JPS6329071B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6329071B2
JPS6329071B2 JP14109079A JP14109079A JPS6329071B2 JP S6329071 B2 JPS6329071 B2 JP S6329071B2 JP 14109079 A JP14109079 A JP 14109079A JP 14109079 A JP14109079 A JP 14109079A JP S6329071 B2 JPS6329071 B2 JP S6329071B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
window
eaves
sunlight
summer
reflector
Prior art date
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Expired
Application number
JP14109079A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5667075A (en
Inventor
Yoshihiro Nakamura
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shin Nikkei Co Ltd
Original Assignee
Shin Nikkei Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shin Nikkei Co Ltd filed Critical Shin Nikkei Co Ltd
Priority to JP14109079A priority Critical patent/JPS5667075A/ja
Publication of JPS5667075A publication Critical patent/JPS5667075A/ja
Publication of JPS6329071B2 publication Critical patent/JPS6329071B2/ja
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  • Building Awnings And Sunshades (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は夏期の強い直射日光や地面から照返
す光線及び輻射熱に対処し得、冬期の弱い日光に
対処し得るようにした新規な日光対処窓に関す
る。
日本古来の家屋は、その独特の構造と敷地の有
効活用によつて、夏期と冬期とで入射角も日差し
も強弱変化する日光に対して巧みに対処し、通
風・換気も合理的に達成していた。すなわち、日
光については、軒先を深くして夏期の強い日光の
室内への直射を遮断し、冬期の弱い日光は庭に敷
いた白砂等で室内方向へ反射させることにより、
深い軒先による暗さを補つていた。また、通風・
換気は家屋側壁に設けた地窓から空気を取り入
れ、窓の欄間から排出させることにより、部屋全
体を効率的に通風・換気していた。
しかし、地価の高騰により広い敷地の確保が困
難になつた現今、深い軒先や庭の反射光を利用す
ることはできず、狭い部屋に地窓を設けても家具
の置き場に困るなどの不都合がある。
この発明は上記の点に鑑みてなされたものであ
り、広い敷地を要することなく、窓開口部の上部
にひさしを、下部に反射板を一体的に備えること
により、上述された日本家屋が果たしていたと同
様の日光対処と通風・換気ができるようにした、
日光対処窓を提供することを目的とする。
次に、この発明の実施例を図面に基いて説明す
る。この発明の好ましい実施例における窓枠は、
上枠1、上無目2、下無目3、下枠4及び左右の
縦枠5,6で「目」字状に枠組みしてなり、上枠
1と上無目2と左右の縦枠5,6の間に欄間部A
が、上下の無目2,3と左右の縦枠5,6の間に
窓部Bが、そして、下無目3と下枠4と左右の縦
枠5,6の間に地窓部Cがそれぞれ形成され、窓
枠は従来と同様に、その一部をまぐさ7、窓台8
及び図示を省略されている左右の柱によつて形成
されている窓開口部内側に嵌合し、他の一部をま
ぐさ等の屋外側面に当接して釘9又はねじによつ
て固定されている。
そして、前記欄間部Aには屋内側から屋外側に
向けて、ガラス障子a1,a2が引違い状に建付けら
れ、網戸a3が摺動自在に建付けられ、かつ、固定
ガラリa4が嵌殺し状に装着されており、窓部Bに
は屋内側から屋外側に向かう順序で、ガラス障子
b1,b2が引違い状に建付けられ、網戸b3及び雨戸
b4がそれぞれ摺動自在に建付けられている。この
雨戸b4は窓枠の側方に一体的に設けられた戸袋D
内に摺動して収納し、又は戸袋から引出して、窓
部を閉めることができる。また、地窓部Cには、
前述された欄間部Aとほぼ同様の態様で、ガラス
障子c1,c2、網戸c3及びガラリc4が装着されてい
る。
前記上,下の無目2,3は全く同一の断面形状
を有しており、同一形材を等しい長さに切断して
作られている。これにより、窓枠に簡素な外観を
もたせてあるとともに、欄間部A、窓部B及び地
窓部Cのいずれにも、網戸、ガラス障子及びガラ
リを同様の作業によつて簡単に建付けることが可
能にされている。
そして、この発明においては、前記上無目2の
屋外側端部にひさしEが一体的に取付けられてい
る。ひさしを上無目に取付ける手段は任意のもの
でよいが、図示の実施例では上無目2の屋外側面
部2aの上,下両端部から屋外方向に突出する
上,下壁2b,2cよりなるひさし取付部を一体
に形成し、ひさしEの屋内側端部をその上下壁2
b,2cの間に差込んで、ひさし端部に固着した
ねじ受け10に上,下壁からねじ11をねじ込む
ことにより、ひさしEを上無目2に固定してい
る。このひさしEはとくに夏場の強い日光が窓部
Bを通つて直接室内に入射することを遮断しうる
だけの突出長さを有している。
また、この発明においては、前記下無目3の屋
外側端部に、反射板Fが一体的に取付けられてい
る。この反射板の下無目3に対する取付け構造も
任意であるが、好ましくは、下無目3を前記上無
目2と同一形材から作り、屋外側面部3aの上,
下端部から屋外方向に突出する上,下壁3b,3
cの間に、反射板Fの屋内側端部を差込み、ねじ
受け10及びねじ11で固定してある。そして、
この反射板Fは、冬場は入射角の大きい弱い日光
を上面で室内方向に反射する程度の突出長さを有
するが、夏場はひさしEに遮られずに落ちる入射
角の小さい強い日光が当らない程度にひさしより
も短かくされており、地面から照返す光線及び輻
射熱を下面で反射する。また、反射板はひさしよ
りも短いから、ひさしから落ちる雨水が反射板に
当つてはね返えることがない。
上述のように、窓の上部にはひさしEが窓の下
部には反射板Fが設置されているから、夏場の強
い紫外線と赤外線を含んだ日光はひさしEにより
遮断され、また、地面からの照返し光線及び輻射
熱は反射板Fにより反射されるので、室内のカー
テン、敷物、家具等の日焼け及び冷房負荷の増大
が防止され、室内明度も適度に維持される。ま
た、ひさしEの上側の欄間部A及び反射板Fの下
側の地窓Cの屋外側にはガラリa4,c4を装着して
あるので、それぞれ、ひさしE及び反射板Fから
の反射光や輻射熱はそのガラリによつて屋外方向
に反射される。さらに、夏場はどうしても室内高
所が高温になり勝ちであるが、窓部Bの上,下双
方欄間部A及び地窓部Cが設けてあればそのガラ
ス障子a1,c1を開けると地窓部から流入して欄間
部から排出される効率的な自然対流が生じ、部屋
全体の円滑な通風・換気が得られる。
また、冬場は日光の入射角が大きいので、直射
日光は反射板Fに当つて室内方向に反射されるた
め、弱い日差ししか入らない冬期の室内採光量が
補償され、かつ、輻射熱を採り入れて暖戻エネル
ギーの節約ができる。
図示の実施例ではひさしは上無目に取付けられ
ているので、ひさしからの反射光及び輻射熱ある
いは熱気が欄間部から室内に侵入するおそれがあ
るが、ひさしは上枠1に取付けてもよく、この場
合は、上記のような難点が解消される。
また、反射板は下無目ではなく下枠4に取付け
てもよく、このようにした場合は、夏場の反射板
下面から反射した輻射熱が換気中に地窓部から室
内に侵入することを防止しうる。さらに、反射板
の下面に脚12に設けて、反射板を濡れ縁等とし
て活用することもできる。
また、反射板は第3図に例示するように、多数
の羽板13を回転自在に連設して反射板F′を構成
し、これらを下無目3内を貫通した棒又は紐等の
従来周知の操作手段14で前記羽板を回転できる
ようにすることにより、第4図イ,ロに示すよう
に、直射日光の入射角に応じて前記羽板の向きを
調整して、夏期日光は確実に屋外方向に、冬期日
光は確実に室内方向に反射させて、室内採光を合
目的的に調節することができる。
また、欄間部A及び地窓部Bのガラリa4,c4
摺動自在に建込み、前記戸袋Dの上,下側にそれ
ぞれガラリ戸の戸袋D1,D2を設けて、ガラリ戸
を開閉可能とすることもできる。
さらに、図示の実施例では換気のために窓部の
上下双方に窓(欄間部と地窓部)を設けたが、そ
のいずれか一方のみ設けるようにしてもよい。
以上述べたように、この発明による日光対処窓
は窓開口部の上部に夏場の直射日光を窓から室内
に入射させないだけの突出長さを有するひさし
を、下部に夏場に前記ひさしに遮られずに落ちる
日光が当らない程度に前記ひさしよりも短く、か
つ、夏場の地面から照返す光線及び輻射熱を下面
で反射し、冬場の直射日光を上面で室内方向に反
射する程度に突出する反射板を一体的に備えたも
のであるから、特に広い敷地を要することなし
に、通常の窓開口部にひさしと反射板を備えた窓
枠を取付けるだけで、夏場はひさしにより強い直
射日光が室内に差込むことが遮断されるととも
に、反射板により地面からの照返し光線及び輻射
熱が屋外方向に反射され、また冬場は入射角の大
きい弱い日光は反射板により室内方向に反射され
て、室内採光量が補償されるので、年間を通じて
適度な採光ができ、冷暖房負荷の軽減が可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係る日光対処窓の正面図、
第2図は第1図の―線に対応する縦断面図、
第3図は反射板の他の例を示す断面図、第4図は
第3図の反射板の作用説明図である。 A…欄間部、B…窓部、C…地窓部、D,D1
D2…戸袋部、E…ひさし、F,F′…反射板。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 窓開口部の上部には夏場の直射日光を窓から
    室内に入射させないだけの突出長さを有するひさ
    しを、下部には夏場に前記ひさしに遮られずに落
    ちる日光が当らない程度に前記ひさしよりも短
    く、かつ、夏場の地面から照返す光線及び輻射熱
    を下面で反射し、冬場の直射日光を上面で室内方
    向に反射する程度に突出する反射板を、それぞれ
    一体的に備えてなる日光対処窓。
JP14109079A 1979-10-31 1979-10-31 Sunshine window Granted JPS5667075A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14109079A JPS5667075A (en) 1979-10-31 1979-10-31 Sunshine window

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14109079A JPS5667075A (en) 1979-10-31 1979-10-31 Sunshine window

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5667075A JPS5667075A (en) 1981-06-05
JPS6329071B2 true JPS6329071B2 (ja) 1988-06-10

Family

ID=15283961

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14109079A Granted JPS5667075A (en) 1979-10-31 1979-10-31 Sunshine window

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JP (1) JPS5667075A (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0323033Y2 (ja) * 1985-02-18 1991-05-20
JPH0439989Y2 (ja) * 1985-10-24 1992-09-18

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5667075A (en) 1981-06-05

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