JPS63295952A - 識別型欠点検出装置の板厚補正装置 - Google Patents

識別型欠点検出装置の板厚補正装置

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JPS63295952A
JPS63295952A JP62129644A JP12964487A JPS63295952A JP S63295952 A JPS63295952 A JP S63295952A JP 62129644 A JP62129644 A JP 62129644A JP 12964487 A JP12964487 A JP 12964487A JP S63295952 A JPS63295952 A JP S63295952A
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田仲 健治
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ガラス板、プラスチック板など、少なくとも
光を透過する板材(以下、透光板材という)に光スポッ
トを走査して、透光板材に存在する欠点を検出するフラ
イングスポット型の欠点検出装置であって、特に、検出
した欠点の種類、大きさ9位置等を識別、検出すること
のできる識別型欠点検出装置の板厚補正装置に関する。
〔従来の技術〕
透光板材に存在する欠点を検出する欠点検出装置は、例
えば、透明ガラス板の製造ラインにおいて、製造される
透明ガラス板に存在する欠点を検出し、その検出結果を
透明ガラス板製造工程へフィードバックさせて欠点の発
生をその発生箇所において防止し、製品の歩留まりの向
上を図るために必要とされるものである。
従来の透明ガラス板の欠点検出装置には、例えば、特開
昭51−29988号公報で知られているように、照射
光に対し、反射光のみを受光器で検出することによって
ガラス板に存在する欠点を知るもの、あるいは特開昭5
1−1184号公報で知られるように、照射光に対し、
透過光のみを受光器で検出することによって、ガラス板
に存在する欠点を検出するものがある。
上述した特開昭51−29988号公報に開示されてい
る欠点検出装置は、ガラス表面上の欠点は検出できるが
、ガラス内部の欠点は検出できない。
逆に、特開昭51−1184号公報に開示されている欠
点検出装置は、ガラス内部の欠点を検出できるが、ガラ
ス表面上の欠点は検出が不可能か、または検出が非常に
困難であるという問題点がある。
また、上述のような欠点検出装置は、欠点の種類(異物
、泡、フシ、ドリップ等)を識別することはできず、さ
らに、1個の受光器で、例えば泡。
異物を同一のレベルで検出するため、異物は見過ぎ、泡
等は見落とすというような欠点があった。
このような欠点を改善する欠点検出装置として、本出願
人は欠点の種類を識別することのできる識別型欠点検出
装置を提案している。以下、この既提案の識別型欠点検
出装置の概要を説明する。
例えば、ガラス板に存在する欠点としては、気泡がガラ
ス板内部に残ることにより形成される泡、異物がガラス
板内部に残ることにより形成される異物、はとんど溶け
た異物がガラス板内部に尾を引いたような形で残ること
により形成されるフシ、バスの錫がガラス板の表面に付
着することにより形成されるドリップ等がある。
このような欠点がガラス板に存在する場合、欠点に光ス
ポットを投射すると、欠点の種類によって透過、透過散
乱2反射1反射散乱の状態が異なる。第10図に示すよ
うに、透明ガラス板1に存在する欠点2に、法線に対し
一定の入射角αでもって光ビーム3を投射したとき、フ
シ、異物、泡は透過散乱光を生じさせ、特に、フシの場
合は透過光4の光軸に最も近接した近接近軸透過散乱光
5を生じ、異物の場合は透過光4の光軸に近い近軸透過
散乱光6を生じ、泡の場合は透過光4の光軸から離れた
遠軸透過散乱光7を生じる。また、泡。
異物、フシ、ドリップともに透過光4の光量が減少し、
ドリップの場合は反射光8の光量が増加する。
したがって、透過光、近接近軸透過散乱光、近軸透過数
乱光、遠軸透過散乱光9反射光をそれぞれ個別に検出す
る受光器を設け、透過光および反射光の光量変化、およ
び近接近軸透過散乱光、近軸透過散乱光、遠軸透過散乱
光の有無を検出すれば、欠点の種類を識別することが可
能となる。
以上の関係をまとめたものを第1表に示す。なお、表中
の○印は、欠点の種類をどの光で識別できるかを示して
いる。
既提案の識別型欠点検出装置は、以上の事実に基づき、
フライングスポット型の欠点検出装置において、透過光
、近接近軸透過散乱光、近軸透過散乱光、遠軸透過散乱
光1反射光2反射散乱先のうち少なくとも2種以上の光
をそれぞれ検出する複数個の受光器を設け、各受光器が
らの光を電気信号に変換し、得られた電気信号を処理し
て欠点の種類および大きさを表す情報を含む欠点データ
を生成し、これら欠点データをさらに処理してガラス板
の1個の欠点に対応するビットパターンよりなる欠点パ
ターンを作成し、このようにして得られた欠点パターン
を、予め作成されている欠点識別パターンテーブルと照
合して、欠点の種類。
大きさ等を判定するよう構成されている。
第11図および第12図は既提案の欠点検出装置の投光
器および受光器部分の斜視図および略側面図であり、受
光器を誇張して示しである。
投光器は、レーザ光を出射するレーザ光源11と、レー
ザ光源11からのレーザ光12が入射し、透明ガラス板
10が走行する方向(以下、X軸方向とする)に平行な
軸13を中心に高速回転する回転多面鏡14を備えてい
る。なお、第12図に示されているレーザ光源11の位
置は、実際の位置と異なって示されているが、これは図
面が不明瞭になるのを避けたためである。以上のような
構成の投光器は、走行する透明ガラス板10の上方に設
置されている。
投光器が設けられている側とは反対側、すなわち透明ガ
ラス板lOの下方に、透過光17を検出する1個の受光
器D1と、近接近軸透過散乱光を検出する2個の受光器
D2a、D2Ilと、近軸透過散乱光を検出する2個の
受光器D3a、D3mと、遠軸透過散乱光を検出する2
個の受光器D4A、D4゜とが配置されている。一方、
透明ガラス板10の上方には反射光18を検出する1個
の受光器D5が配置されている。
これら複数個の受光器は、基本的には同一構造をしてお
り、透明ガラス板10の幅方向(以下、X軸方向とする
)に細長い線状の受光面を有している。以下、代表的に
受光器DIの構造を説明する。
第13図は受光器D1の斜視図である。この受光器DI
は、多数本の光ファイバ21を配列してなるものであり
、光ファイバ21の一端を、図示のように2列に配列し
て、樹脂などに埋め込み固定し、受光器本体22を構成
する。配列された多数本の光ファイバの21の端面23
が集合して、細長い線状の受光面24を形成する。光フ
ァイバの他端は束ねられて、後述する光電子増倍管に接
続されている。
以上のような構造の透過光および透過散乱光を検出する
受光器D1、D 2A、 D 2B 、 D 3A、 
D 3a、D4A、D4Bを配置する際、第12図にお
いて透過光17の光軸を基準として、それぞれの有効受
光角内に受光面が位置するように各受光器が配置される
。各受光器と有効受光角との関係の一例を第2表に示す
第2表 以上のような有効受光角内に受光面が位置するように配
置された受光器D1、D2A、D2a、03A、 D 
3s 、D 4A、 D 4++を、受光面側から見た
状態を第14図に示す。各受光器の受光面の長さ方向は
X軸方向に平行である。このように近接近軸透過散乱光
、近軸透過散乱光、遠軸透過散乱光をそれぞれ検出する
受光器を2個ずつ用いるのは、発生するこれら透過散乱
光の見逃しを防ぐためである。
第11図および第12図において、受光器D1の光ファ
イバの他端は光電子増倍管PMIに接続され、受光器D
2a、02mの光ファイバの他端は束ねられて光電子増
倍管PM2に接続され、受光器D3M。
D 3 mの光ファイバの他端は束ねられて光電子増倍
管PM3に接続され、受光器D4A、D4Mの光ファイ
バの他端は束ねられて光電子増倍管PM4に接続され、
受光器D5の他端は光電子増倍管PM5に接続されてい
る。各光電子増倍管では各受光器で受光した光を電気信
号に変換する。
さて以上のような構成の投光器と受光器とを備える既提
案の識別型欠点検出装置において、レーザ光源11より
出射されたレーザ光12は、高速回転する回転多面鏡1
4に入射され、回転多面鏡14によリレーザ光12はX
軸方向に振られた後、走行する透明ガラス板10に投射
され、ガラス板をX軸方向に走査する。回転多面鏡14
の回転によりその反射面が変わる毎に、レーザ光12は
、透明ガラス板10を繰返し走査する。透明ガラス板1
0はY軸方向に走行しているから、ガラス板の全面がレ
ーザ光により走査されることとなる。
なお、第12図に示されているように、レーザ光12は
、透明ガラス板10に対して、ガラス板面に垂直な法線
に対しY軸方向に入射角αをもって投射する。これは、
透明ガラス板10の裏面で反射され続いて表面で反射さ
れた光が透過光と干渉することを防止するためである。
入射角αの値は、13゜以上とするのが望ましい。
透明ガラス板に欠点が存在する場合、この欠点にレーザ
光があたると欠点の種類(異物、泡、フシ、ドリップ)
により、透過光と反射光の光量に変化を生じ、同時に透
過散乱光が発生する。
例えば、欠点の種類がフシの場合、入射したレーザ光が
フシに当たると、透過光の光量が変化すると同時に、近
接近軸透過散乱光が発生する。透過光の光量の変化は、
受光器DIで検出され、光電子増倍管PMIへ送られ、
電気信号に変換される。一方、近接近軸透過散乱光は、
受光器D2A。
D2gの受光面に入射する。受光された近接近軸透過散
乱光は、光電子増倍管PM2に送られ、電気信号に変換
される。
同様に、例えば欠点の種類が異物の場合、入射したレー
ザ光が異物に当たると、透過光の光量が変化すると同時
に、近軸透過散乱光が発生する。
この透過散乱光は、受光器03A、031で受光され、
受光された光は光電子増倍管PM3に送られ、電気信号
に変換される。
同様に、例えば欠点の種類が泡の場合、入射したレーザ
光が泡に当たると、透過光の光量が変化すると同時に、
遠軸透過散乱光が発生する。この遠軸透過散乱光は、受
光器D4A、D4mで受光され、受光された光は光電子
増倍管PM4に送られ、電気信号に変換される。
同様に、例えば欠点の種類がドリップの場合、入射した
レーザ光が、このドリップに当たると、透過光の光量が
変化すると同時に、反射光の光量が変化する。この反射
光の変化は受光器D5で検出され、光電子増倍管PM5
に送られ、電気信号に変換される。
光電子増倍管からの電気信号は、処理部に送られ、欠点
の種類および大きさを表す情報を含む欠点データが生成
され、これら欠点データがさらに処理されてガラス板の
1個の欠点に対応するビットパターンよりなる欠点パタ
ーンが作成され、このようにして得られた欠点パターン
が、予め作成されている欠点識別パターンテーブルと照
合されて、欠点の種類、大きさ等が判定される。
処理部の構成は、本発明とは直接関係しないので、説明
は省略する。
〔発明が解決しようとする問題点〕
既提案の識別型欠点検出装置では、前述したようにレー
ザ光の干渉を避けるために、投光器からのレーザ光をガ
ラス板に対して斜めに入射するようにしている。したが
って、第15図に示すように、ガラス板10の板厚がり
、からh2に変化したような場合、透過光17は17′
で示すように光軸がずれ、反射光18は18′で示すよ
うに光軸がずれる結果、各受光器において、透過光およ
び反射光のみならず透過散乱光の受光感度が悪くなり、
識別型欠点検出装置の検出感度が低下するという問題点
がある。
本発明は、このような問題点を解決し、検査すべき透光
板材の板厚が変わった場合に、受光器に光が有効に入射
するように板厚に応じて補正する板厚補正装置を提供す
ることにある。
〔発明の構成〕
本発明は、投光器からのビーム状走査光で、長さ方向に
走行する透光板材を幅方向に走査し、前記透光板材から
の透過光、透過散乱光9反射光。
反射散乱光のうち少なくとも2種以上の光を複数の受光
器で受光して、前記透光板材に存在する欠点を検出する
識別型欠点検出装置に用いられ、前記透光板材の板厚が
変化した場合に、その板厚の変化に応じて受光器への入
射光の位置を補正する板厚補正装置であって、 受光器に入射する光の位置を検出する位置検出手段と、 受光器への入射光の位置を補正するために駆動される被
駆動対象物を駆動する駆動手段と、前記位置検出手段か
らの位置情報に従って、前記駆動手段を制御する制御手
段とを備えることを特徴としている。
〔実施例〕
次に本発明の実施例について図面を参照して説明する。
第1図は回動可能な平行ミラーを用い、透過光用受光器
および透過散乱光用受光器に対する第1の実施例の板厚
補正装置を示す。なお第1図中、透過散乱光用受光器に
ついては図示を省略しである。
本実施例によれば透過光用受光器D1の受光面の端部に
ラインスキャンタイプのCCDカメラ25を設けるとと
もに、回転多面鏡工4とガラス板10との間に、X軸方
向に平行な軸26を中心に回動する、平行な2枚のミラ
ー27.28よりなる平行ミラー29を平行ミラー支持
機構32に設けている。この平行ミラー29は例えばモ
ータなどの駆動部30により回動駆動される。そして、
この駆動部30はCCDカメラ25からの位置検出信号
が入力される制御部31により制御される。
第2図(a)は、CCDカメラ25の受光面を示す図で
あり、1024ビツトあるいは2048ビツトの1次元
ラインCCDセンサ33がY軸方向に配置されている。
したがって、光スポット34が1次元ラインCCDセン
サ33上に来ると、CCDカメラ25からは入射光のY
軸方向位置を示す位置検出信号が出力される。第2図(
b)にはCCDカメラ25からの位置検出信号としての
映像信号を示しているが、この映像信号から、入射光の
Y軸方向における現在位置がわかる。検出感度の観点か
ら、受光器DIの受光面に本来入射させたいY軸方向の
入射光の位置を原点位置35とした場合、ガラス板10
の厚さが変わると、入射光の現在位置は原点位置35か
らずれるようになる。
第3図は、平行ミラー29の機能を説明するための図で
あり、2枚のミラー27.28は平行に対向するように
配置され、かつ軸26を中心に2枚のミラーがそれらの
相対位置を保ったまま回動できるように支持機構32に
支持されている。いま、2枚のミラー27.28が第3
図に示す位置27a、28aにあるものとすると、回転
多面鏡14からのレーザ光12は、まずミラー27で反
射され、続いてミラー28で反射され光軸12aに沿っ
てガラス板10上に投射される。以上のような状態から
平行ミラー29を左方向に回動させて、2枚のミラーを
図示の位置27b。
28bに持ってくると、平行ミラー29に入射したレー
ザ光12は光軸12bに沿って出射される。このように
平行ミラー29を回動させることによってガラス板10
に投射されるレーザ光12の光路をずらずことができる
。したがって、検査すべきガラス板10の板厚が変わっ
た場合に、透過光17の受光器D1への入射位置を、平
行ミラー29を回動させることによって補正することが
可能となる。
次に、本実施例の動作を説明する。
第1図の板厚補正装置において、検査すべきガラス板l
Oの板厚が変わると、前述したように透過光17の光路
がずれる。CCDカメラ25に、この光路のずれた透過
光17が入射すると、透過光17の現在位置を検出し、
制御部31に人力する。制御部では、透過光の現在位置
の原点位置からのずれの大きさ、およびずれの方向を算
出し、制御信号により駆動部30を制御して、平行ミラ
ー29を回動させて、透過光17が受光器D1の原点位
置に来るように調整する。
制御部31の動作を、第4図のフローチャートを参照し
ながら、さらに詳細に説明する。制御部は、CCDカメ
ラ25からの位置検出信号に基づいて、現在位置を読み
取る(ステップ■)。次に、(現在位置−原点位置)の
計算を行い、偏差を算出する(ステップ■)。算出され
た偏差の絶対値をとるとともに、偏差の正負を検出する
(ステップ■)。偏差が正であれば、第2図において透
過光17は原点位置35より右側にずれ、偏差が負であ
れば透過光17は原点位置35より左側にずれているこ
とがわかる。
次に、偏差の絶対値を制御部31に予め設定されている
最大値(MAX)と比較しくステップ■)、偏差の絶対
値が最大値より大きい場合、制御部31は例えばCCD
カメラ異常であるとして異常表示をし、板厚補正は行わ
ない(ステップ■)。偏差の絶対値が最大値より小さい
場合には、さらに、制御部31に予め設定されている最
小値(MIN)と偏差の絶対値とを比較する(ステップ
■)。偏差の絶対値が最小値より小さい場合には、補正
するほどのずれではないとして制御信号を出力せず、ス
テップ■の処理に戻る。偏差の絶対値が最小値より大き
い場合には、制御信号を駆動部30に出力する。この制
御信号には、偏差の絶対値すなわち透過光17の現在位
置の原点位置に対するずれの大きさ、および偏差の正負
すなわち透過光が原点位置に対していずれの方向にずれ
たかを表すずれの方向を示す情報が含まれている。駆動
部30は、制御部31からの制御信号に基づいて平行ミ
ラー29を回動し、透過光17が原点位置35に来るよ
うに補正する。
以上のように、本実施例によれば、投光器とガラス板と
の間に平行ミラーを設け、この平行ミラーを回動させて
、ガラス板に投射されるレーザ光の光路を変えることに
よって、ガラス板の板厚が変わっても、透過光の光路を
一定に保つことが可能となる。また、透過光の光路が変
わらなければ、透過散乱光の光路も変化しない。したが
って透過光用受光器および透過散乱光の受光器の受光感
度は劣化しないから、全体として識別型欠点検出装置の
検出感度を良好に保持することができる。
以上の第1の実施例は平行ミラーを用いた例であるが、
平行ミラーを用いることなく投光器自体を移動させても
よいことがわかる。第5図には、この考えに基づいた第
2の実施例を示す。レーザ光源11および回転多面鏡1
4を有する投光器は、一体としてY軸方向に平行に移動
できる投光器支持機構43により支持されている。本実
施例は、第1の実施例と同様に、受光器D1の端部に設
けられたCCDカメラ40と、このCODカメラからの
透過光検出位置信号に基づいて制御信号を出力する制御
部41と、この制御部からの制御信号に基づいて、支持
機構43を駆動する駆動部42とから構成されている。
これら要素の動作は第1の実施例と同様であり、ガラス
板10の板厚が図示のようにり。
からh2に変わった場合には、点線12’で示す光路で
入射光12がガラス板10に投射されるように、投光器
全体をY軸方向に移動すればよい。
以上の第2の実施例では投光器自体を移動させたが、逆
に受光器自体を移動させてもよいことがわかる。第6図
には、この考えに基づいた第3の実施例を示す。なお、
透過散乱光用の受光器は、図面の不明瞭さを避けるため
図示を省略しである。
透過光用受光器および透過散乱光用受光器は、一体とし
てY軸方向に平行に移動できる受光器支持機構53に支
持されている。本実施例は、第1および第2の実施例と
同様に、受光器D1の端部に設けられたCCDカメラ5
0と、このCCDカメラからの透過光検出位置信号に基
づいて制御信号を出力する制御部51と、この制御部か
らの制御信号に基づいて、支持機構53を駆動する駆動
部52とから構成されている。これら要素の動作は第1
および第2の実施例と同様であり、ガラス板lOの板厚
が図示のようにり、からh2に変わり、点線17′で示
すように透過光17の光路が変わった場合に、この透過
光が受光器D1の原点位置に来るように駆動部52によ
って受光器全体をY軸方向に移動すればよい。
以上の第3の実施例では受光器自体を移動させたが、受
光器を固定しておき、受光器とガラス板との間に回転可
能な光路変更用ミラーを設け、このミラーを回動させる
ことによって光路を変更してもよい。第7図は、この考
えに基づいた第4の実施例を示す。なお、透過散乱光用
の受光器は図示を省略しである。ガラス板IOからの透
過光および透過散乱光の光路中にこれら光を反射して光
路を変更するための、X軸方向に平行な軸64を中心に
回動可能なミラー65を設け、受光器は前記各実施例と
は異なり、ミラー65による反射光の光路中に配置する
。光路変更用ミラー65は、支持機構63に回動可能に
支持されている。
本実施例は、第1〜第3の実施例と同様に、受光器D1
の端部に設けられたCCDカメラ60と、このCCDカ
メラからの透過光検出位置信号に基づいて制御信号を出
力する制御部61と、この制御部からの制御信号に基づ
いて、光路変更用ミラー65を回動する駆動部62とか
ら構成されている。これら要素の動作は第1〜第3の実
施例と同様であり、ガラス板10の板厚が図示のように
り、からh2に変わり、点線17′で示すように透過光
17の光路が変わった場合に、この透過光が受光器DI
の原点位置に来るように駆動部62によって光路変更用
ミラー65を回動させればよい。
以上の各実施例は、透過光用受光器および透過散乱光用
受光器のための板厚補正装置であったが、識別型欠点検
出装置が反射光用の受光器D5をも備える場合には、さ
らに反射光用受光器についても板厚補正を行う必要があ
る。第8図は、この場合の第5の実施例を示す図である
。本実施例によれば、反射光18を受光する受光器D5
は、Y軸方向に平行に移動できる支持機構73に支持さ
れており、受光器D5の端部に設けられたCCDカメラ
70と、このCCDカメラからの反射光検出位置信号に
基づいて制御信号を出力する制御部71と、この制御部
からの制御信号に基づいて、支持機構73を駆動する駆
動部72とから構成されている。これら要素の動作は以
上の各実施例と同様であり、ガラス板10の板厚が図示
のようにり、からh2に変わり、点線18′で示すよう
に反射光18の光路が変わった場合に、この反射光が受
光器D5の原点位置に来るように駆動部72によって受
光器D5をY軸方向に移動すればよい。
この実施例では、受光器D5は受光面が極めて細長い光
フアイバ型のものであるが、透過光用および透過散乱光
用の受光器が有効受光角の関係で極めて接近して配置し
なければならないため光フアイバ型の受光器を用いざる
を得ないのに比べて、反射光用の受光器には受光面の広
い散乱ボックス(集光ボックス)を用いることもできる
。このような散乱ボックスを用いた第6の実施例を第9
図に示す。
本実施例は散乱ボックス型の反射光用受光器D5の端部
にCCDカメラ80を設けるとともに、受光器D5の受
光面の前面に、X軸方向に延在するスリット81を有す
るマスク82を設ける。このマスクは、受光器D5の前
面に平行にX軸方向に直角な方向に移動するように支持
されている。なお、第9図(a)は受光器D5をX軸方
向から見た図、第9図(b)は受光器D5をマスク側か
ら見た図である。
本実施例は、前述した各実施例と同様に、さらに、CC
Dカメラ80からの反射光検出位置信号に基づいて制御
信号を出力する制御部84と、この制御部からの制御信
号に基づいて、マスク82を駆動する駆動部83とを備
えている。
本実施例によれば、CCDカメラ80は反射光18の受
光器D5への入射位置を検出し、現在位置検出信号を制
御部84に送る。制御部84は、駆動部83を制御して
、反射光18がマスク82のスリット81から受光器D
5に取り込まれるように、マスク82を駆動する。した
がって、ガラス板10の板厚が変化して反射光18の光
路がずれても、これに応じてマスクを駆動して反射光を
受光器に取り込むことが可能となる。
以上の実施例では、反射光のみをマスクのスリットを経
て取り込むようにしているが、反射散乱光のみを取り込
むようにすることもできる。
以上、本発明の実施例について説明したが、透過光ある
いは反射光の受光器への入射位置を検出する手段はCC
Dカメラに限られるものではなく、その他の位置検出手
段であっもよいことは勿論である。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、透光板材の欠点を
検出する識別型欠点検出装置において、検査すべき透光
板材の板厚が変化して、透過光。
透過散乱光9反射光2反射散乱光の光路が変化しても、
受光器に有効に受光できるように補正することができる
ので、高感度に欠点を検出することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の第1の実施例を示す図、第2図は、
第1の実施例のCCDカメラの機能を説明するための図
、 第3図は、第1の実施例の平行ミラーの機能を説明する
ための図、 第4図は、第1図の制御部の動作を説明するためのフロ
ーチャート、   ゛ 第5図は、本発明の第2の実施例を示す図、第6図は、
本発明の第3の実施例を示す図、第7図は、本発明の第
4の実施例を示す図、第8図は、本発明の第5の実施例
を示す図、第9図は、本発明の第6の実施例を示す図、
第1O図は、透過光および透過散乱光を示す図、第11
図は、既提案の識別型欠点検出装置の斜視図、 第12図は、既提案の識別型欠点検出装置の略側面図、 第13図は、受光器の斜視図、     □第14図は
、透過光および透過散乱光用の複数受光器の受光面の平
面図、 第15図は、ガラス板の板厚が変わった場合の透過光お
よび反射光の光路のずれを示す図である。 DI・・・・・・透過光用受光器 D2A、02m  ・・近接近軸透過散乱光用受光器D
3A、D3m  ・・近軸透過散乱光用受光器D4A、
D4.  ・・遠軸透過散乱光用受光器10・・・・・
・・ガラス板 11・・・・・・・レーザ光源 12・・・・・・・レーザ光 14・・・・・・・回転多面鏡 17・・・・・・・透過光 1日・・・・・・・反射光 25、40.50゜ 60、70.80・・・CCDカメラ 29・・・・・・・平行ミラー 30、42.52゜ 62)72.83・・・駆動部 31、41.51゜ 61、71.84・・・制御部 33・・・・・・・1次元ラインCCDセンサ65・・
・・・・・光路変更用ミラー 81・・・・・・・スリット 82・・・・・・・マスク

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)投光器からのビーム状走査光で、長さ方向に走行
    する透光板材を幅方向に走査し、前記透光板材からの透
    過光、透過散乱光、反射光、反射散乱光のうち少なくと
    も2種以上の光を複数の受光器で受光して、前記透光板
    材に存在する欠点を検出する識別型欠点検出装置に用い
    られ、前記透光板材の板厚が変化した場合に、その板厚
    の変化に応じて受光器への入射光の位置を補正する板厚
    補正装置であって、 受光器に入射する光の位置を検出する位置検出手段と、 受光器への入射光の位置を補正するために駆動される被
    駆動対象物を駆動する駆動手段と、前記位置検出手段か
    らの位置情報に従って、前記駆動手段を制御する制御手
    段とを備えることを特徴とする識別型欠点検出装置の板
    厚補正装置。
  2. (2)特許請求の範囲第1項に記載の識別型欠点検出装
    置の板厚補正装置において、 前記被駆動対象物が、前記投光器と前記透光板材との間
    に設けられた回動可能な平行ミラーであることを特徴と
    する識別型欠点検出装置の板厚補正装置。
  3. (3)特許請求の範囲第1項に記載の識別型欠点検出装
    置の板厚補正装置において、 前記被駆動対象物が受光器であることを特徴とする識別
    型欠点検出装置の板厚補正装置。
  4. (4)特許請求の範囲第1項に記載の識別型欠点検出装
    置の板厚補正装置において、 前記被駆動対象物が投光器であることを特徴とする識別
    型欠点検出装置の板厚補正装置。
  5. (5)特許請求の範囲第1項に記載の識別型欠点検出装
    置の板厚補正装置において、 前記被駆動対象物が、透光板材と受光器との間に設けら
    れた回動可能な光路変更用ミラーであることを特徴とす
    る識別型欠点検出装置の板厚補正装置。
  6. (6)特許請求の範囲第1項に記載の識別型欠点検出装
    置の板厚補正装置において、 前記被駆動対象物が受光器の前面に設けられたマスクで
    あることを特徴とする識別型欠点検出装置の板厚補正装
    置。
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