JPS6326840Y2 - - Google Patents

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JPS6326840Y2
JPS6326840Y2 JP10646783U JP10646783U JPS6326840Y2 JP S6326840 Y2 JPS6326840 Y2 JP S6326840Y2 JP 10646783 U JP10646783 U JP 10646783U JP 10646783 U JP10646783 U JP 10646783U JP S6326840 Y2 JPS6326840 Y2 JP S6326840Y2
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JP
Japan
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fingers
finger
protrusions
training
main body
Prior art date
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JP10646783U
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JPS6016168U (ja
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  • Electrically Operated Instructional Devices (AREA)
  • Rehabilitation Tools (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案はピアノなどの楽器を演奏する指や手
首を強化訓練するための訓練器に関する。
一般にピアノなど指や手首を主に使用する楽器
では、指が如何に早く、かつ適確に動くかが演奏
する上で重要であり、このため楽器を練習する上
で指や手首の強化訓練が必要となる。特に指の動
きは人によつて格差が大きく、メトロノームを使
用してその速度を測定してみると、はじめから指
が速く動く人と、遅い人との差は4倍にも達す
る。指の動きの遅い人は、脳からの指令に対して
指を動かす筋肉が速応しないためで、このような
人はピアノを弾いても速度が遅いため、練習に多
くの時間を必要とする。しかしこのように指の動
きが遅い人でも、訓練次第で指の動きを速くする
ことができ、半年位の訓練で、指も動かす速度が
2倍以上速くなる人もいる。
この考案はかかる点に着目してなされたもの
で、指の動きや指の関節強化及び指の広がり訓練
などがピアノなどの楽器を使用せずに行なえるよ
うにした訓練器を提供することを目的とする。
以下この考案を図示の一実施例を参照して詳述
する。図において1は訓練器の本体で、適当な厚
さの木またはプラスチツクにより全体が形成され
ている。上記本体1はほぼ長方形状をなしてい
て、両端部に半円状のポイント2,3と、これら
ポイント2,3より間隔を狭くした円弧状のポイ
ント4,5が夫々連設されており、各ポイント2
と、4及びポイント3と5の間には段部6,7が
形成されている。そして上記本体1の上面に6個
の突起8,9,10,11,12,13が突設さ
れている。これら突起8ないし13のうち第1突
起8と、第6突起13はポイント2,3の間に、
また第2突起9、第3突起10、第4突起11及
び第5突起12はポイント4,5の間に位置して
いる。上記各突起8ないし13は、訓練器を使用
する人の大きさに合せてその間隔を決定するもの
で、各突起8ないし13の位置決めに当つては、
まず本体1と各突起8ないし13を別々に製作
し、次に訓練器を使用する人が本体1上に自分の
手の大きさに合せて突起8ないし13の位置を印
し、その位置に接着などの手段で各突起8ないし
13を固着するもので、第1指及び第5指の使用
する第1,第6突起はほぼ同一線上に配置される
ので、右手及び左手用に兼用できる。
一方上記本体1上に突設された突起8ないし1
3はほぼ同じ高さとなつていて、上端は球面状に
形成されている。
また上記本体1の下面には指の広がりなどを訓
練するための突起14,15が着脱自在に取付け
られている。すなわち上記本体1の下面には、4
個のねじ孔16が設けられていて、これらねじ孔
16の2個に夫々高さの異なる突起14,15の
ねじ部17が選択的に螺挿できるようになつてい
る。これら突起14,15は本体1を把握して訓
練する際、鍵盤などを弾く指の形を決めるもの
で、右手を訓練する場合は高さの高い突起14が
右側、そして高さの低い突起15が左側となるよ
うにねじ孔16に取付け、左手を訓練する場合は
その逆となる。なお詳しい訓練法は後述する。
また本体1上面側の突起8ないし13を使用し
て訓練する場合に、机上などに安定して置けるよ
う上記各突起14,15は本体1より簡単に取外
せるようになつている。
次に訓練方法を説明する。なお説明の都合上、
親指を第1指として順次小指側へ第2指、第3指
とし、小指を第5指として説明する。
訓練その1 まず本体1下面の突起14,15を外して本体
1を机上などへ第3図に示すように置き、本体1
上の突起8ないし13を第2指と第4指、第3指
と第5指、第1指と第3指、第2指と第4指のよ
うに1本おきにたたく訓練を行う。このとき指の
形に注意しながら、各突起8ないし13の上端を
適確にたたく練習を繰返すと共に、メトロノーム
を使用して指の動く速度を測定すると、訓練によ
る上達の度合が本人にも容易に把握でき、訓練の
励みにもなる。
また上記訓練を続けることによつて脳から手の
筋肉への信号の伝達も早くなり、半年位の訓練に
より、その速度は倍増し、ピアノを弾く上で大き
な効果が期待できる。特に上達の遅い人でも、外
出時などに携帯したりして訓練を積めば、相当速
い速度でピアノが弾けるようになる。
訓練その2 次に脳から筋肉への信号の伝達が速くても、指
の関節が弱いと、打鍵する際指先きに衝撃が加わ
ると同時に指先きの関節がぐらついて、はつきり
した音が出にくい。このような人は強く音を出そ
うとして、不必要に手首の関節や肘の関節を硬直
させた状態で弾くため、指が正しく発達せず進歩
も止つてしまう。
そこでまず訓練する指を本体1上の任意な突起
8ないし13上へ置き、指先きで強く突起8ない
し13を擦り落す(第4図参照)。このとき指の
関節が正しく定着されていると、擦り落すのに大
きな力を必要とするので、この練習を繰返すこと
により次第に指の関節が強化されると共に、この
とき手首や肘の関節に力が入らないように注意し
て練習することにより正しい打鍵がピアノでもで
きるようになる。
また第2指→第3指→第4指、第3指→第4指
→第5指、第1指→第2指→第3指→第4指と順
に指を動かす実験で、指の関節が弱く、強い人の
1/6程度の速さでしか指が動かせなかつた人も、
上記訓練を繰返すことにより、指の関節が強化さ
れてピアノの音が強く出せるようになり、同時に
弾く速度の向上も図れるようになる。
訓練その3 一方指が十分に広がらない人は次の訓練を行う
とよい。まず本体1上の突起8ないし13のう
ち、一つおきに指で突起8ないし13の先端を擦
り落したり、離れた位置の突起8ないし13先端
を同時に擦り落す。また擦り落したときに指先き
で本体1をたたく音が「ピン」と強くでるように
なれば、ピアノを弾く速度が速くなると同時に、
指の関節もしつかり固定されるようになる。
訓練その4 本体1より突設された突起8ないし13はピア
ノの鍵より小さいので、第5図に示すように、予
めたたく突起(図では第2突起9と第5突起1
2)を決めて、これら突起9と12を交互にたた
く練習をする。これによつて鍵の狙いが悪い人で
も練習を積むことにより狙いがよくなり、実際に
ピアノを弾いたときに間違つた音を出すことがな
くなる。
以上は本体1上面側の突起8ないし13を使用
した訓練方法であるが、本体1の下面に高さの異
なる突起14,15を取付けることにより次の訓
練も可能である。
訓練その5 まず指と指の間を広げる訓練として、第6図に
示すように第1指をポイント2の下に、また第5
指をポイント3の下に夫々当てて第1指及び第5
指の間隔を開き、第2、第3及び第4指で向うが
わ側面より本体1を把持する。この状態では高さ
の異なる突起6,7が夫々手の平に当つて本体1
の上面より適当な高さに手の平を保つため、指の
形が鍵盤などを弾く形となり、指の形を崩さずに
第1指及び第5指の間隔を広げることができる。
また上記と同じようにして第1指をポイント2
の下に、第4指をポイント3の下に当てて第1指
及び第4指間を第7図に示すように開いて第1指
及び第4指間を広げる訓練を行う。
訓練その6 次に第2指及び第3指、第3指及び第4指、第
4指及び第5指を第8図、第9図及び第10図に
示すように各突起6,7に掛け、これら指の間を
広げる訓練を行う。これら訓練は最初腱に痛みを
憶えることがあるため、余り無理をせずに行い、
慣れるに従い開く角度を大きくする。また開いた
状態を1分間位続けると腱や関節が柔かくなつて
痛みを感じずに十分広げることができるようにな
る。
以上本体1下面の突起14,15を使用して右
手の指の開きなどの訓練を行う方法を説明した
が、突起14,15の位置を変えることにより、
上記と同様な訓練法で左手の指の開き訓練なども
行うことができる。
なお上記実施例で本体1の下面に設けた突起1
4,15は上面側の突起8ないし13を使用して
訓練を行う場合は必要としないので省略してもよ
い。
この考案は以上詳述したように、指の動きが遅
い人でも、訓練を積むことにより指の動きを十分
に速くすることができる。また指の動きが速くて
も指の関節が弱く、強い音を出せない人でも突起
を擦り落す訓練をすることにより、強い音が出せ
るようになる。しかも本体は小型で携帯も容易な
ため、ピアノなどの楽器がない場所での練習が可
能で、また訓練を積むことにより、ピアノなどの
楽器の上達を促進することができる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示し、第1図は上
面側の斜視図、第2図は下面側の斜視図、第3図
ないし第10図は訓練方法を示す説明図である。 1は本体、2ないし5はポイント、8ないし1
3は突起。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 適当な厚さの板体により両端部に半円状のポイ
    ント2,3と、これらポイント2,3より間隔の
    狭い円弧状のポイント4,5を連設した本体1を
    形成すると共に、上記本体1の上面に、高さがほ
    ぼ等しく、かつ上端が球面状をなす複数個突起8
    ないし13を間隔を置いて突設してなる訓練器。
JP10646783U 1983-07-11 1983-07-11 訓練器 Granted JPS6016168U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10646783U JPS6016168U (ja) 1983-07-11 1983-07-11 訓練器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10646783U JPS6016168U (ja) 1983-07-11 1983-07-11 訓練器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6016168U JPS6016168U (ja) 1985-02-02
JPS6326840Y2 true JPS6326840Y2 (ja) 1988-07-20

Family

ID=30249136

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10646783U Granted JPS6016168U (ja) 1983-07-11 1983-07-11 訓練器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6016168U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6016168U (ja) 1985-02-02

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