JPS63289278A - 容積式ポンプ - Google Patents

容積式ポンプ

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Publication number
JPS63289278A
JPS63289278A JP63058118A JP5811888A JPS63289278A JP S63289278 A JPS63289278 A JP S63289278A JP 63058118 A JP63058118 A JP 63058118A JP 5811888 A JP5811888 A JP 5811888A JP S63289278 A JPS63289278 A JP S63289278A
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JP
Japan
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intake
fluid
pump
edge
housing
Prior art date
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Pending
Application number
JP63058118A
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English (en)
Inventor
エドワード エヌ マックレオド
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Parker Hannifin Corp
Original Assignee
Parker Hannifin Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Parker Hannifin Corp filed Critical Parker Hannifin Corp
Publication of JPS63289278A publication Critical patent/JPS63289278A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C15/00Component parts, details or accessories of machines, pumps or pumping installations, not provided for in groups F04C2/00 - F04C14/00
    • F04C15/06Arrangements for admission or discharge of the working fluid, e.g. constructional features of the inlet or outlet
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C2/00Rotary-piston machines or pumps
    • F04C2/08Rotary-piston machines or pumps of intermeshing-engagement type, i.e. with engagement of co-operating members similar to that of toothed gearing
    • F04C2/10Rotary-piston machines or pumps of intermeshing-engagement type, i.e. with engagement of co-operating members similar to that of toothed gearing of internal-axis type with the outer member having more teeth or tooth-equivalents, e.g. rollers, than the inner member
    • F04C2/102Rotary-piston machines or pumps of intermeshing-engagement type, i.e. with engagement of co-operating members similar to that of toothed gearing of internal-axis type with the outer member having more teeth or tooth-equivalents, e.g. rollers, than the inner member the two members rotating simultaneously around their respective axes

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Rotary Pumps (AREA)
  • Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Details And Applications Of Rotary Liquid Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、容積式ポンプ、詳しくは回転変位機構及び軸
方向取入口をもつ容積式ポンプに関するものである。
〔従来の技術〕
回転変位機構をもつ容積式ポンプは、既によく知られて
いる。内歯車ポンプ、平歯車ポンプ、ベーン(羽根)ポ
ンプ及び転頭運動ピストンをもつ回転ピストン・ポンプ
は、公知の回転容積式ポンプである。これらの装置はす
べて、回転機構が、回転により容積が増減する室を回転
機構と共に構成するハウジング(筐体)に入っている。
容積が増加する室は取入室となり、容積が減少する室は
引出室となる。静止ハウジングをもつ内歯車ポンプでは
、例えば取入口はハウジングの半部に配置され、引出口
は他の半部に配置されている。流体は、室の容積が増加
すると、ハウジングの取入口を通ってポンプの取入室の
中に流入する。室の容積が減少すると、流体はハウジン
グの引出口を通って引出室を出る。
従来技術では、取入口及び引出口の開口部はできるだけ
広くして、流体が取入室に出入する時これらの開口部に
より圧力の低下を減らすようにしている。勿論、取入口
及び引出口は、回転機構の密封面を越えて引出口から取
入口へ流体が余り流れないように離さなければならない
〔発明が解決しようとする課題〕
容積式ポンプでは、回転速度を高くするか又は取入口圧
力を低くする必要があるときの動作に問題がある。この
ような状況は、ポンプが高度の高い、従って取入圧の低
い所で動作しなければならない宇宙航空に使用する場合
によく発生する。更に、かような状況では、一般に軽量
が要求されるので、ポンプは小形でなければならず、容
積流を十分にするため回転速度を高くする必要がある。
高速及び低取入圧の設計条件の結果化じる問題は、キャ
ビテーション(空洞現象)及び取入(注人)効率が悪い
ことである。これらの間lは、取入効率が低いとキャビ
テーションを起こす点において互いに関係がある。この
問題に対して試みられた1つの解決策は、取入口の後縁
及び引出口の前縁を回転方向に動かして取入口を広げ引
出口を狭めることである。こうすると、取入口に流入す
る流体にもっと時間と空間を与えることになる。
しかし、この技法では容積性能が低下し、これに対し取
入口を前進させるという成る改良が行われたが、依然と
してキャビテーション及び注入の低能率が問題として残
っている。
したがって、本発明の目的は、より高い回転速度及びよ
り低い取入圧でもつと効率的に動作する改良された容積
式ポンプを得るにある。
本発明の他の目的は、通常の回転変位機構及び改良され
たハウジング取入口をもつ改良された容積式ポンプを得
るにある。
本発明の更に他の目的は、設計製造が容易で動作がもつ
と効率的な改良された容積式ポンプを得るにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明においては、ハウジングは回転変位機構を囲みこ
の機構と共に取入空洞を形成し、この空洞は、回転中、
回転軸に対して最外側境界及び最内側境界を有する。ハ
ウジング内に、流体を取入空洞と連通させるため軸方向
のハウジング取入口を設ける。軸方向ハウジング取入口
は、半径(輻)方向において外側のカバー用外縁、輻方
向において内側の内縁、前縁及び後縁を有する。輻方向
外側のカバー外縁は、取入空洞の外側の境界の輻方向内
側に伸び、取入空洞の外側部分を被(おお)い、取入口
を通って取入空洞に入る流体が流体の回転により取入空
洞に生じる流体圧のため取入空洞から出ないように作用
する。
取入空洞内の流体の回転により、空洞の谷底部(輻方向
で内側の部分)から上部(輻方向で外側の部分)にかけ
て圧力勾配が生じる。この圧力勾配は、通常の取入空洞
内に流体の再循環を生じる。
すなわち、高圧の流体は、取入口の輻方向で最も外側の
部分より回転する取入口を出てゆき、取入口の最も内側
の部分から再び回転する取入口に流入する。この再循環
は、取入空洞を輻方向に大きくする従来技法では悪化す
る。本発明により、取入口を半径方向に広げる代わりに
狭めると、ポンプの効率が特に高速及び低取入圧におい
て改善されることが発見された。
〔作用〕
取入口は、ハウジング取入口の外側の境界を狭めること
により小さくする。そうすると、ノ\ウジング取入口の
輻(半径)方向外側にカバー用外縁が生じ、この再循環
を防止する。流体の回転速度、流体の密度、注入速度、
取入圧及び取入空洞の内側境界の内径は、ハウジング取
入口のカバー用外縁が取入口を最大限に開く一方で流体
の空洞からハウジング取入口への逆流を防ぐように設計
するのに用いる。これらの因子は、回転する流体内に回
転的に発生する圧力が取入口圧力と等しくなる点を予想
するのに用いることができ、輻方向においてその点より
外側の取入口部分は被(おお)われることになる。
本発明の目的、特徴及び利点は、添付図面を用いて行う
以下の説明より一層よく理解できるであろう。
〔実施例〕
第1図において、(11)は従来の容積式内歯車ポンプ
を全体として示す。この内歯車ポンプ(11)は、しば
しばゲロータ(gerotor)  ポンプと称される
型のものである。この従来のポンプ(11)は、内部ポ
ンプ要素又はゲロータ(15)に固定して連結された駆
動軸(13)を含む。内部ゲロータ(15)は4個の歯
(17)を有し、それらの輻方向の外縁は、通常トロコ
イド形状である。外部ポンプ要素又はゲロータ(19)
は、ハウジング又は筐体(21)内に回転しうるように
取付けられ、且つ内部ゲロータク15)の周囲を取巻い
ている。外部ゲロータ(19)は、5個の歯(23)を
有する。これらの歯(23)は、内部ゲロータ(15)
が回転するときに、その外部と協働するように湾曲(カ
ーブ)している。内部ゲロータ(15)は、外部ゲロー
タ(19)よりずれた軸をもっているので複数の空洞(
ギャップ)が内部及び外部ゲロータ(15)及び(19
)間に現われる。これらのギャップは、内部ゲロータ(
15)の各回転に伴い、開閉を循環して繰返す。周知の
如く、ゲロータポンプ内の歯の数は、広範囲に亘って変
化し、図示した数の歯を有するポンプは、精確又は限定
的なものではない。
第1図に示す如く、内部ゲロータ(15)は駆動軸(1
3)により時計方向に駆動される。この内部ゲロータ(
15)の回転により、外部ゲロータ(19)も時計方向
に回転する。従って、第1図に示す如く、内部及び外部
ゲロータ(15)及び(19)間のギャップは、ゲロー
タポンプ(11)の左側では開き、その右側では閉じる
内部及び外部ゲロータ(15)及び(19)は、それら
の回転軸に対し平ら且つ横切る軸端又は面を有する。こ
れら軸端は筐体(21)内に緊密に適合し、内部及び外
部ゲロータ(15)及び(19)が回転する間に、流体
の密封を実現する。軸方向の取入口(25)を、筐体(
21)内の内部及び外部ゲロータ(15)及び(19)
の端縁に隣接した密封表面に設ける。この取入口(25
)の境界の大部分は、第1図において点線で示されてい
る。取入口(25)は、第1図に示す如くゲロータポン
プ(11)の左側に設けられているので、内部及び外部
ゲロータ(15)及び(19)間のギャップが時計方向
の回転サイクルで開くと、流体がギャップ内に取入れら
れる。
軸方向の引出口(29)が、筐体(21)内の右側で、
内部及び外部ゲロータの軸端に隣接した位置に設けられ
ている。この引出口(29)の境界は、第1図に(31
)で示されている。引出口(29)は、第1図に示す如
く筐体(21)の右側でギャップに隣接して伸びて、ギ
ャップがその回転サイクル内で閉じられるときに、ギャ
ップから排出される流体を受ける。
第1図に示す境界(27)及び(31)は、従来技術の
知識に基いて形成されている。即ち、最大に開く口を設
ける一方、密封表面を設け、例えば流体が引出口から取
入口に移動するときに生じる流体損失を防止することに
より、ポンプ効率を改善している。従って、取入口(2
5)の輻方向の内縁(33)は、内部及び外部ゲロータ
(15)及び(19)間のギャップ最内側に隣接して、
即ち、内部ゲロータ(15)が回転する際、その谷底部
(35)によって描かれる円弧に沿って伸びる。同様に
、取入口(25)の輻方向の外縁(37)は、内部及び
外部ゲロータ(15)及び(19)間のギャップが開く
際に、その最外側に隣接して、即ち、外部ゲロータ(1
9)の谷底部(39)により描かれる円弧に沿って伸び
る。
取入口(25)の前縁(41)は、第1図の左右の分割
線にできるだけ近接して伸びる一方、流体の漏洩に対し
て密封を維持している。取入口(25)の後縁(43)
は、第1図における左右分割線を越えて伸びている。そ
の理由は、従来、取入口の後縁を正規の封止点を越えて
伸ばすことにより、注入効率が改善されることが見出さ
れているからである。これは、特に、注入効率が最適と
なる高速回転及び低取入圧に対して真実である。
引出口(29)の輻方向の内1(45)も、内部及び外
部ゲローク(15)及び(19)間を閉じるギャップの
輻方向の最内側に沿って、即ち、内部ゲロータ(15)
が回転するときに、その谷底部(35)によって描かれ
る円弧に沿って伸びる。引出口(29)の輻方向の外縁
(47)は、内部及び外部ゲロータ(15)及び(19
)のギャップの外側に隣接して、即ち、外部ゲロータ(
10)の谷底部(39)により描かれる円弧に沿って軸
方向に伸びる。引出口(29)の前1 (49)は、可
能な限り近接して、引出口(29)を取入口(25)の
後!(43)から密封しながら分離する如く伸びる。
同様に、引出口(29)の後縁(51)は、取入口(2
5)の前縁(41)に可能な限り近接し、両者間に封止
状態を形成する。
こうして、従来技術によれば、取入及び引出口(25)
及び(29〉は、内部及び外部ゲロータ間のギャップに
関しては、最大限に開く一方、両者間には依然として密
封状態が保持される。実際には、注入効率が悪いので、
取入口(25)の後1t(43)は、最大限を越えて伸
びて(進んで)いる。これは、最良の注入及び空にする
効率を得ると考えられる。
この注入及び空にする効率は、高速回転ゲロータポンブ
及び低数入圧状況、例えば航空機用の低重量、高速、高
高度流体ポンプに要求される状況で動作しなければなら
ないポンプに関しては、極めて重要である。
第2〜第4図は、本発明によるゲロータポンプを示す。
これらの図において、第1図と同一符号は互いに同一素
子を示すものとする。しかし、従来技術と異なり、本発
明は、第1図の従来の取入口(25)と同じ広さの取入
口(25)は、最も効率の良い注入口ではないことを発
見した。内部及び外部ゲロータ(15)及び(19)間
のギャップの外側より実質的に内側の輻方向の外縁(3
7)を有する取入口(25)が、注入には一層効率的で
ある。
取入口(25)の内縁(33)は、内部及び外部ゲロー
タ(15)及び(19)間のギャップの輻方向の最内側
に沿って配置されている。換言すれば、取入口(25)
の内縁(33)は、内部ゲロータ(15)の谷底部(3
5)の動程に隣接して伸びる円弧、即ち従来の取入口と
同じ円弧である。同様に、取入口(25)の前縁〈41
)は、第2図の左右分割線に可能な限り近接して配置さ
れる。これは、従来の取入口の前縁と同一位置である。
取入口(25)の後縁(43)は、進んでいて開口領域
を増大し、注入効率を改善している。しかしながら、半
径が減少している外ffl (37)が取入口(25)
の注入効率を改善しているので、後縁(43)をそれ程
進めなくてもよい。上述の設計基準を利用すれば、得ら
れる取入口は、短い輻方向の外縁を有するほぼ腎臓の形
状となる。
引出口(29)は、その前縁(49)が、取入口(25
)の後縁(43)の前進が減少しているために、反時計
方向に移動していることを除けば、従来の引出口と同じ
である。引出口(29)の内及び外縁(45)及び(4
7)は、内部及び外部ゲロータ(15)及び(19)間
のギャップの内及び外縁部に在る。
本発明の取入口の効率の改良は、本発明の注入流と従来
の取入口の注入流との比較より明らかであろう。充分な
高速で動作する従来のポンプでは、内部及び外部ゲロー
タ用のギャップに入る流体は、ギャップから強制的に排
出され、筐体内の取入口に戻る。何故ならば、ギャップ
の外側の圧力は、ギャップ内の流体の回転により、取入
圧より高くなるからである。換言すれば、流体の回転は
、流体の圧力を、回転している流体の輻方向で外側の部
分で増大させる。もし回転が充分早ければ、増大した圧
力は、筐体(21)の取入口(25)内の流体の圧力を
かなり越えるであろう。このため、回転による高い圧力
の流体は、取入口(25)に戻り、流体の攪拌又は輻方
向の再循環を引き起こす。これは、明らかに非効率的で
ある。
本発明による外ti(37)を有する取入口(25)を
利用すれば、流体の攪拌は阻止される。実際に、これは
、取入口(25)の外1!(37)の位置を設計する所
望の方法の1つである。このように、外縁(37)は内
部及び外部ゲロータ(15)及び(19)間のギャップ
の外側から内側へ伸びているので、流体は、遠心圧力に
よっても内部及び外部ゲロータ(15)及び(19)間
のギャップより強制的に出されることはない。
本発明による取入口(25)の外i! (37)の好適
位置を決める式は、内部及び外部ゲロータ間のギヤツブ
内の流体が内部ゲロータのスピードで回転すると仮定す
ることにより求まる。従って、内部ゲロータ(15)及
び駆動軸(13)の回転速度を、設計された取入口(2
5)内の取入圧力と組合せ、取入口(25)の外縁(3
7)の半径を設計する。この設計された半径の中心は、
ポンプで送出される流体の回転の中心で、図示のポンプ
では、駆動軸(13)及び内部ゲロータ(15)の軸の
中心である。計算を2次元形に簡略化した次の設計式は
、流体の回転による回転流体の圧力を計算する標準式に
基くものである。
ここで、Pはポンプ室での設計取入圧力であり、ωは取
入空洞(ギャップ)内の流体の設計角速度(これは駆動
軸(13)の角速度に簡略化できるであろう)、ρはポ
ンプで送出すべき流体の設計密度、R1はポンプ室内の
流体の最内半径(内部ゲロータ(15)の谷底部(35
)の半径)、R2は外縁(37)の半径(ポンプ室内の
流体の外半径)である。
本発明による小さな外縁(37)を有する取入口(25
)は、流体が内部及び外部ゲロータ(15)及び(19
)用のギャップから取入口(25)に戻って流入するの
を阻止するカバーを形成することが、理解されよう。こ
うして、このカバーは、流体の再循環を阻止することに
より、取入の注入効率を改善するものである。取入口は
、従来のように取入口に流入する流体に対し最大限に開
いている時に、流体はギャップの外側には流入しない。
第1図に示す従来の最大寸法の取入口(25)は、実際
に設計された圧力及び速度で取入口に入る流体に対して
は、本発明の取入口より効率的には大きくない。それ故
、本発明の取入口(25)は、大きさは小さいけれど、
内側に流れる流体に対しては最大限に開いている。最大
の流れ及び流量効率を達成する本発明の小さな取入口は
、従来の技術と全く正反対である。
内部及び外部ゲロータ間のギャップに流入する流体の再
循環がないために、注入効率の向上という利点に加えて
、本発明は、空洞現象及び高速回転で生ずる浸食を減少
させる。空洞及び浸食は、内部及び外部ゲロータ間のギ
ャップの外側部の流体が高圧に保持されるため、減少す
る。この外側部は、取入口(25)の低取入圧力には逢
わない。高速位置における流体圧を上げると、空洞及び
浸食が減少し、ポンプの寿命を伸ばす。
注入効率の増大及び空洞と浸食の減少のため、従来の設
計によって得られるポンプよりは高速のポンプが得られ
る。これにより、ポンプの各要素をより薄くでき、しか
も同一の流れが得られる。
従って、ポンプが軽くなる。これは、航空機用のポンプ
としては、極めて重要なことである。本発明により、従
来のポンプによるよりは低い取入圧力のポンプが設計で
きる。これは、引き続き、より高度で動作する航空機用
のポンプを作り得ることになる。更に、本発明によれば
、取入口の後縁と引出口の前縁との間に一層大なる密封
性が得られる。これは、内部及び外部ゲロータの軸方向
端における平らな流れによる損失流を減少する。
第2〜第4図に示す如く、取入口(25)及び引出口(
29)は、筐体(21)の両側に在る。成るポンプにお
いては、取入口及び引出口は筐体の一側にしかない。
本発明を利用したポンプの動作における改良効率の一例
を、2個のポンプの流量比及び取入圧力の次の比較によ
って示す。一方のポンプは本発明の取入口を用い、他方
のポンプは第1図に示す従来の取入口を用いている。各
ポンプは15. OOORPMで動作し、ポンピングさ
れる流体は航空機用のオイルで200°Flである。両
ポンプは、取入口の形状を除けば全く同一である。
この例に、本発明によるポンプの改良効率がよく示され
ている。取入圧力が高くとも、流量は改善されている。
取入圧力を下げても、従来のポンプのように早く流量に
影響しない。即ち、本発明のポンプは、従来のポンプよ
りも、最適流量を低い取入圧力でも維持する。本発明の
ポンプの流量に低い取入圧が影響し始めたときでも、そ
の影響の比率は低い。
上記より明らかな如く、本発明はゲロータポンプの設計
に対して有効である。しかし、本発明の概念は、他の容
積式ロータリーポンプにも適用できる。本発明を適用し
たベーン(羽根)ポンプの一例を第5図に示す。
ベーンポンプ(53)内では、ロータ(55)が駆動軸
(57)により駆動される。ベーン(59)は、ロータ
(55)内のスロット(61)に保持され、且つ輻方向
で内方及び外方に可動である。ロータ(53)及びベー
ン(59)は、ハウジング又は筐体(65)内の円筒状
開口(63)内で、回転すると共に密封されている。円
筒状開口(63)は、駆動軸(57)及びロータ(55
)の軸から輻方向にずれた軸を有し、ロータフ55)の
輻方向の外縁(69)と、円筒状開口(63)を形成す
る筐体(65)の輻方向の内IM(71) (円筒状開
口(63)の外側縁)との間に、輻方向の空洞又はギャ
ップ(67)を形成する。ベーン(59)は、ロータ(
55)が回転すると、外方(筐体(65)の内縁(71
)の方)へ移動する。
取入口(73)及び引出口(75)を、筐体(65)内
で輻方向においてロータ(55)及びベーン(59)に
隣接して設ける。ロータ(55)が時計方向に動くと、
流体は第5図のポンプの左側に引き込まれ、次にポンプ
の右側の引出口(75)に排出される。
本実施例によれば、取入口(73)の輻方向外縁(77
)はLM(71)より内方に伸び、ギャップに入った流
体が、その回転によりギャップ(67)において生ずる
流体圧により取入口(73)に戻るのを阻止する。
この1(77)の半径は、ゲロータポンブの際に用いた
と同じ式を用いて計算しうる。このベーンポンプの取入
口は、本発明のゲロータポンプに関して示した取入口と
同様に、流体の軸方向の攪拌を阻止する。
よって、本発明によるポンプは、上述の説明及びそれに
含まれる固有の目的及び利益を充分に達成する。
なお、上述は、本発明の例にすぎず、本発明はこれらの
例に限定されるものではなく、本発明の要旨内において
種々の変形、変更が可能なことは明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の要部を示す断面図、第2図は本発明の実
施例の要部を示す第1図と同様な断面図、第3図は第2
図の3−3線に沿う断面図、第4図は第2図の4−4線
に沿う断面図、第5図は本発明の他の実施例の要部を示
す断面図である。 (11,53)  ・・・・容積式ポンプ、(15,1
9>  ・・・・回転変位機構、(21,65)・・・
・ハウジング(筐体)、(25゜73)・・・・ハウジ
ング取入口、(37)・・・・カバー用外縁、(33)
・・・・内縁(内側の境界) 、(41)・・・・前縁
、(43)・・・・後縁、(27,31)  ・・・・
外側の境界、(15)・・・・内側ポンプ要素(内部ゲ
ロータ) 、(19)・・・・外側ポンプ要素(外部ゲ
ロータ) 、(11)・・・・ゲロータポンプ、(35
,39)  ・・・・谷底部。 代  理  人     伊  藤     頁間  
      松  隈  秀  盛ぃヵ、婚・’M81
ユ、わ1−)   補正図/7g、 / F/′g、2 補正図 昭和63年 6月 6日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、回転変位機構及びこれを取巻くハウジングを有し、
    該ハウジングは上記回転変位機構と共に変位取入空洞を
    形成し、該空洞は、上記回転変位機構の回転中、輻方向
    内側に輻方向内側の境界まで伸び、輻方向外側に輻方向
    外側の境界まで伸び、上記輻方向内側の境界及び上記輻
    方向外側の境界間に上記回転変位機構と軸方向に隣接し
    て上記ハウジングに配置された軸方向ハウジング取入口
    より流体を受入れるようにされた容積式ポンプにおいて
    、 上記軸方向ハウジング取入口は、輻方向外側のカバー用
    外縁、輻方向内側の内縁、前縁及び後縁を有し、 上記輻方向内側の内縁はほぼ上記輻方向内側の境界に沿
    って伸び、 上記輻方向外側のカバー用外縁は上記輻方向外側の境界
    の輻方向内側に伸びて上記変位取入空洞の外側部分を被
    い、 上記ハウジング取入口より上記変位取入空洞内に流入し
    た流体が、流体の回転により上記変位取入空洞内に生じ
    た流体圧により、上記変位取入空洞より上記ハウジング
    取入口に流れないようにしたことを特徴とする容積式ポ
    ンプ。 2、上記容積式ポンプが内歯車ポンプであり、上記回転
    変位機構は内側ポンプ要素及び外側ポンプ要素を有し、 上記ハウジング取入口の上記輻方向外側のカバー用外縁
    は、上記内側ポンプ要素の軸からほぼ半径R_2に隣接
    して伸びている請求項1記載の容積式ポンプ、 ただし、 R_2=〔2P/ω^2ρ+R_1^2〕^1^/^2
    ここに、Pは上記軸方向ハウジング取入口における設計
    取入口圧力、ωは取入空洞内流体の設計平均角速度、ρ
    はポンプで送出する流体の設計密度、R_1は回転変位
    機構内で回転する流体の最も内側の半径を示す。 3、上記ハウジング取入口の上記輻方向外側のカバー用
    外縁は、次式により決定される半径R_2を有する請求
    項1記載の容積式ポンプ、 ただし、 R_2=〔2P/ω^2ρ+R_1^2〕^1^/^2
    ここに、Pは上記軸方向ハウジング取入口における設計
    取入口圧力、ωは取入空洞内流体の設計平均角速度、ρ
    はポンプで送出する流体の設計密度、R_1は回転変位
    機構内で回転する流体の最も内側の半径を示す。 4、回転に際し半径R_1を決める谷底部をもつ内部ゲ
    ロータ、回転に際し外側の境界を決める谷底部をもつ外
    部ゲロータ、及び内外両ゲロータに対し軸方向に配置さ
    れ内外両ゲロータへの取入口をもつハウジングを有する
    タイプのゲロータポンプにおいて、 上記取入口は、輻方向外縁、輻方向内縁、前縁及び後縁
    を含み上記内外両ゲロータに接する境界縁を有し、 上記外縁は、上記外側境界の輻方向内側に伸び、上記内
    外両ゲロータ間の流体が、流体の回転により上記内外両
    ゲロータ間に生じる流体圧により上記取入口の中に流入
    しないようにされたゲロータポンプ。 5、上記取入口境界縁がほぼ腎臓形状である請求項4記
    載のゲロータポンプ。 6、上記内縁が半径R_1を有する請求項5記載のゲロ
    ータポンプ。 7、上記外縁が上記内部ゲロータの上記軸からR_2の
    半径をもつゲロータポンプ、 ただし、 R_2=〔2P/ω^2ρ+R_1^2〕^1^/^2
    ここに、Pは上記取入口における設計取入口圧力、ωは
    取入空洞内流体の設計平均角速度、ρはポンプで送出す
    る流体の設計密度、R_1は上記内外両ゲロータ内で回
    転する流体の最も内側の半径を示す。
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