JPS63270371A - 導電性タイルの製造方法 - Google Patents
導電性タイルの製造方法Info
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- JPS63270371A JPS63270371A JP10259687A JP10259687A JPS63270371A JP S63270371 A JPS63270371 A JP S63270371A JP 10259687 A JP10259687 A JP 10259687A JP 10259687 A JP10259687 A JP 10259687A JP S63270371 A JPS63270371 A JP S63270371A
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Landscapes
- Glass Compositions (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この発明は表面の釉か導電性を有するタイルの製造方法
に関し、詳しくは軸中に含有される導電性付与物質とし
ての酸化錫を賦活して導電性を発揮させるアンチモン化
合物等賦活剤の添加形態に特徴を有する導電性タイルの
製造方法に関する。
に関し、詳しくは軸中に含有される導電性付与物質とし
ての酸化錫を賦活して導電性を発揮させるアンチモン化
合物等賦活剤の添加形態に特徴を有する導電性タイルの
製造方法に関する。
(従来の技術)
内装材、外装材、床材等として用いられるタイルの一種
に、表面の釉に導電性が付与されたものがある。この導
電性タイルは、半導体工場、コンピューター室その他静
電気を嫌う建物、室等用に開発されたものである。
に、表面の釉に導電性が付与されたものがある。この導
電性タイルは、半導体工場、コンピューター室その他静
電気を嫌う建物、室等用に開発されたものである。
タイル表面の釉に導電性を与える方法として従来用いら
れている方法は、基礎釉薬原料中に導電性付与物質とし
ての酸化錫原料とアンチモン化合物(三酸化アンチモン
又は五酸化アンチモン)等賦活剤をそれぞれ単独で添加
し、或いは両者を予め混合φ仮焼したものを添加し、そ
してこれをタイル素地表面に施釉して焼成するものであ
る。その−例が特開昭60−246282号に開示され
ている。
れている方法は、基礎釉薬原料中に導電性付与物質とし
ての酸化錫原料とアンチモン化合物(三酸化アンチモン
又は五酸化アンチモン)等賦活剤をそれぞれ単独で添加
し、或いは両者を予め混合φ仮焼したものを添加し、そ
してこれをタイル素地表面に施釉して焼成するものであ
る。その−例が特開昭60−246282号に開示され
ている。
(発明が解決しようとする問題点)
しかしながら、従来このような方法で得られるタイル表
面の釉はその色が濃色且つ単調であり、顔料添加などに
よって他の様々な色に着色することが困難なものであっ
た。施釉タイルの特長は釉の持つ独特な美観にあり、従
って単調な色の釉しか得られないのではタイルの持つ特
長が減殺される。
面の釉はその色が濃色且つ単調であり、顔料添加などに
よって他の様々な色に着色することが困難なものであっ
た。施釉タイルの特長は釉の持つ独特な美観にあり、従
って単調な色の釉しか得られないのではタイルの持つ特
長が減殺される。
(問題点を解決するための手段)
本発明はこのような問題点を解決するためになされたも
のであり、その要旨は、釉薬原料中に導電性付与物質と
しての酸化錫と、酸化錫結晶中に賦活成分を固溶させて
電子の過不足を生せしめることにより導電性を発揮させ
るアンチモン化合物等賦活剤を含有させるに際して、該
賦活剤をフリットの形態で釉薬原料中に添加し、その釉
薬原料をタイル素地の表面に施釉して焼成することにあ
る。
のであり、その要旨は、釉薬原料中に導電性付与物質と
しての酸化錫と、酸化錫結晶中に賦活成分を固溶させて
電子の過不足を生せしめることにより導電性を発揮させ
るアンチモン化合物等賦活剤を含有させるに際して、該
賦活剤をフリットの形態で釉薬原料中に添加し、その釉
薬原料をタイル素地の表面に施釉して焼成することにあ
る。
かかる本発明は次の事実の発見に基づいて完成されたも
のである。即ち本発明者は、導電性付与物質としての酸
化錫とアンチモン化合物(二酸化アンチモン又は五酸化
アンチモン)とをそれぞれ単独で基礎釉薬原料中に添加
して焼成すると、アンチモン化合物が焼成中に一部揮発
して釉組成物中から抜は出し、そしてこれが釉中にピン
ホールを生成して釉表面を荒らすことに気付き、そこで
アンチモン化合物を予めフリット化しておいて釉薬原料
中に含有させる着想を得た0例えば三酸化アンチモンは
、第1図に示すように焼成時の加熱gfflが多くて1
100℃くらいで相当量が揮発して逃げて行き、そのと
きの気泡が溶融状態にある釉の中に残ってピンホールを
生ぜしめるのである。一方、フリットは原料を高温で溶
融させた後冷却してガラス化し、更に細粉化したもので
あるから、アンチモン化合物をフリット化すればその過
程で揮発し易いもの(フリット中に固溶しきれないもの
)は揮発してしまう、従ってアンチモン化合物をこのよ
うなフリット形態としておいて釉薬原料中に添加すれば
、焼成時におけるアンチモン化合物の揮発を抑制でき、
従ってピンホールの発生を抑えて釉の表面状態を良くす
ることができると考えたのである。
のである。即ち本発明者は、導電性付与物質としての酸
化錫とアンチモン化合物(二酸化アンチモン又は五酸化
アンチモン)とをそれぞれ単独で基礎釉薬原料中に添加
して焼成すると、アンチモン化合物が焼成中に一部揮発
して釉組成物中から抜は出し、そしてこれが釉中にピン
ホールを生成して釉表面を荒らすことに気付き、そこで
アンチモン化合物を予めフリット化しておいて釉薬原料
中に含有させる着想を得た0例えば三酸化アンチモンは
、第1図に示すように焼成時の加熱gfflが多くて1
100℃くらいで相当量が揮発して逃げて行き、そのと
きの気泡が溶融状態にある釉の中に残ってピンホールを
生ぜしめるのである。一方、フリットは原料を高温で溶
融させた後冷却してガラス化し、更に細粉化したもので
あるから、アンチモン化合物をフリット化すればその過
程で揮発し易いもの(フリット中に固溶しきれないもの
)は揮発してしまう、従ってアンチモン化合物をこのよ
うなフリット形態としておいて釉薬原料中に添加すれば
、焼成時におけるアンチモン化合物の揮発を抑制でき、
従ってピンホールの発生を抑えて釉の表面状態を良くす
ることができると考えたのである。
ところが実際にアンチモン化合物をフリット化しておい
て基礎釉薬原料中に添加し、そしてこれを焼成すると、
生成した釉の色が従来のそれと異なって淡い色となって
いた。
て基礎釉薬原料中に添加し、そしてこれを焼成すると、
生成した釉の色が従来のそれと異なって淡い色となって
いた。
本発明はこのような事実の発見に基づいてなされたもの
であり、これを淡色軸のタイルを製造するための方法と
して確立したものである。而してかかる本発明により、
導電性については従来と同じで色のみが淡色の釉を得る
ことかできるようになり、従って釉薬原料中に顔料を添
加するなどして釉の色を様々に着色・展開して行くこと
が可能となった。
であり、これを淡色軸のタイルを製造するための方法と
して確立したものである。而してかかる本発明により、
導電性については従来と同じで色のみが淡色の釉を得る
ことかできるようになり、従って釉薬原料中に顔料を添
加するなどして釉の色を様々に着色・展開して行くこと
が可能となった。
上記のように本発明は各種試験過程における事実の発見
に基づいて完成されたものであり、その具体的な作用・
機構にフいては解っていない、ただ一つの推察として次
のことが考えられる。
に基づいて完成されたものであり、その具体的な作用・
機構にフいては解っていない、ただ一つの推察として次
のことが考えられる。
酸化錫及びアンチモン化合物を含む釉薬が焼成によって
導電性を発揮するのは次のような理由による。即ち酸化
錫はそのままでは導電性を示さない白色の物質であるが
、これにアンチモン化合物を加えて加熱すると、酸化錫
の結晶格子中にアンチモンイオンが固溶してSn’イオ
ンの一部が価数の異なるsb″′又はSb5イオンにて
置き替わり、これによって電子の過不足が生じて電子導
電性が生じるようになるのである。
導電性を発揮するのは次のような理由による。即ち酸化
錫はそのままでは導電性を示さない白色の物質であるが
、これにアンチモン化合物を加えて加熱すると、酸化錫
の結晶格子中にアンチモンイオンが固溶してSn’イオ
ンの一部が価数の異なるsb″′又はSb5イオンにて
置き替わり、これによって電子の過不足が生じて電子導
電性が生じるようになるのである。
而して従来の方法1例えば酸化錫とアンチモン化合物と
を夫々粒子の形で単独に添加して焼成する方法にあって
は、焼成の際に一部揮発せずに残っているアンチモン化
合物が酸化錫と反応して半導性の酸化錫となって釉ガラ
ス中に分散して行き、以て導電性(厳密には半導性)を
示すようになる。他方酸化錫とアンチモン化合物とを粒
子の形で予め混合して仮焼したものを釉薬原料中に加え
る方法にあってζ大、その仮焼の際に既にアンチモンが
固溶した状態の半導性酸化錫粒子が焼成時に釉ガラス中
に分散して行き導電性を示すようになる。そして前者の
方法においては、前述したように焼成の際にアンチモン
化合物か揮発して(1000〜1100℃の温度領域)
ピンホールを発生する不具合を生じたり、基礎釉薬原料
自体の組成を、揮発するアンチモン化合物を釉の系外に
逃がし易くする組成としなければならなくなってその組
成を幅広く選ぶことができなくなるなど不具合を生じる
外、焼成後の釉の色が青味の強い色に吊色する問題を生
じるのである。また後者の方法にあっては釉組成として
幅広い組成を選ぶことは可能であるが、前者の場合と同
様に釉の色が濃い青色となる。
を夫々粒子の形で単独に添加して焼成する方法にあって
は、焼成の際に一部揮発せずに残っているアンチモン化
合物が酸化錫と反応して半導性の酸化錫となって釉ガラ
ス中に分散して行き、以て導電性(厳密には半導性)を
示すようになる。他方酸化錫とアンチモン化合物とを粒
子の形で予め混合して仮焼したものを釉薬原料中に加え
る方法にあってζ大、その仮焼の際に既にアンチモンが
固溶した状態の半導性酸化錫粒子が焼成時に釉ガラス中
に分散して行き導電性を示すようになる。そして前者の
方法においては、前述したように焼成の際にアンチモン
化合物か揮発して(1000〜1100℃の温度領域)
ピンホールを発生する不具合を生じたり、基礎釉薬原料
自体の組成を、揮発するアンチモン化合物を釉の系外に
逃がし易くする組成としなければならなくなってその組
成を幅広く選ぶことができなくなるなど不具合を生じる
外、焼成後の釉の色が青味の強い色に吊色する問題を生
じるのである。また後者の方法にあっては釉組成として
幅広い組成を選ぶことは可能であるが、前者の場合と同
様に釉の色が濃い青色となる。
これに対し、未決に従ってアンチモン化合物を予めフリ
ット化しておいた場合には、アンチモンがSb3+又は
Sb5+の形でフリット中に固溶しており、しかもフリ
ットは焼成時に他の原料粒子よりも早期に溶融して酸化
錫表面を被覆するため、酸化錫粒子との界面におけるア
ンチモンイオンの固溶が促進されて、酸化錫粒子周辺に
Sn’十及びSb3+又はSb5+イオンの濃度が密な
電導ガラス相が形成され、これが釉に導電性をもたらす
ものと考えられる。また釉の色が淡い色となるのは、ア
ンチモン化合物をフリット形態とすることによってかか
るアンチモン化合物が乳白剤として作用するようになり
、これが導電性酸化錫の青色呈色を隠蔽するようになる
ものと考えられる。但しこれらはあくまで推論であって
実証されたものではない。
ット化しておいた場合には、アンチモンがSb3+又は
Sb5+の形でフリット中に固溶しており、しかもフリ
ットは焼成時に他の原料粒子よりも早期に溶融して酸化
錫表面を被覆するため、酸化錫粒子との界面におけるア
ンチモンイオンの固溶が促進されて、酸化錫粒子周辺に
Sn’十及びSb3+又はSb5+イオンの濃度が密な
電導ガラス相が形成され、これが釉に導電性をもたらす
ものと考えられる。また釉の色が淡い色となるのは、ア
ンチモン化合物をフリット形態とすることによってかか
るアンチモン化合物が乳白剤として作用するようになり
、これが導電性酸化錫の青色呈色を隠蔽するようになる
ものと考えられる。但しこれらはあくまで推論であって
実証されたものではない。
かかる本発明は様々なタイルに対して適用することが可
能であり、その大きさ、材質、厚さ等は同等限定されな
い。
能であり、その大きさ、材質、厚さ等は同等限定されな
い。
また本発明は導電性付与物質として酸化錫を用いるもの
であるが、賦活物質としては上記アンチモンの他、バナ
ジウム、タングステン、ニオブ等を用いることも可能で
ある。
であるが、賦活物質としては上記アンチモンの他、バナ
ジウム、タングステン、ニオブ等を用いることも可能で
ある。
(実施例)
次に本発明をより明確にすべく、以下その実施例につい
て説明する。但し本発明はこれら実施例にのみ限定され
るものでないことはもとよりである。
て説明する。但し本発明はこれら実施例にのみ限定され
るものでないことはもとよりである。
第1表に示す組成のフリクト1〜4を用意し、これを用
いて第2表に示す組成の釉薬No、 1〜No、16を
調合した。これを所定のタイル素地の表面に施釉して焼
成し、その表面抵抗率を測定した。また併せて釉表面の
面状と色とを観察した。
いて第2表に示す組成の釉薬No、 1〜No、16を
調合した。これを所定のタイル素地の表面に施釉して焼
成し、その表面抵抗率を測定した。また併せて釉表面の
面状と色とを観察した。
結果を第2表の下欄と第3表及び第2図に示す。
第2表に示しているように、床法に従って得られた釉の
表面抵抗率は゛配合の相違によって変化があるものの、
従来法によって得られるものとほぼ同じであった(従来
は106〜107オーダー)、また焼成後の釉の面状は
ピンホールもなく平滑な面状を成しており、その色はN
o、l〜12については淡い青色を成していた。このた
め各種の顔料を添加したNo、13〜16(これらはN
o、8の配合と比べて顔料の有無のみが違っている)に
ついては何れも奇麗な色に着色されていた。第2図はそ
の色をカラーマシンで測定して数値的に示したものであ
る。尚、カラーマシンは光源としてC光源を用いた。ま
た第2図中横軸は波長を、縦軸は分光反射率を示してい
る。
表面抵抗率は゛配合の相違によって変化があるものの、
従来法によって得られるものとほぼ同じであった(従来
は106〜107オーダー)、また焼成後の釉の面状は
ピンホールもなく平滑な面状を成しており、その色はN
o、l〜12については淡い青色を成していた。このた
め各種の顔料を添加したNo、13〜16(これらはN
o、8の配合と比べて顔料の有無のみが違っている)に
ついては何れも奇麗な色に着色されていた。第2図はそ
の色をカラーマシンで測定して数値的に示したものであ
る。尚、カラーマシンは光源としてC光源を用いた。ま
た第2図中横軸は波長を、縦軸は分光反射率を示してい
る。
第3表 焼成後の釉の面状
m 2 図(イ)においてAは本例のものについての′
A11I定結果を、aは従来品の測定結果を示しており
、この図から本例のものは光の反射率が高く、色が淡色
であることが解る。また同図(0)〜(、t)のB、C
,D、EはAをベースとして黄系。
A11I定結果を、aは従来品の測定結果を示しており
、この図から本例のものは光の反射率が高く、色が淡色
であることが解る。また同図(0)〜(、t)のB、C
,D、EはAをベースとして黄系。
線系、茶系、灰色系の各顔料を添加したときの釉の反射
率であり、何れもAとは異なったパターンの曲線となっ
ていてそれぞれ黄、緑、茶、灰系統色特有の光の反射曲
線となっている。
率であり、何れもAとは異なったパターンの曲線となっ
ていてそれぞれ黄、緑、茶、灰系統色特有の光の反射曲
線となっている。
(発明の効果)
以上詳述したように、本発明は導電性付与物質としての
酸化錫を活性化する賦活剤を予めフリット化しておいて
、これをフリット形態で釉薬原料中に含有させるように
したものである。
酸化錫を活性化する賦活剤を予めフリット化しておいて
、これをフリット形態で釉薬原料中に含有させるように
したものである。
これにより従来と同等の導電性を確保しつつ、釉の色を
淡色化することができ、従って釉を様々な色に着色する
ことが可能となって、施釉タイルの持つ特長を十分に発
揮できるようになるなど優れた効果が生ずる。
淡色化することができ、従って釉を様々な色に着色する
ことが可能となって、施釉タイルの持つ特長を十分に発
揮できるようになるなど優れた効果が生ずる。
第1図は本発明においてドーパントの一例として用いら
れる二酸化アンチモンの加熱減量を示す図である。第2
図(イ)〜(、t)は本発明に従って形成された釉のカ
ラーマシンによる測定結果を示す図である。 特許出願人 株式会社 イナックス第1図 二酸化アンチモンの加熱減量特性 第2図 (う)
れる二酸化アンチモンの加熱減量を示す図である。第2
図(イ)〜(、t)は本発明に従って形成された釉のカ
ラーマシンによる測定結果を示す図である。 特許出願人 株式会社 イナックス第1図 二酸化アンチモンの加熱減量特性 第2図 (う)
Claims (1)
- 釉薬原料中に導電性付与物質としての酸化錫と、酸化錫
結晶中に賦活成分を固溶させて電子の過不足を生ぜしめ
ることにより導電性を発揮させるアンチモン化合物等賦
活剤を含有させるに際して、該賦活剤をフリットの形態
で釉薬原料中に添加し、その釉薬原料をタイル素地の表
面に施釉して焼成することを特徴とする導電性タイルの
製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10259687A JPS63270371A (ja) | 1987-04-24 | 1987-04-24 | 導電性タイルの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10259687A JPS63270371A (ja) | 1987-04-24 | 1987-04-24 | 導電性タイルの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63270371A true JPS63270371A (ja) | 1988-11-08 |
JPH03349B2 JPH03349B2 (ja) | 1991-01-07 |
Family
ID=14331618
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10259687A Granted JPS63270371A (ja) | 1987-04-24 | 1987-04-24 | 導電性タイルの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63270371A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999045571A3 (es) * | 1998-03-05 | 1999-11-25 | Colorobbia Espana Sa | Frita dopante adecuada para la fabricacion de esmaltes ceramicos conductores |
-
1987
- 1987-04-24 JP JP10259687A patent/JPS63270371A/ja active Granted
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999045571A3 (es) * | 1998-03-05 | 1999-11-25 | Colorobbia Espana Sa | Frita dopante adecuada para la fabricacion de esmaltes ceramicos conductores |
ES2143402A1 (es) * | 1998-03-05 | 2000-05-01 | Colorobbia Espana Sa | Frita dopante adecuada para la fabricacion de esmaltes ceramicos conductores. |
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Publication number | Publication date |
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JPH03349B2 (ja) | 1991-01-07 |
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