JPS6332227Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6332227Y2 JPS6332227Y2 JP1983172266U JP17226683U JPS6332227Y2 JP S6332227 Y2 JPS6332227 Y2 JP S6332227Y2 JP 1983172266 U JP1983172266 U JP 1983172266U JP 17226683 U JP17226683 U JP 17226683U JP S6332227 Y2 JPS6332227 Y2 JP S6332227Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- guide member
- friction plate
- low
- wedge
- groove
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000011435 rock Substances 0.000 claims description 12
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 238000010008 shearing Methods 0.000 description 2
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 1
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 239000010687 lubricating oil Substances 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Drilling And Exploitation, And Mining Machines And Methods (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案はガイド部材とくさびの摺接部に設け
た低摩擦板の取付け構造を改善した岩盤破砕装置
に関する。
た低摩擦板の取付け構造を改善した岩盤破砕装置
に関する。
従来くさびを利用して岩盤を破砕する岩盤破砕
装置として、第１図に示すものが公知である。上
記岩盤破砕装置は、岩盤ａに穿設した孔ｂに２分
割されたガイド部材ｃを挿入し、これらガイド部
材ｃ間に油圧シリンダｄによりくさびｅを圧入し
て各ガイド部材ｃを拡開することにより岩盤を破
砕するようにしたもので、くさびｅガイド部材ｃ
が摺接する部分には低摩擦板ｆが設けられて、く
さびｅとガイド部材ｃの摩擦を低減している。ま
た上記低摩擦板ｆは第２図に示すようにガイド部
材ｃの互に対向する面に形成された凹溝ｇの底部
に取付けられていると共に、凹溝ｇの底面と低摩
擦板ｆの互に接する部分には凹溝ｇと直交する方
向に複数条のピン孔ｈ，ｉを形成して、これらピ
ン孔ｈ，ｉに挿入したピンｊにより、くさびｅと
の摩擦力により低摩擦板ｆに加わるスラスト力を
せん断力により支持していた。しかしこのような
構造の低摩擦板固定法では、ガイド部材ｃ側に凹
溝ｇを形成するため、稼動時凹溝ｇの周辺に応力
が集中し、ガイド部材ｃに亀裂が生じてガイド部
材ｃの耐久性を著じるしく損なう不具合があつ
た。
装置として、第１図に示すものが公知である。上
記岩盤破砕装置は、岩盤ａに穿設した孔ｂに２分
割されたガイド部材ｃを挿入し、これらガイド部
材ｃ間に油圧シリンダｄによりくさびｅを圧入し
て各ガイド部材ｃを拡開することにより岩盤を破
砕するようにしたもので、くさびｅガイド部材ｃ
が摺接する部分には低摩擦板ｆが設けられて、く
さびｅとガイド部材ｃの摩擦を低減している。ま
た上記低摩擦板ｆは第２図に示すようにガイド部
材ｃの互に対向する面に形成された凹溝ｇの底部
に取付けられていると共に、凹溝ｇの底面と低摩
擦板ｆの互に接する部分には凹溝ｇと直交する方
向に複数条のピン孔ｈ，ｉを形成して、これらピ
ン孔ｈ，ｉに挿入したピンｊにより、くさびｅと
の摩擦力により低摩擦板ｆに加わるスラスト力を
せん断力により支持していた。しかしこのような
構造の低摩擦板固定法では、ガイド部材ｃ側に凹
溝ｇを形成するため、稼動時凹溝ｇの周辺に応力
が集中し、ガイド部材ｃに亀裂が生じてガイド部
材ｃの耐久性を著じるしく損なう不具合があつ
た。
この考案はかかる不具合を改善する目的でなさ
れたもので、ガイド部材の凹溝底面に形成した多
数の凹孔に低摩擦板の一部を食込ませてこの食込
んだ部分で、低摩擦板に加わるスラスト力を支持
するようにした岩盤破砕装置を提供して、ガイド
部材の耐久性向上を図ろうとするものである。
れたもので、ガイド部材の凹溝底面に形成した多
数の凹孔に低摩擦板の一部を食込ませてこの食込
んだ部分で、低摩擦板に加わるスラスト力を支持
するようにした岩盤破砕装置を提供して、ガイド
部材の耐久性向上を図ろうとするものである。
以下この考案を第３図以下に示す図面を参照し
て詳述する。図において１は岩盤破砕装置の本体
で、２分割されたガイド部材２と、これらガイド
部材２間に上下摺動自在に設けられたくさび３及
び上記くさび３を板ばね４を介してガイド部材２
間に圧入する油圧シリンダ５とよりなる。上記ガ
イド部材２は断面ほぼ半円状をなしていて、先端
側へ順次小径となつていると共に、互に対向する
面にくさび３が挿入される凹溝２ａが長手方向に
沿い、かつ全長に亘つて形成されている。上記凹
溝２ａはガイド部材２の先端にゆくに従い順次浅
くなつていると共に、くさび３と摺接する底面２
ｂ及び両側面２ｃには低摩擦板６が固着されてい
る。上記低摩擦板６が取付けられる凹溝２ａの先
端部側底面２ｂには、低摩擦板６より突設した位
置決め突起６ａが嵌入する凹孔２ｄが複数個間隔
を存して穿設されており、これら凹孔２ｄの周辺
部には多数の小径な凹孔２ｅが穿設されている。
これら小径な凹孔２ｅは上記低摩擦板６を突起６
ａにより位置決めして凹溝２ａの底面に取付けた
後、くさび３を圧入することにより、低摩擦板６
の一部をこれら凹孔２ｅ内に食込ませて低摩擦板
６を凹溝２ａの底面２ｂに固定するためのもの
で、以後くさび３との摩擦により低摩擦板６に作
用するスラスト方向の力は、凹孔２ｅに食込んだ
多数の突起６ｂがせん断力として支持するように
なる。
て詳述する。図において１は岩盤破砕装置の本体
で、２分割されたガイド部材２と、これらガイド
部材２間に上下摺動自在に設けられたくさび３及
び上記くさび３を板ばね４を介してガイド部材２
間に圧入する油圧シリンダ５とよりなる。上記ガ
イド部材２は断面ほぼ半円状をなしていて、先端
側へ順次小径となつていると共に、互に対向する
面にくさび３が挿入される凹溝２ａが長手方向に
沿い、かつ全長に亘つて形成されている。上記凹
溝２ａはガイド部材２の先端にゆくに従い順次浅
くなつていると共に、くさび３と摺接する底面２
ｂ及び両側面２ｃには低摩擦板６が固着されてい
る。上記低摩擦板６が取付けられる凹溝２ａの先
端部側底面２ｂには、低摩擦板６より突設した位
置決め突起６ａが嵌入する凹孔２ｄが複数個間隔
を存して穿設されており、これら凹孔２ｄの周辺
部には多数の小径な凹孔２ｅが穿設されている。
これら小径な凹孔２ｅは上記低摩擦板６を突起６
ａにより位置決めして凹溝２ａの底面に取付けた
後、くさび３を圧入することにより、低摩擦板６
の一部をこれら凹孔２ｅ内に食込ませて低摩擦板
６を凹溝２ａの底面２ｂに固定するためのもの
で、以後くさび３との摩擦により低摩擦板６に作
用するスラスト方向の力は、凹孔２ｅに食込んだ
多数の突起６ｂがせん断力として支持するように
なる。
なお上記実施例では、凹溝２ａの底面２ｂに位
置決め用の凹孔２ｃを、また低摩擦板６側に上記
凹孔２ｃに嵌合する突起６ａを設けて両者を位置
決めしたが、凹溝２ａの所定位置に接着などの手
段で低摩擦板６を取付けるようにすれば、位置決
め用の凹孔２ｃ及び突起６ａは省略してもよい。
置決め用の凹孔２ｃを、また低摩擦板６側に上記
凹孔２ｃに嵌合する突起６ａを設けて両者を位置
決めしたが、凹溝２ａの所定位置に接着などの手
段で低摩擦板６を取付けるようにすれば、位置決
め用の凹孔２ｃ及び突起６ａは省略してもよい。
この考案は以上詳述したように、ガイド部材２
に形成された凹溝２ａの底面に多数の小径な凹孔
２ｅを形成して、上記凹溝２ａ内に設けた低摩擦
板６を加圧することにより、低摩擦板６の一部を
凹孔２ｅ内に塑性流動させてガイド部材２と低摩
擦板６を一体化したもので、くさび３とガイド部
材２間の摺動面に高い耐面圧性を有する厚さが２
〜2.5mm程度の理想的な低摩擦層が得られるよう
になる。
に形成された凹溝２ａの底面に多数の小径な凹孔
２ｅを形成して、上記凹溝２ａ内に設けた低摩擦
板６を加圧することにより、低摩擦板６の一部を
凹孔２ｅ内に塑性流動させてガイド部材２と低摩
擦板６を一体化したもので、くさび３とガイド部
材２間の摺動面に高い耐面圧性を有する厚さが２
〜2.5mm程度の理想的な低摩擦層が得られるよう
になる。
また低摩擦板の一部が凹孔に流入することによ
り低摩擦板の摺動面に多数の凹窪部が形成され
て、この凹窪部が潤滑油の油溜となるため、ガイ
ド部材とくさび間の摩擦係数を0.05以下に低減で
き、上記理想的な低摩擦層と相俟つてくさびとガ
イド部材間の摩擦を大幅に低減できることから、
割岩能力の大幅な向上が図れると共に、上記凹孔
２ｅに食込んだ多数の突起でせん断力として支持
するため、低摩擦板６が摩擦力によりずれ出すこ
とがない。しかもガイド部材２に応力集中を生じ
るような凹溝がないので、ガイド部材２の耐久性
向上も図れるようになる。
り低摩擦板の摺動面に多数の凹窪部が形成され
て、この凹窪部が潤滑油の油溜となるため、ガイ
ド部材とくさび間の摩擦係数を0.05以下に低減で
き、上記理想的な低摩擦層と相俟つてくさびとガ
イド部材間の摩擦を大幅に低減できることから、
割岩能力の大幅な向上が図れると共に、上記凹孔
２ｅに食込んだ多数の突起でせん断力として支持
するため、低摩擦板６が摩擦力によりずれ出すこ
とがない。しかもガイド部材２に応力集中を生じ
るような凹溝がないので、ガイド部材２の耐久性
向上も図れるようになる。
第１図は従来の岩盤破砕装置の説明図、第２図
は同低摩擦板取付け部の拡大断面図、第３図はこ
の考案の一実施例になる岩盤破砕装置の構成図、
第４図はガイド部材の平面図、第５図は同断面
図、第６図は低摩擦板の側面図、第７図は第４図
−線に沿う断面図、第８図は第４図−線
に沿う断面図である。 ２はガイド部材、２ａは凹溝、２ｅは凹孔、３
はくさび、６は低摩擦板。
は同低摩擦板取付け部の拡大断面図、第３図はこ
の考案の一実施例になる岩盤破砕装置の構成図、
第４図はガイド部材の平面図、第５図は同断面
図、第６図は低摩擦板の側面図、第７図は第４図
−線に沿う断面図、第８図は第４図−線
に沿う断面図である。 ２はガイド部材、２ａは凹溝、２ｅは凹孔、３
はくさび、６は低摩擦板。
Claims (1)
- 岩盤に穿設した孔に２分割されたガイド部材２
を挿入し、かつこれらガイド部材２間に油圧シリ
ンダ５によりくさび３を圧入して上記ガイド部材
２を拡開することにより岩盤を破砕するものにお
いて、上記くさび３を挿入するガイド部材の凹溝
２ａ底面に、多数の小径な凹孔２ｅを形成し、こ
れら凹孔２ｅに上記凹溝２ａ内に取付けた低摩擦
板６の一部を食込ませて、低摩擦板６とガイド部
材２を一体化してなる岩盤破砕装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17226683U JPS6080193U (ja) | 1983-11-09 | 1983-11-09 | 岩盤破砕装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17226683U JPS6080193U (ja) | 1983-11-09 | 1983-11-09 | 岩盤破砕装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6080193U JPS6080193U (ja) | 1985-06-04 |
| JPS6332227Y2 true JPS6332227Y2 (ja) | 1988-08-29 |
Family
ID=30375545
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17226683U Granted JPS6080193U (ja) | 1983-11-09 | 1983-11-09 | 岩盤破砕装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6080193U (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60159097U (ja) * | 1984-03-28 | 1985-10-23 | 株式会社小松製作所 | 岩盤破砕装置 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6042152Y2 (ja) * | 1981-02-02 | 1985-12-23 | 株式会社小松製作所 | 楔形岩盤破砕機 |
-
1983
- 1983-11-09 JP JP17226683U patent/JPS6080193U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6080193U (ja) | 1985-06-04 |
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