JPS63298A - イムノブロツトによる抗原の直接同時アツセイ - Google Patents

イムノブロツトによる抗原の直接同時アツセイ

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JPS63298A
JPS63298A JP62071916A JP7191687A JPS63298A JP S63298 A JPS63298 A JP S63298A JP 62071916 A JP62071916 A JP 62071916A JP 7191687 A JP7191687 A JP 7191687A JP S63298 A JPS63298 A JP S63298A
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JP
Japan
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pneumoniae
monoclonal antibodies
molecular weight
specific
antigen
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JP62071916A
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スティーブン アール.コーツ
ランダル ディー.マドセン
ファウジア エー.セイード
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Novartis Vaccines and Diagnostics Inc
Original Assignee
Cetus Corp
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  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、異る複数の疾患の病因体(etiolog
icagen t)に対する複数のモノクローナル抗体
を導入することにより、ウェスタンとして知られている
イムノブロット試験の診断的用途を拡大する。この発明
は、1つのアッセイにおける、微生物からの種々の抗原
の同時的検出を提供する。従って、この発明は、1つの
臨床検体からの複数の病因体の分別診断のための非常に
改良された方法を提供し、この分別診断は複数のアッセ
イではなく1つのアッセイにおいて行われる点において
改良がなされている。
この発明はまた、約43キロダルトン(K)の分子量の
マイコプラズマ・ニューモニア(b忽鮭旦ユ p剪虹並
)膜ポリペプチド上のプロテアーゼ感受性で過ヨウ素酸
塩非惑受性のエピトープに結合するネズミIgG1モノ
クローナル抗体に関する。この発明はまた特に、イムノ
ブロット分析(ウェスタン)においてこのモノクローナ
ル抗体を使用してM、ニューモニア(L匹赳柱旦並)を
検出する診断的方法に関する。
〔従来の技術〕
Towbin等(文献11 、14 、16)及びBi
tter等(文献15)はウェスタン・イムノブロット
・アッセイ(Western tmmunoblot 
assay)技法の一般的背景を与えている。Towb
in等、米国特許(文献14)及びEr1ich等の英
国特許隘0050424はポリクローナル抗体を用いて
抗原を検出するためのウェスタン・イムノブロットの診
断的使用を記載している。
rErlich等の英国特許及びTowb i n等の
米国特許のいずれも異る複数の抗原の同時的アッセイの
ためのウェスタン・イムノブロットの使用を教示してい
ないのみならず、ウェスタン・イムノブロットへのモノ
クローナル抗体の導入も記載していない。
McMichael等(文献17)はポリクローナル抗
体を使用して肝炎8表面抗原を検出するためのイムノブ
ロット(ウェスタン)アッセイを記載している。Ga1
lo等(米国特許Na 4,520,113)は、ウェ
スタン・プロット技法を基礎にするストリップラジオイ
ムノアッセイ (RIA)により又はエンザイムリンク
ド・イムノソルベント・アッセイ(ELISA)により
、AIDS(Acquired Immun Defi
ciencySyndrome :後天性免疫不全症候
群)又は前−AIDSを有する患者の血清中のHTLV
−DIウィイルスに対する抗体を検出した。Ga1lo
等は、偽陽性試験結果として記録されるであろうELI
SA試験における非特異的結合を除去するためにイムノ
ブロア)(ウェスタン)アッセイを使用した。本発明の
診断的方法は、臨床検体中の抗原を直接検出するために
イムノブロット (ウェスタン)アッセイを使用する点
及びポリクローナル抗体ではなくモノクローナル抗体を
使用する点において前記の方法と区別される。
モノクローナル抗体の使用は、多くのポリペプチド及び
種々の抗原を含有する臨床検体を試験することができる
という利点をもたらす。この様な検体を試験するための
ウェスタン・イムノブロットにおけるポリクローナル抗
体の使用は過剰なバックグラウンド、すなわち非特異的
検体ポリペプチド及び多数の病原体特異的抗原へのポリ
クローナル抗体の非特異的結合、をもたらす。ポリクロ
ーナル抗体のこの様な交差反応性は、正確な診断のため
には不明瞭過ぎるあいまいな試験結果をもたらす。これ
に対して、特定のエピトープに対するモノクローナル抗
体のウェスタン・イムノブロットにおける使用は、バッ
クグラウンド染色から容易に識別することができる明瞭
なバンドをもたらす。すなわち、診断的ウェスタン・イ
ムノブロットにおいてモノクローナル抗体を用いること
により、精製されているか、部分的に精製されているか
又は培養された感染性疾患生物ではなく臣n床検体を使
用することができる点において、従来技術に対する明ら
かな改良が得られる。
さらに、モノクローナル抗体を導入したイムノブロット
・アッセイは効率的である。この様なアッセイは後で記
載する様に臨床検体について直接実施することができる
のみならず、プレキャストミニゲル(100鰭X80u
)を用いる場合5時間以内に完了することができる。
ラジオイムノアッセイ及び醍素イムノアフセイのための
同時的イムノアッセイが記載されている。
M、Kuriyama等(文献21)はヒト前立腺特異
的起原の2種類の蛋白質、すなわち前立腺酸性ホスファ
ターゼ及び前立腺抗原、の存在を検出するために組織特
異的マーカーの組合せ試験を使用する利点を記載してい
る。しかしながら、Kuriyama等は1つの同時的
方法により2種類の抗原を検出したのではなく、各抗原
の別々の測定の結果を組合わせた。
Mitsuma等(1972) (文献22)、Lj 
unggren等(文献23)、及びHaynes等(
文献24)は、わずか8日間の半減期を有する+311
を含む2種類の異るヨウ素アイソトープによる抗原の標
識により1個のチューブ中の1種類より多くの成分を測
定するために間接的競争ラジオイムノアッセイを使用し
た。Vihko等(文献25)は、小試験管の異る切片
に2種類のタイプの抗体を画定化し、そしてこれらを連
結して1個の多成分試験管を形成することを開示してい
る。ハブテンが12STにより標識され、この標識が間
接ヲジオイムノアソセイにより検出される。この方法は
固相キャリヤーの分離を含む比較的複雑な手順を用いる
Fr1dlender等の米国特許11m 4,315
,907及びGehle等(文献29)は、別々に分離
され得る各抗原に対応する同相結合剤及び各抗原のため
の標識された結合剤を用いて複数の抗原を測定するため
の特異的結合アッセイを記載している。各同相結合種は
インキュベーションの後他のすべての種から分離される
Blake等(文献28)は2種類の甲状腺ホルモンの
同時的エンダイム・イムノアッセイを記載しており、こ
の方法はそれが安定であり且つ容易な分別測定を可能に
する点においてラジオアイソトープに卓越する利点を有
する。酵素は吸着分光光度法により相互に容易に区別す
ることができる生成功を生成せしめる。Blake等は
両抗原を検出するために単一のアッセイ化合物ではなく
、2個の別個の固体担体上に固定化された2種類の抗体
を使用した。
1986年11月26日に許可された南アフリカ特許1
k85/2574は、1種類より多くの抗原、最も好ま
しくは前立腺抗原及び前立腺酸性ホスファターゼを同時
に検出するための改良された方法を開示している。試験
液体中のすべての抗原を検出するために単一の免疫アッ
セイ材料が使用される。すなわち、測定のためのアッセ
イ混合物中に使用されるべき接合体の量の最適化が単純
化される。さらに、このアッセイにおいては間接的競争
イムノアッセイとは異り測定が直接的である。
しかしながら、ラジオイムノアッセイ及びエンザイム・
イムノアッセイのために記載された上記の同時的イムノ
アッセイはすべて、検出される各特定の抗体のために異
る標識(酵素的又は放射性)を必要とする。さらに、こ
れらのアッセイは一般に2種類の、そして多くても可能
性として3種類の抗原の検出に限定される。本発明の同
時的検出系の大きな利点は、提供される時間効率及び臨
床検体を直接試験できる可能性のみならず、種々の抗原
を同時にアッセイする系の能力である。
同時的検出系において特に肺炎の分別診断のために又は
マイコプラズマ・ニューモニア(b並鮭旦懸Pneum
on 1ae)  CM 、ニューモニア(Lp=匹剪
旦並)〕を直接検出するために単独で使用され得る例示
的モノクローナル抗体は、43にのM、ニューモニア膜
ポリペプチド上のプロテアーゼ感受性で過ヨウ素酸塩不
惑受性のエピトープに結合するネズミI gGlである
。この様なエピトープはすべての試験された臨床的M、
ニューモニア単離株中に存在するが、正常な画用のマイ
コプラズマ種又はヒトの呼吸器中に見出される他の生物
中には見出されなかった。
マイコプラズマ・ニューモニアは、一般に気管気管支炎
、異型肺炎(atypical pneumonia)
及び咽頭炎を惹起するヒト呼吸器病原体である。
(Cassel、G、H,及びB、C,Co1e+19
81+Mycoplasmaas agents of
 hunan disease、  N、Engl、J
、Med、304:80−89 ;  C1yde、W
、A、Jr、、1979. 勺μ狙DluL組匹1並1
nfections in man、 275−306
頁、J、G、Tully及びR,F、Whitcomb
m、The Mycolasmas。
Vol  2、アカデミツクプレス、ニューヨーク。〕
M、ニューモニアはまた、神経疾患、多形性紅疹、水庖
性鼓膜炎、神経性貧血、心筋炎及び心膜炎にも関与する
。(Levine、 D、P、、及びA、M、Levn
er。
1978、 The clinical spectr
um of  b印旦姪旦り赳赳1並 感染、Med、
Cl1n、 North Am、62:961−978
;Murray、 H,W、、H,Masur、L、B
、5enterfit、及びR,B、Boberts、
1975.The protein manifesf
ationsof b刈鮭且懸り些懸虹並1nfect
ion in adults。
Am、J、Med、 58 : 229−242  ;
並びにPonka、 A、1979+The occu
rrence and clinical pictu
re ofserologically verifi
ed  p  7infections with e
mphasis on central nervou
ssystem、 cardiac and join
t manifestations、、Ann。
Cl1n、Res、5uppl 24:1−60゜〕出
現率は子供及び若い成人の間で最高である[Foy、H
,M、+G、F、Kenny。
M、 F 、 Conney %及び1.P、A11e
n、1979.Long−termepidemiol
ogy of  infectionSwith   
p匹些肌虹憇、J、Infect Dis、 139 
: 681−687  ;並びにFoy、 H,M、及
び1.D、Al]en+1982.Frequency
 of5且圧ハμ臆 肛l徂邦■狙肺炎、Lancet
 xx:392 )が、M、ニューモニアの感染はすべ
ての年令グループにおいて観察されている(Murra
y Il、W、等、前掲;及びPonka、A、、前掲
)、M、ニューモニアの感染においてテトラサイクリン
又はエリスロマイシン療法が効果的であることが示され
ている。
(Dean、N、I、、、1981 Mycoplas
mal pneumoniae 1nthe comm
unity hospital、Cl1n、Chest
、Med、 2 :121−131  (文献1);並
びにShames、J、M、、R,I’l。
George、及び−、B、Ho11iday+197
0.Comparisom ofantibiotic
s in the treata+ent of my
coplasmalpneumonia、Arch、I
nLern、Med、 125 : 680−684 
o )臨床症状は診断を支持するが、しかしこれらはウ
ィルス感染、グループAストレプトコッカス感染又は他
の細菌性呼吸器感染による症状と区別できない。(C1
yde、W、A、Jr、、前掲。)最近、生物の培養物
の単離又は急性及び回復期の対の血清の間の特異抗体の
4倍の上昇により決定的な診断が示される。(C1yd
e同上。)結果は1〜3週間を必要とし、そして事後に
情報が得られるが、最初の療法の指針としては有用では
ない。さらに、多くの検体について、正常画用の細菌の
一層速い増殖により培地が覆われるために培養結果を得
ることができない。(Tully、J、G、、RF、W
litcomb及びT、F、C1ark、1977、 
Pathogenic mycoplasmas :c
ultivaHon and vertebrate 
pathogenicity ofa new spi
roplasmd、 5cience、 195  :
 892−894)。
M、ニューモニア感染についての今日の血清学的診断法
は、コールド・ヘマグルチニンについての試験(I g
M抗−Ig抗体)  (Griffin、^n。
Intern、Med、 70 : 701(1967
) )及び補体固定によるM9ニューモニア特異抗体の
試験(Kenny等、J、Immunol、95 : 
19(1965)) 、酵素イムノアッセイ(Buso
lo等、J、Cl1n、Micro、 12 : 69
(1980) ;Dussdix等、J、Cl1n、 
36 : 228 (1983))及び間接蛍光イムノ
アッセイ(Umetsu等、Tohok J、Exp。
Med、 116 : 213 (1975))を含む
。喀痰又は咽喉綿棒からのM、ニューモニアの単離は決
定的情報を提供するが、結果を得るまでに7日〜3週間
を要する。今日の診断法は、これらの感染における療法
に指針を与えるのに十分に迅速に実施され得ないので、
迅速診断試験は非常に有用であろう。
臨床検体中のM、ニューモニア抗原の直接検出が、ポリ
クローナル抗体を用いてカウンター免疫電気泳動により
(Wiernik等、5cand、J、 Tnf、Di
s。
10 : 173−176(1978) )及び蛍光抗
体測定(Bayer等、Anal、of rnf、Me
d、94 : 15(1980) ; Hers、Am
Rev、Re5p、Dis、 88 : 316(19
83) (文献5)〕により試みられているが、あまり
成功していない。M。
ニューモニア抗原を検出するための酵素イムノアッセイ
が報告されている(Helbig、J、H,及び−。
Witzleb、、1984.Enzyme−1ink
ed immunosorbentassay(ELI
SA)、Zum Antigennach weis 
vonムリ鮭粒懸肌肥赳nL、Z4es、Hyg、 3
0 : 106−107;並びにM、E、Jacobs
及びW、Bredt、1982.Re1ease of
h並鮭且懸り赳赳1並5ubstances afte
rphagocytosis  by gunea p
ig alveolar macrophages、。
Infect、Immun、 36 : 357−36
2 )が、しかし臨床検体については試験されていない
M、ニューモニア全体生物に対するモノクローナル抗体
(Buck、D、W、、R,H,Kennett %及
びG。
McGarrity、1982 Monoclonal
 antibodies 5pecificfor c
eljculture mycoplasmas、In
 Vitro、18 :377−381 ) 、表面付
着蛋白¥(ptに対するモノクローナル抗体(Feld
ner等、19B2.Nature  298 ニア6
5−767 ; Hu等、1981.Identifi
cation ofimmunogens of p 
 胚匹肌旦ae byprotein blottin
g、Biochem、Biophys、Res、Com
mun。
103 : 1963−1370) 、及び脂質抗原に
対するモノクローナル抗体(Morrison−Plu
mmer、 JlD、H,Jones及びJ、B、Ba
seman+ 1983+八m ELISA to d
etectmonoclonal antibodie
s 5pecific for lipiddeter
minants of h匹紅且旦り並凹紅並、 J。
Immunol、Meth、64  : 165−17
8 ]がすでに記載されているが、これらの診断的使用
はまだ報告されていない。
43にポリペプチドは、マイコプラズマの膜の全乾燥重
量の50%以上を占める多数の膜ポリペプチドの1つで
あると考えられ一4p゛(Razin、S、1979゜
Membrane proteins、289−322
頁、M、F、Barile及びS、Razin 5、T
he Mycoplasmas、Vol  l、アカデ
ミツクプレス、ニューヨーク〕、そしてイムノブロット
パターンによる推定ではこの生物の抗原成分の1つであ
る。これは、本発明者等及び他の研究者(Hu等、Bi
oches+、Biophys、Res、Commun
、 103 +1363−1370(1981) ;並
びにKenny、G、E、及びF、D。
Cartwright、 1984+ Immunob
lotting fordetermination 
of the antigenic 5pecific
itiesof antibodies of the
  M co Iasmatales、、 Isr。
J、Med、Sci、20 : 90B−911)によ
り観察されたものである。しかしながら、これらの他の
研究者はいずれも、約43にの抗原として抗原を命名せ
ず又は記載していない。Kahane等(Inf、an
d fmun。
Vol 50 、 Nn 3 : 944−946(1
985) )は41K及び42に抗原を命名しているが
、しかしこれらの抗原又はこれらの抗原に対するモノク
ローナル抗体を診断に使用することを示唆していない。
(本発明の記載) この発明は、広い意味で、臨床検体中の特定の抗原を検
出するためのウェスタン・イムノブロット・アッセイに
おけるモノクローナル抗体の使用に関する。この様なア
ッセイは、約43にの分子量およプロテアーゼ感受性で
過ヨウ素酸非感受性のエピトープを有するものとして定
義される特定のマイコプラズマ・ニューモニア膜ポリペ
プチドに結合するネズミIgG1モノクローナル抗体の
使用によってこの明細書において例示される。
この発明はさらに、検出されるべき各抗原に対するモノ
クローナル抗体をアッセイ系に導入することにより単一
のウェスタン・イムノブロット・ア・ノセイにおいて種
々の抗原を同時に検出することができる方法を提供する
。現在一般に使用されているウェスタンイムノブロット
ゲルの物理的寸法のため、検出されるべき抗原の好まし
い数は2〜10であり、最も好ましくは2〜8抗原であ
る。
モノクローナル抗体がそれに向けられている抗原の分子
量に依存して、試験結果においてバンドを識別するため
に適当な間隔の分離を適切にもたらす様に分離ゲルを選
択する。当業者は、アッセイにおいて使用するモノクロ
ーナル抗体の特定のパネルに従って適当なグラジェント
ゲル又はパーセントゲルを選択することができよう。経
験則として、低分子量抗原に向けられた一連のモノクロ
ーナル抗体のために高パーセントゲルが使用されよう。
例えば、10%アクリルアミドゲルは、25により低分
子量の抗原を分離するには十分でないであろう。この様
な状況では、より高いパーセントゲル、例えば12%又
は14%ゲルを使用することが必要であろう。
この発明はまた分別診断法に関する。この方法は、(a
)診断のもとで患者により示される臣n床症状の1つの
可能性ある病因体についてそれぞれが診断的であるモノ
クローナル抗体の適切なバふルを選択する段階、(b)
これらのモノクローナル抗体をウェスタン・イムノブロ
ット・アッセイにおいて使用して前記患者の一つの臨床
検体を試験する段階、及び(C)前記病原体からの標的
抗原の分子量に対応する試験結果中の特定のバンドの存
在又は不存在を試験することによりイムノブロットにお
いて試験された病因体を診断し又は排除する段階を含ん
で成る。
さらに、この発明はマイコプラズマ・ニューモニア、レ
ジオネラ・ニューモフイラ(匡旦匹1ハ稈徂v遼助土肋
−)、及び/又はクラミジア・プシッタシー坦坦1ジ止
櫨 匹旦圏虱)及びクラミジア・トラコマチスー匹が1
町止ia  trachomatis)の存在を検出す
るための特異的分別診断法に関する。
この発明はまた、ウェスタン・イムノブロットにおいて
使用するための、特定の病原体の抗原に対するモノクロ
ーナル抗体を含んでなる診断キットに関する。この診断
キットはまた指示系及びこの発明のアッセイを実施する
ために当業者が使用することができる他の成分をも含む
ことができる。
この発明はまた、クラミジア(Clamydia) 、
すなわちそのトラコマチス種又はプシッタシ種について
診断的な5に属特異的抗原に対するモノクローナル抗体
又はレジオネラ・ニューモフィラに対して診断的な29
に抗原に対するモノクローナル抗体のウェスタン・イム
ノブロットにおける使用に関する。これらの抗原の両分
子量は当業者により知られている方法によって概算され
る。
代替的な又は改良された酵素検出系は、培養法に比べて
本発明のアッセイ系の感度を上昇せしめることができた
。下記の例においては、酵素検出系、特に、ビオチン化
抗−マウスfgG及びアビジン−ビオチン−パーオキシ
ダーゼ複合体を色原体としての3.3′−ジアミノベン
ジジンと共に用いるが、他の任意の酵素検出系も有効で
あることが当業者により認識されるであろう。さらに、
蛍光標識又は放射性標識を使用することもできる。
さらに、この発明において使用される種特異的モノクロ
ーナル抗体はまた、直接検出系のためにそれ自体標識さ
れていてもよい。さらに、検出系のために標識されたス
タフィロコッカス(針並社(5)−coccus)プロ
ティンAを使用することもできる。
この発明はまた、43キロダルトン(K)の分子量を有
するマイコプラズマ・ニューモニア膜ポリペプチド上の
プロテアーゼ感受性で過ヨウ素酸塩非感受性のエピトー
プに結合するネズミIgG1モノクローナル抗体に関す
る。ポリペプチドGこ与えられる分子量は記載される数
値の±5%内にあると当業界において理解される。イム
ノブロット分析(ウェスタン)の際、43にポリペプチ
ドがM、ニューモニアの主要抗原成分として機能した。
M、ニューモニア種特異的モノクローナル抗体(MAb
)並びにエンザイム・リンクド・イムノアッセイ (E
IA)、免疫染色アッセイ及びイムノブロットアッセイ
におけるその反応性をこの明細書において記載する。モ
ノクローナル抗体はM、ニューモニアの29の異る単離
体と反応したが正常画用のマイコプラズマ種又はやはり
正常なもしくは疾患を有するヒトの呼吸器に生息するこ
とができる18の他の微生物とは反応しなかった。
この発明はさらに、イムノブロット分析(ウェスタン)
において前記モノクローナル抗体を使用してM、ニュー
モニアを検出するための診断的方法に関する。イムノブ
ロット・アッセイにおいてM、ニューモニア種特異的モ
ノクローナル抗体を用いて、異型肺炎を有する患者から
の喀痰検体及び咽頭炎を有する患者からの咽喉綿棒を4
3に分子量のポリペプチドの存在について試験した。
43にポリペプチドは、肺炎患者からの3個のM、ニュ
ーモニア培養陽性喀痰検体中3個において検出された。
結合したMAbはビオチン化抗−マウスIgG及びアビ
ジン−ビオチン−パーオキシダーゼ複合体を色原体とし
ての3,3′−ジアミノベンジシンと共に用いて検出さ
れた。このアッセイはM、ニューモニア・ロウリー(L
owry)蛋白質8ngを含有すする喀痰サンプルの中
の特定の43.000MWポリペプチドを検出すること
が示された。皐−≧−128のコールドーアグルチニン
力価を有する異型肺炎患者から得られた喀痰検体をM。
ニューモニア特異的ポリペプチドについて引き続いてア
ッセイした。細菌の増殖のためこれらの喀痰は通常のマ
イコプラズマ培養法によっては検出できなかった。こと
M、ニューモニア特異的43、OOOMWポリペプチド
は24個の異型肺炎検体中10個において検出されたが
、正常固体からの10個の喀痰検中には検出されなかっ
た。このイムノブロット・アッセイにおけるラビットポ
リクローナル抗−M、ニューモニア抗体の使用は、非特
異的喀痰蛋白質への結合を示し、これはM、ニューモニ
ア特異的ポリペプチドの検出を妨害した。
このイムノブロット・アッセイは5時間以内に実施する
ことができ、そして喀痰検体中のM、ニューモニア抗原
を検出するため9鋭敏で有用な方法であることが示され
た。さらに、43にポリペプチドはまた咽頭炎を有する
患者からのM4ニューモニア培養確認された咽喉綿棒1
0個中29個において検出可能であった。しかしながら
、43にポリペプチドはレジオネラ・ニューモフィラに
ついて培養確認された3個の喀痰検体中に検出されなか
ったのみならず、正常なすなわち呼吸器疾患の症状を有
しない個体からの10個の喀痰検体中にも、正常な呼吸
器の健全な個体からの25個の咽喉綿棒中にも検出され
なかった。
喀痰検体においてM、ニューモニア特異的抗原をイムノ
アッセイにより直接検出する試みは幾つかの困難な技術
的問題を提供する。サンプルの液化及び抗原の可溶化を
行わなければならない。他の問題点が、このタイプの検
体のマトリクスの付着性により生ずる非特異的偽陽性反
応である。
この発明のMAbイムノブロット・アッセイはこれらの
困難に直接立ち向う。電気泳動に先立ちSDS及びDT
T処理を用いることによりサンプルが完全に液化されそ
してM、ニューモニアポリペプチドが可溶化される。さ
らに、43にポリペプチドは、非特異的偽陽性反応を生
じさせる可能性があるすべての検体蛋白質から部分的に
分離される。このアッセイ法の1つの追加の利点は、す
でに抗体と複合体を形成している抗原を検出する能力を
有することである(Burnette、W、N、198
1゜Western Blotting、” Elec
tro phoretic transferof p
roteins from Hodium dodec
yl sulfate−polyacrylamide
 gels to unmodified n1tro
ce−11ulose and radiograph
ic detection withantibody
 and radioiodinated prote
in A、、Anal。
Biochell、、 112 : 195−203 
) 、免疫複合体の形での抗原は従来のイムノアッセイ
によっては検出することができず(Mizutani、
H,+及びH,Mizutani。
1984、C1rculation imamune 
complexes in patientswith
 mycoplasmal pneumonia、 A
m、 Rev、 Re5pir。
Dis、 130 : 627−629 ) 、そして
培養によって検出されないであろう。このアッセイ法は
また、他のイムノアッセイにおいては偽陽性結果を惹起
する検体中のスタフィロコッカスによる抗体のプロティ
ン−A結合により影響を受けない。(Gosting。
し、H,、に、Cabrian+J、C,Sturge
 、及びり、C,Goldstein+1984、Id
entification of a species
−specificantigenin 匡紅並1圏 
neumo hila  byamonoclonal
 antibody、、J、Cl1n、Microbi
al、 20:1031−1035 )。
この発明はさらに、M、ニューモニア感染の検出のため
に特異的な診断試検キットに関する。このキットは主と
して、約43にの分子量を有するM、ニューモニア膜ポ
リペプチドを認識するこの発明の種特異的モノクローナ
ル抗体を含む。
この発明のアッセイ技法は、プレキャストミニゲル(3
Q u+ X 100m+1)を使用する場合、5時間
以内に結果を与える点において効率的である。市販のプ
レキャストゲルを使用することにより、この系は標準的
酵素イムノアッセイ程複雑ではない。
この発明は、正常画用生物の増殖のために従来の培養法
によって試験することができなかったサンプルのアッセ
イ法を提供する。さらに、この発明のイムノブロット・
アッセイは臨床検体に対して直接行うことができる。
■ 例1及び例2は、この発明の種特異的MAbの調製、そ
の特徴付け、及びM、ニューモニア感染を診断するため
のウェスタン・イムノブロットにおけるその使用を記載
する。
例3及び例4は、例において使用した方法に従って調製
されたマイコプラズマ・ニューモニア、並びにレジオネ
ラ・ニューモニア及びクラミジア・リポポリサッカライ
ドに対する種特異的MAbの、この発明の同時アッセイ
法における使用を記載し、そしてウェスタン・イムノブ
ロットにおいてモノクローナル抗体のパネルを用いるこ
の発明の分別診断法を例示する。
以下の例において使用した参照微生物株はアメリカン・
タイプ・カルチニア・コレクション(ATCC)及びナ
ショナル・インスティテユーツ・オプ・ヘルス(N I
 H)から得た。マイコプラズマ。
ニュー−Eニア(、M印■旦髭 L些肌紅並)ATCC
15331Fマイコプラズマ・ホミニス(h並紅且胆h
ominis)ATCC23114:マイコプラズマ・
ファウシウム(h図鮭且観ハ匹り紅ATCC25293
;マイコプラズマ・リポフィルム(b並鮭U胆 旦凹画
旦憇)ATCC27104;マイコプラズマ・プフカレ
(勺μ阻ハl阻buccale)NTHM714−01
2−084; マイコプラズマ・ファーメンタンス(h
印鮭閃駐fermentans)NIB M713−0
02−084;マイコプラズマ・オラレ(b並且且租o
rale)NIHM714−001−084;マイコプ
ラズマ・サリバリウム(b並吐且肌salivariu
m)NIHM712−002−084;ブランハメラ・
カタルハリス(Branhamella  catar
rhalis) ATCC8176、キャンディダ・ア
ルビカンス(Candidaalbicans)ATC
CE−10231;ニジエリシャ・コリ(Escher
ichia co旦)ATCC8739; ヘモフィル
ス・インフルエンザ(ル狙懸且1士工s 1nflue
nzae)ATCC33391;ヘモフィルス・パライ
ンフルエンザ(動μ臆り一−s  arainflue
nzae)ATCC33392:ナイilu ゼリア・シソ力(Neisseria 5icca)A
TCC29256;シュードモナス・アエルギノーサ(
Pseudomonas憇ユ紅低u) A T CC9
027: スタフィロコッカス・アウレウス(Sta 
h 1ococcus  aureus)ATCC25
923;スタフィロコッカス・アウレウス(Sta h
 1ococcusaureus) Cowan株AT
CC12598;スタフィロコッカス・エビデルミゾイ
ス(Sta h 1ococcuse idermid
is)ATCC14990;ストレプトコッカス(針ユ
鮭匹匹印s)MG ATCC9895;ストレプトコッ
カス瞭ニューモニア(Stre tococcus肋匹
竺旦憇)ATCC33400: ストレプトコッカス・
ピオゲネス(Stre tococcus u且七μ狙
)ATCC12344:ストレプトコッカス・サリバリ
ウス(針胆μ匹虹靭し5alivarius)ATCC
13419mクレブシラ・ニューモニア(Klebsi
ella  L些竺1川)及びプロテウス・ミラビリス
(Proteus mi工ゆ上7−はカリポルニア大学
、デービス/サクラメント・メディカルセンターから、
そしてストレプトコッカス・ミュタンス(Stre t
ococcus mutans)はジョンズ・ホプキン
ス大学のHan+1lton Sm1thから得た。レ
ジオネラ。
ニューモフィリア(kれ坦1圏 匹叩懸酋■亘)血清型
■はカリポルニア大学、ロサンゼルス医学校のPaul
 Edelsteinから得た。
下記の例により、この発明がさらに容易に理解されよう
。しかしながら、これによりこの発明の範囲を限定する
ものではない。
劫坑盃■里製:M、ニューモニアを改良ニューヨークシ
ティ−液体培地(GralIIato等、1980、 
Am、J、Cl1n、Path、73ニア02−705
)中で5〜6日間、32−02ガラス処方ビン中で増殖
せしめた。ガラスに付着した生物体をかき取ることによ
って培養物を集め、そしてこれをリン酸緩衝化塩溶液(
P B S)中で3回洗浄した(Baseo+an等、
1982゜J、Bact、、 151 : 1514−
1522) 、他のマイコプラズマ種はPPLOグルコ
ース又はPPLOアルギニン液体培地(Vellcca
等、1980 、113−119頁、田植■u■Dia
 nosis of M co Iaswa Infe
ctions 、 U、S。
Department of Health and 
Human 5ervices 、アトランタ、GA、
)中で増殖せしめ、そして微生物をトリプシン・ソイ・
ブロス(ディフコ)中又はチョコレート寒天上で増殖せ
しめた。
ポリクローナル  −二うビット抗−M、ニューモニア
抗血清をブロース・ウェルカム(BurrouBhsW
ellcome)から得た。Mule抗−M、ニューモ
ニアM710−501−569、Mule抗−M、サリ
バリウムM712−501−569 、Mule抗−M
、オラレト714−501−569、Mule抗−M、
ブッカレM714−511−569、Mule抗−M。
ファーメンタンスM713−501−569、及びMu
le抗−M。
ホミニスM711−501−560がNIHから得たマ
イコプラズマ種特異的抗血清である。
免疫皿立’ Ba 1 b / ’マウスを完全フロイ
ンドアジュバント中100μgのM、ニューモニア全生
物体により腹腔内(i、p、)に免疫感作した0次に、
これらを2週間ごとに20μgの抗原により追加免疫し
、最後の注射は融合の3日前に行い、合計5回注射した
敗企:Ba1b/c牌細胞を6−チオグアニン耐性(I
IGPPT−)マウス骨髄腫セルラインSρ210Ag
14(Shulman等、1978、Nature 2
76 : 269−270)と融合せしめた。細胞の融
合は、Ol等、1980、Immunoglobuli
n−producing hybrid cell 1
ines 。
351−371頁、B、Sm1chell及びS、Sc
hiigi ’1m、5elected  meLho
d  in  cellular  immunolo
gy  、Wj。
Freetman Co、サンフランシスコ中に記載さ
れている方法にわずかに変更を加えた方法に従って行っ
た。融合培地は、15 mM tlepesを含むダル
ベコ改変イーグル培地(GrIICO)中40%ポリエ
チレングリコール1450(J、T、Baker)であ
った。次に、20%ウシ胎児血清、10%NCTC培地
(Gr[1CO)、2mMグルタミン、1.1 Xl0
−’Mシスーオキサル酢酸、5.6 Xl0−’Mピル
ビン酸及び0.5ユニット7mlのウシインシュリンを
含有し、15mMHe pe sを伴うダルベコ改変イ
ーグル培地中、96−ウェルプレート中に5X10’細
胞/ウエルププレートした。18時間後に、I Xl0
−’Mヒポキサンチン及び1.lX10−’Mチアザリ
ンを添加することによって選択を適用した(Foung
等、1982 。
Proc、Natl、Acad、Sci、 USA)7
9 : 7484−7488) 、融合の10〜12日
後、増殖したバイブリド細胞の上清を酵素イムノアッセ
イ (EIA)により抗−M。
ニューモニア抗原活性についてアッセイした。陽性の親
ウェルを限界稀釈法により2回クローン化した。
ハイプリドーマをスフ1−ニングするためのE I A
 : M、ニューモニア抗原を20分間音波処理し、次
にミクロヒュージ中で20分間遠心した。音波処理上清
をPBS中に稀釈して1μg1、owry蛋白質蛋白質
7レlそして50ttlを37℃にて60分間、ポリ塩
化ビニルプレートのウェルに加えた。材料を吸引し、そ
してウェルを37℃にて30分間PBS中1%ウシ血清
アルブミン(B S A)でブロックした。P B S
 + 0.1%トウィーン20(PBST)で3回洗浄
した後、50μlの未稀釈の細胞培養上清液をウェルに
加え、そして37℃にて60分間インキュベートした。
PBSTにより3回洗浄した後、1%BSA + PB
ST中に稀釈されたオースラディッシュパーオキシダー
ゼ(HRP)−標識ヤギ抗マウスIgG(ビオ−ラド)
50μlを加え、そしてウェルを37℃にて60分間イ
ンキュベートした。未結合の接合体をPBST中で4回
洗浄し、次に100μlの基質緩衝液(50mMクエン
酸ナトリウム、100mMリン酸ナトリウム(pH5,
5)中、3 m g / m lのO−フェニレンジア
ミン・2HC1z(シグマ)〕をウウニに加えた。室温
にて15分間の後、100μlのINH(Jにより反応
を停止し、そして分光光度計で492nmにおいて吸光
を読み取った。
腹水■生皮:Ba1b/cマウスにQ、5 m A’の
ブリスタン(アルドリッチ)をi、p、注射した。2週
間後、2回サブクローニングしたハイブリドーマ細胞5
X10hをマウスに注射した。7日後に腹水を得た。
ゲル電気泳動:9%アクリルアミドゲル又は6〜20%
グラジェントアクリルアミドゲルを用いるドデシル硫酸
ナトリウム−ポリアクリルアミドゲル電気泳動(SO5
−PAGE)を、不運VF、sDs Tris −グリ
シン緩衝液系を用いて行った(Laema+1i、V、
に、+1970 、 Nature (ロンドン)22
7 :  680−685) 、サンプルを、0.01
%ブロモフェノールブルーを含有するO、 l M T
ris−HCl(p)16.8 )中2%SO5、0,
1Mジチオスレイトール(DTT) 、10%グリセリ
ンの濃度にし、そして100℃にて5〜10分間加熱し
た。すでに記載されている様にして銀染色を行った(T
sai等、19B2 、 Anal、Biochem、
  119 :115−119)。
イムノブロッティング: Burnette 、 W、
N、 、 198LA、Amal、Biochew、1
12 : 195−203及びTowb i n等、1
979  、Proc、Natl、八cad、Sci 
(USA)  75  :  4350  4354に
記載されている電気泳動的移行法を用いてポリペプチド
をSOS −PAGEゲルからニトロセルロースシート
に移した。移行は、トランス−プロット・セル(ビオ−
ラド;リッチモンド、CA)中で40 V 、  20
0mAにて60分間、移行緩衝液(25mM Tris
、 192mMグリシン(pH8,8)20%メタノー
ル〕を用いて行った。ニトロセルロースシートを、1%
オブアルブミン及び5%脱脂粉乳(18)を含有する1
Mグリシン溶液中で30分間室温にてブロックした。P
BST中で3回洗浄した後、シートを、洗浄液+0.1
%脱脂粉乳及び0、1%オプアルブミン中に1’s、o
ooに稀釈された腹水により37℃にて60分間プロー
ブした。
シートをPBST中で3回洗浄し、そして次にHRP−
標識されたヤギ抗マウスIgGと共に室温にて30分間
インキュベートした。PBST中で4回洗浄した後、1
0 m M Tris−tlcj2  (pH7,4)
中0.5mg/miの3,3′−ジアミノベンジジン・
4H(/!(DAB:シグマ”) 、0.02%N1C
j2z及び0.05%H20tから成る酵素基質溶液に
シートを暴露した(Hsu等、1982 、 J、旧s
tochem、Cytochem、 30:1079−
1082)。3〜5分間後に蒸留水により反応を停止し
た。
免疫染色” B S洗浄されたM、ニューモニアの全生
物体を顕微鏡スライド上で空気乾燥し、そして室温にて
20分間、アセトン、エタノール、又はPBS中1%グ
ルタルアルデヒドにより固定した。10%ウシ胎児血清
を含有するPBS中に稀釈された腹水をスライドに適用
し、そして37°Cにて30分間インキュベートした。
スライドをPBS中で3回洗浄した。次に、スライドを
HRP−標識ヤギ抗マウスIgGと共に37℃にて15
分間インキュベートし、次に3回洗浄した。
次に、上記の様にしてスライドをDAB溶液と共にイン
キュベートし、そして顕微鏡観察した。
股少猜製:にahane等、1977 、 Infec
t、 Immun、18:273−277に記載されて
いる様にして膜を精製した。
要約すれば、グリセリン負荷された生物体を蒸留水中で
細胞溶解せしめた。膜を遠心分離により4回洗浄し、そ
して次に30〜54%(W/V)のシュークロース・グ
ラジェントに適用し、そしてベックマン5W28中で2
8.000μlmにて3.5時間、4 ’Cニて超遠心
した。
゛ヨウ、声 びブローアーゼ感  :過ヨウ素酸塩及び
プロテアーゼ処理に対する結合部位の感受性を次の様に
して決定した。96−ウェルのポリ塩化ビニルプレート
を1μg / m 1のM、ニューモニア音波処理物(
50μl/ウエル)と共に室温にて2時間インキュベー
トした。プレートをPBSTで洗浄し、次に0.05M
酢酸ナトリウム緩衝液(pH8,8)中0.05M過ヨ
ウ素酸ナトリウム(50μl/ウエル)と共に4℃にて
一夜、又はPBS中100m g / m lのプロテ
ア−ゼK(シグマ、タイプXI)(50μl/ウエル)
と共に37℃にて2時間、Caldwell等、198
4 、 Infct、Immun、。
44 : 306−314に記載されている様にしてイ
ンキュベートした。プレートをPBSTにより6回洗浄
した後、細胞培養上清ではなく PBST中に1:50
00に稀釈された腹水を用いて上記のETAによりMA
b結合を決定した。
マウス−グロブリンのアイソタイプ:MAbの免疫グロ
ブリンアイソタイプをEIAにより決定した。ラビット
抗マウスIgGアイソタイプ特異的抗血清IgG1. 
IgG2a、 rgG2b、及び1gG3 (チメド・
ラボラトリーズ(Zymed Laboratorie
s))及びこれに続きHRP−標識ヤギ抗ラビットIg
G(カペル)を用いて結合したMAbを検出した。
インキュベーションは室温にて60分間行った。
−M、ニューモニアMAbを生 するバイブ1 ドーマ
セル−インの−1:EIAにより陽性であるハイブリド
ーマ細胞培養上清をイムノブロットアッセイによりさら
にスクリーニングした。
43.000 (43K)の見かけ分子量を有するポリ
ペプチドに結合するMP16C9と称する1つのMAb
生産性ハイプリドーマを同定した。MP16C9のEI
Aアッセイにより、それがIgG1アイソタイプである
ことが示された。このMAbはまた、第1Mに示すよう
に、精製された脱調製物中の43にポリペプチドにも結
合した。この43にポリペプチドはラビットポリクロー
ナル抗体に強く結合する43にポリペプチドに相当する
様であった。EIAにおいて、MP16C9MAb結合
部位はプロテアーゼ消化により破壊されるがしかし過ヨ
ウ素酸塩酸化処理によっては破壊されない様であった。
−43K  MAbと也のマイコブ−ズマとの反庭性:
第2図に示すように銀染色パターンにより正常マイコプ
ラズマ種において43にポリペプチドが観察されたが、
イムノブロットアッセイにおいて、第3図に示すように
これらの生物からのこれらのポリペプチドのいずれとも
MAbの結合は起らなかった。このMP16C9MAb
をさらに、M。
ファーメンタンス、M、ホミニス、M、サリノマリウム
、M、オラレ、M、プツカレ、M、リポフィルム、及び
M、ファウシウムに対する反応性についてEIAにより
試験した(第1表)。EIAにより、これらのマイコプ
ラズマ種のいずれとの反応性も観察されなかった。
M、ニューモニア1−  との[心−:MP16C9M
Abを18個のM、ニューモニア臨床単離体との反応性
について評価した。18個すべての単離体中の43にポ
リペプチドがMP16C9MAbと反応することが見出
された。
正′  の  との 心4:正常な又は疾患を有するヒ
トの呼吸器中に潜在的に見出される代表的生物を、イム
ノブロットによりMP16C9門Abに対する反応性に
ついて試験した。結果を第2表に示す。試験したいずれ
の生物もMP16C9MAbに結合するポリペプチドを
含有しないことが見出された。
免疫染亘称独:第4回に示すように、エタノール又はア
セトンにより固定された全体生物体がMP16C9MA
bに結合した。グルタルアルデヒドにより固定された生
物体はMP16C9MAbに結合しなかった。
以下余白 ストレプトコツカス・ミュータンス (Stre  t
ococcus    mutans)       
   (−)ストレプトコツカス・サリバリウス (Σ
に旦R1仝9999竺且−5alivarius)  
   ()ストレプトコツカス・ニューモニア  (S
tre  tococcus    且ユ旦旦見立ユ1
1旦)(−)ストレプトコツカス(Streptoco
ccus)MG                  
      (−)ストレプトコツカス・ピオゲネス(
Stre  tococcus    、I!l立に旦
ユ旦且)(−)プランハメラ・カタルハリス(Bran
hamella    catarrhalisΣ  
       (−)へモフィルス・インフルxンf 
 ()Iaemo  hilus    1nflue
nzae)         (−)ナイゼリア・シフ
力(Neisseria    5icca)    
                  ()へモフィル
ス・パライシフルエンザ (tlaemo  hilu
s    J!旦り旦1ユL1旦旦ユ乙旦旦)(−)ク
ラミジア・トラコマチス (Ω九lawり尾1ia  
  tr且9に免!且11且Σ           
(−)キtンティダ・フルビカンス(Candida 
   albicans)             
    (−)レジオネフ・ニューモフィラ(L旦且1
9ユ旦11旦  21旦且二立λ111且Σ タイプl
      (−)(*)PBSで洗浄した微生物をレ
ーン当り約1100n負荷し、そして9%SOS −P
AGEで泳動せしめた。次に、電気泳動的にニトロセル
ロースシートに移し、このシートをMP16C9M八す
により、この明細書に記載する方法によりプローブした
30、000〜60.000の分子量範囲のポリペプチ
ドに結合するMAbが存在しない場合を陰性反応を定義
した。
プラズマ・ニューモニア(ATCC15531)を、改
変ニューヨークシティ−培地(Grana to等、1
983 、 J。
Cl1n、Micro、 、 17 : 1077−1
080)を用いて32−、、処方ビン中で4〜6日間増
殖せしめた。ガラスに付着したコロニーを前記のように
してかき取りそして集めた。 Velleca等、前掲
、105頁に記載されている様にして色の変化のアッセ
イにより感染性を定量した。
璽璽雄欅:咽頭炎綿棒を、1980年12月〜1981
年4月の間にシラクス(Syracus)大学学生健康
センターを訪れた学生から得た。これらの患者は咽喉の
痛み、鼻の充血、又は咳の主な訴えを伴う呼吸器感染の
症状を有していた。トウィーン20を含有するリン酸緩
衝化塩溶液(P B S)に綿棒を入れ、そして−70
℃にて凍結貯蔵した。
亙灰検体:異型肺炎を存するものと診断された若い成人
から喀痰試料を得た。血清コールドーアグルチニン活性
は21 : 128であった。Granat。
等、前掲によりすでに記載されている方法によりM、ニ
ューモニアの存在について培養した。
モノクローナル  :M、ニューモニアの43.000
分子量ポリペプチドに対する腹水から精製したMAbを
例1に記載したようにして調製した。
MAbイムノブロットアッセイ:臨床検体をまず、不連
続5OS−Tris−グリシン緩衝液系(Laemml
i、Ll、に、1970 、 Nature (ロンド
ン)227 :680−685)を用いるドデシル硫酸
ナトリウムポリアクリルアミドゲル電気泳動(SO3−
PAGE)にかけた。ゲルは9%アクリルアミド分離ゲ
ル及び6%アクリルアミド・スタック・ゲルキャスト(
1,5x3Qx 100mmの“ミニゲル”中)から成
る。臨床検体を同量の検体処理緩衝液[0,2M Tr
is−11Cj!  (pH6,8) 、4W/V%S
OS、 0.2 M  ジチオスレイトール、20 V
/V%グリセリン、0.02%ブロモフェノールブルー
〕中で5分間沸騰せしめた。レーン当り30μlを負荷
し、そして50mAの定電流にて60分間電気泳動を行
った。電気泳動分離の進行を見るため、あらかじめ染色
した分子量マーカーを含めた。Burnette、前掲
;及びTowbin、 Proc、Nat、Acad、
Sci、 (1979)前掲に記載されている方法を用
いて、分離したポリペプチドをニトロセルロースに電気
泳動した。この移行は、トランスーブロフトセル(ビオ
−ラド;リソチモンド、CA)中で40 V 、  2
00mAにて、25mM Tris−11cj! 、 
 192mMグリシン及び20■/■%メタノールから
成る移行緩衝液を用いて行った。ニトロセルロースを1
Mグリシン、5%脱脂粉乳及び1%オバルブミン中で1
5分間ブロックした。このブロッキング剤は、John
son等、1984゜Gene Anal、Techn
、 1 : 3−8中に記載されているイムノブロット
・ブロッキング溶液を変更したものである。P B S
 + O,1%トウィーン(PBST)中で5分間洗浄
した後、PBST +20%ウシ胎児血清(FPBS)
中に稀釈されたMAbにより37℃にて60分間プロー
ブした。NCを合計10分間にわたり3回洗浄し、次に
FPBS中ビオチン化ウマ−抗マウスIgG (ベクタ
ー・ラボラトリーズ)と共に室温にて30分間インキュ
ベートした。洗浄の後、NCをアビジン−ビオチン−ホ
ースラディツシュパーオキシダーゼ試験(ベクター・ラ
ボラトリーズ)に室温にて15分間暴露した。次に、N
CをPBSTにより2回手早くすすぎ、次に固定緩衝液
(1m MEDTAを含有する0、 1 Mフマル酸ナ
トリウム(pH4,8))により2回洗浄した。固定緩
衝液をデカントし、そして酵素基質溶液(0,1Mフマ
ル酸ナトリウム、0.1 m M EDTA(pH4,
8)中0.1mg/mlテトラメチルベンジン、0.0
2%11.0□〕を加えた。15分間又は紫色のバンド
が現われるまで発色を行った。蒸留水中ですすぐことに
より反応を停止せしめた。
MAbイムノブロッ ・アッセイの′± :喀痰検体の
最初の評価を14cmX14cmのゲル上で行った。
結果を第5図に示す。43にポリペプチドに結合する特
異的MAbを免疫グロブリン重鎮及び軽鎖に結合する非
特異的MAbが良好に識別することができた。従って、
本発明者等は、ミニゲル電気泳動装置を使用して5時間
以内に完了することができるイムノブロット法を開発し
た。このアッセイ法を実施する場合の時間経過の概要を
第3表に示す。
M込]イJノじθし仁ヒLL1進Δ容度:このアッセイ
の感度を、一連の稀釈抗原により正常喀痰をスパイクす
ることにより決定した。使用したM。
ニューモニアのストックは3.2 m g / m 1
のロウリー蛋白質及び5 X 10’CCIJ/ m 
jl!の力価を含んでいた。第6図に示す様に、43に
ポリペプチド抗原は10ng/レーンのロウリー蛋白質
の全生物体という少量において検出可能であった。生物
体のこの量は200ng/mj!の検体潤度に対応する
本発明者等の予想では、この量は3200CCU / 
m jl!の感度レベルに相当する。
異  二′  のMAbイムノブロット・アッセーイー
二第7図に示すように、MAbイムノブロット・アッセ
イは、24個の異型肺炎喀痰サンプル中の10個におい
て43にポリペプチドを検出した。正常画用の細菌の増
殖のため、これらの検体のM、ニューモニア培養確認は
不可能であった。
このアッセイは、M、ニューモニアの培養61 認が得
られた3個の喀痰検体のそれぞれにおいても43にポリ
ペプチドを検出した。正常固体からの10個の喀痰サン
プルからは43にポリペプチドを検出することができな
かった。さらに、レジオネラ・ニューモフィラについて
培養確認された3個の喀痰検体が試験され、そして43
にポリペプチドについて陰性であることが見出された。
I ′    のMAbイムノブロット・アソセ−(:
MAbイムノブロット・アッセイにおいて、M、ニュー
モニアについて培養陽性であることが確認されている3
0個の咽喉綿棒検体の内29個において43にポリペプ
チドが検出された。これらの結果を第8図に示す。喀痰
検体に比べてこれらの検体について、免疫グロブリン重
鎮及び軽鎖の少い非特異的染色が観察された。正常個体
からの25個の咽喉綿棒においては抗原が検出されなか
った。MAbイムノブロット・アッセイによる検体の試
験を第4表に要約する。
男−≦L−表 ミニゲルを用いるMAbイムノブロット・アッセイの方
法及び時間(1) 一一没一撃一一         −片一皿−1、サン
プルの可溶化及びゲルへの負荷 15分2、電気泳動 
            6o分3、移行      
         45分4、 ブロック      
        15分5、 洗浄         
       5分6、第−MAbのブロービング  
   60分37℃7、洗浄            
   1o分8、 ビオチン化第二抗体       
 30分9、洗浄               10
分10、アビジン−HRP          15分
11、洗浄/固定            10分12
、7M8               15分290
分く4.8時間) (1)プレキャストゲルを使用した場合。
勇−コし一表 43K  MAbイムノブロット・アッセイによる喀痰
検体試験の概要 正常     喀痰  0/10 正 常          咽喉綿棒   O/20肺
炎は米国における感染性疾患による死亡の主要なケース
であると考えられる(文献4)、これらの感染に対する
経験療法は特異的病原体の同定に先立って開始されなけ
ればならない。迅速な診断が困難だからである。これら
の困難にはダラム染色される喀痰の感受性の欠如、培養
結果の時間的遅れ、及び病原体の増殖の困難さが含まれ
る。
これは、マイコプラズマ・ニューモニア及びレジオネラ
・ニューモフイラにより惹起される肺炎の場合に妥当す
る。これらの病原体のユニークな臨床的特徴又はX線写
真の特徴が存在しないため(文献1)、診断はしばしば
専門的経験及び培地を必要とする単離及び血清に全く依
存する(文献2.12)。イムノブロット法においてモ
ノクローナル抗体を使用して喀痰検体中の前記M、ニュ
ーモニア特異的抗原の存在を直接検出するためのアッセ
イ法の開発を前に記載した。このア・ノセイにおける電
気泳動により達成される抗原の空間的分離のため、この
方法は異る病原体からの異る分子量の抗原を同時にヰ食
出するために使用される可能性を有する。電気泳動によ
り分離されそして次に電気泳動によりニトロセルロース
に移された後、これらの異る抗原をそれぞれの抗原に対
して特異的なモノクローナル抗体によって検出すること
ができる。
2種類の種特異的モノクローナル抗体(M、ニューモニ
アの43にの分子量のポリペプチドに結合するもの、及
びり、ニューモフィラの29にの分子量のポリペプチド
に結合するもの)を用いることにより、単一のイムノブ
ロット・アッセイにより臨床検体中のこれら2種類の抗
原を同時にアッセイすることができる。このアッセイ系
の特徴及び感度を記載する。
この例において記載する実験のため、43にのM、ニュ
ーモニア−ポリペプチドに対して特異的なモノクローナ
ル抗体を例1の方法に従って調製する。
同様に、29にレジオネラ抗原に対するモノクローナル
抗体を例1に記載した方法に従って調製することができ
る。レジオネラを富化レジオネラ寒天(ディフコ)上で
増殖せしめた。培養物をPBS中で3回洗浄した。種特
異的抗原であるレジオネラ・ニューモフィラの約29に
の分子量のポリペプチドがGosting等、J、CI
 in、Miclobiol、 。
Vol 20 、 Nn 6 : 1031−1035
 (1984年12月)(文献20)に記載されている
他方、この29に抗原に対するモノクローナル抗体はま
たゼネティソク・システムス社(シアトル、WA)から
の免疫蛍光レジオネラ抗体試験キット(製品10.14
9−0040)から商業的に入手することもできる。こ
れに代ってさらに、Para等(1985゜Abstr
acts of the 19851nterscie
nce Conferenceon Antimicr
obial Agents and Chemothe
rspy#1079.291頁)により記載されたよう
な、レジオネラ・ニューモフィラの約29にの分子量の
ペプチドに対するモノクローナル抗体をこの例において
使用することもできる。レジオネラ・ニューモフィラ血
清型1はUCLA医科学校のPaul Edelste
inから得られた。
例1に記載したイムノブロット法の変法を用いた。例1
において使用したHRP−ラベル化抗マウスIgG接合
体の代りに、モノクローナル抗体でプローブされたニト
ロセルロースをビオチン化抗−マウスIgGと共に室温
にて30分間インキュベートし、次に洗浄した。アビジ
ン−ビオチン−HRP複合体を加えて室温にて15分間
装いた。
■生捜体:異型肺炎を有する患者から喀痰サンプルを得
た。これらの検体をマイコプラズマ・ニューモニア又は
レジオネラ・ニューモフィラについて培養し、そして標
準的技法により陽性コロニーを同定した。
ヱニ丸不!度:この方法の段階を第5表に例示する。こ
こに例示するようにプレキャストミニゲルを使用する場
合、5時間以内にアッセイを行うことができる。L、ニ
ューモフィラ及びM、ニューモニアの全体生物体を正常
個体からの喀痰にスパイクすることにより感度を決定し
た。第10図に示すように、特異的43K及び29に抗
原を1100n/mlの生物体のレベルで検出すること
ができた。これは10”CFU/ m lのレジオネラ
及び3200 CCU/ m lのM、ニューモニアに
相当する。
露床抜生:被験喀痰検体の結果を第9図に示す。
M、ニューモニア43に抗原がM、ニューモニアについ
て培養確認された3個すべての喀痰検体において検出さ
れた。L、ニューモフィラ29に抗原もレジオネラの患
者からの培養W1認された3個の喀痰検体中3個におい
て検出された。
とのアッセイは、ここで試験された検体数においてM、
ニューモニア特異抗原及びり、ニューモニア特異抗原の
間を明瞭に識別する。肺炎患者からの検体中の異る病原
体の抗原を検出するため免疫蛍光(文献5)、カウンタ
ー・免疫電気泳動(文献13)及びラテックス凝集アッ
セイ (文献6.10)が従来使用されている。これら
のアッセイ系は、サンプルの液化及び抗原の溶解の問題
に係る技術的困難を有していた。一般にラテックス凝集
アッセイはまた、このタイプの検体材料の付着性によっ
て惹起される非特異的偽陽性に遭遇した。
ここに記載する同時的モノクローナル抗体イムノブロッ
トアッセイはこれらの困難を直接解決することができる
。電気泳動に先立ち加熱を伴うSDS及びDTT処理を
用いることにより、サンプルが液化され、そしてM、ニ
ューモニアのポリペプチド及びり、ニューモフィラのポ
リペプチドの両者が可溶化される。この方法はまた、非
特異的偽陽性反応を潜在的に惹起するすべての検体蛋白
質から43にポリペプチド及び29にポリペプチドを部
分的に分離する。このアッセイ法は、市販のプレキャス
トゲルを使用する場合、標準的イムノアッセイ程複雑で
はない。このアッセイ法は、正常な画用の生物の増殖の
ために常用の培養によっては試験することができないサ
ンプルの従来の方法に代るアッセイ法を提供する。第5
表に示すように、プレキャストミニゲルを使用する場合
5時間以内に実施することができる。
この方式はまた、反応性ポリペプチドが29にポリペプ
チド及び43にポリペプチドから部分的に識別され得る
のであれば、他の病原体に対するモノクローナル抗体の
添加を許容する。この様な分離のために適切なグラジェ
ントゲルを選択するのが好ましい。このアッセイにより
ヘモフィルス・インフルエンザ(ハ亜吐■旦s 1nf
luer+zae)−、ストレプトコッカス・ニューモ
ニア(釘」庭匹occus7) 、クラミジア、及びイ
ンフルエンザウィルスをこのアッセイにより分別検出す
ることができる。これらの微生物のそれぞれについて特
徴的である分子量を異にするポリペプチドに対する上記
のようなモノクローナル抗体を調製する必要がある。後
記の例4において、クラミジアに対して特徴的な5に属
特異的リポポリサンカライドを同時的イムノアッセイに
おいて用いる。
以下余白 芽−」L−表 ミニゲルを用いるモノクローナル・イムツブロフト・ア
ッセイ法及び時間+1) −一没一限−−−片一国一 1、 サンプルの可溶化及びゲルへの負荷 15分2、
電気泳動             60分3、移行 
              45分4、 ブロック 
             15分5、洗浄     
          5分6、第−MAbのプロービン
グ     60分37℃7、洗浄         
      10分8、 ビオチン化第二抗体    
    30分9、洗浄              
 10分10、アビジン−ビオチン−HRP     
15分11、洗浄               10
分12、DA8               5分2
80分(4,7時間) (1)プレキャストミニゲルを使用する場合。
1M、ニューモニア、L、ニューモフィM、ニューモニ
ア及びり、ニューモフィラに対するモノクローナル抗体
は例3に記載したのと同様にして調製され又は入手され
る。さらに、この例のため、例1の方法と同様にして、
Caldwell等、1984、  Inf&Im++
un、、 Vol 、44.l1kL2 :306−3
14(文献19)に記載されている約5にの分子量の属
特異的クラミジア・リポポリサッカライド抗原に対する
(すなわち、C,トラコマチス及びC,ブシッタシに対
する)モノクローナル抗体を調製する。
不 Burnette等、Anal、Biochem、11
2 : 195(1981)の方法の変法によりイムノ
ブロット(ウェスタン)を行うことができる。喀痰検体
及び咽喉綿棒並びにレジオネラ、マイコプラズマ、及び
クラミジア陽性対照サンプルを0.01%ブロムフェノ
ールブルーを含む2%SO5,0,1M DTT、 1
0%グリセリン及び0. I M Tris−HC# 
 (pH6,8)に調製し、そして100℃にて5〜1
0分間加熱してサンプルを完全に液化した。
各生物体を1mlのPBS当り10’CFυに懸濁する
ことにより、レジオネラ、クラミジア及びマイコプラズ
マの陽性対照材料を調製する。クラミジアの陽性対照材
料を、1mlのPBS当り106PFUに懸濁すること
により調製する。
熱処理の後、これらのサンプルを、0.1%SO3及び
0.1 M Tris−HCj2  (pH16,8)
中4%スクッキングゲルを有する10〜16%グラジェ
ントポリアクリルアミド14 X 14cmスラブゲル
、0.1%SDS、 0.1M Tris−tlcj!
 (pif8.85)に適用し、そして25mAの一定
電流で電気泳動した(Laemmli、O,に、、Na
ture。
227 : 680.1970)。
抗原を、20%メタノール、0.025M Tris−
H(J 、0.192Mグリシン(pi(9,0)緩衝
液中で40■の一定電圧において1時間、0.45ミク
ロンのニトロセルロースシートに移行せしめた。ニトロ
セルロースを1Mグリシン、1%オバルブミン及び5%
粉乳により室温にて15分間プロ・ツクした。
0、1%トウィーン20を含有するPBSでシートをす
すいだ後、異る病原体に対するモノクローナル抗体の混
合物により37℃にて1時間シートをプローブする。
この混合物は、前記の43に分子量ポリペプチドに結合
する種特異的抗−M、ニューモニアモノクローナル抗体
、29に分子量ポリペプチドに結合する種特異的抗〜L
、ニューモフィラモノクローナル抗体(Gosting
、J、of C11n、Micro、 20 : 10
31゜1984) (文献20)、及び5に分子量りポ
ボリサソカライドに結合する属特異的抗−クラミシアモ
ノクローナル抗体(Caldwell等、Infect
+&Immun、44:306、1984) (文献1
9)を含有する。
P B S + 0.1%トウィーン20 (PBS↑
)中でニトロセルロースシートをすすいり後、PBST
中10%ウシ胎児血清に稀釈されたビオチン化抗−マウ
スIgG抗体により室温にて30分間検出する。
PBST中で洗浄した後、ニトロセルロースをアビジン
−ビオチン−HRPと共に室温にて15分間インキュベ
ートする。
PBST中でニトロセルロースシートをすすいだ後、T
ris−HC7!(pH8,0)中にジアミノベンジジ
ン及び過酸化水素を含有する溶液と共にインキュベート
することにより、結合した酵素接合体を検出する。
M、ニューモニア陽性対照を含むレーンにおいて、約4
3.000の分子量に暗いバンドが出現する。
L、ニューモフィラ陽性対照を含むレーンにおいて、分
子量約29,000に暗いバンドが出現する。クラミジ
ア陽性対照を含むレーンにおいて、色素フロントに現わ
れる分子量約5,000のに暗いバンドが出現する。
患者の検体を含むレーンにおいて、M、ニューモニア陽
性対照に対応する43.000の分子量に暗いバンドが
出現する場合このサンプル中にM、ニューモニアが存在
する。L、ニューモフィラ陽性対照に対相する29 、
000の分子量に暗いバンドが出現する場合、このサン
プルはり、ニューモフィラを含有する。クラミジア陽性
対照に対応する5、 000の分子量に暗いバンドが出
現すれば、このサンプル中にクラミジアが存在する。
幾つかの検体は、29,000 、43,000、又は
5,000以外の分子量に対応する暗いバンドを示す。
これらは非特異的反応として説明され、そして陰性であ
る。
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猪−一輪 この発明は、多数の病原体の分別診断又は同時検出を行
うために臣n床医により現在必要とされている迅速診断
試験を提供する。臨床検査室において現在使用されてい
る診断法において本質的な長い待ち時間及び不正確さが
この発明の診断法により除去される。
さらに、この発明はM6ニユーモニア怒染の診断法を提
供する。この発明は臨床医により現在必要とされている
迅速診断試験を提供する。
この明細書に記載された具体例に加えて、この発明の範
囲内において多くの変更を行うことができよう。
【図面の簡単な説明】
第1図はラビットポリクローナル抗体及び?IAbMP
16C9のイムノブロットを示す。M、ニューモニアの
全体生物体又は精製された脱調製物のSOS −PAG
Eグラジェントゲルを電気泳動的にニトロセルロース紙
に移行せしめ、そしてラビット−ポリクローナル抗−M
、ニューモニア血清の1:20Of4釈物又ハMAb 
MPI6C9腹水ノ1:50QO稀釈物と反応せしめた
ものである。 図中、レーン1はM、ニューモニア全体生物体をラビッ
ト−ポリクローナル抗血清でプローブしたものであり;
レーン2はM、ニューモニア全生物体をMAb MP1
6C9によりプローブしたものであり:そしてレーン3
は精製されたM、ニューモニア膜調製物をMAb MP
16C9によりプローブしたものである。結合した抗体
を抗ラビット又は抗マウス−ボースラブイソシュバーオ
キシダーゼ接合抗血清により検出した。3,3′−ジア
ミノベンジジン四塩酸塩を塩化ニッケルと共に色原体と
して使用した。 第2図は5O5−PAGEゲル上でのマイコプラズマ種
のプロフィールを示す。この6〜20%アクリルアミド
・スラブ・グラジェントゲルは銀染色したものである。 レーン1はM、ニューモニア、レーン2はM、オラレ(
M、 orale) 、レーン3はM。 サリバリウム(M、salivarium)、レーン4
はM。 ブッカレ(M、 buccale) 、レーン5はM、
ファウシウム(M、 faucium)、レーン6はM
、ホミニス71国)、レーン7はM、リポフィルム(L
uL餅旦憇) 、そしてレーン8はM、ファーメンタン
ス(M、fermen tans)についての結果を示
す。 第3図はMAb MP16C9を用いるマイコプラズマ
種のイムノブロット分析を示す。種々のマイコプラズマ
種の全体生物体の5O5−PEGEゲルを電気泳動的に
ニトロセルロース紙に移し、そしてMAb MP16C
9腹水のl二5000稀釈物でプローブした。レーン1
はM、ニューモニア、レーン2はM、サリバリウム、レ
ーン3はM、オラレ、レーン4はM、リポフィルム、レ
ーン5はM、ホミニス、レーン6はM、ファウシウム、
レーン7はM、ファーメンタンス、そしてレーン8はM
、プソカレについての結果を示す。 第5図は異型肺炎患者からの喀痰検体中の43、OOO
MWのM、ニューモニアポリペプチドについてのイムノ
ブロット分析を示す。レーン1は43、OOOMWポリ
ペプチドの位置のための陽性対照としてのPBS中M、
ニューモニア、そしてレーン2〜13は喀痰検体につい
ての結果を示す。M。 ニューモニア43.000MWポリペプチドと同時移動
する単一バンドがレーン3.5,6.7,10、及びl
l中の喀痰において現われた。2 第6図は喀痰中のM、ニューモニア43.000 M 
WポリペプチドについてのMAbイムノブロット・アッ
セイの感度を示す。レーン1はあらかじめ染色された分
子量マーカーであり、レーン2は1600ng/mJの
スパイクされた(spiked) M、ニューモニア、
レーン3は800ng/ml、レーン4は400ng/
mj!、レーン5は200ng/ml。 レーン6は1100n/mj!、レーン7はsong/
 m l 、レーン8は25ng/mA、レーン9は1
2.5ng/ml、レーン10はスパイクされない喀痰
についての結果を示す。43.000MWイムノプイム
ノブロットはレーン2〜6において検出された。 870は、M、ニューモニア培養確認された喀痰及び培
養されない異型肺炎喀痰のMAbイムノブロット分析を
示す。レーンlはあらかじめ染色された分子量マーカー
であり、レーン2はM。 ニューモニア43.OOQMW陽性対照、レーン3,4
及び5は培養確認された喀痰、そしてレーン5〜10は
異型肺炎喀痰についての結果を示す。 第8図は、咽頭炎を有する患者からのM、ニューモニア
培養確認された咽喉綿棒のイムノブロット分析を示す。 レーン1はあらかじめ染色された分子量マーカーであり
、レーン2はM、ニューモニア43.OOOMW陽性対
照であり、レーン3〜10は咽頭炎患者からの咽喉綿棒
についての結果である。M、ニューモニア43.OOO
MWポリペプチドと同時泳動するイムノブロットのバン
ドはレーン2〜7,9、及び10において検出された。 第9図は臨床検体の試験の結果を示す。 レーン1:マイコプラズマ・ニューモニアの陽性対照4
3K、 レーン2:レジオネラ・ニューモフィラの陽性対照29
K、 レーン3,4、及び5:異型肺炎患者からのマイコプラ
ズマ・ニューモニア培養も育認陽性喀痰検体、 レーン6.7、及び8:異型肺炎患者からのレジオネラ
・ニューモフィラ培養確認陽性 喀痰検体。 第10図は、スパイクされた喀痰検体における、約43
にの分子量を有するM、ニューモニアのポリペプチド、
及び約29にの分子量を有するレジオネラ・ニューモフ
ィラのポリペプチドの検出における同時モノクローナル
抗体イムノブロット・アッセイの感度を示す結果である
。 M、ニューモニア  L、ニューモフィーレーン1 :
  3200n g/ml     800n g/m
lレーン2 :  1600n g/ml     4
00n g/mlレーン3 :   800n g/m
l     200n g/mlレーン4:   40
0ng/ml    1100n/m/レーン5 : 
  200n g/m l     50n g/m 
lレーン6:   1100n/ml    25ng
/mlレーン7:   50ng/mJ   112−
5n/m/レーン8:   25ng/mj2  66
−3n/mlレーン9:スパイクされない喀痰 レーン1〜6において約43にの分子量を有するM、ニ
ューモニア抗原、及びレーン1〜4において約29にの
分子量を有するし、ニューモニア抗原について、陽性の
イムノブロットのバンドが検出された。両抗原について
の感度レベルは1100n/m7!であった。 W 29に− FIG、 t F94,2     12 34 5 6  78Φ 
                  σノー寸 I4W  i   2   3  4  5    Q
   7  8FIG、 9

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、約43キロダルトンの分子量を有するマイコプラズ
    マ・ニューモニア(Mycoplasma pneum
    oniae)膜ポリペプチド上のエピトープに結合する
    種特異的モノクローナル抗体。 2、MP16C9と命名される特許請求の範囲第1項に
    記載のモノクローナル抗体及びその機能的同等物。 3、約43キロダルトンの分子量を有するマイコプラズ
    マ・ニュモニア(Mycoplasma pneumo
    niae)膜ポリペプチド上のエピトープに結合する種
    特異的モノクローナル抗体を分泌するハイブリドーマ及
    びその子孫。 4、M.ニューモニア(M.pneumoniae)と
    反応するが正常菌相のマイコプラズマ種とは反応しない
    特許請求の範囲第1項に記載のモノクローナル抗体。 5、M.ニューモニア(M.Pneumoniae)感
    染を診断するためのウェスタン・イムノブロット・アッ
    セイにおいて使用することができる特許請求の範囲第1
    項に記載のモノクローナル抗体及びその機能的同等物。 6、ウェスタン・イムノブロット・アッセイにおいて前
    記抗原に結合するモノクローナル抗体を用いることによ
    り臨床検体中の特定の疾患関連抗原を検出する方法。 7、前記抗原が約43キロダルトンの分子量を有するM
    .ニューモニア(M.Pneurmoniae)膜ポリ
    ペプチドである、特許請求の範囲第6項に記載の方法。 8、約43キロダルトンの分子量を有するマイコプラズ
    マ・ニューモニア(Mycoplasma pneum
    oniae)膜ポリペプチド上のエピトープに結合する
    種特異的モノクローナル抗体を含む、ウェスタン・イム
    ノブロット法を用いるM.ニューモニア(M.pneu
    moniae)を検出するための診断キット。 9、結合したモノクローナル抗体を検出するための指示
    系をさらに含む、特許請求の範囲第8項に記載の診断キ
    ット。 10、検出されるべき各抗原に対して特異的なモノクロ
    ーナル抗体により単一のウェスタン・イムノブロット・
    アッセイにおいて種々の抗原を同時に検出する方法。 11、2〜10種類の抗原がイムノアッセイの標的であ
    る特許請求の範囲第10項に記載の方法。 12、使用されるモノクローナル抗体の1つが、約43
    キロダルトンの分子量を有するM.ニューモニア(M.
    Pneumoniae)膜ポリペプチドに結合するネズ
    ミIgG1モノクローナル抗体である、特許請求の範囲
    第10項に記載の方法。 13、使用される他のモノクローナル抗体が、約29キ
    ロダルトンの分子量を有するレジオネラ・ニューモフィ
    ラ(Legionella pneumophila)
    の種特異的抗原に結合する抗体である、特許請求の範囲
    第12項に記載の方法。 14、使用されるその他のモノクローナル抗体が、約5
    キロダルトンの分子量を有するクラミジア・トラコマチ
    ス(Chlamydia trachomatis)又
    はクラミジア・プシッタシ(Chlamydia ps
    ittaci)の属特異的リポポリサッカラードに結合
    する抗体である、特許請求の範囲第13項に記載の方法
    。 15、分別診断法であって、 (a)診断のもとで患者により示される臨床症状の病因
    体(etiologic agent)についてそれぞ
    れが診断的(diagnostic)である複数のモノ
    クローナル抗体から成る適切なパネルを選択し; (b)ウェスタン・イムノブロット・アッセイにおいて
    前記モノクローナル抗体を使用して前記患者からの1又
    は複数の臨床検体を試験し;(c)試験結果において前
    記病因体からの標的抗原の適切な分子量に対応する特異
    的バンドの出現又は非出現を試験することにより、1又
    は複数の病因体を有するものとして患者を診断し、又は
    イムノブロットにより試験された病因体の1又は複数を
    病原体(causative agent)として除去
    する;段階を含んで成る方法。 16、症状的に関連する病因体にそれぞれが結合する複
    数のモノクローナル抗体を含んで成るキット。
JP62071916A 1986-03-27 1987-03-27 イムノブロツトによる抗原の直接同時アツセイ Pending JPS63298A (ja)

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