JPS6331425B2 - - Google Patents
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- JPS6331425B2 JPS6331425B2 JP55078806A JP7880680A JPS6331425B2 JP S6331425 B2 JPS6331425 B2 JP S6331425B2 JP 55078806 A JP55078806 A JP 55078806A JP 7880680 A JP7880680 A JP 7880680A JP S6331425 B2 JPS6331425 B2 JP S6331425B2
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Landscapes
- Furnace Details (AREA)
Description
本発明は、製鉄、化学、水処理、建設、土木な
ど広大な分野で使用されている、生石灰(CaO)
や焼成ドロマイト(CaO+MgO)の焼成方法に
係るものである。 従来、生石灰や焼成ドロマイトは、ロータリ−
キルン、立がま、及び流動層式か焼炉で焼成し、
次式に示す炭酸塩の分解によつて製造されてい
る。 900〜1200℃ 石灰石CaCO3→CaO+CO2 900〜1700℃ ドロマイトCa・Mg(CO3)2→CaO+MgO +2CO2 この時、使用される燃料は、重油及びガスが一
般的であるが、これらの燃料中には、特に、重油
中には、硫黄分が含まれており、燃焼に伴なつて
二酸化硫黄ガス(SO2)が発生する。 この二酸化硫黄ガス(SO2)は、石灰石やドロ
マイトの焼成工程において生成するCaOと反応し
て、燃焼排ガス中から除かれ硫酸カルシウム
CaSO4となつて、生石灰や焼成ドロマイト中に残
留する。 また、原料の品質によつては、粗原料の石灰石
やドロマイト中にも、少量の硫酸塩たとえば
CaSO4、MgSO4等が含まれていることがある。
これらの硫酸塩は焼成工程において、一担分解し
二酸化硫黄ガス(SO2)となるが、再びCaOと反
応するため、結局は、硫酸カルシウムCaSO4とな
つて、生石灰や焼成ドロマイト中に残留する。 ところで、生石灰や焼成ドロマイト中の硫黄分
は、特に製鉄転炉用として使用する場合に忌避さ
れる。その量は、特に規定されていないが、通常
は、0.05%以下でなるべく少ないことが要求され
る。 従つて、前述のように焼成工程において、硫黄
分が生石灰や焼成ドロマイト中に残留すること
は、非常に不都合な現象である。 一般には、製品中の硫黄分を抑えるために、硫
黄分の少ない燃料、原料の使用あるいは、焼成工
程で原料の一部ブローダウンがなされるが、いず
れも、製品コストが高くなる欠点がある。 本発明者は、先に、焼成工程において、燃焼ガ
スの組成を所定値に調整することにより、製品中
への、燃焼排ガス中のSO2成分の移行を抑制する
方法を提案したが、更に検討を続けた結果、逆
に、硫黄分を一部の製品中に濃縮させ、これを大
部分の製品から分離することを特徴とする製品中
の硫黄分の低減方法である本発明をなした。 即ち、本発明は、石灰及びドロマイトの焼成に
おいて、その燃焼排ガス中に含まれる石灰及びド
ロマイト原料ダストを排ガスから分離し、このダ
ストの一部は系外へ分離し、一部は焼成炉内のバ
ーナ近傍に送入することを特徴とする石灰及びド
ロマイトの焼成方法である。 石灰石または、ドロマイトの焼成工程では、前
述したように次の反応が生起している。 また、これらの反応温度帯は、ほぼ( )内の
範囲にある。 石灰石やドロマイトから炭酸ガスが発生する
脱炭酸反応 (900℃以上) 石灰石やドロマイト中に含まれる硫黄分が加
熱されてSO2ガスが発生する分解反応
(1300℃以上) ガス中の炭素ガスが生石灰等へ固定される再
炭酸化反応 (〜800℃) 燃料及び原料から発生したSO2ガスが生石灰
等へ固定されるSO2吸収反応 (800〜1250℃) 一方、原料は、一般に粗粒又は塊状で供給され
るが、一部は焼成工程で自然に破砕され微細化す
るため、ロータリキルン等の焼成炉内では、広い
粒度範囲の原料が滞留している。これらの原料の
うち、単位重量当りの表面積が多く、したがつて
単位重量当りの反応速度及び反応量も当然高い微
細化された原料は、従来法ではロータリ−キルン
での燃焼排ガスに搬送されて、相対的に温度の低
いロータリキルンの後部(いわゆるかま尻部)に
比較的多く滞留するため、のSO2吸収反応とと
もにの再炭酸化反応も併進するが、本発明によ
ればこの微細化された原料を相対的に温度の高い
ロータリキルンの前部(いわゆるかま前部)に供
給して、及びの脱炭酸及びSO2吸収反応を選
択的に行なわせ、硫黄分の含有率が高い粉体を生
起させ、これを製品となる生石灰等から分離して
焼成工程から取り出すことにより、製品中の硫黄
分を低減することができる。ここでロータリキル
ンの前部(いわゆるかま前部)に供給する微細化
された原料には、燃焼排ガス中に含まれる原料ダ
ストを排ガスから分離したものの一部を充当す
る。 図面により、本発明の実施の態様を説明する。 石灰石またはドロマイト原料は、流路1を経
て、予熱器2へ供給される。予熱器2では、ロー
タリ−キルン3からの燃焼排ガスと熱交換し、予
熱された原料は、ロータリキルン3へ供給され、
バーナ13から供給される燃料によつて焼成さ
れ、生石灰または、焼成ドロマイトとなる。 焼成された生石灰、または焼成ドロマイトはク
ーラ4で、ロータリキルン3の燃焼用空気と熱交
換し、冷却され、流路5を経て製品として取り出
される。 燃焼用空気は、空気フアン6で、流路7を経
て、クーラ4へ供給される。 燃焼排ガスは、予熱器2で冷却されたのち、流
路8を経て、ダスト分離器9へ送られ、該排ガス
中に含まれる原料粉を分離し流路10、排気フア
ン11を経て、系外へ排出される。 ダスト分離器9で排ガスから分離された原料粉
は、流路12を経て予熱器2へ戻され、原料とと
もにロータリキルン3へ供給される。 ダスト分離器9で排ガスから分離された原料粉
は、分配器18で分配され、原料粉の一部は混合
器15へ導びかれ、ここで空気フアン14から送
入される空気と混合されて、流路16を経てロー
タリキルン3へ圧送され、バーナ13から供給さ
れた燃料と空気フアン6から送入された空気とか
ら発生する燃焼ガスに搬送されて、ロータリキル
ン3の中を移動し、予熱器2へ到達する。 分配器18で分配された残余の原料粉は、その
一部は、流路12を経て予熱器2へ戻され、流路
1から供給された原料とともに、ロータリキルン
3へ供給される。また、原料粉の他の一部は、流
路17を経て系外へ取り出される。 このような、フローを構成することにより、前
述した焼成工程での反応は主に図中にローマ数字
で示した。 したがつて、前述のの再炭酸化反応は、予熱
器で起り、キルン中で起るのSO2吸収反応とは
併進せず、の反応ゾーンの後域で生起すること
となり、一部の粉体の硫黄分含有率を効果的に高
めることができ、また系内で最も硫黄分含有率を
高めた粉体を製品と分離して系外に取り出すこと
ができる。(従来は流路12のみであつた。) なお、硫黄分の含有率が高い流路16を通る原
料粉とロータリキルン3で焼成され、流路5から
取り出される製品とがロータリキルン3の前部
(いわゆるかま前部)で至近にあるが流路16か
ら供給された原料粉は微細であり、容易に燃焼ガ
スに搬送されるため、塊状で取り出される製品へ
混入して、品質の低下をまねくことはない。 また流路10中にダスト分離器9で分離されな
い細粉がなお残存する場合はバツグフイルター等
で捕集して、流路16へ戻すことも考えられる。 以上詳述したように、本発明により硫黄分の高
い燃料の使用においても、製品中の硫黄分を十分
低位に保持し、製鉄原料としての要求を満足する
ことが可能であり、また、原料石灰石やドロマイ
ト中の硫黄分が多いため、燃料からの硫黄が製品
に加わることを極力押える必要がある。あるい
は、原料中に含まれる硫黄分を除去する必要ある
比較的品位の低い原料石灰石やドロマイトをも使
用可能となりその効果は大きい。 次に実施例より本発明の効果を示す。 実施例 以下の表中の従来の方法(イ)は硫黄分含有率が低
い燃料を使用した場合、(ロ)は一部の製品をブロー
ダウンする場合(ハ)は、(イ)(ロ)等の操作を全く行なわ
ない場合を示している。
ど広大な分野で使用されている、生石灰(CaO)
や焼成ドロマイト(CaO+MgO)の焼成方法に
係るものである。 従来、生石灰や焼成ドロマイトは、ロータリ−
キルン、立がま、及び流動層式か焼炉で焼成し、
次式に示す炭酸塩の分解によつて製造されてい
る。 900〜1200℃ 石灰石CaCO3→CaO+CO2 900〜1700℃ ドロマイトCa・Mg(CO3)2→CaO+MgO +2CO2 この時、使用される燃料は、重油及びガスが一
般的であるが、これらの燃料中には、特に、重油
中には、硫黄分が含まれており、燃焼に伴なつて
二酸化硫黄ガス(SO2)が発生する。 この二酸化硫黄ガス(SO2)は、石灰石やドロ
マイトの焼成工程において生成するCaOと反応し
て、燃焼排ガス中から除かれ硫酸カルシウム
CaSO4となつて、生石灰や焼成ドロマイト中に残
留する。 また、原料の品質によつては、粗原料の石灰石
やドロマイト中にも、少量の硫酸塩たとえば
CaSO4、MgSO4等が含まれていることがある。
これらの硫酸塩は焼成工程において、一担分解し
二酸化硫黄ガス(SO2)となるが、再びCaOと反
応するため、結局は、硫酸カルシウムCaSO4とな
つて、生石灰や焼成ドロマイト中に残留する。 ところで、生石灰や焼成ドロマイト中の硫黄分
は、特に製鉄転炉用として使用する場合に忌避さ
れる。その量は、特に規定されていないが、通常
は、0.05%以下でなるべく少ないことが要求され
る。 従つて、前述のように焼成工程において、硫黄
分が生石灰や焼成ドロマイト中に残留すること
は、非常に不都合な現象である。 一般には、製品中の硫黄分を抑えるために、硫
黄分の少ない燃料、原料の使用あるいは、焼成工
程で原料の一部ブローダウンがなされるが、いず
れも、製品コストが高くなる欠点がある。 本発明者は、先に、焼成工程において、燃焼ガ
スの組成を所定値に調整することにより、製品中
への、燃焼排ガス中のSO2成分の移行を抑制する
方法を提案したが、更に検討を続けた結果、逆
に、硫黄分を一部の製品中に濃縮させ、これを大
部分の製品から分離することを特徴とする製品中
の硫黄分の低減方法である本発明をなした。 即ち、本発明は、石灰及びドロマイトの焼成に
おいて、その燃焼排ガス中に含まれる石灰及びド
ロマイト原料ダストを排ガスから分離し、このダ
ストの一部は系外へ分離し、一部は焼成炉内のバ
ーナ近傍に送入することを特徴とする石灰及びド
ロマイトの焼成方法である。 石灰石または、ドロマイトの焼成工程では、前
述したように次の反応が生起している。 また、これらの反応温度帯は、ほぼ( )内の
範囲にある。 石灰石やドロマイトから炭酸ガスが発生する
脱炭酸反応 (900℃以上) 石灰石やドロマイト中に含まれる硫黄分が加
熱されてSO2ガスが発生する分解反応
(1300℃以上) ガス中の炭素ガスが生石灰等へ固定される再
炭酸化反応 (〜800℃) 燃料及び原料から発生したSO2ガスが生石灰
等へ固定されるSO2吸収反応 (800〜1250℃) 一方、原料は、一般に粗粒又は塊状で供給され
るが、一部は焼成工程で自然に破砕され微細化す
るため、ロータリキルン等の焼成炉内では、広い
粒度範囲の原料が滞留している。これらの原料の
うち、単位重量当りの表面積が多く、したがつて
単位重量当りの反応速度及び反応量も当然高い微
細化された原料は、従来法ではロータリ−キルン
での燃焼排ガスに搬送されて、相対的に温度の低
いロータリキルンの後部(いわゆるかま尻部)に
比較的多く滞留するため、のSO2吸収反応とと
もにの再炭酸化反応も併進するが、本発明によ
ればこの微細化された原料を相対的に温度の高い
ロータリキルンの前部(いわゆるかま前部)に供
給して、及びの脱炭酸及びSO2吸収反応を選
択的に行なわせ、硫黄分の含有率が高い粉体を生
起させ、これを製品となる生石灰等から分離して
焼成工程から取り出すことにより、製品中の硫黄
分を低減することができる。ここでロータリキル
ンの前部(いわゆるかま前部)に供給する微細化
された原料には、燃焼排ガス中に含まれる原料ダ
ストを排ガスから分離したものの一部を充当す
る。 図面により、本発明の実施の態様を説明する。 石灰石またはドロマイト原料は、流路1を経
て、予熱器2へ供給される。予熱器2では、ロー
タリ−キルン3からの燃焼排ガスと熱交換し、予
熱された原料は、ロータリキルン3へ供給され、
バーナ13から供給される燃料によつて焼成さ
れ、生石灰または、焼成ドロマイトとなる。 焼成された生石灰、または焼成ドロマイトはク
ーラ4で、ロータリキルン3の燃焼用空気と熱交
換し、冷却され、流路5を経て製品として取り出
される。 燃焼用空気は、空気フアン6で、流路7を経
て、クーラ4へ供給される。 燃焼排ガスは、予熱器2で冷却されたのち、流
路8を経て、ダスト分離器9へ送られ、該排ガス
中に含まれる原料粉を分離し流路10、排気フア
ン11を経て、系外へ排出される。 ダスト分離器9で排ガスから分離された原料粉
は、流路12を経て予熱器2へ戻され、原料とと
もにロータリキルン3へ供給される。 ダスト分離器9で排ガスから分離された原料粉
は、分配器18で分配され、原料粉の一部は混合
器15へ導びかれ、ここで空気フアン14から送
入される空気と混合されて、流路16を経てロー
タリキルン3へ圧送され、バーナ13から供給さ
れた燃料と空気フアン6から送入された空気とか
ら発生する燃焼ガスに搬送されて、ロータリキル
ン3の中を移動し、予熱器2へ到達する。 分配器18で分配された残余の原料粉は、その
一部は、流路12を経て予熱器2へ戻され、流路
1から供給された原料とともに、ロータリキルン
3へ供給される。また、原料粉の他の一部は、流
路17を経て系外へ取り出される。 このような、フローを構成することにより、前
述した焼成工程での反応は主に図中にローマ数字
で示した。 したがつて、前述のの再炭酸化反応は、予熱
器で起り、キルン中で起るのSO2吸収反応とは
併進せず、の反応ゾーンの後域で生起すること
となり、一部の粉体の硫黄分含有率を効果的に高
めることができ、また系内で最も硫黄分含有率を
高めた粉体を製品と分離して系外に取り出すこと
ができる。(従来は流路12のみであつた。) なお、硫黄分の含有率が高い流路16を通る原
料粉とロータリキルン3で焼成され、流路5から
取り出される製品とがロータリキルン3の前部
(いわゆるかま前部)で至近にあるが流路16か
ら供給された原料粉は微細であり、容易に燃焼ガ
スに搬送されるため、塊状で取り出される製品へ
混入して、品質の低下をまねくことはない。 また流路10中にダスト分離器9で分離されな
い細粉がなお残存する場合はバツグフイルター等
で捕集して、流路16へ戻すことも考えられる。 以上詳述したように、本発明により硫黄分の高
い燃料の使用においても、製品中の硫黄分を十分
低位に保持し、製鉄原料としての要求を満足する
ことが可能であり、また、原料石灰石やドロマイ
ト中の硫黄分が多いため、燃料からの硫黄が製品
に加わることを極力押える必要がある。あるい
は、原料中に含まれる硫黄分を除去する必要ある
比較的品位の低い原料石灰石やドロマイトをも使
用可能となりその効果は大きい。 次に実施例より本発明の効果を示す。 実施例 以下の表中の従来の方法(イ)は硫黄分含有率が低
い燃料を使用した場合、(ロ)は一部の製品をブロー
ダウンする場合(ハ)は、(イ)(ロ)等の操作を全く行なわ
ない場合を示している。
【表】
【表】
上表から明らかなように、本発明の方法によ
り、製品中の硫黄分の含有率を従来の方法に比べ
大巾に低減させうることが分かる。
り、製品中の硫黄分の含有率を従来の方法に比べ
大巾に低減させうることが分かる。
図は、本発明の実施の態様を表わすフローシー
トである。 1……流路、2……予熱器、3……ロータリキ
ルン、4……クーラ、5……流路、6……空気フ
アン、7……流路、8……流路、9……ダスト分
離器、10……流路、11……排気フアン、12
……流路、13……バーナ、14……空気フア
ン、15……混合器、16……流路、17……流
路、18……分配器、:本文の反応が主とし
て生起するゾーン、:本文の反応が主として
生起するゾーン、:本文の反応が主として生
起するゾーン、:本文の反応が主として生起
するゾーン。
トである。 1……流路、2……予熱器、3……ロータリキ
ルン、4……クーラ、5……流路、6……空気フ
アン、7……流路、8……流路、9……ダスト分
離器、10……流路、11……排気フアン、12
……流路、13……バーナ、14……空気フア
ン、15……混合器、16……流路、17……流
路、18……分配器、:本文の反応が主とし
て生起するゾーン、:本文の反応が主として
生起するゾーン、:本文の反応が主として生
起するゾーン、:本文の反応が主として生起
するゾーン。
Claims (1)
- 1 石灰及びドロマイトの焼成において、その燃
焼排ガス中に含まれる石灰及びドロマイト原料ダ
ストを排ガスから分離し、このダストの一部は系
外へ分離し、一部は焼成炉内のバーナ近傍に送入
することを特徴とする石灰及びドロマイトの焼成
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7880680A JPS573744A (en) | 1980-06-11 | 1980-06-11 | Method of baking lime stone and dolomite |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7880680A JPS573744A (en) | 1980-06-11 | 1980-06-11 | Method of baking lime stone and dolomite |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS573744A JPS573744A (en) | 1982-01-09 |
JPS6331425B2 true JPS6331425B2 (ja) | 1988-06-23 |
Family
ID=13672086
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7880680A Granted JPS573744A (en) | 1980-06-11 | 1980-06-11 | Method of baking lime stone and dolomite |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS573744A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60204644A (ja) * | 1984-03-28 | 1985-10-16 | 矢橋工業株式会社 | 石灰焼成炉における排ガス集塵装置の捕集ダストを製品化する方法 |
US5380505A (en) * | 1993-10-07 | 1995-01-10 | Dravo Lime Company | Production of low sulfur content lime from limestone |
CN109485277B (zh) * | 2018-12-14 | 2023-10-03 | 邯郸钢铁集团有限责任公司 | 一种用于石灰窑的天然气煅烧设备及方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4845059U (ja) * | 1971-10-04 | 1973-06-12 | ||
JPS5017288A (ja) * | 1973-05-07 | 1975-02-24 |
-
1980
- 1980-06-11 JP JP7880680A patent/JPS573744A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4845059U (ja) * | 1971-10-04 | 1973-06-12 | ||
JPS5017288A (ja) * | 1973-05-07 | 1975-02-24 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS573744A (en) | 1982-01-09 |
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