JPS63271227A - 液晶注入装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野〕 本発明は、液晶表示装置の液晶注入装置に関するもので
ある。

〔従来の技術〕

近年液晶表示体は大容量化、微細化、複雑化し、さらに
は機能素子を搭載する傾向にあり、従来の製造装置では
、製造できない工程もある。本発明の背景として液晶セ
ルのギャップ内に液晶を注入する工程は従来と同様の方
法が採用できなかった７従来の液晶を注入する装置およ
びその方法について第１図を用いて説明すると真空容２
５１内に液晶セル２がセットされた治具３を液晶１１の
入った液晶溜４上に固定する。液晶セル２は第１図に示
すように液晶注入口５を下向きに治具３より飛び出した
形で設置される。液晶１１の入った液晶溜４は真空容器
１の外部動力例えばシリンダ軸６に連結された上下の移
動の可能な軸７上に固定されたテーブル１２上に置かれ
る。軸７は真空シール８されまた排気装置に配管される
排気バルブ９とリークバルブＩＯは記号化して記載して
いる。従来の注入方法について説明すると排気装置によ
り真空容器１内および液晶セルのギャップ内の空気も液
晶注入口５から排気バルブ９を通して排気され減圧され
る。第１図の一点鎖線１３の所まで液晶の液面が来るよ
うに液晶クンク４を上昇させる。

液面下に液晶注入口およびその近傍を浸漬させ、このま
まの状態でリークパルプ１０を徐々にあけ、真空容器内
をリークさせる。液晶セル２内の圧力と、真空容器内圧
力に差が生じ、液晶１１は液晶注入口より液晶セル２内
に注入される。液晶１１の充填された液晶セル２を真空
容器外に取り出す。

というものが知られていた。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上述の従来技術では、液晶注入口５近傍も液晶溜４内に
入るため液晶溜４中の液晶が、浸漬の回数をかされるこ
とによって汚染されてしまい、液晶１１を少々使用した
のみで、液晶を全て交換せねばならないことになってし
まう。液晶工１が高価なため製造コストへはねかえって
しまう。また前述したように、液晶表示素子内に機能素
子が付加される場合、例えば表示画素の１つ１つにスイ
ッチング機能としてトランジスターが形成されている液
晶表示体においては、トランジスターとコモンライン間
のキャパシティとして液晶自体を代用させる場合がある
。このような場合、液晶の比抵抗を保持しなければなら
ない。比抵抗値が下がると、トランジスターがＯＮ状態
になっても、′１゛Ｎ液晶の場合ツイスト状態をホール
ドする時間が短くなってしまい、表示機能を低下させて
しまう。

液晶の比抵抗を下げる最大の要因は、液晶を汚染し液晶
内にイオン化物質を混入させることであった。

そこで本発明はこのような問題点を解決するもので、そ
の目的とするところは、汚染を防止し、且つ高価な液晶
をムダなく効率的に注入できる液晶注入装置を提供する
ところにある。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明の液晶注入装置は、液晶の供給されたシリンダと
、前記シリンダ内径に嵌合するピストンと、液晶セルの
液晶注入口直上に設置される複数個の液晶滴下ノズルと
、前記ピストンとシリンダを相対的に摺動せしめる手段
とからなり、前記シリンダの一端の底部と液晶滴下ノズ
ルは配管により接続され、前記シリンダの他端のシリン
ダ側壁に排気用空孔が設けられていることを特徴とする
。

〔実施例〕

本発明の一実施例について第２図を用いて説明すると真
空容器２１内には、液晶２２の入ったシリンダ２３と、
シリンダー２３と嵌合するピストン２４が設置される０
本実施例では、ピストン２４とシリンダー２３を相対的
に摺動させる手段として、パルスモータ−３２と直結し
たネジ軸３３と係合するナツト３４に連結＄れた摺動軸
３１にシリンダ２３を設置し上下に移動できるようにし
、ピストン２４は固定とした。これは滴下時のシリンダ
内の液面と、ノズル先端の液面の距離が液晶の増減にか
かわらず一定とするためであった。本実施例ではこの液
面は、ノズル先端より常に下であるようにした。シリン
ダ２３の底部には、液晶供給口２５があり、そこより配
管２８されて複数個の液晶滴下ノズル２７に接続されて
いる。液晶セル設置台２９上には複数個の液晶セル３０
が従来とは異なり、水平に設置される。複数個の液晶滴
下ノズル２７は、複数個の液晶セル３０の１つ１つに設
けられた液晶注入口の真上に設けられている。なお排気
系、およびリーク系の配管は省略しである。液晶の注入
方法について述べると、真空容器２１内で空気は排気さ
れ、一定圧力で一定時間保持する。ピストン２４はこの
時にはシリンダ２３に設けた複数個以上の排気用空孔２
６より上部に設置され、シリンダ内の空気も排気される
。

しかるのちパルスモータ３２を駆動させてネジ軸３３を
回転させる。ナツト３４はスラスト方向に進むためナツ
トと連結されている摺動軸３１を上昇させる。シリンダ
２３は摺動軸３１に連結されているため、シリンダ内の
液晶液面を上昇しピストン２４により液晶２２は押され
配管２８内を通り、液晶滴下ノズル２７より滴下される
。配管２８は四フッ化エチレン樹脂のチューブで内径φ
ｌ。

２２ｍｎ＋を使用した。また液晶２２を滴下する時、各
液晶滴下ノズル２７と各液晶パネル３０の液晶注入口と
の距離は０．５〜１．５ｍｍが適当であった。所定量の
液晶２２を滴下させるため、一定距離シリンダ２３が上
昇するようにパルスモータ３２の駆動を制御した。しか
るのちシリンダ２３を下降させると液晶は滴下されない
。この後真空容器２１内を前述したようにスローリーク
させ大気に戻す。

液晶セル３０の中は液晶２２で充填される。

〔発明の効果〕

以上の如く本発明によると、常に液晶供給タンクからの
新しい液晶が供給されており、余剰液晶に液晶セル部と
の接触はなくなり、液晶の比抵抗を下げる汚染がな（な
ったこと、また液晶の液面管理をして、その供給を一定
に保つことにより液晶の使用量を減らすことができた。

さらに、本発明によれば、機能素子の搭載された液晶パ
ネルに液晶の注入が可能になった。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の液晶注入装置の概略図を示す図。 第２図は本発明の液晶注入装置の概略図を示す図。 第２図では本発明にかかわる主要部分を示しており、排
気系リーク系は図示してない。 ｌ・・真空容器　　　２・・液晶セル ３・・治具　　　　　４・・液晶溜 ５・・液晶注入口　　６・・シリンダー軸７・・軸　　
　　　　８・・真空シール９・・排気パルプ　１０・・
リークバルブ１１・・液晶　　　　１２・・テーブル２
１・・真空容器　　２２・・液晶 ２３・・シリンダ　　２４・・ピストン２５・・液晶供
給口　２６・・排気用空孔２７・・液晶滴下ノズル　２
８・・配管２９・・液晶セル設置台　３０・・液晶セル
３Ｉ・・軸　　　　　３２・・パルスモータ３３・・ネ
ジ軸　　　３４・・ナツト ３５・・ベローズ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 液晶の供給されたシリンダと、前記シリンダ内径に嵌合
   するピストンと、液晶セルの液晶注入口直上に設置され
   る複数個の液晶滴下ノズルと、前記ピストンとシリンダ
   を相対的に摺動せしめる手段とかなり、前記シリンダの
   一端の底部と液晶滴下ノズルは配管により接続され、前
   記シリンダの他端のシリンダ側壁に排気用空孔が設けら
   れていることを特徴とする液晶注入装置。