JPS63313531A - 水耕栽培の養液装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は栽培ベッドと養液タンク間で水耕用養液を循環
させ、葉菜類及び果菜類など作物を栽培ベッドで養液栽
培するようにしだ水耕栽培の養液装置に関する。

「従来の技術」 この種養液タンクにあって、養液中の養液濃度及び酸命
アルカリ濃度の測定を行う場合、これら濃度を検知する
センサを直接タンク内の養液中に浸漬させる方法が一般
に用いられている。

［発明が解決しようとする問題点」 しかし乍らこのような手段にあって、その浸漬位とによ
っては養液が充分均一に混合されていない場合がありそ
の適正な濃度検出が行えない欠点があった。また例え略
均−濃度に混合されている場合でも、実際の栽培ベッド
に供給されている養液中の濃度との間には差があり適正
な濃度検出は行い難い欠点があった。

「問題点を解決するための手段」 したがって本発明は、前記養液タンクから栽培ベッドに
送給される養液中の一部を取り出して養液濃度及び酸や
アルカリ濃度を検出するように構成したものである。

「作　用」 而して本発明によれば、前記栽培ベッドに供給される養
液の各濃度と同一値の濃度を検出することが可使となっ
て、養液の各濃度の設定調節保持も適正に行い得て、適
正濃度を常に保持された状態での養液栽培が行え、この
栽培作物の生育を安定且つ助長させることができる。

「実施例」 以下本発明の一実施例を図面に基づいて詳述する。第１
図は養液タンク部の平面説明図、第２図は全体の説明図
であり、図中（１）は養液を貯留する養液タンク、（２
）（３）は複合及び窒素化合物用の肥料タンク（４）（
５）に貯留する肥料液を前記タンク（１）に送給する第
１及び第２肥料ポンプ、（８）（７）は酸及びアルカリ
用の薬液タンク（８）（９）に貯留する酸及びアルカリ
液を前記タンク（１）に送給する酸及びアルカリポンプ
、（ｌＯ）は前記タンク（１）内の養液水位が一定以下
となったとき清水を供給する清水供給センサ、（１１）
は前記タンク（１）内の養液冷却及び加熱用熱交換パイ
プ、（１２）（１３）は前記パイプ（１１）にヒートポ
ンプによる冷水（地下水）を往管（１４）及び復管（１
５）を介し供給する往復冷却水用電磁弁、（１１３）（
１７）は前記パイプ（１１）にヒートポンプによる温水
を往管（１８）及び復管（１８）を介し供給する往復温
水用電磁弁、（２０）は前記タンク（１）内の養液温度
を検知する液温センサ、（２１）（２２）は前記タンク
（１）内養液の高低水位を検知する高低水位センサ、（
２３）は前記タンク（１）内養液の養液濃度を検知する
養液濃度センサ（ＥＣセンサ）　、　（２４）は前記タ
ンク（１）内養液の酸・アルカリ濃度を検知する酸・ア
ルカリ濃度センサ（ＰＨセンサ）であり、前記センサ（
２３）（２４）の検出に基づいて各タンク（４＞（５）
　（８）（９）からの肥料液及び酸・アルカリ液の供給
量制御を各ポンプ（２）　（３）　（６）（７）を介し
行うように構成している。

また、（２５）は前記タンク（１）内の養液を自動切換
弁（２Ｂ）を介し各水耕用栽培ベッド（２７）に送給す
る主ポンプ、（２８）は前記ベッド（２７）に送給され
る養液の流れを検知する流水センサ、（２８）は地下に
埋設して前記ベッド（２７）からの排液を貯留するサブ
タンク、（３０）は前記サブタンク（２９）に貯留され
る排液（養液）を前記タンク（１）に還元する還元ポン
プ、（３１）は前記タンク（１）内の高低水位を検知す
る水位センサ、（３２）は前記載培ベッド（２７）及び
サブタンク（２９）などを内設するビニールハウスであ
り、前記載培ベッド（２７）から排出される排液を一旦
サブタンク（２９）に入れた後、前記養液タンク（１）
に戻すように構成している。

第３図に示す如く、前記養液濃度センサ（２３）及び酸
・アルカリ濃度センサ（２４）は、前記サブタンク（２
９）からの排液が還元される還元口（３３）近傍のトラ
ップ（３４）内に設けられていて、前記主ポンプ（２５
）に接続させる送液管（３５）より分岐する分岐管（３
６）をさらにバルブ（３７）を介して分岐させその分岐
口部（３８ａ）を前記トラップ（３４）内に臨ませて、
前記タンク（１）からベッド（２７）に送られる養液の
−・部を途中前記トラップ（３４）内に取出してその養
液濃度と酸・アルカリ濃度を検知することにより、前記
ベッド（２７）におけるこれら濃度と略同じ値の正確な
濃度検出が該タンク（１）内で得られるように構成して
いる。つまり、前記トラップ（３０は前記還元口（３３
）に隣接して並設され、前記還元口（３３）の排液流入
方向より外れた位置にあって、タンク（１）内の養液が
この流入排液でもって攪拌されるような状態のときにも
この影響を受けることなく前記ベッド（２７）における
濃度条件と同じ濃度の検出がタンク（１）内で可使とな
るように構成したものである。

また、前記熱交換パイプ（１１）は略真円状に多重に巻
き収められたもので、前記タンク（１）に固定するパイ
プ仕切板（３８）により隣接するパイプ（１１）間の隙
間を若干あけ整然と配備され、パイプ（１１）の全表面
を養液に接触させることにより熱交換での効率向上を図
るように構成している。

本実施例は上記の如く構成するものにして、前記サブタ
ンク（２９）を設置することにより、従来の如くメイン
タンクである養液タンク（１）そのものを地下に埋設す
る必要なく地上に設置可使にできるものであるから養液
タンク（１）の施工令移動や大型化が容易で、またこの
養液タンク（１）の許容容ＮＷＡ囲内でサブタンク（２
８）を埋設してのビニールハウス（３２）の増設が可使
となるものであるから、自動制御用のコントローラも１
つで良く濃度や温度調整にあっても養液タンク（１）を
調整すれば良く施工も簡単で、しかもサブタンク（２９
）の設置でもって前記ベッド（２７）での養液の給排液
のパランスを考慮する必要がなく容易にハウス（３２）
の設置が可能にでき、例えハウス（３２）が多少離れて
いてもパイプ配管のみで同条件下での栽培が行える。

而して前記タンク（１）内における養液濃度と酸・アル
カリ濃度の検出にあっては、前記ベッド（２７）の送給
される養液中の一部を取出してこれら濃度の検出が行わ
れるものであるから、前記ベッド（２７）における養液
と略同−条件下での濃度検出がタンク（１）内で行われ
て各濃度の適正保持が容易に可能にできる。また各濃度
センサ（２３）（２４）はサブタンク（２３）からの還
元排液の影響を受けない位置で且つタンク（１）内の養
液より隔離された状態のトラップ（３４）内に設置され
るものであるから、タンク（１）内の濃度の異なる他の
養液の影響を受けることなくコンパクトにタンク（Ｌ）
内に一体的に組込みできて全体構成上での簡素化を図る
ことができる。

「発明の効果」 以上実施例からも明らかなように本発明は、栽培ベッド
（２７）と養液タンク（１）間で水耕用養液を循環させ
、作物を栽培ベッド（２７）で養液栽培するようにした
構造において、前記養液タンク（１）から栽培ベッド（
２７）に送給される養液中の一部を取り出して養液濃度
及び酸・アルカリ濃度を検出するものであるから、前記
栽培ベッド（２７）に供給される養液の各濃度と略同−
の濃度の検出が例えばタンク（１）内など適宜位置で可
ス距にできて、前記ベッド（２７）に送給される養液の
各濃度の適正化と、構成上での至便化が図れるなど顕著
な効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は養液タンク部の平面説明図、第２図は全体の説
明図、第３図は養液タンク部の断面側面図である。 （１）・・・　養液タンク （２７）・・・　栽培ベッド

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 栽培ベッドと養液タンク間で水耕用養液を循環させ、作
   物を栽培ベッドで養液栽培するようにした構造において
   、前記養液タンクから栽培ベッドに送給される養液中の
   一部を取り出して養液濃度及び酸・アルカリ濃度を検出
   するように構成したことを特徴とする水耕栽培の養液装
   置。