JPS63279988A - 自転車のクランクペダル機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 一発明の目的− （イ）　この発明は、従来の自転車のもつ最大の欠点、
不便さ、また大弱点でもある駆動力の不足さ劣弱さを、
本発明のクランクペダル機構によって、その駆動力の飛
躍的大増強を達成し実現したものである。

（ロ）従来の自転車は、図面第６図、第７図のように、
その駆動装置であるギヤクランクは、大ギヤ囚と、これ
に連結固定されたクランク（Ｂ）によって形成されてい
る。

（ハ）　このクランク（８）の長さは、諸条件の厳しい
制約により、大体、大ギヤ囚の半径１に対し約２前後の
比率で形成されている。

に）　また、クランク（Ｂ）の先端部に捻じ込み固着さ
れたペダルは、ペダル軸（Ｏを基軸とし、）’Ｊ　一回
転するフロントプレート（１）と、リアプレート（２）
を同時に共に踏み下げるとき、その踏下力は総てペダル
軸０に集中される。

（ホ）　こうして、輪軸機構としてのテコの力点である
ペダル軸■に集中された１の踏下力は、クランク軸［Ｆ
］を支点とし、作用点である大ギヤ囚の部分には、約２
と倍加された駆動力となり、チェノ（３）をけん引し、
これと連結連動する後輪の小ギヤ（フリーホイール）を
回転させ、後車輪（リアホイール）を回転前進させる。

（へ）　こうした、約１対２程度にすぎない余りにも過
小であり、劣弱な駆動力のため、そのペダルの踏み下げ
はとても重く、特にその登板走行の場合は極めて苦しく
困難そのものであった。

−発明の構成− （イ）　この発明に使用するペダル（車体の左右両側の
クランクに捻じ込み装着されたペダル）は、第１図、第
２図のように、それは第６図、第７図の従来のペダルと
全く同形態の並幅ペダルである、このペダルのインナー
プレート（４）の外側両端部に、ストッパープレート（
５）　（５）を、角柱で形成されたサポートバー（ホル
ダーバー）（６）をもって固定固着させる。

従って、このストッパープレー）　（５）　（５）は、
ペダルと共に一体的に回転する。

（ｏ）　　クランク（Ｂ）に並行近接のストッパープレ
ートの突端部に、ラチェットギヤ部分（８）を形成する
。

（ハ）従来のクランク０３）と全く同じ長さのクランク
（Ｂ）の前端部に、方形または縦長のスライドホール（
９）を穿孔形成する。このスライドホール（９）に、シ
ョートスライドピン（イ）を密着嵌合する。

に）クランク（６）に、きわめてソフトタッチな線ばね
（ハ）（または薄板ばね）の一端を固着し、その末端部
を、ショートスライドピン（イ）の頂端部の条溝内に嵌
置し、これを軽く押圧させておく。

（ホ）なお、第３図、第４図は、前述までの第１ｆｆｌ
、第２図のペダルのインナープレート（４）ト、アウタ
ープレー）　＜１０を適宜延長し、その間に挾持された
フロントプレート（１）と、リアプレート（２）を広幅
のものとする。

従って、そのペダル面の縦幅（し→（ろ）は、格段と拡
大された広幅ペダルとなる。

この縦幅（し１１（ろ）は、更らに任意適宜の延長形成
をすることができる。

一発明の効果・作用− （イ）　いま、ペダルのフロントプレート（１）と、リ
アプレート（２）を共に踏み下げてゆく回転過程で、大
体、第１図、第２図、または、第３図、第４図のような
位置となったとき、リアプレート（２）を踏む力を抜き
、フロントプレート（１）を踏み下げる。

（ロ）　このとき、クランク（Ｂ）のスライドボール（
９）に密着嵌合されているショートスライドピン（イ）
の先端切先部分（ロ）は、線ばね（ハ）の弾力押圧によ
り、ペダルのラチェットギヤ部分（８）に嵌入合致、相
互）の引っ掛かりでドツキング停止。

従って、クランク（８）と、フロントプレート（１）は
一体的な連結状態である。

（ハ）　この場合、とくにフロントプレート（１）の先
端部（ｌ／→を専ら集中的に力を込め、その傾斜のなり
に踏み下げてゆくのが効果的である。

（ニ）　こうして、ペダルのフロントプレート（１）の
先端部（１／→はクランク（Ｂ）の連帯実質伸長となり
、力点の前ｉ焦、進出したロングクランクを形成する。

（ホ）従って、この先端部（い）をテコとしての力点と
し、クランク軸■を支点、作用点である大ギヤ（４）の
部分には、従来の短いクランク（Ｂ）だけの場合に比し
、第１図、第２図の並幅ペダルの場合は、その実質伸長
分Ｓだけ（この場合は３５％）また、第３図、第４図の
広幅ペダルの場合は、その実質伸長分Ｎだけ（この場合
は実に６％）大増強された駆動力が発生する。

（へ）尚、前記（ハ）項の場合のように、ペダルを前傾
状態のまま踏み下げてゆく途中で、や＼踏み下げにく＼
なったときは、その瞬間、この先端部（Ｉ／→を踏む力
を抜き、反対にリアプレート（２）を踏み下（ロ）は、
ラチェットギヤ（８）群より、順次スムーズに逸脱しこ
れを軽快にクリヤーしてゆく。

こうして、瞬間的にペダル面の〔踏み返し修正〕ができ
、再びその先端部（丙を踏み下げてゆける（ト）　　ま
た、従来のように、フロントプレート（１）と、リアプ
レート（２）を同時に共に踏み下げてゆくときは、ショ
ートスライドピン（イ）の先端切先部分（ロ）がラチェ
ットギヤ（８）群に嵌入、逸脱いずれの場合であっても
、それは−切無関係であり総て機能しない。

従って、その力点も従来と同じペダル軸（Ｃ）であり、
その駆動力も全く同じである。

（チ）　こうした、本発明の自転車のクランクペダル機
構独自の機能発揮により、平坦地走行のとき強い向い風
のとき、悪路、積荷の有無軽重、遠路長時間の走行、夜
間にライト使用の場合、とくに困難な登り坂道走行のと
きなど、そのときどきのペダルの踏み下げの重さ軽さに
応じて、その踏み下げ方をチェ・ンジすれば、それぞれ
に適応した駆動力の増減が瞬時、簡単にできる。

（１月　このことは、長期にわたり実地試乗の結果その
メリットは歴然と確認された。

即ち、平坦地では勿論従来に比し超軽快走行であり、特
にその登り坂道では画期的らくらく走行のできるペダル
となった。

悼）　また、その走行中におけるペダル回転の円滑、軽
快さ、極めてソフトタッチな線ばねによるショートスラ
イドピンの静粛、軽重な作動など、総ての面において、
従来のペダルの場合と全く違和感なくほとんど同一であ
ることが実証された。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のクランクペダル機構の右側面図（但し
並幅ペダル使用のもの）、 第２図は第１図の上面図（大ギヤとチェノを省く　　）
　、 第３図は本発明のクランクペダル機構の右側面図（但し
広幅ペダル使用のもの）、 第４図は第３図の上面図（大ギヤとチェノを省く　）、 ）　第５図は第１図より並幅ペダルを取り除き、クラン
ク（Ｂ）に貫通穿孔したスライドホール（９）の位置を
示す右側面図、 第６図は従来のクランク及びペダル機構の右側面図（並
幅ペダルのもの）、 第７図は第６図の上面図（大ギヤとチェノを省く　　）
　、 第８図、第９図、第１０図は本発明のクランクペダル機
構によるショートスライドピン（イ）と、ストッパープ
レート（５）のラチェットギヤ（８）部分との相関スラ
イドによる推移経過を示す断面図（拡大）。 囚：大ギヤ　　　＠：クランク　　　（Ｏ：ペダル軸（
パイプ）　　　■：クランク軸 （１）：フロントプレート　　　（２）：リアプレート
（３）：チェノ　　　（４）：インナープレート（５）
：ストッパープレート（６）：サポートバー（ホルダー
バー）　　　　（７）：ストッパープレートの突端部　
　　（８）：ラチェットギャ部分　　　（９）ニスライ
ドホール　　　０Ｑ：アウタープレート（イ）ニジヨー
ドスライドピン　　　（ロ）ニジヨードスライドピンの
先端切先部分　　　（ハ）二線ばね（１／→：（ろ）：
ペダル面の縦幅（前端部、後端部）Ｎ　＠　Ｓ　＠クラ
ンクの連帯実質伸長分。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （イ）ペダルのインナープレートの外側両端部にストッ
   パープレートを嵌合固着する。 （ロ）このストッパープレートの突端部に、数段のラチ
   ェットギヤ部分を形成する。 （ハ）クランクの先端部分に、スライドホールを穿孔形
   成する。 （ニ）このスライドホールに密着して、スライド自在の
   ショートスライドピンを嵌合装着する。 （ホ）クランクに、ソフトタッチな線ばね（または薄板
   ばね）の一端を固着し、その末端部をもって、ショート
   スライドピンの頂端部を軽く押圧させておく。 以上のように形成された自転車のクランクペダル機構。