JPS6334612Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （技術分野） 本案は掃除機本体を手に持つて該本体前端の吸
口より吸塵することにより清掃作業を行なうハン
ド型掃除機に係り、特に幅広の吸口に取付けて隙
間の清掃に使用する隙間用吸込具に関するもので
ある。

（従来技術） 一般に、この種のハンド型掃除機にあつては、
掃除機本体の前端に幅広の吸口を有し、この吸口
より直接吸塵することにより清掃作業を行なうも
のであり、又隙間を清掃するためのアタツチメン
トとして隙間用吸込具を備えている。

しかし、従来の隙間用吸込具は第１図に示すよ
うに、幅広の基部２と該基部２の中央部に位置す
る幅狭の吸込管路部３とにより全体形状として略
Ｔ字形状に形成されている為、隙間用吸込具１を
掃除機本体４の前端にある幅広の吸口５に取付け
て、例えば第１図示のような隙間６の清掃を行な
う場合、Ａで示す部分が障害となり、隙間６のＢ
部分を清掃することができず、又隙間６の幅がさ
らに狭くなればＣ部分の清掃もできなくなり、余
り良好なものではなかつた。

（目的） 本案はかかる点に鑑みてなされたもので、隙間
用吸込具を基部と吸込管路部とにより全体形状と
して略Ｌ字形状に形成することにより、従来の如
き不都合を解消したものである。

（実施例） 以下第２図乃至第４図に示した本案の実施例に
ついて詳細に説明する。

先ず、第２図及び第３図において、掃除機本体
１１は前端下部に幅広の吸口１２を有し、その内
部には集塵部、電動送風機及び蓄電池（何れも図
示せず）を前端から後端に向つて順に内蔵してお
り、又後端側上面部にハンドル部１３を有し、そ
の近傍に運転スイツチ１４を備える。隙間用吸込
具１５は上記吸口１２に着脱自在に嵌合する基部
１６を設け、該基部１６の一側に上記掃除機本体
４の側面と略同一面に該基部１６に対して幅狭の
吸込管路部１７の側面を位置させて該吸込管路部
１７を設けてなり、該基部１６と該吸込管路部１
７により上記隙間用吸込具１５は全体形状を略Ｌ
字形状に形成されており、上記基部１６は掃除機
本体１１の吸口１２に左右反転して何れでも嵌合
できるようになつている。

而して、第３図示のような隙間１８であつて
も、Ａで示す部分が何ら障害とならず、隙間１８
のＣ部分は勿論、Ｂ部分をも確実に清掃すること
ができる。

第４図は本案の他実施例であり、吸込管路部１
７の先端を斜めに切除することにより隅部の塵を
より吸込み易くしたものである。

（効果） 以上の如く本案にあつては、従来掃除機本体の
側面が壁、家具等に当接して該掃除機本体が邪魔
になり清掃をすることができなかつた隅部の隙間
であつても、吸込管路部の側面が上記掃除機本体
の側面と略同一面に位置するように該吸込管路部
が設けられているので、上記掃除機本体が邪魔に
なることなく確実に清掃を行なうことができ、清
掃範囲が広がり、実用上極めて有用なものであ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の隙間用吸込具を取付けたハンド
型掃除機の使用状態を示す図、第２図は本案隙間
用吸込具を取付けたハンド型掃除機の側面図、第
３図ａ，ｂは同上使用状態を示す図、第４図は本
案隙間用吸込具の他実施例を示す平面図である。 １１：掃除機本体、１２：吸口、１５：隙間用
吸込具、１６：基部、１７：吸込管路部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 掃除機本体の前端に幅広の吸口を有するものに
   おいて、上記幅広の吸口に着脱自在に嵌合する基
   部を設け、該基部の一側に上記掃除機本体の側面
   と略同一面に該基部に対して幅狭の吸込管路部の
   側面を位置させて該吸込管路部を設けることによ
   り全体形状として略Ｌ字形状に形成してなるハン
   ド型掃除機の隙間用吸込具。