JPS6334370A - レ−ザ−焼入れ面を有するシ−ルリング - Google Patents

レ−ザ−焼入れ面を有するシ−ルリング

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JPS6334370A
JPS6334370A JP17554086A JP17554086A JPS6334370A JP S6334370 A JPS6334370 A JP S6334370A JP 17554086 A JP17554086 A JP 17554086A JP 17554086 A JP17554086 A JP 17554086A JP S6334370 A JPS6334370 A JP S6334370A
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JP
Japan
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seal ring
laser
hardened
hardening
laser hardened
Prior art date
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Pending
Application number
JP17554086A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Watanabe
弘 渡辺
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Riken Corp
Original Assignee
Riken Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は油圧機器等に用いられる軸シールリング係り、
更に詳しくは摺動面である側面にレーザー焼入れによる
表面硬質層を設は耐摩耗性を向上させたシールリングに
関する。
従来の技術と問題点 従来、回転軸用に使用されるシールリングとして一般に
FCCリシールリング側面に硬質クロームめっきを施し
たもの、又は第7図に示すようにブロンズ等の銅合金材
シールリング4の側面2に、外周から内周に通じるシー
ルリング溝側壁との滑り面に潤滑油を供給するための■
溝5を設けたものが用いられている。
側面に硬質クロームめっきを施した場合のめっきの厚さ
は0.005〜0.040mm程度で、耐摩耗性を配慮
すれば厚いめっきが必要であるが非常にコスト高となる
問題がある。
又、側面にV溝付きの銅合金シールリングはFCCリシ
ールリング比較して、材料費が高く且つ側面のV溝加工
費もかさみ、その上比較的摩耗が多く、又軸のシールリ
ング溝側壁の粗さによってその摩耗量に大きな差が生じ
る等の問題がある。
問題点を解決するための手段 本発明は、このような従来の問題点に着目してなされた
もので、レーザー焼入れ可能な材料に経済性の高いレー
ザー焼入れを施すことにより、耐摩耗性に優れたシール
リングを安価に提供する事を目的とする。
以下、本発明について説明する。
近年多方面の工業的用途に用いられている高出力CO2
レーザーを利用したもので、シールリングの側面をレー
ザービームにより焼入れ硬化させて耐摩耗性を付与した
ものである。周知の如くレーザーは照射時間を自由に選
択が可能であり、焼入れ部の形態、焼入れ間隔、焼入れ
の面積の割合等自由に選定できる。又焼入れ深さはレー
ザービームの絞り量によっても単位面積当りのエネルギ
ー密度を変えて任意に選定することができる。
レーザー焼入れする間隔は隣の焼入れ部とラップしたり
、余り接近しないようにすることが大切であり1mm以
上が望ましい、又焼入れ深さは11以下位までは自由に
変えられるが、0.2〜0.5mmが好ましい。
焼入れ間隔や焼入れ深さ等のレーザー焼入れ条件は、シ
ールリングの使用条件により適宜選定される。
又、レーザービームの照射を受けると、どうしても照射
表面が膨潤し表面に凹凸が発生するので。
この部分を研磨仕上げにより除去し平滑な面に仕上げる
が焼入れしない部分が数μMの凹ができて油だまりの働
きをし、運転時の摺動面への油の介入が容易となり耐摩
耗性に有利である。
実施例 以下、本発明による実施例を図面に基づいて説明する。
第1表に示す化学成分からなるFC材のシールリングの
側面に下記に示すレーザー焼入れ条件によって、第1図
に図解的に示すように中心に向かって一定間隔に放射線
状にレーザー焼入れしたシールリング(I)について耐
摩耗性試験を行なった。
第1表 レーザー焼入れ条件 レーザー装置  3kwCO,レーザー装置レーザー出
力  1kw 焼き入れ速度  2.4m/win シールリング(1)の焼入れ硬度はHmV 720、焼
入れ深さは0.2mm、焼入れ面積の割合は40%であ
った。
尚比較品として同じFC材からなるシールリングの側面
に、めっきの厚さ0.06+a園のクロームメツキを施
したシールリング(n)とHBsC材(側面溝付き)か
らなるシールリング(m)を用いて同様な試験を行なっ
た。
シールリングの側面の厚み(B)と幅(T)、軸のシー
ルリング溝の幅(1)、ケーシングの内周面(D)の摩
耗量を測定して耐摩耗性を判定した。
摩耗試験に用いた摩耗試験装置及び試験方法と条件は次
の通りである。
摩耗試験装置を第6図に示す、試験装置10はSCM4
15浸炭焼入れ材からなり、内面粗さを1.6S以下に
研磨仕上げしたケーシング11の内部に、343C調質
材からなり離間して設けられている側壁の粗さを1.6
S以下に研磨仕上げされた2本のシールリング溝13を
有する軸12に供試材のシールリング(1)を2本装着
して挿入し、両シールリング間には空室14を作り、該
空室14にケーシング11に設けた孔15を介して油圧
供給装置(図示せず)に連通させ空室に油圧を供給させ
て下記条件にて行った。
試験条件 油圧    O〜18kg/cm2 50秒ON、10秒OFF 軸回転数  240Or、p、11 使用オイル 8石ハイディーゼルオイル#30 (S−
3) 油温    97−103℃ 耐久時間  連続100時間 耐摩耗試験の結果を第5図に示す。
第3図から明らかなように、シールリングの側面の厚さ
くB)の摩耗量は本発明品(I)は2μmと比較量(I
I)の2.5μmとクロームめっきを施したものとほぼ
同等の優れた耐摩耗性を有し、比較量(III)の7〜
10μmに比し大巾に耐摩耗性が向上していることが認
められる。
摺動相手のケーシングの内周面(D)の摩耗量は本発明
品は0.5〜1.5μmと比較量(1)の2.5〜4.
5μm、比較量(m)の2.5〜4μmに対し半分以下
と著しく改善されており相関性も良好であることが認め
られる。
シールリングの側面幅(T)と回転軸の溝幅(1)の摩
耗量については略同等の耐摩耗性を示していることが認
められる。
第2図から第4図に、本発明のレーザー焼入れによる硬
質層と、レーザー焼入れしない軟質層を一定間隔に規則
正しく形成した他の実施例を図解的に示す。
次に第2図に直角に交差する中心線の直角方向に硬質M
3aを形成した第2の実施例を示す。
第3図に内周円の接線方向に硬質層3bを形成した第3
の実施例を示す。
第4図に外形寸法d、内径寸法D、およびd+D/2の
直径をもつ3個の円形状に硬質層3cを形成した第4の
実施例を示す。
尚本発明のレーザー焼入れの形状は、上述の実施例に限
定されるものでなく、レーザー焼入れによる硬質層と、
レーザー焼入れしない軟質層が一定間隔で規則正しく形
成される形状のものであれば本発明の効果を妨げるもの
ではない。
効果 本発明による安いFC材等のレーザー焼き入れ可能な材
料からなるシールリングの摺動面に、経済性の高いレー
ザー焼入れによる硬質層と、レーザー焼入れしない軟質
層を一定間隔に規則正しく形成することにより、優れた
耐摩耗性を有するシールリングが、従来のクロームめっ
きを施したもの或いはV溝を有する銅合金材からなる高
価なシールリングに代えて安価に提供し得る実用的効果
は大である。
【図面の簡単な説明】
第1図 本発明硬質層を放射線状に形成した第1の実施
例を示す 第2図 本発明の第2の実施例を示す 第3図 本発明の第3の実施例を示す 第4図 本発明の第4の実施例を示す 第5図 摩耗試験結果を示すグラフ図 第6図 摩耗試験装置を示す 第7図 従来の銅合金材の側面に■溝を設けたシールリ
ングを示す 1:シールリング  2:摺動面 3:レーザー焼入れ部 3 a * 3 b e 3 c :レーザー焼き入れ
部4:銅合金製シールリング

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 摺動側面にレーザー焼入れした硬質層と、レーザー焼入
    れしない軟質層が一定間隔に規則正しく形成されている
    ことを特徴とするレーザー焼入れ面を有するシールリン
    グ。
JP17554086A 1986-07-28 1986-07-28 レ−ザ−焼入れ面を有するシ−ルリング Pending JPS6334370A (ja)

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