(財)、01)を経て混合タンク(Hl)
に供給される。混合タンク(Ml)内の水が指定レベル
に達すると、液面検出器(Ll・)からの信号により電
磁弁(vl)が閉じると共に、第1原液ライン(2Dの
電磁弁(■3)が開き第1原液供給ポンプ(P5)が動
作する。そうすると第1原液タンク(1)から第1原液
がライン囚、(2Dを経て混合タンク(旧)に供給され
る。混合タンク(Ml)内に第1原液が指定レベルにま
で供給されると、液面検出7!pi(Ll)からの信号
により電磁弁(■3)が閉じポンプ(P5)が停止する
と共に、第2原液ライン(31)の電磁弁(v5)が開
き第2原液供給ポンプ(P6)が動作する。そうすると
第2原液タンク(2)から第2原液がライン(30)、
(31)を経て混合タンク(旧)内に供給される。混合
タンク(Ml)内に第2原液が指定レベルまで供給され
ると、液面検出2W(Ll)からの信号により電磁弁(
v5)が閉じポンプ(P6)が停止すると共に、循環ポ
ンプ(P2)が動作し、タンク(旧)内の内容物の混合
が一定時間行なわれる。混合動作の最終段階で濃度計(
Nla)により透析液の濃度測定が行なわれ、正常if
5度であれば、電磁弁(vl)が開き、貯液タンク(S
)へ移される。
一方混合タンク(M2)での調製操作は、混合タンク(
旧)への給水が終了した時点で開始される。
すなわち混合タンク(Ml)内における水が指定レベル
に達すると液面検出器(Ll)からの信号によって給水
ラインn2Jの電磁弁(v2)が開き、混合タンク(M
2)への給水が開始される。混合タンク(M2)への給
水が終了した後の動作は前記した混合タンク(Ml)に
おけると同様にして実行される。
なお重炭酸塩系透析液を調製するばあい、A原液を第1
原液とし、B原液を第2原液としてもよく、その逆でも
よい。すなわちA原液とB原液を混合タンクに送る順序
はどちらを先にしてもよい。
前記のごとく混合タンク(Ml>、(H2)において透
析液の調製が行なわれ、貯液タンク(S)における貯液
工が増大し、dk而が液面検出器(F 3 )のレベル
まで達すると、電磁弁(■11)が開き送液ポンプ(P
4)が動作し、貯液タンク(S)中の透析液が透析液ラ
イン(50)を通って各透析器に供給される。
本発明においては、各混合タンクでの透析液調製it作
における、混合タンクへの給水時間(T1)と第1原液
の供給開始からえられた透析液の貯液タンク(S)への
移送完了までの時間(T2)は等しくなるように設定さ
れており、かつ一方の混合タンクへの給水完了と同時に
もう一方の混合タンクへの給水が開始されるように設定
されている。したがって本発明の装置の定常運転時には
、混合タンク(旧)における透析液調製操作(1サイク
ルの時間T)と混合タンク(M2)における透析液調製
操作(1サイクルの時間T)とが半サイクル(1/2T
)づつずれて交互に行なわれている。そのため給水ライ
ンηのヒータ(II)は常時動作していることになる。
本発明の装置をたとえば20台の透析器に接続し、これ
を全部稼動させるばあいには、透析液の供給速度を約l
OΩ/akinに設定する必要がある。したがって第2
図において、時間軸の1目盛(1)を1分すると、透析
液供給速度が101 /minのばあいのタイムチャー
トになる。
このばあい給水速度、すなわち給水ラインQO)のヒー
タ(11)を通過する水の流速は、約1ON /ll1
inとなり、水温を30℃上げるためには2LkW容量
のヒータがあればよい。
これに対して、第4図に示す従来例において透析液の供
給速度を1ofI/a+inとすると、混合サイクルは
3.5分以下としなければならず、混合タンクから貯液
タンクへの移送時間(その他混合、濃度測定などに要す
る時間)を考慮すると1サイクルにおける給水時間は1
〜2分程度しかなく、そうすると給水速度は35〜17
.5Ω/winとなるから、要するヒータ容量は本発明
にくらべて1.75〜3倍になる。
つぎに洗浄、消毒操作について説明する。洗浄、消毒操
作を含む透析のサイクルは通常っぎのごとくである。
待期−事前水洗−透析液調製→透析 −事後水洗一消毒一最後水洗 酸洗浄は必要に応じて事後水洗の途中で行なわれる。
薬液消毒について説明すると、まず電磁弁m)が開き給
水ポンプ(PL)が動作して、水が混合タンク(Ml)
に指定量供給され、ついで電磁弁m)が閉じ、電磁弁(
■2)が開いて混合タンク(M2)に指定量供給される
ついで給水ポンプ(Pl)が停止し、電磁弁(v13)
、(■15)、(■1)が開きポンプ(PI)が動作し
てタンク(4)中の消毒用薬液が混合タン、り(Ml)
に指定量供給され、ついで電磁弁m)が閉じ(v2)が
開いて混合タンク(M2〉に指定量供給される。混合タ
ンク(旧)、(M2)で一定時間混合を行ない所定濃度
の消毒液としたのちそれぞれ貯液タンク(S)に移送さ
れる。
貯液タンク(S)中の液面が液面検出器(F3)のレベ
ルに達すると電磁弁(VLO)が開きポンプ(P4)が
動作して貯液タンク(S)内の消毒液が一定時間循環さ
れ、その後電磁弁(VIO)が閉じ電磁弁ml)が開い
て透析液回路への送液が開始され、透析液回路の消毒が
併せて行なわれる。
酸洗浄操作は電磁弁(v13)と電磁弁[4)の動作が
逆になるだけで、前記の消毒のばあいと同様にして行な
われる。
水洗操作は薬液を供給しないほかはやはり消毒のばあい
と同様にして実施される。
前述のごとく薬液ライン(60)は給水ライン00)に
、ポンプ(PI)の下流側で接続されているから、給水
中は薬液ライン(60)の電磁弁[5)には給水ライン
(10)の側から陽圧が加わっている。そのため透析液
調製時における給水中に電磁弁(v15)のリークに起
因する薬液の混入が生じることはない。
なお薬液ライン(60)が給水ラインGOIに接続する
点(63)と電磁弁(vI5)とが離れているとその間
の配管内に薬液が残り、これは水洗によっては完全に洗
い出せないから、透析液調製時の給水中に徐々に水に混
入していく惧れがあるが、二の危険性は消毒後の最後水
洗あるいは事前水洗の開始時に電磁弁[5)を短時間(
たとえば1〜2秒)開き水を薬液ライン(60)に逆流
させることによって、防止することができる。
前記においては本発明を2種の原液を水で希釈すること
によって調製される透析液用の調製装置および混合タン
クを2個備えた調製装置について説明したが、本発明は
このような例に限定されるものではない。
すなわち本発明の装置は1種の原液を水で希釈すること
によって調製される透析液、たとえばアセテート系透析
液の調製にも適用しうるちのである。たとえば第1図の
装置において、第2原液タンク(′2Iおよび第2原液
ライン(30)、(31)、(32)を省略し、第1原
液タンク(1)および第1原液ライン■、(2n、oな
ど第1原液供給系統のみを備えた構成とすればよい。ま
た装置自体は第1図のものをそのまま使用し、第2原液
の供給系統を使用せず、第1原液の供給系統のみを使用
するようにしてもよい。
さらに本発明の装置は3種以上の原液を水で希釈して透
析液を調製するばあいにも適用しうろことは勿論である
また混合タンクは通常は2個備えれば充分であるが、3
個以上備えてもよい。3個以、Liえればそのうちの1
個が故障しても透析液の供給口をそれだけ少なくしなく
てすむ。
ここでは混合タンクを3個備えたばあいについて説明す
るが、4個ないしそれ以上備えるばあいも同様にすれば
よい。混合タンクを3個備えるばあいは、たとえば新た
に備える混合タンク(M3)に第1図のばあいと同様に
して水、第1原液および第2原液を供給するように配管
すればよい。
第3図に混合タンクを3個備える装置についてその動作
を示すタイムチャートを示す。なお第3図のタイムチャ
ートにおいて、高レベルは各混合タンクで調製操作(給
水の開始から透析液の貯液タンクへの移送完了まで)が
行なわれている状態を、低レベルは該調製操作が行なわ
れていない状態を示す。
混合タンクが3個のばあい、一つの混合タンク(旧)へ
の給水完了に合せてっぎの混合タンク(M2)への給水
を開始し、混合タンク〈M2)への給水完了に合せてさ
らにつぎの混合タンク(M3)への給水を開始するよう
に設定されており、このように3個の混合タンクを順繰
りに使用して透析液調製操作が行なわれる。
[発明の効果] 透析液調製装置における混合タンクを計量も兼ねるよう
にしたため装置全体が簡略化されている。
また計量兼混合タンクを少なくとも2個設け、これらを
順繰りに使用することによって給水の加熱脱気用のヒー
タの容量を大巾に小さくしつる。
さらに薬液ラインをこれに逆圧が加わるように給水ライ
ンに接続しているため、万一薬液ラインの電磁弁のリー
クがあったとしても薬液が透析液にl昆人することがな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の装置の一実施例を示す概略説明図、第
2図はその動作を示すタイムチャート、第3図は本発明
の装置の他の実施例の動作を示すタイムチャート、第4
図は従来の装置を示す概略説明図である。 (図面の主要符号) (1):第1原液タンク (2;第2原液タンク (Ml)、(M2) :混合タンク (Ll)、(L2) ;液面検出器 (P2)、(P3) :混合ポンプ (S):貯液タンク (3):給水源 (転):給水ライン (It):ヒータ (PL) :除圧ポンプ ■:第1原液ライン (30:第2原液ライン (GO) :薬液ライン N                  〜2:   
         ミ ー          〜          rつミ
    ミ     ミ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 原液と水とを混合して透析液を調製しつつ透析器に
    送るようにされており、かつ装置内に薬液を通液して消
    毒、酸洗浄を行なうことができるように構成された透析
    液の調製装置であって、 原液タンクと、給水源と、それぞれ計量手 段および混合手段を備えた計量兼混合用の少なくとも2
    個の混合タンクと、貯液タンクと、原液を原液タンクか
    ら各混合タンクへ供給するラインと、給水源からの水を
    各混合タンクへ供給するためのラインであって、給水を
    加熱脱気するためのヒータおよび陰圧ポンプが上流側か
    ら順に設けられている給水ラインと、各混合タンクから
    透析液を貯液タンクへ移送するラインと、前記給水ライ
    ンの陰圧ポンプの下流側に接続された消毒および酸洗浄
    用薬液供給ラインとからなり、 前記各混合タンクにおいて該タンクに水お よび原液をこの順に指定量供給し、混合し、えられた透
    析液を貯液タンクに移送する透析液調製操作を行なうよ
    うに設定されており、かつ各混合タンクへの給水開始か
    ら終了までの操作時間と原液の供給開始から透析液の貯
    液タンクへの移送完了までの操作時間が等しくなるよう
    に設定されており、さらに1つの混合タンクへの給水完
    了に合せて別の混合タンクへの給水が開始されるように
    設定され、前記透析液調製操作が各混合タンクを順繰り
    に使用して行なうように構成されてなることを特徴とす
    る透析液調製装置。
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