JP3055863U - 組立式机 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高さが調整可能で面積が大きい机面を有し、
部材を収納する箱で別の小さな机を形成することが可能
であり、構造が簡単であって部材が少なくかつコストが
小さい組立式机を提供する。 【解決手段】 複数の机板部品１１を辺縁に設けられた
第１、第２連結掛部によって組立連結し、完全な机面１
を作る。机面１の底面に連結されて個別に伸縮ができる
四つの机脚２により机面１を支え、机面１の高さと水平
度を調整する。手持箱に一切の部材を収納して携帯を便
利にし、手持箱を展開すると比較的小さい机が作られ
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、外出携帯に便利な組立式机に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来より、外出携帯用の組立式机は、二枚の机板を組合わせたものであって、 複雑なロッド機構で椅子と机板を連結しているので、展開と折畳みが不便であり 、かつ組立てた後の机面は小さく、さらに机面と椅子との間は固定連結されてい るので、その距離を調整することができず、座り込みや立上がりが非常に不便で ある。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上記のように、複雑な機構を利用しているので、机と椅子の展開や折り畳みは 全て不便であり、組上がった机面は小さく、机面と椅子との間の距離の調整がで きない欠点がある。 したがって、本考案の目的は、高さが調整可能で面積が大きい机面を有し、部 材を収納する箱によりさらに別の比較的小さな机を形成することが可能であり、 構造が簡単であって部材が少なくかつコストが小さい組立式机を提供することに ある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記の課題を解決するための本考案の手段によると、多数個の机板部材を含み 、辺縁の連結掛部で互いに組合わせて連結し、大きな面積の完全な机面を組上げ る。ならびに机脚の高さを個別に伸縮調整することができるようにし、その机脚 を机面の底面の四つ角に差込んで連結し、該机面を支えて机面の高さと水平度を 調整する。机板部材の底面には数個の椅子を収納する。また、手持箱は上記の部 材を収納して携帯を便利にする。該手持箱を展開した後にまた机脚を加え、別の 小さな机を組上げる。

【０００５】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図１から図１２に示すように、本実施例の組立式机は、机面１を含む。該机面 １は多数個の机板部材１１により組上げられたものである。各机板部材１１は、 隣り合う第１側端縁１１ａと第２側端縁１１ｂとに各々互いに対応する第１連結 掛部１２ａと第１連結掛部１２ａに掛合う第２連結掛部１２ｂを設置し、各机板 部材１１の第１連結掛部１２ａは別の机板部材１１の第２連結掛部１２ｂと互い に掛合い、完全な机面１を形成する。机板部材１１はその他の形状の机面を組合 わせることができる。机面１の底面に多数個の連結坑１２ｃを設け、多数本の机 脚２は前記の連結坑１２ｃの中に差込まれて机面１を支える。

【０００６】 図１、図２、図５および図７に示すように、第１連結掛部１２ａには第１掛部 １２１ａと第２掛部１２１ｂがあって、その中の第１掛部１２１ａは机板部材１ １の第１側端縁１１ａに連接し、そして第２掛部１２１ｂは第１掛部１２１ａに 連接し、かつ第１掛部１２１ａの幅は第２掛部１２１ｂの幅よりも小さい。第２ 連結掛部１２ｂには第１掛槽１２２ａと第２掛槽１２２ｂがある。そして、第１ 掛槽１２２ａは机板部材１１の第２側端縁１１ｂに連接している。第２掛槽１２ ２ｂは第１掛槽１２２ａの傍らに連接し、かつ第１掛槽１２２ａの幅は第２掛槽 １２２ｂの幅よりも小さい。上記で述べた第１掛槽１２２ａは第１掛部１２１ａ と噛接する。そして、第２掛槽１２２ｂは第２掛部１２１ｂと噛接する。第２掛 槽１２２ｂおよび第２掛部１２１ｂはともにその中の一端の幅が比較的小さい。 そして、別の一端に向かって幅が徐々に大きくなっており、第２掛部１２１ｂを 第２掛槽１２２ｂに掛留める。

【０００７】 各机板部材１１の中央は置き孔１３をなし、さらにはめ込み部材１５を置き孔 １３の中にはめ込んで置き孔１３を平らにする。このはめ込み部材１５には、通 し孔１５１が貫通しており、傘具の中棒を該通し孔１５１に貫通させて泥土の中 に差込む。はめ込み部材１５はさらに貫通孔１５２が設けられ、物置袋１５３を 設けることができる。

【０００８】 机板部材１１の辺縁には、さらに支え部１４を設け、はめ込み部材１５または 置き孔１３にはめ込んで置いた炉具あるいは器具を支える。机板部材１１の底面 には置き凹坑１２３、１２４を設けて各々折り畳み椅子１６と机脚２を収納し、 全組の組立式机を容易に組立てる以外に容易に外し、さらに徹底的に折り畳んで 収納することができる。

【０００９】 本実施例の各机脚２は、二段あるいは多段の棒体２１で組成することができる 。二段の棒体２１を回して伸縮させ、個別に適当な長さに調整して野外の凸凹な 平らでない地面に適応させ、ならびに机面を必要な高さに調整する。机脚２は机 面１の底面の連結坑１２ｃの中に差込まれ、机面１を堅固に支える。 該置き孔１３の中にはめ込んだはめ込み部材１５は外すことができる。ならび に、図８に示すように、炉具５を置き孔１３の中にはめ込み、その炉具５の周縁 ５１を置き孔１３の周縁の各机板部材１１の上に跨らせて置き、これによって食 物の加熱を行うことができる。

【００１０】 図９および図１０に示すように、組立のときは、四個の机板部材１１を先に二 組に分け、各組の二つの机板部材１１をＬ字形の初歩の組合せユニットに組立て 、次にこの二組のＬ字形の初歩の組合せユニットを組立てて図２に示す机面にす る。図１１および図１２に示すように、机面は形状が全てＬ字形になっている四 つの机板部材１１’で組立てることもできる。

【００１１】 図１３から図１５を参照すると、本実施例ではさらに手持箱５２および数本の 机脚２’を含み、前述の机板部材１１と机脚２を手持箱５２の中に収納すること ができる。手持箱５２は二つの箱体５４を有し、ヒンジ５５を該二つの箱体５４ の連結辺５６に枢設する。これで、この二つの箱体５４が展開してかつその外面 が上に向けられた後には、また机面を形成する。手持箱５２の内部の四つ角には 全て連結坑５３がある。そして、前述の机脚２’を連結坑５３の中に差込み、別 の小さな机を作ることができる。前記の机脚２、２’は、直径が同じでない複数 本の伸縮管のはめ連接によりなる。

【００１２】

【考案の効果】

上記で述べたように、本考案は構造が簡単であって部材が少なく、コストが小 さい。組立は簡単かつ早く、何の工具も必要がない。そして、一切の部材を手持 箱の中に収納しているので、外出時の携帯が便利である。机脚の長さは野外の平 らでない所で個別に調整して対応することができるので、地形の凸凹の影響を受 けない。手持箱もまた展開後に別の小さい机を作ることができる。机面の中間の はめ込み部材は開き、レジャー用のはめ込み式炉具を置くことができる。組立式 の机は四角形の設計であって、多くの人が共同して使用することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例による組立式机を示す分解図で
ある。

【図２】本考案の実施例による組立式机を示す組合せ図
である。

【図３】本考案の実施例による組立式机を示す下面図で
ある。

【図４】図３の４-４線断面図である。

【図５】図３の５-５線断面図である。

【図６】本考案の実施例による組立式机を示す斜視図で
ある。

【図７】本考案の実施例による第１、第２連結掛部を示
す部分拡大図である。

【図８】本考案の実施例によるはめ込み部材がガス炉に
置き換えられた状態を示す斜視図である。

【図９】本考案の実施例による机面の第１の組合せ順序
を示す平面図である。

【図１０】本考案の実施例による机面の第２の組合せ順
序を示す平面図である。

【図１１】本考案の別の実例例による組立式机を示す上
面図である。

【図１２】本考案の別の実例例による組立式机を示す下
面図である。

【図１３】本考案の実施例による手持箱が展開されて組
合わされてできた机を示す斜視図である。

【図１４】図１３の１４-１４線断面図である。

【図１５】本考案の実施例による手持箱を示す斜視図で
ある。

【符号の説明】

１ 机面 ２ 机脚 １１、１１’ 机板部材 １２ａ 第１連結掛部 １２ｂ 第２連結掛部 １２ｃ 連結坑

Claims (13)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 机面と、複数の机脚とを備え、 前記机面は、複数の机板部材を有し、隣り合う二枚の机
   板部材の互いに連接する端縁上にそれぞれ第１連結掛部
   とその第１連結掛部と掛合う第２連結掛部とが設けら
   れ、前記第１連結掛部および前記第２連結掛部が連結し
   て前記机面をなし、さらに前記机面の底端に複数の連結
   坑が形成され、 前記机脚は、頂端が前記連結坑の中に差込まれ、前記机
   面を支えることを特徴とする組立式机。
2. 【請求項２】 前記第１連結掛部は、第１掛部および第
   ２掛部を有し、その第１掛部は前記机板部材に設けられ
   る第１側端縁に連接し、前記第２掛部は前記第１掛部に
   連接し、かつ前記第１掛部の幅は前記第２掛部の幅より
   も小さく、前記第２連結掛部は第１掛槽および第２掛槽
   を有し、前記第１掛槽は前記机板部材に設けられる第２
   側端縁に連接し、前記第２掛槽は前記第１掛槽の傍らに
   連接し、前記第１掛槽の幅は前記第２掛槽の幅よりも小
   さく、前記第１掛槽は前記第１掛部と噛接して前記第２
   掛槽は前記第２掛部と噛接することを特徴とする請求項
   １記載の組立式机。
3. 【請求項３】 前記第２掛槽および前記第２掛部は、と
   もに一端の幅が小さく、別の一端に向かって幅が徐々に
   大きくなっており、前記第２掛部は前記第２掛槽に固く
   掛けられることを特徴とする請求項２記載の組立式机。
4. 【請求項４】 前記机面の中央に置き孔が形成されるこ
   とを特徴とする請求項１記載の組立式机。
5. 【請求項５】 前記置き孔は、はめ込み部材がはめ込ま
   れて平らにされることを特徴とする請求項４記載の組立
   式机。
6. 【請求項６】 前記はめ込み部材は、貫通した通し孔を
   有し、その通し孔は傘具の中棒を通すのに使用されるこ
   とを特徴とする請求項５記載の組立式机。
7. 【請求項７】 前記はめ込み部材は、貫通孔をさらに有
   し、その貫通孔に物置袋が設置されることを特徴とする
   請求項５項記載の組立式机。
8. 【請求項８】 前記机板部材の辺縁に支え部が設けら
   れ、前記支え部は前記はめ込み部材、あるいは前記置き
   孔の中にはめ込まれる炉具または器具を支えることを特
   徴とする請求項第５項記載の組立式机。
9. 【請求項９】 前記机板部材の底面に置き凹坑が形成さ
   れ、前記置き凹坑は折り畳み椅子および前記机脚を置く
   のに使われることを特徴とする請求項１項記載の組立式
   机。
10. 【請求項１０】 前記机板部材は、矩形状であることを
    特徴とする請求項１記載の組立式机。
11. 【請求項１１】 前記机板部材は、Ｌ字形状であること
    を特徴とする請求項１記載の組立式机。
12. 【請求項１２】 手持箱と、複数の机脚とをさらに備
    え、 前記手持箱は、二つの箱体を有し、その二つの箱体はヒ
    ンジで連結されて締め開きを行い、かつ前記箱体の内部
    の四つ角にそれぞれ連結坑が形成され、 前記机脚は、前記の箱体の連結坑の中に差込まれ、別の
    机が組上げられることを特徴とする請求項１記載の組立
    式机。
13. 【請求項１３】 前記机脚は、直径が異なる複数の伸縮
    管のはめ連接からなることを特徴とする請求項１または
    ２記載の組立式机。