JPS63273600A - 可変速プレスに於ける定位置停止装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

［産業上の利用分野］ 本発明は、作業内容に応じてプレス速度が変更される可
変速プレスに於ける定位置停止装置に関するものである
。 ［従来の技術］ プレス機械は、モータによって回転されるフライホイー
ルとスライダが連結されているクランク軸とをクラッチ
ブレーキ等の継断手段により連結解除することにより動
作停止を行っている。 プレスを動作させる場合可動部分、例えばクランク軸が
所定の位置になければ起動することができない。従って
、前記継断手段の起動時期は可動部分の停止位置が定め
られた位置となる様に選択されなければならない。 ところが、継断手段を起動して可動部が実際に停止する
迄には可動部の慣性力の為に時間的ずれ（可動部のすべ
り、特にクランク軸等の回転部に着目すれば滑り角）を
生じる。又、この可動部のすべり量は速度の大きさによ
って変動する慣性力の大きさに対応しており、可変速プ
レスに於いて可動部を定位置に停止させる為にはプレス
速度に対応させて継断手段の起動時期を変更させる必要
がある。 従来、プレス速度に対応させ継断手段の起動時期を変更
させる方法としては以下に述べる様なものがある。 前記クランク軸と連動して動作し、継断手段を起動させ
る為の停止信号発生用のロータリカムスイッチを設け、
該ロータリカムスイッチの設定角度をプレススピードに
対応させて手動で調整し信号発生時期を変更する。或は
ロータリカムスイッチを停止信号発生時期がそれぞれ異
なる様にして多数設け、その時の運転速度に応じていず
れかのロータリカムスイッチを選択する。ロータリカム
スイッチの信号発生時期は固定とするが、プレス速度を
停止時に一定速度としだ後（一般には減速した後）ロー
タリカムスイッチの停止信号により継断手段を起動させ
る。 更に前述したロータリカムスイッチを多数設ける方法と
同様な思想で電気回路的に処理するものは第２図で示さ
れる。 即ち、比較基準電圧ａ、ｂ、ｃ、・・・ｈの異なる比較
器１ａ、　ｌｂ、　ｌｃ・・・、ｔｈに速度設定器２か
らの速度設定信号を入力する様にし、各比較器１ａ、　
ｌｂ、　ｌｃ・・・からの出力は設定速度判別器３に入
力される様にする。速度設定器２によりプレス速度を設
定すると、設定速度に応じて設定信号値が変るが、この
設定信号値に応じて前記比較器１ａ、ｌｂ、ｌｃ・・・
の動作する数、或は比較器のうちどれか動作するかが決
定され、前記設定速度判別器３は比較器１ａ、　ｌｂ、
　ｌｃ・・・の動作状態により、プレス動作速度が比較
基準電圧ａ、ｂ、ｃ・・・で決定されるプレス速度範囲
のどの範囲に属するかを判別する。 この判別結果は停止時期判別器４に入力され、又該判別
器４には各速度範囲に対応した停止信号発生時期（すべ
り角に対応する）がデジタルスイッチ等の停止時期設定
器５ａ、５ｂ、５ｃ・・・５ｈによって予め入力されて
おり、設定速度判別器３からの判別結果（設定速度が属
するプレス速度範囲）に合致する停止信号発生時期が判
別選択される。選択された停止信号発生時期は比較器Ｂ
へ人力される。又、比較器８へは角度検出器８によって
検出された可動部、クランク軸回転角度が信号処理器９
によりＡ／Ｄ変換される等して人力されており、可動部
の角度が停止信号発生時期と一致した場合に停止信号を
発する様になっている。 停止信号が入力されることにより、駆動回路７が電磁弁
ｌＯを０Ｎ−ＯＦＦさせクラッチブレーキ１１への空圧
ライン１２の連通遮断を行い、クラッチブレーキ１１の
継断を行わせる。

【発明が解決しようとする問題点】

然し、前記したロータリカムスイッチの設定角度を手動
で調整する方法ではプレス速度の変更がある度にロータ
ーリカ云スイッチを設定し直さなければならず、面倒で
あると共に作業性が悪い。更に、設定角度の異なるロー
タリカムスイッチを多数設けるもめでは、個数の制限を
受は多段階プレス速度に封子る停止信号発生時期設定と
なり、自由なプレス速度を選定することができず、中間
のプレス速度を選定した場合には停止位置精度が低下す
る。更に又、停止信号発生時期は固定とし、停止動作を
行う際にプレス速度を一定とする方法では、通常定速制
御の過程が入る（通常は減速）為定位置停止動作に時間
がかかるという問題がある。 又、第２図で示した停止信号の発生時期多段階設定では
、前記したロータリカムスイッチによるものと同様自由
なプレス速度を選定することができず、停止速度も問題
がある。更に、段階数を多くすればする程、プレス運転
の自由度の増大、停止精度の向上が図れるが、比較器の
数、デジタルスイッチの数が多くなり回路構成が著しく
複雑になってしまう。又、本従来例ではプレスの実際の
運転速度が速度設定器で設定した値であることを仮定し
ているが、負荷の状態或は調整誤差、又は経時的変化に
より実際の運転速度と設定値との間に誤差がある場合も
ある。 本発明は上記した実情を鑑みてなしたものであって、簡
単な構成でプレス速度の自由な選定、停止精度の向上を
図ろうとするものである。 ［問題点を解決するための手段］ 本発明は、可変速プレスの可動部分に取付けた角度検出
器から出力される角度パルス信号の間隔を基準パルス回
路から発生される基準パルスをカウントすることによっ
て求め、このカウント結果により実際のプレス速度を演
算し、該演算結果と予め求めたプレス速度すべり量によ
り停止信号発生時期を演算し、停止要求信号があり可動
部分の角度が停止信号発生時期と一致した時に停止信号
を発し、プレスを停止せしめる継断手段の起動を行う様
構成したことを特徴とするものである。 ［作　　　用コ 角度パルス信号間隔を基準パルスでカウントすることに
より可動部分の周期を演算することができ、この周期を
基に実際のプレス速度を求めることができる。予め求め
たプレス速度−すベリ量よりその時々のすべり量が求め
られ更に停止信号発生時期を演算できる。可動部分の位
置が停止信号発生時期と一致し且停止要求があった時に
継断手段を起動する。継断手段の起動からプレス可動部
の停止まですべりがあるが、このすべり量は前記求めた
すべり量と一致しており、所望の定位置に可動部を停止
させることができる。 ［実　施　例］ 以下図面を参照しつつ本発明の詳細な説明する。 尚、第１図中第２図で示したものと同一のものには同符
号を付しである。 可動部例えばクランク軸の所定角度、例えば１＠毎に角
度パルスを発する角度検出器１５の出力信号をカウンタ
１６へ人力する。又、該カウンタｌＢへは基準パルス発
生回路２１からの基準パルス信号が入力されている。カ
ウンタ１Ｂの出力は速度演算器１７に入力され、該演算
器１７の演算結果は速度−停止位置演算回路１８へ入力
される。 速度−停止位置演算回路１８には記憶器２１が設けられ
、該記憶器２２には予め速度に対するすべり角が入力さ
れている。 比較器１９には速度−停止位置演算回路１８及び角度検
出器１５からの信号が入力され、比較結果は停止制御回
路２０へ入力される。停止制御回路２０は停止要求信号
２３が入力された時に停止信号を駆動回路７に出力し、
駆動回路７は該停止信号に従って電磁弁１０を作動させ
る。 次に作動を説明する。 前記した様に角度検出器１５はクランク軸の所定角度毎
に角度パルス信号を発しており、該パルス発信間隔はク
ランク軸の回転速度に反比例する。又、基準パルス発生
回路２１は水晶発振器等を備えパルス間隔一定で且前記
角度検出器１５から発せられる角度パルス間隔に対し充
分に短い間隔でパルスを発生させるものである。 カウンタ１Ｂは角度パルス信号と角度パルス信号との間
の基準パルス信号を数えその結果を速度演算器１７に入
力する。速度演算器１７はカウンタ１Ｂからの信号を基
にその時々のプレス速度を演算する。 即ち、基準パルス信号の間隔をｔｏとしカウンタ１Ｂで
カウントしたパルス数をｎとすれば角度パルス間隔に相
当する回転角をα０とすれば、クランク軸の１回転周期
Ｔは、Ｔ−ｎｔＯＸって基準パルス信号の数によってそ
の時々のプレス速度を演算することができる。 速度演算器１７での演算結果に従い速度−停止位置演算
回路１８ではこの演算結果に対応するすべり角を記憶器
２２より呼出し、停止位置角度に対しすべり角を引いて
停止信号発生角度を求めて比較器１９へ入力する。比較
器１９へは角度検出器１５よりクランク軸の回転角度が
入力されており、演算回路１８からの信号と一致すると
停止制御回路２０へ信号が出力される。停止制御回路２
０は停止要求信号（運転者が押ボタン等を操作して入力
する）のあった時に限り、比較器１９からの信号を停止
信号として駆動回路７へ出力する。 駆動回路７は停止信号に従い、電磁弁ｌＯを駆動してク
ラッチブレーキを継断する。 而して、上記構成ではプレスの実際のプレス速度に一致
したすべり色分たけ前の時点で停止信号を発し、而もプ
レス速度の連続的な変化にも対応できる。 ［発明の効果］ 以上述べた如く本発明によれば、簡単な構成でプレスの
実際のプレス速度と一致したすべり量分だけ前の時点で
停止信号を発することができるのでプレスの停止位置精
度が向上する。又、プレス速度をきめ細く変化させても
、変化させたそれぞれのプレス速度に対応させた時期の
停止信号を発することができるので、プレス運転の自由
度が向上すると共にすべり量の経時変化に対する修正も
容易である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の１実施例を示すブロック図、第２図は
従来例を示すブロック図である。 １５は角度検出器、１６はカウンタ、１７は速度演算器
、１８は速度−停止位置演算回路、１９は比較器、ｚＯ
は停止制御回路、ｚｌは基準パルス発生回路、２２は記
憶器、２３は停止要求信号を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １）可変速プレスの可動部分に取付けた角度検出器から
   出力される角度パルス信号の間隔を基準パルス回路から
   発生される基準パルスをカウントすることによって求め
   、このカウント結果により実際のプレス速度を演算し、
   該演算結果と予め求めたプレス速度すべり量により停止
   信号発生時期を演算し、停止要求信号があり可動部分の
   角度が停止信号発生時期と一致した時に停止信号を発し
   、プレスを停止せしめる継断手段の起動を行う様構成し
   たことを特徴とする可変速プレスに於ける定位置停止装
   置。