JPS6330356Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は運搬、収納或いは日常品として使用す
るときに平坦に折畳むことができる焼き肉、バー
ベキユー用台、特に小型の折畳み可能の焼き肉用
台に関する。

通常の焼き肉用台は鋳鉄よりなる全く大型かつ
重いもので、その運搬、収納、取扱いに不便であ
つた。

本考案の目的は構造は非常に簡単で最大の限り
平坦な形状に折畳み可能な新規な焼き肉用台を提
供することである。

本考案の他の目的は低価で清浄の必要のない使
い捨ての焼き肉用台を提供することである。

上述の本考案の目的は底パネルと４つの壁パネ
ルとよりなり、前記底パネルには夫々４つのパネ
ルが枢着連結され、２つの隣接するパネルの縁に
は交互に配列する軸通路が設けられ、これらを挿
通してピンを挿通し、ピンの下端は支持脚として
作用する焼き肉用台を提供することにより達成さ
れる。

この焼き肉用台は非常に簡単な構造で枢軸ピン
を引き抜くことによつて容易に平坦な形状に折畳
むことができ、したがつてその組立、折畳みに便
利である。

本考案の他の目的及び特徴は以下の説明より明
らかとなる。

以下図面につき本考案の一実施例を詳細に説明
する。

本考案による折畳み可能な焼き肉用の台は第１
図示のように底パネル１、前パネル２、後パネル
３、左パネル４、右パネル５よりなる４つの壁パ
ネル及び複数個の支持脚６とグリル７よりなる。
この底パネル１は複数個の孔８を有し、その大き
さは例えば炭、石炭のような固体燃料をその上に
載せて保持するに充分で灰はそれを通して自由に
落下する。この実施例においては底パネル１はそ
れ自身格子として作用する。この底パネル１の周
囲には４つの壁パネル２，３，４，５が連結さ
れ、これら底パネル１と４つの壁パネル２，３，
４，５の夫々の隣接する縁は交互に配列する軸通
路９，９……が形成され、これらを挿通して枢軸
ピン１０が取付けられる。同様に２つの隣接する
パネル２と４；３と４；２と５或いは３と５の隣
接する縁にも交互に配列する軸通路１１が形成さ
れ、これらは通路１１を挿通するピンによつて取
付けられる。しかしこれらのピンの外端すなわち
下端には支持脚６が形成される。この実施例では
上記支持脚６は拡大した形状のリングである。こ
の台の４つの隅の支持脚６は同じレベルでこれに
より台は安定に支持される。

前パネル２の中心部には風孔１２が設けられ、
かつカバー板１３が枢着される。前記カバー板１
３はその風量を所望に調節すべく上下に調節でき
る。勿論このカバー板１３は風孔１２に対し水平
の代りに垂直に設けられ、左或いは右に回動す
る。

このパネル２，３，４及び５は矩形状にしても
よいが図示のものは逆梯形状であり、これによつ
て台はその上の周囲が底の周囲よりも大きい。こ
のグリル７はその上の周囲よりも僅か大きい周囲
を有し、これによりグリル７をその上に置くこと
ができる。ハンドル１４がグリル７に設けられて
いる。必要な炭或いは石炭のような燃料は底パネ
ル１上に置かれる。

本考案による焼き肉用台は簡単な構造で最小の
部品よりなる。底パネル１と壁パネル２，３，４
及び５は薄い金属板を打抜いて形成される。支持
脚６を有するピンは適当な大きさのワイヤを切つ
て曲げることにより製造できる。

この焼き肉用台は容易に折畳める。

第２図示のように凡ての支持脚６を通路１１か
ら下方に引き抜いて、次に４つのパネル２，３，
４，５を引延ばせばよい。同時に例えば前パネル
２と後パネル３は第２図矢印Ａ，A′で示す方向
に夫々回動して底パネル１上に折畳み、次に左と
右のパネル４，５を矢印Ｂ，B′で示す方向に
夫々下方に回動し、更に矢印Ｃ，C′で示す方向に
回動して底パネル１の下側に回動して第３図示の
ように平らに折畳む。次いで支持脚６は凡てその
上に置き、次にグリル７はその上に重ねる。（第
３図では図示せず）この折畳まれた状態の体積は
第１図示の状態に比して体積が非常に減少する。
第３図示の状態から第１図示の状態に組立てるに
は上述の分解或いは折畳みと全く逆の操作を行え
ばよい。

第４図は底パネルをブラインドパネルにした別
の実施例を示すもので、別の格子１６を底に通常
の方法で適当な高さの位置に配置したものであ
る。更に支持脚６はＵ字型の支持脚６′に置換し
た。このＵ字型の支持脚６′は２つの配列した通
路内に挿入する２つの支持脚６′は第４図示のよ
うに焼き肉台を支持するに充分な長さにする。こ
のＵ字型の支持脚６′は第５図示のように夫々ス
テツプ１５′を有する形状にするとよい。

以上は説明であつて本考案の限定ではなく、当
業者にはその請求の範囲内で種々の変形が可能で
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例の斜視図、第２図は
第１図示の焼き肉台を折畳む状態の斜視図、第３
図は完全に折畳んだ状態の斜視図、第４図は本考
案の他の実施例の斜視図、第５図はその支持脚の
側面図である。 １……底パネル、２，３，４，５……壁パネ
ル、９，１１……軸通路、１０……枢軸ピン。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 底パネル１と４つの壁パネル２，３，４，５
   とを有し、これらの壁パネル２，３，４，５は
   互いにその一側を底パネル１に連結され、２つ
   の隣接する壁パネル２，３，４，５には交互に
   配列する軸通路１１を設け、組み立てた状態で
   は複数個の枢軸ピンが上記軸通路１１を上方に
   向かつて挿通し、ピンの下端には支持脚６とし
   て作用する下端を有し、これによつて組み立て
   た焼き肉台を地上に固定し、前記壁パネル２，
   ３，４，５の２つは前記底パネル１上に折り畳
   まれ、他の２つは底パネル１の下側に折り畳ま
   れ、これによつて支持脚６を引き抜いたとき、
   略平坦に折り畳まれるようにした焼き肉用台。 (2) 上記壁パネルは逆梯形状である実用新案登録
   請求の範囲第１項記載の焼き肉用台。 (3) 上記底パネルには複数個の孔を有する実用新
   案登録請求の範囲第１項記載の焼き肉用台。 (4) 前記枢軸ピンはその下端に拡大した部分を形
   成した実用新案登録請求の範囲第１項記載の焼
   き肉用台。 (5) 前記枢軸ピンはＵ型の支持脚に形成した実用
   新案登録請求の範囲第１項記載の焼き肉用台。