JPS63311069A - 真空冷却方法および装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は真空冷却方法および装置の改良に関するもの↑
あり、更に詳しく言えば従来のものよりも高い冷却効率
を有する真空冷却方法および装置に関するもの受ある。

〔従来の技術・解決すべき問題点〕

近年、野菜や果物などを低温保持して倉庫保管または低
温輸送することが行われている。この低温を得るための
装置として真空冷却装置があるが、その原理を第２図に
よって説明すると、先づ冷却すべき野菜などを真空槽１
に収容する。真空槽の空気は真空ポンプ乙によって槽外
に排除されるが、真空槽内の圧力が次第に低下すると耐
着している水分又は含有している野菜の水分が野菜の表
皮の気孔等から蒸散し、そのときの槽内の圧力に対応す
る水の沸点まフ冷却されることになる。例えば温度２２
．１４１：’の野菜を入れた真空槽の空気を油回転式真
空ポンプで排出して行くときに、槽内の圧力が２０ｍＫ
？よりも低くなると野菜の中に含まれていろ水分が沸騰
を始める。更に真空ポンプを作動させて槽内の圧力を低
下させると、野菜中の水分は沸騰を続け、その際に気化
熱が野菜から奪われて野菜は冷えて行く。そして、槽内
圧力を約６闘■にして保持すると、野菜は約４０に冷却
される。

しかしながらこのまま放置しておくと野菜内の水分が更
に蒸発して真空槽内の水蒸気が増加し、槽内圧力が高ま
る。そして槽内圧力の上昇と共に野菜の冷却も行われな
くなる。従って槽内に蓄積する水蒸気は強力な真空ポン
プで吸引排除するか、または第２図に示したように、真
空槽と真空ポンプとの間に水蒸気除去装置２を設置し、
槽内の水蒸気を冷却し結露させるかまたは箱として除去
する方法を考えなければ、必要な真空度に到達する事が
出来なくなり、従って所望の低温も得られなくなるとい
う欠点がある。

〔問題点を解決すべき手段・作用〕

本発明の目的は、前記のような従来の真空冷却技術にお
ける欠点を排除した効率の高い真空冷却方法および装置
を提供することである。

すなわち、本発明の目的は、被冷却物質と水分とを包含
する冷却系内の圧力を真空ポンプにより減少させて水分
を沸騰蒸発させることにより（水の蒸発潜熱を冷却系か
ら奪い）該物質を冷却する真空冷却方法において、沸騰
蒸発して生成した水蒸気を水蒸気除去装置に導入し、該
装置に低温液化ガスを噴射して水蒸気を開化または露化
して除去することを特徴とする真空冷却方法、および真
空槽と水蒸気除去装置と真空ポンプとからなる真空冷却
装置において、バルブを介して真空槽に連結された水蒸
気除去装置内に低温液化ガス噴射装置を設けたことを特
徴とする真空冷却装置によって達成される。

以下に第１回を参照して本発明を更に詳しく説明する。

第１図において１は真空槽↑あり、水蒸気除去装置２と
はバルブ４を介して連結されている。今、バルブ４を開
放し、真全ポンプ３を稼動してＸ全槽内の空気を排除し
て行くと、次第に真空槽内の圧力が降下し、真空槽内に
収容されている野菜の水分が沸騰蒸発して槽内温度が低
下して行く。更に真空ポンプの稼動を続けると、水蒸気
が槽内に充満して来るが、この水蒸気は！９槽から排除
され、にくく、槽内の圧力降下が次第に阻害され初める
。このとき、バルブ４を閉じ、真空槽（１）と水蒸気除
去装置（２）の連絡を斜断し、水蒸気除去装置内に設け
られた低温液化ガス噴射装置６の先端ノズルからゼンベ
５内に収容されている低温液化ガス、例えば液体窒素、
ヘリウム、炭酸ガスなどを水蒸気除去装置内に噴射する
。この噴射された低温液化ガスはノズルから噴射される
ときに断熱膨張して水蒸気除去装置内に充満している水
蒸気を一瞬に開化または露化させ、装置内は噴射された
低温度の乾燥ガスが充満し、真空ポンプの機能が回復し
、水蒸気除去装置内の温度および圧力は真空槽内のそれ
よりも低くなる。

この時、開化または露化した水蒸気はＰレンジから外部
に取り出される。このときにノぐルブ４を開いてやると
、真空槽、および水蒸気除去装置内の圧力および温度は
先の真空ポンプ停止時よりも低い値となって均等化され
、再び消点降下による次の水蒸気の充満が生じるま↑真
空ポンプは有効に作動する。こうして、装置内の水蒸気
の充満、バルブの閉鎖、低温液化ガスの水蒸気除去装置
内への噴射、水蒸気除去装置内の水蒸気の瞬間的霜化ま
たは露化による水蒸気の除去充満ガス排出による圧力、
および温度の低下、バルブの開放の各操作を所望回数繰
り返すことによって真空冷却性能を飛躍的に高めること
がフきる。ここ〒被冷却物質が例えば西瓜のように水分
放出の容易に行われないものの場合には、西瓜の側に水
を入れた容器を設置することＫより、真を槽内の冷却を
行うことが１きる。なお、本発明方法ならびに装置の原
理は水分の存在する一般の真空槽内の脱気・冷却が広く
利用することができることはいうま〒もない。

〔発明の効果〕

本発明の方法および装置によれば、真空冷却方法〒使用
する水蒸気除去装置内ＶＣ被冷却物質等に由来する水蒸
気が充満する度忙該装置内に低温液化ガスを噴射して該
装置内の水蒸気を瞬時に箱化または露化させて除去する
。この操作を繰返すことＫより極めて高い効率で真空槽
内の減圧および冷却を達成することが〒きる。また、装
置も従来のものと比較して簡単であり、小型化され、自
動車等に載置して真空冷却を行うのに適している。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の真空冷却方法および装置を説明するた
めの図。第２図は従来の真空冷却方法を説明するための
図である。 １・・・真空槽、２・・・水蒸気除去装置、３・・・真
空ポンプ、４・・すζルブ、５・・・低温液化ガスボン
ベ、６・・・噴射装置、７・・・ドレン。 第　　１　　図 第　　２　　図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）被冷却物質と水分とを包含する冷却系内の圧力を真
   空ポンプにより減少させて水分を沸騰蒸発させることに
   より該物質を冷却する真空冷却方法において、沸騰蒸発
   して生成した水蒸気を水蒸気除去装置に導入し、該装置
   に低温液化ガスを噴射して水蒸気を霜化または露化して
   除去することを特徴とする真空冷却方法。 ２）水蒸気除去装置内に水蒸気が充満して真空ポンプの
   機能が低下したときにその都度低温液化ガスの噴射を行
   うことを特徴とする特許請求の範囲第１項に記載の真空
   冷却方法。 ３）真空槽と水蒸気除去装置と真空ポンプとからなる真
   空冷却装置において、パルプを介して真空槽に連結され
   た水蒸気除去装置内に低温液化ガス噴射装置を設けたこ
   とを特徴とする真空冷却装置。