JPS6333638Y2 - - Google Patents

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JPS6333638Y2
JPS6333638Y2 JP1985122655U JP12265585U JPS6333638Y2 JP S6333638 Y2 JPS6333638 Y2 JP S6333638Y2 JP 1985122655 U JP1985122655 U JP 1985122655U JP 12265585 U JP12265585 U JP 12265585U JP S6333638 Y2 JPS6333638 Y2 JP S6333638Y2
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powder
gas
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はガス中に浮遊する粉体の分離装置、例
えば、空気輸送される綿状の開繊パルプあるいは
ボイラ煙道中の燃焼ガス中に浮遊するフライアツ
シユ等の粉体を浮遊ガスから分離し、次工程に分
離した粉体を風送する装置に関する。
(従来の技術) 従来、この種の浮遊ガス中から粉体を分離し、
分離した粉体を次工程に風送する装置としては第
2図に示すような装置が知られている。
すなわち、第2図においてAは1次分離装置、
Bは2次分離装置であり、1次分離装置Aで浮遊
ガス中の大部分の粉体を分離するとともに、1次
分離装置Aで分離されなかつた微細な粉体を2次
分離装置でさらに分離し、ここで分離した微細な
粉体を分離したガスの一部をキヤリアとして風送
するものである。
しかして1次分離装置Aは、縦型の円筒状容器
1の上部に粉体浮遊ガスの導入部2及び分離回収
された還流ガスの導入部3を夫々円筒状容器1の
接線方向に設けるとともに、天板1aに分離ガス
の排気導管4を連設し、又、底部にガス中から分
離された粉体の排出口5及び排出口5に臨んで粉
体掻き出し用の回転スクレーパ6を設け、さらに
容器1内に粉体かき出しを効果的に行なわせる回
転羽根7を装着して構成されている。
又、2次分離装置Bは1次分離装置Aに比し細
径の縦型円筒状容器8の上部を前記排気導管4に
接続し、又、底部にガスと分離された粉体の排出
口9を設け、さらに容器8内中に軸方向に回転網
ロール10を筒装するとともに、網ロール10の
底部を分離ガスの排出口11に連接し、又、網ロ
ール10の外周にブラシローラ12を添設して構
成されている。しかして粉体の排出口9は1次分
離装置Aの下方に延設された排出導管13に連設
され、排出導管13の他端は粉体移送用の循環フ
アン14を介して図示しないラチスコンベヤ等の
粉体圧送装置に連設される。又、排出導管13に
は1次分離装置Aの下方で該装置Aの粉体排出口
5が連設されている。又、分離ガスの排出口11
は図示しないバツクフイルターに連設されてい
る。
以上の構成からなる従来の装置において、ガス
中に浮遊した粉体は1次分離装置Aの導入部2か
ら容器1内上部に接線方向に導入され、螺旋状に
下降する間に遠心力により1次的にガスと分離さ
れ積層された後、粉体は排出口5から回転スクレ
パー6によりかき出され排出導管13に排出され
る。
一方、1次的に分離されなかつた微細な粉体は
ガス中に浮遊して排気導管4から2次分離装置B
の網ロール10の外周に導入され、粉体は網ロー
ル10により吸引濾過される。
網ロール10で濾過された微細な粉体はブラツ
シローラ12で網ロール面から容器8の底部に掻
き落されて排出口9から排出導管13に排出さ
れ、1次分離装置Aで分離された粉体と合して循
環フアン14を介し次工程の図示しない粉体圧送
装置に移送される。一方、網ロール10で濾過さ
れたガスは、その一部がなおも残留する微細な粉
体を除くため排出口11から図示しないバツクフ
イルターに送られ、濾過ガスのみが吸引放散され
る。残りの濾過されたガスは粉体を排出導管13
へ風送するキヤリアとして使われる。
しかし、かかる従来の2次分離装置Bにあつて
は、網ロール10が微細な粉体により短時間に目
詰りを生じ易く、目詰りによりガスの分離が阻害
されて1次及び2次分離装置内の流動気流に圧力
変動を生じ、2次分離はもとより1次分離にも支
障をきたすのみならず、次工程のトラブルの原因
ともなり、又、網ロール10やブラツシローラ1
2の摩耗がはげしく、そのメインテナンスが厄介
であるという問題がある。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案は従来の粉体の分離装置において、2次
分離装置の上記の問題点に着目してなされたもの
で、問題点の原因となる網ロールやブラツシロー
ラの使用を回避することにより装置内でのガスの
流動を乱すことがなく、又メインテナンスを全く
必要とすることなく円滑に操作し得る粉体の分離
装置を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 以下に本考案を実施例を示す図面に基づいて説
明する。
すなわち、第1図に本考案の分離装置をガス中
に浮遊する粉体の1次分離装置に連設される2次
分離装置として使用した場合の実施例を斜視図で
示した。
図においてAは粉体の1次分離装置、Cは2次
分離装置として使用される本考案の分離装置であ
るが、1次分離装置Aについては前記した従来の
1次分離装置と殆ど同様であるため説明を省略
し、以下本考案の分離装置Cについて説明する。
なお、第2図と同一部分については同一符号を用
いた。
すなわち、本考案の粉体の分離装置C(以下単
に装置Cという)は、上部に接線方向の導入部1
5及びガス排出口16を有するサイクロン17の
底部に導入部15の接線方向と同方向の渦巻状排
出導管18を連設して構成される。
この構成にいて接線方向の導入部15及びガス
排出口16を上部に有するサイクロン17の主要
部については従来公知のサイクロンの構造と同様
であるが、本考案においてはサイクロン17の底
部に連設される粉体の排出導管18が導入部15
の接線方向と同方向(図示の例では反時計方向)
の渦巻状に形成される。なお、第1図においては
サイクロン17の上端に形成されるガス排出口1
6も渦巻状に形成されているが、この排出口16
は必ずしも渦巻状である必要はない。19はガス
排出口16の延設部導管20に介装される分離ガ
スの流量調節用ダンパーである。
(作用) 次に本考案をガス浮遊粉体について、前記した
分離装置の2次分離装置として適用した場合の作
用について説明する。すなわち、この場合は1次
分離装置Aの排気導管4が装置Cの導入部15に
連接され、又、1次分離装置Aの下方に配設され
た粉体の排出導管13に装置Cの渦巻状排出導管
18が連設される。かくして1次分離装置Aによ
り前述のようにして1次的に粉体を分離した後の
微細な粉体を浮遊したガスは、排気導管4から装
置Cの導入部15に導入され、サイクロン17の
中空筒内を筒壁に沿つて螺旋状に下降する間に、
粉体はガスとの比重差による遠心力の相違により
分離される。分離の比較的初期に粉体と分離され
たガスはガス排出口16から図示しないバツクフ
イルターを介して大気中に吸引放散されるが分離
しきれない粉体を含むガスは分離された粉体とと
もに排出導管18から1次分離装置下方に配設さ
れた排出導管13を経て、1次分離装置で分離さ
れた粉体と合し、循環フアン14を介して次工程
の図示しない粉体圧送装置に移送される。
以上の作用において、本考案の装置Cによれ
ば、サイクロン底部の粉体排出導管18が従来公
知のサイクロンのように底部に連接される粉体掻
出し用の回転羽根を周設したロータリーバルブと
異なり、粉体の回転羽根への詰りやサイクロンに
対するロータリーバルブの取付部からの外気流入
等の障害の発生が全くなく、また渦巻状に形成さ
れた排出導管18により、サイクロン中の気流の
回転方向を乱すことなく粉体は円滑に排出され
る。
(考案の効果) 本考案の粉体の分離装置は以上詳細に説明した
構成及び作用からなる。
サイクロンの底部まで分離されずに達したガス
は粉体とともに、渦状排出導管辛スムーズに次工
程に流出するのでサイクロン内の気流を乱すこと
がない。
このため分離の比較的初期に粉体と分離された
ガスは粉体と再び混じることなくガス排出口から
流出するので円滑に粉体とガスとを分離すること
が可能となる。又、従来の分離装置のように網ロ
ールやブラツシローラあるいは回転羽根付ロータ
リーバルブ等が不要となり、設備費及び補修等の
維持管理費を大幅に低減し得る利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の装置を1次分離装置に連設し
た場合の斜視図、第2図は従来の1次分離装置及
び2次分離装置の斜視図を示す。 15……導入部、16……ガス排出口、17…
…サイクロン、18……排出導管。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上部に混合成分導入部及びガス排出口を有する
    サイクロンの底部に、該混合成分の運動方向と同
    方向の渦巻状排出導管を連設したことを特徴とす
    る粉体の分離装置。
JP1985122655U 1985-08-12 1985-08-12 Expired JPS6333638Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985122655U JPS6333638Y2 (ja) 1985-08-12 1985-08-12

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JP1985122655U JPS6333638Y2 (ja) 1985-08-12 1985-08-12

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Publication Number Publication Date
JPS6231949U JPS6231949U (ja) 1987-02-25
JPS6333638Y2 true JPS6333638Y2 (ja) 1988-09-07

Family

ID=31013048

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JP1985122655U Expired JPS6333638Y2 (ja) 1985-08-12 1985-08-12

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6994671B2 (ja) * 2017-02-27 2022-01-14 パナソニックIpマネジメント株式会社 分離装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53112560A (en) * 1977-03-07 1978-10-02 Celleco Ab Hydroocyclone separator

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JPS53112560A (en) * 1977-03-07 1978-10-02 Celleco Ab Hydroocyclone separator

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JPS6231949U (ja) 1987-02-25

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