JPS63292382A - 文字列傾き検出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［概要］ 文字列傾き検出装置であって、投Ｖｅ像から帯状領域内
での文字列の存在位置を求め、帯状領域間の投影像の変
化量から文字列の存在位置のずれを算出し、それらをも
とに文字列の傾きを検出でるようにしたものである。

［産業上の利用分野１ 本発明は、文字列傾き検出装置に関し、更に詳しくは、
文書をスキャナで２値画像として読み取った文書ｉｌｉ
像から、文書中の文字を認識する文字認識装置に用いら
れる文字列傾き検出ＶＲｍに関する。

文書中の文字を認識するには、先ず、文書画像から文字
列を抽出し、その後、文字列から個々の文字を切り出し
てＶ＆識するという処理が行なわれる。

ここで、文書をスキャナで読み取る際に、スキャナに対
して文書が傾く等の原因で、読み取った文書ｍ＊には、
ある程度の傾きが混入する。それ故に、文書画像からの
文字列の抽出、文字切出し、文字認識の一連の文１画像
に基づく処理を正確に行うためには、これらの一連の処
理に先立って、文字列の傾きの補正を行ったり、或いは
各処理で文字列の傾きを考慮した処理を行うことが必要
で必る。このために文書画像の傾き、即ち、文字列の傾
きを検出する装置が必要となる。

［従来の技術１ 第４図は、従来技術にお番）る文字列傾き検出の動作概
念図である。図において、ＯＬは文字列に傾きがない場
合の文字列であり、ＣＬｌは傾きのある場合の文字列と
する。

先ず、はじめに、文字列ＣＬ１に対し、傾きがない文字
列（原文字列）ＣＬの方向と直交する方向Ｙで、文字画
像を帯状領域＋　、　ｒ　−）−１・・・に分割し、そ
れぞれの帯状領ｈｉｌｉ、ｉ＋１・・・について文字列
に傾きがない場合の文字列方向の黒画素の頻度分布Ｃｉ
ｊ、Ｃｉ＋１ｊを求める。

次に、互いに隣接する帯状領域の頻１立分イ「間のずれ
を求め、このずれから傾きを求めるようにしている。こ
こで、頻度分布間のずれは頻度分布間の相関値を、相関
をとる位置を１画素ずつｒらしながら計算し、相関値が
最大になるずれとしている。

［発明が解決しようとする問題点］ このような従来装置によれば、頻度分布を求める処理及
び繰返し相関値を針環する処理に多大な時間を要すると
いう問題点がある。

本発明は、このような点に鑑みてなされたもので、高速
に文字列の傾きを検出することのできる文字列傾き検出
装置を提供することを目的としている。

［問題点を解決するための手段］ 第１図は本発明の文字列傾き検出装置の原理ブロック図
である。図において、１は文書を白黒の２値画像として
読み取り、文書画像データを出力する文書画像読取手段
、２は文書画像データを入力する投影処理手段で、文摺
画像データ中の指定した帯状領域での投影像を求める。

３は投影処理手段２により求めた複数のφ域に対する投
影像について、投影像間の変化層及び変化方向を求める
投影像変化量及び変化方向計測手段、４は投影像変化量
及び変化方向計測手段３により求めた投影像間の変化量
と変化方向°に基づき文字列の傾きを求める傾き判定手
段である。

［作用］ 第２図は作用を説明するための図である。図において、
ｂｌは帯状領域の幅がＷｌのときの投影像が黒である区
間であり、ｂ２は帯状領域の幅がＷ２のときの投影像が
黒である区間である。ここで、文字列の傾きの大きさθ
は、帯状領域の幅の差（ｗ２−ｗｌ）と、投影像の変化
１１（ｂ２−ｂｌ）を用いて、（１）式で求められる。

θ−ａｒｃｔａｎ［（ｂ　２−ｂ　１　）　／　（ｗ　
２−’１１１　）　］・・・（１） 又、文字列の傾きの方向は投影像の変化方向である。

投影処理手段２は、原文字列方向の開始位置が同じで、
幅がＷｌ、Ｗ２と異なる複数の帯状領域について、それ
ぞれの帯状領域の原文字列方向への投影を行い、投影縁
を求め、投影像変化量及び変化方向計測手段３は、幅が
最小の帯状領域の投影像が黒である区間を基準として、
それに対応する幅が異なる帯状領域の投影像が黒である
区間の、区間の大きさの増加量及び区間の大ぎさの増加
方向を求める。傾き判定手段４は、帯状領域の差（ｗ２
−ｗｌ）及び投影像の変化１ｆｉ（ｂ２−ｂｌ）と変化
方向に基づいて文字列の傾きを求める。

〔実施例〕

以下、図面を用いて本発明の実施例を詳細に説明する。

第３図は本発明の一実施例を示す構成ブロック図である
。この図において、第１図の各部分に対応する部分には
同一符号を付して示ず。投影処理手段２は、文書画像読
取手段１からの文書画像データを入力する投影処理回路
２１２幅の小さい帯状領域の原文字列方向の開始位置及
び終了位置を投影処理回路２１に指定する第１の投影区
間指定手段２２２幅の大きい帯状領域から幅の小さい帯
状領域と重複する部分を除いた領域の原文字列方向の開
始位置及び終了位置を投影処理回路２１に指定する第２
の投影区間指定手段２３．帯状領域の原文字列方向と直
交する方向の開始位置を投影処理回路２１に指定する投
影位置指定手段２４゜投影処理回路２１によって１ηら
れた第１の投影機工を格納するメモリ手段２５．第２の
投影［を格納するメモリ手段２６からなる。

投影像変化怨及び変化方向計測手段３において、３１は
各メモリ手段２５．２６に格納された第１゜第２の投影
像Ｉ、ＩＩを入力する投影像変化量計測回路、３２は変
化量方向フラグ、３３は負方向変化丞カウンタ、３４は
正方向変化ｍカウンタ、３５は黒区間カウンタ、３６は
最小文字サイズメモリ手段、３７は文字列数カウンタ、
３８は負方向総変化愚カウンタ、３４は正方向総変化ｍ
カウンタで、これらはいずれも投影像変化量計測回路３
１に結合している。

傾き判定回路４は、文字列数カウンタ３７．負方向総変
化量カウンタ３８、正方向総変化量カウンタ３９及び第
２投影区間指定手段２３がらの各データを入力している
。

５は全体回路を統括制御する制御回路である。

このにうに構成したｔｉ＋ｉａの動作を説明すれば、以
下の通りである。

尚、以下の説明では、投影処理手段２において、投影に
より得られる投影像は、投影方向に１画素でも黒画素が
あれば黒となり、投影方向の画素がすべて白画素であれ
ば白となるものとする。

先ず、制御回路５は、投影処理を行う２つの帯状領域の
うち幅の小さい帯状領域の原文字列方向の開始位置及び
終了位置を第１の投影区間指定手段２２に設定し、幅の
大きい帯状領域から幅の小さい帯状領域と重複する部分
を除いた領域の原文字列方向の開始位置及び終了位置を
第２の投影区間指定手段２３に設定する。又、メモリ手
段３６に最小文字サイズ（詳細は侵述する）を設定する
。

更に、変化Ｗ方向フラグ３２．負方向変化Ｍカウンタ３
３．正方向変化ｍカウンタ３４．黒区間カウンタ３５９
文字列数カウンタ３７．負方向総変化吊力・クンタ３８
及び正方向総変化母カウンタ３９を初期化（Ｏクリア）
する。その後、制御回路５は、帯状領域の原文字列方向
と直交する方向の開始位置を投影位置指定手段２４に設
定し、投影処理回路２１を起動する。

投影処理回路２１は、投影位置指定手段２４と投影区間
指定手段２２に設定されたデータに従って読み取り手段
１からの文書画像データの投影処理を行い、その投影像
を第１の投影像メモリ手段２５に格納１Ｊ゛る。更に、
今求めた第１の投影像が白の場合に限り投影位置指定手
段２４と投影区間指定手段２３に従って支出画像データ
の投影処理を行い、その役彰鍮を第２の投影像メモリ手
段２６に格納する。王の後、投影処理回路２１は制御回
路５に制御を戻す。

次に、制御回路５は投影像変化量計測回路３１を起動す
る。投影像変化ｆｉ１訂測回路３１は、メモリ手段２５
に格納されている第１の投影像■とメモリ手段２６に格
納されている第２の投影像■に従い以下の処理を行う。

（１）第１の投影像■が黒の場合： ・変化量方向フラグ３２が０の場合： →　黒区間カウンタ３５を１増加させ、変化母方向フラ
グ３２を１にする。

・変化聞方向フラグ３２が１の場合： →　黒区間カウンタ３５を１増加させ、更に、黒区問カ
ウンタ３５を正方向変化量カウンタ３４の値だけ増加さ
せる。その後、正方向変化ｍカウンタ３４を０クリアす
る。

（２）第１の投影機工が白で、且つ第２の投影像■が黒
の場合： ・変化ｍ方向フラグ３２が０の場合： →　負方向変化量カウンタ３３を１増加させる。

・変化端方向フラグ３２が１の場合： →　正方向変化ｔ！ｌカウンタ３４を１増加させる。

（３）第１の投影機工が白で、且つ第２の投影像■も白
の場合： ・環カウンタ３５の値がメモリ手段３６に設定されてい
る最小文字サイズの値以上の場合：→　文字列数カウン
タ３７を１増加させる。

負方向変化ｍカウンタ３８を負方向変 化ｍカウンタ３３の値だり増加させる。

正方向総変化最カウンタ３９を正方向変化量カウンタ３
４の値だけ増加させる。

・上記の処理後、変化分方向フラグ３２．負方向変化通
カウンタ３３．正方向変化ｍカウン３４及び黒区間カウ
ンタ３５を０クリアする。

上述の処理後、投影像変化量計測回路３１は１ｌｉｌＪ
　ｍ回路５に制御を戻ず。

次に、制御回路５はメモリ手段２４に次の投影位置を設
定し、投影処理回路２１を再度起動する。

このように、制御回路５はメモリ手段２４に設定される
投影位置が帯状領域の原文字列方向に直交する方向の終
了位置に等しくなるまで投影位置を順次弯更しながら、
投影処理回路２１と投影像変化量計測回路３１を繰り返
し起１ｈする。その後、制御回路５は傾き判定回路４を
起動する。傾き判定回路４は、文字列数カウンタ３７．
負方向総変化躬カウンタ３８．正方向総変化量カウンタ
３９及びメモリ手段２３に設定した投影区間■に従い傾
きを計算する。即ら、負方向総変化団カウンタ３８の値
と正方向総変化用カウンタ３９の値の差の絶対値を求め
、その値を文字列数カウンタ３７の値で割った値を投影
像の変化量とする。又、投影区間■の終了位置から開始
位置を引き、１を加えた値を帯状領域の幅の差とする。

次に、投影像の変化量と帯状領域の幅の差から傾きの大
きさを計算する。尚、傾きの方向は負方向総変化社カウ
ンタ３８と正方向総変化聞カウンタ３９の値の大きい方
の方向である。

以−りのような動作によって、文字列の傾きを検出する
ことができる。

本発明は、文書画像中の複数の帯状領域について、それ
ぞれの帯状領域内での文字列の存在位置を求め、帯状領
域間での文字列の存在位置のずれを韓出し、それをもと
に文字列の傾きを検出するという点においては、従来技
術と同様であるが、従来技術における頻度分布を求める
処理や繰り返し相関値を計算するという計算量の多い処
理を必要としないため、高速に文字列の傾きを検出する
ことができるのである。

尚、上記実施例では、原文字列方向の開始位置が等しく
幅の異なる２つの帯状領域から傾きを検出する場合につ
いて述べたが、原文字列方向の開始位置が等しく幅の異
なる３つ以上の帯状領域の任意の２つの帯状領域につい
てそれぞれ傾きを求めたり、更に、原文字列方向の開始
位置を変えて同様の処理を行ったりして複数の傾きを求
め、それらの傾きを平均することにより傾きの精度を向
上させることができる。

［発明の効果］ 以上詳細に説明したように、本発明は投影像から帯状領
域内での文字列の存在位置を求め、帯状領域間の投影像
の変化量から文字列の存在位置のずれを算出し、それを
もとに文字列の傾きを検出しているため、従来技術にお
ける頻度分布を求める処理及び繰り返し相関値を計算す
るというｔ１ｎ黴の多い処理を必要としないことから、
高速に文字列の傾ぎを検出することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の文字列傾き検出装置の原理ブロック図
、 第２図は作用を説明するための図、 第３図は本発明の一実施例を承り構成ブ［］ツク図、 第４図は従来装置の動作概念図である。 第１図及び第３図において、 １は文書画像読取装置、 ２は投影処理手段、 ３は投影像変化量及び変化方向計測手段、４は傾き判定
手段である。 本発明Φｌ１ｔｌｌＩ！ブロック図 第１　図 哨２図 第３　図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 　文書を２値画像として読み取った文書画像データ中の
   文字列の傾きを検出する文字列傾き検出装置であって、
   文書を白黒の２値画像として読み取った文書画像データ
   を出力する文書画像読取手段（１）と、 文書画像データを入力し、当該文書画像データ中の指定
   した帯状領域での投影像を求める投影処理手段（２）と
   、 該投影処理手段（２）により求めた複数の領域に対する
   投影像について投影像間の変化量及び変化方向を求める
   投影像変化量及び変化方向計測手段（３）と、 該投影像変化量及び変化方向計測手段（３）で求めた投
   影像間の変化量及び変化方向に基づき文字列の傾きを求
   める傾き判定手段（４）とを備えたことを特徴とする文
   字列傾き検出装置。