JPS633251Y2 - - Google Patents

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JPS633251Y2
JPS633251Y2 JP2300881U JP2300881U JPS633251Y2 JP S633251 Y2 JPS633251 Y2 JP S633251Y2 JP 2300881 U JP2300881 U JP 2300881U JP 2300881 U JP2300881 U JP 2300881U JP S633251 Y2 JPS633251 Y2 JP S633251Y2
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JP
Japan
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housing
notch
wall
packing
microphone
Prior art date
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Expired
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JP2300881U
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JPS57138460U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、スピーカ音がマイクロホン収納室に
漏洩しないようにした拡声電話機の遮音構造に関
する。
一般に、電話機筐体内にスピーカとマイクロホ
ンを収容した拡声電話機にあつては、マイクロホ
ン収容室を他の筐体内空間と遮断するための隔壁
を筐体内に設けている。ところが、マイクロホン
収容室内のマイクロホンと他の筐体内空間に設け
た電子回路部品との間の配線は、上記隔壁を通し
て行なわねばならないので、従来の電話機にあつ
ては、隔壁にゴムブツシユを通しておき、このゴ
ムブツシユを通して配線を行なうようにしたり、
あるいは隔壁に埋込み端子を設けて隔壁の両面で
別々に配線接続を行なうようにしていた。しか
し、ゴムブツシユに線を通す作業はかなり面倒で
あり、しかも遮断性が損なわれてスピーカ音がマ
イクロホン収容室に漏洩し易いという欠点があつ
た。また埋込み端子を介して接続する場合は接続
箇所が増加するためやはり配線作業の面倒があ
り、しかも埋込み端子のための占有スペースを要
するため他の部品の配置が困難となる欠点があつ
た。
本考案はこのような従来の欠点を解消するため
になされたもので、その目的は、上筐体と下筐体
からなる電話機筐体内にスピーカとマイクロホン
を収容した拡声電話機において、マイクロホン収
容室を他の筐体内空間から遮断する隔壁を通して
容易に配線を行なうことができ、しかも上記隔壁
の遮断性が損なわれずスピーカ音がマイクロホン
収容室へ漏洩することを防止でき、また隔壁を挿
通するための格別な配線スペースを要することも
なく安価に製造できる拡声電話機の遮音構造を提
供することにある。
以下、本考案の構成を図面に示す実施例にもと
づいて説明する。
第1図は拡声電話機の外観を示すもので、電話
機筐体1は上筐体1Aと下筐体1Bを接合して形
成され、図中右端部にはスピーカ(図示せず)が
内蔵されている。そして筐体1内の一角(第1図
の“”部内)には第2図及び第3図に示すよう
な、マイクロホン2を収容するマイクロホン収容
室3が、隔壁4により他の筐体内空間から遮断さ
れて形成されている。
前記隔壁4は、上筐体1Aの内底面にこれと一
体に形成された上壁5と、下筐体1Bの内底面に
これと一体にかつ二重に突設された下壁6A,6
Bと、両下壁6A,6B間に介挿された弾性パツ
キン7とで構成されている。また、この隔壁4を
通してマイクロホン収容室3と他の筐体内空間と
の間の配線が第4図及び第5図に示すようになさ
れている。
すなわち下壁6A,6Bの一部には、上方に開
口する下壁切欠部8A,8Bを形成するととも
に、弾性パツキン7には上記下壁切欠部8A,8
Bと重合する部位に、これらの切欠部より浅く、
かつ広幅のパツキン切欠部9を形成して、このパ
ツキン切欠部9を補充パツキン10にて補充する
ように構成されている。なお、前記下壁切欠部8
A,8Bの幅寸法は、挿通すべき接続線11の全
幅寸法と一致するように定められる。そこで、隔
壁4を通して配線を行なうには、まず接続線11
を下壁切欠部8A,8B及びパツキン切欠部内に
第4図の如く配置した後、パツキン切欠部内に補
充パツキン12を嵌合し、この状態で上、下筐体
1A,1Bを接合すればよい。このようにする
と、上壁5の下端が第5図の如く弾性パツキン7
及び補充パツキン12の上端に強く圧接すること
になる。従つて、接続線11はパツキン切欠部9
の底面と補充パツキン12の下面とで強く挟持さ
れ、かつこれらのパツキン7,12の弾性変形に
よつて接続線11とパツキン7,12との間の隙
間が埋められるので、隔壁4の両側空間は確実に
遮断されることになり、スピーカ音がマイクロホ
ン収容室3へ漏洩することは防止される。
以上、実施例にもとづいて説明したように、本
考案に係る拡声電話機の遮音構造は、マイクロホ
ン収容室を他の筐体内空間から遮断する隔壁を、
上筐体の内底面に突設された上壁と、下筐体の内
底面に二重に突設された下壁と、この両下壁間に
介挿される弾性パツキンとで構成し、両下壁の一
部に下壁切欠部を形成するとともに、弾性パツキ
ンには前記下壁切欠部と重合する部位に、下壁切
欠部より浅く、かつ広幅のパツキン切欠部を形成
して、そのパツキン切欠部を補充パツキンにて補
充し、前記下壁切欠部を通し、かつ前記パツキン
切欠部と補充パツキンとの間を通してマイクロ収
容室と他の筐体内空間との間の配線を行ない、上
下筐体を接合させることにより上壁の下端を弾性
パツキンに圧接させるようにしているので、配線
を極めて容易に行なうことができ、しかも隔壁の
遮断性が損なわれず、従つてスピーカ音がマイク
ロホン収容室へ漏洩することを防止でき、また隔
壁を挿通するための格別な配線スペースを要する
こともなく、安価に製造することができる。
なお、本考案は前記実施例の構成に必ずしも限
定するものではなく、種々変形可能である。例え
ば実施例における隔壁3を二重に設けるようにし
てもよい。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例を示すもので、第1図は
外観斜視図、第2図は第1図の“”部を示す側
断面図、第3図は第2図と同一部分を上筐体を取
外して示す平面図、第4図は本考案の要部を分解
して示す断面斜視図、第5図は同部分の組立状態
を示す断面斜視図である。 1……電話機筐体、1A……上筐体、1B……
下筐体、2……マイクロホン、3……マイクロホ
ン収容室、4……隔壁、5……上壁、6A,6B
……下壁、7……弾性パツキン、8A,8B……
下壁切欠部、9……パツキン切欠部、10……補
充パツキン、11……接続線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上筐体と下筐体からなる電話機筐体内にスピー
    カとマイクロホンとを収容してなる拡声電話機に
    おいて、マイクロホン収容室を他の筐体内空間か
    ら遮断する隔壁を、上筐体の内底面に突設された
    上壁と、下筐体の内底面に二重に突設された下壁
    と、この両下壁間に介挿される弾性パツキンとで
    構成し、両下壁の一部に下壁切欠部を形成すると
    ともに、弾性パツキンには前記下壁切欠部と重合
    する部位に、下壁切欠部より浅く、かつ広幅のパ
    ツキン切欠部を形成して、そのパツキン切欠部を
    補充パツキンにて補充し、前記下壁切欠部を通
    し、かつ前記パツキン切欠部と補充パツキンとの
    間を通してマイクロホン収容室と他の筐体内空間
    との間の配線を行ない、上下筐体を接合させるこ
    とにより上壁の下端を弾性パツキンに圧接させる
    ようにしたことを特徴とする拡声電話機の遮音構
    造。
JP2300881U 1981-02-20 1981-02-20 Expired JPS633251Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP2300881U JPS633251Y2 (ja) 1981-02-20 1981-02-20

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JP2300881U JPS633251Y2 (ja) 1981-02-20 1981-02-20

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Publication Number Publication Date
JPS57138460U JPS57138460U (ja) 1982-08-30
JPS633251Y2 true JPS633251Y2 (ja) 1988-01-27

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ID=29820778

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JP2300881U Expired JPS633251Y2 (ja) 1981-02-20 1981-02-20

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP6597053B2 (ja) * 2015-08-24 2019-10-30 ヤマハ株式会社 放収音装置

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JPS57138460U (ja) 1982-08-30

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