JPS6332054B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6332054B2
JPS6332054B2 JP55059364A JP5936480A JPS6332054B2 JP S6332054 B2 JPS6332054 B2 JP S6332054B2 JP 55059364 A JP55059364 A JP 55059364A JP 5936480 A JP5936480 A JP 5936480A JP S6332054 B2 JPS6332054 B2 JP S6332054B2
Authority
JP
Japan
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alcohol
reaction
catalyst
phenol
alkanol
Prior art date
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Application number
JP55059364A
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English (en)
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JPS565427A (en
Inventor
Yan Kan
Rii Niirudo Jerarudo
Howaado Uotsushechetsuku Hooru
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ConocoPhillips Co
Original Assignee
Conoco Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Conoco Inc filed Critical Conoco Inc
Publication of JPS565427A publication Critical patent/JPS565427A/ja
Publication of JPS6332054B2 publication Critical patent/JPS6332054B2/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C41/00Preparation of ethers; Preparation of compounds having groups, groups or groups
    • C07C41/01Preparation of ethers
    • C07C41/02Preparation of ethers from oxiranes
    • C07C41/03Preparation of ethers from oxiranes by reaction of oxirane rings with hydroxy groups

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Catalysts (AREA)
  • Detergent Compositions (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はアルコールと酸化エチレンを反応させ
てエトキシ化アルコールを製造する方法に関す
る。
アルコールとエチレンオキシドを反応させてエ
トキシ化アルコール又はエチレンオキシド付加物
を生成する一般的方法はよく知られており、工業
的に実施されている。例えばこれらのエチレンオ
キシド付加物は洗浄剤、清浄剤、家庭用および工
業用クリーニング剤、洗浄剤用ビルダー、艶出
剤、殺菌剤、およびドライクリーニング物質とし
て用いられている。その他の使用者はパルプおよ
び紙産業、繊維産業を包含する。これらの物質が
このように広い用途をもつている理由は湿潤力、
発泡、乳化および分散能力と共に溶解および洗浄
能力を有しているためである。アルコールのエト
キシ化において、例えばフランス特許1365945は
アルカリ金属塩基の存在下でエチレンオキシドと
反応する活性水素原子を含有する化合物の使用を
示している。通常の酸性触媒も知られているが、
この場合のアルコールのエトキシ化は種々の付加
物の分布を生じ、そしてこの触媒は使用前に除去
される必要があるジオキサンのような有害な副生
成物を生成する。ソ連特許523074はアルカリ金属
および種々の炭酸塩がエトキシ化反応の触媒とし
て用いられることを開示する。これらの塩基性触
媒反応において生ずる副生成物は極めて少量であ
るが、付加物の分布は不所望に広いため、得られ
る製品の大部分が有用でない。米国特許3328467
はゼオライトおよび変生ゼオライトをエトキシ化
反応における触媒として用いている。
フランス特許1557407はトリエチルオキソニウ
ムフルオロボレートをこの種の反応の触媒として
用いる。また水酸化ナトリウムおよびカリウムの
ような水酸化アルカリ金属、第3アミンおよびナ
トリウム金属を上記触媒として開示する技術文献
は数多くある。ドイツ公開公報2639564はナトリ
ウムフルオロボレート又はマグネシウム、カルシ
ウム、マンガン又は亜鉛のような金属のパークロ
レートの存在下で活性水素化合物のポリアルキレ
ーシヨンを開示する。米国特許3969417は第3オ
キソニウム塩を触媒として使用している。
米国特許3830850はフエノールをホルムアルデ
ヒドと縮合させるために、ナトリウム、カリウ
ム、リチウム、ルビジウム、セシウム、カルシウ
ム、バリウム、又はストロンチウムを添加し、つ
いでエトキシ化反応中にエチレンオキシドを加え
る。しかしこれらの物質は上述の欠点を有してい
る。副生成物の生成が少なく、そして目的生成物
を狭い範囲で分布させることができるような好ま
しい触媒を米国特許出願番号916421(1978年6月
6日出願)は開示する。しかしこの触媒は178℃
において約20分の誘導期を有しており、そして生
成物中にポリエチレングリコールを1〜2%生成
し、この収量は好ましくないほど多い。
したがつて本発明の目的はアルコールをエチレ
ンオキシドと反応させて、狭くかつ高いモル付加
物分布を達成すると共に不所望の副生物および未
反応の遊離アルコールの量を低下させ、さらに短
時間の誘導期の直後に有効な反応を供給できる触
媒システムを提供することである。
本発明の広い態様によれば、アルカノールのエ
トキシ化方法が提供され、この方法は酸化バリウ
ム、水酸化バリウム、水和水酸化バリウム、およ
び金属バリウムのようなバリウム塩基を包含する
触媒と、フエノール又は下記一般式で示される置
換フエノールの有効量との存在下でアルカノール
およびエチレンオキシドを反応させることから成
り、この反応は約90〜260℃で実施されることを
特徴とする。
(但し、式中R1、R2、R3、R4およびR5はそれぞ
れ独立して水素又は1〜10の炭素原子を有するア
ルキル基である。)通常、本発明の方法に用いら
れるアルコールは約4〜24の炭素原子を有してい
るが、商業的目的のために最も好ましいアルコー
ルは約10〜18の炭素原子を有している。本発明の
方法は大気圧で実施可能である。しかし100psig
までの圧力が用いられてもよいが、好ましくは
60psig以下の圧力である。上記触媒を補助する物
質の代表例はフエノール、オルトクレゾール、メ
タクレゾール、パラクレゾール、2,4―ジアル
キルフエノール、2,5―ジアルキルフエノー
ル、ノニルフエノールおよびオクチルフエノール
である。圧力の有無は本発明の方法に必須ではな
いが、通常は100psig(ポンド毎平方インチ)まで
の圧力が用いられる。好ましい圧力は約10〜
50psigである。しかしもし希望するのであれば、
低圧又は100psig以上の圧力で反応が実施されて
もよい。大気圧から100psigの範囲で反応を実施
することがより便利である。
本発明は通常約120〜260℃の温度で実施され
る。しかし工業的方法は通常約150〜250℃の温度
範囲で実施される。より好ましい温度は160℃〜
約190℃である。反応生成物は通常約30〜80重量
%のエチレンオキシド(EO)量を有している。
しかし多くの場合エチレンオキシド量は約40〜70
重量%である。反応系において存在するEOの量
は臨界的ではなく、アルコールと反応して必要な
EO付加物を生成するのに要する最低量であれば
よい。本発明において用いられる触媒は塩基性触
媒であつて、生成するEO付加物の鋭い分布を実
現し、そして未反応の遊離アルコールおよび不所
望の副生物の量を充分に減少させる。カルシウ
ム、マグネシウム、ストロンチウムの金属酸化物
はいずれも有効なエトキシ化能力を示さないのに
対し、本発明の触媒の酸化バリウムは鋭いエトキ
シ化能力を示す。本発明はこの触媒にフエノー
ル、置換フエノール、又はこれらの混合物を添加
することを特徴とし、これによつて副生物の生成
は低下し、そしてエトキシ化反応の開始に必要な
誘導期を短縮する。
本発明は触媒として酸化バリウム、バリウム金
属、水酸化バリウム、および水酸化バリウム水和
物を使用できる。これらのバリウム化合物はフエ
ノール又は置換フエノールと組合されて用いられ
た場合極めて有効である。これらの組合された触
媒混合物がより多く用いられた場合には反応は急
速に進行するが、得られる生成物の分布をあまり
変化させない。通常バリウム化合物触媒は使用さ
れるアルコールに対し約0.1〜0.5重量%用いられ
る。
上記触媒の補助触媒として作用するフエノー
ル、置換フエノール、又はこれらの混合物がより
多く用いられた場合には誘導期を短縮し、副生物
の量を低下させる。この補助触媒の効果はアルコ
ールに対し約0.1重量%用いられた場合に顕著で
あり、そしてその使用量に比例して増大するが、
その効果の限界を知つてその使用量を定めること
が合理的である。通常触媒に添加される補助触媒
の量は約0.1〜2重量%(アルコールに対して)
であるが好ましくは約0.15〜1.5重量%であり、
そして、最も好ましくは0.3〜0.8重量%である。
バリウム含有触媒の代表例はBaO、Ba(OH)2
よびBa(OH)2・XH2O(但し、Xは存在する水分
子の数を示し、この数は臨界数ではない。)を包
含する。
本発明は全てのクラスのアルカノール、即ち第
1、第2、第3、線状および分枝のアルカノール
を使用できるが、好ましいアルカノールは一般に
広く用いられている線状および分枝の第1アルカ
ノールである。この種のアルコールの代表例は天
然の油脂の水素添加によつて得られるものであ
り、例えばProctor and gamble社の商品名の
CO―1214Nアルコール、CO1618アルコール、
TA1618アルコールであり、そしてAshland Oil
社製の商品名のADOL54―アルコール、
ADOL61アルコール、ADOL64―アルコール、
ADOL60アルコールおよびADOL―66アルコー
ルである。チーグラー法によつて製造されたアル
コールもエトキシ化可能であり、この種のアルコ
ールの例はコンチネンタルオイル社製の商品名の
ALFOL1012アルコール、ALFOL1214アルコー
ル、ALFOL1412アルコール、ALFOL1618アル
コール、ALFOL1620アルコール、があり、また
Ethyl Chemical社製の商品名のEPAL1012アル
コール、EPAL1214アルコール、EPAL1418アル
コールがある。本発明はオキソ合成(ヒドロホル
ミル化)に基づいてオレフインから製造されるア
ルコールを極めて好ましく用いることができ、こ
の種の例はシエルオイル社製の商品名の
NEODOL23アルコール、NEODOL25アルコー
ル、NEODOL1418アルコール、また、ユニオン
カーバイト社の商品名のTERGITOL―L125アル
コール、Liquichimica社製の商品名のLIAL125
アルコール、およびエクソン社製のイソ―デシル
アルコールおよびトリデシルアルコールがある。
ゲルベ反応に基づいて製造されるアルコールもエ
トキシ化可能であつて、その代表例はヘンケル化
学社製の、STANDAMUL GT―12アルコール、
STANDAMUL GT―16アルコール、
STANDAMUL GT―20アルコール、
STANDAMUL GT―1620アルコールがある。
ユニオンカーバイド社製の商標のTERGITOL15
アルコールのような第2アルコールも使用可能で
ある。
通常使用可能なアルコールは下記のものを包含
する。即ち、1―デカノール;1―ウンデカノー
ル;1―トリデカノール;1―テトラデカノー
ル;1―ペンタデカノール、1―ヘキサデカノー
ル;1―ヘプタデカノール;1―オクタデカノー
ル;1―ノナデカノール;1―エイコサノール;
1―デイコサノール;2―メチル―1―ウンデカ
ノール;2―プロピル―1―ノナノール;2―ブ
チル―1―オクタノール;2―メチル―1―トリ
デカノール;2―エチル―1―ドデカノール;2
―プロピル―1―ウンデカノール;2―ブチル―
1―デカノール;2―ペンチル―1―ノナノー
ル;2―ヘキシル―1―オクタノール;2―メチ
ル―1―ペンタデカノール;2―エチル―1―テ
トラデカノール;2―プロピル―1―トリデカノ
ール;2―ブチル―1―ドデカノール;2―ペン
チル―1―ウンデカノール;2―ヘキシル―1―
デカノール;2―ヘプチル―1―デカノール;2
―ヘキシル―1―ノナノール;2―オクチル―1
―オクタノール;2―メチル―1―ヘプタデカノ
ール;2―エチル―1―ヘキサデカノール;2―
プロピル―1―ペンタデカノール;2―ブチル―
1―テトラデカノール;2―ペンチル―1―トリ
デカノール;2―ヘキシル―1―ドデカノール;
2―オクチル―1―デカノール;2―ノニル―1
―ノナノール;2―ドデカノール;3―ドデカノ
ール;4―ドデカノール;5―ドデカノール;6
―ドデカノール;2―テトラデカノール;3―テ
トラデカノール;4―テトラデカノール;5―テ
トラデカノール;6―テトラデカノール;7―テ
トラデカノール;2―ヘキサデカノール;3―ヘ
キサデカノール;4―ヘキサデカノール;5―ヘ
キサデカノール;6―ヘキサデカノール;7―ヘ
キサデカノール;8―ヘキサデカノール;2―オ
クタデカノール;3―オクタデカノール;4―オ
クタデカノール;5―オクタデカノール;6―オ
クタデカノール;7―オクタデカノール;8―オ
クタデカノール;9―オクタデカノール;9―オ
クタデカノール;2,4,6―トリメチル―1―
ヘプタノール;2,4,6,8―テトラメチル―
1―ノナノール;3,5,5―トリメチル―1―
ヘキサノール;3,5,5,7,7―ペンタメチ
ル―1―オクタノール;3―ブチル―1―ノナノ
ール;3―ブチル―1―ウンデカノール;3―ヘ
キシル―1―ウンデカノール;3―ヘキシル―1
―トリデカノール;3―オクチル―1―トリデカ
ノール;2―メチル―2―ウンデカノール;3―
メチル―3―ウンデカノール;4―メチル―4―
ウンデカノール;2―メチル―トリデカノール;
3―メチル3―トリデカノール;4―メチル―3
―トリデカノール;4―メチル―4―トリデカノ
ール;3―エチル―3―デカノール;3―エチル
―3―ドデカノール;2,4,6,8―テトラメ
チル―2―ノナノール;2―メチル―3―ウンデ
カノール;2―メチル―4―ウンデカノール;4
―メチル―2―ウンデカノール;5―メチル―2
―ウンデカノール;4―エチル―2―デカノー
ル;4―エチル―3―デカノール。一般的に、数
多くの酸素原子に結合する水素は分子のポリエー
テル端を水溶性にするため、アルコールとエチレ
ンオキシドとの反応は非イオン洗浄剤を生成す
る。エトキシ化生成物は硫酸塩に変えられ、そし
てアルカリ金属塩の形で使用されてもよい。した
がつて本発明はアルコールのエトキシ化物を高収
率で製造することができる。本発明で用いるアル
コールは通常約4〜20の炭素原子を有している。
反応生成物は高湿潤力を有する非イオン表面活性
剤として有用であり、そしてポリエチレングリコ
ールのモノ―アルキルエーテル混合物から構成さ
れる。
本発明の好ましい態様によれば、フエノール、
アルキル置換フエノール又はこれらの混合物から
構成されるクレシル酸の有効量によつて補助され
た酸化バリウム、水酸化バリウム、又は他のバリ
ウム塩基の存在下でエチレンオキシドは分枝又は
直鎖の高級アルカノールと反応する。
以下本発明の実施例について説明する。実施例
において、特に指示しないかぎり全ての部および
パーセントは重量で示される。
実施例 1 全ての実施例は磁気撹拌器を有するステンレス
スチール反応器内で実施され、そして12〜14の炭
素原子を有する線状1級アルコールの混合物(コ
ンチネンタルオイル社製の商標ALFOL―1214ア
ルコール)の120g、水酸化バリウム・H2Oの0.3
gおよびフエノールの0.3gが使用された。150℃
において500cm3/分で30分の窒素によるパージを
実施した後、180gのエチレンオキシドが178℃で
40psigの圧力下で反応した。誘導期は2分間であ
り、合計反応時間は80分であつた。バリウムは
H2SO4水溶液で中和されてBaSO4として除去さ
れた。生成したエトキシ化物は0.25重量%のポリ
エチレングリコールを含有しており、そして55〓
の流動点を有していた。未反応の遊離アルコール
は1.4%であつた。
比較例 1 実施例1の比較例として、反応混合物にフエノ
ールを添加することなく実施例1の方法が数回繰
返された。これら比較例の平均誘導期は20分であ
つた。生成物は1〜2%のポリエチレングリコー
ルを含有しており流動点は60〜65〓であつた。未
反応の遊離アルコールは1.3重量%であつた。
実施例 3 フエノールが第1の実験において0.35gのオル
トクレゾールと、そして第2の実験において0.90
gのノニルフエノールとそれぞれ置換されたこと
を除いては実施例1の反応が実施された。それぞ
れの実験において、誘導期は2分間であり、そし
て生成物は0.6%のポリエチレングリコールを含
有し、60〓の流動点を示した。
比較例 2 水酸化バリウム・H2Oが0.3gの水酸化カルシ
ウムと置換されたことを除いては実施例1の方法
が実施された。反応は生じなかつた。この点にお
いて0.5gのフエノールを反応混合物に加えた。
2時間後においてもエトキシ化は生じなかつた。
実施例 3 反応時間が150℃であり、そしてフエノールの
量を0.1〜0.5gの間に変動させたことを除いては
実施例1の方法が繰返された。その結果は第1図
のグラフに示すように誘導期は80分から20分まで
減少している。
実施例 4 実施例3の方法が16〜18の炭素原子を有する線
状一級アルコールの混合物(Alfol 1618:コンチ
ネンタルオイル社製の商品名)を用いて繰返さ
れ、そして0.5gのフエノールが添加された。そ
の結果は第2図に示されるようにエトキシ化の開
始前の誘導期の減少を示す。
実施例 5 水酸化バリウム、水酸化カルシウム、および水
酸化マグネシウムがそれぞれフエノール補助触媒
と共に用いられ、そしてフエノール単独で用いら
れたことを除いては実施例1の方法が繰返され
た。結果は第3図に示される。
比較例 3 フエノールが添加されていない0.2gのNaOH
を用いたことを除いては実施例1の方法が繰返さ
れた。生成物はCO2で中和された。反応時間は60
分であり、反応生成物は0.15%のグリコールおよ
び3.56%の未反応アルコールを含有していた。
比較例 4 0.2gのNaOHおよび1.0gのフエノールを用い
て比較例3の方法が繰返された。反応時間は66分
であり、生成物は0.14%のグリコールおよび35.6
%の未反応アルコールを含有していた。
比較例 5 0.2gのKOHを用いて比較例3の方法が繰返さ
れた。反応時間は83分であり、生成物は0.26%の
グリコールおよび2.8%の未反応アルコールを含
有していた。
比較例 6 0.2gのKOHおよび1.0gのフエノールを用いて
比較例3の方法が繰返された。反応時間は79分で
あり、生成物は0.26%のグリコールおよび2.5%
の未反応アルコールを含有していた。
実施例 6 分枝アルコール(2―ブチル―1―オクター
ル)を用いて実施例1が繰返された。反応時間は
63分であり、43.75gのEOがEO付加の最初の15
分間で消費された。生成物は30〓の流動点を有し
ており、グリコール量は0.52%であり、そして未
反応アルコールは3.9%であつた。その結果は第
4図に示される。
比較例 7 補助触媒を用いずに実施例6が繰返された。反
応時間は84分であり、EOの15.2gがEO付加の最
初の15分間で消費された。生成物は35〓の流動点
を有しており、グリコール量は2.45%であり、そ
して未反応アルコールは4.0%であつた。EO分布
は第4図で示される。
比較例 8 0.15gのNaOH触媒を用いて実施例6が繰返さ
れた。この触媒の中和は酢酸を用いて実施され
た。生成物の流動点は70〓であり、そして未反応
アルコールは8.9%であつた。EO分布は第4図に
示される。
本発明の方法はヒドロホルミル化(オキソ合
成)/水素添加の反応に基づいてオレフインから
製造されるアルコールをエトキシ化するのに極め
て適している。この種のアルコールを従来の方法
でエトキシ化すると、高濃度の未反応アルコール
が残る欠点があつたが、本発明によればこれらの
アルコールを用いて極めて良好なエトキシ化物を
製造できる。
本発明は上記実施例で示したバツチ反応以外に
も連続反応にも好ましく適用できる。
なお、上記の実施例の記載には酸化バリウムを
触媒に用いた例が含まれていないが、次の理由か
ら、酸化バリウムを用いた場合にも同様の効果が
得られる。即ち、実施例中に用いた水酸化バリウ
ムは酸化バリウムが水和した形であり、両者は実
質的に相互変換可能である。実際、酸化バリウム
は水酸化バリウムを単にか焼したものにすぎな
い。従つて、酸化バリウムはプロセス中に存在す
る水によつて水酸化バリウムに転化される。その
結果、酸化バリウムは水酸化バリウムと同様に振
舞うことになる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本発明の効果を示すグラフで
ある。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 酸化バリウム、水酸化バリウム、水和水酸化
    バリウムの少なくとも1種から成る触媒システム
    と、フエノール又は下記一般式で示される置換フ
    エノールの有効量との存在下でアルカノールを酸
    化エチレンに接触させることから構成されるアル
    カノールのエトキシ化方法であつて、このエトキ
    シ化は約120〜250℃の温度で実施されることを特
    徴とするアルカノールのエトキシ化方法。 (但し、式中R1、R2、R3、R4およびR5はそれぞ
    れ独立して水素又は1〜10の炭素原子を有するア
    ルキル基を示す。) 2 上記触媒は水酸化バリウム又は水和水酸化バ
    リウムである特許請求の範囲第1項記載の方法。 3 エトキシ化されるアルカノールは約4〜20の
    炭素原子を含有する特許請求の範囲第1項記載の
    方法。 4 上記アルカノールは第1アルコールである特
    許請求の範囲第3項記載の方法。 5 上記アルカノールはヒドロホルミル化/水素
    添加反応の生成物である特許請求の範囲第3項記
    載の方法。 6 上記反応は約100psigの圧力で実施される特
    許請求の範囲第1項記載の方法。 7 付加する酸化エチレン量はエトキシ化生成物
    の約30〜80重量%である特許請求の範囲第6項記
    載の方法。 8 上記触媒は上記アルカノールの約0.1〜0.5重
    量%存在する特許請求の範囲第7項記載の方法。 9 上記反応は連続反応として実施される特許請
    求の範囲第1項記載の方法。 10 上記アルカノールは約8〜18の炭素原子を
    有する線状第1アルコールであり、上記酸化エチ
    レンは約40〜70%の量で存在し、温度は約18℃で
    あり、圧力は約50psigであり、そして上記触媒は
    フエノール又は置換フエノールの有効量を有する
    上記アルコールの約0.1〜0.5重量%の濃度で存在
    する特許請求の範囲第7項記載の方法。
JP5936480A 1979-05-04 1980-05-02 Ethoxylation of alkanol Granted JPS565427A (en)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
US06/036,273 US4210764A (en) 1979-05-04 1979-05-04 Barium oxide/cresylic acid catalyzed ethoxylation

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Publication Number Publication Date
JPS565427A JPS565427A (en) 1981-01-20
JPS6332054B2 true JPS6332054B2 (ja) 1988-06-28

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ID=21887666

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JP5936480A Granted JPS565427A (en) 1979-05-04 1980-05-02 Ethoxylation of alkanol

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US (1) US4210764A (ja)
EP (1) EP0018463B1 (ja)
JP (1) JPS565427A (ja)
CA (1) CA1120060A (ja)
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