JPS63304975A - 培養容器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は１例えは体液のような液体試料中に存在する
微生物の検出に関するものである。より詳細には、この
発明は、容器の中に液体培地が固体培地と一緒に提供さ
れ、そして容器中で液体試料ｌ液体栄養培地で培養し、
その後固体培地に接種し、液体栄養培地中に初めに生育
した微生物の生育を続けさせることができる培養容器の
組立品に関するものである。

（従来の技術） 体液中の微生物の検出１％に血液中の細菌の検出には流
体の試料を液体栄養培地に接種することが必要である。

その後、その液体培養液は、生物の生育ケ続けるために
固体培地に接ａされ、コロニーという形で肉眼で見える
よう処するために使用される。

一般的な単相系は培養容器あるいはガラス瓶中の液体培
地からなっており、その培地に液体試料を接種し、その
後必要な時間（例えば２４−４８時間）培養する。そう
した後、試料を容器から取り出して固体栄養培地（例え
ばベトリ皿に入れられた寒天）に接種する。

この方法は面倒で１時には危険であり０周囲の微生物で
汚染さｎる危険をはらんでいる。その結果液体培地と固
体培地が一つの容器中に入った検出システムが開発され
ている。そのようなシステムは面倒で時には危険でもあ
る液体培養液から固体培地への移送を避けることができ
る。例えばペルコベ（Ｂｅｌｃｏｖｅ）らの米国特許第
２，９９２，９７４号は、固体培地が方形培養容器の最
上部に固定され。

液体培地が容器の最下方部分に存在するような生物試験
装置について記述している。ホルデリス（Ｈｏｌｄｅｒ
　ｉ　ｔｈ）らの米国特許第３．５８９，９８３号は。

固体寒天栄養物質が容器の軸中心に沿った位置に保持さ
れるよう設計された培養容器について記述している。ま
た、この容器は容器乞片側に倒すことによって固体培地
と分離することのできる状態で液体培地を収容すること
ができる。

一つの容器内に固体培地と液体栄養培地を兼ね備えた上
述の従来技術による装置は、前培養さｎた液体培養液ビ
固体培地に接種する前に培養組立品をある決った方式で
設置しなければならないという非常な不便さを供なう。

固体培地と液体培地を分離するために考えられた上述の
従来技術の装置は複雑であり、培養中にのみ液体培地と
固体培地を分離することができるが、輸送中に分離させ
ておくことは容易ではない。

フｔラー（Ｆｏｒｒｅｒ）らの米国特許第４．３０８．
３４７号は、液体栄養培地を入れる第１容器と一つある
いはそれ以上の固体栄養培地ン入れる第２容器な持つ液
体試料中の微生物検出装置について述べている。２つの
容器は分離できるように接合されているので、必要な時
に培地どうしを接触させることができる。フォラ−らの
特許に述べられている装置は複雑であり、前培養した液
体培地乞固体培地に接種させるのに、数段階の手操作が
必要である。

本発明は、上述の従来技術の欠点を克服するものであっ
て、必要な時に前培養した液体培地を固体培地に接触さ
せるための容易に実行できる手段を有する一つの容器の
中に液体培地および一つあるいはそれ以上の固体培地ン
含んでいる。単純な培養容器組立品を提供する。

（発明の構成） 本発明によって、非常尤単純であり、かつ従来技術の欠
点Ｖ′？：取り除いた体液中の微生物を検出するための
培養容器組立品が提供３ｎる。本発明の培養容器組立品
は、内部７ランジで第一下部区画と第二上部区画に分割
されている単一容器からなっている。一つのフレームが
上部区画に挿入するために提供される。このフレームは
、内部フランジとはめ合う関係にまで下げることのでき
る下部周辺エッジを持つ。弾力性物質が下部周辺工。

ジに配置されている。容器を閉鎖するため及び互いに密
封された二つの区画を提供するためにフレームヶ下方に
移動させ、フランジに弾力性物質を押し付けるような閉
鎖手段が提供される。第１下部区画には液体栄養培地を
入れ第２上・部区画には一つあるいはそれ以上の固体培
地を入れる。流体を入れるための導管がフレームの中を
通っており。

検体はこの導管を通して閉鎖手段の中の開口から下部区
画の液体培地中に入れることができる。試料を液体培地
中で必要な時間培養した後、閉鎖手段を第二の位置に動
かす。こうすることによって。

内部フランジの上に隙間ができ、容器ンひつくり返した
時に前培養した液体培地を固体培地に接触させることが
できる。

次に述べる詳細な記述および図面は、現在のところ本発
明の最良の態様であると考えられる態様？開示するもの
であり、これによって本発明の詳細および特徴がより明
らかになるであろう。

容器１１は内部フランジ１７によって第１下部区画１３
と第２上部区画１５に分割されている。

フレーム１９は、第２図に示すように、第２上部区画に
挿入するために提供されている。フレーム１９は１通常
内部フランジ１７に適合した形の下部周辺エツジ２０？
：もつ。弾力性物質２１が下部周辺エツジ２０の上に配
さｎでいる。導管２６が流体試料を第１下部区画１６に
挿入するためにフレーム１９の中に装備さｎでいる。流
体試料を培養するため必要な時液体培地２５’ａ’第１
下部区画に入孔る。培地を充填する過程で酸素を含む雰
囲気を、窒素や二酸化炭素と−・ったような酸素な含ま
ない気体に交換する場合もある。こうすることによって
、培養液中さらにその後の固体培地表面で増殖する嫌気
性（＃素非耐性）細菌の成長音便がすために、強化され
た環境を作り出すことができる。

閉鎖手段２７は、弾力性物質２１が内部フランジ１７に
はめ合さって第２上部区画と第１下部区画が密閉さｎる
よ５に第２上部区画１５を閉釦するため及びフレーム１
９馨軸方向に移動させるために装備されている。

第３図に示すように、固体培地ホルダー２９はフレーム
１９を第２上部区画１５の中に設置する前にフレーム１
９の周りに配置される。固体培地ホルダー２９には寒天
培地といったような適当な固体培地？入れる。第３図に
示したように、固体培地ホルダーは２つのトレイ３１お
よび′５３乞有する。固体培地ホルダー２９は、最初に
高温で液体状態になった寒天栄養物質をホルダー２９の
トレイ部分に入ｎることＫよって使用できる状態となる
。寒天栄養物質は、そｎぞ几のトレイで同一のものであ
る場合もあるが、異なる場合もある。

寒天を冷やし固体状にしてから固体培地ホルダーをフレ
ーム１９とかみ合う位置に挿入する。図示はしていない
が、６つめのトレイ火固体培地ホルダー２９の外側手前
側面に配置することができること′７ａ１′理解すべき
である。

固体培地ホルダー２９をフレーム１９のかみ合せ位置に
設置した後、フレーム１９を第２上部区画１５に設置す
る。フレーム１９は内部フランジ１７の上に軽く置く。

容器の開口部に蓋のような閉釦手段２７を置く。第１図
に示すように、蓋は弾力性物質２１が内部フランジ１７
と接する位置に蓋を近づけたり遠ざけたりするための手
段としてねじ溝が切られている。変位手段は容器１１の
外壁に刻まれたねじ筋６５及び蓋２７の内壁に刻まれた
ねじ溝６７からなりている。

蓋乞適所に堅くしっかりと閉めた時１弾力性物質２１は
内部７ランジ１７に押しつけられ、そしてきっちりした
密閉状態か第１下部区画１６と第２下部区画１５０間に
形成される。

この中に使われている「弾力性物質」と℃１５用語は、
第１下部区画と第２上部区画の間の内部フランジ１７に
対してしつかりした密閉状態音形成するために閉鎖手段
によって充分圧縮されるどのような物質に対してもあて
はまることン理解丁べきである。適切な弾力性物質とは
、ポリエチレン。

ポリプロピレン、ポリウレタン、シリコーンラノ（−お
よびナイロンであるが、もちろんこｎらに限定されるも
のではない。

流体導管２３に試料を注入するために蓋２７には接種口
６９が設けられている。接種口６９は、隔壁４１で守ら
れた閉釦手段２７にある開口部からなっている。隔壁４
１は、カニユーレや他の挿入手段を使って穿刺すること
かでき、しかもカニユーレを引き抜くと、もとの閉じた
状態に戻るような適切な物質である。こ〜に示してはい
ないが。

挿入試料を好気培養するために液体導管２３を通して第
１下部区画１３に空気を入ｎる手段もある。

その手段は単に第１下部区画１６に空気を入ｎるために
隔壁４１’＆貫通する中空の環状通路を有する装置から
なっている。

容器１１．フレーム１９．固体培地ホルダー２９゜蓋２
７は１例えばガラス、プラスチ、りあるいは金属といっ
たような適切な材質であればどんな材質からも作製され
る。容器１１にはガラスあるいはプラスチ、りといった
ような透明な材質を使うのが望ましい。そうすることに
よって、固体培地上の微生物の生育状況を外から見るこ
とができる。

容器はどんな断面形でも良いが、製造を簡単にするため
に円筒状あるいは正多角形のものが好まし℃ゝＯ 輸送中あるいは接種中には、蓋２７は、弾力性物質２１
が内部７ランジ１７にはまり合った形で押し付けられ、
液体培地が第１下部区画忙保持されるような位置にある
。試料は隔壁４１から液体導管２６を通って第１下部区
画に保持されている液体培地へ挿入される。適切な期間
培養した後。

蓋２７を上方へ動かすと１弾力性物質２１と内部フラン
ジ１７の間忙隙間ができる。容器を逆さにすると流体培
地は第１区画から第２区画へと流れる。次いで固体培地
ホルダー２９の固体培地に生育が起こる。

（発明の効果） 本発明により、液体培地中で培養された試料を固体培地
に引き続いて接種することおよび、液体培地の輸送およ
び利用のための極めて簡単な装置が提供される。本発明
の培地容器組立品は、液体培地と固体培地を分離した状
態で輸送することを可能にし、かつ必要な時に前培養し
た液体培地を固体培地と接触さセる簡単な手段を提供す
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は、液体培地と固体培地の位置関係を示している
本発明の容器の縦断面図である。 第２図は、容器の平面図である。 第３図は、フレームおよび固体培地の組立品の詳細を示
している第２図のフレームおよび固体培地ホルダーの斜
視図である。 第４図は１本発明の培地容器組立品のフレームの断面図
である。 １１・・・容器　　　　　　１３・・・第１下部区画１
５・・・第２上部区画　　　１７・・・内部７ランジ１
９・・・フレーム　　　　　２０・・・下部周辺エッジ
２１・・・弾力性物質　　　　２３・・・導　管２７・
・・閉鎖手段（蓋）２９・・・固体培地ホルダー３１．
３３・・・ト　し　イ　　　３５・・・ねじ筋（容器）
３７・・・ねじ溝（蓋）６９・・・接攬　口４１・・・
隔　壁

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. （１）（ａ）液体栄養培地を入れるための第１下部区画
   、及び第２上部区画を有し、該第１区画と該第２区画が
   流体連通している容器； （ｂ）第１区画及び第２区画の間の内部フランジ（ｃ）
   フレームの下方エッジ周囲に弾力性物質を有する第２区
   画への挿入用フレーム； （ｄ）容器の閉鎖手段；及び （ｅ）第１区画及び第２区画の間に液体が漏れない密封
   状態を提供するためにフレームの弾力性物質をフランジ
   に押しつける容器に対して軸方向に閉鎖手段を動かすた
   めの手段 からなる培養容器組立品。
2. （２）フレームが液体試料を閉鎖手段にある開口部を通
   して容器の第１区画に挿入することができるように導管
   を有する、請求項１記載の培養容器組立品。
3. （３）第１区画中に液体栄養培地および第２区画中に固
   体培地の凝固層を有するトレイを含む、請求項１記載の
   培養容器組立品。
4. （４）閉鎖手段が容器の外壁上のねじ筋およびそれとか
   み合う蓋の内壁上のねじ溝を含む、請求項１記載の培養
   容器組立品。
5. （５）第１区画の断面の形が第２区画の断面の形と同一
   である、請求項１記載の培養容器組立品。
6. （６）第１区画、第２区画および内部フランジの断面の
   形が円筒形である、請求項１記載の培養容器組立品。
7. （７）閉鎖手段にある開口がその中に針を穿刺できる隔
   壁を持つ、請求項２記載の培養容器組立品。
8. （８）第１区画、第２区画および内部フランジの断面の
   形が正多角形である、請求項１記載の培養容器組立品。