JPS6335520A - 抗腫瘍剤 - Google Patents

抗腫瘍剤

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JPS6335520A
JPS6335520A JP18101186A JP18101186A JPS6335520A JP S6335520 A JPS6335520 A JP S6335520A JP 18101186 A JP18101186 A JP 18101186A JP 18101186 A JP18101186 A JP 18101186A JP S6335520 A JPS6335520 A JP S6335520A
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JP
Japan
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compound
mitomycin
formula
antitumor agent
hydrogen atom
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Pending
Application number
JP18101186A
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English (en)
Inventor
Kimikatsu Shirahata
白幡 公勝
Kazumichi Kono
河野 一通
Masaji Kasai
政次 河西
Makoto Morimoto
森本 眞
Tadashi Ashizawa
芦沢 忠
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KH Neochem Co Ltd
Original Assignee
Kyowa Hakko Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は新規マイトマイシン誘導体を有効成分として含
有する抗腫瘍剤に関する。
従来の技術 マイトマイシン類は抗菌活性、抗腫瘍活性を有する抗生
物質として一般に知られている。代表的なマイトマイシ
ンとしてはマイトマイシンΔ、マイトマイシンB1マイ
トマイシンC1ポルフイロマイシン(以上はメルクイン
デックス第10版に記載されている。)、マイトマイシ
ンD1マイトマイシンE(以上は特開昭54−1227
97に記載されている。)、マイトイシンF(特開昭5
5−45322に記載されている。)等がある。これら
のマイトマイシン類はストレプトミセス・ケスピトーサ
スの培養液から単離することができる。また、マイトマ
イシンBから9−二ピーマイトマシンBおよび9−エピ
−マイトマイシンDが化学的に誘導される(特開昭56
−30978 )。最近、マイトマイシンの絶対配置が
修正された(J、八m、Chem、 Soc、、105
゜7199 (1983))。式ASBにそれにしたが
って修正した上記各種マイトマイシン類の構造を示す(
式Cについても同様である。)。
式A 天然から得られる主なマイトマイシン類マイトマ
イシン      XA         YA   
    ZA      C−9A         
OCR,CH3HβB         OCH3HC
H,αCNH,CH,Hβ D         NH2HCH3αE      
   N)12        [:H3CH,αF 
        OCH,CH3Cll3     β
J         OCH3CL       C)
I、     αポルフィロマイシン   NHz  
      CL       CH3β弐B 9の位
に水酸基をもつ9β−マイトマイシン9−エピ−マイト
マイシンB   X1=OCH*9−エピ−マイトマイ
シンD   1a=N)12さらに9.10位が二重結
合になったマイトマイシン類も知られており、それらの
製造法は特開昭55−15408.56−7787 に
示されている。式Cに二重結合型マイトマイシンの構造
を示す。
弐C二重結合型マイトマイシン マイトマイシンHXC=CH3Yc=HZC=[:H3
マイトマイシンG  Xc=N)It  Yc=CL 
 Zc=CLマイトマイシンK シンc=CH3Yc=
CH3Zc=CH39、−0−デメチルマイトマイシン
G   XC=NH2YC”HZc=CL1、−デメチ
ルマイトマイシンG     Xc=NHz    Y
C=CH3ZC=H1、−デメチルマイトマイシンK 
    XC=OCH3YC”CH3ZC=Hマイトマ
イシン類シンぐれた抗腫瘍活性を有するが、一方では白
血球の減少等の副作用も有することから、活性の増強あ
るいは毒性の軽減を目的として多数の誘導体が合成され
、それらの生物学的性質が調べられてきた。
これらのマイトマイシン誘導体の中で、本発明と関係の
ある7位のアミン基が修飾されたものとしては、たとえ
ば、J、 Med、 Chem、、24.975(19
81)。
J、 Med、 Chem、、 26.16 (198
3)、 J、 Med、Chem、。
26.1453 (1983)、 J、 Med、 C
he+++、、 27.701 (1984)などにそ
の例が報告されている。またこれらの文献には7位のア
ミノ基が修飾されたマイトマイシン誘導体は生体中にお
いて抗腫瘍活性を示すことも記載されている。7位のア
ミノ基が修飾されたマイトマイシン誘導体の中でもさら
に本発明と関係の深い化合物の例は最近公開された特開
昭59−1486中に見出すことができる。なかでも該
特許中実施例8に記載されている7−(ジメチルアミノ
メチレン)アミノ−9a−メトキシマイトサン(以下、
化合物Aという)は特にすぐれた抗腫瘍活性を有すると
されている。しかしながら該特許に記載されている化合
物はマイトマイシンA1マイトマイシンC1ポルフイロ
マイシンおよび7−N−メチルマイトマイシンCを出発
原料にする化合物であり、立体化学的にはマイトマイシ
ンCと同一の立体化学をもつ化合物に限定されている(
特開昭59−1486.10頁参照)。
これに対し、本発明に含まれる抗腫瘍活性を有するマイ
トマイシン誘導体は次の式(1−1)。
(I−2>および(1−3)で表される。
(式中、R,、R,は水素原子または低級アルキル基を
表す。YおよびZはそれぞれ水素原子またはメチル基を
表し、bvはαまたはβ結合を表す。
ただし9位の置換基がβ配置をしている場合にはYは水
素原子を表す。) 式(1−1)で表される化合物〔以下、化合物(I−1
)と言う。他の式番号の化合物についても同様に表現す
る。〕は、9位の置換基がαの場合にはマイトマイシン
Bまたはその類縁体を原料として合成される。該類縁体
としては7位がアミノ基であるマイトマイシンDおよび
マイトマイシンEがあるが、これらは天然界からはマイ
トマイシンC発酵の際に極めて微量の成分として得られ
るものであり(特開昭54−122797)、マイトマ
イシンBから化学的に誘導しなければ入手困難な化合物
である。
一方、マイトマイシンBはやはりマイトマイシンC発酵
の際の微量成分として単離される化合物であり、化学合
成の原料として使用しうる量を入手することは困難とさ
れていた。しかし本発明者らの研究協力者はマイトマイ
シンC発酵について、マイトマイシンBをより多電に生
成させる目的で、培養条件ならびに分離精製法を詳細に
検討し、マイトマイシンBの発酵単位を大巾に改良する
ことに成功した。そのためにマイトマイシンBを安価に
、かつ大量に入手することが可能となり、マイトマイシ
ンBを出発原料とすることのできる本発明が産業上重要
な意味をもつことができるようになった。
また、9位の置換基がβの場合は、一般的に良く知られ
たマイトマイシンに属する。その代表はマイトマイシン
Cである。しかしながら9位の置換基がβであるマイト
マイシンでは天然界から得られるものは全て9a位にメ
トキシ基を有している。立体化学がマイトマイシンCと
同一、すなわち9−βで、かつ9a−OHを有するマイ
トマイシン(式A参照)は一般的には入手しがたい化合
物であり、本発明に関係する9−エビ−マイトマイシン
DはマイトマイシンBを原料にすることによって入手す
ることのできる特殊な化合物である。
このように本発明に含まれる化合物は、−口にマイトマ
イシンとは言え同業者によっても容易には検討しがたい
、化学構造上極めて特徴のあるものであり、このような
背景は二重結合型マイトマイシン〔化合物(1−3)]
にあっても同様である。
さらに本発明に含まれる化合物には前記特開昭59−1
486中に記載されている化合物A(参考例に示す)と
比較しても、白血病P−388に対してよりすぐれた抗
腫瘍活性を示すことが実験的に証明されており(後述す
る)、従来の技術と対比して明らかな特徴がある。
本発明が解決しようとする問題点 前記に引用した文献類からも明らかなように、すでに数
多くのマイトマイシン誘導体が合成されているが、抗腫
瘍活性の強さ、あるいは毒性の軽減という観点からする
とさらにすぐれた抗腫瘍剤の開発が望まれている。こう
した性質を有する物質の製造を目的として研究を重ねる
過程において、特開昭59−1486とは独立に、本発
明者らも化合物Aを合成し、それがすぐれた抗腫瘍活性
を有することに注目していた。そしてさらにすぐれた抗
菌活性、抗腫瘍活性を有し、かつ毒性の減じたマイトマ
イシン誘導体の製造を目的として研究を重ねた結果、化
合物Aを上まわる生化学的性質を有する化合物を見出し
、本発明を完成させることができた。
問題点を解決するための手段 本発明は式(I) (式中、R,、R,は同一もしくは異なって水素原子ま
たは低級アルキル基を表す。R3、R4は一体となって
= CH2を表す。YおよびZは同一もしくは異なって
水素原子またはメチル基を表す。
−21α結合またはβ結合を表す。ただし、R1がβ配
位をしている場合にはYは水素原子を表す。)で表され
るマイトマイシン誘導体を有効成分として含有する抗腫
瘍剤に関する。
化合物(1)は前記化合物(I−1)、(I−2)およ
び(I−3)よりなっている。
式(1)において、R+ 、Rzの定義中、低級アルキ
ル基は炭素数1〜5の直鎖状もしくは分枝状アルキル基
、例えばメチル、エチル、イソプロピル等を包含する。
化合物(I)は優れた抗菌活性、抗腫瘍活性を有する。
次にこれらの活性を実験例により示す。
実験例1 いくつかの化合物(I)の各種細菌類に対する抗菌活性
を最少生育阻止濃度(g/ml )により第1表に示す
。最少生育阻止濃度は寒天希釈法により、p H7,0
で測定された。表中細菌に対して用いられている記号は
次の通りである。
SF  ストレプトコッカス・フェカリスATCC10
541、SA  スタフィロコッカス・アウレウスΔT
CC6538P、BS  バチルス・ズブチリス 10
707.PV  プロテウス・ブルガリスATCC68
97,SS  シゲラ・ゾンネイATCC9290、K
P  クレブシラ・二二一モニアエATCC10031
゜ また化合物3a、4a、6c、4b、1おヨヒ2はそれ
ぞれ参考例3.4.6.4.1および2の目的化合物で
あり、MM−CはマイトマイシンCを表す。
第1表 抗菌活性(最少生育阻止濃度、g/ml)実験
例2 サルコーマ180固型腫瘍に対する抗腫瘍活性お
よび毒性 化合物(I)の中からいくつかの化合物を例にとり、サ
ルコーマ180固型腫瘍に対する抗腫瘍活性(E D 
s。)と急性毒性(LDio)および末梢白血球数に対
する影響(W B C4゜。0)を第2表に示した。
WBC=ooaは末梢白血球数を4000/mm”に減
少させる薬物の投与量を表す。また化合物3bは参考例
3の目的化合物である。
第2表 実験は以下の方法により行われた。
(1)サルコーマ180固型腫瘍に対する効果5 XI
O’個のサルコーマ180細胞をddyマウスの腹腔内
に移植し、7日目の腹水から細胞を採取し、滅菌生理食
塩水で1回洗浄後、滅菌生理食塩水で5X107個/m
lの細胞浮遊液を作製した。このQ、1mlを体重20
±2gのdd3/雄性マウスの右腋窩皮下部イシンた。
薬剤は、生理食塩水、またはツイーン80含有生理食塩
水に溶解し、腫瘍移植後24時時間−1群5匹のマウス
尾静脈より0.1〜Q、2mlを投与した。
薬剤の抗腫瘍活性の測定は、移植後7日目に腫瘍の長径
(a)と短径(b)を測定し、腫瘍体積に相当するaX
b”/2の値を求めた。対照群(C)に対する薬物投与
群(T)の体積比(T/C)によって抗腫瘍効果をあら
れした。
(2) ED、。の求め方 サルコーマ180固型腫瘍体積を非投与対照群の腫瘍体
積の50%に低下させる投与量をE D s。とじた。
縦軸に通常目盛でT/C,横軸に対数目盛で投与量を表
したグラフに、各投与量におけるT/Cをプロットし、
投与量とT/Cの関係を最小二乗法により直線としても
とめた。得られた直線の回帰式より、T/Cが0.5を
示す投与量を計算した。
(3)急性毒性 LD、。はddyマウスに薬剤を1回腹腔内に投与し、
1群5匹のマウスの投与後14日間の生死を観察し、各
投与群の死亡率より、ベーレンス・ケルバー法に従いL
D、。を算出した。
(4)末梢白血球数に対する影響 5X10’個のサルコーマ180細胞を1群5匹の体重
20±2gのddy雄性マウスの右腋窩皮下部に移植し
、24時間後に薬剤を腹腔内に投与した。薬物投与後4
日目に担癌マウスの眼窩静脈叢より血液を0.02ff
ll採取し、9.98m1のセルキットセブン液に分散
させた。サポニン液を1滴加え赤血球を溶解させた後、
ミクロセルカウンターで白血球数を測定した。縦軸に通
常目盛で末梢白血球数を、横軸に対数目盛で投与量を示
したグラフに各投与量における白血球数をプロットし、
投与量と末梢白血球数の関係をもとめ、末梢白血球数4
000/a+a+’(正常マウスに右ける末梢白血球数
のほぼ1/2の数)を与える投与量をW B C40G
Oとした。
実験例3 白血病P−388に対する抗腫瘍活性移植後
7日目のP−388腹水腫瘍胆癌マウス(DBA/2)
の腹腔から腹水を採取した。この腹水中のP−388細
胞数を計測し、滅菌生理食塩水を用いて、5X10”個
/mlの腫瘍細胞浮遊液を調製し、その0.2ml (
I X 10’個の細胞を含む)を、体重が20〜25
gのCDF、マウスの腹腔内に移植した。腫瘍移植後2
4時時間−1群6匹のCDF、マウスの腹腔内に被検薬
剤を一回投与し、生存日数を33日間観察した。薬剤の
効果判定は、移植後33日目の平均生存日数の、対照群
(無処理群)の平均生存日数に対する比(延命率、IL
S%、Increased Life 5pan)で行
い、その結果を第3表に示した。またマイトマイシンC
に対して耐性のP−388を用いて行った同様の実験結
果を第4表に示した。第3表、第4表から化合物3aの
最大延命率は夫々213%。
143%であり、化合物A(合成例を参考例7に示す)
の75%、73%と比べると、3aが優位にすぐれた抗
腫瘍活性を有することが明らかであり、したがって化合
物3aは化合物Aに比べて、よりすぐれた臨床効果が期
待できる。なお、同様な実験で投与量10mg/kgに
おける化合物1のILSは83%であった。
竿3表 p−3881eukeII+ia  に対する
効果(ILS%)本発明の抗腫瘍剤は通常化合物(I)
、および少なくとも1種の製剤上の希釈剤、補助剤また
は担体を含有する。例えば各々の化合物を哺乳動物特に
人に対し0.005〜10mg/kgの投与量で、生理
食塩水、ブドウ糖、ラクトース、マンニット注射液に溶
解して注射剤として通常静脈内に投与する。さらに、同
様の投与量で動脈内投与、腹腔内投与、胸腔内投与も可
能である。また日本薬局方に基づいて凍結乾燥してもよ
いし、塩化ナトリウムを加えた粉末注射剤としてもよい
。さらに医薬品的用途を満たした塩類のような、よく知
られた薬学的に許容されている希釈剤、補助剤および/
または担体を含んでいてもよい。注射剤とじて使用する
場合には溶解度を高めるための助剤を併用するのが好ま
しい場合もある。投与量は年齢や症状により適宜増減で
きる。投与スケジュールも症状や投与量によって変える
ことができるが、たとえば週1回あるいは3週間に1回
などの間歇投与がある。また同様の投与量、投与方法で
経口投与、直腸投与も可能である。経口投与に際しては
適当な補助剤と共に、錠剤、粉剤、粒剤、シロップ剤、
坐剤等として投与できる。
該抗腫瘍剤中へ化合物(I)の含量は注射剤として用い
る場合は20〜50m1に0.01〜20■が適当であ
り、錠剤、カプセル剤、粉剤、頚粒剤、坐剤として用い
る場合は0.001〜85重量%が適当である。
次に化合物(I−1)を得る工程式を示す。
工程1 工程2   (I−2>−(I−1) 工程3   (IV)  +  (III)  −(1
−2)化合物(I−1)は不活性溶媒中、化合物(II
)と化合物(III)とを反応させることによって製造
できる。このとき化合物(I−2)と(rV)が副生ず
るが、化合物(I −2) It 10位の−oc。
N ” CHN R+ R2を選択的に加溶媒分解する
ことにより化合物(I−1)に導くことができる(工程
2)。化合物(rV)はさらに(DI)と工程1と同様
条件下反応させて化合物(I−2)とし(工程3)、上
記のように化合物(I−1)に導くことができる。工程
1で用いられる溶媒は、クロロホルム、ジクロロメタン
、ジエチルエーテ/k。
テトラヒドロフラン、ジオキサン、エチレングリコール
ジメチルエーテル、アセトニトリル、ジメチルスルホキ
シド、ジメチルホルムアミド等であり、これらは単独も
しくは混合して用いられる。
反応温度、反応時間は化合物(II)によって、また反
応試剤の濃度によって異なるが、通常は一30℃〜70
℃の範囲で、数十分から数時間で十分である。
工程2で用いられる溶媒としてはメタノーノペエタノー
ノペプロバノール等の低級アルコール類が適している。
これらは単独でも用いられるが、エーテル類、アセトニ
トリル、ジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミド
等と混合しても用いることができる。反応温度、反応時
間は通常−30℃〜70℃の範囲で、数十分から数時間
でよい。
触媒には弱い無機塩基類も使用できるが、弱塩基性でか
つ立体障害の大きいアミン類が適当である。
後者の例としてはアミノジフェニルメタン、第三級ブチ
ルアミンなどがあげられるが、このようなジアルキルア
ミノメチレンイミン基の加溶媒分解については特開昭5
9−1486にも記載されている。
化合物(I−1)は化合物(V)(特開昭56−778
7に記載されている)を出発物質として次の工程式によ
っても合成することができる。
すなわち、化合物(V)にトリクロロアセチルイソシア
ネートを反応させて化合物(VI)としだ後(工程4)
、工程1と同様にして化合物(III)を反応させて化
合物(■)を得る(工程5)。化合物(■)は、先ず化
合物(V)と化合物(III)とを反応させて化合物(
■)とした後にトリクロロアセチルイソシアネートを反
応させても同様に合成することができる。このようにし
て得られた化合物(■)を加溶媒分解することにより、
化合物(I)が得られる(工程6)。工程4におけるト
リクロロアセチルカルバモイル化および工程6における
カルバモイル基の生成反応は公知の手法と同様に行うこ
とができる( J、Natural Product。
42、549 (1979)および日本化学会第43回
春季年会、予稿集910頁、1981年、東京〕。工程
4で用いられる溶媒にはクロロホルム、ジクロロメタン
、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン
、エチレングリコールジメチルエーテノペベンゼン、ト
ルエンなどがある。これらは単独もしくは混合して用い
られる。反応温度、反応時間は通常−30〜30℃の範
囲で、数分から数時間でよい。工程6における触媒とし
てはアルカリ金属またはアルカリ土類金属の炭酸塩また
は重炭酸塩等の無機塩類、トリエチルアミン、ジイソプ
ロピルエチルアミン、ピロリジン、ピペリジン等のアミ
ン類が用いられる。反応温度、反応時間は通常−30〜
70℃の範囲で、数十分から数十時間でよい。工程5は
前記の工程1に準する。
次に化合物(1−3)の製造法を説明する。
化合物(I−3)は不活性溶媒中、化合物(IX>と化
合物(III)とを反応させることによって製造される
。この工程は前記の工程1と同様にして行える。
実施例 次に本発明の実施例を示す。また化合物(1)の製造例
を参考例1〜6に、化合物Aの製造例を参考例7に示す
参考例中、各化合物の物理化学的データは次の機器類に
よって測定された。
’ H−N M R: JEOL FX−100スヘク
トロメーター。
M S :tlitachi M−3QB ?ススベク
トロメーター。
I R: Shimazu IR−27−GおよびJA
SCOIR810゜シリカゲルT L C: Merc
k Art 5714゜実施例1 化合物3a  3gを蒸留水100 Qmlに溶解し、
加圧下にミリポアフィルタ−(孔径0.22μ)を用い
て滅菌する。滅菌炉液をフラクションに分は間色バイア
ルに注入する(バイアルあたり1.Qml、バイアルあ
たり活性成分で311+g)。バイアルを一50℃で2
時間凍結し、第1次乾燥は減圧下(0,1mmHg) 
、棚温−10℃で24時間行う。棚温が品温と同じにな
るのを確認したのち、第2次乾燥を減圧下(0,1mm
Hg) 、棚温30℃で4時間行い水分を除去する。各
バイアルにゴム栓を施す。
使用に当たっては滅菌生理食塩水5mlを各バイアルに
注ぎ、振盪して成分を溶解する。このようにして注射剤
を調製する。
参考例19a−0−デメチル−7−N−ジメチルアミノ
メチレンマイトマイシンG(化合物1)乾燥したジメチ
ルホルムアミド(以下DMFと略す)1mlにジメチル
ホルムアミドジメチルアセタール(以下DMFAと略す
)0.1mlと9a−〇−デメチルマイトマイシン09
0mgを加え、窒素気流下に室温で6時間攪拌する。
溶媒を減圧下で留去した後、CH,(J’、−MeOH
(98:2v/v)を展開溶媒とするシリカゲルカラム
クロマトグラフィーにより生成物を分離する。
生成物は再度シリカゲルカラムクロマトグラフィーによ
り精製し、Ac0Et  MeOH(99:1v/v 
)で溶出した溶液を減圧a縮し、暗緑色ペースト状物質
を単離する。この物質を少量のCH(1!3にとかし、
その溶液をシクロヘキサン中に滴下すると化合物1が緑
色の沈殿として析出する。これを戸別して81mgの化
合物1を得る。収率75%。
宜H−N M R(CD C1s  )  :  δ 
 1.86(3H,s)。
2.19(3H,s)、 2.26(2M、 m)、 
3.03(3)1. s)。
3.07(38,s)、  3.48(IH,dd、 
 J二12.7. 1.3)。
4.17(1N、 d、 J=12.7)、 5.44
(IH,’d、 J=0.5)。
6.03(LH,d、 J=0.5)、 7.64(I
H,s)T R(KB r ) +3400.2928
.2854.1644.1620゜1529、1376
、1306.1113.1054c+r’MS (m/
 Z) +328(M”)  311.284.259
高分解能M S : M” = 328.1517(c
、to、。N40.に対する計算値=328.1533
) TLC(CHCf3 MeOH,l 9 : L V/
V ):Rf=0.40 参考例2 1a−デメチル−7−N−ジメチルアミノメ
チレンマイトマイシンG(化合物2)53mgの1a−
テ′メチルマイトマイシンGを出発原料として、参考例
1とほぼ同様の操作により緑色粉末として化合物247
+ngが得られる。
収率74%。
’H−NMR(CDCβ3):δ 1.95(3H,s
)。
2.85(2)I、br、s)、 3.05(3H,s
)、 3.10(3H,s)。
3.11(3H,s)、 3.55(ltl 、br、
cl、 J=12.9)。
4.27(IH,d、 J=12.9)、 5.42(
18,d、 J=0.6>。
6.22(LH,d、 J=0.6)、 7.74(I
H,s)I R(KB r )  :3292.293
0.2854.1645.1622゜1599、157
2.1532.1435.1376、1304.125
4゜1214、1111.1083.1053.939
 cr’MS (m/ z)  :328(M”)、 
313.297.282,254゜高分解能M S :
 M−= 328.1532(CI782゜N、03に
対する計算値=328.1534) TLC(CHCna  MeOHll 9 : l v
/v ):Rf=0.48 参考例37−N−ジメチルアミノメチレンマイトマイシ
ンD(化合物3a)および7−N、N”−ビス(ジメチ
ルアミノメチレン)マイトマイシンD(化合物3b)(
本化合物の命名において、NIOはマイトマイシンの1
0位のカルバモイルオキシ基の窒素原子を指すものとす
る。以下においても同様である。) DMFA  80μlを含む乾燥DMF  0.4ml
に83mgのマイトマイシンDを溶解し、窒素気流下に
て室温で40分間攪拌する。
溶媒を減圧下で留去した後シリカゲルカラムクロマトグ
ラフィーにかけ、CHC1s −M e OH(95:
 5 v/v)で溶出する緑色の分画(分画Aとする)
を分取する。ひき続き、CHCl s   MeOH(
93: 7 v/v)で展開し別の緑色の分画く分画B
とする)を分取する。最後に溶媒をCHCl3−CH,
OH(85: 15 v/v) に変えて得られる分画
を集めると、そこからマイトマイシンDが26mg回収
される。
分画Bを濃縮した後、再度シリカゲルカラムクロマトグ
ラフィーにより精製する。AcOEt−MeOH(92
: 8 v/v)で溶出する緑色の分画を集め濃縮する
と25mgの暗緑色の粉末として化合物3aが得られる
。収率38%。
車H−N M R(CD C1s  )  :  δ 
 1.90(3H,s)。
2.25(5H,s)、 3.03(3日、 s)、 
3.08(3)1. s)。
3、46 (LH,br、 d、 J=12.7) 、
 3.71(1)1. t、 J=4.2)4.08(
LH,d、 J=12.7)、 4.20(ltl、 
br、) 。
4.70(2H,d、 J=4.2)、 4.72(2
ft、br、s)。
7.70(18,s) I R(KB r )  :3430. 2930. 
1703. 1621. 1535゜1310cn+−
’ MS (m/ z )  :3g9(Ma、  371
. 346. 328゜310、 295. 273.
 259高分解能M S : M” = 389.16
94(CIef(2311sO5に対する計算値=38
9.1697) TLC(CHCj!s−M eOH,l 9 : 1 
 v/v ):Rf=0.17 分画Aを濃縮した後、さらに分取用シリカゲル薄層クロ
マトグラフィーにより精製する。AcOBt−MeOH
(19: 1 v/v )で展開し、Rf=0.09の
緑色バンドを集めて26■の暗緑色粉末として化合物3
bを得る。収率34%。
’ H−N M R(CD C13> :δ 1.90
(3H,s)。
2.25(3)1. s)、 2.28(2H,m)、
 3.03(3H,s)。
3.05(3tl、 s >、 3.07(3H,s 
)、3.11(3H,s )。
3.48(ltl、 dd、 J=12.7.1.7)
、 3.78(lft、 m )。
4.08(1B、 d、 J=12.7 )、 4.5
1(18,br、)。
4.75(2H,cll)、 7.70(IH,s)、
 8.38(IH,s)I R(KB r )  :3
380.2920.161?、 1526.1419 
1374、1309.1263.1226.1113.
1076、1059 cr’M S (m / z )
  : 444(M” 、C2+LsNsOs に対す
る計算値=444)、 426.328 TLCCCHC13−MeOH,19: 1  v/v
 ):Rf=0.29 参考例47−N−ジメチルアミノメチレンマイトマイシ
ンE(化合物4a)右よび7−N、N10−ビス(ジメ
チルアミノメチレン)マイトマイシンE(化合物4b) 80mのDMFAを含む乾燥DMF0.4mlにマイト
マイシンE39■を溶解し、窒素気流下に室温で1時間
20分間攪拌する。溶媒を減圧下に留去した後、CHC
l5−M eOH(97: 3 v/v)を溶出溶媒と
するカラムクロマトグラフィーを行い緑色の分画を分取
する(分画Aとする)。ひき続きCHCl5  MeO
H(92: 8 v/りで溶出すると別の青色の分画が
得られる(分画Bとする)。
分画Bを濃縮し、シリカゲル薄層クロマトグラフィーで
精製するとマイトマイシンE15■が回収される。
分画Aは、濃縮後にシリカゲル薄層クロマトグラフィー
にかけ、AcOEt−MeOH(19:1 v/v)で
展開してRf=0.16の緑色のバンドから7mgの暗
緑色の粉末として化合物4aの暗緑色粉末(収率25%
)を、Rf=0.02の緑色バンドから4mgの粉末と
して化合物4bの暗緑色粉末(収率13%)をそれぞれ
単離する。
化合物4a ’ H−N M R(CD CI ! )  :δ 1
.91(3H,s)。
2.20(IH,d、 J=4.6)、  2.3L(
3H,s)、 2.36(1)1゜dd、 J=4.6
.2.0)、 3.03(3H,s)、 3.07(3
)l、 s)。
3.31(3H,s)、 3.56(LH,dd、 J
=12.7.2.0)、3.84(E、 dd、 J=
9.5.3.9)、 3.95(IH,d、 J=12
.7)。
4.43(LH,dd、 J=lO,7,9,5)、 
4.6N2)1. br、s)。
4.84(IH,dd、 J=10.7.3.9)、 
7.68(IH,s)I R(KB r ) :345
0.3362.2922.1713.1625゜154
8、1538.1326.1304.1117.10?
4.1051c+r’MS (m/z)  :403(
Mつ、 372.342.327゜311、295 高分解能M S : M” = 403.1871(C
+5H2sNsOsに対する計算値= 403.185
4) 化合物4b ’H−NMR<CDC1o ):δ 1.9H3)1.
 s)。
2.31(3H,s)、 2.33(2B、 m)、 
3.02(3日、 s)。
3.06(38,s)、 3.09(3H,s)、 3
.11(3)1. s)。
3.30(3M、 s)、 3.55(LH,br、d
、 J=12.2)、 3.96(IH,d、 J=1
2.2)、 3.99(1)1. dd、 J=10.
4.4.3)。
4.57(IH,dd、 J=10.7.10.4>、
 4.84(IH,dd。
J=10.7.4.3)、 7.68(LH,s)、 
8.48(IH,s)I R(KB r ) :345
0.2920.1624.1544.1306゜111
5cr’ M S (m/ z )  : 458(M”)、  
426. 400. 342高分解能M S : M”
 = 458.2186(C22)13゜N60.に対
する計算値= 458.2275) 参考例5 化合物4a 186■の化合物4bを含む3mlのメタノール溶液に
Q、1mlのジフェニルアミノメタンを加え、窒素気流
下に55℃で2時間攪拌する。溶媒を減圧下に留去し、
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにかける。
溶出溶媒をCHCl5  MeOH(19: 5V/V
)から始めて徐々にMeOHの割合を多くし、9 : 
1 v/vで溶出する緑色部分を集め、さらにAcOE
t−MeOHを用いるシリカゲルクロマトグラフィーで
精製する。このとき両溶媒の比を95:5から始めて徐
々にMeOHの割合を増やしてゆくと化合物4aは93
 : 7 v/vで溶出し、その分画を濃縮すると14
mgの暗緑色粉末が得られる。収率9%。
参考例6 6−1)9−エビ−NIO−)クロロロアセチルマイト
マイシンD(化合物6a)およびNl0−)クロロロア
セチルマイトマイシンD(化合物6b)10−デカルバ
モイルマイトマイシンDを約10%含む未精製の9−エ
ビ−10−デカルバモイルマイトマイシンD(本化合物
の製造法は特開昭56−30978、実施例2に記載さ
れている)410■を乾燥塩化メチレン−クロロホルム
(10:IV/V)110n+1に溶解し、水冷下に攪
拌しながらトリクロロアセチルイソシアネー) 175
mを加える。
20分後に4Qmlのテトラヒドロフランと5004の
トリクロロアセチルインシアネートを加え、さらに2時
間攪拌を続ける。lQmlのメタノールを加えた後、減
圧下に溶媒を留去し、残渣をクロロホルム−アセトン(
3: 2 v#)を用いるシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィーにかけ、最初に溶出する青色の部分を集めて濃
縮、乾燥することにより暗褐色の固体として化合物6a
を293■得る。
’H−NMR(py−ds ):δ 1.98(3H,
s)。
2.19(3H,s)、 2.19(IH,m)、 2
.58(l)I、 d、 J=4.9>、 3.63(
LH,dd、 J=12.7.2.0)、 4.01(
IH。
dd、 J=11.2.4.4)、 4.50(18,
d、 J=12.7)。
4.86(1)1. dd、 J=11.2.10.7
)、 5.44(IH,dd。
J=10、?、 4.4)、 8.47(IH,s)I
 R(K B r ) :3340.2940.179
5.1737゜1597、1534.1447.135
2.1185.847cm−’TLC(CHCIs−ア
*トン、1 : 1  v/v):Rr=0.50 上記カラムクロマトグラフィーに右いて、化合物6aの
次に溶出する青色分画を濃縮すると22■の暗褐色固体
としてN”−)’)クロロアセチルマイトマイシンD(
6b)が得られる。
’H−NMR(+)Y  ds )  :61.97(
3H,s)。
2.07(3H,s)、 2.17(1)1. dd、
 J=4.6.1.5)。
2.26(IH,d、 J=4.6)、 3.60(1
)1. dd、 J=12.7゜1.5)、 4.13
(1)1. dd、 J=9.5.4.2)、 4.4
2(IH。
d、 J=12.7)、 5.29(IH,dd、 J
=10.5.9.5)。
5.47(LH,dd、 J=10.5.4.2)、 
7.53(2H,br、)。
9.58(LH,br、) TLC(CHCl、−アセトン、1 : I  V/V
):Rf=0.42 6−2)9−エビ−7−N−ジメチルアミノメチレンマ
イトマイシンD(化合物6c)および9−エビ−7−N
−ジメチルアミノメチレン−N I O−トリクロロア
セチルマイトマイシンD(化合物6d ) 100 mgの化合物6aを21TllのDMFA−D
MF(1: 4 V/V)に溶解し、窒素気流下にて室
温で4時間攪拌後、約8℃の冷蔵庫内に一夜放置する。
反応混合物を減圧下に濃縮し、残渣をCHCl3−Me
OH(97: 3 V/V)を用いるシリカゲルカラム
クロマトグラフィーにかけ、溶出される緑色部分を集め
る。これを分画Aとする。次いでCHCl3−CH30
H(92: 8 v/v)で溶出を続けると、別の緑色
の分画(これを分画Bとする)が得られる。
分画Bを濃縮すると13mgの化合物6Cが暗緑色の固
体として得られる。収率16%。
’H−NMR(pY−ds ):δ 2.16(3H,
s)。
2.21(1)1. dd、 J=4.6.2.2)、
 2.30(3日、 s)。
2.73(LH,d、  J=4.6)、  2.80
(3H,sン、  2.84(3H。
s)、 3.66(III、 dd、 J=12.7.
2.2)、 4.16(IH,dd。
J=11.5.4.4)、 4.45(IH,d、 J
=12.7>、 4.89(111゜dd、 J=11
.5.10.5)、 5.47(1)1. dd、 J
=10.5.4.4)。
7.63(2H,br、s)、 7.80(LH,s)
、 8.30(LH,br、s)I R(KB r )
  :3430.2918.1709.1630゜15
43、1307.1059 c「’M S (m / 
z )  : 389(M” 、C+!23NsOs 
に対する計算値=389)、 371.346.328
.295TLCCCHCl5−CHsOH−9: I 
V/V )’Rf=0.33 分画Aを濃縮すると40.3■の化合物6dが暗緑色の
固体として得られる。収率36%。
分画Aから得られる化合物が6dであることは次の事実
から明らかである。
八から得られた固体40.3 mgを1mlのCH30
Hに溶解し、4II1gのに、COツを加え、室温で8
0分間攪拌する。反応液に9mlのCHCl3を加え、
短いシリカゲルカラムを用いるクロマトグラフィーを行
い、CHCl5  MeOH(9: I V/V)で溶
出する。溶出液を減圧濃縮し、再度CH(J!3−CH
*OH(92: 8 v/v)を用いてシリカゲルカラ
ムタロマドグラフィーを行い、溶出する緑色バンド部分
を減圧濃縮する。残渣にn−ヘキサンを少量加えて再び
減圧下に溶媒を留去、乾燥し、13、8 mgの暗緑色
粉末を得る。本物質の物理化学的性質は前記の化合物6
Cと同一である。収率47%。
参考例7.7−N−ジメチルアミノメチレンマイイマイ
シンC(化合物A;特開昭59−1486の実施例8に
記載されている化合物) マイトマイシンCを原料として参考例3と同様の操作に
より化合物Aが得られる。
’H−NMR(CD(13):δ 1.93(38,s
)。
2.80(1)1.dd、J=4.4.2.0)、 2
.90(IH,d、 J=4.4)。
3.04(3H,s)、 3.08(3H,s)、 3
.22(3H,s)。
3.50(IH,dd、 J=12.7.2.0)、 
3.6HIH,dd。
J=10.5.4.4)、 4.20<ill、 d、
 J= 12.7)。
4.50<18. dd、 J=10.7.10.5)
、 4.74(2H,br、)。
4.78(II(、dd、 J=10.7.4.4)、
 7.69(II(、s )I R(KB r )  
:3310. 2940. 1718. 1624. 
15401306、1059cr’ MS  (m/z)+389(M″″)、  357.
346. 328゜313、 297 高分解能MS:M+・389.1720(C+eHzJ
sOsに対する計算値=389.1697) TLC(CHCjl!s  M eOH,9:  1 
 v/v ):Rf=0.40 特許出願人 (102)協和醗酵工業株式会社手続補正
書 昭和61年 70月 2?日

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、R_1、R_2は同一もしくは異なって水素原
    子または低級アルキル基を表す。R_3、RはR_3が
    水素原子でR_4が−CH_2OCONH_2または▲
    数式、化学式、表等があります▼を表すか、または R_3とR_4が一体となって=CH_2を表す。 YおよびZは同一もしくは異なって水素原子またはメチ
    ル基を表す。■はα結合またはβ 結合を表す。ただし、R_4がβ配位をしている場合に
    はYは水素原子を表す。)で表されるマイトマイシン誘
    導体を有効成分として含有する抗腫瘍剤。
  2. (2)式( I )でR_3が水素原子でR_4が−CH
    _2OCONH_2である特許請求の範囲第1項記載の
    抗腫瘍剤。
  3. (3)R_3がβ−水素原子でR_4がα−CH_2O
    CONH_2である特許請求の範囲第2項記載の抗腫瘍
    剤。
  4. (4)R_1、R_2およびZがメチル基で、Yが水素
    原子である特許請求の範囲第2項記載の抗腫瘍剤。
  5. (5)式( I )でR_3が水素原子でR_4が▲数式
    、化学式、表等があります▼である特許請求の 範囲第1項記載の抗腫瘍剤。
  6. (6)式( I )でR_3およびR_4が一体となって
    =CH_2を表す場合の特許請求の範囲第1項記載の抗
    腫瘍剤。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5630978A (en) * 1979-08-24 1981-03-28 Kyowa Hakko Kogyo Co Ltd Novel mitomycin and its preparation
JPS591486A (ja) * 1982-06-04 1984-01-06 ブリストル―マイヤーズ スクイブ カンパニー アミジン類
JPS61194086A (ja) * 1985-02-21 1986-08-28 ブリストル―マイアーズ スクイブ コムパニー 結晶形態の7‐(ジメチルアミノメチレン)アミノ‐9a‐メトキシマイトサン

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