JPS63265085A - カ−ドロツク装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （発明の分野） この発明は、ホテルの客室ドア等に好適なカードロック
装置の改良に関する。

（発明の概要） この発明では時刻修正用の専用カードを作成し、これを
備え付けのカードリーダに読ませるだけで、内蔵された
時計回路の現時刻情報を所定の単位時間だけ進ませ、あ
るいは遅らせることを可能とし、欧米諸国において広く
行なわれているサマータイムへの対応を容易としたもの
でおる。

（従来技術とその問題点） この種のカードロック装置は、ホテルの客室ドア等に広
く採用されている。

すなわち、宿泊客に対して、そのＩＤコード（例えば、
ルームＮｏ、等）および宿泊期間が記録された顧客カー
ドを発行する一方、客室ドアに備付けられたカードロッ
ク装置側では、カードリーダを介して検出された有効期
間情報と内蔵された時計回路で生成される現時刻情報と
が一致することを少なくとも条件（ＩＤコードの一致も
条件とされる）として当該ドアのロック状態を解除する
のである。

ところで、欧米諸国においては、日照時間の長い夏期に
限って、通常時間帯を１時間だけ進ませた時間帯をサマ
ータイムと称し、これに基づいて生活時間を設定するこ
とが行なわれている。

この場合、カードロック装置側においても、通常タイム
とサマータイムとの切替時期において、カードロック装
置に内蔵された時計回路の時刻情報を１時間進ませたり
、あるいは遅らせたりしなければならない。

従来、この現時刻情報の修正は、カードロック装置に対
して専用のデータ入力器を接続し、そのテンキーを操作
することによって、内蔵された時計回路の時刻情報を書
替えるようにしているが、この書替作業はなかなか面倒
であって、特に多数゛の客室を備えたホテルにおいては
、変更作業に多大な時間と労力を必要とする等の問題点
があった。

（発明の目的） この発明の目的は、この種のカードロック装置において
、内蔵時計回路における現時刻情報の修正を、出来る限
り簡単な操作で行なわせることにおる。

（発明の構成と効果） この発明は上記の目的を達成するために、カードリーダ
を介して検出された有効期間情報と、時計回路で生成さ
れる現時刻情報とが一致することを少なくとも条件とし
て、ロック状態を解除するようにしたカードロック装置
において、前記カードリーダを介して所定の時刻修正コ
ードが検出されたときには、前記時計回路で生成される
現時刻情報を所定の単位時間だけ進ませ、または遅らせ
ることを特徴とするものである。

このような構成によれば、予め用意された時刻修正専用
のカードを、カードリーダに読み込ませるだけで、特に
データ入力器などを接続せずとも、内蔵時計回路の時刻
情報を単位時間だけ進ませあるいは遅らせることができ
、欧米諸国におけるサマータイムの切替作業等を用意に
行なわせることができる。

（実施例の説明） 第１図は、本発明にかかわるカードロック装置の電気的
なハードウェア構成を示すブロック図である。

同図に示されるように、この装置は、マイクロプロセッ
サを主体としたＣＰｔＪｌにより統轄制御されている。

このＣＰＵ１には、カードリーダ２．データイ云送イン
タフェース３．クロックモジュール４１表示器５．ロッ
ク解除装置６．メモリ７およびメモリ８がそれぞれ接続
されている。

カードリーダ２は、従来より備付けられているものであ
って、このカードリーダ２によって、第３図に示される
顧客カード９から、ＩＤコード。

宿泊期間、カード識別コードなどを読取るようになされ
ている。

そして、この発明では、新たに設けられたサマータイム
セットカード１０．サマータイムリセットカード１１が
挿入された場合、それぞれ該当するカード識別コードを
読取るようになされている。

データ伝送インタフェース３は、前述したデータ入力器
１２との接続を行なうものであって、データ入力器１２
のテンキーから入力された時刻情報、ＩＤコード情報な
どを、メモリ８内に書込可能になされている。

クロックモジュール４は、時計回路を構成するものであ
って、このモジュールで生成された時刻情報は、第２図
に示されるように、メモリ８内に年１月２日２時２分２
秒として記憶されるようになされている。

そして、後述する修正処理では、このメモリ８内の時刻
情報について、１時間を単位として進ませたり、遅らヒ
たすする制御が行なわれる。

表示器５は時刻の表示の他、その他各種の操作ガイド表
示などを行なうものであって、カードロツタ装置本体表
面に取り付けられている。

ロック解除装置６は、例えばホテルにおける客室ドアの
ロック状態を解除する装置であって、良く知られている
ように、ロック操作はドア閉とともに自動的に行なわれ
るのに対し、ロック解除操作は、カード操作によりこの
解除装置６により行なわれる。

メモリ７は、ＣＰＵ１における各種制御に際しワークエ
リア等として利用されるもので、ＲＡＭによって構成さ
れている。

メモリ８は前述したように、時刻情報およびＩＤコード
情報などを記憶するもので、このメモリ８はバッテリに
よって電源バックアップがなされ、停電等に際してもそ
の記゛臣内容の消失を防止するようになされている。

次に、第４図および第５図は、ＣＰＵ１の制御プログラ
ムの構成を示すフローチャートであり、以下にこのフロ
ーチャートを参照しながら、本発明装置の動作を系統的
に説明する。

まず、第４図を参照しながら、平常時におけるドアロッ
ク解除操作について説明する。

カードリーダ２に対し、顧客カード９が挿入されると（
ステップ４０１，４０２肯定）、カードリーダ２から読
取られた各種情報、すなわちＩＤコード情報、宿泊期間
情報、カード識別コード情報などは、メモリ７に一時記
憶される。

次いで、ＣＰＬｌｌでは、カードリーダ２を介して読取
られたカード識別コードに基づき、当該カードが顧客カ
ードか否かの判定を行なう。ここで、顧客カードと判定
されれば（ステップ４０３ｆ４定）、続いて顧客カード
９から読取られたＩＤコード情報とメモリ８に予め登録
されたＩＤコード情報との照合を行なう（ステップ４０
４）。

ここで、照合の結果両者が一致しなければ（ステップ４
０５否定）、当該カードは無効とされ、処理は終了する
。

これに対し、ＩＤコードが一致した場合にはくステップ
４０５肯定）、続いて、カードリーダ２を介して読取ら
れた宿泊期間情報と、メモリ８に記憶された現時刻情報
との照合を行なう（ステップ４０６）。

ここで、現時刻情報が宿泊期間内に収まっていれば当該
宿泊期間は有効となされ（ステップ４０７肯定）、直ち
にロック解除装置６が動作して、当該ホテルのドアロッ
クは解除される（ステップ４０８）。

これに対し、宿泊期間が有効期間に収まっていなければ
（ステップ４０７）　、同様に当該カードは無効となさ
れ、処理は終了する。

このように、顧客はカウンタで発行された顧客カード９
を、自室のドアロックに挿入するだけで、各ドアのロッ
クを自動的に解除させることができるのである。

また、別のカードで客室に侵入しようとする不正者、お
るいは顧客が宿泊期間を過ぎて客室になおも入ろうとし
たような場合は、ＩＤコードの照合結果あるいは宿泊期
間の照合結果が無効となるため、これら不正行為を確実
に防止し、防盗性を確保することもできるわけである。

次に、第５図を参照しながら、本発明装置の要部につい
て説明する。

前述したように、本発明では新たにサマータイムセット
カード１０．サマータイムリセットカード１１を発行す
る。

これらのカード１０．１１は、ホテル側の係員等が所持
するもので、各カードにはそれぞれ該当する識別コード
が記憶されている。

そして、これらのカードが、カードリーダ２に挿入され
るとくステップ５０１．５０２４定）、前述と同様にし
てカード１０または１１から読取られた情報は、メモリ
７に一時記憶される。

次いで、当該カードから読取られたカード識別コードの
内容に基づいて、サマータイムセットカード１０か、サ
マータイムリセットカード１１かの判別が行なわれる（
ステップ５０３または５０９）。

ここで、サマータイムセットカードと判定されれば（ス
テップ５０３肯定）、続いてメモリ８内に設けられたサ
マータイムフラグの状態が参照され、ここでサマータイ
ムフラグがセットされていれば（ステップ５０４肯定）
、何の処理も行なわずに制御は終了する。

これに対し、゛リーマータイムフラグがいまだセットさ
れていなければ（ステップ５０４否定）、メモリ８から
現時刻情報の読出しが行なわれ（ステップ５０５＞、読
出された現時刻情報に対し単位時間として１時間が加算
され（ステップ５０６）、その後加算結果たるサマータ
イム時刻情報は、再びメモリ８へと書込まれ（ステップ
５０７）、最後にサマータイムフラグはセットされる（
ステップ５０８）。

一方、サマータイムリセットカードと判定された場合に
は（ステップ５０９肯定）、同様にしてサマータイムフ
ラグの状態が参照され、サマータイムフラグがセットさ
れていなければ、何の処理も行なわず制御は終了する。

これに対し、サマータイムフラグがセット済でおれば（
ステップ５１０肖定）、メモリ８から時刻情報の読出し
が行なわれ（ステップ５１１）、読出された現時刻情報
から単位時間として１時間が減算され（ステップ５１２
Ｌ減算結果たる通常タイム時刻情報は、再びメモリ８に
書込まれ（ステップ５１３）、最後にサマータイムフラ
グはりセットされる（ステップ５１４）。

このように、本発明によれば、サマータイムセットカー
ドを挿入すれば、自動的に現時刻情報は１時間だけ進ま
せられ、逆にサマータイムリセットカードを挿入すれば
、現時刻は逆に１時間遅らせられる。

従って、従来のように、データ入力器１２から直接テン
キーでサマータイム時刻をキー人力せずとも、これら灯
正操作を簡易迅速に行なうことが可能となる。

なお、前記実施例では、単位時間として１時間の場合で
説明したが、これは必要に応じ適宜変更し得ることは勿
論である。

また、この単位時間を、データ入力器１２から変更可能
とすれば、サマータイム変更に限らず、現時刻情報の微
細調整等を容易に行なわせることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明にかかわるカードロック装置の電気的な
ハードウェア構成を示すブロック図、第２図は時刻情報
、ＩＤコード、サマータイムフラグの状態を示すメモリ
マツプ、第３図は顧客カードのデータフォーマットを示
す説明図、第４図はロック解除操作用の制御プログラム
を示すフローチャート、第５図は時刻修正用制御プログ
ラムの構成を示すフローチャートである。 １・・・ＣＰＵ ２・・・カードリーダ ３・・・データ伝送インタフェース ４・・・クロックモジュール ５・・・表示器 ６・・・Ｏツク解除装置 ７・・・メモリ ８・・・メモリ ９・・・顧客カード １０・・・サマータイムセットカード １１・・・サマータイムリセットカード１２・・・デー
タ入力器

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）カードリーダを介して検出された有効期間情報と
   、時計回路で生成される現時刻情報とが一致することを
   少なくとも条件として、ロック状態を解除するようにし
   たカードロック装置において、前記カードリーダを介し
   て所定の時刻修正コードが検出されたときには、前記時
   計回路で生成される現時刻情報を所定の単位時間だけ進
   ませ、または遅らせること、 を特徴とするカードロック装置。