JPS63308850A - 陰極線管用電子銃 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、ハイボテンシャル型、多段集束型、インラ
イン型などの受像管に使用する電子銃の電子ビーム制御
するために複数の電極それぞれに電位を与えるように構
成した陰極線管用電子銃に関するものである。

［従来の技術］ 一般に、陰極線管に供給する電源は、熱陰極に４える電
位（Ｅｋ）、電子ビーム制御用電極（以下、第１グリツ
ドと称す）に与える電位（Ｅｃｌ）　、電子ビーム引出
し用電極（以下、第２グリツドと称す）に与える電位（
Ｅｃ２）　、集束用電極（以下、第３グリツドと称す）
に与える電位（ＥＣ３）　、最後段の陽極に与える高圧
（Ｅｂ）、上記熱陰極を加熱するためのヒータ用電源の
電位（Ｅｆ）の合計６種類ある。

第２図は、従来から用いられているパイポテンシャル型
の陰極線管用電子銃の概略的構造を示す断面図であり、
同図において、（１）はヒータで、このヒータ（１）に
は既述の電位（Ｅｆ）として、５〜ｌｏｖを２本のリー
ド線のうち、１本のリード線に印加し、もう１本のり−
ト線をアースして２００〜７００ｍＡの電流を流すよう
に構成されている。（２）は熱陰極で、この熱陰極（２
）には、映像信号である既述の電位（Ｅｋ）を印加して
、０〜４ｍＡ程度の電流を流し、電子ビーム（９）を発
生させる。（３）は第１グリツドで、この第１グリツド
（３）には既述の電位（Ｅｅｌ）として、０〜−２００
ν程度を印加する。（４）は第２グリツドで、この第２
グリッド（４）には既述の電位（ＥＣ２）トシテ・１０
０〜８００ｖ程度を印加する。（５）は第３グリツドで
、この第３グリツド（５）には既述の電位（Ｅｃ：ｌ）
として、６〜９ＫＶ程度を印加する。（６）は陽極て、
この陽極（６）には既述の高圧（Ｅｂ）として、２０〜
３０にＶを印加する。

（９）は電子ビームて、この電子ビーム（９）はブリレ
ンズ（７）とメインレンズ（８）により絞られ、図示省
略の蛍光面において輝点を発生させる。

一般に上記各電極電位は以下の関係を満たしている。

Ｅｂ　＞ＥＣ３＞ＥＣ２＞Ｅ　ｋ　＞Ｅｃｌ第３図にお
いて、上記高圧（Ｅｂ）は、アノードボタン（４６）か
ら供給され、その他の電位はステムリート線（４５）か
ら供給されるように構成されている。

［発明か解決しようとする問題点］ 従来の陰極線管用電子銃は、以上のように構成されてい
たので、各電極に与える電位（Ｅｂ）　。

（ＥＣ３）、（ＥＣ２）、（Ｅｃｌ）、（Ｅｋ）、（Ｅ
ｆ）の６種類の電源な必要としていたため、セット側の
電気回路の部品点数か多くて、高価になるという問題か
あった。

また、従来から多用されているところの、ネック直径が
２２．５ｍｓの小型カラーブラウン管においては、ステ
ムリード線か８本であり、上記の６種類の電源に全て接
続されるために、余分のステムリート線かなく、それゆ
え、フォーカス改善や、その他の目的で、電源を追加す
ることかできないという問題があった。

この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、電源の数を１つ減少することができるととも
にフォーカス改善などに利用するステムリード線を１本
あき状態にすることかてきる陰極線管用電子銃を提供す
ることを目的とする。

［問題点を解決するための手段］ この発明にかかる陰極線管用電子銃は、第１グリツドと
熱陰極加熱用のヒータとを電気的に接続したことを特徴
とする。

［作用］ この発明によれば、第１グリツドが既述の電位（Ｅｆ）
になるので熱陰極に与える既述の電位（Ｅｋ）は上記の
電位（Ｅｆ）よりも高い電位となり、既述の電位（ＥＣ
２）として、上記電位（Ｅｋ）よりも高い電位を与えれ
ば、従来と同等の性能を発揮することになり、また、既
述の各電位（Ｅｂ）、（ＥＣ３）、（ＥＣ２）、（Ｅｋ
）。

（Ｅｆ）の５電源を用意するたけでよく、それゆえ、ス
テムリート線も１本あき状態にできる。

［発明の実施例］ 以下、この発明の一実施例を図面にもとづいて説明する
。

第１図はこの発明の一実施例によるパイポテンシャル型
の陰極線管用電子銃の概略的構造を示す断面図であり、
同図において、第５図で示す従来例と同一の構成には同
一の符号を付して、それらの説明を省略する。

第１図において、第５図と相違する点は第１グリツド（
３）とヒータ（１）か電気的に接続されている点である
。

上記構成の陰極線管用電子銃においては、その動作時に
おいて第１グリツド（３）かヒータ（１）と同電位のＯ
〜１０ｖになるために、熱陰極（２）には電位（Ｅｋ）
としてＯ〜２００ｖ程度印加され、第２グリツド（４）
には電位（ＥＣ２）として１００〜８００ｖ程度印加さ
れ。映像信号は熱陰極（２）もしくは第２グリツド（４
）に加えられる。

このようにすれば、動作的に何の問題も発生することな
く、既述の電位（Ｅｃｌ）の電源を省くことができる。

それゆえに、第３図で示しているステムリード線（４５
）を１本あけることかできる。

以上の実施例は、パイボテンヤル型の電子銃について説
明したか、第２図のように、第１〜第３グリツド（３）
〜（５）のほかに第４グリツド（３１）、第５グリツド
（３２）を有し、さらに、多段集束のメインレンズ（：
１３ａ）　、（３３ｂ）　、（３：ｌｃ）を有する多段
集束型電子銃に適用してもよく、上記実施例と同様の効
果が得られる。

また、第３図のように、インライン型カラーブラウン管
（４１）の場合、電子銃（４３）を支持しているステム
リード線（４５）の本数は、一般にネックガラス（４２
）の直径が２９ｍｍの時に１０本であり、２２．５　ｍ
ｍの時に８本である。上記のステムリード線（４５）は
ステムガラス（４４）に支持されている。

上記各実施例で示されたこの発明によれば、ステムリー
ド線（４５）から供給すべき電源は、電位（Ｅｃ３）か
１本、電位（Ｅｃ２）か１本、電位（Ｅｋ）が３本、電
位（Ｅｆ）が２本の合計７本のステムリート線（４５）
を必要とし、ネックガラス（４２）の直径が２２．５鵬
薄のときで１本、２９■■のときで３本をあき状態とす
ることかでき、このあき状態のステムリート線（４５）
をフォーカス改善などの目的のために利用することかて
きる。

第４図はステムリート線（４５）の位置関係を示してい
る。

さらに、あいたステムリート線（４５）を１本省き、ス
テムリード線（４５）同士の間隔（５１）を広げて、各
ステムリード線（４５）間の耐圧性能を向上させること
も可能である。

［発明の効果］ 以上のように、この発明によれば、第１グリツドにヒー
タ電源の電位を与えるように構成したのて、電子銃に供
給する電源の１つを減らすことができるとともに、ステ
ムリート線を１本あけてフォーカス改善に利用するとか
、あるいは１本のステムリード線を省いて、ステムリー
ド線の耐圧性能の向上を図ることかできるという効果が
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例によるパイポテンシャル型
陰極線管用電子銃の構成を示す概略断面図、第２図、第
３図、第４図はこの発明の他の実施例を示す概略断面図
、第５図は従来例の構成を示す概略断面図である。 （１）・・・ヒータ、（２）・・・熱陰極、（３）・・
・第１グリツド、（４）−・・第２グリツド、（５）・
・・第３グリツド、（６）・・・陽極、（７）・・・ブ
リレンズ、（８）・・・メインレンズ、（９）−・・電
子ビーム、（４４）・−・ステムガラス、（４５）・・
・ステムリード線。 なお１図中の同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）熱陰極、電子ビーム制御用電極、電子ビーム引出
   し用電極、集束電極、陽極、熱陰極を加熱するヒータを
   少なくとも備えた陰極線管用電子銃において、上記電子
   ビーム制御用電極と上記ヒータとを電気的に接続したこ
   とを特徴とする陰極線管用電子銃。