JPS6328488Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は電球の着脱式受金に関するものであ
る。

一般にＨ３型ハロゲン電球は第１図に示すよう
に、バルブ本体１を接着した口金２に口金つば３
を固定し、口金つば３周部に受金イへ位置決めと
固定するための口金切欠き４，５を設け、口金２
の下端部より口金２と絶縁した給電線６を導出さ
せた形状になつている。

本考案はハロゲン電球口金２の給電線６側から
突入させて装着する受金イにて、電球を確実に安
定させ、強固に装着でき、着脱は一動作で簡便な
受金を提供するものである。

以下、本考案の実施例を図面により説明すると
状に形成した受金基板７の各上端部をそれぞれ
外方へ折曲げて受金つば８，９を設け、両つば上
面は同一平面上となるように形成する。受金つば
８のほぼ中央上部に逆三角形状の傾斜面を有し、
ハロゲン電球の口金切欠き４を係止させる形状の
ピン１０を固定して受金Ａ側とする。受金基板７
の外底面に板状のストツパーばね１１の一端部を
固定し、そのストツパーばね１１は受金つば９側
受金基板７の垂直面に沿つて上方へ伸び、その先
端は板幅を電球の口金切欠き５の幅よりやや小に
して受金基板７の中央方向へ突起した突爪１２を
形成し、この突爪１２は受金つば９上面よりやや
上方に位置させている。なお受金つば９の中央端
部にストツパーばね１１幅よりやや幅大の受金つ
ば切欠き部１３を設ける。

次に本考案の動作を説明すると、ハロゲン電球
口金２の給電線６側から受金イ内へ突入させ、ま
ず電球の口金切欠き４を受金イの受金つば８のピ
ン１０に係止させ、電球をさらに下方へ押して口
金切欠き５をストツパーばね１１の突爪１２の先
端に接当させ、さらに押圧するとストツパーばね
１１は拡開し口金切欠き５は突爪１２の頂部をの
りこえて、ストツパーばね１１のばね圧とピン１
０の逆三角形状の傾斜面により口金つば３はピン
１０方向と下方向に押圧されて、口金つば３は受
金つば８と受金つば９へ面接触となり密接に圧接
固定される。

電球を受金イからはずす場合は前記装着と逆の
順序にて容易にはずすことができる。

他の実施例として第５図、第６図示の如く、受
金基板７の受金Ｂ側において、受金つば９を設け
ず垂直片上端を受金つば８と同一平面上となるよ
うに形成しても、電球の口金つば３を安定した圧
接固定ができる。

以上のように本考案の電球の受金は、電球の固
定が完全、確実に行われ、電球の着脱が一動作に
て迅速、確実、容易にできる、構造が簡単で安価
等多大な効果を発揮することができ得るものであ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図はＨ３型ハロゲン電球の斜視図、第２図
は本考案に係る電球の受金の斜視図、第３図は同
上の電球装着動作を示す正面図、第４図は同上の
電球装着状態の正面図、第５図は他の実施態様を
例示する受金の斜視図、第６図は同上の電球装着
状態の正面図である。 符号の説明、１……バルブ本体、２……口金、
３……口金つば、４，５……口金切欠き、６……
給電線、７……受金基板、８，９……受金つば、
１０……ピン、１１……ストツパーばね、１２…
…突爪、１３……受金つば切欠き部、イ……受
金。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 口金２に固着した口金つば３に口金切欠き４，
   ５を設けた電球を保持する受金において、受金基
   板７の受金Ａ側上部に逆三角形状の傾斜面を有し
   電球の口金切欠き４を係止させるピン１０を設け
   ストツパーばね１１の一端部は受金基板７に固定
   し、他端は係合する口金切欠き５の幅よりやや小
   にして受金基板７の内方へ突起した突爪１２を受
   金Ｂ側上部よりやや上方位置に設けて、受金Ａ
   側、ピン１０、受金Ｂ側、ストツパーばね１１に
   て電球の口金つば３を着脱自在に保持するように
   したことを特徴とする電球の受金。