JPS63313452A - 陰極線管の耐電圧処理方法 - Google Patents

陰極線管の耐電圧処理方法

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JPS63313452A
JPS63313452A JP14891687A JP14891687A JPS63313452A JP S63313452 A JPS63313452 A JP S63313452A JP 14891687 A JP14891687 A JP 14891687A JP 14891687 A JP14891687 A JP 14891687A JP S63313452 A JPS63313452 A JP S63313452A
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withstand voltage
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下間 武敏
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蒲原 英治
Shigeru Sugawara
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、陰極線管の耐電圧処理方法に関する。
(従来の技術) 一般に、陰極線管は、第6図に示すように、外囲器(1
)の前面内側に蛍光面(2)が設けられ、ネック(3)
内側に上記蛍光面(2)上に画像を表示するための電子
ビームを放出する電子銃(4)が配設されている。この
電子@(4)は、電子ビームを発生する陰極、この陰極
に対して順次蛍光面(2)方向に配置され、上記陰極か
らの電子ビームの発生を制御する低電圧が印加される電
極、上記陰極から放出された電子ビームを集束し加速す
る電極などからなる複数の電極で構成されている。そし
て、一般に、加速電極には、外囲器(1)側面に設けら
れた陽極端子(5)から内部導電膜(6)などを介して
、高圧の陽極電圧が印加される。特にカラー受像管では
、20〜30kV程度の高電圧が印加される。またこの
場合、集束電極には、ネック(3)端部を封止するステ
ム部のステムピン(7)を介して、5〜8kV程度の中
電圧が印加され、また、加速、集束電極以外の電極にも
、上記ステムピン(7)を介して、所定の低電圧が印加
される。
しかし、上記のように、高い陽極電圧以外の電圧、特に
中電圧をネック(3)端部のステム部を介して供給する
と、このステム部およびこのステム部を外部電源に接続
するソケットの耐電圧が問題になるし、また、その構造
が複雑になるなどの問題がある。
それ故、かかる問題点を解決する電子銃として、ネック
(3)内に抵抗体を配置し、この抵抗体により陽極電圧
を分圧して、所定の中電圧を得る手段が、実開昭48−
21561号公報、実開昭55−38483号公報、特
開昭53−1s9360号公報、米国特許3,932,
786号明細書、米国特許4,143,298号明細書
などに開示されている。
一方、一般に、高い陽極電圧が印加される陰極線管では
、その耐電圧特性を良好にするため、排気終了後、通常
の動作電圧の2〜3倍程度のピーク電圧をもつ高電圧を
印加して、強制放電により耐電圧低下の原因となる電子
銃電極のぼりや付着物などを除去する耐電圧処理がおこ
なわれる。この耐電圧処理は、管内に抵抗体を配置しな
い陰極線管については、主として (イ)電子銃の電極間 (a)各電極を支持する絶縁支持体と電極との間(ハ)
ネック内面と電極との間 (ニ)ネック内面と絶縁支持体との間 でおこなわれる。
従来の耐電圧処理方法を従来の電子銃に施した場合を図
と表を用いて説明する。
たとえば第3図に示すように、それぞれヒータ(9)が
内装された3個の一列配!!(紙面に垂直な方向に配列
)の陰極(lO)、この陰極(10)からの電子ビーム
の放出方向に順次配置された第1ないし第6グリツド(
G1)〜(G1)が一対の絶縁支持体(11)により一
体に支持された電子銃(4)を有するカラー受像管につ
いて述べると、ネック(3)内に抵抗体が配置されない
カラー受像管では、第6グリツド(G、)に、一体に固
定されたコンバーゼンスカップ(1z)、このコンバー
ゼンスカップ(12)に取付けられてネック(3)内面
に圧接するバルブスペーサ(13)および内部導電膜(
6)を介して、陽極端子(5)から25〜30kVの高
圧の陽極電圧が印加され、その他の中、低電圧が印加さ
れる電極には、ネック(3)端部のステム部に設けられ
たステムピン(7)を介して、それぞれ所定の中、低電
圧が印加される。
このように抵抗体を設けない陰極線管の耐電圧処理方法
としては、従来、第1表に示すように3通りの方法でお
こなわれている。この表に示した接続端子A−Cは、上
記電子銃(4)を第4図の等価回路図で示した各端子(
A)〜(C)に対応する。この図かられかるように、陽
極端子(A)に接続された第6グリツドCG、 )に対
して、第3、第5グリツド(G3 ) 、 (Gs )
は、同一端子(B)に持続され、ステムピンを介して外
囲器外に導かれ、また、第2、第4グリツド(as)、
 (G、)、および特に耐電圧処理に際しては、さらに
陰極、第1グリツド(Gユ)は、ステムピンを介して外
囲器(1)外に導かれ同一端子(C)に接続されている
ところで、上記第1表に示した耐電圧処理方法において
、処理(1)は、端子(A)に通常の動作電圧の2〜3
倍のピーク電圧をもつパルス状の高電圧を印加し、その
他の端子(B)、(C)を接地しておこなわれる。また
、処理(II)は、端子(A)に処理(1)の場合と同
様に通常の動作電圧の2〜3倍のピーク電圧をもつパル
ス状の高電圧を印加し、一方、端子(B)を開放すると
ともに、端子(C)を接地しておこなわれる。また、処
理[m]は、端子(A)を開放し、端子(B)に通常の
動作電圧の1.5〜2倍のピーク電圧をもつパルス状の
高電圧を印加し、かつ端子(C)を接地しておこなわれ
る。
抵抗体を配置しない陰極線管に対しては、従来、この3
種類の耐電圧処理方法を任意順序で組合わせ、また任意
に繰返し、さらにはその印加電圧を変更して行なわれ、
それにより所要の耐電圧特性を備える陰極線管とするこ
とができた。
次に、従来の耐電圧処理方法を抵抗体を配置した電子銃
を内蔵した陰極線管に施した場合について、図と表を用
いて説明する。
たとえば第1図に示すように、それぞれヒータ(9)が
内装された3個の一列配置(紙面に垂直な方向に配列)
の陰極(lO)、この陰極(10)からの電子ビームの
放出方向に順次配置された第1ないし第8グリツド(G
1)〜(G8)が一対のM緑支持体(11)により一体
に支持された電子銃(4)を有するカラー受像管につい
て述べると、ネック(3)内に抵抗体が配置されたカラ
ー受像管では、第8グリツド(G、)に、一体に固定さ
れたコンバーゼンスカップ(12)、このコンバーゼン
スカップ(12)に取付けられてネック(3)内面に圧
接するバルブスペーサ(13)および内部導電膜(6)
を介して、陽極端子(5)から25〜30kVの高圧の
陽極電圧が印加され、第1ないし第5グリツド(G工)
〜(G、)電極には、ネック(3)端部のステム部に設
けられたステムピン(7)を介して、それぞれ所定の中
、低電圧が印加される。
また、電極を一体に支持する一方の絶縁支持体(11)
の背面に抵抗体(14)が取付けられ、その一端に高圧
の陽極電圧が供給され、かつ他端が低電位側となるよう
にステムピン(7)を介してたとえば接地され、上記一
端に供給される高圧の陽極電圧を分圧して、所定の中電
圧を第6、第7グリツド(as ) 、 (Gt )に
印加するように構成されると、耐電圧処理を必要とする
場所は、前記抵抗体(14)を配置しない場合と同じ、 (イ)電子銃の電極間 <CI)各電極を支持する。!1!縁支持体と電極との
間(ハ)ネック内面と電極との間 (ニ)ネック内面と絶縁支持体との間 のほかに、 (1絶縁支持体と抵抗体との間 (へ)ネック内面と抵抗体との間 が必要となる。
ところで、この抵抗体(14)の配置されたカラー受像
管の前記従来方法を第5図の等価回路図で示した接続状
態で第1表に示したように行なうと、処理(1)および
処理〔■〕により、ネック(3)内面と抵抗体(14)
との間、絶縁支持体(11)と抵抗体(14)との間、
第5ないし第8グリツド(GS )〜(G、)などの中
、高圧電極間および第4、第5グリツド(G4)、(G
S)の低電圧電極間を処理することができる。また、処
理(III)により、第1ないし第5グリツド(G1)
〜(6,)の低電圧電種間を処理することができる。
しかし、上記従来の耐電圧処理方法では、特に処理(1
)と(II)の場合に、抵抗体(14)に通常の動作時
の2〜3倍の電圧が印加されるため、抵抗体(14)に
過電流が流れて発熱し、劣化をおこしやすい、特にスパ
ーク放電に基づくリーク電流が第6グリツド(G6)に
流れこむときは、通常の動作時の約5〜7.5倍の電流
が第6グリツド(G6)との接続部(15)から抵抗体
(14)の他端(接地側)方向に流れ、この場合、抵抗
体が通常の約10〜23倍発熱する。
そのため、その抵抗体(14)の発熱部分が局部的に破
壊し、第6、第7グリツド(Gg ) 、 (Gt )
に印加する分圧が大幅に変化するという問題がおこる。
一般的には、このような抵抗体(14)の劣化や破壊を
さけるためには、この抵抗体(14)に対する印加電圧
、すなわち端子(A)に供給する印加電圧を下げればよ
いが、耐電圧処理において、この端子(A)に印加する
電圧を下げると、各電極間およびネック(3)内面と抵
抗体(14)との間の耐電圧処理が不十分となる。
、(発明が解決しようとする問題点) 一般に、電子銃の電極に高電圧が印加される陰極線管で
は、その製造過程で耐電圧特性を良好にするため、通常
の動作電圧の2〜3倍程度の高電圧を印加する耐電圧処
理がおこなわれる。
しかし、電子銃のほかに、管内に抵抗体が配置され、そ
の一端に供給される高電圧を分圧して、電子銃の一部電
極に所定の電圧を印加するように構成された陰極線管に
対して、管内に抵抗体を配置しない通常の陰極線管と同
様の耐電圧処理をおこなうと、抵抗体が発熱して劣化し
たり、スパーク放電に基づくリーク電流により破壊した
りすることがおこる。
また、これを防止するために、印加電圧を下げると、耐
電圧処理が不十分となり、耐電圧特性を向上することが
できなくなる。
この発明は、上記問題点を解決するためになされたもの
であり、管内に電子銃と一端に供給される高電圧を分圧
して電子銃の一部に所定の電圧を印加する抵抗体とが配
置された陰極線管において、その抵抗体を劣化させたり
、破壊したりすることなく、所要の1Ii1電圧特性を
もたせることができる耐電圧処理方法を得ることを目的
とする。
〔発明の構成〕
(問題点を解決するための手段) 陰極から放出される電子ビームを制御し集束し加速する
それぞれ低、中、高電圧が印加される電極からなる電子
銃と、一端に上記電極に印加される高電圧と同電位の高
電圧が印加され、かつ他端が低電位に保持されて、上記
一端に印加される高電圧を分圧して上記高電圧が印加さ
れる電極以外の電極に所定の電圧を印加する抵抗体とを
管内に備える陰極線管に対して、少なくとも、上記高電
圧が印加される電極および上記抵抗体の一端に高電圧を
印加するとともに、上記抵抗体の他端を開放して耐電圧
処理する段階と、上記高電圧が印加される電極および上
記抵抗体の一端に高電圧を印加するとともに、上記抵抗
体の他端を接地して耐電圧処理する段階とにより、上記
陰極線管を耐電圧処理するようにした。
(作 用) 上記のように、抵抗体の他端を開放したり接地したりし
て、この抵抗体の一端に高電圧を印加すると、抵抗体に
過電流を流すことなく、また、スパーク放電の影響を軽
減し、抵抗体を劣化したり破壊したりすることなく耐電
圧処理を必要とする場所を選択的に処理することができ
る。
(実施側) 以下、図面を参照してこの発明を実施例に基づいて説明
する。
この発明の一実施例として、第1図に示した電子銃と抵
抗体とがネック内に配置したカラー受像管の耐電圧処理
方法について述べる。第2図は、この第1図に示した電
子銃および抵抗体の接続を等価回路で示した図である。
抵抗体(14)の一端は、電子銃の第8グリツド(G、
)に一体に固定されたコンバーゼンスカップ(12)に
接続され、このコンバーゼンスカップ(12)に取付け
られたバルブスペーサ(13)、このバルブスペーサー
(13)が圧接する内部導電膜(6)などを介して、通
常の動作時、25〜30kV程度の高い陽極電圧が印加
される陽極端子(A)に接続されている。そして、この
抵抗体(14)は、他端が低電位側となるように、ネッ
ク(3)端部を封止するステム部のステムピン(7)を
介して接地され、上記一端に供給された高電圧を分圧し
て、第6、第7グリツド(as ) 、 (G、 )に
所定の中電圧を印加するように、その中間部が各グリッ
ド(GS)。
(G、)に接続されている。この第6、第7グリツド(
as ) 、 (G、 )に印加する中電圧は、−例と
して、動作時、抵抗体(14)の一端に供給される陽極
電圧の40%、65%であり、その所要の中電圧を得る
ために、抵抗体(14)は、総抵抗値を2000MΩと
するとき、一端から第7グリツド(G、)までの抵抗値
をRい第6、第7グリツド(GS)、CG?)間の抵抗
値をRい第6グリツド(G6)から他端までの抵抗値を
R1として、R1句700MΩ、R2句500MΩ、R
33B2O3Ωになるうちに分割される。
また、上記電子銃の他の電極は、第8グリツド(G、)
およびこの第8グリツド(G、)に一体に固定されたコ
ンバーゼンスカップ(12)を除いて、それぞれステム
部のステムピン(7)に接続され、特に第2グリツド(
G2)と第4グリツド(G4)、および第3グリツド(
G3)と第5グリツド(GS)は、それぞれ同電位にな
るように管内で接続されている。
このような電子銃および抵抗体(14)が配置されたカ
ラー受像管に対して、第2表に示す方法を任意に組合せ
て耐電圧処理が施される。
この第2表における接続端子A−Dは、それぞれ第2図
に示した各電極の接続端子(A)〜(D)に対応する。
すなわち、接続端子Aは陽極端子(A)に、接続端子B
は第3、第5グリツドCG3) = (GS )の接続
端子(B)に、接続端子Cは第2、第4グリツド(Gz
L(as)の接続端子CC)に、また、接続端子りは抵
抗体(14)の他端の接続端子CD)に対応する。そし
て、特に耐電圧処理に際しては、陰極および第1グリツ
ド(G2)を接続端子(C)に接続して、第2、第4グ
リツド(ax)、(G、)と同電位になるように保持し
て行なわれる。
この第2表において、処理H)は、抵抗体(14)の他
端を開放して、陽極端子(A)、すなわち抵抗体(14
)の一端および第8グリツド(G、)に通常の動作時の
約2〜3倍である例えば約80kVのピーク電圧をもつ
パルス状の高電圧を印加して行なわれる。
また、処理(n)は、抵抗体(14)の他端を接地して
、陽極端子(A)に通常の動作時の約1.5〜2倍であ
るたとえば約60kVのピーク電圧をもつパルス状の高
電圧を印加して行なわれる。また、処理(III)は。
陽極端子(A)を開放して、接続端子(B)、すなわち
第3、第5グリツド(G3 ) 、 (a、 )に通常
の動作時の約1〜2.5倍、たとえば約15kVのパル
ス状の電圧を印加して行なわれる。これら処理(1)〜
(III)において、その他の接続端子は、それぞれ接
地される。
ところで、上記耐電圧処理を施すと、処理(1)により
、ネック(3)内面と抵抗体(14)との間、ネック(
3)内面と絶縁支持体(11)との間および絶縁支持体
(11)と抵抗体(14)との間が処理される。また、
処理(II)により、第5ないし第8グリツド(G、)
〜(G、)などの中、高圧電極間および第4、第5グリ
ツド(G、)、(GS)の低電圧電極間が処理される。
また、処理(III)により、第1ないし第5グリツド
(G□)〜(G、)の低電圧電極間が処理される。すな
わち、上記処理[1)ないしくIII)により、電子銃
および抵抗体(14)が配置された場合に耐圧処理を必
要とする場所をそれぞれ選択的に処理することができ、
結果的にその処理(1)ないしCm)を組合せて処理す
ることにより所要の耐電圧処理を施すことができる。
しかも、この耐電圧処理方法では、処理(1)で抵抗体
(14)の一端に、通常の動作電圧の約2〜3倍の高電
圧を印加しても、抵抗体(14)の他端が開放されてい
るため、動作電圧より高い高電圧に基づく過電流は流れ
ず、また、スパーク放電が発生しても、抵抗体(14)
にはそれに基づく電流が流れない、また、処理(n)の
場合に、スパーク放電に基づく電流が第6グリツド(G
6)に流れこんでも、この場合、抵抗体(14)の一端
に印加される電圧が従来の場合より低いので、従来のよ
うに発熱量が通常の動作時の10〜23倍になることは
なく、その発熱量を、4〜7倍程度に減少でき、発熱に
よる抵抗体(14)の局部的な破壊を防止できる。
実験結果によると、上記電子銃と抵抗体(14)とが配
置されたカラー受像管を前記従来の耐電圧処理方法で処
理した場合は、10本中、全数の抵抗体(14)が破壊
され、かつ処理後でも、管内スパークやネック(3)内
面が青色に発生するストレイエミッションが発生したが
、上記実施例に示した方法により処理すると、全数とも
抵抗体(14)の破壊はなく、また、処理後の耐電圧特
性も、一連の処理(1)〜(III)を1回おこなった
だけで95%以上を所要の耐電圧特性をもつものとする
ことができ、また、1回の処理では十分な耐電圧特性が
得られなかったものでも、これを再処理することにより
、所要の耐電圧特性を付与することができた。
なお、実験結果によると、耐電圧処理位置の選択に印加
電圧のパルスの繰返し周波数が大きく関係し、特に処理
(1)で、パルスの繰返し周波数を8 ppmから4 
ppmにすることにより、絶縁支持体(11)と抵抗体
(14)との間をきわめて有効に処理できることが判明
した。
なお、上記実施例では、処理[I[]において、接続端
子CB)を開放にしたが、この端子(B)は、別途処理
法として、接地しておこなってもよい。
なお、上記実施例では、カラー受像管の一例について述
べたが、この発明の耐電圧処理方法は、電子銃と抵抗体
とが管内に配置されるすべての陰極線管に適用できるこ
とはいうまでもない。
〔発明の効果〕
陰極から放出される電子ビームを制御し集束し加速する
低、中、高電圧が印加される電極からなる電子銃と、一
端に上記電極に印加される高電圧と同電位の高電圧が印
加され、かつ他端が低電位に保持されて、上記一端に印
加される高電圧を分圧して上記電子銃の他高電圧が印加
される電極以外の他の電極に所定の電圧を印加する抵抗
体とを管内に備える陰極線管に対して、少なくとも上記
高電圧が印加される電極および上記抵抗体の一端に高電
圧を印加するとともに、上記抵抗体の他端を開放して耐
電圧処理する段階と、上記高電圧が印加される電極およ
び上記抵抗体の一端に高電圧を印加するとともに、上記
抵抗体の他端を接地して耐電圧処理する段階とにより陰
極線管を耐電圧処理すると、電子銃と抵抗体とを備える
陰極線管の所要部分を選択的に耐電圧処理することがで
き、しかも、抵抗体の一端に通常の動作電圧より高い高
電圧が印加されるために生ずる過電流や、スパーク放電
に基づくリーク電流により発生する抵抗体の劣化や破壊
を防止して、所要の耐電圧処理を施すことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は電子銃と抵抗体が配置されたカラー受像管の要
部構成を示す図、第2図はその等価回路図、第3図は抵
抗体が配置されない電子銃の接続を示す図、第4図は第
3図の等価回路図、第5図は従来の抵抗体が配置された
電子銃の等価回路図、第6図はカラー受像管の構成を示
す図である。 (3)・・・ネック     (7)・・・ステムピン
(10)・・・陰 極     (11)・・・絶縁支
持体(14)・・・抵抗体     (G1)・・・第
1グリツド(G2)・・・第2グリツド  (G3)・
・・第3グリツド(G、)・・・第4グリツド  (G
、 )・・・第5グリツド(G6)・・・第6グリツド
  (G7)・・・第7グリツド(G、)・・・第8グ
リツド

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)陰極およびこの陰極から放出される電子ビームを
    制御する低電圧が印加される電極および上記陰極から放
    出される電子ビームを集束し加速する中・高電圧が印加
    される電極からなる電子銃と一端に上記電極に印加され
    る高電圧と同電位の高電圧が印加されかつ他端が低電位
    に保持されて、上記一端に印加される高電圧を分圧して
    上記電子銃の高電圧が印加される電極以外の他の電極に
    所定の電圧を印加する抵抗体とを管内に備える陰極線管
    に対して、少なくとも上記高電圧が印加される電極およ
    び上記抵抗体の一端に高電圧を印加するとともに上記抵
    抗体を他端を開放して耐電圧処理する段階と、上記高電
    圧が印加される電極および上記抵抗体の一端に高電圧を
    印加するとともに上記抵抗体の他端を接地して耐電圧処
    理する段階とにより上記陰極線管を耐電圧処理すること
    を特徴とする陰極線管の耐電圧処理方法。
  2. (2)抵抗体の他端を接地して耐電圧処理するとき高電
    圧が印加される電極および抵抗体の一端に印加される電
    圧は抵抗体の他端を開放して耐電圧処理するとき高電圧
    が印加される電極および抵抗体の一端に印加される電圧
    よりも低いことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の陰極線管の耐電圧処理方法。
JP62148916A 1987-06-17 1987-06-17 陰極線管の耐電圧処理方法 Expired - Lifetime JP2557392B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04298935A (ja) * 1991-03-07 1992-10-22 Mitsubishi Electric Corp 陰極線管の製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04298935A (ja) * 1991-03-07 1992-10-22 Mitsubishi Electric Corp 陰極線管の製造方法

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JP2557392B2 (ja) 1996-11-27

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