JPS63302717A - 回路遮断装置 - Google Patents

回路遮断装置

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JPS63302717A
JPS63302717A JP63038455A JP3845588A JPS63302717A JP S63302717 A JPS63302717 A JP S63302717A JP 63038455 A JP63038455 A JP 63038455A JP 3845588 A JP3845588 A JP 3845588A JP S63302717 A JPS63302717 A JP S63302717A
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JP
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current
signal
circuit
trip
circuit breaker
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JP63038455A
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English (en)
Inventor
ジョセフ・ジャコブ・マッコ
ゲェリイ・フランシス・サレッタ
レイモンド・オー・ディー・ウィット
ウイリアム・エルスワース・ビッティ・ジュニア
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CBS Corp
Original Assignee
Westinghouse Electric Corp
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02HEMERGENCY PROTECTIVE CIRCUIT ARRANGEMENTS
    • H02H3/00Emergency protective circuit arrangements for automatic disconnection directly responsive to an undesired change from normal electric working condition with or without subsequent reconnection ; integrated protection
    • H02H3/08Emergency protective circuit arrangements for automatic disconnection directly responsive to an undesired change from normal electric working condition with or without subsequent reconnection ; integrated protection responsive to excess current
    • H02H3/093Emergency protective circuit arrangements for automatic disconnection directly responsive to an undesired change from normal electric working condition with or without subsequent reconnection ; integrated protection responsive to excess current with timing means
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02HEMERGENCY PROTECTIVE CIRCUIT ARRANGEMENTS
    • H02H3/00Emergency protective circuit arrangements for automatic disconnection directly responsive to an undesired change from normal electric working condition with or without subsequent reconnection ; integrated protection
    • H02H3/08Emergency protective circuit arrangements for automatic disconnection directly responsive to an undesired change from normal electric working condition with or without subsequent reconnection ; integrated protection responsive to excess current
    • H02H3/093Emergency protective circuit arrangements for automatic disconnection directly responsive to an undesired change from normal electric working condition with or without subsequent reconnection ; integrated protection responsive to excess current with timing means
    • H02H3/0935Emergency protective circuit arrangements for automatic disconnection directly responsive to an undesired change from normal electric working condition with or without subsequent reconnection ; integrated protection responsive to excess current with timing means the timing being determined by numerical means
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H71/00Details of the protective switches or relays covered by groups H01H73/00 - H01H83/00
    • H01H2071/006Provisions for user interfaces for electrical protection devices

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  • Emergency Protection Circuit Devices (AREA)
  • Breakers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はソリッドステート回路遮断装置に係わり、更に
詳細には、モールドケース・メタルクラッド型の回路遮
断装置に使用され、それへ接続された導電係及び装置を
保護するため幾つもの複雑な電気的パラメータに基づい
て動作できるソリッドステート回路遮断装置に係るもの
である。更に本発明はユーザの対話式操作に備えてその
幾つもの電気的パラメータが容易に理解でき、それへ応
以下余白 答できるようにしたソリッドステート回路遮断装置に係
るものである。
普通のヒユーズの代りにリセットできる遮断手段として
最初に導入された初期の回路遮断装置よりも相当に複雑
な商業的そして産業的用途に今はソリッドステート回路
遮断装置を使用されている、マイクロプロセッサ技術利
用とその機能面の特徴の爆発的な増加に伴なってコスト
面での有利さが見直され、マイクロブロセ”ツサ技術を
回路遮断装置の分野に利用して、更に複雑な分析、性能
の改善及びソリッドステート回路遮断装置との容易な対
話操作を行ない、それと同時にコストの低減を実現した
いという要望が生じている。
マイクロプロセッサを利用した既存のソリッドステート
回路遮断装置は米国特許4,331,997号に開示さ
れている。この装置はマイクロプロセッサ技術を既存の
回路遮断装置へ通用し、個別の素子もしくは集積回路を
使用している既存のソリッドステート回路遮断装置で取
り扱われる即時保護、短い遅延保護、長い遅延保護及び
地絡故障保護のような種々のファクターに対するの統括
制御を行なうことができる0個別素子を使用している回
路遮断装置の例としては米国特許3,590.326号
と3,818,275号とがある。
更に、これらのマイクロプロセッサを利用した回路遮断
装置は表示と入力モニター技術を取り込んで、回路遮断
装置を配備した配電系統の正確で信頼できるインターフ
ェースとオペレーションを実現している。
このマイクロプロセッサを利用した回路遮断装置は、配
電系統全体としてのエネルギー効率を最大にし、また回
路遮断回数を最小限に抑えるように配電系統を構成する
ことが必要とされているエネルギー管理システムにおい
て有用であることが立証されている。この分野でよく知
られていることであるが、配電系統を構成するとき、そ
れぞれに枝路遮断器がある幾つかの枝路に給電する線路
を保護する主回路遮断装置により、一つの枝路で事故が
発生したとき、その枝路の遮断器が、主回路遮断装置が
動作する前に動作するように遅延時問を割当てられる必
要がある。このようにして、枝路の事故により全配電系
統が遮断されることがないようにし、そして枝路により
給電されていた装置は適時に保護されるようにしている
。この例と同じような設計思想で他の区域連動条件も処
理できる。マイクロプロセッサを利用した回路遮断装置
はドリッピング又は動作パラメータの選択と調整の方法
において既存の回路遮断装置に優ることが証明されてい
る。トリッピングパラメータの実際のタイミングを試行
錯誤で決めていく必要がなくなったので配電系統の設計
は著しく簡単になった。このマイクロプロセッサを利用
した遮断器は確かに既存の(その時代での)回路遮断装
置よりも進歩したものであったが、本発明が指向し、克
服する幾つかの制約を有していた。例えば、マイクロプ
ロセッサ利用の回路遮断装置を通信回線に連結してエネ
ルギー管理システムと一緒に働かすとき回路遮断装置に
遠隔地から指令を出して種々の監視タスク、例えば負荷
削減オペレーションを実施させることができると非常に
有利である。
そのような制約の別の例は、普通オーバライド回路と称
されているものの使用に見出される。このオーバライド
回路は回路遮断器の最大耐久レーティングを設定する。
この耐久レーティングは電流制限値で、その電流制限値
を越えるとトリップ機構を損傷してしまう、例えば接点
を溶着してしまうこととなるような電流制限値をいう、
耐久レーティングは回路遮断器のトリップ機構によって
変ってくるので、どの回路遮断器に対しても用意してお
くには幾種類もの異なるオーバライド保護回路が必要と
なる。又、一つの回路遮断器に対して選択できる幾つか
のレーティングプラグファクタがあることを理解するな
らば、オーバライド値とプラグレーティングファクタと
の組合せはかなりの大き゛な数になることも明らかとな
ろう。すべてのあり得るプラグレーティングファクタと
オーバライドセツティングとのあらゆる組合せに対して
用意するということは、結果として、異なる組合せの回
路遮断器の大量のインベントリの保存、すなわち表に整
理して保存することを必要とするオーバライド・セツテ
ィングをプラグレーティング要素に組入れる要素を組込
もうとすると、オーバライドセツティングとプラグレー
ティングファクタとのすべてのあり得る組合せを包容す
るレーティングプラグの大きいインベトリを保存する必
要がでてくる。レーティングプラグファクタ毎に、そし
てオーバライドレベル毎に異なる多くのプラグスタイル
を用意するためプラグレーティングファクタとオーバラ
イドレベルとの2つの変数を確立する要素間に面倒なイ
ンターロッキング手段を必要とすることとなる。
本発明はソリッドステート回路遮断器のスタイルセーヴ
イングオーバライド回路の構成を指向しているが、既存
のソリッドステート回路の別の制限の解決を指向してい
る関連特許出願も本願と同時に出願されている。これら
の出願を次に示す。
複合トリップ曲線表示つき回路遮断装置(米国特許出願
017,296);バッテリーバックアップ・リセット
回路を有する回路遮断器(米国特許出願01)、3−7
1);選択表示手段を有する回路遮断器(米国特許出願
017,376);及びスタイルセーヴイングレーテイ
ングプラグを有する回路遮断器(米国特許出願017,
300)。
本発明の目的は、オーバライド回路セツティングとプラ
グレーティングファクタとの組合せを色々と′変えるの
に最小の努力で済むように特別な仕方で配置可能な最小
数の成分を使用して、種々のオーバライド回路セツティ
ングと種々のプラグレーティングファクタの選択を可能
にするソリッドステート回路遮断器を提供することであ
る。
この目的を達成するため、本発明は、正常時通電してい
る電気回路に配置され、トリップ信号の受信時に電気回
路を流れる電流を遮断する遮断手段;電気回路に結合さ
れており、それに流れる電流に比例した電流値を調整し
、その電流値の大きさを表わす調整信号を発生する調整
手段:この調整信号から少なくとも一つの動作特性を導
出し、その動作特性を対応する少なくとも一つのトリッ
ピングパラメータと比較し、そして動作特性がトリッピ
ングパラメータに少くとも等しいときトリップ信号を発
生する作動手段を備えた回路遮断装置であって、前記電
流値を受け、その電流値からオーバライド信号を発生す
る発生手段を備え、このオーバライド信号が所定のオー
バライド値よりも低いときにオンとなり、そして所定の
オーバライド値を越えるときオフとなるようバイアスさ
れた第1の電子スイッチング要素へ調節要素を介してオ
ーバライド信号が送られ、それにより前記遮断手段へ別
のトリップ信号の伝達を可能とし;そして前記調節要素
は前記第1スイッチング要素と直列に接続され、そして
第1のスイッチング要素は、オン状態のとき第1の電流
路を形成し、この第1の電流路において第1のスイッチ
ング要素は第1の電流路の一部分から離れていく第2の
電流路の第2のスイッチング要素に電流が流れないよう
にし、この第2の電流路は第1のスイッチング要素がオ
フになったときに形成されて、電流は第′ 2のスイッ
チング要素に流れるようになり、それにより第2のスイ
ッチング要素をオン状態にバイアスし、そのとき前記別
のトリップ信号が前記遮断手段へ伝送されることを特徴
とした回路遮断装置を提案する。
以下余白 本発明の実施例を以下、添付図面を参照して詳述する。
本発明の説明に入る前に従来の回路遮断装置を先ず簡単
に説明し、典型的な配電系統へ回路遮断装置を適用した
例をその後に説明することとする第1図に示すように、
従来のマイクロプロセッサ利用の回路遮断装置10は3
つの主要部、すなわちトリップユニット部11、手動コ
ントロール部12、そしてチャージング部13とを含み
、これらはすべてモールドケースのハウジング14内に
配置されている。チャージソゲ部13は、トリップコイ
ル(図示せず)に連携の接点(図示せず)を作動するの
に用いるばね(図示せず)と、このばねを手動でチャー
ジ、すなわち付勢できるハンドル15、又はこれもばね
を付勢する電動機(図示せず)を含んでいる0手動コン
トロール部12は、接点に対するばねの動作を制御する
複数の押しボタン16と、ばねと接点の状態を視認でき
るようにする窓1フとを含んでいる。
回路遮断装置を作動させるためのトリッピングパラメー
タを選択的に調節するのに使用されるー遣のポテンシ目
メータ18、トリップの原因を指示するため発光する一
部の故障指示LED、回路遮断装置10に流して、もよ
い最大連続電流を設定するプラグレーティング要−20
、そして指示しEDを有する数値表示要素21をトリッ
プユニット11が含んでいる。又、トリップ曲線の部分
の特性形状を選択しそしてテスト特性を選択するための
コントロールスイッチ24に加えて、トリラフユニット
11上に含まれているコントロール押しボタン23とし
ては、リセット押しボタン、グラウンド・フェーズテス
ト押しボタンそしてピークエネルギーリセット押しボタ
ンがある。
第2.3図に示す本発明の詳細を容易に理解できるよう
にするため、配電回路網の遮断計画の系統的設計思想を
簡単に説明しておく、既存型式の回路遮断装置であろう
と、ここに開示している型式の回路遮断装置であろうと
、配電系統に回路遮断装置を配備するには、第4図を参
照して今から説明する設計原則を遵守しなければならな
い、典型的な配電系統は、N4図に示すような第1の主
配電線27に給電する第1の電源25及び第2の主配電
線28に給電する第2の電源26のような電源を少なく
とも1つ含んでいる。′s1の主配電線27にはN1の
主回路遮断装置29を配置し、そして第2の主配電線2
8には第2の主回路遮断装置30を配置している。又、
第4図に示すように、結合配電線31には結合回路遮断
装置32を配置し、この遮断器32は第1と第2の主回
路遮断装置のうちの一方がトリップした場合に残った方
の主電源25又は26を接続するためのものである。第
1の主配電線27から枝路33a−33dが分岐してお
り、第2の主配電線28から枝路34a−34dが分岐
している。枝路配電線33a−33dには枝路遮断器3
5a−35dを配備し、そして枝路配電線34a−34
dには枝路遮断器36a−36dを配備してあって、こ
れらの遮断器は枝路配電線33a−33dと34a−3
4dを通って負荷要素37へ流れる電流を1IJall
する。
この全配電系統に配置されたこれらの回路遮断装置の動
作の一例として、第1の枝路配電線のうち33bで示さ
れた枝路配電線で故障が発生したとし、これを38で示
す。
短絡により生じた過電流状態であるこの故障状!!38
は、配電系統に対する損傷を防止できるよう50ミリ秒
もしくはそれ以下の時間であるのが好ましい、できるだ
け短時間で遮断しなければならない、加えて、必要なこ
とは、枝路遮断器35bがこの短い時間にトリップ状態
を開始し、341の主回路遮断装置29と第2の主回路
遮断装置30と結合遮断器32とがトリップしないよう
にする。もしこれらの遮断器がトリップすると残りの健
全な枝路配電線への電力を遮断することとなるからであ
る。一連の回路遮断装置のドリッピングシーケンスのタ
イミングをとるには、故障枝路33bの遮断器35bが
トリップ状態を開始できるように遅延時間を導入し、そ
れにより第1と第2の主回路遮断装置がトリップ状態の
開始前にあらかしめ定めた期間待つようにする。N4図
に見るように、′s1の枝路遮断器35a−35dと第
2の枝路遮断器36a−36dとは区域分けに従って第
1の主回路遮断装置[29と第2の主回路遮断装置30
とから分離されている。第1と第2の主回路遮断装置は
1で示す第1区域にあり、そして第1と第2の枝路遮断
器35a−35dと36a−36dは2で示す第2区域
にある。同じ遅延原理を順次、区域層に対して適用する
ことにより区域レベルを追加していくことができる。
先に説明したことであるが、第1と第2の主回路遮断装
置は、別の区域の故障状態38を感知して一定時間待つ
が、その故障状態が持続すると第1の主回路遮断装置は
その一定時間経通後トリップ状態に穆る。他の区域2に
生じた故障状態38は区域連動信号を使用して検知する
。この信号については後で詳しく説明するが、ここで簡
単に説明すると、故障が発生した枝路の遮断器35bか
ら第1の主回路遮断装置29へ送られる信号であって、
短い遅延ピックアップ電流又は地絡故障ピックアップ電
流のどちらかが越えられてしまったことを知らせている
。各回路遮断装置は故障発生区域の連動信号と短い遅延
区域連動信号とを送受信できる。
以下余白 配電系統に関連した回路遮断器の遅延時間と性能特性と
を統制的に決めるときは、第5図に示すトリップ曲線の
各部が表わすタイム・トリップ曲線の特性を参照しなけ
ればならない、このタイム・トリップ曲線はグラフ形態
で表わされている。
すなわち、ある時間にわたっての回路遮断器の所望の電
流応答特性を対数一対数目盛りで表わしていて、横軸が
電流ファクタ、縦軸が時間ファクタとなっている。
大きい方の、主トリップ曲線部分の左上隅部分で始まる
長い遅延保護特性に関係するファクタはプロットされて
いて、これは一般的に曲線の傾斜部分に従う、この長い
遅延保護特性はサーマルトリップ特性といわれることが
ある。これまでの非電子的回路遮断器が典・盟約に示す
熱式ドリッピング動作に酷似しているからである。この
長い遅延保護特性は、第1の電流選択アロー40により
示される選択可能の電流ファクタ(これは以下でLDP
Uファクタと言及する長い遅延ピックアップファクタに
相当する)と、第1の時間選択アロー41により示され
る長い遅延時間ファクタ(これは以下でLDTファクタ
と言及する)とから成る、長い遅延保護特性を持たせる
ためのパラメータの選択については、第1の電流選択ア
ロー40が、LDPUファクタもしくはパラメータはト
リップ曲線を水平軸に沿って選択的に調整することを示
している。更に、LDTファクタもしくはパラメータは
トリップ曲線を、第1の時間選択アロー41が示すよう
に、垂直軸に沿って調整する。従って、長い遅延保護特
性の限界はX軸とY軸の両方で調整でき、それにより第
1トリップ曲線部分42の傾斜に従う長い遅延特性が提
供される。
実際には、長い遅延保護特性はLDPυレベルを越える
電流に対してl2T)−リップ特性となる。
LDPUレベルを越える大きな電流では更に短時間のL
DTとなる。
通電回路に大きな電流が流れると、長い遅延保護特性の
応答よりもはるかに迅速にソリッドステート回路遮断器
が応答することが必要となる。この非常に迅速な応答は
普通短い遅延保護特性といわれており、第5図に示す短
い遅延トリップ曲線部分45として示されている主トリ
ップ曲線の部分により特徴づけられている。一定時間の
応答を示す水平の実線45aとして第5図に示す一つの
仕方と、I’ RT応答を示す斜めの破線45bとして
第5図に示す別の仕方との2つの仕方のうち、一方を選
択して短い遅延保護特性とする。
短い遅延トリップ曲線部分45の隣りに示されている第
2の電流選択アロー44は、短い遅延トリップ状態を開
始する電流レベルを調整できることを示している。この
電流レベルは短い遅延ピックアップファクタ(以下本文
では5DPUフアクタと言及する)と普通いわれている
。後で詳しく説明するが、ある状態では、5DPUフ1
クタを電流値が越えるのを検知すると直ちに短い遅延ト
リップ状態を開始しなければならない、他の状態では一
定時間の短い遅延トリップ曲線部分45&を使用する。
更に他の状態では、トリップ曲線部分45bに相当する
I2Rトリップ特性で作動することが必要となる。この
ため第2の時間選択アロー43は短い遅延トリップ曲線
部分45bに隣接して示されている。ソリッドステート
回路遮断器により与えられる次のレベルの保護は主トリ
ップ曲線部分の右下隅に示されている。これは即時保護
特性に相当する即時トリップ曲線部分4フと言及される
0通電回路に非常に大きな過電流が流れると、回路遮断
器はできるだけ迅速に、例えば過電流検知から50ミリ
秒以内にトリップ状態を開始することが必要となる。こ
の過電流レベルは、即時トリップ曲線部分47に隣接し
て示されている第3の電流選択アロー46により示され
るように選択的に調整できる。
第5図に示す小さい方のトリップ曲線部分に示されてい
るように、地絡故障保護特性は短い遅延保護特性と同じ
型式の保護を与える。すなわち、一定時間の地絡故障保
護は垂直の実線48aとして示され、又I2 T地絡故
障保護は傾斜した破線48bとして示されている。地絡
故障保護特性では、通電回路に関連している接地路に地
絡故障ピックアップファクタ(以下本文ではGFP[J
と言及する)を越えるある大きさの電流が流れると、地
絡故障トリップ状態を開始するようにしている。
GFPUファクタもしくはパラメータは、地絡故障トリ
ップ曲線部分48aに隣接して示されている第4の電流
選択アロー49により示すように選択的に調整できる。
後で詳しく説明するある状態の下では、地絡故障トリッ
プ状態開始前に地絡故障時間ファクタと称するある時間
(以下本文でGFTファクタもしくはパラメータと言及
する)だけ待たなければならない、このGFTファクタ
も第3の時間選択アロー50が示すように選択的に調整
できる。
本発明は一般にソリッドステート回路遮断器に係るもの
であり、更に具体的にいえば、遮断器の構成および操作
を容易に理解でき、表示構成の変更も容易であって最も
基本的な回路保護条件にも最も複雑な回路保護条件にも
遮断器の回路を大幅に変更する必要なく適応できる、複
合トリップ曲線表示を有するソリッドステート回路遮断
器に係るものである。
本発明では通電回路の電流の大きさを表わしている、サ
ンプル値を調整した信号を処理して動作特性を抽出し、
これをあらかじめ選択したトリッピングパラメータと比
較してドリッピング動作開始の是非を決定する。又、本
発明では、あらかじめ選択されたトリッピングパラメー
タを調整するためコントローラを、それと関連している
トリッピングパラメータの近くのトリップ曲線に沿う位
置に配置している。又、本発明では、正常動作状態中は
調整されているトリッピングパラメータの値を表示する
ことにより一つの態様で働き、そして回路遮断器にはそ
のトリップ状態を生ぜしめた動作特性の値を表示するこ
とにより別の態様で働く表示手段を設けている。この表
示手段と関連して、トリッピングパラメータが表わして
いる測定の単位をそのトリッピングパラメータをセット
したオペレータが視認できるようにしている。
本発明のマイクロプロセッサ利用のソリッドステート回
路遮断器の形態と動作特性とを説明するに当りて342
図を参照する。第2図ではソリッドステート回路遮断器
60は3つのモジエラ一部、すなわち補助トリップ部6
1、入力部62、そしてトリップユニット部63を有す
るものとして示されており、これらの部はモールド絶縁
ケースのハウジング64内に取付けられている。
補助トリップ部6.1は、線電流の遮断に続いてトリッ
プユニット部63が使用する補助電源のような回路と、
外部指示器ともに使用されるアラーム出力回路とを含ん
でいる。基本的なソリッドステート回路遮断器60へ付
加的な、オプショナルな特性を与える補助トリップ部は
、第14図を参照して後で詳しく説明するように、簡単
に取付けたり、取外したりできる。
入力部62は端子ボード65を含んでおり、これにより
種々の入出力信号と条件とをトリップユニット部63に
与えることができる。
第2図に示すトリップユニット部63は3つの主部分か
ら本質的に成り、これらを次に示す、第2図の下部を占
めている基“本釣な事故指示・選択部分63a;第2図
の上部を占めている表示ボード部分63b;そしてトリ
ップユニット部63の右の中程を占めているレーティン
グプラグ部分63c。
基本的な故障指示・選択部分63aに含まれているのは
、トリップ曲線部分と一組の指示要素と、回転スイッチ
と押しボタンであり、これらを第5図を参照して詳しく
説明する0表示ボード部分63bは表示要素と押しボタ
ンとを含み、これらはソリッドステート回路遮断器60
の動作状態をよりよく理解しそれに反応するためオペレ
ータにより使用される0表示要素と押しボタンとを第5
図を参照して詳述する。
第2図に示す型式のソリッドステート回路遮断器を幾つ
も使用している配電系統を計画するに際し、その計画に
とフて最も大きな経済的利益を与える各ソリッドステー
ト回路遮断器のオプションの数はどれだけ必要であるか
ということは、個々の配電系統でかなり相違している。
このため、必要に基づいてオプションとしてソリッドス
テート回路遮断器60へ与えられる特性の数をできるだ
け多くして、これらの特性を経済的利益の観点から取捨
選択できるようにすることが望ましい、従って、補助ト
リップ部61に加えて、トリップユニット部63の表示
ボード部分63bも必要に応じて取付けたり、取外した
りできる。
トリップユニット部63の基本的な故障指示・1択部分
63aは欠くことのできないものであるということに加
えて、基本的なソリッドステート回路遮断器60にプラ
グレーティング部分63cを装備することも必要である
。このプラグレーティング部分63cはソリッドステー
ト回路遮断器60に流せる最大連続電流を設定する。プ
ラグレーティング部分は後で第9図を参照して詳しく述
べる。
通電回路、例えば枝路配電線33a−33dの一つに本
発明のマイクロプロセッサ利用のソリッドステート回路
遮断器60を使用した場合を第3図のブロック図を参照
して説明する。第3図では、通電回路は線路端子フ0へ
接続された3相回路であり、これらの線路端子フ0は端
子ボード65に関連しており、そして3木の内部線路7
1につながっている。3相回路に適用するものとして示
しているけれども、ソリッドステート回路遮断器60を
他の単相又は多相回路として使用することもできる。
3本の通電線に関連している線路変流器フ2は3相回路
に流れる電流に比例する電流を発生し、地絡電流変流器
73は通電回路の接地回路に流れる電流に比例する電流
を発生する。
地絡電流変流器73が発生する地絡電流は、到来するA
C地絡電流を全波整流する地絡電流整流回路フ5へ流れ
る。同様に、線路の相電流は、到来する交流電流を全波
整流する相電流整流回路フ4へ流れる。整流された地絡
電流と相電流とは加算回路76、へ流れて、コンデンサ
を充電し、そのコンデンサに発生した直流電圧を電源回
路77へ供給する。電源回路77はこの直流電圧出力を
、ソリッドステート回路遮断器60のその他の回路が使
用できる調整された電圧レベルに換える。この調整され
た直流電圧レベルは、−例として5ボルト、16ボルト
、そして30ボルトである。
電源回路77は、補助電源回路61又は外部の直流源か
ら上記調整された直流電圧を発生するに必要な直流電圧
を得るようにしてもよい。
加算回路76は入力側でシャント調整FET素子78に
より分岐調整され、ある状態の下では加算回路フロの出
力は電源回路77へ結合される代りに大地へ分路されて
しまう。
シャント調整FET素子78は、多目的カスタムIC子
9と関連しているシャント・チョッパーコントロール部
分79bに発生しゲートに加えられた信号により制御さ
れている。多目的カスタムIC79のシャント・チョッ
パーコントロール部分79bについては、加算回路フロ
の直流電圧出力が所望の特定値に到達したことを感知し
たときにだけ分路信号を発生し、シャント調整FET7
8をオンにして、加算回路フロに関連している充電コン
デンサの過充電を阻止する。
多目的カスタムIC子9には5ボルト電源用チヨツパ一
コントロール部分フ9bも含まれている、このチaツバ
一部分フ9bは、加算回路76の出力が5ボルト以下の
とき電源77の5ボルトシステム給電部が禁止されるよ
うにしている。このようにして5ボルトの電圧のかかる
ソリッドステート回路遮断器60のどの回路も、加算回
路76の出力が不足している場合(例えば通電回路を流
れる相電流の遮断時にはそのような出力不足となる)、
禁止される。
多目的カスタムIC79は電流マルチプレクサ部分フ9
aを含んでいる。コンディショニングもしくは調整回路
80を介して多目的カステムICフ9の電流マルチプレ
クサ部分79aへ入力するよう整流電流を調整する。電
流マルチプレクサ部分79aはマイクロプロセッサ10
0からの信号により調整され、マイク台プロセッサ10
0の指令で特定の電流信号が選択され、多目的カスタム
IC79から出力される。
相電流と接地電流のサンプル値を表わしているその選択
された電流は電流較正回路81へ結合され、この較正回
路81は電流信号のための較正しベルを調整する。電流
較正回路81の出力はチャンネル1に現われ、そしてア
ナログ・デジタル変換器82へ加えられる。この変換器
はナショナルセミコンダクタコーポレーション製のAD
CO844のような市販のものでもよい。
電流較正回路81と同じように、電圧マルチブレキシン
グ、コンディショニングそして較正回路83は、通電回
路の各相の中性点に対する線路の電圧を受け、較正し、
電圧出力信号をチャンネル2でA/D変換器82へ加え
ている。
トリップユニットのプラグレーティング部63Cと関連
しているフレーム・プラグレーティング回路84はプラ
グレーティング信号とフレームレーティング信号とを発
生し、プラグレーティング信号はチャンネル3に、そし
てフレームレーティング信号はチャンネル4に現われ、
そしてこれらの信号はA/D変換器82へ加えられ葛。
ソリッドステート回路遮断器60を通るデータの流れを
制御するマイクロプロセッサ100は、市場で80C5
1マイクロプロセツサと呼ばれている8ビツトのCMO
Sマイクロプロセッサである。この80C51はCPU
とそれに組合せたROMとRAMメモリ、シリアル!1
0ポート、4つのパラレルI10ボート及びオン・チッ
プ発振器と制御回路を含んでおり、そしてインテルコー
ポレーションから容易に入手できる。
第3図に示すように、マイクロプロセッサ100の4つ
のパラレルI10ポート0.1,2.3はそれぞれの目
的又は機能を有する0例えば、ボートOはデータを伝達
するデータバス101aに割当てられる。データバス1
01aを介して受けるデータの例として、A/D変換器
82の出力はマイクロプロセッサ100からの指令を受
けるとデータバスIotaを介して伝送される。この指
令はマイクロプロ、セッサ100のボート1,101b
から制御回路85を介してAD変換器82へ伝達される
マイクロプロセッサ100のポート2.101C1は通
信回路網86に主として関連する情報を送受信する。こ
の通信回路網はこのソリッドステート回路遮断器60を
中央回路網(図示せず)に結合しており、中央回路網は
幾つかの遮断器の動作を統御している。
マイクロプロセッサ100のポート3,101d1は、
多目的カスタムIC79の電流マルチプレクサ部分79
aのアドレスコントロールのような一般的な制御信号を
入力したり、出力したりし、オーバライド感知信号を受
けたり、そして外部リレーを制御したりする。
データバス101aを介してマイクロプロセッサ100
に結合されている表示ボードシステム8フは、トリップ
ユニット部63の表示ボード部分63bばかりでなく、
表示ボード部分63bの動作に影響する必要な回路も含
んでいる。
トリップユニット部63の故障指示・パラメータ選択部
分63aとそれの動作に影響する関連回路とを含む故障
・パネルシステム88もデータバス101aを介してマ
イクロプロセッサ100へ接続されている。
故障・パネルシステム88と関連しているバックアップ
・リセットシステム89は、回路遮断とその結果として
の5ボルト電源の遮断の発生時に、故障原因の指示を維
持するためのエネルギー源として利用できるようにし、
システムが停止又は再始動されるとき、マイクロプロセ
ッサ100の動作が悪い影響をうけないようにもしてい
る。
ある種の過電流状態が感知されるとマイクロプロセッサ
100により開始されるトリップ信号は、故障・パネル
システム89を介してトリップ・オークショニアリング
回路90へ伝達される。このトリップ・オークショニア
リング回路90は、ハードウェアオーバライド回路91
から発生された第2のトリップ信号も受ける。オーバラ
イド回路91は電流調整回路80の出力を監視し、そし
て回路遮断器の耐久定格よりも大きな通電流を感6知す
ると直ちに第2トリツプ信号を発生する。このトリップ
・オークシ日ニアリング回路90はどちらかのトリップ
信号が存在するときトリップFE792を開く。
トリップ・オークショニアリング回路90がトリップF
ET92をオンにするとトリップ機構93のトリップコ
イル93aが付勢される。
トリップ機構93のトリップコンタクト93bは通電線
71に配置されており、トリップコイル93の付勢時に
開く、トリップ機構93と関連している手動制御機構9
3Cはトリップ機構の手動のため用意されている。
第15図に見られるように、マイクロプロセッサ100
は8ビツトのフォーマットを有するインテル80C51
マイクロプロセツサであり、これは第16図を参照して
後で詳しく説明する主指令ループがプログラムシーケン
スヒ従って種々のメモリ内の操作指令とデータとを処理
するCPU部102を含んでいる。主指令ループは、こ
の場合不揮発性リードオンリーメモリ(ROM)である
プログラムメモリ103内にある。主指令ループにより
操作されるデータはデータメモリ104に出し入れされ
る。
マイクロプロセッサ100のタイミングは外部のタイミ
ング装置109により行なう、このタイミング装置10
9はこの場合クリスタルとして示されているが、他のタ
イミング方式を使用してもよい、タイミング装置109
は、発振器とタイミング制御部110を介してCPU1
02へ接続されている。
第6図に示すボードシステムは、第2図に示すトリップ
ユニット部63の表示ボード部分63bに相当し、事実
これを操作する電気、電子回路を構成している。全体と
してのソリッドステート回路遮断器60との関係では、
表示ボード部分63bとその関連回路とを含む表示ボー
ドシステムはオプションとしての性格を有し、ソリッド
ステート回路遮□断器60の基本的な保護と監視という
機能に対しては必要ではない。
オプションとして第6図の表示ボードシステムを選択す
ると、オペレータはマイクロプロセッサ100に蓄えら
れた情報に基づき、相電流の大きさ、接地電流の大きさ
、現在の電力需要とピーク時の電力需要の大きさ、電力
使用量、故障発生状態の記録を表示することができる0
表示要素に隣接して配置した識別用LEDは表示されて
いるパラメータの種類を指示する。
表示ボードシステムの中心にある4文字の文字数字情報
表示装置120はシーメンス・アンド・ナショナルセミ
コンダクタのようなメーカから容易に購入できる。この
文字数字表示装置120は第6図では8本となフている
入力ライン121からデータ入力をうける。2木の制御
ライン122は信号C3I、CS2を文字数字表示装置
120へ結合する。制御信号cst、C32はマイクロ
プロセッサ100内で発生され、そして文字数字表示装
置120へのデータの流れを制御する。
文字数字表示装置120は5ボルトで動作し、そして約
100ミリアンペアの電流を引き出す5ボルトの独立電
源を表示ボードシステムの一体要素として設けている。
この電源はシステムの5ボルト電源フフbから隔離され
ていて、表示システムがシステムの5ボルト電源から過
大な電流を引出さないようにしている。
文字数字表示装置120のための独立5ボルト電源は、
全体を123で示している調整回路から得られる。この
調整回路123はそれの電力を補助電源から得ており、
この補助電源は例えば第3図に示す補助電源・アラーム
回路でもよい、調整回路123はトランジスタQ102
と関連要素R106、RIOフを含んでおり、これらは
補助電力の存在を認識し、そしてその存在の結果として
の表示可能信号を発生するように構成されている調整回
路123には、補助電力を実際に調整して5ボルトの電
力を取出せるようにする素子も含まれており、これらの
素子はトランジスタQIO3、コンデンサClO3、抵
抗R105そしてゼナーダイオードD109である。
表示バッファ素子124が、文字数字表示装置120か
らマイクロプロセッサ100を隔離する手段として表示
ボードシステムに使用されている、この表示バッファ1
24は3つの状態をとるバッファである。すなわちその
出力は、ポジティブ状態、ネガティブ状態そして高イン
ピーダンス状態のいずれか一つの状態となる0表示バッ
ファ124の出力に、マイクロプロセッサからの表示デ
ータビットを出して入力ライン121により伝達する。
しかし、表示バッファ124は表示可能化信号を調整回
路123から受けとったときに始めてこれらの表示ビッ
トを利用できるようにする0表示バッファ124はそれ
が文字数字表示装置120へ転送するデータビットをマ
イクロプロセッサのボート0、データバスIotaを介
して受けとる表示バッファ124へのデータビットの伝
送と同様、マイクロプロセッサ100のボート1.10
1bは、表示されているパラメータを指示する識別LE
Dを作動させるコードをマルチプレクサ素子125へ出
力する。この識別表示マルチプレクサ125は3ビツト
から8ビツトへのデコーダとして作用する。すなわち、
識別表示マルチプレクサ125がマイクロプロセッサ1
00のポート1.101bを介して3ビツトの情報を受
けると、この情報を解読して8個のLEDのうちの適当
な一つを発光させる。第6図に見られるように、ソリッ
ドステート回路遮断器60は識別表示マルチプレクサ1
25の8つの出力のうちの7つだけを使用し、トリップ
ユニット部63の表示ボード部分63b上の7つの識別
LEDの一つを作動する。これらのLEDは相電流LE
DIA、IB。
IC126a−126c、接地電流LED I G12
6d、現需要値LED127.ピーク需要値しED12
8.電力使用MWHLED129である以下余白 ソリッドステート回路遮断器60に大きい負荷がかかつ
ている状態を示す第8のLED130も表示ボード部分
63bに設けられているが、これは別の重負荷信号によ
り作動される0重負荷LED130が発光すると、それ
は通電回路に全定格負荷の85%を越える電流をソリッ
ドステート回路遮断器60が監視していることを示して
いる。
第1制御信号C5Iと第3制御信号CS2を出力する制
御マルチプレクサ131ヘマイクロプロセツサ100の
ポート1.101bから情報を出力する0文字数字表示
装置120をマイクロプロセッサ100から更に隔離す
る手段として働く抵抗R100,R102を2本の制御
ライン122に配置する。
表示分路FETQIOIとそれに関連するバイアス抵抗
R101とは文字数字表示装置120のV+とV−の電
圧端子に接続され、文字数字表示装置120への電圧供
給を表示バッファ124の出力の関数として制御するよ
うにしている。
既に説明したように、表示ボードシステムは使用者が対
話型操作できるようにしており、オペレータは表示特性
を選択的に操作して所望の情報を自分に合ったペースで
得られるようにすることができる。
このため、表示ステップ押しボタン132を、識別LE
D126a−126d、127−129と文字数字表示
装置120に隣接してトリップユニットセグメント63
の表示ボード部分63bに配置する。
第6図に見られるように、表示ステップ押しボタン13
2を押すと、低い入力信号が押しボタンマルチプレクサ
133へ加わり、このマルチプレクサ133はマイクロ
プロセッサ100のボート3.101dからの信号によ
りアドレスされると表示ステップ押しボタン132の状
態をマイクロプロセッサ100のポート1.101bに
入力する。この表示ステップ押しボタン132の状態を
認識すると、文字数字表示装置で表示しようとし、そし
て識別LEDで識別させる次のパラメータを選択する主
指令ループ内のオペレーションの実行となる。
第2の押しボタン、需要リセット押しボタン134も表
示ステップ押しボタン132に隣接してトリップユニッ
トセグメント63の表示ボード部分63b上に配置され
ており、そして押されると、押しボタンマルチプレクサ
133へ低信号が加わる。この需要リセット押しボタン
134の状態は、マイクロプロセッサ100のポー)3
,101dで指令が受けとられたときマイクロプロセッ
サ100のポート1.totbから送信される。
需要リセット押しボタン134はピーク需要とメモリに
記憶させている値をリセットする。このピーク需要電力
の大きさは、最後に需要リセット押しボタンを作動させ
て以来又はソリッドステート回路遮断器60の始動以来
通電回路で要求された最大電力を表わしている。
既に説明したように、表示ボードシステムはオプション
であり、それ故機能的に十分で、コストをかけないソリ
ッドステート回路遮断器でよければこのオプションを省
略できる。これをオプションとしているので、回路の構
成としてはマイクロプロセッサ100や押しボタンマル
チプレクサ133のような必要不可欠の要素はオブシl
ンの表示ボード要素と同じ回路ボードに配置しないよう
にする。
このようにして、表示ボード部分63bと表示ボード要
素を搭載したシステムサーキットボード(図示せず)を
除外してその代りとしてブランクのパネル(図示せず)
を有する基本的なソリッドステート回路遮断器60を構
成する。
第6図に示されている表示ボードシステムを説明したと
同様に、第7図の故障・パネル入力システムの説明を、
トリップユニット部63、特に故障指示・選択部分63
aを参照して行なう、第5図に詳細に示されているトリ
ップユニット部63を、第7図に示されている故障・パ
ネル入力システムの回路素子と一緒に参照する。故障・
パネル入力システムは不可欠のシステムであるので、既
に説明したある不可欠の要素についてはここでも説明し
、そして前に使用したと同じ参照数字を付しておく。
故障・入力システムが満足しなければならない基本的な
基準の一つは、広範囲にわたる能力と熟練度を備えたオ
ペレータが容易にこのインタフェースを理解し使用でき
るということである。この故障・パネルシステムは、オ
ペレータの経験やそのオペレータが話す言語とは関係な
く、全配電系統に関連してソリッドステート回路遮断器
をオペレータが理解し操作しで診るようにする。
この目的のために、第5図に見られるような、2つのト
リップ曲線部を有する標準のタイム−トリップ曲線が示
されており、既に説明した保護の態様に対応する故障指
示LEDを実際の曲線部分に配置している0例えば、主
トリップ曲線部の長い遅延トリップ部分に長い遅延トリ
ップLEDI40を配置し、短い遅延トリップ部分に短
い遅延トリップLED141を配置し、即時トリップ曲
線部分47に即時トリップLED142を配置し、そし
て第2のトリップ曲線部の地絡故障トリップ曲線部分に
地絡故障トリップLED143を配置する。
トリップユニット部63の故障指示・選択部分63aに
複数のロータリースイッチが示されており、これらのス
イッチはそれらが影響を与える主トリップ曲線部の部分
と第2トリップ曲線部の部分とに隣接して配置されてい
る。
第1のロータリースイッチ144はLDPUファクタの
値を選択する。この値は第1の電流選択矢印40が指示
している電流設定範囲から選択できる。第2のロータリ
ースイッチ145は341の時間選択矢印41の範囲に
従ってLDTファクタの値を選択する。第3のロータリ
ースイッチ146は第2の電流選択矢印43の範囲に従
って5DPIJフアクタの値を選択する。第40−タリ
ースイツチ14フはyN2時間選択矢印44の範囲に従
ってSDTファクタの値を選択する。第50−タリース
イツチ156は′s3電流選択矢印46の範゛囲に従り
てlN5TPOフアクタの値を選択する □、第60−
タリースイツチ148は′N4電流選択矢印49の範囲
に従ってGFPυファクタの値を選択する。第70−タ
リースイツチは第3時間選択矢印50の範囲に従ってG
FTファクタの値を選択する。第80−タリースイツチ
150は相電流と地絡電流との両方の試験値を選択する
。これらの試験値は実際の電流値をシェミレートするの
に使用される。これらの試験値は、テスト用押しボタン
151を操作したときだけ、そして後で詳しく説明する
ある実際の電流状態の下においてのみ主指令ループによ
り作用される。トリップモード又はノートリップモード
のいずれでもテストを行なえる。すなわち、テスト電流
がその選択したテスト電流値に到達すると、主指令ルー
プはトリップ信号を開始するか、又はトリップ信号開始
を阻止するかのいずれかである。
テスト用押しボタン151に隣接して故障選択・指示パ
ネル63aにトリップリセット押しボタン152を配置
する。この押しボタン152によりオペレータは、動作
状態が許すならばトリップ状態をリセットする。
既に説明したように、トリップ曲線部上に故障指示LE
DI 40−143を配置し、そしてトリップ曲線部に
隣接してファクタ選択ロータリースイッチ144−15
0,156を配置しているので、標準のタイム−トリッ
プ曲線の特性を理解しているオペレータはソリッドステ
ート回路遮断器60を操作し、そして理解することがで
きる。
第7図に示すように、ファクタ選択ロータリースイッチ
144−150,156はデータバス101aによりマ
イクロプロセッサ100へ結合されている。各々の8位
置ロータリースイッチのワイパーはロータリースイッチ
・マルチプレクサ153を介して独自に引下げることが
できる。ワイパーの位置によって、この論理「O」は8
本のデータパスラインの1つに現われる。これによりマ
イクロプロセッサ100は8個のロータリースイッチの
各々のワイパー位置を決定できる。
4つの故障原因表示LED140−143の一つを発光
させるに必要とされる情報はデータバス101aにより
伝達される。この故障原因情報はラッチング素子154
へ送られ、このラッチング素子154はマイクロプロセ
ッサ100を停止させる回路遮断のする際に作動されて
、故障原因しEDを発光状態に維持する。
テストボタン151は押されると、押しボタンマルチプ
レクサ133の入力に低信号を加える。
マイクロプロセッサ100から出力されテスト用押しボ
タン151と関連している信号により押しボタンマルチ
プレクサ133がアドレスされると、テスト用押しボタ
ン151の作動がマイクロプロセッサ100のポート1
.101bへ伝えられる。
トリップユニット部63の故障指示・選択部分63aに
状fiLED155も配置して、マイクロプロセッサ1
00が適正に動作していることを示す、この状態LED
155と状態FET、Q、202は連携しており、バイ
アス抵抗R207は普通のLED駆動の態様で接続され
ている。
第7図に見られるように、プルアップ抵抗回路11RN
201はデータバス101aへ結合され、このプルアッ
プ抵抗回路網は単一素子として示されているか、実際は
8本のデータバスラインの各々に一つの抵抗素子を含ん
でいる。
故障原因LED140−143はオペレータへの情報伝
達のための基本的報告手段となっており、オペレータに
通電回路の状態を伝える。電力を必要としない典型的ポ
ツプアップ・ラッチング・インジケータの代りにトリッ
プの原因を指示するためにLEDを使用するときは、線
電流で作動しているシステム電源7フが故障したときト
リップ原因表示LED140−143に電力を供給する
電源を利用できるようにしておくことが絶対必要である
。第8図のバックアップ・リセットシステムはこの仕事
を行なう。
既に説明したように、故障原因表示LED140−14
.3を制御するLED情報はデータバス101aを介し
てラッチング素子154へ伝達され、このラッチング素
子はその情報が後で変るまで最後に伝達された入力信号
を保持している。
故障原因表示LED140−143のいずれかを発光さ
せる高信号を送るラッチ出カライン160は、複数のア
ラーム素子へ故障の種類を指示する高信号を伝送する。
これらのアラーム素子は、第3図の補助電源・アラーム
回路61の部分として第14図に示されている。長い遅
延アラーム信号は長い遅延トリップ状態が発生したとき
送られ、地絡故障アラーム信号は地絡故障トリップ状態
が発生したとき送られ、そして短絡アラーム信号は即時
トリップ状態又は短い遅延トリップ状態が発生したとき
に送られ、これら2つのトリップ状する態は1つのアラ
ーム信号を形成するよう組合される。これらのアラーム
信号は抵抗回路網RN203とダイオードD20フーD
211により緩衝されてから第14図のアラーム回路へ
送られるソリッドステート回路遮断器60が最大定格値
の85%を越える通電回路内の電流を検知すると発光す
る高負荷LED130を駆動するのはラッチ素子154
である。更に、ラッチ素子154はトリップ信号を保持
している。
ドリッピング動作が一度開始されるとシステムの5ボル
ト電源フフbの出力は、変流器フ2.フ3からの電流が
遮断されるため、消滅する。トリップ状態後も常にラッ
チング素子154を連続して作動させておくため電力オ
ークシBニアリング手段をバックアップ・リセットシス
テムに設けておく、システムの5ボルト電源フ7bは、
それの出力よりも低い一定の直流電圧を有するバッテリ
161である348図の別個の一定の直流電圧源161
とオークシ孤ンにかけられる。このようにして、ソリッ
ドステート回路遮断器60が正常状態で作動していると
きにはオークジョンはシステムの5ボルト電源フ7bの
高い方の電圧に有利に働く、システムの5ボルト電源7
フbからの電源ラインに配置した′i41のオークシジ
ンダイオードD212とバッテリー161からの電源う
゛インに配置した第2のオークシ醜ンダイオードD21
3とを含むオークショニアリング手段のバイアス作用に
よりバッテリ161の貯蔵能力を保持し、正常動作中に
放電させないようにする。
第2のオークジョンダイオードD213と一緒にバッテ
リ要素161を第5図のトリップユニット部63のレー
ティングプラグ部分63Cに配置して、バッテリ161
が消耗したとき、ソリッドステート回路遮断器60を切
離すことなく取替えることができるようにする。このソ
リッドステート回路遮断器の切離しは内部に配置されて
いる要素を修理するときに必要となる。本例では、トリ
ップ状態の発生後14日間故障原因表示LEDI40−
143に給電できる3ボルトのリチウム二酸化マンガン
のウォッチタイプのバッテリを使用しているが、他のタ
イプのバッテリも使用できるバッテリ素子161と組合
せてレーティングプラグ部分63Cに配置されているの
はバッテリチェックLED162とそれに組合されてい
る駆動抵抗R605である。バッテリチェックLEDI
62と駆動抵抗R605はバッテリ161と直列に、そ
してランプテスト用押しボタン163と直列に配置され
ており、この押しボタンは押されるとバッテリ161か
らバッテリチェックLEDI62への回路をつくってバ
ッテリ161の状態を指示する。
正常動作状態からシステムの電源出力がなくなってしま
うトリップ状態に穆るとき、間違りて故障原因表示LE
D140−143を発光させたり、故障原因表示LED
140−143のいずれかを発光させなかったりすると
いう事態を生じる程にラッチ素子154にパスの不安定
な状態が影響することがないようにしなければならない
、この遷移中にラッチ素子154のラッチ可能化LE端
子に偽のパルスが発生するということが認められている
この偽のパルスのため間違った故障原因を指示したり、
又は故障原因の指示をし損なったりすることがないよ°
うに、ラッチ素子154のラッチ有能化端子LEと出力
可能化端子OEとの間にFETトランジスタQ204を
接続して、バスの不安定状態によって故障原因の間違フ
た指示や、故障原因の指示のし損いがないようにしてい
る。FETQ204のゲート端子はラッチ素子154の
0Ee1M子へ結合されていて、リセット信号(これは
システムの5ボルト電圧の消滅に先行する)が出力可能
化端子OEに、そしてFE7204を介して、ラッチ可
能化端子LEに作用することによりシステム5ボルト電
源からラッチ素子154を隔離してしまう。
トリップリセット押しボタン152とそれに関連するリ
セット回路とをバックアップ・リセットシステムに設け
る。このシステムはラッチ素子154をリセットして故
障原因表示LED140−143を消す。
FETQ203のドレインとソースの端子はシステムの
リセット押しボタン163と直列に接続されている。こ
の押しボタンは単極タイプのものである。システムの5
ボルト電圧の供給により、FETQ203はオンとなっ
て、トリップシステムリセット押しボタン152を押す
とダイオードD214のカソードを接地し、そしてマル
チプレクサ133を介して低信号が伝えられ、゛これは
マイクロプロセッサ100のポート1,101bで認識
される。マイクロプロセッサ100がリセット信号を低
信号として感知すると、ソフトウェアによりリセットが
指示されて、トリップ状態がクリヤーされ、信号がダイ
オードD215を介してラッチ可能化端子LEへ伝わる
ことができるようになり、それによりトリップ原因の表
示をクリヤーする。
システムの5ボルト電源がまだ回復していなければ、故
障原因の指示をクリヤーすることが望ましい、トリップ
・リセット押しボタン152を押すと別の信号路がつく
られる。これにより、オペレータが必要な情報を把握し
てしまうと、更にオペレータが故障状態を修復解消して
いる間アラームの動作を停止したいならば、故障原因表
示LEDi 40−143をリセットできる。システム
の5ボルト電源フフbが利用できないので、FETQ2
04はオフ状態にある。更に、バックアップ・リセット
システムのオークジョン機能によりバッテリ電圧は接続
点164にかかり、それによりトリップリセット押しボ
タン152を押すと、高信号がバッテリ161から接続
点164、コンデンサC209、抵抗R206、ダイオ
ードD216を通ってラッチ素子154のラッチ可能化
端子LEに加わる。LEt4子の高パルスによりラッチ
素子154はそれがデータバス101aから見た入力(
これはマイクロプロセッサ100に電力が加えられてい
ないので、低い状態にある)を保持する。ラッチ素子1
54へのこれらの低入力は故障原因表示LED140−
143とそれに関連しているアラームを脱勢する。
通電回路に組合されている接地路に流せる最大許容地絡
電流を設定するソリッ・トステート回路遮断器60のプ
ラグレーティングシステムは、第9図のハードウェア部
分と第19図のフローチャートに表わされているソフト
ウェア部分とを含む。
400アンペアからs、oooアンペアの範囲のブレー
カ定格を有する回路遮断器の最大地絡電流に関する規定
基準が定められている0回路遮断器のブレーカ定格と関
係なく、U L/N E C規定基準は最大値で1,2
00アンペアである。更に、第5,5Aそして5B図に
示されているように、種々の型式の回路遮断器の構成、
例えば、モールドケースタイプやメタルクラッドタイプ
がある、これらの各々について故障・パネルシステム8
8により選択できるある電流制限値を維持しなければな
らないが、これらの電流制限値とそれに関する条件につ
いては後で詳しく説明する。
このブレーカの定格範囲の種々の回路遮断器のいずれと
もトリップユニット63を使用できる。
トリップユニット63にレーティングプラグ63Cを装
着することにより使用者はマイクロプロセッサ100に
全負荷電流又はブレーカ定格をプログラムする。レーテ
ィングプラグ63cは、使用されている回路遮断器の種
類とそれに関連したコードマルチプライヤとに関するプ
ラグコーディング情報63dを含んでいる。いずれのレ
ーティングプラグ63cもいずれの曲線とでも使用する
ことができ、そして選択した仕方は例示に過ぎないこと
を承知されたい。
第7図に示されているGFRUファクタの選択アレンジ
メントを誇張して示している第9図に見られるように、
レーティングプラグ63c内の2つの抵抗がブレーカ定
格を確立する機能を果す。
各抵抗はA/D変換器82の入力チャンネル3と4に特
定の電圧を生じる抵抗分圧器の一半を形成している。第
1の抵抗、フレームレーティング抵抗R603は回路遮
断器それ自体の最大能力の特徴を表わしている。その能
力は通常フレームレーティングといわれている。第2の
抵抗、プラグレーティング抵抗R604は、フレームレ
ーティングよりも小さい、保護されている負荷の最大能
力の特徴を表わしている。マイクロプロセッサ100は
チャンネル3とチャンネル4の入力のA/D変換を定期
的に遂行させており、そしてその結果に基づいて内部の
表から、回路遮断器60の全負荷レーティングとして理
解される電流値を選択する。
データバスIotaを介してマイクロプロセッサ100
が読む8つのセツティングの内の一つへオペレータが手
でGFPUファクタを選定することができる。データバ
ス101aを介して採取された情報は、全負荷レーティ
ングを表わしている電流値と一緒に地絡故障ソフトウェ
アサブルーチンにより使用するためデータメモリレジス
タ104の一つに蓄積される。
選択されたGFPtJフ1クタとそのソリッドステート
回路遮断器のレーティングプラグ値とに関する情報を蓄
積して、第19図の地絡故障サブルーチンは、主指令ル
ープがその選択されたGFPUファクタに作用できる前
に判断しなければならない、この判断は規定基準が越え
られることがないようにしている。
′s19図で見られるように、地絡故障サブルーチンの
オペレージ日ンは先ず、オペレータがテストオペレージ
刊ンを開始したか否かについての判断をする。この判断
と、I2 Tタイプの曲線が選択されたか否かについて
の判断とに関連するオペレーショナルパスを以下に詳し
く説明する。
GFPUセツティングに珂の値を使用したかについての
判断は先ず、ファンクションブロックF303に示す1
つのレジスタ内にGFPUの選択値を入れることと、フ
ァンクションブロックF304に示す別のレジスタ内に
フレームレーティングのプラグセツティングを入れるこ
とを必要としている。そうすると、地絡故障サブルーチ
ンが先ず、そのフレームレーティングが5,000アン
ペア、F2O3に等しいか否かを判断し、そしてもし等
しければその選択されたGFPUセツティングとは関係
なくプログラムは進んで、GFPUセツティングとして
1,200アンペアの値を入れる。
もしその判断ファンクションブロックF305に対する
応答が「否」であれば、地絡故障サブルーチンは「然り
」の判断が出るまでフレームレーティング値を求めてい
く、これらのフレームレーティングの詮索は判断ファン
クションブロックF306a−F306eとして示され
ており、判断ファンクションブロックF306eはフレ
ームレーティングがi、aooアンペアであるか否かを
問う。もし判断ファンクションブロックF306eに対
する応答が否であると、フレームレーティングは1,2
00アンペアもしくはそれ以下に選定されていると推定
でき、GFPυファクタが何であろうと、それは規定基
準内にある。
以下余白 しかし、ファンクシ日ンブロックF306a−F306
eのいずれもその応答が「然り」であると、第2レベル
の判断分析を行なわなければならない、この第2レベル
は選択されたGFPUファクタの許容値についての判断
に相当する。1.200アンペアを越えるフレームレー
ティングが選択されているということが判ると、地絡事
故サブルーチンは、選択されたGFPUファクタにフレ
ームレーティングを掛けると、1,200アンペアの規
定基準を越えない結果を生じるということを確認しなけ
ればならない、この目的で第2レベルの判断分析は、そ
の選択され′たGFPUファクタの次のいずれかの確認
をすることとなる。すなわち選択されたGFPυフ1ク
タの確認、つまりその選択されたものが主指令ループに
よる作用をうけることができるというこのと確認、又は
その選択されたGFPUファクタの代りとしての1゜2
00アンペアの最大地絡故障レーティングの賦き換えが
生じる。第2レベル判断ファンクシ膳ンブロックF30
フa−F307eはGFPUロータリースイッチ148
のセツティングに基づくテーブル検索テクニックを採用
している。
地絡故障サブルーチンがその選択されたGFPUファク
タ又は置換された最大GFPUファクタを使用するかど
うかを決定すると、通電回路の地絡路に流れる実際の地
絡電流とGFPUファクタを比較することについての別
の判断がなされる。
この判断と、関連した他の判断とは後で詳しく説明する
既に説明した即時保護に加えて、ソリッドステート回路
遮断器60に求められることは、もし即時ピックアップ
レベルよりも大きい電流が通電回路に流れていることが
検知されると(そのような大きな電流は設置時の誤配線
により生じることがある)、即時トリップを開始しなけ
ればならないということである。この特徴はハードウェ
ア・オーバライド保護と呼ばれており、そして本発明で
は第10図のオーバライド回路により実施されるように
なっている。
更に、バードウモア・オーバライド回路はトリップユニ
ット部63だけでは青くて、全体としてのソリッドステ
ート回路遮断器60のフレームレーティング耐久能力と
関連しているので、接点93bの耐久レーティングを判
断する素子をトリップユニット部63から離れて配置す
るとよい、この耐久レーティング(これはオーバライド
回路ピックアップファクタと称することができる)を判
断する素子は回路遮断器フレームの製作中に設置する。
この時にこそオーバライド回路ピックアップファクタが
設定されるからである。
′s10図に見られるように、オーバライド回路ピック
アップファクタを設定する素子はゼナーダイオード17
0であり、それのアノード端子は第1のプラグ端子1フ
1により電気接続点173へ接続されている。ゼナーダ
イオード170のカソード端子は第2プラグ端子172
により抵抗回路11iRN 302の一つの抵抗素子へ
接続されている、2つのプラグ端子1フ1と172の間
にオーバライドゼナーダイオード170を配置すること
によりソリッドステート回路遮断器60内で製作と保守
の上で最も接近し易い場所にオーバライドゼナーダイオ
ード170を配置できるのである。
3つの負電圧オークショニアリング・ダイオード031
フーD319を含むオーバライド・オークショニアリン
グ手段は、オーバライドゼナーダイオード1フ0のアノ
ード端子にオーバライド信号を発生させ、このオーバラ
イド信・号は通電回路に流れる相電流のうちの最大のも
のに比例している。オーバライド信号は、最大の相電流
の負の全波整流電圧アナログであり、そしてこの最大相
電流が検出されたブリッジ整流器とそれに組合された電
流監視抵抗とによりつくられる。3個のブリッジ整流器
回路74a−フ4Cとそれらに関連している3個の電流
監視抵抗R314−R316は変流器(図示せず)から
相電流をサンプルして、3つのオーバライド信号をつく
り、そのうちどれが最大であるかを3個のオークシ日ニ
アリング・ダイオード031フーD319が判断する。
ブリッジ整流器の正の直流出力はN3図に示す電流マル
チプレクサ回路フ9へ接続される。この電流マルチブレ
クサ回路79は第11図に詳細に示されており、後で説
明する。
オーバライド・ゼナーダイオード170は所望の電流値
でブレークオーバするように選定されている。
オーバライド・ゼナーダイオード170が正常作動状態
にあるとき、すなわちブレークオーバとなっていないと
き、オーバライドFETQ304は第1電流路1フ4に
電流が流れるようにバイアスされている。素子C304
、RN302そしてD310はオーバライドFETのゲ
ートへ加えられる負電圧の大きさを規格内に制限する。
第1の電流路174は+5ボルト源から抵抗回路網RN
302の抵抗素子を通り、オーバライドFETQ304
のドレン・ソース接合を通りそして大地へ電流を流す、
オーバライドFETQ304がオン状態であり、そして
電流がそれのドレン・ソース接合を流れるとき、電流は
第1の電流路174を流れ、+5ボルトの電位は抵抗回
路網RN302の抵抗素子で降下してしまい、そして過
負荷トリップ信号はFET92へ伝えられない。
オーバライド状態が発生して、オーバライド・ゼナーダ
イオードが導通すると、オーバライドFETQ304の
ゲート・ソース接合が負にバイアスされて、それにより
オーバライドFETQ304はオフとなる。この場合電
流は第2電流路176を流れ、D308.RN302を
介してFET92へ+5ボルト電源からの電流の流れが
生じて、FET92をオンとし、コイル93mを付勢し
てトリップを生じさせる。抵抗RN304とコンデンサ
C303とはバイアスのためのものであるダイオードD
308とトリップFET92のゲート端子との間の点で
第2電流路17Bに結合しているソフトウェアトリップ
ライン1フフにダイオードD308と同じようにバイア
スされたダイオードD30フが配置されており、トリッ
プFE792のゲート端子へ電流が流れるようにしてい
る。ソフトウェアトリップライン1フフは、トリップユ
ニット保護装置の一つが有効となるとトリップFET9
2へマイクロプロセッサ100から信号を伝える。
ハードウェアオーバライド状態が発生すると、この事実
はマイクロプロセッサ100へ伝えられ、そしてこの伝
達は検知ライン1フ5を使用して行なわれる。オーバラ
イドFETQ304がオフ状態であるということにより
第1の電流路1フ4が開となっているので、+5ボルト
電源からの電流は第2の電流路176へ流れる0表示す
る目的でマイクロプロセッサ100はオーバライドトリ
ップ状態の発生を認識する。
ソリッドステート回路遮断器ioは、正常動作のため+
5ボルトの直流電源を必要とする電子素子を含んでいる
ばかりでな(、+30ボルトの直流電源を必要とするト
リップコイル93aのような高い電圧で動作する素子と
+16ボルトの直流電源を必要とする較正素子81.8
3をも含んでいるので、トリップユニット部63も入力
電源を利用するとして、ソリッドステート回路遮断器6
0に必要なすべての動作電圧を与えることができる電源
回路を含むこととなる。
この入力電源は典型的には、変流器)2,73によりト
リップユニット部63へ結合されているラインの相電流
から得られるものである0通電回路の相の数と一致する
数の全波ブリッジ整流器と接地電流のための別の1つの
全波ブリッジ整流器とが一次入力電源として電源回路に
設けられている。N11図に示すように、3相系統に対
しては全部で4個の全波ブリッジ整流器BRI、BR2
、BR3,BR4を必要とする。
相電流と接地電流とを全波整流してしまうと、それらを
加算ダイオードD313のアノードで加算する。それか
ら、その加算された電流を使用してコンデンサC306
を直流30ポルトまで充電し、その充電は多目的カスタ
ムエCフ9の分路制御部分79bの制御下にある分路調
整FE77Bにより調整される0分路調整FETフ8は
、コンデンサ0306が必要な30ボルトの直流電圧ま
で充電されたことが検知されると、オンとなる。
分路調整FETフ8がオンとされたので、全波ブリッジ
整流器からの加算電流は大地へ分路され、そしてコンデ
ンサC306は30ポルトの直流電圧以上に充電される
ことはない。
電源接続点180はコンデンサC306へ加算ダイオー
ドD313の一次入力電源を接続するばかりでなく、外
部直流電源のような二次入力電源と補助電源とをダイオ
ードD30フを介して取り込む、電源接続点180で一
次と二次の入力電源はオークシ菖ンにかけられて、これ
らの電源のうち最高電位源がコンデンサ0306を充電
できるようにする。
多目的カスタムI C7,9の分路制御部分79bは分
路制御回路からの入力を使用して必要な電圧レベルを監
視する。この分路制御回路はダイオードD309.D3
10.D311.抵抗R303、R304そして抵抗回
路網RN303と関連している抵抗素子とコンデンサC
30フとを含んでおり、これらの素子は多目的カスタム
IC子9へ特性の電圧が入力されるように配置されてお
り、それによりカスタムIC79は分路調整FET78
の動作を制御できる。更に、抵抗R303と304との
接続点で直流+16ボルトの電源が利用できる。このよ
うにして多目的カスタムIC子9を使用して動作電圧を
監視し、そしてコンデンサの充電を制御する。これらの
機能は普通の比較回路によっても果せる。
更にコンデンサ0306において、そして分路制御回路
からの入力において適正作動電圧を感知すると、多目的
カスタムIC子9は+5ボルトチヨツパ制御電源フ7b
の動作を制御する。第11図で破線内に示されているチ
ミッパー調整電源フ7bは増巾器At、A2とそれらの
バイアス素子、チ1ツバー制御トランジスタ対Q308
とそれらのバイアス素子及び関連している調整素子とフ
ィルタ素子、インダクタL301、ダイオードD31、
、D318.抵抗R31フ、コンデンサ0313、FE
’rQ306からつくられている。
この例では、多目的カスタムIC子9は、コンデンサC
306の作動電圧が必要な+30ボルトの直情電位にあ
るときだけチ■ツバ調整電源77bの出力を発生するよ
うにしている。この例では、チョッパ調整電源フ7bの
制御には分路調整FETフ8を制御するのと同じ信号を
使用する。すなわち、コンデンサ0306に30ボルト
の充電電圧を維持するため分路調整FETフ8をオンに
する多目的カスタムIC子9の制御下で分路調整回路に
よりつくられる信号レベルがチョッパ調整電源フッbを
作動する。
ソリッドステート回路遮断器60の電子素子のため+5
ボルトの直流電圧を供給する電源の型式は何でありでも
よく、システムの適正作動電圧が存在しているとき+5
ボルトの直流出力が得られればよい、更に、多目的カス
タムIC子9もその型式自体はソリッドステート回路遮
断器60の動作にとって重要ではない、既に述べたよう
に、多数の個別の電子回路素子を使用した別個の電気回
路が、出力電圧を監視し、そしてコンデンサの充電と+
5ボルトの直流電圧の供給の可能化とを制御する単一信
号を生じる機能を果すのであれば、多目的カスタムIC
の代りに用いることができるコンデンサC30Bを充電
し、そしてシステム電源フッをつくるのに使用する、第
11図を参照して説明した相電流と接地電流とは、多目
的カスタムIC子9の電流マルチプレクサ部分79aを
介して結合されて調整された信号となり、これらの信号
をマイクロプロセッサ1ooが選択しそしてサンプルし
て主指令ループの種々の保護サブルーチンに加える。
!12図に見られるように、変流器フ2.フ3からの相
電流と接地電流とは4つの全波ブリッジ整流器BRI−
BR4へ結合される。各電流は電流監視抵抗R314−
R31フを介して2次巻線(図示せず)への帰路を流れ
る。そのときそれ自体のアナログである負の、全波整流
電圧を発生する、これらの電圧アナログ信号の各々を抵
抗R31O−R313を介して電流に再変換し、そして
多目的カスタムIC79の電流マルチプレクサ部分79
aの入力に加える。電流マルチプレクサ部分79aはマ
イクロプロセッサのポート3,101Cにより伝達され
た選択コードにより制御され、電流マルチプレクサ部分
79aがマイクロプロセッサにより指令されると、端子
10UTに入力に1つの電流に比例している信号を出力
する。マイクロプロセッサ100は、アナログをデジタ
ルに変換する変換器82により広範囲の入力電流をデジ
タル化することを指令し、その最終電流値はそれの真の
値に内部で較正される。
電流マルチプレクサ部分フ9aの電流出力は電流較正回
路81へ結合され、この回路81は電流較正ポテンショ
メータP301と電流較正増巾回路A3(参照数字°は
190)とを含んでいる。電流較正増巾器190の出力
はチャンネル1に生じ、アナログ・デジタル変換器82
へ入力される。
チャンネル2のアナログ・デジタル変換器82への入力
は、電圧較正回路83からの出力である電圧信号である
。この電圧較正回路83は電圧較正ポテンショメータP
302と電圧較正増巾器A4(参照数字は191)とを
含んでいる。電圧較正回路83が処理する信号はマルチ
プレクス相電圧としてそれの入力へ加えられ、それの値
は通電回路の実効電力とエネルギを計算するのに必要で
ある。
符号・電圧マルチブレキシング素子192は通電回路の
各相の相電圧をうける。抵抗R40l−R406は3個
の分圧回路を形成し、これらの抵抗はダイオードD40
1−D406と一緒になりて相入力信号を制限し、そし
て調整回路を形成する。この調整回路を通ってから相電
圧は符号・電圧マルチプレクサ192の3木の入力ライ
ンへ加える。符号・電圧マルチプレクサ192は、マイ
クロプロセッサ100から適正な選択コードを受けると
電圧較正回路83ヘマルチブレタス電圧信号を出力する
。マイクロプロセッサ100のポート3,101cから
岳達されたコードは、特定相の電流の符号をサンプルす
ると同時にその相の相電圧をサンプルする。
符号・電圧マルチプレクサ192への入力は、3つの相
の各々と関連しているそれぞれの全波ブリッジ整流器の
手前で変流器フ2の出力から取出される。これらの符号
信号は、抵抗回路網RN402の抵抗素子とダイオード
D4013−D413を含むものとして′s12図に示
す結合・制限抵抗により分けられそして制限される。
符号・電圧マルチプレクサ192の符号信号出力はデジ
タル化回路へ送られ、この回路は電流の符号を示すデジ
タル「高」又喀「低」信号を発生する。これらのデジタ
ル化された信号はマイクロプロセッサ100のポート3
.l0ICへ入力される。このデジタル化回路はNPN
トランジスタQ401とそれに関連するバイアス素子、
抵抗R407、R40,、ダイオードD40フを含む。
第6図に示す表示ボードシステムをオプションとして選
択したとぎだけ有効電力とエネルギーが必要とされるの
で、符号・電圧マルチプレクサ192と関連回路はオプ
ションであり、そして表示ボードシステムとは事実別個
となっている。ソリッドステート回路遮断器60に第1
2図に示すエネルギー・電力回路を有するオプションの
表示ボードシステムを設けるようにしてもよいし、又は
その回路を設けなくてもよい、実際は、符号・電圧マル
チプレクサ192と関連回路は′s2図の通信回路・入
力部62と一緒に配置されている。
選択マルチプレクサ193も第12図の較正・選択回路
の一部分として示されており、ソリッドステート回路遮
断器60と一緒に使用者が購入しないオプシ箇ンをソリ
ッドステート回路遮断器の製造者が外してしまえるよう
にしている0選択マルチプレクサ193はジャンパーJ
301−J30フを使って選択したり、外したりする7
つの選択オプションを有するものとして選択マルチプレ
クサ193が示されている0選択から外せるものとして
示されているオプションは、長い遅延保護特性にどの表
を使用するかについてのジャンパーの選択に加えて、短
い遅延保護、°地絡保護、即時保護、識別保護、長い連
通記憶排除である。
第5A図、第5B図に示すように、ソリッドステート回
路遮断器60を用いる例の全てに、全部の保護オプショ
ンを選択する必要はない、あるソリッドステート遮断器
設置計画では長い遅延保護と即時トリップ保護としか必
要ではないと廿(′s5B図の場合がこれに相当する)
、長い遅延曲線部分と即時曲線部分4フだけを示してい
るバネ、ルセクシ目ンを使用する。この場合、ジャンパ
ーを5303に挿込むことにより短い遅延保護を選択か
ら外す。
長い遅延保護と短い遅延保護としか必要とせず、J30
5ジャンパーの挿入により即時トリップ保護を選択から
外した場合を第5B図に示す、長い遅延記憶特性の選択
は、長い遅延ピックアップファクタ以下の状態を検知し
たとき長い遅延タリ(tally)ファクタの漸減を可
能とする。この長い遅延記憶特性は後で詳しく述べる。
複数のソリッドステート回路遮断器60を有する配電系
統の設計に当っては、ソリッドステート回路遮断器と中
央コントロール(図示せず)との間でできるだけ多量の
情報を伝達するのが有利であり、そして区域連動構成の
説明で既に指摘したように動作が相亙に影響し合う隣接
ソリッドステート回路遮断器60と情報を伝達し合うこ
とも同様に有利である。
ソリッドステート回路遮断器から遠く離れており、負荷
監視と負荷減少の機能を遂行する中央コントロールとソ
リッドステート回路遮断器60とが通信し合えるように
するため、第13図に示す通信システムは2線通信系2
00を構成している、インピーダンスマツチング回路2
01は3413図の破線区域に示す通信システム86を
ライン200に、信号喪失も歪みも殆んどなく、結合す
る、ライン駆動回路202は到来信号を調整してカスタ
ム通信IC203が通信信号を処理できるようにする。
同様に、増巾回路205はカスタム通信IC203から
の出力である通信信号を調整しこの通信信号がライン2
00により中央コントロール(図示せず)に伝えられる
カスタム通信IC203は自蔵型通信回路であり、その
機能は集積回路でなく個別の素子を使用しても実現でき
、カスタム通信IC203に代えてディスクリート形態
のものを使用する場合もある。ソリッドステート回路遮
断器60が応答する周波数を与える外部発振回路204
を示す。
図示の3つのBCDスイッチ5WI−SW3により設定
された12ビツトのアドレス選択コードによりカスタム
通信IC203をプログラムすることができ、配電系統
の各ソリッドステート回路遮断器にそれぞれのアドレス
コードを割当て、それにより通信できるようにする。B
CDスイッチ5WI−5W3はカスタム通信IC203
をプログラムして到来信号のアドレスを識別してマイク
ロプロセッサ100への情報伝達を行なう。
カスタム通信IC203は到来通信信号を復調し、そし
てデジタルメツセージを取出し、このデジタルメツセー
ジは通信読み取り/書込み信号の指令に、従ってポート
2へのシリアルデータ入力端子へ族えられ、マイクロプ
ロセッサ100により読み取られる。マイクロプロセッ
サのポート2゜1010とカスタム通信IC203との
間で遮断信号と安全チェック信号とが伝達される。安全
チェック信号によりマイクロプロセッサ100は到来デ
ジタルメツセージの健全性を確認でき、そして通信ライ
ン上のノイズにより発生することのある通信エラーが生
じたときそのメツセージを排除できる。この目的に対し
種々のタイプの安全計画が利用されており、その−例は
BCHエラー検出である。
マイクロプロセッサ100はカスタム通信IC203に
よる遠隔指令の受信時にブレーカを再閉することができ
る。信号反転FETQ502とそれのバイアス素子R5
07,R513は、第14図に示される再閉リレーCR
805を閉じるのに必要な信号を駆動できるようにして
いる。
回路遮断器の主接点(図示せず)の状態を確認する閉信
号は、マイクロプロセッサ100のポート1.101b
の入力として加えられる。
マイクロプロセッサ1003譲られる区域連動信号SI
NとGINとはこの特定のソリッドステート回路遮断器
60のマイクロプロセッサ100に、別のソリッドステ
ート回路遮断器により故障状態が検出されたことを伝え
る。前に説明したようにSIN信号は短絡状態を指示し
、そしてGIN信号は地絡故障が発生したことを指示し
ており、下流側の回路遮断器により検出される。
以下余白 の遮断器60により発生され、そして他のソリッドステ
ート回路遮断器へ伝えられ、この回路遮断器が故障状態
を一掃するため遮断を開始することを伝える。5OUT
とGOUT信号は、データバスIotaからのこの情報
の受信時にラッチ要素154に送られ、このラッチ要素
を動作状態に置く。
オブシ思ンとして、補助電源・アラーム回路モジュール
61は、120/240の交流電圧、50/60サイク
ルの入力電源からの未調整の直流30ボルト源となる。
第14図に見られるように、この外部交流入力、は逓降
変圧器T1の一次巻線へ結合される。逓降変圧器T1の
二次巻線は全波ブリッジ整流器BRフ01へ結合され、
それの出力はコンデンサC701により平滑されて、調
整されていない30ボルトの直流電圧が補助電源61と
組合されている+30V(illi子と接地GND端子
とに得られる。
3414図に示される補助電源・アラーム回路モジュー
ル61にリレー要素CR80l−CR805が含まれて
いる。補助電源部分が発生した+30ボルト直流電圧は
各リレー要素の一側に結合されている0重負荷状態;短
絡状態;地絡故障状態及び長い遅延遮断状態というよう
な作動状態や故障状態にそれぞれが関連しているリレー
要素CR80l−CR805の一つを付勢するためには
第8図に示されているラッチ要素154から信号を受け
とらねばならない、故障状態又は作動状態の発生を指示
するラッチ要素154からの高信号の受信時にその特定
のリレー要素CR80l−CR805と連携のFETは
オンとなり、そのリレー要素のコイルは付勢される。電
流循環ダイオードD801−D805は各コイル要素と
連携する。
リレー要素CR80l−CR805の接点はそれらが指
示するアラーム又は作動状態に従って第14図に示され
ており、そして遠隔装置を駆動するに使用され、故障又
は特定の動作状態をオペレータに告知する。
第13図の通信回路を参照して既に説明した再閉リレー
CR805とそれの閉接点はこの補助電源・アラーム回
路61に配置されている。
第2図のソリッドステート回路遮断器の動作を、第16
図のそれぞれのファンクシ目ンブロックを参照しつつ主
指令ループについて説明する。
第16図の主指令ループはマイクロプロセッサ利用のソ
リッドステート回路遮断器60内で実行されるオペレー
ジ■ンの種類を説明しているばかりでなく、これらのオ
ペレージ薦ンの実行順序も説明している。
ソリッドステート回路遮断器60へ最初に電力を供給す
る点から$65,536番目のサンプルステップの完了
まで主指令ループ内のすべての指令は、即時保護、識別
保護、短い遅延保護、長い遅延保護そして地絡保護のす
べてを、負荷装置へ損傷を与えないタイムリーな仕方で
、実行する所定の順序又はシーケンスに従う。
第16図に見られるように、パワーアップ状態を認識す
ると主指令ループはすべての必要な八−ドクエアのリセ
ットオペレージ冒ンとシステムの初期化オペレーション
を実行する。これらはボートとレジスタの初期化を含ん
でいるが、それに限定されるものではない、このリセッ
トとシステム初期化オペレーションは第16図で’rt
otで示されている。
それから、主指令ループはファンクションTlO2とし
て示されているタイマー中断オペレーションの間待機し
ている。このとき、ソリッドステート回路遮断器60が
50サイクル又は60サイクルのいずれで作動するか(
これは製作段階で決定されている)についての照合を行
なって、基本サンプリング周期を決める。この基本サン
プリング周期は各相の電流と電圧のサンプルの一組と次
の一組との間の時間である。
既に説明したよう辷、配電システムに損傷を与えないよ
うにするため過電流状態の発生から50ミリ秒程度の非
常に短かい時間内にドリッピング動作を開始できること
が必要である。こわと同じ位に必要なことは、十分にサ
ンプリングを行ない、調整された信号に基づいて計算オ
ペレーションを実行して、トリップを開始したか否かに
ついての精確な決定がなされるようにすることである。
又、サンプリング周波数とサンプルされる波形の周波数
との間の調和を図ろうとするとき、lサイクルのビート
周波数を考慮しなければならない(これは60サイクル
の信号の場合に追加の16゜67ミリ秒を必要とする)
ことを認識すれば、サンプリングオペレーシミンと計算
オペレーションとは過電流状態の発生後約33.33ミ
リ秒内に生じていなければならない、このソリッドステ
ート回路遮断器60を50サイクルの周波数で作動する
ようにもでき、その場合1サイクルビ一ト周波数の周期
を再計算するだけであり、この態様も本発明の技術的思
想の範囲に属する。
適正数の電流サンプリングオペレーションと計算オペレ
ーションとを選定するに当り、通電流状態が存在するか
どうかについての精確な判断を、8回のサンプルででき
るということが判明している、第15図に示されている
外部タイミング装置19の周波数は、8つのサンプルに
到達する主プログラムループのその部分を実行するに必
要とされるオペレーションの数を知ると、算出できる。
上述の8つのサンプルの選択は好ましいサンプリング方
式を構成しているけれども、本発明の範囲内で他のサン
プリングレートと外部タイミング周波数を選択すること
もできる。
タイマー中断ファンクシ目ンTlO2から主指令ループ
は第1の主プログラムファンクションF100へ進み、
このファンクションは相電流と相電圧のサンプリング、
そのサンプルした電流値の自乗と集計、そして使用され
た電力の計算のためのサブルーチンの実行を含む。
最初の主プログラムファンクション100と関連してい
る上述のサブルーチンを完了してから主指令ループはM
lのサンプル判断5D100を実行する。この第1のサ
ンプル判断5D100は8つのサンプルが完了したかど
うかを問うている。
もしこれが348番目のサンプルでなければ、主指令ル
ープは一連の通常必要なオペレーションを実行する。こ
のオペレーションはI NC0M通信リンクIC203
のチェックH101、プラグとフレームの定格値のチェ
ックH102、リードオンリーメモリ(ROM)の自己
チェックの実行H103、そしてソリッドステート回路
遮断器60の種々の押しボタの状態のチェックH104
を含むこれが第8番目のサンプルであるということが判
断されたら、主指令ループは進んで342主プログラム
フアンクシヨンF200を実行する。これは即時保護サ
ブルーチン、短い遅延保護サブルーチンそして識別サブ
ルーチンの実行を含む。
第2の主プログラムファンクションF200の完了に引
続き、主指令ループは第3主プログラムフアンクシヨン
F300を実行する。これは地絡保護サブルーチンの実
行を含む。
・第3主プログラムフアンクシヨンF300の完了後主
指令ループは別の通常必要なオペレーションF400を
実行する。これはトリップサブルーチンとこれに続くサ
ブルーチン(前の8つのサンプルで採取された相電流と
接地電流の集計を零にするサブルーチン)を実行する。
第4主プログラムフアンクシヨン400の実行に続いて
主指令ループは、64のサンプルが完了したかどうかを
問う第2サンプル判断5D200を実行する。もしその
とき現在のサンプルが第64番目のサンプルであれば、
主指令ループはタイマー中断ファンクションへ戻って次
の一組のサンプルが採取されるまで待つ。
もし第2サンプル判断に対する応答が「然り」であれば
、主指令ループは長い遅延サブルーチンの実行を含む第
5の主プログラムファンクションF500を実行する。
第5の主プログラムファンクションF500の完了時に
主指令ループは第6番目の主プログラムファンクション
F600を実行する。これは表示すブルーチンとそれに
続く個々のサンプルの相電流と接地電流の和を零にする
ことを実行する。
第6番目のプログラムファンクシ纏ンF600を完了し
てから主指令ループは、256サンプルが完了したかど
うかを問う第3のサンプル判断5D300を実行する。
この第3のサンプル判断5D300が「否」であるとタ
イマー中断ファンクションTlO2へ戻る。もし第3の
サンプル判断5D300が「然り」であると、主指令ル
ープは第7番目のプログラムラ1ンクシUンF700を
実行する。このプログラムファンクシBンFフ00は平
均電力の算出と、表示すブルーチンに使用する電力とエ
ネルギーの較正とのサブルーチンを実行する。
第7番目の主プログラムファンクションFフ00の完了
に続いて、主指令ループは、このサンプルが65,53
6番目のサンプルであるかどうかを問う第4番目のサン
プル判断5D400を実行する。もし第4番目のサンプ
ル判断5D4QOに対する答えが「否Jであると、主指
令ループは完。
了し、そしてタイマー中断ファンクションTlO2へ戻
る。もし第4番目のサンプル判断SD4’00が「然り
」であると、主指令ループは第8番目の主プログラムフ
ァンクションF800を実行し、この主プログラムファ
ンクシ!l :/ F 800は表示すブルーチンと一
緒に使用するピーク需要電力の値を判断するサブルーチ
ンを実行する。第8番目の主プログラムファンクション
F800の完了時に主指令ループは完了して、主指令ル
ープはタイマー中断ファンクションTlO2へ戻って、
又サンプリングシーケンスを開始する。
第17図に見られるように、第1の主プログラムファン
クションF100で実行されるオペレーションの順序は
、デジタル化のためのA相の電流IAとA相の電圧VA
の選択から始まる。この選択ファンクションはFlol
で示されている。相電流IAと相電圧VAとの選択に続
いて、サブルーチンはブロックF102に示されている
ようにA/Dチャンネル1,2を介して相電流IAと相
電圧VAとをサンプルする。相電流!Aの大きさの変換
は次のファンクションブロックF103で実行され、相
電流IAの変換は12ビツトの2進数で表わす、自乗オ
ペレーションはこの12ビツトの2進数に対して行なわ
れ、ファンクションブロックF104内に示されるよう
に自乗した相電流IAを表わす、相電流!Aのこの自乗
値を相Aの電流集計ASUMとA8SUMとへ加える。
電流集計ASUMは64の自乗電流の集計であり、電流
集計A8SUMは8の自乗電流の集計をそれぞれ表わし
ている。
オペレーションのこの同じシーケンスを相Bと相Cの相
電流と相電圧とに対して殺返す、従って、ファンクシジ
ンブロックF105−F10J3は相Bの電流と相電圧
VBに対して作動する。ファンクションブローツクF1
09−F112は相Cに対して作動する。ソリッドステ
ート回路遮断器60の保護は、地絡電流を利用しても実
行され、従ってファンクシ目ンブロックF113−F1
16は通電回路の接地路に流れるものとして測定された
電流に基づいての上に述べたオペレーションの実行を示
している。
上述のオペレーションに続いて、通電回路の各相の瞬時
電力を算出し、集計する0例えば相Aの電流についてこ
の計算を実施するためプログラムは先ず、相Aの電流の
大きさに対する値とその電流の符号とをフェッチする。
このフェッチオペレージ誼ンはファンクションブロック
F117に示されている。相Aの相電圧を既にサンプル
してしまっており、ファンクシコンブロックF 118
 Gt、電力の値は電流の符号を考慮してこの相Aの相
電圧を相Aの電流と掛けることにより求められることを
示している。ファンクションブロックF119はこの計
算の結果を電力集計に加える。ファンクシコンブロック
F120−F122は電力計算と相Bの電力集計への加
算とを示している。ファンクションブロックF123−
F124は同様の計算と相Cの電力加算とを示している
。ファンクシ鳳ンブロックF124の完了時に第1の主
プログラムファンクシ1ンF100は完了し、主指令ル
ープは第1のサンプル判断5D100を実行する。
第18図に示されたN2の主プログラムファンクシ1ン
F200は、8サンプルのグループが完了したという第
1のサンプル判断5D100の判断に続いて、実行され
る。
これが第8番目のサンプルであることを判断したとき、
第2の主プログラムファンクションF200は即時サブ
ルーチンを実行する。このサブルーチンは以前の8つの
サンプルA8SUM、B8SLJMそしてCC85Uの
自乗電流の集計を取出してくることにより始まり、そし
てそれらはファンクションブロックF201に示されて
いる。ファンクションブロックF201も自乗電流集計
の中の最大MAXI2を指し示す、即時サブルーチンは
、即時ピックアップ選択を示すスイッチ156上のスイ
ッチ読みオペレーションを実行する。
このスイッチ読みオペレーションはF202で示されて
いる。
ファンクションブロックF2O3に示されているフレー
ムタイプとブレーカプラグタイプとを反映しているレー
ティングプラグコーディング63dに基づいての、3つ
の即時ピックアップテーブルのどれを使用するかについ
ての判断に続いて、即時ピックアップの値が選定される
(F204)、又、ファンクションブロックF2O3に
示されているのは、使用されている回路遮断器の特定の
型式に対する即時ピックアップファクタの制限値を決め
るものとしてのlN5TPU  SW、156上の第6
番目と第7番目のスイッチ位置の割当てである。これら
2つのセツティングにより変換の目的で主指令ループに
使用されているユニット当りの乗数(Ml、N2)が設
定される。
即時サブルーチンはファンクシコンブロックF2O3に
示されているこれら2つの値の間の比較オペレーシヨン
を実行し、そしてもしMAXI2の値が即時ピックアッ
プテーブルの読みを越えていると、ファンクションブロ
ックF20B、F206gに示されているように即時ト
リップ状態が開始される。
識別サブルーチンは回路遮断器に最初の電力が流れてい
る開電流状態を監視するという目的を果す、この目的の
ため識別サブルーチンは最初の2.3サイクル中だけ働
いて、それからは次の最初の電力の流れが生じるまでバ
イパスされている。
通電回路の所定の最小電流値の始まりとして最初の電力
の流れが検出される。
ファンクションブロックF207は識別サブルーチンの
オペレーションを開始する最小電流値をユニット当り0
.1として示されている。この最小電流値に適合しない
と識別カウントDCOUNT、F20フ8を零にするこ
ととなる。もしこの値を越えると識別サブルーチンは識
別保護を実行し、4の値に到達するまで識別カウンタD
COUNTを増してい<(F208)、もしDCOUN
Tの値が4の値に到達すると、ファンクションブロック
F2O3はオペレーションのシーケンスが識別保護を終
了することを指令する。識別保護は所定の電流値、この
場合ユニット当り11とMAXI2を比較することから
成り、このチェックファンクションはファンクシコンブ
ロックF210として示されている。もしMAXI2の
値がこの所定値を越えると、識別トリップが開始される
(F21 t)。
短い遅延サブルーチンはオプションの短い遅延保護特性
と関連しているので、選択マルチブレクサ193と関連
しているジャンパJ303をチェックすることにより短
い遅延保護特徴を選択したことを短い遅延サブルーチン
は確認しなければならない、もしこのチェツキングオペ
レーションF211が、短い遅延保護特徴が選択されて
いないという判断に終ると、第2の主プログラムファン
クションF200は完了する。
短い遅延保護特徴を選択していたら、スイッチ読みオペ
レーションF212が短い遅延スイッチ146について
実行され、そしてソリッドステート回路遮断器60のフ
レームタイプとブレーカプラグタイプとを反映している
レーティングプラグコーディング63dについての判断
F213により、3つの短絡遅延ピックアップテーブル
セツティング5DPUのうちの一つをF214に示すよ
うに特定する。lN5TPU  5W156上のスイッ
チ位置6.7の割当てと同様に、5DPUスイツチ14
6の346番目と第7番目のスイッチ位置は特定のタイ
プの回路遮断器のための短い遅延電流の制限値を判断す
る。5DPUスイツチ146が運ぶ情報は、6つの固定
セツティングと2つの可変セツティングとを含み、これ
らは選択されると、レーティングプラグ63cに記され
た値を有する。
この短い遅延セツティングSDPυを緘^XI2の値と
比較する(F215)、もしこの値MAXI2が5DP
Uのセツティングより小さいと、短い遅延サブルーチン
は5OUT信号の不存在を保証し、F215a、それか
ら遅延テリカウント5TALLYを零としくF215b
)、そして第2の主プログラムファンクションF200
の終りへ進む。
MAXI2の値が5DPUセツテイングより大きいか、
これに等しいとI、SDゼインロック信号5OUTを発
する指令を実行する。このとき短い遅延トリップ状態を
開始するのではなく、短い遅延トリップサブルーチンは
先ず、短い遅延インターロック信号SINが存在するか
どうかを判断t、(F217)、存在すればそれは別の
ソリッドステート回路遮断器が短い遅延故障状態を認識
したことを示す、この短い遅延インターロック入力信号
SINの受信がないと、短い遅延サブルーチンはこれが
短い遅延状態の第2の連続する認知であるかどうかを問
う(F218)、それ故、この状態を2回連続して認知
しなければならないということによりノイズによる短い
遅延トリップ状態の間違った指示の発生を防止できる。
現在の位置で短い遅延故障が発生したときの短い遅延ト
リップ状態の迅速な開始と対照的に、アクチブな5OU
T信号がないとき、アクチブなSIN信号はその検知さ
れた短い遅延故障状態に対し時間遅延応答を実行させる
こととなる。
短い遅延サブルーチンの時間遅延部分の下では応答はI
ZTタイプ(F220)か、又は固定時間(F222)
のいずれかである、もしI2T応答(これは第5図の破
線の傾斜した短い遅延曲線部分に相当)を選択していた
ら、短い遅延タリー5TALLYが計算され(F221
)、短い遅延テリリミット5TALLY  LIMIT
と比較するのに使用する。この短い遅延テリリミットは
SDTスイッチ147から読んだSDTファクタの選択
に従って(F223)短い遅延テリテーブルから取出さ
れた所定値である。
12丁応答の5TALLYの値は5TALLY −5T
ALLY令MAXI2の関係に従って計算される。ここ
で得られた5TALLYは前03TALLYをMAXI
2ファクタだけ増したものに等しい、比較ファクション
F224が、その測定された5TALLYが5TALL
Yのリミットに等しいか、それを越えていると判断した
場合短い遅延トリップ状態を開始しくF225)、そし
て第2の主プログラムファンクションは終了する。
もしI2T応答が選択されていないと、測定された5T
ALLY7yクタは5TALLY−5TALLY*10
PU2により判断され、そしてこの値は5TALLYリ
ミツトと比較されて短い遅延トリップを開始すべきか否
かを決める。ファクションブロックF222の下でのそ
の測定された5TALLYに対する計算は、345図の
実線の、垂直の短い遅延曲線部分45aに示されている
応答曲線に一致する固定時間トリップをもたらす。
短い遅延サブルーチンの完了時に主指令ループは第3の
主プログラムファンクションF300の実行へと進み、
この第3の主プログラムファンクションF300は適当
な地絡故障セツティングGFPUを選択するオペレーシ
ョンと、この地絡故障セツティングを用いて地絡故障の
測定値と比較して地絡故障トリップ状態を開始すべきか
どうか、又はその開始時点を決める。
第19図に、見られるように、地絡す5ブルーチンは先
ず、選択マルチプレクサ193からのジャンパーJ30
4のチェックを介して、地絡故障保護特性が事実この場
合使用されているかどうかを確認する。もし地絡故障保
護特性が選択されていなければ、主指令ループは次の主
プログラムファンクシ慕ンに進む、この特性が選択され
ていると、地絡故障サブルーチンはオペレータがテスト
オペレーションを要求しているか、どうかを問い(F2
O3)、そしてもし要求しているのであれば、この−と
きの測定された地絡故障電流が所定の閾値に等しいか、
もしくはそれよりも大きムかを問ぅ(F2O3)、もし
そのような地絡電流が検知されたら、サブルーチンはテ
ストオペレーションに対する要求を無視する(F302
a)、 しかし、もしこく地絡故障電流が閾値よりも低
いと、テストロータリスイッチ150上でのスイッチの
読みをオペレージigF321が実行し、テスト値を選
択し、この値を比較オペレーションに代入して、地絡故
障トリップ状態を開始すべきか否かを判断する(F32
2)。
以下余白 もしオペレータがテストオペレーションを要求していな
かったら、地絡故障サブルーチンはGFPUスイッチ1
48についてスイッチ読みを、行ない(F2O3)、そ
してこの値を使用して次のオペレーションに使用する地
絡故障ピックアップ値GFPUをフェッチする。
このGFPU値の決定に続いて、地絡故障サブルーチン
はA/Dコンバータ82のチャンネル3からプラグレー
ティング値を選択し、その選択されたGFPUの値がU
L/NECの規定の基準内にあることを確認するプログ
ラム部分を実行する比較オペレージジン(F2O3)は
、前の8つのサンプルG8SUMに対する接地電流の集
計から取出された地絡電流の測定値とその選択されたG
FPUの値との間で実行される。もしG8SUMの値゛
がGFPυセツティングに等しいか、これを越えるとき
地絡故障インターロック出力信号GOUTが発生する(
F310)、もしGFPUファクタが越えられていると
、先ずチェックをして、別のソリッドステート回路遮断
器から地絡故障インターロック信号をうけているかどう
かを見る(F311)、もしそのようなGIN信号が受
けとられていると、地絡故障サブルーチンは短期遅延保
護で実行されたのと同じ時間遅延応答を実行する(F3
14)、もしGIN信号が検出されていないと、地絡故
障サブルーチンは短い遅延サブルーチンで実行されたの
と同じ種類の迅速トリップ応答を実行する。すなわち、
第2の連続する地絡電流の発生を検出して(F312)
地絡故障トリップ状態を開始しくF313)、このよう
にして最初の発生がノイズの結果によるものである場合
の誤ったトリップを防止するようにしている。
又、短期遅延サブルーチンと同じように、GIN信号が
受けられると、地絡故障サブルーチンは、12T応答が
固定時間応答かのいずれかである時間遅延応答を実行す
る。もし、第5図の破線の、傾斜した地絡故障曲線部分
48bに相当するI2T応答が選択されているならば、
GTALLY−GTALLY◆G8SUMの関係を利用
して地絡テリ値を計算する(F315)、もしI2T応
答が選択されていないならば、GTALLYは、GTA
LLY−Gτ^LLY◆0.l125PU2として計算
する(F 316 ) 、 GTALLYリミットはG
FTスイッチ(149)の関数として選択される。計算
したGTALLYとGTALLY LIMITとの比較
オペレーショは、地絡トリップ状態を開始するか否かに
ついての決定を与える(F 313 ) 、 GTAL
LYの測定は、G8SUMがGFPU以下に落ちたとい
う決定に続いて零に進むことはない、それよりも、GT
ALLYの数字は、GFPUの値よりG8SUMの値が
小さくなるときに、GTALLY−GTALLY−0,
25Pt12の関係により決められる特定の、フ□アク
タだけ減少させられる。これにより地絡故障サブルーチ
ンは型皿地絡を取扱う手段たり得る。即時保護、識別保
護等の種々の保護特性を実現するサブルーチンを実行し
てしまうと、この開始されたトリップ状態を、トリップ
機構を作動しそして必要な故障原因の情報を表示するオ
ペレーションに変換するオペレーションの実行が残って
いる。この変換オペレーションは、主としてトリップサ
ブルーチンを含む第20図の第4の主プログラムファン
クションF400により実行される。
トリップサブルーチンは先ず、トリップフラグがセット
されているのか、いないのかを決定する(F2O3)、
)−リップフラグは、トリップ状態を開始できる保護サ
ブルーチンのいずれか一つにより使用される、プログラ
ムされたピットアサインメント間の特定のビットである
。もしトリっツブフラグがセットされていないというこ
とが決定されると、トリップサブルーチンは、前の8つ
のサンプルで蓄積された自乗相電流と接地電流A8SU
M、B8SUM、CC85U、G8SUMの記憶内容を
クリヤーし、そしてこれに続いて、第4の主プログラム
フ1クシ日ンF400の終りへ進む、もしトリップフラ
グがセットされていることが決定されると、トリップサ
ブルーチンはどの保護サブルーチンがトリップ状態を開
始したかを決定し、そして正しい故障原因LEDを発光
するもし即時サブルーチン、プラグチェックサブルーチ
ン識別サブルーチン又はオーバライドサブルーチンによ
りトリップフラグがセットされたのであれば、発光ダイ
オードLED4が発光する(F2O3)、もし短期遅延
トリップ状態が検出されたのであれば、発光ダイオード
LED3が発光する(F2O3)、もし地絡故障トリッ
プ状態が検知されたらば、発光ダイオードLED2が発
光する(F2O3)、もし長期遅延トリップ状態が検出
されたらば、発光ダイオードLEDI’は、長期遅延ト
リップ状態が発生したかどうかによりもしくは長期遅延
トリップ状態が現存しているかどうかにより決められて
連続的にもしくは断続的に発光する(F2O3)、どの
保護特性がトリップ状態を開始したかについての決定に
続いて、トリップサブルーチンはトリップ出力ポートを
、1にセットし、それによりトリップ機構93を作動で
きる状態にする(F2O3)、 トリップ出力ポートは
高となって、トリップサブルーチンは完了する。
木質的に長期遅延サブルーチンから成る第5の主プログ
ラムファンクションF500は、主指令ループが一グル
ープの64サンプルを完了したことを検出したと幹だけ
実行される。この決定は第16図の′M2サンプル決定
5D200によりなされる。
最初の64番目のサンプルグループの完了に続いて、第
5の主プログラムファンクションが再閉リレードライバ
ーをオフする指令を開始し、それにより再閉リレー動作
の時間を約属秒に制限する長期遅延サブルーチンにより
実行される第1のオペレーション(F2O3)は、第1
の主プログラムファンクション(Floo)の実行中に
前に決定されたMAXI2を取ってくることである。
長期遅延保護特性が選択されていることを決定した後、
LDPUスイッチ144のセツティングに従って、そし
て選択マルチプレクサ193と関′遠した長期テーブル
ジャンパJ301もしくはJ3 ・02が選択されたか
どうかをチェックすることにより決定された第1又は第
2の長期遅延テーブルの選択に従って長期遅延サブルー
チンはLDPU値を取ってくる。
前に取ってきたMAXI2とそのとき恰度取ってきたL
DPUとの間の比較がセットされるべきであるか否かを
決定するか、又は重負荷発光ダイオードLEDを発光さ
せることとなるLDPUファクタに接近しているか否か
を決定する別の長期遅延サブルーチンバスをとるか否か
を決定する。
もしMAXI2の値がLDPUファクタと等しいか、又
はそれを越えると、LDPUプラグがセットされ、長期
遅延テリLTALLYをLTALLY−LTALLY◆
MAXI2として計算する。それから、その得られたL
TALLYを、LDTスイッチ145の読みの関数とし
て決められるLTALLY LIMITとの比較に使用
する。もし測定されたLTALLYがLTALLY L
IMITを越えると、長期遅延トリップ状態が開始され
、そ−して第5の主プログラムファンクションF500
が終る。もしその得られたLTALLYがLTALLY
 LIMITよりも小さいと、第5の主プログラムファ
ンクションF500は長期遅延トリップ状態を開始する
ことなく終る。
MAXI2の値がLDPUファクタよりも小さいときに
生じることであるが、LDPUフラグがセットされてい
ないと、長期遅延サブルーチンは、MAX127)値が
LDPU77クタの85%に等しい、もしくはこれを越
えているか否かを決定する別のプログラムを辿る。もし
そうであると、重負荷発光ダイオードが発光する。もし
そうでなければ、LDPUはクリヤーされる。長期遅延
サブルーチンのこの別のプログラムバスは、選択マルチ
プレクサ193と関連する選択ジャンパーJ307を介
して長期遅延メモリ特性が選択されているか否かを決定
する。もし長期遅延メモリが選択されていなければ、フ
ァクタLTALLYは、LDPυフラグのクリヤーに続
いてクリヤーされる。もし長期遅延メモリ特性が選択さ
れると、地絡テリGTALLYの状態と同じように、長
期遅延テリLTALLYは減少させられて、MAXI2
の値がLDPUファクタを越えるかもしくは等しいとい
う場合(これは散発的に発生する) 、LTALLYの
減少は下の方のリミットを零として、LTALLY−L
TALLY−IrO2(7)関係を利用して、実施され
る。この減少オペレーションに続いて、345の主プロ
グラムファンクションF500は終了となり、そして主
指令ループは第6の主プログラムファンクションF60
0を実行する。
第2図に示す表示すブルーチンを主として含んでいる第
6の主プログラムファンクションF600が第64番目
のサンプル後に実施される。
表示すブルーチンで実施される第1フアンクシヨンはト
リップフラグがセットされているか否かを決定する(F
2O3)、 トリップ状態が開始されたことを決定した
らば、表示′サブルーチンはトリップの無原因のフラグ
をセットしているか否かを決定する。もしトリップの無
原因のフラグをセットしていれば、表示すブルーチンは
、必要ならば、既存の警告メツセージを表示する(F2
O3)、もしトリップ無原因のフラグがセットされてい
ないと、表示すブルーチンは既存のトリップ原因のメツ
セージを表示する(F2O3)、ファンクションF60
4により優先順位に従って表示される警告メツセージの
タイプは、RAM故障、ROM故障、プラグ故障、負電
力状態そして長期遅延ピックアップ状態である。
警告もしくはトリップメツセージがなければ、表示すブ
ルーチンは表示すべき次のパラメータの一つを選択する
。すなわち、RMS相電流、ピーク需用値、現時点の需
用値又はエネルギー、最終的にはこの選択は、表示ステ
ップ押しボタン132の使用者による手動操作の制御下
にある。
一度選択されると、表示されるパラメータは先ず定量さ
れ、それから英数字表示要素120へ出力される(F2
O3)、一度この情報が表示へ出力されると、表示すブ
ルーチンは個々の相電流集計ASUM、BSUMそし1
”CSUMをクリヤーするというような家事の雑用を実
行する。このとき、表示すブルーチンは、第6の主プロ
グラムファンクションF600がそうであるように、完
了し、主指令ループは3416図に示す第3のサンプル
決定5D300の実行に進む。
主指令ループが第256番目のサンプルもしくは256
の倍数のサンプルを完了したことを決定すると、電力と
エネルギーを計量する第7の主プログラムファンクショ
ンF700が実行される。
第23図に見られるように、電力計量サブルーチンは瞬
時相電力値の集計であるPTALLYを取ってくる(F
2O3)。
次に、電力計量サブルーチンは指令Fフ02を介して、
正のPTALLY値が存在することを確認する。そうで
なければ、負電力の流れが生じていて、食型カフラグを
セットしこの情報を表示する。もし負電力状態が検出さ
れると、電力計量サブルーチンがPTALLYで2の補
数オペレーションを実行して正の等価値をつくる(F)
04)、電力計量はP−AVE/4−PTALLY(2
56X2)として平均電力を算出し、それから値PTA
LLYを零とする(F2O3)。
計算した平均電力値を求める前に、電力計量サブルーチ
ンは先ず、トリップフラグがセットされているか否かを
決定し、そしてもしセットされていたらば前に計算した
電力とエネルギーの値を残しておいて、これらのパラメ
ータを履歴表示が含むようにし、そしてトリップ事象の
接続中変化しないようにしている。
トリップが発生しないと、電力計量サブルーチンは電力
計量テーブルから電力計量ファクタYを取出し、そして
P−AVE−P−AVE/4XY/220の関係に従つ
てP−AVE/4の値を求め、この計算は平均電力値M
W−Hを与える。
電力計算サブルーチンを完了してしまうと、第7の主プ
ログラムファンクションF700はエネルギー計量サブ
ルーチンを実行する。電力計量サブルーチンに対する第
1の指令と同様、エネルギー計量サブルーチンは先ず、
テストフラグがセットされているか否かを決定し、もし
それがセットされていると既存の計量されたエネルギー
値はそのテスト値により影響されることはなく、それ故
テストフラグの存在はエネルギー計量サブルーチンと第
7の主プログラムファンクションF700の完了となる
。しかし、もしテストが行なわれる状態にないと、エネ
ルギー計量サブルーチンはエネルギー計量ファクタの表
からエネルギー計量ファクタ2を取り出してくる。この
エネルギー計量ファクタ2を持って、エネルギー計量サ
ブルーチンはP−AVE/4ファクタを取ってきて、そ
して式ETALLY−ETALLY+P−AVE/ 4
 x Zを用いてエネルギーテリを計算する。この計量
したエネルギーテリ値を表示するため提出する前に、エ
ネルギ一定量サブルーチンは先ず、この計算されたET
ALLY値が英数字表示120の表示能力の関数として
確立された所定のリミットを越えるか否かを決定しなけ
ればならない、この場合、このETALLYリミットは
メガワット時を表わしてい°る99.9MW−Hとして
確立されている。もしETALLYがETALLYリミ
ットを越えていると、エネルギー計量サブル一つくり、
これは表示できる。エネルギー計量サブルーチンの完了
とともに第7の主プログラム機能F700は完了して、
主指令ループは第4サンプル決定を行ない、そこでは主
指令ループが65゜536番目のサンプルにあるかどう
かを決定するもし主指令ループが、これは65,536
番目のサンプルインタパルプであるということを決定し
たらば、主指令ループは第8番目のプログラムファンク
シ日ンを実行し、このファンクションはピーク需用電力
値を表示のため計量するタスクを実行する。このピーク
需用サブルーチンは先ず、第256番目のサンプルイン
ターバルで利用できる256PAVHの集計として計算
された現時点の需用テリのためのフェッチオペレーショ
ンを実行する。それから、ピーク需用サブルーチンはD
T^LLYの数字を256で割って前に65,536サ
ンプルにわたりて生じた平均の現時点需用電力値を決定
する。
65.536番目のサンプルの完了が、最新のピーク需
用電力値の計算以来5分のインターバルの完了とほぼ同
じであるということをここで注意しておくべきことであ
ろう、ピーク需用サブルーチンは、最新の測定需用値D
TALLYを、電力投入以来記録された最高需用値を表
わす、記憶されてぃるピーク需用テリと比較するオペレ
ーションを実行する。もし既存のピーク需用テリが最新
の計算された需用テリよりも小さいということが決定さ
れると、最新の現時点需用テリが保持され、そして新し
いピーク需用値となる。もし現時点需用テリが既存のピ
ーク需用テリを越えていなければ、その既存のピーク需
用テリが保存される。ピーク需用サブルーチンは現時点
の需用テリ0丁ALLYを零とし、そして主指令ループ
の完了と第8の主プログラムファンクションの実行を完
了して、サンプリング事象のシーケンスを再開する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の回路遮断器の斜視図である。 第2図は本発明の回路遮断器の斜視図である。 第3図は第2図の回路遮断器の機能ブロック図である。 第4図は第2図の回路遮断器を用いた典型的な配電系統
のブロック図である。 第5図は第2図の回路遮断器のフロントパネルの詳細図
である。 第5A図は第2図の回路遮断器の第1の別のフロントパ
ネル部分の詳細図である。 第5B図は342図の回路遮断器の342の別のフロン
トパネル部分の詳細図である。 第6図は第3図の表示ボードシステムの詳細図である。 第7図は第3図のオーバライド回路の詳細図である。 第8図は第3図の故障・パネル入力システムの詳細図で
ある。 第9図は第3図のフレーム・プラグレーティングシステ
ムの詳細図である。 第10図は第3図のバックアップ・リセットシステムの
詳細図である。 第11図は第3図の電源回路の詳細図である。 第12図は第3図の電流と電圧の較正と変換の回路であ
る。 第13図は第3図の通信システムの機能ブロック図の一
部の略図である。 第14図はN3図の補助電源・アラームシステムの詳細
図である。 第15図は第3図の80c51マイクロコンピユータの
機能ブロック図である。 第16図は第3図のマイクロプロセッサのメモリに蓄積
された主指令ループのシステムフローチャートである。 第17図は′s16図に示す主指令ループの第1のファ
ンクションのフローチャートである。 第18A図と3418B図とは第16図に示す主指令ル
ープの第2フアンクシヨンのフローチャートである。 第19A図と第19B図とは第16図の主指令ループの
第3フアンクシヨンのフローチャートである。 第20図は第16図の主指令ループの第4フアンクシヨ
ンのフローチャートである。 第21図は第16図の主指令ループの′!J5ファンク
ションのフローチャートである。 第22図は第16図の主指令ループの第6フアンクシヨ
ンのフローチャートである。 第23図は第16図の主指令ループの′M7フアンクシ
ヨンのフローチャートである。 第24図は第16図の主指令ループの第8フアンクシヨ
ンのフローチャートである。 PRIORART 図面の浄書 FIG、  19B CTi町

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、正常時通電している電気回路に配置され、トリップ
    信号の受信時に電気回路を流れる電流を遮断する遮断手
    段; 電気回路に結合されており、それに流れる電流に比例し
    た電流値を調整し、その電流値の大きさを表わす調整信
    号を発生する調整手段; この調整信号から少なくとも一つの動作特性を導出し、
    その動作特性を対応する少なくとも一つのトリッピング
    パラメータと比較し、そして動作特性がトリッピングパ
    ラメータに少くとも等しいときトリップ信号を発生する
    作動手段を備えた回路遮断装置において、 前記電流値を受け、その電流値からオーバライド信号を
    発生する発生手段を備え、このオーバライド信号が所定
    のオーバライド値よりも低いときにオンとなり、そして
    所定のオーバライド値を越えるときオフとなるようバイ
    アスされた第1の電子スイッチング要素へ調節要素を介
    してオーバライド信号が送られ、それにより前記遮断手
    段へ別のトリップ信号の伝達を可能とし;そして前記調
    節要素は前記第1スイッチング要素と直列に接続され、
    そして第1のスイッチング要素は、オン状態のとき第1
    の電流路を形成し、この第1の電流路において第1のス
    イッチング要素は第1の電流路の一部分から離れていく
    第2の電流路の第2のスイッチング要素に電流が流れな
    いようにし、この第2の電流路は第1のスイッチング要
    素がオフになったときに形成されて、電流は第2のスイ
    ッチング要素に流れるようになり、それにより第2のス
    イッチング要素をオン状態にバイアスし、そのとき前記
    別のトリップ信号が前記遮断手段へ伝送されることを特
    徴とした回路遮断装置。 2、信号発生手段が、少なくとも一つの電流値をそれに
    対応する電圧信号に変換する電圧発生回路を含む請求項
    1記載の回路遮断装置。 3、電気回路が3相回路であり、この3相回路に関連し
    て3つの別々のオーバライド信号が3つの別々の電流値
    からつくられ、信号発生手段は、3つの別々の電流値を
    それらに対応する3つの別々の電圧信号に変換する電圧
    発生回路を含み、更に信号発生手段は3つの別々の電圧
    信号のうち最高電圧の信号をオーバライド信号とするオ
    ークショニアリング回路を含む請求項1記載の回路遮断
    装置。 4、調節要素が電圧信号を受ける電圧調節要素であり、
    オーバライド信号が所定のオーバライド値を越えるとき
    電圧調節要素のブレークダウン状態が発生し、それによ
    り第1電子スイッチング要素をオフ状態にバイアスする
    請求項2記載の回路遮断装置。 5、電圧調節要素が所定のブレークダウン値を有するゼ
    ナーダイオードであり、このブレークダウン値はブレー
    クダウン状態に対応している請求項4記載の回路遮断装
    置。 6、電圧調節要素を信号発生手段から離して回路遮断装
    置内に配置しており、ブレークダウン状態となる電圧調
    節手段を信号発生手段と関係なく選択的に変更できる請
    求項4記載の回路遮断装置7、電子スイッチング要素が
    トランジスタであり、そしてオーバライド信号が電圧調
    節要素のブレークダウン状態に続いてトランジスタの端
    子へ加えられ、このオーバライド信号はその端子を負に
    バイアスして、第1電流路に配置されたトランジスタの
    接合に電流が流れないようにする請求項4記載の回路遮
    断装置。 8、第2電流路は、第1電子スイッチング要素の接合の
    上流点で第1電流路から枝分れしている請求項7記載の
    回路遮断装置。 9、電子スイッチング要素がオフ状態のときオーバライ
    ド検知信号が発生し、このオーバライド信号は第2電流
    路と共通の第1電流路の部分から作動手段へ送られ、遮
    断手段を作動させるオーバライド状態の発生を指示する
    請求項1記載の回路遮断装置。 10、トランジスタの第2端子から出ている第2電流路
    内に配置されたダイオード要素を備え、トランジスタの
    接合を流れることのできなかつた電流の部分は分れて、
    このダイオード要素を介して第2電流路を通って第2の
    電子スイッチング要素に流れる請求項7記載の回路遮断
    装置。 11、第2電子スイッチング要素は第2のトランジスタ
    であり、そして電流の分れた部分は第2トランジスタを
    作動する別のトリップ信号である請求項10記載の回路
    遮断装置。 12、正常時通電している電気回路に配置され、トリッ
    プ信号の受信時に電気回路を流れる電流を遮断する遮断
    手段; 電気回路に結合されており、それに流れる電流に比例し
    た電流値を調整し、その電流値の大きさを表わす調整信
    号を発生する調整手段; この調整信号から少なくとも一つの動作特性を導出し、
    この動作特性を対応する少なくとも一つのトリッピング
    パラメータと比較し、そして動作特性がトリッピングパ
    ラメータに少くとも等しいときトリップ信号を発生する
    作動手段;及び前記電流値を受け、その電流値からオー
    バライド信号を発生する発生手段 を備え、前記オーバライド信号が所定のオーバライド値
    よりも低いとき調節要素を介して第1スイッチング要素
    へオーバライド信号を送り、そしてオーバライド信号が
    所定のオーバライド値を越えるとき調節要素は第1スイ
    ッチング要素へのオーバライド信号の伝送を阻止し、そ
    れにより別のトリップ信号を前記遮断手段へ送り;そし
    て前記信号発生手段から一つの端子上で第1コネクタに
    より取外して分離することができ、そして前記第1スイ
    ッチング要素からそれの他方の端子上で第2コネクタに
    より取外して分離することができる位置に前記調節要素
    を配置して、電流耐久レーティングの範囲から選択した
    1つのレーティングを変更する場合前記信号発生手段と
    前記第1スイッチング要素とに影響することなく前記調
    節要素を取替えることができることを特徴とした電流耐
    久レーティングの範囲から選択された一つのレーティン
    グで作動する回路遮断装置。
JP63038455A 1987-02-20 1988-02-20 回路遮断装置 Pending JPS63302717A (ja)

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