JPS6327380A - 糸条巻取装置の異常監視方法及び装置 - Google Patents
糸条巻取装置の異常監視方法及び装置Info
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- JPS6327380A JPS6327380A JP16559786A JP16559786A JPS6327380A JP S6327380 A JPS6327380 A JP S6327380A JP 16559786 A JP16559786 A JP 16559786A JP 16559786 A JP16559786 A JP 16559786A JP S6327380 A JPS6327380 A JP S6327380A
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- Filamentary Materials, Packages, And Safety Devices Therefor (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は糸条の巻取機に関する′。より詳しくは。
本発明は、糸条巻取ボビンを装着し回転可能なボビンホ
ルダ、および該ボビンホルダに装着されたボビンまたは
該ボビン上に形成された糸層に接触し、該ボビンホルダ
を駆動するフリクションローラからなる糸条の巻取機の
異常監視方法及び装置に関する０本発明に係る巻取機の
異常監視方法及び装置は、特にポリエステル、ボアミド
等の熱可塑性合成糸条を紡糸し、高速で巻取るための糸
条巻取機に有効である。
ルダ、および該ボビンホルダに装着されたボビンまたは
該ボビン上に形成された糸層に接触し、該ボビンホルダ
を駆動するフリクションローラからなる糸条の巻取機の
異常監視方法及び装置に関する０本発明に係る巻取機の
異常監視方法及び装置は、特にポリエステル、ボアミド
等の熱可塑性合成糸条を紡糸し、高速で巻取るための糸
条巻取機に有効である。
糸条巻取ボビンを装着し回転可能なボビンホルダ、およ
び該ボビンホルダに装着されたボビンまたは該ボビン上
に形成された糸層に接触しで回転するフリクションロー
ラからなる糸条の巻取機により糸条を糸条巻取ボビン上
に巻取る際に、ワインド比が整数に近付きリボンが形成
され、そのリボンがフリクションローラの接圧により崩
れるリボン崩れが生じたり、フリクションローラおよび
ボビンまたはボビン上に形成された糸層間の接圧が変動
することにより、ボビン上に形成された糸層（パッケー
ジ）の表面がボビンの長さ方向の中央に寄ってしまう所
謂中寄り現象が発生したり、巻取糸条の張力変動により
糸質斑が生じることがある。このような中寄りや糸質斑
を発生する接圧変動や張力変動が大きい場合には、巻取
糸条が断糸し、巻取機による巻取が継続できず、停止す
る。
び該ボビンホルダに装着されたボビンまたは該ボビン上
に形成された糸層に接触しで回転するフリクションロー
ラからなる糸条の巻取機により糸条を糸条巻取ボビン上
に巻取る際に、ワインド比が整数に近付きリボンが形成
され、そのリボンがフリクションローラの接圧により崩
れるリボン崩れが生じたり、フリクションローラおよび
ボビンまたはボビン上に形成された糸層間の接圧が変動
することにより、ボビン上に形成された糸層（パッケー
ジ）の表面がボビンの長さ方向の中央に寄ってしまう所
謂中寄り現象が発生したり、巻取糸条の張力変動により
糸質斑が生じることがある。このような中寄りや糸質斑
を発生する接圧変動や張力変動が大きい場合には、巻取
糸条が断糸し、巻取機による巻取が継続できず、停止す
る。
しかしながら、接圧変動や張力変動が巻取糸条を断糸さ
せる程に大きくない場合には、断糸することなくそのま
ま巻取作業が続行される。このようにして、断糸する程
ではないが過大な接圧変動に曝され一時的にリボン崩れ
したり、中寄りしたり、過大な張力変動に曝され糸質斑
を生じた糸条を含む巻取後のパッケージは外観検査では
殆ど判別できず、そのままりワインディングや製織のた
めに次工程に送られ、次工程において、リボン崩れ、中
寄りに起因して解舒不良を発生したり、糸質斑に起因し
て染め斑を発生したりするという問題がある。
せる程に大きくない場合には、断糸することなくそのま
ま巻取作業が続行される。このようにして、断糸する程
ではないが過大な接圧変動に曝され一時的にリボン崩れ
したり、中寄りしたり、過大な張力変動に曝され糸質斑
を生じた糸条を含む巻取後のパッケージは外観検査では
殆ど判別できず、そのままりワインディングや製織のた
めに次工程に送られ、次工程において、リボン崩れ、中
寄りに起因して解舒不良を発生したり、糸質斑に起因し
て染め斑を発生したりするという問題がある。
近年、後処理工程の高速化、自動化の推進とともに、解
舒性が良好で且つ糸品質の良好な糸条パッケージの製造
が嘱望されている。このような要望を満たすために、糸
条巻取工程における品質管理が重要となっている。
舒性が良好で且つ糸品質の良好な糸条パッケージの製造
が嘱望されている。このような要望を満たすために、糸
条巻取工程における品質管理が重要となっている。
一方、糸条の製造工程においても、製造コストの低減、
労力低減等を計るために糸条処理速度の高速化や無人化
が計られている。そして、高速化や無人化を推進する場
合に前述の接圧変動や張力変動に付随するリボン崩れや
中寄りや糸品質環に起因する解舒不良や染め斑の問題を
解決することは必須となっている。
労力低減等を計るために糸条処理速度の高速化や無人化
が計られている。そして、高速化や無人化を推進する場
合に前述の接圧変動や張力変動に付随するリボン崩れや
中寄りや糸品質環に起因する解舒不良や染め斑の問題を
解決することは必須となっている。
従って、このような高速化や無人化に対処するためには
、糸条製造工程における品質管理の自動化や不良品の自
動選別は欠くことができない事項となりつつある。しか
も、高速の巻取においてはパッケージ表面の僅かな状態
変化により上述のようなリボン崩れ、中寄りが発生し易
く異常が生じ易い。
、糸条製造工程における品質管理の自動化や不良品の自
動選別は欠くことができない事項となりつつある。しか
も、高速の巻取においてはパッケージ表面の僅かな状態
変化により上述のようなリボン崩れ、中寄りが発生し易
く異常が生じ易い。
本発明は上述した従来技術しこ付随する問題点に鑑み、
巻取中における速度変動を検出することによりリボン崩
れ、中寄り、糸質斑を有するパッケージを早期に摘出し
、次工程において解舒不良や染め斑等の異常が発生する
ことを予防し、また巻取設備や紡糸設備の異常や巻取条
件、紡糸条件の不具合に対し早期に対策を取ることを可
能とし、巻取工程の自動化、無人操業を可能とすること
を目的とする。
巻取中における速度変動を検出することによりリボン崩
れ、中寄り、糸質斑を有するパッケージを早期に摘出し
、次工程において解舒不良や染め斑等の異常が発生する
ことを予防し、また巻取設備や紡糸設備の異常や巻取条
件、紡糸条件の不具合に対し早期に対策を取ることを可
能とし、巻取工程の自動化、無人操業を可能とすること
を目的とする。
本発明においては、糸条巻取ボビンを装若し回転可能な
ボビンホルダ、および該ボビンホルダに装着されたボビ
ンまたは、該ボビン上に形成された糸層に接触して該ボ
ビンホルダを駆動するフリクションローラからなる糸条
巻取装置において、ボビンホルダの回転数の偏差の基準
値を予め設定する手段、該ボビンホルダの回転数をサン
プリングする手段、該回転数をサンプリングする手段で
検出した今回のサンプリング値とその１つ前の回のサン
プリング値より偏差を得て、該偏差を前記偏差基準値設
定手段で設定した基準値と比較する手段、該比較手段に
より比較した結果、検出値が設定値に比べ所定範囲を越
えて外れている場合にアラーム信号を発生する手段から
なることを特徴とする糸条巻取装置の異常監視方法によ
り、上記の目的を達成する。
ボビンホルダ、および該ボビンホルダに装着されたボビ
ンまたは、該ボビン上に形成された糸層に接触して該ボ
ビンホルダを駆動するフリクションローラからなる糸条
巻取装置において、ボビンホルダの回転数の偏差の基準
値を予め設定する手段、該ボビンホルダの回転数をサン
プリングする手段、該回転数をサンプリングする手段で
検出した今回のサンプリング値とその１つ前の回のサン
プリング値より偏差を得て、該偏差を前記偏差基準値設
定手段で設定した基準値と比較する手段、該比較手段に
より比較した結果、検出値が設定値に比べ所定範囲を越
えて外れている場合にアラーム信号を発生する手段から
なることを特徴とする糸条巻取装置の異常監視方法によ
り、上記の目的を達成する。
本発明では、サンプリングする手段で検出したボビンホ
ルダの回転数の今回のサンプリング値とその１つ前の回
のサンプリング値より偏差を得て、該偏差を前記偏差基
準値設定手段で設定した偏差基準値と比較して、アラー
ム信号発生手段において、比較手段により比較した結果
検出値が設定値に比べて所定範囲を鉱えて外れている場
合にアラーム信号を発生する。従って、接圧変動や張力
変動が巻取糸条を断糸させる程に大きくなく、外観から
は殆ど判別できず、従来は断糸することなくそのまま巻
取作業が続行された１本発明では、断糸する程ではない
が過大な接圧変動に曝され一時的に中寄りしたり、過大
な張力変動に曝され糸質斑を生じた糸条を含むパッケー
ジとして選別して、そのままりワインディングや製織の
ために次工程に送ることをなくし、次工程において、リ
ボン崩れや中寄りに起因して解舒不良を発生したり、糸
質斑に起因して染め斑を発生したりするという問題が生
じることが防止できる。また、アラーム信号により、巻
取設備や紡糸設備の異常や巻取条件、紡糸条件の不具合
に対し早期に対策？取ることが可能となり、巻取工程の
自動化、無人操業が可能となる。本発明では、特に、前
記サンプリング手段が前記ボビンホルダの回転数の速度
の変化方向および速度の変化割合を検出し、前記比較手
段において、該速度の変化方向および速度の変化割合に
基づき異常内容を識別することが有効である。
ルダの回転数の今回のサンプリング値とその１つ前の回
のサンプリング値より偏差を得て、該偏差を前記偏差基
準値設定手段で設定した偏差基準値と比較して、アラー
ム信号発生手段において、比較手段により比較した結果
検出値が設定値に比べて所定範囲を鉱えて外れている場
合にアラーム信号を発生する。従って、接圧変動や張力
変動が巻取糸条を断糸させる程に大きくなく、外観から
は殆ど判別できず、従来は断糸することなくそのまま巻
取作業が続行された１本発明では、断糸する程ではない
が過大な接圧変動に曝され一時的に中寄りしたり、過大
な張力変動に曝され糸質斑を生じた糸条を含むパッケー
ジとして選別して、そのままりワインディングや製織の
ために次工程に送ることをなくし、次工程において、リ
ボン崩れや中寄りに起因して解舒不良を発生したり、糸
質斑に起因して染め斑を発生したりするという問題が生
じることが防止できる。また、アラーム信号により、巻
取設備や紡糸設備の異常や巻取条件、紡糸条件の不具合
に対し早期に対策？取ることが可能となり、巻取工程の
自動化、無人操業が可能となる。本発明では、特に、前
記サンプリング手段が前記ボビンホルダの回転数の速度
の変化方向および速度の変化割合を検出し、前記比較手
段において、該速度の変化方向および速度の変化割合に
基づき異常内容を識別することが有効である。
また、ターレット等による自動切替機構をもった巻取装
置においては、前記アラーム信号発生手段により、強制
的に巻取装置の自動切替を行う為の信号を発することに
より有効となる。この様な自動切替機構をもった巻取装
置においては、さらに前記アラーム信号発生手段が前記
比較手段により識別された異常内容に基づき、前記アラ
ーム信号発生手段により、強制的に巻取装置の自動切替
を行う為の信号を発することによりさらに有効となる。
置においては、前記アラーム信号発生手段により、強制
的に巻取装置の自動切替を行う為の信号を発することに
より有効となる。この様な自動切替機構をもった巻取装
置においては、さらに前記アラーム信号発生手段が前記
比較手段により識別された異常内容に基づき、前記アラ
ーム信号発生手段により、強制的に巻取装置の自動切替
を行う為の信号を発することによりさらに有効となる。
なお、上記の設定範囲としては、細デニール糸条では巻
取速度の±０．１〜±１％程度、太デニール糸条では±
０．１〜±３％程度とすることが。
取速度の±０．１〜±１％程度、太デニール糸条では±
０．１〜±３％程度とすることが。
染め斑を減少させ、捲縮率、収縮率を均一化する上で好
ましい。
ましい。
以下１本発明の実施例を示す添付図面を参照して本発明
の詳細な説明する。
の詳細な説明する。
第１図は本発明の実施例のブロック線図であり、本発明
に係るフリクション型巻取機は、ターレット機構１に回
転可能に突設され、フリクションローラ４により圧接さ
れ駆動回転されるボビンホルダ２．２′、Ｈボビンホル
ダ２．′ ２に装着されたボビン（図示せず）またはそ
の上に形成されたパッケージ３を駆動するフリクション
ローラ４からなる。なお、図示していないが１本実施例
の巻取機は公知の巻取機と同様に、巻取糸条をボビンに
沿ってトラバースする装置を含んでいる。
に係るフリクション型巻取機は、ターレット機構１に回
転可能に突設され、フリクションローラ４により圧接さ
れ駆動回転されるボビンホルダ２．２′、Ｈボビンホル
ダ２．′ ２に装着されたボビン（図示せず）またはそ
の上に形成されたパッケージ３を駆動するフリクション
ローラ４からなる。なお、図示していないが１本実施例
の巻取機は公知の巻取機と同様に、巻取糸条をボビンに
沿ってトラバースする装置を含んでいる。
ボビンホルダ２．２′の一端には回転速度検出用の歯車
５．５″が一体的に取着されており、該歯車５．５′に
近接してパルスピックアップ６が設置されており、パル
スピックアップ６により歯車５又は５′の歯を検出して
パルスを発生させ、カウンタ７により所定のサンプリン
グ時間当りのパルス数を計数することによりボビンホル
ダ２又は２′の回転速度を直接に且つ連続的に検出する
。
５．５″が一体的に取着されており、該歯車５．５′に
近接してパルスピックアップ６が設置されており、パル
スピックアップ６により歯車５又は５′の歯を検出して
パルスを発生させ、カウンタ７により所定のサンプリン
グ時間当りのパルス数を計数することによりボビンホル
ダ２又は２′の回転速度を直接に且つ連続的に検出する
。
以上により本発明のボビンホルダの回転数を検出する手
段が構成されている。なお、歯車５．５′に代えてロー
タリエンコーダ等の公知の回転数検出装置を用いてもよ
い。
段が構成されている。なお、歯車５．５′に代えてロー
タリエンコーダ等の公知の回転数検出装置を用いてもよ
い。
カウンタ７は、パルスピックアップ６からのボビンホル
ダ２又は２′の回転に伴うパルスを所定の時間周期でサ
ンプリングし、該信号を連結された比較回路１１１周期
カウンタ８．微分回路９、およびピーク検出回路１ｏか
らなる比較手段に入力する。
ダ２又は２′の回転に伴うパルスを所定の時間周期でサ
ンプリングし、該信号を連結された比較回路１１１周期
カウンタ８．微分回路９、およびピーク検出回路１ｏか
らなる比較手段に入力する。
周期カウンタ８は、回転数検出手段により検出したボビ
ンホルダ２又は２′の回転数が巻取時間の経過とともに
予め設定した値に対し上下に変化した場合に、その変化
周期を検出し、判定回路１３に入力する。
ンホルダ２又は２′の回転数が巻取時間の経過とともに
予め設定した値に対し上下に変化した場合に、その変化
周期を検出し、判定回路１３に入力する。
微分回路９は、今回のサンプリング時間にサンプリング
したボビンホルダ２又は２′の回転数と、その１つ前の
回のサンプリング時間にサンプリングした回転数との差
から、ボビンホルダ２又は２′の回転数の変化方向（増
減）と勾配（変化割合）を算出し、判定回路１３に人力
する。
したボビンホルダ２又は２′の回転数と、その１つ前の
回のサンプリング時間にサンプリングした回転数との差
から、ボビンホルダ２又は２′の回転数の変化方向（増
減）と勾配（変化割合）を算出し、判定回路１３に人力
する。
ピーク検出回路１０はボビンホルダ２又は２′の回転数
が変化した場合のピーク値（上死点、下死点の回転数）
を検出し、判定回路１３に入力する。
が変化した場合のピーク値（上死点、下死点の回転数）
を検出し、判定回路１３に入力する。
上記の比較回路１１５周期カウンタ８、微分回路９、ピ
ーク検出回路１０および判定回路１３はカウンタ７のサ
ンプリング時間に合せてタロツク（図示せず）により周
期が取られている。
ーク検出回路１０および判定回路１３はカウンタ７のサ
ンプリング時間に合せてタロツク（図示せず）により周
期が取られている。
偏差基準値設定回路１２は本発明の偏差基準値設定手段
であり、比較回路１１に接続されている。
であり、比較回路１１に接続されている。
偏差基準値設定器１２には、偏差基準値が、キーボード
または設定ダイアル等から公知の方法により予め設定さ
れ、該偏差基準値は巻取工程の進展に伴い順次、前記比
較回路１１に入力される。
または設定ダイアル等から公知の方法により予め設定さ
れ、該偏差基準値は巻取工程の進展に伴い順次、前記比
較回路１１に入力される。
比較回路１１は、本発明の比較手段であり、偏差基準値
設定器１２により設定されたボビンホルダ２又は２′の
偏差基ｍｍとカウンタ７からのボビンホルダの今回のサ
ンプリングした回転数とその１回前の回にサンプリング
した回転数の差による偏差とを比較し、両値の差を判定
回路Ｌ３に入力する。
設定器１２により設定されたボビンホルダ２又は２′の
偏差基ｍｍとカウンタ７からのボビンホルダの今回のサ
ンプリングした回転数とその１回前の回にサンプリング
した回転数の差による偏差とを比較し、両値の差を判定
回路Ｌ３に入力する。
判定回路１３は中央処理装置（ＣＰＵ）からなっており
、上述した周期カウンタ８、微分回路９゜ピーク検出回
路１０、および比較回路１１から入力されたボビンホル
ダ２又は２′の挙動に関する信号（周波数、速度変化の
勾配および方向、並びに変動振幅のピーク値）をデータ
記憶回路１４から入力される信号とマツチングさせて、
ボビンホルダ２又は２′の回転変動の原因の解明を行い
、異常と判断した場合にはアラーム回路１８により処置
方法（アラーム信号の発生１機台停止命令、ターレット
切替え命令、ボビンホルダ２．２′上に形成しているパ
ッケージの格付等〕を出力し。
、上述した周期カウンタ８、微分回路９゜ピーク検出回
路１０、および比較回路１１から入力されたボビンホル
ダ２又は２′の挙動に関する信号（周波数、速度変化の
勾配および方向、並びに変動振幅のピーク値）をデータ
記憶回路１４から入力される信号とマツチングさせて、
ボビンホルダ２又は２′の回転変動の原因の解明を行い
、異常と判断した場合にはアラーム回路１８により処置
方法（アラーム信号の発生１機台停止命令、ターレット
切替え命令、ボビンホルダ２．２′上に形成しているパ
ッケージの格付等〕を出力し。
併せて上記の内容を記憶回路１６に入力する。
データ記憶回路１４には、巻取機の種々の異常発生時の
ボビンホルダ２又は２′の挙動に関するデータ（パター
ンに関するデータ、周波数、速度変化の勾配および方向
、並びに変動振幅のピーク値）並びにその挙動を忍起す
る原因、異常に対する処置方法および異常を受けたパッ
ケージの格付に関して統計的なケージが予め入力されて
いる。
ボビンホルダ２又は２′の挙動に関するデータ（パター
ンに関するデータ、周波数、速度変化の勾配および方向
、並びに変動振幅のピーク値）並びにその挙動を忍起す
る原因、異常に対する処置方法および異常を受けたパッ
ケージの格付に関して統計的なケージが予め入力されて
いる。
クロック回路１５は巻取開始後の経過時間または絶対的
な時刻を計測し、記録回路１６に入力され、上記判定回
路１３から記録回路１６に入力されたデータに時刻を付
す。
な時刻を計測し、記録回路１６に入力され、上記判定回
路１３から記録回路１６に入力されたデータに時刻を付
す。
符号１７はディスプレイまたはプリンタを示し。
データ記録回路１４の出力データは、時々刻々または指
定信号を受けた際にディスプレイ上に表示されまたはプ
リントからアウトプットされる。
定信号を受けた際にディスプレイ上に表示されまたはプ
リントからアウトプットされる。
巻取中にワインド比が整数に近付くことがあると、ボビ
ンホルダに装着した巻取ボビン上に形成したパッケージ
の表面にリボンが発生し、このリボンの量がある程度と
なると崩れる。このようなリボン崩れが発生しても、リ
ボンの量が大量でなく張力変動がそれ程大きくない場合
には、巻取糸条が断糸することもなく、そのまま巻取が
継続される。しかしながら、このようなパッケージは外
観からは上述のようなリボン崩れを含んでいることが判
らず、そのまま次工程へ移送し、リワインディング等の
ために該パンケージから解舒しようとするとリボン崩れ
のために解舒不良が発生したり、張力変動により染め斑
が生じたりすることがある。
ンホルダに装着した巻取ボビン上に形成したパッケージ
の表面にリボンが発生し、このリボンの量がある程度と
なると崩れる。このようなリボン崩れが発生しても、リ
ボンの量が大量でなく張力変動がそれ程大きくない場合
には、巻取糸条が断糸することもなく、そのまま巻取が
継続される。しかしながら、このようなパッケージは外
観からは上述のようなリボン崩れを含んでいることが判
らず、そのまま次工程へ移送し、リワインディング等の
ために該パンケージから解舒しようとするとリボン崩れ
のために解舒不良が発生したり、張力変動により染め斑
が生じたりすることがある。
本発明者は、鋭意検討した結果１巻取過程において、ボ
ビンホルダ２又は２′の今回サンプリングした回転数と
その１回前の回にサンプリングした回転数の偏差を時々
刻々連続的に観測することにより、速度変化パターンか
らリボン崩れの発生を検出できることを見出した。
ビンホルダ２又は２′の今回サンプリングした回転数と
その１回前の回にサンプリングした回転数の偏差を時々
刻々連続的に観測することにより、速度変化パターンか
らリボン崩れの発生を検出できることを見出した。
すなわち、パッケージの表面にリボンが形成され、その
リボンが崩れるとパッケージの外径が瞬時に減少し、パ
ッケージの回転数は外径の減少により予め設定した回転
速度から所定の範囲ａ （−例として、細デニール糸
条では設定速度から＋０゜１〜＋１．０％、太デニール
糸条では設定速度から＋０．１〜＋３．０％程Ｊｌりを
越えて急速に上昇する。従って、フリクションローラ４
に接触して従動回転しているボビンホルダ２又は２′の
回転速度は、第２図に示すようにリボン崩れの瞬間に、
急速に（−例として、５０回転／秒以上の急勾配で）上
昇する。
リボンが崩れるとパッケージの外径が瞬時に減少し、パ
ッケージの回転数は外径の減少により予め設定した回転
速度から所定の範囲ａ （−例として、細デニール糸
条では設定速度から＋０゜１〜＋１．０％、太デニール
糸条では設定速度から＋０．１〜＋３．０％程Ｊｌりを
越えて急速に上昇する。従って、フリクションローラ４
に接触して従動回転しているボビンホルダ２又は２′の
回転速度は、第２図に示すようにリボン崩れの瞬間に、
急速に（−例として、５０回転／秒以上の急勾配で）上
昇する。
従って、本発明の糸条巻取機の異常監視方法によって、
前記ボビンホルダ２又は２′の回転数の速度の変化方向
および速度の変化割合を検出し、ボビンホルダ２又は２
′の回転速度が急勾配で上昇するという変化パターンを
取ることを、比較手段において該速度の変化方向および
速度の変化割合に基づき検出してリボン崩れという異常
が発生したことを識別できる。
前記ボビンホルダ２又は２′の回転数の速度の変化方向
および速度の変化割合を検出し、ボビンホルダ２又は２
′の回転速度が急勾配で上昇するという変化パターンを
取ることを、比較手段において該速度の変化方向および
速度の変化割合に基づき検出してリボン崩れという異常
が発生したことを識別できる。
同様にパッケージの巻取中に、フリクションローラ４お
よびボビン上に形成された糸層間の接圧が変動すること
により、ボビン上に形成された糸層（パッケージ）の表
面がボビンの長さ方向の中央に寄ってしまう中寄りか生
じると、パッケージの外径が瞬間的に増加し、この結果
フリクションローラ４に接触して回転しているボビンホ
ルダ２又は２′の回転は、第３図に示すように、瞬間的
に、（−例として、５０回転／秒以上の急勾配で）下降
する。
よびボビン上に形成された糸層間の接圧が変動すること
により、ボビン上に形成された糸層（パッケージ）の表
面がボビンの長さ方向の中央に寄ってしまう中寄りか生
じると、パッケージの外径が瞬間的に増加し、この結果
フリクションローラ４に接触して回転しているボビンホ
ルダ２又は２′の回転は、第３図に示すように、瞬間的
に、（−例として、５０回転／秒以上の急勾配で）下降
する。
従って、本発明の糸条巻取機の異常監視方法によって、
前記ボビンホルダ２又は２′の回転数の速度の変化方向
および速度の変化割合を検出し。
前記ボビンホルダ２又は２′の回転数の速度の変化方向
および速度の変化割合を検出し。
ボビンホルダ２又は２′の回転速度が急勾配で低下する
という変化パターンを取ることを、比較手段において該
速度の変化方向および速度の変化割合に基づき検出して
中寄りという異常が発生したことを識別できる。
という変化パターンを取ることを、比較手段において該
速度の変化方向および速度の変化割合に基づき検出して
中寄りという異常が発生したことを識別できる。
この識別結果は、アラーム回路１８に入力され、巻取パ
ッケージに異常が生じたことを知らせる信号が発生され
、例えば警告ランプが点灯される。
ッケージに異常が生じたことを知らせる信号が発生され
、例えば警告ランプが点灯される。
また、異常の発生は記憶回路に入力され、巻取られたパ
ッケージはリボン崩れまたは中寄りを含むパッケージと
して選別されて、そのままりワインディングや製織のた
めに次工程に送られることがなく１次工程において、リ
ボン崩れや中寄りに起因して解舒不良や糸質不良を発生
するという問題が生じることを防止できる。また、アラ
ーム信号により、巻取設備や紡糸：！２備の異常や巻取
条件、紡糸条件の不具合に対し早期に対策を取ることを
可能とし１例えば自動切替巻取機においては、強制的に
切替える信号を発生して自動的に切替をする等の巻取工
程の自動化、無人操業が可能となる。
ッケージはリボン崩れまたは中寄りを含むパッケージと
して選別されて、そのままりワインディングや製織のた
めに次工程に送られることがなく１次工程において、リ
ボン崩れや中寄りに起因して解舒不良や糸質不良を発生
するという問題が生じることを防止できる。また、アラ
ーム信号により、巻取設備や紡糸：！２備の異常や巻取
条件、紡糸条件の不具合に対し早期に対策を取ることを
可能とし１例えば自動切替巻取機においては、強制的に
切替える信号を発生して自動的に切替をする等の巻取工
程の自動化、無人操業が可能となる。
本発明では、巻取中における速度変動を検出することに
よりリボン崩れ、中寄り、糸質斑を有するパッケージを
早期に摘出し、次工程において解舒不良や染め斑等の異
常が発生することを予防し。
よりリボン崩れ、中寄り、糸質斑を有するパッケージを
早期に摘出し、次工程において解舒不良や染め斑等の異
常が発生することを予防し。
また巻取設備や紡糸設備の異常や巻取条件、紡糸条件の
不具合に対し早期に対策を取ることを可能とし１巻取工
程の自動化、無人操業を可能とすることができる。
不具合に対し早期に対策を取ることを可能とし１巻取工
程の自動化、無人操業を可能とすることができる。
第１図は本発明の実施例のブロック線図、第２図はリボ
ン崩れが生じた際のボビンホルダの速度変化線図であり
、横軸が時間、縦軸が回転数である。第３図は中寄りが
生じた際のボビンホルダの速度変化線図であり、横軸が
時間、縦軸が回転数である。 １・・ターレット機構、 ２．２′・・ボビンボルダ、 ３・・パッケージ、 ４・・フリクションローラ。 ５．５′・・・・歯車、 ６・・パルスピックアップ、 ７・・カウンタ、 ８・・周期カウンタ、 ９・・微分回路、 １０・・ピーク検出回路、 １１・・比較回路、 １２・・偏差基準゛値設定器。 ユ３・・判定回路、 １４・・データ記憶回路。 １５・・クロック回路、 １６・・記憶回路、 １７・・ディスプレイまたはプリンタ。 １８・・アラーム回路。
ン崩れが生じた際のボビンホルダの速度変化線図であり
、横軸が時間、縦軸が回転数である。第３図は中寄りが
生じた際のボビンホルダの速度変化線図であり、横軸が
時間、縦軸が回転数である。 １・・ターレット機構、 ２．２′・・ボビンボルダ、 ３・・パッケージ、 ４・・フリクションローラ。 ５．５′・・・・歯車、 ６・・パルスピックアップ、 ７・・カウンタ、 ８・・周期カウンタ、 ９・・微分回路、 １０・・ピーク検出回路、 １１・・比較回路、 １２・・偏差基準゛値設定器。 ユ３・・判定回路、 １４・・データ記憶回路。 １５・・クロック回路、 １６・・記憶回路、 １７・・ディスプレイまたはプリンタ。 １８・・アラーム回路。
Claims (8)
- （１）糸条巻取ボビンを装着し回転可能なボビンホルダ
、および該ボビンホルダに装着されたボビンまたは、該
ボビン上に形成された糸層に接触して該ボビンホルダを
駆動するフリクションローラからなる糸条巻取装置にお
いて、ボビンホルダの回転数の偏差の基準値を予め設定
する手段、該ボビンホルダの回転数をサンプリングする
手段、該回転数をサンプリングする手段で検出した今回
のサンプリング値とその１つ前の回のサンプリング値よ
り偏差を得て、該偏差を前記偏差基準値設定手段で設定
した基準値を比較する手段、該比較手段により比較した
結果、検出値が設定値に比べ所定範囲を越えて外れてい
る場合にアラーム信号を発生する手段からなることを特
徴とする糸条巻取装置の異常監視方法。 - （２）前記サンプリングする手段は前記ボビンホルダの
回転数の速度の変化方向および速度の変化割合を検出し
、前記比較手段において、該速度の変化方向および速度
の変化割合を検出し、前記比較手段において該速度の変
化方向および速度の変化割合に基づき異常内容を識別す
るようにした特許請求の範囲第１項記載の糸条巻取装置
の異常監視方法。 - （３）前記巻取装置が自動切替巻取装置であり、アラー
ム信号を発生する手段が、前記巻取装置を強制的に切替
える信号を発生することを特徴とする特許請求の範囲第
１項記載の糸条巻取装置の異常監視方法。 - （４）前記巻取装置が自動切替巻取装置であり、前記比
較手段において識別した異常内容に基づき、アラーム信
号を発生する手段が、前記巻取装置を強制的に切替える
信号を発生することを特徴とする特許請求の範囲第２項
記載の糸条巻取装置の異常監視方法。 - （５）糸条巻取ボビンを装着し回転可能なボビンホルダ
、および該ボビンホルダに装着されたボビン、または該
ボビン上に形成された糸層に接触して該ボビンホルダを
駆動するフリクションローラからなる糸条巻取装置にお
いて、ボビンホルダの回転数の偏差の基準値を予め設定
する手段、該ボビンホルダの回転数をサンプリングする
手段、該回転数をサンプリングする手段で検出した今回
のサンプリング値とその１つ前の回のサンプリング値よ
り偏差を得て、該偏差を前記偏差基準値設定手段で設定
した基準値と比較する手段、該比較手段により比較した
結果、検出値が設定値に比べ所定範囲を越えて外れてい
る場合にアラーム信号を発生する手段からなることを特
徴とする糸条巻取機の異常監視装置。 - （６）前記サンプリング手段が前記ボビンホルダの回転
数の速度の変化方向および速度の変化割合をサンプリン
グする手段と、該速度の変化方向および速度の変化割合
に基づき異常内容を識別する比較手段を有することを特
徴とする特許請求の範囲第５項記載の糸条巻取装置の異
常監視装置。 - （７）前記巻取装置が自動切替巻取装置であり、アラー
ム信号を発生する手段が、前記巻取装置を強制的に切替
える信号を発生する手段であることを特徴とする特許請
求の範囲第５項記載の糸条巻取装置の異常監視装置。 - （８）前記巻取装置が自動巻取装置であり、前記比較手
段において識別した異常内容に基づき、アラーム信号を
発生する手段が、前記巻取装置を強制的に切替える信号
を発生する手段であることを特徴とする特許請求の範囲
第６項記載の糸条巻取装置の異常監視装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16559786A JPS6327380A (ja) | 1986-07-16 | 1986-07-16 | 糸条巻取装置の異常監視方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16559786A JPS6327380A (ja) | 1986-07-16 | 1986-07-16 | 糸条巻取装置の異常監視方法及び装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6327380A true JPS6327380A (ja) | 1988-02-05 |
Family
ID=15815371
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16559786A Pending JPS6327380A (ja) | 1986-07-16 | 1986-07-16 | 糸条巻取装置の異常監視方法及び装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6327380A (ja) |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5036719A (ja) * | 1973-08-02 | 1975-04-07 | ||
| JPS5390438A (en) * | 1977-01-21 | 1978-08-09 | Teijin Ltd | Method of detecting crumbled yarn in yarn winder |
-
1986
- 1986-07-16 JP JP16559786A patent/JPS6327380A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5036719A (ja) * | 1973-08-02 | 1975-04-07 | ||
| JPS5390438A (en) * | 1977-01-21 | 1978-08-09 | Teijin Ltd | Method of detecting crumbled yarn in yarn winder |
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