JPS63269970A - 食品、薬品の耐酵素、防湿コ−テイング方法 - Google Patents

食品、薬品の耐酵素、防湿コ−テイング方法

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JPS63269970A
JPS63269970A JP10397587A JP10397587A JPS63269970A JP S63269970 A JPS63269970 A JP S63269970A JP 10397587 A JP10397587 A JP 10397587A JP 10397587 A JP10397587 A JP 10397587A JP S63269970 A JPS63269970 A JP S63269970A
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JP
Japan
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coating
lanolin
shellac
foods
product
Prior art date
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Pending
Application number
JP10397587A
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English (en)
Inventor
Ryutaro Fukazawa
深沢 立太郎
Susumu Kodama
児玉 進
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiwa Kasei Co Ltd
Original Assignee
Seiwa Kasei Co Ltd
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  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、食品及び薬品の耐酵素及び防湿の為のコーテ
ィング方法に関するものであり。
高吸湿性及び/又は酵素に侵され易い食品又は薬品の保
護に関するものである。
[従来の技術] 従来、医薬品のような薬品類をコーティングする場合の
コーティング材料としては、シェラツク、ヒドロキシプ
ロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロー
スフタレート、セルロースアセテートフタレート、セル
ロースアセチルフタレート、セルロースアセチルサクシ
ネート、スターチアセチルフタレート、スチロールマレ
イン酸コポリマー。
メチルアクリレートメトアクリル酸ポリマー、メチルメ
タクリレートメタクリックエステルポリマー、油脂、ワ
ックス、脂肪酸、界面活性剤(モノグリセライド、ソル
ビタンエステル、その他)等が使用されているが、エン
テリツク効果を目的としているものが多く、pHの変化
や酵素にたいしての安定性は充分とは言えなかった。ま
た上記の物質の多くは食品温加物には含まれておらず、
その為食品への適用は出来なかった。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明者等の一人は耐酵素性を有し防湿性にも優れた食
品のコーティング法に関し先に成した発明について、特
願昭61−151999号に開示したが、これはアスコ
ルビン酸ステアリン酸エステルを使用するものであり、
コーティング材料としての性質は極めて優れたものを有
しているがコストが高いため商業的には被覆対象が限定
されがちになる。
そこで、酵素に対して抵抗性があり防湿性に優れ且つ低
コストで安全性の高いコーティング剤の開発が望まれた
[問題点を解決するための手段] 本発明者等は、食品や薬品類に対するコーティング方法
について長年にわたり鋭意研究を重ねていたが、シェラ
ツク及びラノリン分解物を併用するすることによって、
広いpH領域で安定であり、酵素による破壊に対しても
抵抗性があり、且つ低コストで食品に適用しても安全性
の高いコーティングが出来ることを見出して本発明を完
成した。
ラノリン分解物であるラノリンアルコール、ラノリン脂
肪酸及びスチロール類は通常では酵素によって分解され
難いが、アルカリ領域で軟弱化する性質があり、また、
それらを単独にコーティング剤として使用した場合には
ピンホールが出来やすく良好なコーティングが得られず
、被コーテイング物質が溶出するという欠点を有してい
る。また、シェラツクは、コーティング剤として使用し
た場合、コーティング直後はやや親水性に富み剥離しや
すいという欠点があり、且つコーテイング後経時的に徐
々に重合変質して軟化点以上に加熱しても最早溶解しな
いように変化してしまう性質がある。このように両者夫
々単独ではコーティング剤としては大きい欠点を有して
いるが、この両者を併用すると意外にも相補的に欠点を
抑え優れたコーティング剤となった6 即ち、本発明の特徴とするところは、食品、薬品をコー
ティングするにあたりコーティング剤としてシェラツク
及びラノリン分解物を含む混合物を使用することにある
本発明のコーティング方法は、コーティング剤としてシ
ェラツクとラノリン分解物とを含む混合物を使用し、常
法によってコーティングすることにより容易に実施する
ことが出来る。例えば、シェラツク及びラノリン分解物
を含む混合物を適当な溶媒例えばアルコール等に溶解し
、通常のコーティングパンを使用して被コーテイング物
質と混ぜ、乾燥することによってコーティングできる。
[作用] 本発明に係るコーティング剤は何れも天然物より抽出精
製される原材料を使用しているので、薬品のみならず食
品の領域にたいして広く使用することが出来るので、そ
の用途は広範である。本発明のコーティング方法の対象
として特にその効果を認識させるものとしては、特に吸
湿性を問題とする例として、インスタントコーヒー、イ
ンスタントティー、インスタント食品に使用される粉末
水飴、蜂蜜、味噌、肉エキス、野菜エキス、食塩等粉末
状態で吸湿性の高い食品、及び多孔質であるため一般的
に吸湿性の高い凍結真空乾燥食品等があり、グルコノデ
ルタラクトン、グルコン酸、乳糖、塩化カルシウム、塩
化マグネシウム、チアミン塩酸塩、シフロバルビタール
等の薬品類が挙げられ、また耐酵素性を必要とする例と
して、近時味噌、醤油、酒粕、麹、動物内臓の旨味成分
を増強するために添加される調味料である鰹節エキス、
昆布エキス、椎茸エキス、肉エキス等があり、食品添加
物として同じ目的に使用される5′−リボヌクレオタイ
ド類、グルタミン酸ナトリウム等が挙げられる。これら
の調味料や添加物は、いずれも醗酵食品の旨味を増すた
めに添加するものであるが、そのまま加えたのでは保存
中に該食品中に含まれる酵素によって変化を受は旨味が
失われるのであるが、本発明によってコーティングされ
た添加物等は保存中は被覆剤によって保護されているの
で安定であり、喫食時加温による被覆剤の除去によって
はじめて露出するので長期保存にたいしても旨味成分が
損失されることはない。
[実施例] 次に実施例及び試験例を挙げて本月名を具体的に説明す
るが本発明はこれによって限定されるものではない。
実施例1 着色球状糖 小型のコーティングパンに着色球状糖(カラーノンバレ
ル、フロイント産業社製)50kgをいれ、シェラツク
(乾燥透明臼ラック、日本シェラツク社製)32%エタ
ノール溶液2、5fl  (ラッグレーズ32E、日本
シェラツク社製)を75℃に加温して加え、これに80
℃に加温したスチロールを含む粗ラノリンアルコール3
kgを加え、5分間送風せずに高速回転させて均一化し
た後、低速回転しつつ80℃のエアーを送風した。3時
間後カラーノンバレルが完全に乾燥したのち、その10
0gをとり水IQ中に投じた。24時間後アンスロン法
で糖の溶出を試験したが、糖の溶出はまったく見られず
、また色素の溶出もなかった。他方コーティングしない
カラーノンバレルは水に浸漬されると同時に溶解し、1
分間後には球状体は消失した。
また、上記と全く同様の方法によって、カラーノンバレ
ル50kgをラッグレーズ32E2.5Q単独でコーテ
ィングした対照区、及び粗ラノリンアルコールー単独で
コーティングした対照区では夫々約1時間後及び約2時
間後にまず色素が溶出しはじめ、約5時間及び約6時間
後に球状体が徐々に小さくなり24時間後にはほぼ完全
に球状体は消失した。
実施例2 調味料 シェラツク(前出)210gを軟化点である75℃に加
熱後、あらかじめ80℃に加熱されたラノリン脂肪酸7
90g (吉川製油社製)を混和、均一化した後固化さ
せ凍結粉砕処理を行い微粉化してコーティング剤として
コーティング処理に用いる。
遠心流動型コーティング造粒装置(フロイント産業社製
)を使用し、バインダーとして10100Oの50%液
糖を用いて、40〜50メツシユのグルタミン酸ナトリ
ウム20kg(武田薬品工業社製)を5′−イノシン酸
二ナトリウム2kgで被覆造粒したもの22゜5kgを
用いて被コーテイング原料とした。この5kgをとりコ
ーティングパンにいれ、前記コーティング剤300gを
加えて室温で3時間攪拌してコーティングしたものをA
とする。
また、被コーテイング原料5kgをコーティングパンに
いれラッグレーズ32 E l 97 m Qでスプレ
ーコーティング(室温で送風乾燥)したものをBとした
。この場合は、シェラツクそのままではコーティング出
来ないのでエタノール溶液を使用した。また、同様に被
コーテイング原料5kgをコーティングパンにいれラノ
リン脂肪酸の凍結粉砕品237g (吉川製油社製)で
コーティングしたものをCとした。そしてコーティング
しないものをDとした。上記A−Dの各々を次のような
溶出試験に付した。市販の味噌(信州−味噌、宮坂醸造
株式会社)50gをとり水で500mQに希釈し均一化
したものを夫々100mQづつに分け、それにA−Dの
試料をいれた。残った味噌液100mQをEとした。以
上の5検体を37°Cでインキュベーションし、経口的
に高速液体クロマトグラフィーによってA〜Eの味噌液
中に溶出した5′−イノシン酸の量を測定した。高速液
体クロマトグラフィーの測定条件は以下の通りであり、
またその結果を溶出率で示したものが第1表である。
条件 ポンプ: 510,590型(ミリポア製)カラム: 
Zorbax ODS 4’、6mm X 15an 
(デュポン社製) 溶出液:A液 1%トリエチルアミン−リン酸溶液(p
 H6,7) B液 メタノール グラジェント: グラジェントコントローラー680 (ミリボア製) イニシャル:A液100% ファイナル:A液 94% 液量:0.8耐/min グラジエント二0.5%/win 第 1 表 (溶出率%) [発明の効果] 食品及び薬品のコーティング剤としてシェラツク及びラ
ノリン分解物を併用することによって、上記被コーテイ
ング原料に高い耐酵素性及び防湿性を付与することがで
き、これは酵素分解を受けやすい食品や薬品、或いは吸
湿性の高い食品や薬品の長期保存に極めて有効である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、シェラック及びラノリン分解物を含む混合物を用い
    てコーティングすることを特徴とする食品、薬品、の耐
    酵素、防湿コーティング方法。 2、ラノリン分解物が鹸化分解処理後の不鹸化物及び鹸
    化物の一種又は二種以上である特許請求の範囲第一項記
    載のコーティング方法。 3、不鹸化物がラノリンアルコール及び/又はスチロー
    ルを含有する特許請求の範囲第一項及び第二項記載のコ
    ーティング方法。 4、鹸化物がラノリン脂肪酸である特許請求の範囲第一
    項及び第二項記載のコーティング方法。
JP10397587A 1987-04-27 1987-04-27 食品、薬品の耐酵素、防湿コ−テイング方法 Pending JPS63269970A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005094610A1 (en) * 2004-03-26 2005-10-13 The Procter & Gamble Company Stable coating agent comprising sterol
WO2022020308A3 (en) * 2020-07-20 2022-02-24 Mantrose-Haeuser Co., Inc. Food grade coating for edible moisture-sensitive particulates

Cited By (3)

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JP2007530585A (ja) * 2004-03-26 2007-11-01 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー ステロールを含む安定したコーティング剤
WO2022020308A3 (en) * 2020-07-20 2022-02-24 Mantrose-Haeuser Co., Inc. Food grade coating for edible moisture-sensitive particulates

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