JPS6335260Y2 - - Google Patents

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JPS6335260Y2
JPS6335260Y2 JP1982122450U JP12245082U JPS6335260Y2 JP S6335260 Y2 JPS6335260 Y2 JP S6335260Y2 JP 1982122450 U JP1982122450 U JP 1982122450U JP 12245082 U JP12245082 U JP 12245082U JP S6335260 Y2 JPS6335260 Y2 JP S6335260Y2
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JP
Japan
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box
heat exchanger
water
tube bundle
type heat
Prior art date
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Application number
JP1982122450U
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English (en)
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JPS5929570U (ja
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Publication of JPS6335260Y2 publication Critical patent/JPS6335260Y2/ja
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  • Details Of Heat-Exchange And Heat-Transfer (AREA)
  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、エア・アジテーシヨンを行なつて伝
熱係数を高めるタイプの、ボツクス型熱交換器の
改良に関する。
たとえばLPGを貯蔵タンクからローリーに積
み込もうとする場合、プロパンが温度−41℃、圧
力は大気圧付近の条件で貯蔵されていたとする
と、これを加熱して−5℃以上、20気圧程度のも
のにする必要がある。このような加熱には、ボツ
クス型の熱交換器、すなわち上部が開放された箱
内に通常はヘアピン形状にしたチユーブを複数ま
とめたバンドルを有する熱交換器が好んで使用さ
れる。ボツクス内には海水など(LPG貯蔵ター
ミナルは多く港湾に立地しているので)を導入し
て熱媒とし、チユーブ内にLPGを通して、上記
の温度まで加熱する。その際、伝熱係数を高める
ため、エア・アジテーシヨンすなわち水中に空気
を吹き込んで撹拌することが行なわれる。
空気の吹き込みにより発生した泡は、水ととも
にボツクス側壁の上部に設けた排出ノズルから流
出させなければならないが、従来の装置ではこれ
が円滑に行なえなかつた。これは、熱媒としての
海水の流量はLPGの加熱処理すべき量によつて
定まり自由に変えられないから、泡が抜き出され
るのに適当なレベルに海水流量を入口でコントロ
ールできないためである。泡が液面に滞留する
と、海水を用いた場合、しばしば悪臭を生じる原
因となる。
また、チユーブバンドル内は通過抵抗が大きい
ため、海水と空気とはチユーブバンドルとボツク
ス側壁との間隙を集中的に通過してしまい、伝熱
係数向上の効果が高まらないだかりか、ボツクス
側壁部の海水が盛り上がつてオーバーフローする
ことがある。
本考案は、このような問題を解消したボツクス
型熱交換器を提供する。
図面を参照して説明すれば、本考案の改良され
たボツクス型熱交換器1は、基本的な態様として
は、ボツクス内におさめたチユーブバンドルのチ
ユーブ内を通る被加熱流体を水により加熱し、こ
の水を空気の吹き込みにより撹拌して伝熱係数を
高めるタイプの熱交換器において、ボツクス2内
にほぼ垂直の仕切板6を設けて大区画21と小区
画22とに分け、大区画21にはチユーブバンド
ルをおさめるとともにその下部に水導入管4およ
び空気導入管5を設け、小区画22には上部側方
に排出ノズル7を設けるとともに下部に排水ノズ
ル8を設けてなり、前記排水ノズル8に設けたバ
ルブ14の調節によりボツクス内の水面を調節で
きるように構成したことを特徴とする。
仕切板6のはたらきは、ひとつは導入された熱
媒体である海水が下部排水ノズル8へシヨートパ
スせず、チユーブバンドル中を通過するように仕
向けることであり、いまひとつはアジテーシヨン
に使用した海水中の気泡を仕切板の上方で分離
し、上部排出ノズル7から排出しやすくすること
にある。泡が分離されれば、小区画22において
排出すべき海水の見掛流量を少なくするとともに
見掛比重を高めることによつてヘツドを有効に利
用できることになり、下部排水ノズル8からの排
水が容易になる。
バルブ14は、その開度の調節により下部排水
ノズル8から排出する海水の流量をコントロール
し、ボツクス内の水面の高さを、かなり広い範囲
で変えることができる。これにより、ボツクス2
に供給される海水の流量が変化しても、泡が上部
排出ノズル7から排出されやすい位置に水面の高
さを調節することが可能となりボツクス型熱交換
器の運転の許容値が広くなる。
上部排出ノズル7は、主として泡を排出する。
主として海水を排出する下部排水ノズル8と役割
を分担する結果、泡の滞留を効果的に防止でき
る。
本考案のボツクス型熱交換器のひとつの好まし
い態様においては、上記の基本的な構成に加え
て、ボツクス側壁11の上部に内方に向つてのび
る上部バツフル板12を付加する。これは、図示
したように、ほぼ水平方向に設けるのが容易であ
るが、多少の傾斜を与えてもよい。上部バツフル
板12は、前記したボツクス側壁付近における海
水の盛り上がりをおさえ、オーバーフローを防止
する。これにより、側壁の高さを不必要に高くす
る必要がなくなり、装置の製作上有利である。
いまひとつの好ましい態様は、前記の基本的態
様に加えて、ボツクス側壁11のチユーブバンド
ル3の下の位置に、内方に向つてのびる中間バツ
フル板13を付加した構造である。チユーブバン
ドルが2段またはそれ以上ある場合は、それぞれ
に対して、この中間バツフル板を設けるべきであ
る。これは、ほぼ水平方向に突き出してもよい
が、図示したように、少し上向きの適度の傾斜を
つけることが好ましい。中間バツフル板の存在に
より、ボツクスの下方に導入された海水および空
気は、側壁に沿つて上昇することなく、チユーブ
バンドル中を上昇して伝熱係数の向上に役立つ。
それと同時に、側壁付近における海水の盛り上が
りも防止される。
このような作用をする上部バツフル板12と中
間バツフル板13とは、当然に理解されるであろ
うが、両者を同時に設けることが、協力的機能を
発揮させる上で一層好ましい。
なお、前記の仕切板6の最下部にはドレンホー
ル61を設け、運転終了時にボツクスの大区画2
1内の海水が自動的に小区画22に移つて排水ノ
ズル8から抜け、再スタート時にはボツクス内が
空の状態で空気の吹き込みができるようにするこ
とが推奨される。ボツクスに海水がみたされた状
態で空気を吹き込んだ場合、急激な体積膨脹によ
り側壁からのオーバーフローが起るおそれがある
からである。
本考案によれば、エア・アジテーシヨンを行な
うボツクス型熱交換器において、伝熱係数の向上
が確実になるから、ボツクスを小型に設計でき、
設備費が低減され、用地を有効に使用でき、保守
点検が容易である、といつたメリツトがもたらさ
れる。熱媒体として、海水その他の水をより有効
に利用できるので、水の供給設備の建設費および
運転費を軽減できる。これらのメリツトは、上部
または中間の、または上部および中間のバツフル
板をそなえた好ましい態様、とくに後者におい
て、一層大きなものとなる。また、空気の吹き込
みにより生じた泡を、ボツクス内に滞留させるこ
となく排出でき、この泡は水とよく分離した状態
で排出されるので、後の処理が容易である。さら
に、ボツクス内液面の調節が容易であるから、負
荷が変動しても、それに追従して運転できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案のボツクス型熱交換器1の最も好
ましい態様を示すものであつて、第1図は稼動状
態の縦断面図であり、第2図は横断面図である。 1……ボツクス型熱交換器、2……ボツクス、
21……大区画、22……小区画、3……チユー
ブバンドル、4……海水導入管、5……空気導入
管、6……仕切板、7……上部排出ノズル、8…
…下部排水ノズル、12……上部バツフル板、1
3……中間バツフル板、14……水面調節用バル
ブ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ボツクス内におさめたチユーブバンドルのチ
    ユーブ内を通る被加熱流体を水により加熱し、
    この水を空気の吹き込みにより撹拌して伝熱係
    数を高めるタイプの熱交換器において、ボツク
    ス2内にほぼ垂直の仕切板6を設けて大区画2
    1と小区画22とに分け、大区画21にはチユ
    ーブバンドルをおさめるとともにその下部に水
    導入管4および空気導入管5を設け、小区画2
    2には上部側方に排出ノズル7を設けるととも
    に下部に排水ノズル8を設けてなり、前記排水
    ノズル8に設けたバルブ14の調節によりボツ
    クス内の水面を調節できるように構成したこと
    を特徴とするボツクス型熱交換器1。 (2) ボツクス側壁11の上部に内方に向つてのび
    る上部バツフル板12を付加した実用新案登録
    請求の範囲第1項のボツクス型熱交換器1。 (3) ボツクス側壁11のチユーブバンドル3の下
    の位置に内方に向つてのびる中間バツフル板1
    3を付加した実用新案登録請求の範囲第1項ま
    たは第2項のボツクス型熱交換器1。
JP12245082U 1982-08-12 1982-08-12 ボツクス型熱交換器 Granted JPS5929570U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12245082U JPS5929570U (ja) 1982-08-12 1982-08-12 ボツクス型熱交換器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12245082U JPS5929570U (ja) 1982-08-12 1982-08-12 ボツクス型熱交換器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5929570U JPS5929570U (ja) 1984-02-23
JPS6335260Y2 true JPS6335260Y2 (ja) 1988-09-19

Family

ID=30279889

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12245082U Granted JPS5929570U (ja) 1982-08-12 1982-08-12 ボツクス型熱交換器

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JP (1) JPS5929570U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5751273B2 (ja) * 1977-09-27 1982-11-01

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5751273U (ja) * 1980-09-09 1982-03-24
JPS5794458U (ja) * 1980-11-27 1982-06-10

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5751273B2 (ja) * 1977-09-27 1982-11-01

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5929570U (ja) 1984-02-23

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