JPS63303275A - 球形弁 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は高落差水車用人口弁、揚水発電所用宇土め弁等
に好適な球形弁に関する。

（従来の技術） 従来のこの種球形弁の一例が第３図ないし第５圓に示さ
れ、第３回は第４図の＋ｎ−ｍ線に沿う縦断面図、第４
図は第３図の■−ＩＶ線に沿う横断面図、第５図は第３
図のＶ−Ｖ矢に沿う矢視図であスー 第３図ないし第５図において、１は円柱状の流路１ａを
具えた弁体で、１対の弁軸２．３により弁胴４内に回動
可能に支持されている。

弁軸２．３は弁胴４に溶接された弁軸支持環５を貫通し
て外部に突出せしめられ、そのいずれか一方、即ち、弁
軸２の突出端にはレバー６がキー７によって固定されて
いる。

弁軸２．３の内端にはフランジ８が設けられ、このフラ
ンジ８の内端面は弁体１の長手方向中央部の外周面に当
接せしめられ、これら内端面と外周面に跨がってキー９
を楔合させた状態で複数のポル目０を弁体１の流体流路
１８側から弁体１を貫通させてフランジ８に螺入するこ
とにより弁軸２．３は弁体１に締結される。

弁軸２．３が弁軸支持環５を貫通ずる部分には、弁軸２
．３を軸支するためのブソンユ１１、漏水を防止するた
めの０リングとＵパツキンよりなるソール装ｆｆ１２、
弁軸２．３に作用する軸推力を支持するだめのオイレス
スラス１〜軸受１３が配設され、これらはパツキン押え
１４ムこまって保持されている。

弁体１のシート部には弾性材からなるパツキン１５がパ
ツキン押え１６によって固定されており、図示の弁閉状
態においてこのパツキン１５が弁胴４の弁座部４ａに密
着して流水を遮断する。

レーハ６によって弁軸２を矢印方向に９０°回動すると
、弁体２は破線に示す位置を占め、流水は白抜矢印に示
す示すように弁体の円柱状の流路１ａ内を流過する。

（発明が解決しようとする問題点） 上記従来の球形弁において、弁体１を開閉する際、極め
て大きなトルクが弁軸２に加えられるが、このトルクは
キー９を介して弁体１に伝達されるため、大型のキー９
を要し、このキー９を収容するための大型のキー溝によ
る切り欠き効果によってこの部分の弁軸２及び弁体１の
強度が低下する。

また、弁軸２には水圧によって弁胴４の外側へ向かう約
２００　１−ン以上の軸推力が作用し、この軸推力はポ
ル１−１０で負担されるため、ポル］・１０の径及び数
を増大しなければならないという問題があった。

（問題点を解決するだめの手段） 本発明は上記問題点に対処するために発明されたもので
あって、その要旨とするとごろは、円柱状の流路を具え
た弁体が一対の弁軸により弁胴内に回動可能に支持され
た球形弁において、上記弁体に上記弁軸が貫通ずる軸穴
を設けるとともに上記弁軸の内端にフランジを設け、−
ト記弁軸を上記弁体の流路側から七記軸穴内に挿入して
上記軸穴と弁軸との接触面を弁軸の軸芯方向に伸びる喫
を介して擾契合させたことを特徴とする球形弁にある。

（作用） 本発明においては上記構成を具えているため、弁を開閉
するためのトルクはブ↑軸から弁軸の軸芯方向に伸びる
楔を介して弁体に伝達され、また、水圧によって弁軸に
作用する弁胴の外側に向かう軸推力はフランジによって
負担される。

（実施例） 本発明の１実地例が第１図及び第２図に示されている。

弁体１には弁軸２が貫通ずる軸穴２０が穿設され、弁軸
２の内端にはフランジ２１が設ＡＪられている。弁軸２
は弁体１の流路１ａ側から軸穴２０に挿入され、弁軸支
持環５を貫１１１１シて外部に突出する。この状態にお
いて、弁軸２の内端に形成されたフランジ２１は弁体１
の流路１ａ壁に刻設された凹所２２内に嵌合し、このフ
ランジ２１を貫通ずる複数のボルト２３を弁軸２に螺入
することによって弁体１と弁軸２は相互に締結される。

次いで、軸穴２０の内周面及びこれに接触する弁軸２の
外周面に跨がってブＴ軸２の軸芯方向に伸びる複数（図
には４個）のテーパピン２４が挿着される。

他の構成は第３図ないし第５図に示す従来の球形弁と同
様であり、対応する部材には同し符号が付されている。

なお、非駆動側の弁軸３は上記と同様の構造で弁体１に
結合することができるが、大きなトルクが作用しないの
でテーバピン２４の数は少なくても足りる。また、非駆
動側の弁軸３は第３図ないし第５図に示す従来のものと
同し構造で弁体］に結合しても良い。

しかして、弁の開閉するための大きなＩ・ルクはレバー
６から弁軸２に与えられるが、このトルクは複数のテー
パピン２４を介して弁体１に伝達される。テーパピン２
４は弁軸２の軸芯方向に伸びているため、このトルクの
伝達に与るテーパピン２４の断面積が大きく、従って、
テーバピン２４に作用する剪断力を極めて小さくするこ
とができる。水圧によって弁軸２に作用する弁胴４の外
側に向かう軸推力はフランジ２１によって負担され、ボ
ルト２３にはこの軸推力が作用することはないので、ボ
ルト２３の数を減らし又はその径を小さくすることがで
きる。なお、上記実施例においてはテーパピン２４が用
いられているが、これに代えて弁軸２の軸芯方向に伸び
るキー又はスプライン等の楔を用いることができる。

（発明の効果） 本発明においては弁体に上記弁軸が貫通する軸穴を設け
るとともに」１記弁軸の内端にフランジを設け、」１記
弁軸を上記弁体の流路側から上記軸穴内に挿入して上記
軸穴と弁軸との接触面を弁軸の軸芯方向に伸びる喫を介
して楔合させたため、弁を開閉するためのトルクは弁軸
から喫を介して弁体に伝達され、また、水圧によって弁
軸に作用する弁胴の外側に向かう軸推力はフランジによ
って負担される。

従って、弁軸と弁体の結合部の信頼性が向上するのみな
らすこの結合部の加工費及び組立費が減少するので、球
形弁のコストを低減することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は本発明の１実施例を示し、第１図は
本発明の要部を示す部分的縦断面図、第２図は第１図の
ｎ−ｎ線に沿う矢視口である。第３図ないし第５図は従
来の球形弁の１例を示し、第３図は第４図のｍ−ｎｒ線
に沿う縦断面図、第４図は第３図の■−ＴＶ線に沿う横
断面図、第５図は第３図のＶ−Ｖ線に沿う矢視図である
。 弁体　１、流路−１ａ、弁軸−２、弁胴　４、軸穴第１
図 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 円柱状の流路を具えた弁体が一対の弁軸により弁胴内に
   回動可能に支持された球形弁において、上記弁体に上記
   弁軸が貫通する軸穴を設けるとともに上記弁軸の内端に
   フランジを設け、上記弁軸を上記弁体の流路側から上記
   軸穴内に挿入して上記軸穴と弁軸との接触面を弁軸の軸
   芯方向に伸びる楔を介して楔合させたことを特徴とする
   球形弁。