JPS6338400Y2 - - Google Patents

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JPS6338400Y2
JPS6338400Y2 JP1984140460U JP14046084U JPS6338400Y2 JP S6338400 Y2 JPS6338400 Y2 JP S6338400Y2 JP 1984140460 U JP1984140460 U JP 1984140460U JP 14046084 U JP14046084 U JP 14046084U JP S6338400 Y2 JPS6338400 Y2 JP S6338400Y2
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JP
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casing
stator
stator vane
bearing
blade
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JP1984140460U
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、静翼可変型軸流空気機械に係り、特
に静翼を静翼ケーシングに回転自在に軸支する静
翼軸受けの固定構造を改良した静翼可変型軸流空
気機械に関する。
[従来の技術] 一般に、静翼の翼角度(ピツチ角)を任意に変
更させることができる空気機械(圧縮機、送風機
及びポンプ等)として静翼可変型軸流空気機械が
知られている。この静翼可変型軸流空気機械は、
第2図に示すように、筒体状の静翼ケーシング1
の内側に沿つてそのケーシング1の同一円周上に
等間隔を隔てて多数の静翼2を回転自在に軸支し
て設け、その各静翼2を静翼変角装置3で回転駆
動させてその翼角度(ピツチ角)を任意に調節し
得るようになしたものである。
静翼変角装置3は図示されるように、各静翼2
の回転軸に取り付けられたレバ4と、このレバ4
の先端に設けたスライド用ローラ5、そしてそれ
ら同一円周上の静翼2に接続された各スライド用
ローラ5…を嵌め込むための溝部6を有した変角
リング7、この変角リング7を固定する変角用外
胴8、更にこの変角用外胴8を静翼ケーシング1
の軸方向に移動させるためのラツク9とピニオン
10とからなる駆動装置11等で主に構成されて
いる。また、同一円周上に軸支される静翼2群と
その変角リング7とはケーシング1の軸方向に沿
つて多段に設けられている。
静翼2の翼角度(ピツチ角)を変更させる場合
には、上記ピニオン10を回転させて変角用外胴
8をケーシング1の軸方向に沿つて移動させるこ
とによつてなす。つまり変角用外胴8と一体に変
角リング7が移動されると、その変角リング7の
溝部6に嵌め込まれたスライド用ローラ5がその
溝部6に沿つて動き、このスライド用ローラ5の
動きはレバ4によつて回転運動に変換されて静翼
2に伝えられ、各静翼2の翼角度(ピツチ角)が
変更される。
[考案が解決しようとする問題点] ところで第3図に示すように、上記静翼2は静
翼ケーシング1に静翼軸受け12を介して軸支さ
れている。そしてその軸受け12はケーシング1
にその外周部側から内周部側に嵌挿されて設けら
れており、空気機械の運転中の振動等による軸受
け12の抜けを防止するためには軸受け12をケ
ーシング1に固定させておく必要がある。このた
め図示するように従来にあつては、静翼軸受け1
2の1個毎に抑えリング13を嵌め込み、その抑
えリング13を静翼ケーシング1の外周上に2本
のボルト14,14で締結固定させていた。
ところが、静翼可変型軸流空気機械は、例えば
これを出力約24000kwの空気圧縮機とした場合、
上記固定ケ所は約300ケ所以上にも及びその固定
部の組付部品の総点数は多大なものとなつてい
た。このため、それら組付部品の材料費用及び固
定用ボルト14,14のタツプ穴の加工費用、並
びに組立費用等が嵩み静翼可変型軸流空気機械の
製造コストを高騰させていた。
[考案の目的] 本考案は上記事情を考慮してなされたものであ
り、その目的は静翼軸受けの固定構造を改良して
その部品点数を削減することにより、加工工数及
び組立工数等を減少させてその作業性を向上さ
せ、もつてその製造コストを可及的に低減させた
静翼可変型軸流空気機械を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 本考案は上記目的を達成するために、円筒状の
静翼ケーシングの内周に沿つて設けた多数の静翼
を、その静翼の取付角を変更し得るように夫々静
翼ケーシングに回転自在に軸支した静翼可変型軸
流空気機械において、上記静翼ケーシングにその
周方向に沿つて所定の間隔を隔てて外周面に上記
ケーシングの外周部に着座する鍔部を有した挿抜
自在な静翼軸受けをその外周から嵌挿し、該軸受
けに上記ケーシングの内周部から上記静翼を軸支
させて取付けると共に、相隣り合う上記軸受けの
鍔部にこれら静翼軸受けを上記ケーシングに固定
するための抑え部材を掛け渡し、該抑え部材にこ
れを貫通して上記ケーシングと螺合し、その抑え
部材を介して上記静翼軸受けを上記ケーシングに
固定する締付部材を取り付けて構成したので、同
一円周上にあつて相隣り合う2つの静翼軸受けを
1つの抑え部材と1つの締付部材でケーシングに
固定させることにより、その固定部の部品点数を
削減しもつて製造コストを可及的に低減させるこ
とができるものである。
[実施例] 本考案に係る静翼可変型軸流空気機械の主たる
構成は従来のものと同様であり、その静翼変角装
置も第2図で説明した静翼変角装置3と同等なも
のが使用されて静翼2の翼角度(ピツチ角)が調
整される。
本考案の特長とするところは、静翼2を静翼ケ
ーシング1に軸支する静翼軸受け12の固定構造
にあり、以下にその静翼軸受け12の固定構造に
ついてその好適一実施例を添付図面に基づき詳述
する。
第1図に示すように、円筒状の静翼ケーシング
1には、その周方向に沿つて同一円周上に所定の
等間隔を隔てて、静翼ケーシング1の外周部側か
ら内周部側に多数の静翼軸受け12が嵌挿され
る。この軸受け12には静翼ケーシング1の外周
面上に当接される鍔部15が形成されており、軸
受け12の頭部16は静翼ケーシング1の外周部
に露出されている。
その軸受け12には、静翼ケーシング1の内周
部側から静翼2の回転軸部17が嵌合挿入され
て、静翼2がその軸受け12を介して静翼ケーシ
ング1に回転自在に軸支されて取り付けられる。
回転軸部17の先端18は軸受け12の頭部16
より更に突出されており、その先端18には静翼
変角装置3のレバ4が設けられている。5はこの
レバ4の揺動端側(力点側)に設けられて前述し
た静翼変角装置3の変角リング7の溝部6に嵌め
込まれるスライド用ローラである。
ところで、上記ケーシング1の外周部の同一円
周上に露出された軸受け12の頭部16には、そ
の相隣り合うものを1組としてそれらの鍔部1
5,15に掛け渡されて軸受け12,12の抑え
部材19が設けられる。この抑え部材19はその
略中央部がボルト20等の締付部材21によつて
静翼ケーシング1に締付け固定される。即ち、抑
え部材19はこれが締付部材21に締付けられて
静翼ケーシング1側に押圧されることによつて、
その両側の静翼軸受け12,12を静翼ケーシン
グ1に固定支持し、1つの抑え部材19と1つの
締付部材21とによつて相隣り合う2つの静翼軸
受け12,12が静翼ケーシング1に固定される
よう構成されている。
また、図において22はボルト20の緩みを防
止するためのワツシヤ状の廻り止め部材であり、
ボルト20の頭部23の一側面24に係合する係
止片25と抑え部材19の側面26に係合する係
止片27とを有している。
つまり、これまでの説明で明らかなように、本
考案は、静翼ケーシング1にその外周部側から嵌
挿されて頭部16がその外周上に露出される多数
の静翼軸受け12,12…を静翼ケーシング1に
固定支持させるにあたり、そのケーシング1の同
一円周上に相隣り合つて設けられた静翼軸受け1
2,12の頭部16,16間に掛け渡して軸受け
12,12の抑え部材19を設け、この抑え部材
19を締付部材21で締付けてケーシング1側に
押圧し、静翼軸受け12,12を静翼ケーシング
1に固定支持させている。特に本実施例では、相
隣り合う静翼軸受け12,12を1組にしてそれ
ら2つの静翼軸受け12,12を、1つの抑え部
材19と1本のボルト20とによつて静翼ケーシ
ング1に固定支持させている。
従つて、従来のように各静翼軸受け12…を
個々に1つの抑えリング13と2本のボルト1
4,14とによつて固定支持させていた固定構造
に比較して、本実施例では次のような利点があ
る。
静翼ケーシング1に設けるボルトのタツプ穴
28の総加工数が1/4となる。
静翼軸受け12の抑え部材19(従来の抑え
リング13に相当)の必要総数が1/2となる。
固定用ボルト20の必要総本数が1/4となる。
抑え部材19の組付け総工数が約1/5となる。
故に、〜によつて大幅なコストダウンが達
成でき、その固定部の加工費用及び材料費用並び
に組立費用等の総額を従来構造のものに比して約
30%に低減させて静翼可変型軸流空気機械の製造
コストを可及的に低く抑えることができる。
[考案の効果] 以上要するに、本考案によれば次のような優れ
た効果を発揮する。
(1) 静翼ケーシングに嵌挿される多数の静翼軸受
けを上記ケーシングに固定支持させるにあた
り、ケーシングの同一円周上に設けられて相隣
り合う軸受け間に掛け渡して軸受けの抑え部材
を設け、その抑え部材を締付部材で締付けて軸
受けをケーシング側に押圧して固定支持させる
ようにしたので、その固定部の組付部品の総点
数を大幅に減少させることができる。
(2) このため、その固定部の加工費用、及び材料
費用、並びに組立て費用がそれぞれ低減されて
静翼可変型軸流空気機械の製造コストを可及的
に低く抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る静翼可変型軸流空気機械
の好適一実施例を示す静翼軸受けの固定構造を示
す部分側断面図、第2図は静翼可変型軸流空気機
械の静翼変角装置の概略を示す斜視図、第3図は
静翼軸受けの従来の固定構造を示す部分側断面図
である。 図中、1は静翼ケーシング、2は静翼、12は
静翼軸受け、19は抑え部材、21は締付部材で
ある。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 円筒状の静翼ケーシングの内周に沿つて設けた
    多数の静翼を、その静翼の取付角を変更し得るよ
    うに夫々静翼ケーシングに回転自在に軸支した静
    翼可変型軸流空気機械において、上記静翼ケーシ
    ングにその周方向に沿つて所定の間隔を隔てて外
    周面に上記ケーシングの外周部に着座する鍔部を
    有した挿抜自在な静翼軸受けをその外周から嵌挿
    し、該軸受けに上記ケーシングの内周部から上記
    静翼を軸支させて取付けると共に、相隣り合う上
    記軸受けの鍔部にこれら静翼軸受けを上記ケーシ
    ングに固定するための抑え部材を掛け渡し、該抑
    え部材にこれを貫通して上記ケーシングと螺合
    し、その抑え部材を介して上記静翼軸受けを上記
    ケーシングに固定する締付部材を取り付けたこと
    を特徴とする静翼可変型軸流空気機械。
JP1984140460U 1984-09-18 1984-09-18 Expired JPS6338400Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984140460U JPS6338400Y2 (ja) 1984-09-18 1984-09-18

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984140460U JPS6338400Y2 (ja) 1984-09-18 1984-09-18

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6155199U JPS6155199U (ja) 1986-04-14
JPS6338400Y2 true JPS6338400Y2 (ja) 1988-10-11

Family

ID=30698814

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1984140460U Expired JPS6338400Y2 (ja) 1984-09-18 1984-09-18

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JP6463640B2 (ja) * 2015-01-27 2019-02-06 川崎重工業株式会社 舶用排気タービン

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JPS6155199U (ja) 1986-04-14

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