JPS6326880Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6326880Y2
JPS6326880Y2 JP1982157332U JP15733282U JPS6326880Y2 JP S6326880 Y2 JPS6326880 Y2 JP S6326880Y2 JP 1982157332 U JP1982157332 U JP 1982157332U JP 15733282 U JP15733282 U JP 15733282U JP S6326880 Y2 JPS6326880 Y2 JP S6326880Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
audio signal
amplifier
signal
voice
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1982157332U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5960700U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1982157332U priority Critical patent/JPS5960700U/ja
Publication of JPS5960700U publication Critical patent/JPS5960700U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6326880Y2 publication Critical patent/JPS6326880Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、マイクでピツクアツプされた音声信
号について音声認識を行なう音声認識装置に関す
るものである。
この種の装置は音声を情報信号に交換すること
が可能であり、従つて各種装置に対する指令発生
器として極めて好適であり、この種の装置では、
マイクでピツクアツプされた音声信号が増幅回路
にて増幅され、増幅された音声信号がAD変換回
路にてAD変換され、デジタル化された音声信号
にて音声認識回路で音声認識が行なわれている。
このため、従来においては、背景雑音が変化し
あるいは話者による発生音量の変化を吸収するた
めに、AGC(自動利得制御)回路によつて音声信
号の利得を制御し、増幅回路の増幅度を音声信号
の出力に応じて変更するようにしている。これに
よれば、増幅回路の出力レベルを常に一定とする
ことができる。
ところが、増幅回路は、その増幅度が音声信号
の最高出力時に飽和しない範囲の最大値に設定さ
れているため、話者の音量が低い場合には音声信
号のダイナミツクレンジを充分に取ることができ
ず、その結果音声認識の率が低下するという問題
が生じていた。
また従来では、背景雑音のレベルが音声を切り
出すレベル(スレツシユホールドレベル)を越え
るほど高く音声を取り込めない状態となつて認識
率が低くなることを防止するために増幅回路の増
幅度を下げ、相対的に騒音レベルを低減してい
た。
然しながら、この様に増幅回路のゲインが下げ
られると、話者の音声レベル自体も低く抑制され
るので、音声信号のダイナミツクレンジを十分に
取ることができず、このため第1図に示される様
にこの場合も認識率が低下するという問題が生じ
ていた。
本考案は上記従来の課題に鑑みて為されたもの
であり、その目的は音声認識率を向上させること
が可能な音声認識装置を提供することにある。
本考案に係る音声認識装置は、マイクでピツク
アツプされた音声信号を増幅するアンプと、アン
プで増幅された音声信号を平均化処理する平均化
処理回路と、平均化処理された音声信号に基づい
てアンプの増幅度を制御するAGC回路と、増幅
された音声信号をAD変換するAD変換回路と、
AD変換された音声信号にて音声認識を行なう音
声認識回路と、を有している。
本考案において、アンプで増幅された音声信号
はまず平均化回路へと供給される。平均化回路で
は、音声信号の平均値を求め、この平均値音声信
号をAGC回路へと供給する。ここで、平均値化
された音声信号によつて利得を制御すると、音声
のような単発的な音には影響されず、雑音等定常
的な信号のみで利得が制御されることになり、音
声信号を飽和しない最大値まで、出力レベルを上
げることができる。
なお、雑音が音声を切り出すレベルを越えた場
合は、通常は音声自体のレベルも上がるので(例
えば、騒音の中での会話は大きな声で会話するの
が一般的である。)、音声と雑音との間で相対的な
変化はほとんどなく問題はない。
以下図面に基づいて本考案の好適な実施例を説
明する。
第2図において、マイク10でピツクアツプさ
れた音声信号100(背景雑音を含む)は増幅回
路12にて増幅されており、このとき増幅回路1
2はプリエンフアシスを行なつてその高音部を強
調することができる。
増幅回路12から出力された音声信号102は
フイルタバンク14に供給されており、本実施例
ではこのフイルタバンク14はアクテイブフイル
タとスムージング回路の直列回路を8チヤンネル
有しており、音声信号102を周波数分折するこ
とが可能である。
さらにマルチプレクサ16には周波数分折され
た音声信号104が順次選択供給され、そのマル
チプレクサ出力106はAD変換回路18でデジ
タル信号とされて音声認識回路20内のCPU2
2に取り込まれる。
上記CPU22にはデータバス200、アドレ
スバス202を介してROM24、RAM26が
接続されており、またデータバス200を介して
マツチング演算回路28が接続されている。さら
にCPU22にはデータバス200、アドレスバ
ス202を介して操作制御−認識信号出力回路3
0が接続されており、該回路30には操作−表示
回路32や各種電気負荷、例えばエアコン、ラジ
オ、パワーウインドウなど、が接続されている。
前述した様に本考案は出力される音声信号10
2が飽和しない範囲の最大値にその増幅度を音声
信号100のレベルに応じて自動的に変化させる
様に増幅回路12が構成されており、このため、
本実施例の増幅回路12は以下の様に構成されて
いる。
第3図において、増幅回路12は音声信号10
0を増幅するアンプ34を有しており、その増幅
出力102は平均化処理回路36で平均された後
AGC回路38に供給されている。このAGC回路
38は平均化処理回路36にて平均化処理された
音声信号102に応じてアンプ34の増幅度を制
御し、音声信号102が飽和しない範囲の最大値
にアンプ34の増幅度を音声信号100のレベル
に応じて自動的に変化させることが可能である。
また、平均化処理回路36の入出力間に登録用操
作スイツチ40が接続されており、オフ状態(第
1の位置)では、音声信号が前記平均化処理回路
36を介してAGC回路38へと至るようになつ
ている。ここで、音声登録時にはこの登録用操作
スイツチ40はオン状態(第2の位置)とされ、
アンプ34で増幅された音声信号102をAGC
回路38へ直接供給することが可能となつてい
る。
本考案の好適な実施例は以上の構成から成り、
以下その作用を説明する。
音声の登録が行なわれる場合には、登録用操作
スイツチ40がオン操作されてマイク10に最初
の音声(増幅回路12の増幅度を最初に設定する
ために用いられるもので、例えば「登録開始」)
が入力される。このとき登録用操作スイツチ40
がオンされているので音声信号102が平均化処
理回路36をバイパスしてAGC回路38に与え
られ、その結果アンプ34の増幅度がAGC回路
38によつて飽和しない最大の値に設定される。
この様にして音声の登録語、入力音声がマイク
10に与えられて増幅回路12で増幅されると、
それらの音声信号102がフイルタバンク14に
供給され、フイルタバンク14は音声信号102
について周波数分折を行ない、フイルタバンク1
4で周波数分折された音声信号104はマルチプ
レクサ16、AD変換回路18を介してデジタル
音声信号106としてCPU22に取り込まれる。
上記CPU22は、音声信号106を所定間隔
(例えば20ms)ごとに取り込みながら正規化を行
なう。この信号106の取り込みは、所定長の無
音部が続きかつフイルタバンク14の各フイルタ
から出力された音声信号104の総和が所定値
(スレツシユホールドレベル)以上になつたとき
に開始され、所定長の無音部が続いたときに終了
される。
この様にしてCPU22に音声信号106が取
り込まれるが、このうち登録語が取り込まれる際
には操作−表示回路32から登録指令が与えられ
ており、その指令によりCPU22に取り込まれ
た登録語は登録パターンエリアに格納される。
また音声認識時にはCPU22に取り込まれて
正規化された音声信号106の音声パターンと登
録後の音声パターンとのパターンマツチングが行
なわれ、最も類似している登録パターンが選択さ
れて入力された音声パターンの識別が行なわれ
る。なおこのパターンマツチングのための演算に
はマツチング演算回路28が利用されている。
そして選択された音声パターンは操作制御−認
識信号出力回路30を介して操作−表示回路32
や各種電気負荷に与えられ、該操作−表示回路3
2にて表示が行なわれ、また電気負荷の駆動が行
なわれる。
さて前述した様に本実施例では登録時の初回の
発声音に対してのみ平均化処理回路36が登録用
操作スイツチ40にてバイパスされるが、その後
は該スイツチ40がオフとされるので音声信号1
02が平均化処理回路36を介してAGC回路3
8に与えられる。これにより、音声信号は平均化
処理回路36を介してAGC回路38へと供給さ
れるので、この両者によつて所謂平均値形AGC
回路を構成することになる。平均値形AGC回路
では定常的な音(背景雑音)のみに影響され、単
発的な音(音声)には影響されないという特性を
持つている。従つて、AGC回路38によつて平
均化処理回路で平均化された音声信号の利得を制
御すると、音声信号に含まれる背景雑音が低減さ
れ、音声のような単発的な音は影響されずに飽和
しない範囲の最大値に保持される。
ここで、音声登録が一般に背景雑音の少ない状
態で行なわれるので、登録時における増幅回路1
2の増幅度は前述した様に最大となつているが、
一般に音声認識が行なわれるときには車両が走行
するなどして背景雑音の高い状態であるので、
AGC回路により増幅回路12の増幅度が背景雑
音のレベルに応じて低下する。このとき一般に話
者も背景雑音に応じてその音声音量を増加させる
ので、音声認識回路20にとつて有効な音声信号
に対して背景雑音が相対的に抑制されることにな
る。従つて音声認識回路20にとつて有効な音声
信号のダイナミツクレンジを十分に拡大すること
が可能となり、その結果音声認識回路20での音
声認識の誤りを有効に防止することができる。
以上説明した如く本考案に係る音声認識装置
は、増幅回路の増幅度を平均化された入力信号の
レベルに応じて制御することにより、雑音に対し
てのみAGC回路を動作させ、実際の音声に対し
てはダイナミツクレンジを保持することができ、
音声認識率を向上させることができるという優れ
た効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来装置における音声入力の減衰量に
対する音声認識率の特性図、第2図は本考案の好
適な実施例のブロツク構成図、第3図は第1図実
施例の要部構成図である。 10……マイク、12……増幅回路、14……
フイルタバンク、16……マルチプレクサ、18
……AD変換回路、20……音声認識回路、34
……アンプ、36……平均化処理回路、38……
AGC回路、40……登録用操作スイツチ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. マイクでピツクアツプされた音声信号を増幅す
    るアンプと、アンプで増幅された音声信号を平均
    化処理する平均化処理回路と、平均化処理された
    音声信号に基づいてアンプの増幅度を制御する
    AGC回路と、増幅された音声信号をAD変換する
    AD変換回路と、AD変換された音声信号にて音
    声認識を行なう音声認識回路と、を有する音声認
    識装置。
JP1982157332U 1982-10-18 1982-10-18 音声認識装置 Granted JPS5960700U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1982157332U JPS5960700U (ja) 1982-10-18 1982-10-18 音声認識装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1982157332U JPS5960700U (ja) 1982-10-18 1982-10-18 音声認識装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5960700U JPS5960700U (ja) 1984-04-20
JPS6326880Y2 true JPS6326880Y2 (ja) 1988-07-20

Family

ID=30346901

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1982157332U Granted JPS5960700U (ja) 1982-10-18 1982-10-18 音声認識装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5960700U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5788497A (en) * 1980-11-21 1982-06-02 Hitachi Ltd Recognizer for sound

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5788497A (en) * 1980-11-21 1982-06-02 Hitachi Ltd Recognizer for sound

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5960700U (ja) 1984-04-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4476571A (en) Automatic sound volume control device
JP2904272B2 (ja) ディジタル補聴器、及びその補聴処理方法
US4490585A (en) Hearing aid
US4996712A (en) Hearing aids
JPH0389706A (ja) 自動音量調整装置
EP0717547A2 (en) Automaticaly variable circuit of sound level of received voice signal in telephone
CA2192498A1 (en) Microphone Expansion for Background Noise Reduction
US6628788B2 (en) Apparatus and method for noise-dependent adaptation of an acoustic useful signal
JPH02265331A (ja) 音声通信中継用インタフェース装置
JP2000278786A (ja) マイクロホン装置
JPS6326880Y2 (ja)
KR980007317A (ko) 사용자의 음성이 하프-듀플렉스 스피커폰을 제어하는 임계 볼륨을 전화 사용자가 제어하도록 하는 장치 및 방법
JP3037166B2 (ja) 音量調整装置
JPS6257040B2 (ja)
JP3519935B2 (ja) 自動利得制御装置
JP2821610B2 (ja) ヘッドホン装置
JPH08317496A (ja) ディジタル音声信号処理装置
JPH04367899A (ja) 音声認識装置のagc制御方式
CN219919163U (zh) 助听器增益电路及骨导式助听器
JPS6324714Y2 (ja)
JPS60214113A (ja) 自動車電話機付加装置
JPH0522977Y2 (ja)
JPS6367199B2 (ja)
JPH0334244B2 (ja)
JPS6367800B2 (ja)