JPS6329552B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 (イ) 発明の技術分野 本発明は電子的作動テーブルボールゲーム機に
関するものである。

(ロ) 発明の背景 標準のプールゲームにおいて、これはケリープ
ール（Kelly Pool）として周知であるが、キユ
ーボールを含む16個のボールがある。15個の非キ
ユーボールは連続的にナンバリングされており、
アンダー（アンダー８）およびオーバー（オーバ
ー８）として周知の２グループに落ちる。各プレ
ーヤー、あるいは各チームは自分のボールをポケ
ツトに入れようとし、次いで「ワイルド」ボール
を他のプレーヤー、あるいはチームの前に出す。

用いられる電子的得点手段においては、上記ボ
ールのそれぞれが個々において電子的に識別さ
れ、可視的に区別されなければならない。

(ハ) 発明の目的 したがつて本発明の１つの目的は、ケリープー
ル（Kelly Pool）の電子的に構成したテーブル
ボールゲーム機を提供することである。

また、本発明は、ボールが盤面上を運動し、盤
面の周辺にあるポケツトに入り込むことのでき
る、プール（玉突きの一種）、スヌーカ（玉突き
の一種）、ビリヤードのようなテーブルボールゲ
ーム機を提供することである。

本発明の他の目的は、ボールがポケツトへ入る
のを検知し、記録する電子的検知手段および得点
手段を提供することである。

本発明のもう１つの目的は、個々のボールを識
別し、その結果ボールが個別的に識別され、得点
され得るような手段を提供することである。

(ニ) 目的を達成する手段 １局面について見ると、本発明によつて提供さ
れるテーブルボールゲーム機は、盤面、ボールの
ポケツト、１つ以上のボールのポケツトに関する
電子的検知装置を有しており、複数のボールは該
検知装置に関連する識別手段を有し、かつ前記電
子検知装置によつて検知されることができるので
あるが、該ゲーム機において前記電子検知装置は
得点装置に結合されて、ボールの前記ポケツトへ
の進入を記録する。

各ボールの中に検知手段を備えているので、各
ボールが検知装置を通過する際にそれを個別的に
検知することができる。好ましいことに、テーブ
ルボールゲーム機の盤面の下に１個の検知装置が
設置されており、各ボールのわな、すなわちポケ
ツトは、ボールが中央検知装置を通つて通過する
よう構成された関連シユート装置すなわち導管
（ダクト）を備えている。一般に都合のよいこと
に、各ボール内に２つの素子を備えており、各ボ
ールの識別を容易にし、かつ、２つのボールが
ほゞ同時に検知装置を通過する場合に起こり得る
識別エラーを最小にしている。

(ホ) 作用 本発明による１つの良好な実施例のゲームは、
「ポーカープール」であり、ボールは22個ある。
そしてそのうちの20個はプレーカードの標準セツ
トの４枚の組札のうちのそれぞれの５枚の最も高
いカードに対応するようにマークされている。他
のボールは「ジヨーカー」に対応するようにマー
クされ、残る１個のボールは「キユー」ボールと
し、普通これは白ボールとなつているが、これは
必ずしもそうでなくともよい。

本発明には後で述べるように、異なる数のボー
ル一般には21個のボールを識別する電子的手段を
備えている。

第１図において、本発明によるテーブルボール
ゲーム機には、盤面、ボールを受ける複数のポケ
ツトがあり、各ポケツトはそれに関連して検知ア
センブリ１０および該検知装置を越えてボール保
持領域へと導く導管を備えている。

該検知装置は検知電子回路１１によつて制御さ
れるのであるが、該電子回路はその他のテーブル
関連動作装置１２およびゲーム得点ならびに表示
電子回路モジユロ１３に結合することができる
し、さらに該モジユロは表示装置１４およびその
他のゲーム関連動作装置１５に接続される。例え
ば、テーブル関連動作装置１２は通常の硬貨機構
ならびにボールにアクセスさせる装置を備えるこ
ともできて、ゲームを進行させる。その他のゲー
ム関連動作装置には、数個のテーブルを制御する
主得点盤への接続装置、遠隔地での選手権のプレ
ーオフのための別の同様な装置への接続装置、プ
レーされた最高得点を記録し、それを表示盤に表
示する装置、およびプレー中に聴覚的あるいは視
覚的メツセージを発生する装置等を備えることも
できる。

各ボール１６は製造の際にボールの内部に識別
カプセルを埋め込まれる。好ましいことに、該カ
プセルは１つ以上の素子を有するコードを含んで
いるのでエラー照合が可能である。さらに、該カ
プセルはコード素子のために衝撃保護を与えてい
る。

該コード素子は共に接続されたインダクタンス
とキヤパシタンスから成つており、各コード素子
は所定の周波数に同調されている。各ボールにお
ける多重素子はそれぞれ異なる所定の周波数に同
調されていて、ボールの必要数が識別されるに足
る十分な素子と周波数の組み合わせが選定され
る。

ゲーム中にポケツト内に入つたボールは誘導さ
れて検知アセンブリ１０を通過するのであるが、
該検知アセンブリは好ましいことに、多重磁軸に
よつて構成される多重コイルから成つているの
で、ボールの方向づけは重要ではない。

該検知装置は各ボールを読みとるために多様な
手段を有している。コイルは電圧制御可変キヤパ
シタンスダイオードによつて同調され、検知電子
回路はダイオードに与えられた電圧を制御するの
であるが、それによつて検知コイルにボールの中
のコード素子に割り当てられた周波数を捜索する
ような態様で制御する。該検知電子回路はまた、
検知コイル内の電圧レベルを監視するのである
が、その際、コイル電圧はボールが存在しない場
合は一定レベルであり、所定周波数を有するコー
ド素子が検知コイル内にある場合は、所定周波数
に対して異なるレベルであるからである。これに
対して変化したレベルを感知する装置が備えられ
ていて、所定の周波数が存在していることを判定
する。

該検知電子回路は見つけられた所定の周波数を
調べ、それらを特定のボールに対する独特の識別
数として認識する。次いでこの情報はゲームの得
点と表示目的のために表示電子回路に送信され
る。無効な周波数の組み合わせは無視される。

コード素子に関連する周波数を作動させるため
に、該コード素子は一連のｎ周波数から選ばれた
周波数を有し、かつ、２つ以上のコード素子が各
ボール内に備えられていることが望ましい。さら
に、ボール内の各コード素子に割り当てられた周
波数は異なつていて、かつ、お互いに隣接してい
ないことが望ましい。例えば、21個の異なるボー
ルを検知し得るためには、８つの周波数が選択さ
れ、各ボールは異なる周波数の２つのコード素子
を割り当てられる。周波数弁別を改善するため
に、隣接して選ばれた周波数は利用されないで、
21の可能なコード組み合わせを発生する。第４図
に示された回路において、検知装置は3.5MHzと
6.5MHzとの間の８つの周波数で動作する。

ボール識別カプセルは第５図に示され、その回
路は第６図に示されている。各カプセルは、好ま
しいことに、インダクタンスL₁あるいはL₂を有
する１組の共振回路から成り、かつ、便利なこと
に各インダクタンスは等しく、そして強磁性体
（フエライト）ドラムコア上に巻かれ、固定容量
C₁とC₄および調整可能な磁器トリマキヤパシタ
C₂とC₃に接続されさらに各回路に作動してその
選択された周波数における最大効果をうるように
同調させる。一度同調されると、次に該カプセル
はシールされボールの内部に入れられる。

該検知アセンブリは数個のコイルから成るもの
でも、あるいは１個のコイルから成るものであつ
てもよく、複雑なパターンのタツプを有して３つ
の直交するデカルト軸において感度を発生する。

第３図および第４図を参照しながら検知回路に
ついて述べる。第３図のマイクロプロセツサは並
列デイジタルワードをデイジタル／アナログ変換
器DAC，X₆に送り、ストローブライン動作して
該デイジタルワードをDACに入力させる。DAC
からのアナログ出力は増幅器X_5aによつて緩衝さ
れる。抵抗器R₁₆，R₃₀，R₂₇はDACに最小アナロ
グ電圧を与え、一方増幅器X_5bはDAC最大アナロ
グ電圧を与える。増幅器X_5aの出力はデイジタル
ワードの関数としてこれらの電圧内に定められ
る。

増幅器X_5aと可変抵抗VR₂との間の電圧差は増
幅器X_4aに与えられる。この回路で与えられる電
圧およびその他の値は、回路の動作の説明を容易
にするためにのみ例示されている。増幅器X_4aの
出力の１部は、抵抗器R₃₃，R₃₂，VR₃および緩衝
増幅器X_5bを介してDACにフイードバツクされ、
増幅器X_4aの出力のデイジタルワードに対する関
係に逓倍作用を生じさせる。増幅器X_4aからの出
力はさらに、同調ダイオード容量を制御するバイ
アス電圧を同調ダイオードD₁₂に与える。

検知コイルL₁および同調ダイオードD₁₂は同調
共振回路を形成しているが、その発振はキヤパシ
タC₁，C₃とトランジスタX_1C，X_1Dとを結合する
ことによつて保持される。該トランジスタX_1C，
X_1Dに対するDCバイアス条件は、抵抗器R₂，R₄，
R₅，R₆，R₁₀，VR₁および分圧器チエーンR₇，
R₁₁，R₁₂によつて制御される。抵抗器R₄，R₅に
よつて低電流レベルにおいて電流を分岐させてい
るが、一方可変抵抗器VR₁は発振器活動レベルを
設定する。トランジスタX_1aおよびX_1bは、共通
ベース構成で接続され、コイルL₁におけるトラ
ンジスタ負荷効果を低減する。

増幅器X₂は検知コイルの発振レベルを監視し、
増幅を発生して検知装置D₁，TR₁を駆動する。
検知装置出力は抵抗器R₂₃の両端に（テストポイ
ントTP₁において）発生され、さらにキヤパシタ
C₂₁によつてならされ、かつ、その一部は抵抗器
R₃，R₂，VR₁を介して給電され、発振器最大レ
ベルを制御する。該増幅器利得は回路網R₂₀，
R₃₉，L₂によつて制御され、該回路網はさらに、
限定周波数エンフアシスを発生し、かつ、該周波
数が変化するにつれて、R₃を介して検知装置に
おけるレベリング効果を与える。抵抗器R₈，R₉
は検知コイルから増幅器入力負荷効果を隔絶す
る。増幅器X₂は２つの相補形出力を有しており、
その１つは検知装置を駆動するのに利用され、他
方はカウンタへの接続（TP₂における）に適する
出力を駆動して、設定中の検知コイル周波数を示
す。

増幅器X_4bは比較装置として利用され、検知装
置出力に接続される（TP₁において）その反転入
力がR₁₅，R₁₈の接合点における電圧入力より低
くなる場合、その出力は高くなる。該比較装置出
力はR₁₉，R₂₆によつて分割されダーリントント
ランジスタTR₂に与えられるが、該トランジスタ
は十分な電流を発生して見ることのできる検知表
示としてLED D₃を照明し、かつ、R₂₅を介して
マイクロプロセツサに出力信号を与える。抵抗器
R₃₈はトランジスタ出力にかかつて接続されてい
てTR₂がオフの場合に低レベルを保証する。

マイクロプロセツサは15ボルトDCを検知装置
に与え、さらに３つのその他の電圧も電子回路の
電源部において発生することができる。５ボルト
は集積回路線形調整器X₇によつて発生される。
10ボルトはツエナダイオード分岐調整器D₂によ
つて発生され、増幅器X₂への給電に利用される。

同調ダイオードのための34ボルトバイアス電圧
は、発振器としての１区分と駆動装置としての並
列の３区分とを有するCMOSシユミツトトリガ
集積回路の出力に接続された電圧増倍器によつて
発生される。

マイクロプロセツサの動作は第２図の流れ図で
示されており、デイジタルワードがいかに発生さ
れ、かつ、デイジタル／アナログ変換器（Ｄ・
Ａ・Ｃ）に直列でいかにして与えられるかを示し
ているが、該デイジタル／アナログ変換器は電圧
を発生し、それは同調ダイオードに与えられ、そ
れによつて発振器周波数をデイジタルワードの値
の制御の下に、選択された周波数に移動させる。
この動作により、迅速にしかも循環的に連続して
選択された８周波数の各々に対してテストする。
各周波数が出力されている間、検知装置は応答を
チエツクされ、２つの有効周波数が見つかつた場
合、ボールは認識され、次いでその識別はゲーム
得点電子回路に送られる。

第７図はポケツト２２からシユート装置２１へ
の一般的な構成を示している。これらのシユート
装置は盤面２３の下に位置し傾斜しているので、
ボール１６を検知装置１０、次いでボール保持領
域２４へと移動させているのであるが、該ボール
保持領域は硬貨投下機構に結合することもでき
て、ゲームの開始にボールが放出されるよう作動
する。

ここでケリープールおよびポーカープールのよ
うなプールゲームに本発明を利用する例について
述べる。

各ゲームに対する事象のシーケンスは基本的に
は次の通りである。

イ プレーヤあるいはチームのリーダは、キーボ
ードおよび壁部の電子表示に自分の名前すなわ
ちコードを入力し、表に順番を記録する。

ロ 入力が承認され、現在の順位が信号で合図さ
れる。

ハ テーブルが空になる度毎に、盤は聞き取れる
ほどに次のプレーヤを呼び出し、その名前すな
わちコードを個別表示装置に表示する。

ニ 呼ばれたプレーヤが所定の時間内に硬貨を投
入することによつて応答しない場合、次のグル
ープが呼ばれる。

ホ プレー中のチームあるいは仲間は２つのゲー
ムのいずれかをテーブルにある適切な押しボタ
ンを押すことによつて選択する。

ヘ 該硬貨は監視されていて、正しい量が支払わ
れた場合（例えば、ケリープールには50c硬貨
１枚、ポーカープールには50c硬貨２枚であ
る）、適切なボールセツトが落とされる。

ト 一般に１人が得点について責任を持つてい
て、テーブル上の２つの押しボタンのいずれか
１つを押す責務があり、いずれのチームあるい
はプレーヤが現在プレー中であるかを表示す
る。

チ キユーボールはポケツトに入つた後打ち返さ
れ、他の全部のボールがポケツトに入つてしま
うまで、ゲームは進行する。この事に先立つて
勝ちチームが決定した場合には、残りのボール
はポケツトに入れる必要はなく、ゲームの完了
を知らせる。

ケリープール このゲームは広く行なわれている標準的なゲー
ムである。

該ゲームに関連するボールは、キユーボールを
含めて16ある。ボールは２つのグループに分けら
れ、普通、下と上であつて（下８個、上８個）番
号をつけられるか、あるいは別々のグループに識
別される。

２人のプレーヤあるいは２チームのうちの各各
は、自分のボールを相手より先にポケツトに入
れ、最後に黒ボールすなわち「万能」ボール（８
番目）をポケツトに入れようと挑むのである。

電子的な様式では、ボールの番号が下と上の２
つのグループになつてパネル上に表示される。

15個のボールが識別される必要があつて、該ボ
ールおよび識別方法はポーカープールで利用され
るものと同様であり得るが、両方のゲームが同時
にプレイされることはない。

しかし、該ボールはポーカープールで使用され
るものと視覚的に全く別物であるべきである。

ポーカープール 本ゲームには22個のボールがあつて、これらは
「10」のカードから「エース」のカードまで普通
のプレイカードの４組札（スーツ）に記号をつけ
られる。

さらに「ジヨーカー」ボール（これは持ち主の
希望通りになる）もあり、さらにキユーボールは
一般的に白であるが、その他の色でも差支えな
い。

従つて、ボールは次のような記号で表わされ
る。可視マーク 電子的識別 ハート10 1 Ｊ 2 Ｑ 3 Ｋ 4 Ａ 5 ダイヤモンド10 6 Ｊ 7 Ｑ 8 Ｋ 9 Ａ 10 クラブ10 11 Ｊ 12 Ｑ 13 Ｋ 14 Ａ 15 スペード10 16 Ｊ 17 Ｑ 18 Ｋ 19 Ａ 20 ジヨーカー 21 キユーボール 無し 各チームは選択的にボールをポケツトに入れる
番を取るが、その方法はポーカーハンド（ポーカ
ーの手）を取るか、あるいは敵方がそうすること
を妨げられるかである。

ジヨーカーは持ち主の希望通りになるボールす
なわち「ワイルドボール」であつて、最後にポケ
ツトに入れるボールである。

キユーボールはポケツトに入れると打ち返され
て、得点に何の影響も与えない。

ボールがポケツトに入る時は何時でも、各プレ
ーヤあるいは各チームに関連する表示装置グルー
プの中の、壁部表示装置の対応する表示パネルが
照明される。

表示装置の各グループは、表面に、対応するカ
ードのグラフイツク表示を有し、組で並べられ
る。

例えば スペード 10JQKA クラブ 10JQKA ダイヤモンド 10JQKA ハート 10JQKA Ｊ 上記表示装置は、照明板、または照明パネルの
形式でもよい。

別の表示パネルにおいては、電子制御フリツプ
カードを用い、各カードは適正なパターンまたは
グラフイツクが具備され、前記多数のボールのう
ちの各１個に対応する指定プレーカードを表わ
す。したがつて、特定のボールがポケツトに入ら
れると、そのボールが電子的検知装置で認識さ
れ、前記適正なフリツプカードが裏返しされ、そ
のボールが得点になつたことを表わす適切な絵を
示すようにする。

表示装置の正しいグループが付勢されるのを確
実にするため、すなわちそのグループが現プレー
ヤまたはチームに関係していることを確実に表示
するため、２個の「チーム選択」ボタンの一方
が、各プレーヤまたはチームの番の開始で押され
る。

実際の本ゲームでは審判員が規則の説明と共
に、この動作を行なうように決められているが、
通常はプレーヤ自身がこれを監視する。

ポーカープールの場合、良好な表示パネルは電
子的に制御されたフリツプカードを利用するが、
各カードには適切なグラフイツクが備えられてい
て、ボールに対応する指定カードを表わし、その
特定ボールがポケツトに入ると、該ボールは検知
電子回路によつて認識され、次いで該検知電子回
路によつて適切なフリツプカードを裏返して、該
ボールによつて得点したことを表示する適切なグ
ラフイツクを示す。

色々な種類のプールゲームにおける特にボール
による得点に関して、本発明の回路を説明して来
たが、本発明はポケツトにボールが入り込むこと
によつて得点できるようないかなるテーブルボー
ルゲーム機においても利用できることを理解され
たい。該良好な装置においては、ボールの中に埋
め込まれた受動共振回路を利用しているけれど
も、その他の識別手段も利用することができるの
であつて、例えば、能動回路、光学的特性、磁気
識別カプセル等、検知手段によつて読み取ること
ができ、しかも得点装置に出力を発生することの
できるいかなる識別装置も含まれる。

最後に、特許請求の範囲で述べられた本発明の
精神あるいは範囲から逸脱することなく、種種の
変更がなされ得ることを理解されたい。

(ヘ) 発明の効果 以上述べたように、本発明によるテーブルボー
ルゲーム機においては、各ボールにそれぞれのボ
ールを識別できる共振回路が複数個埋め込まれて
おり、該ボールが落下するゲーム機盤面のポケツ
トには電子的検知手段が設けられていて、共振回
路の共振周波数を適正に予め選択して各ボールを
識別するのに十分な周波数の組合わせになつてい
るのでポケツトに落下した各ボールの種類が確実
に検知され識別されうる。

また、トランプのハート、ダイヤ、クラブ、ス
ペードの所定カード、それにジヨーカー、キユー
カードに対応するボールを指定することによつ
て、トランプゲームに相等するポーカープール、
その他のゲームが本発明によるボールゲーム機で
楽しめる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の構成要素の概略図、第２図は
検知回路の制御に対する流れ図、第３図は検知回
路を制御するに際して利用されるマイクロプロセ
ツサの概略図、第４Ａ〜４Ｃ図は第３図のマイク
ロプロセツサに接続される検知回路の回路図、第
５図はボール識別カプセル、第６図はボール識別
カプセルの回路図、第７図はボールシユート装置
および検知装置の一般的装置を示す。 図中、１０は検知アセンブリ、１１は検知電子
回路、１２はテーブル関連動作装置、１３はゲー
ムの得点および表示電子回路モジユロ、１４は表
示装置、１５はその他のゲーム関連動作装置（以
上第１図）、２１はシユート装置、２２はポケツ
ト、２３は盤面、２４はボール保持領域（以上第
７図）をそれぞれ示す。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 盤面とボールポケツトと、複数のボールであ
   つて各ボールがある離散した周波数の組合わせに
   同調されている複数の共振回路を有しているボー
   ルと、および前記ボールポケツト内に設けられ、
   該ポケツトに入つた前記ボール中の前記共振回路
   中の共振を検知し、各ボールを識別する電子的検
   知手段とを備え、前記電子的検知手段は前記ボー
   ルがポケツト内に入つたことを記録する得点手段
   に接続されていることを特徴とするテーブルボー
   ルゲーム機。 ２ 特許請求の範囲第１項記載のゲーム機におい
   て、前記ボールポケツトは導管に接続されてお
   り、かつ前記電子的検知手段は前記導管に沿つて
   通過するボールを検知しうる検知器からなつてい
   ることを特徴とするテーブルボールゲーム機。 ３ 特許請求の範囲第１項または第２項記載のゲ
   ーム機において、前記各ボールは一対の共振回路
   からなるカプセルを含み、各該回路は検出しうる
   一連の離散周波数のうちの特定の一周波数に同調
   されており、各ボール内の２つの共振回路は隣接
   しない異なる周波数に同調されており、その検出
   中での周波数弁別を改良するようにしていること
   を特徴とするテーブルボールゲーム機。 ４ 特許請求の範囲第１項乃至第３項のいずれか
   に記載のゲーム機において前記電子検知手段は前
   記導管まわりに取付けられた検知コイルを含み、
   かつ３つの直交デカルト軸に対する感度を有して
   いることを特徴とするテーブルボールゲーム機。 ５ 特許請求の範囲第１項乃至第４項のいずれか
   に記載のゲーム機において、前記電子的検知手段
   は使用中に一連の周波数を走査する手段を有し、
   該走査手段は使用中に検知された周波数の組合わ
   せと前記ボールに割当てられた有効な組合わせと
   を比較し、有効な組合わせが検知された場合には
   前記得点手段へ認知得点信号を発することを特徴
   とするテーブルボールゲーム機。 ６ 特許請求の範囲第２項記載のゲーム機におい
   て、前記検知器はデイジタル／アナログ変換器に
   ロードされる一連のデイジタルワードを与えるマ
   イクロプロセツサによつて制御され、前記変換器
   は前記検知コイル内の適正な周波数を発生する発
   振器へ印加される電圧を発生するようになつてい
   ることを特徴とするテーブルボールゲーム機。 ７ 特許請求の範囲第１項に記載のゲーム機にお
   いて、電子的ボール検知器と共に用いられる前記
   ボールはその中に埋込まれた複数の回路を有し、
   該複数の回路は前記検知器で検出しうる異なる周
   波数で共振することを特徴とするテーブルボール
   ゲーム機。