JPS6327365Y2 - - Google Patents

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JPS6327365Y2
JPS6327365Y2 JP15677980U JP15677980U JPS6327365Y2 JP S6327365 Y2 JPS6327365 Y2 JP S6327365Y2 JP 15677980 U JP15677980 U JP 15677980U JP 15677980 U JP15677980 U JP 15677980U JP S6327365 Y2 JPS6327365 Y2 JP S6327365Y2
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reflective surface
reflector
lamp
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は天井用照明器具、特にそのリフレクタ
(反射体)に関する。
従来、天井用照明器具においては、クリプトン
ランプの採用などにより省エネルギー化が試みら
れているが、照度に大きな影響を与えるリフレク
タ(反射体)には殆んど改良が加えられていない
のが現状である。すなわち、従来のリフレクタの
形状は、ランプに近い部分では光学特性を考慮せ
ずに、略円筒状となつている。これは、ランプの
フイラメントに対する鉛直線について0〜90゜ま
での光に注目し、この光のみを有効に下方に反射
させようとしているからである。したがつて、
90゜以上の光は、反射面輝度が高いにもかかわら
ず、有効に下方に反射しておらず、照明効率の向
上に改良の余地がある。
また、例えば特公昭52−24354号公報に、ほぼ
一定の照度で表面を照明することができる床置き
タイプの凹形反射鏡を、断面において放物線の反
射面と断面において楕円形の反射面とを用いて形
成することが提案されているが、それを、それと
はタイプの異なる天井用照明器具のリフレクタに
そのまま用いることはできない。
さらに、人間に不快感を与えるだけでなく、視
機能の低下の原因ともなるグレア(視野内での好
ましくない強い光)を視野内から除くことも、リ
フレクタの形状として求められる条件である。な
お、正常視線において、第5図に示すように、人
間の上方視野は水平線に対してα=30゜〜35゜の範
囲で、この視野範囲内に入る方向の光がグレアと
なる。
本考案はかかる点に鑑みてなされたもので、リ
フレクタの形状を改良することにより、ランプの
フイラメントより出た光線が、該フイラメントに
妨害されずに、極めて効率よく下方を照明するこ
とができる天井用照明器具を提供することを目的
とする。
本考案は、上述した目的を達成するために、ラ
ンプ外側に位置するリフレクタは、上側から、外
方に凸の略回転だ円面形状の上部反射面、内方に
凸の略回転放物面状の中間反射面および略円錐面
状の下部反射面を順に連設して構成され、前記上
部反射面と中間反射面との接続線を含む平面付近
に前記上部反射面の上側焦点が位置し、該上側焦
点付近に前記ランプのフイラメントが位置してお
り、さらに、断面において、前記中間反射面は放
物線の先端部分であつて、前記下部反射面との接
続線付近でかつ前記中間反射面の外側に焦点が位
置し、上部反射面および下部反射面との接続部分
における接線が、鉛直線に対してそれぞれ略6度
および略30度の角度をなしていることを特徴とす
る。
以下、本考案の実施例を図面に沿つて説明す
る。
第1図および第2図において、1は天井用埋込
型照明器具で、門形状の枠体2に可撓性を有する
1対の支持金具3,3を介してリフレクタ4が着
脱可能に取付けられている。
この枠体2は、断面略コ字状の板状体を門形状
に折曲したもので、上面部2aにはその中央部分
に磁器製のソケツト5が固定されたソケツト台6
の取付部6a,6aが、支持金具3,3とともに
ビス7,7にて固定され、側面部2b,2bには
略一様幅の縦長の短形孔8,8が対向して設けら
れ、また該側面部2b,2bの下端には突片2
c,2cが外方に突設されている。
支持金具3はバネ鋼板を折曲して形成されたも
ので、枠体2にビス7,7にて固定される水平方
向の取付部3aと、該取付部3aの内縁から斜下
方に屈曲して連設された中間部3bと該中間部3
bの下縁より内方に屈曲して連設された上側係止
部3cと、該上側係止部3cの内端縁から斜下方
に屈曲して連設された延長部3dとからなり、前
記中間部3b、上側係止部3cおよび延長部3d
の一部に亘つて矩形状の係合縦孔3eが穿設さ
れ、その係合縦孔3eの下端にて下側係止部3f
(延長部3dの部分)を形成している。しかして、
前記係合縦孔3eに、リフレクタ4の首部4a上
端周縁に形成された断面U字状の上部リム4bが
係合され、通常時はリフレクタ4が上側係止部3
Cの上面にて係止され(第1図および第2図参
照)、そして振動などの外的シヨツクによつてリ
フレクタ4と上側係止部3cとの係合が解除され
ても、該リフレクタ4が落下する途中に、リフレ
クタ4の上部リム4bが下側係止部3fにて係止
され、リフレクタ4の落下離脱を確実に防止する
ように構成されている。
リフレクタ4の反射面は、基本的には、中央縦
断面において曲線形状である2つの回転面と、中
央縦断面において直線形状である1つの回転面と
を組合わせて形成されている。すなわち、リフレ
クタ4は、上側焦点F1と下側焦点F2とを有し、
外方に凸の略回転だ円面状である上部反射面4c
と、該上部反射面4cの下側に連設され、内方に
凸の略回転放物面状である中間反射面4dと、該
中間反射面4dの下側に連設され、下方になるに
伴い拡がつた円錐面形状である下部反射面4eと
を備えている。上記上部反射面4cと中間反射面
4dとの接続線を含む平面P付近に上部反射面4
cの上側焦点F1が位置し、該上側焦点F1付近に
クリプトンランプ9のフイラメント(図示せず)
が位置している。なお、下側焦点F2の位置は、
照明範囲の大きさによつて上下に変化する。
したがつて、上記フイラメントから出た光線が
上部反射面4cに入射すると、反射面輝度が高い
反射光はフイラメント(第1焦点F1)よりずつ
と下方の下側焦点F2を通過し、照明器具1の下
方を照明する。これは、回転だ円面の性質による
もので、この性質によつて上部反射面4cに入射
し反射した光線はフイラメントにて妨害されずに
照明を行う。なお、第1図において、上部反射面
4cの回転だ円面は、2つの球面にて近似されて
いる。
また、中間反射面4dは断面において、放物線
(式y2=4axで表される)の先端部分であつて、
下部反射面4eとの接続線付近でかつ前記中間反
射面4dの外側に焦点F3が位置し、上部反射面
4cおよび下部反射面4eとの接続部分における
接線が、鉛直線についてそれぞれ略6度および略
30度をなしている(第1図においてθ1,θ2で図
示)。上部反射面4cの接続部分における接続が、
鉛直線について略6度としているのは、上部反射
面4cに円滑に接続され、かつ中間反射面4dの
上側部分での反射光が、グレアの原因となるのを
排除するために、下方へ反射されることなくフイ
ラメント側へ反射するようにするためであり、ま
た、下部反射面4eとの接続部分における接続
が、鉛直線について略30度をなしているのは、30
度未満であれば中間反射面4dの下側部分での反
射光がグレアの原因となるので、少なくとも30度
は必要であるからである。このような条件を満足
させるために、上述した如く、断面において、放
物線の先端部分を利用するために、その放物線の
焦点F3を下部反射面4eとの接続線付近でかつ
中間反射面4dの外側に位置させているのであ
る。
上記中間反射面4dの一例を示すと、次の通り
である。
第3図において、上部反射面4cと中間反射面
4dとの接続部分Aにおける半径R1=49.2mm、中
間反射面4dと下部反射面4eとの接続部分Bにお
ける半径R2=61mmで、両接続部分間の距離Hを
35mmとすれば、上記接続部分Bの延長線上でb点
の外方S1=3mmの所の鉛直線をx軸、それよりS2
=1.5mm下方の所の水平線をy軸とし、y2=6x(y2
=4axにおいて、a=1.5)とすることにより、中
間反射面4dを構成する放物線として用いること
ができる。さらに、下部反射面4eは、中間反射
面4dの反射光をもう一度反射させ下方に向けた
り、反射光を一定方向に拡散したりする。
これにより、上記3つの反射面4c,4d,4
eの相乗効果により、クリプトンランプ9のフイ
ラメントに対する鉛直線について90゜以上の光も
含めて、有効に下方に反射させることができ、効
率よく照明できる。
また、上部反射面4cを外方に凸の略回転だ円
面形状と、中間反射面4dを内方に凸の略回転放
物面状としているので、例えば、上部反射面4c
による反射光を主として照明器具1の直下方向に
反射させ、中間反射面4dによる反射光を主とし
て上記上部反射面4cによる照明範囲よりも外方
に反射させるようにすることも可能であり、その
ようにすれば、従来の照明器具よりも広い範囲を
照明ムラなく効率よく照明することも可能とな
る。
なお、配向曲線の一例を示す。使用光源はクリ
プトンランプ90W、1400w、試験電圧は
DC100Vで、器具効率は68.4%である。
支持部材10はばね鋼板にて形成され、基片
10aの上端部には矩形孔8を通じて枠体2,側面
部2bの内面に係合するT字形の掛片10bが内
方に屈曲して連設され、該掛片10bの下方には
枠体2,側面部2bの外面に当接する突張片10
Cが同様に屈曲して連設され、該突張片10cの
さらに下方にはネジ棒10dが内方に突出して固
設されている。基片10aの下端部には外方に折
曲された傾斜片10eが連設され、前記基片10
aと傾斜片10eとの間に湾曲片10fが跨設さ
れている。さらに、傾斜片10eの下端部には下
方に屈曲した脚片10gが連設され、該脚片10
gの先端が天井板11の上記に当接するように構
成されている。
また、枠体2の矩形孔8に上下位置調整可能に
係合した支持部材10は、該矩形孔8に挿入され
たネジ棒10dに螺合された蝶ナツト12にて締
付固定される。
なお、13はフランジ部材で、リフレクタ4の
下部リム4fにて係止されている。
上記照明器具1を取付けるには、予めリフレク
タ4とランプ9とを取外した状態で、天井板11
の透孔11aに押込まれる。その際、支持部材1
0はその可撓性によりすぼめられ、透孔11aを
通過した後再び拡大し、天井板11の上面に支持
部材10の脚片10g下端が当接して全体を支承す
る。押込後、蝶ナツト12を弛めて支持部材10
を下方に移動し、枠体2の突片2cと天井板11
との間に隙間が生じないように調整して、蝶ナツ
ト12を締付け全体を固定する。しかる後、リフ
レクタ4をその下部リム4fにフランジ部材13
を係止させた状態で押込み、上部リム4bを支持
金具3の係合縦孔3eに係合せしめるとともに、
上側係止部3cにて係止させる。続いて、クリプ
トンランプ9をソケツト5に装着する。
この後、振動等のシヨツクでリフレクタ4が落
下しても、第2係止部3fにて確実に係止され、
クリプトンランプ9を損傷するおそれはない。ま
た、リフレクタ4が落下しても、その状態のまま
再びリフレクタ4を押込むと、元の状態に戻すこ
とができるのは勿論である。
なお、回転だ円面とは、中央縦断面がだ円曲線
で、横断面が円であるものをいい、回転放物面と
は、中央縦断面が放物線で、横断面が円であるも
のをいい、円錐面は、中央縦断面が直線で、横断
面が円であるものをいう。
また、リフレクタ4はアルミニウム合金を用い
て成形され、反射面には純度99.5〜99.8%のアル
ミニウムにて蒸着仕上げが施され、表面仕上げの
点からも極めて良好に光線を反射するように構成
されている。
因みに、リフレクタ4の反射効率は、 電解研磨の場合 80〜85% クロームメツキの場合 65〜70% 白メラミン焼付けの場合 80〜85% アルミニウム蒸着の場合 90〜95% など、表面処理仕上げによつて異なる。そのう
ち、最も反射効率の良好な蒸着仕上げを用いてい
る。
上記実施例では、省エネルギーの点から、クリ
プトンランプ9を用いているが、通常のランプで
あつても差支えない。
さらに、リフレクタ4の上部反射面4cの上側
焦点F1付近にクリプトンランプ9のフイラメン
トが位置する必要があるため、この条件を満たさ
ないランプは十分な効果を発揮しないのは言うま
でもない。
本考案は、上記のように、リフレクタを3つの
反射面を連設して構成したため、極めて効率よく
照明が行われ、省エネルギー化が促進され、経済
性が大幅に向上する。
また、外方に凸の略回転だ円面形状の上部反射
面と、内方に凸の略回転放物面状の中間反射面と
を組合せているので、それら両反射面による反射
方向を工夫すれば、照明ムラのない照明を行うこ
とも可能である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
天井用埋込型照明器具を一部断面で示す正面図、
第2図は同側面図、第3図は中間反射面の一例の
説明図、第4図は配向曲線を示す図、第5図はグ
レアの説明図である。 1……天井用埋込型照明器具、2……枠体、3
……支持金具、3a……取付部、3b……中間
部、3c……上側係止部、3d……延長部、3e
……係合縦孔、3f……下側係止部、4……リフ
レクタ、4a……首部、4b……上部リム、4c
……上部反射面、4d……中間反射面、4e……
下部反射面、4f……下部リム、5……ソケツ
ト、8……矩形孔、9……クリプトンランプ、1
0……支持部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ランプの外側に位置するリフレクタは、上側
    から、外方に凸の略回転だ円面形状の上部反射
    面、内方に凸の略回転放物面状の中間反射面お
    よび略円錐面状の下部反射面を順に連設して構
    成され、前記上部反射面と中間反射面との接続
    線を含む平面付近に前記上部反射面の上側焦点
    が位置し、該上側焦点付近に前記ランプのフイ
    ラメントが位置しており、さらに、断面におい
    て、前記中間反射面は放物線の先端部分であつ
    て、前記下部反射面との接続線付近でかつ前記
    中間反射面の外側に焦点が位置し、上部反射面
    および下部反射面との接続部分における接線
    が、鉛直線に対してそれぞれ略6度および略30
    度の角度をなしていることを特徴とする天井用
    照明器具。 (2) リフレクタは、反射面がアルミニウム蒸着仕
    上げされている実用新案登録請求の範囲第1項
    記載の天井用照明器具。
JP15677980U 1980-10-31 1980-10-31 Expired JPS6327365Y2 (ja)

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JPS5778508U JPS5778508U (ja) 1982-05-14
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