JPS6328977A - 吸水性繊維 - Google Patents

吸水性繊維

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JPS6328977A
JPS6328977A JP17078686A JP17078686A JPS6328977A JP S6328977 A JPS6328977 A JP S6328977A JP 17078686 A JP17078686 A JP 17078686A JP 17078686 A JP17078686 A JP 17078686A JP S6328977 A JPS6328977 A JP S6328977A
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JP
Japan
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water
fibers
absorbing
oil
fiber
Prior art date
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Pending
Application number
JP17078686A
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English (en)
Inventor
俊二 巽
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
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  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
  • Artificial Filaments (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は水膨潤度が2倍以上の吸水性繊維(以下吸水性
繊維という)に関するものである。
〔従来の技術〕
最近、自己の重量に対して数倍乃至数百倍の水を吸収す
る水不溶性の吸水性繊維が、その特殊な機能を生かして
、幅広く使用されつつある。例えば、その多量の水吸収
能力を生かして、おむつのような衛生用品、あるいはそ
の水膨潤性を生かした防水布(特開昭53−58068
) 、更にはその高度の水吸収能力を生かした油中の水
分除去材(特開昭55−106539)等、広範囲にわ
たって使用されつつある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明者は、この吸水性繊維の特性を生かした用途につ
いて検討し、各種構造物の間隙からの漏水防止材として
の用途を見出した。しかしながら、この繊維を、例えば
、コンクリート構築物の亀裂などの防水材として使用し
た時、該繊維が水を吸収して膨潤し、止水効果を発現す
るけれども、時間の経過とともに、水が該繊維を伝わっ
て、次第に他方に滲み出てしまい、十分な止水効果が期
待できない、という欠点が見出された。
本発明者は、このような欠点のない、優れた止水効果を
有する吸水性繊維について鋭意研究した結果、本発明を
完成したものである。
〔問題点を解決するための手段〕
即ち、本発明は、水膨潤度が2倍以上の吸水性繊維と、
10μlの水滴展開直径が150以下である油剤とから
成る吸水性繊維を提供するものである。
以下、本発明の吸水性繊維について更に詳細に説明する
本発明に有用な吸水性繊維は、例えば、塩形カルボキシ
ル基を2〜30重景%(以下、%は特記しない限り重量
%を示す)含有するアクリル系繊維、高吸水性樹脂を各
種の繊維に付着あるいは含浸した繊維、セルロース系繊
維を加水分解した繊維等である。
塩形カルボキシル基を2〜30%含有するアクリル系繊
維は、例えば、カルボキシル基を有する単量体とアクリ
ロニトリルとの共重合体、あるいはカルボキシル基を有
する重合体とアクリロニトリル系重合体との混合重合体
から得られる繊維、アクリロニトリル系重合体を酸また
はアルカリにより加水分解することによりカルボキシル
基を導入した重合体から得られる繊維、アクリロニトリ
ル系重合体から成る繊維を酸またはアルカリで加水分解
してカルボキシル基を導入した繊維等を1価の塩基性化
合物と反応させて得られる繊維である。
高吸水性樹脂を付着した繊維は、例えば、ポリアクリル
酸ソーダ、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコー
ル、ポリアクリルアミドのような吸水性高分子化合物及
びその架橋物を、ポリアミド系、ポリエステル系、アク
リル系の各合成繊維等に付着した繊維である。
これらの繊維は水を吸収することにより膨潤する特性を
有しているが、この場合、自重の2倍以上の水を吸収す
る繊維であることが必要である。
吸水性が2倍未満の場合には、吸水による繊維の膨潤が
少なく、後述する油剤を付着しても、水が該繊維を伝わ
って洩れるのを防ぐことができない。
本発明に有用な油剤は10μ!の水滴展開直径が15f
l以下の特性を有している油剤であり、この値が15t
mより大きい油剤は、水が繊維を伝ねって洩れることを
防止できない。この値が150以下であれば特に下限に
ついては限定がなく、小さい程上記防止効果が大きい。
本発明に有用な油剤は、フッ素系、エステル系、ホスフ
ェート系、アミド系、アミン系、エーテル系、シリコン
系等のものであり、これらは単独でも混合物であっても
よい。本発明で使用する上記油剤は、公知の油剤の中か
ら、油剤の10μlの水滴展開直径を測定することによ
り選択される。
その具体的な例は、フッ素系油剤として、CnFzn*
+ CHzOCOC=C[lz(ここで、RはHl−C
Hlまたは−C,H,であり、nは3〜20の数である
)で示されるパーフルオロアルキル基を有する不飽和エ
ステル類の重合体、エステル系油剤として、I R,C−0−R,(ここで、R5はC1〜C2゜のアル
キル基、R2はC2〜Cioのアルキル基である)で示
される脂肪酸エステル、RCOO(ClhCH20) 
、H(ここで、RはC1〜C2゜のアルキル基、nは5
〜30の数である)で示されるポリエチレンゲルコール
脂肪酸エステル、ホスフェート系油剤として、八Y  
     R2 (ここで、R1及びR2はC2〜C2゜のアルキル基、
X及びYはH,Li  、Na  、にである)、アミ
ド系油剤として、RCON)ICI(IC)IZOH(
ここで、Rは(ここで、RはC1〜C2゜のアルキル基
である)(ここで、RはC2〜C2゜のアルキル基、X
及びyは0〜200である。但し、X及yがともにOの
場合を除く)で示されるポリオキシエチレン脂肪酸アミ
ド、アミン系化合物として、R−N)12X、〜CI 
8のアルキル基、XはHCl 、 HzSO* 、HN
O3、H3PO4等の無機酸、酢酸、乳酸、クエン酸等
の低級有機酸である)で示される脂肪族アミン塩、RN
H(CH,CH20)、H(ここで、RはCI〜C2゜
のアルキル基、nは10〜300である)、 のアルキル基、X及びyはO〜200である。但し、X
及びyがともにOである場合を除()で示されるポリオ
キシエチレンアルキルアミン、RCONI(CzHJC
JJHCOR(ここで、RはC2〜Cmm1(CZ H
4,oh H のアルキル基、nは2〜10の数である)で示されるポ
リアミド系ポリオキシエチレンアミン、エーテル系油剤
として CH3 ■ 80 (CH2CH20七→CHCl+20→y CH
zCHzOH(ここで、X及びyば10〜200の数で
ある)で示されるポリリマー、RO(CH2CH2h 
(CHzCHzO)+rH(ここで、RはC2〜C2゜
のアルキル基、X及びyは10〜200の数である)で
示されるポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアル
キルエーテル、 H(OCHzCH2+−IO−CHCHO+ CHzC
II□Oh  HI3 0+Cf1tCHzO+IH (ここで、Rは01〜C2゜のアルキル基、mm.m及
びnはl + 171 + n = 10〜200の数
で、いずれかがOである場合を含む)で示されるポリオ
キシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、シリコン系油
剤として (CH3+r SiO(−(CH:l) zsio −
3−r−(−C1hSiO÷−v−S i、 (CO:
l) s(ここで、RはHまたはC1〜C!。のアルキ
ル基、X及びyは10〜100の数である)で示される
シリコンオイル等であるが、これらに限定されるもので
はない。
次に、これらの油剤の付着量は、吸水性繊維を基準にし
て、0.05重量%以上であることが必要であり、これ
より少ない場合は、水が繊維を伝わるのを防止する効果
が殆んど認められない。一方、その上限については、油
剤の付着量の増加に伴なって上記効果も大きくなるが、
10%以上では顕著な効果の増加は認められず、初期の
水とのぬれの悪さや、油剤自身によるベタツキ等の問題
を引き起すため、この油剤の付着量は10%以下である
のが好ましい。
本発明において、油剤の10μlの水滴展開直径は、各
油剤をガラスプレート上に薄く塗布し、ここにマイクロ
シリンジにより10μlの水を滴下したときの水滴の広
がり (直径)により定義されるものである。
〔実施例〕
以下、実施例により本発明を説明する。尚、実施例中の
吸水性繊維の止水力及び膨潤度の測定は次の方法による
ものである。止水力は、水が繊維を伝わる程度を表わす
指標で、数値が大きい程優れていることを示すものであ
る。
〈止水力の測定〉 吸水性繊維を聡デニール100デニールサンプリングし
、両端部を揃えて台に粘着テープで貼り、その一端を水
中に浸漬して垂直に立て、1時間後の水面からの水の立
ち上がりの距離を測り、次式により算出した数値を止水
力とする。
!+ ここで、l、は油剤なし繊維の水の立ち上がり距離であ
り、12は油剤付着繊維の水の立ち上がり距離である。
〈膨潤度の測定〉 吸水性繊維を23℃の純水に1時間浸漬して吸水させた
後、繊維を1000 Gで5分間遠心脱水し、その繊維
に含まれる水の量を次式により算出した数値を膨潤度と
する。
ここで、W、は遠心脱水後の膨潤繊維の重量であり、W
Oは絶乾後の繊維重量である。
実施例1 アクリロニトリル75%とアクリル酸ソーダ25%の共
重合体から成る吸水性繊維に、油剤を該繊維を基準にし
て21%付着し、止水力を測定した。その結果を表1に
示す。
以下余白 この結果から明らかなように、油剤の疎水性(10μl
の水の展開直径)が小さい程止水力が優れていることが
分る。また、10μiの水の展開直径が17mmである
シリコン系油剤!l1kL5は、止水力が4%であり、
止水力が不足している。
また、油剤により吸水性繊維の水膨潤度に変化がなく、
この膨潤度は無油剤のそれと同じである。
実施例2 実施例1で用いた吸水性繊維に、10μlの水の展開直
径9龍の疎水性油剤患3の付着量を種々変えて、得られ
る繊維の止水力を測定した。その結果を表2に示す。
表2 この表から、明らかに止水力は油剤の付着量の増加と共
に増し、その膨潤度には何ら影響を与えないことが分る

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、水膨潤度が2倍以上の吸水性繊維に、10μlの水
    滴展開直径が15mm以下である油剤を付着させて成る
    吸水性繊維。 2、吸水性繊維が塩形カルボキシル基を2〜30重量%
    含有するアクリル系繊維である、特許請求の範囲第1項
    記載の吸水性繊維。 3、油剤を、吸水性繊維を基準にして、0.05重量%
    以上付着させてなる、特許請求の範囲第1項記載の吸水
    性繊維。
JP17078686A 1986-07-22 1986-07-22 吸水性繊維 Pending JPS6328977A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01260014A (ja) * 1988-04-07 1989-10-17 Kuraray Co Ltd 吸水性繊維
EP0705643A1 (en) * 1994-10-05 1996-04-10 Sanyo Chemical Industries, Ltd. Improved water-absorbent resin particles and the production thereof
US5853636A (en) * 1995-11-29 1998-12-29 Matsumoto Yushi-Seiyaku Co., Ltd. Fiber treatment composition

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5540829A (en) * 1978-09-12 1980-03-22 Toray Ind Inc Water-absorbing microporous acrylic staple fiber having improved spinning property

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