JPS63264664A - 難燃性ポリエーテルイミドエステルエラストマー - Google Patents

難燃性ポリエーテルイミドエステルエラストマー

Info

Publication number
JPS63264664A
JPS63264664A JP63049963A JP4996388A JPS63264664A JP S63264664 A JPS63264664 A JP S63264664A JP 63049963 A JP63049963 A JP 63049963A JP 4996388 A JP4996388 A JP 4996388A JP S63264664 A JPS63264664 A JP S63264664A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flame retardant
retardant composition
composition according
diol
molecular weight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP63049963A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0651841B2 (ja
Inventor
ラッセル・ジェームズ・マクレディ
ナンーアイ・リウ
ジョン・アルフレッド・ティレル
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
General Electric Co
Original Assignee
General Electric Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by General Electric Co filed Critical General Electric Co
Publication of JPS63264664A publication Critical patent/JPS63264664A/ja
Publication of JPH0651841B2 publication Critical patent/JPH0651841B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/16Nitrogen-containing compounds
    • C08K5/34Heterocyclic compounds having nitrogen in the ring
    • C08K5/3467Heterocyclic compounds having nitrogen in the ring having more than two nitrogen atoms in the ring
    • C08K5/3477Six-membered rings
    • C08K5/3492Triazines
    • C08K5/34922Melamine; Derivatives thereof

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 (a)低分子量ジオール、(b)ジカルボン酸、(C)
高分子量ポリ(オキシアルキレン)ジアミン及び(d)
トリカルボン酸又はその誘導体の反応生成物から成るポ
リエーテルイミドエステルエラストマーが知られており
、そしてマクレディーの米国特許第4,544.734
号及び同4,556.705号各明細書並びにマクレデ
ィーらの米国特許第4,556,688号明細書に記載
されている。これらのポリエーテルイミドエステルは、
優れた応力−ひずみ特性、低い引張永久ひずみ、高い融
点及び/又は優れた強度7強じん性特性並びに優れた可
とう性を発揮し、これらの特性が前記ポリエーテルイミ
ドエステルを成形及び押出の用途に特に適したものとし
ている。
しかし、これらのポリエーテルイミドエステルは、殆ん
どのポリマーと同様に多少燃焼性を有する。従って、ポ
リエーテルイミドエステルが軽減された燃焼性、即ち難
燃特性を発揮するものとして提供されていたならば、大
変有利となっていたであろう。ここに、これらのポリエ
ーテルイミドエステルポリマーがメラミン化合物を混合
せしめることによって難燃性となり得ることが見い出さ
れた。
発明の概要 ポリエーテルイミドエステル組成物が、難燃特性を発揮
するものとして提供される。これらの難燃性組成物は、
少なくとも1種のポリエーテルイミドエステル樹脂及び
少なくとも1種の難燃剤化合物、好ましくは少なくとも
1種のハロゲン及び硫黄を含まない難燃剤化合物から成
る。更に詳しくは、これらの難燃性組成物は少なくとも
1種のポリエーテルイミドエステル樹脂及び難燃化有効
量の少な(とも1種のメラミン化合物、好ましくはハロ
ゲンを含まないメラミン化合物から成る。
発明の説明 本発明に従って、難燃性ポリエーテルイミドエステル組
成物が提供される。これらの難燃性熱可塑性ポリエーテ
ルイミドエステル組成物は、(1)少なくとも1種の熱
可塑性ポリエーテルイミドエステルポリマー及びにii
)有効な難燃化量の少なくとも1種のメラミン化合物か
ら成る。
本発明に係わるポリエーテルイミドエステルポリマーは
良く知られたエラストマーであり、そしてマクレディー
の米国特許第4.544,734号及び同4,556,
705号並びにマクレディーらの米国特許第4.556
,688号に記載されている。
これらのポリエーテルイミドエステルは、(1)少なく
とも1種のジオール、 (ii )少なくとも1種のジカルボン酸又はそのエス
テル形成反応性誘導体、及び (ii)  (a)  (1)少なくとも1種の高分子
量ポリ(オキシアルキレン)ジアミン及び(II)少な
くとも1種のトリカル ボン酸もしくはその誘導体、 又は (b)少なくとも1種の高分子量ポリオキシアルキレン
ジイミド二酸 の反応生成物から成る。
本発明に係るポリエーテルイミドエステルポリマーの調
製に使用するのに適したジオール(i)には、飽和及び
不飽和の脂肪族及び脂環式のジヒドロキシ化合物並びに
芳香族ジヒドロキシ化合物が包含される。これらのジオ
ールは、好ましくは低分子ユ、即ち約250又はそれ以
下の分子量を有する。本明細書において使用される場合
、「ジオール」及び「低分子量ジオール」という用語に
は、これらと等価のエステル形成性誘導体が包含される
ものと解釈されるべきであるが、但し前述の分子量の要
件はジオールのみに係わり、それらのエステル形成性誘
導体には係わらない。ジオールのエステル形成性誘導体
の例としては、ジオールの酢酸エステル、並・びに例え
ばエチレングリコールに関するエチレンオキシド及びエ
チレンカーボネートが挙げられる。
好適な飽和及び不飽和の脂肪族及び脂環式のジオールは
、2乃至約15個の炭素原子を有するものである。これ
らのジオールの例としては、エチレングリコール、プロ
パンジオール、ブタンジオール、ベンタンジオール、2
−メチルプロパンジオール、2,2−ジメチルプロパン
ジオール、ヘキサンジオール、デカンジオール、1.2
−11゜3−及び1,4−シクロヘキサリンメタノール
、ブテンジオール、ヘキセンジオール等が挙げられる。
特に好適なのは、1.4−ブタンジオール及びこの1.
4−ブタンジオールとヘキサンジオール、1.4−シク
ロヘキサリンメタノール又はブテンジオールとの混合物
であり、最適なのは1゜4−ブタンジオールである。
本発明の実施に際して使用するのに適した芳香族ジオー
ルは、一般的に6乃至約15個の炭素原子を含有するも
のである。芳香族ジヒドロキシ化合物に包含されるもの
としては、レゾルシノール、ハイドロキノン、1.5−
ジヒドロキシナフタレン、4.4’−ジヒドロキシナフ
タレン、4゜41−ジヒドロキシジフェニル、ビス(p
−ヒドロキシフェニル)メタン及びビス(p−ヒドロキ
シフェニル)−2,2−プロパンがある。
特に好適なジオールは、各ジオールが2乃至約8個の炭
素原子を含有する飽和脂肪族ジオール、これらの混合物
、そして飽和ジオールと不飽和ジオールとの混合物であ
る。1種を超えるジオールが使用される場合、総ジオー
ル含量を基準とじて少なくとも約60モル%、更に好ま
しくは少なくとも約80モル%が同一のジオールである
ことが一般的に好ましい。前述した様に、好適な組成物
は1.4−ブタンジオールが優越した量で存在するもの
であり、最適には1,4−ブタンジオールが唯一のジオ
ールであるものである。
本発明の実施に際して使用するのに適したジカルボン酸
(ii )は、脂肪族、脂環式及び/又は芳香族のジカ
ルボン酸である。これらの酸は、好ましくは低分子量、
即ち約300以下の分子量を有するものである。しかし
、いくつかの場合においてはそれよりも高い分子量のジ
カルボン酸も使用され得る。本明細書中で使用されてい
る「ジカルボン酸」という用語には、ポリエステル生成
の際のグリコール及びジオールとの反応においてジカル
ボン酸と実質的に同様な働きをする、2つの官能性カル
ボキシル基を有するジカルボン酸の等価物が包含される
。これらの等価物には、エステル、並びに例えば酸ハラ
イド及び無水物等のエステル形成反応性誘導体が包含さ
れる。前述の分子はの好適範囲は、酸に係わり、その等
価エステル又はエステル形成性誘導体には係わらない。
従って、もし酸が約300以下の分子量を有するならば
、約300よりも大きい分子量ををするそのジカルボン
酸のエステル又は約300よりも大きい分子量を有する
そのジカルボン酸の酸等価物も包含される。付言すれば
、ジカルボン酸にはポリマーの生成及び本発明に係わる
ポリマーの使用を実質的に妨害しない置換基又はそれら
の組合せが含まれていてもよい。
本明細書中で使用される用語としての脂肪族ジカルボン
酸とは、夫々が飽和炭素原子に結合した2つのカルボキ
シル基を有するカルボン酸を表わす。もしカルボキシル
基が結合した炭素原子が飽和されており、そして環内に
あれば、その酸は脂環式である。
本明細書中で使用される用語としての芳香族ジカルボン
酸とは、夫々が単環の又は縮合したベンゼン環系中の炭
素原子に結合した2つのカルボキシル基を有するジカル
ボン酸である。両方の官能性カルボキシル基が同一の芳
香族環に結合している必要はなく、また1つを超える環
が存在する場合、これらは例えば−〇−又は−802−
や脂肪族又は芳香族の2価の基によって連結されていて
もよい。
本発明に関して使用可能な脂肪族及び脂環式の酸の代表
例としては、セバシン酸、1.2−シクロヘキサンジカ
ルボン酸、1.3−シクロヘキサンジカルボン酸、アジ
ピン酸、グルタル酸、コハク酸、シュウ酸、ダイマー酸
、4−シクロヘキセン−1,2−ジカルボン酸、2−エ
チルスペリン酸、テトラメチルコハク酸、シクロペンタ
ンジカルボン酸、デカヒドロ−1,5−ナフタレンジカ
ルボン酸、4.4’ −ビシクロへキシルジカルボン酸
、デカヒドロ−2,6−ナフタレンジカルボン酸、4,
4−メチレンビス(シクロヘキサンカルボン酸)、3.
4−フランジカルボン酸及び1゜1−シクロブタンジカ
ルボン酸がある。好適な脂肪族酸は、シクロヘキサンジ
カルボン酸、セバシン酸、グルタル酸及びアジピン酸で
ある。
使用可能な芳香族ジカルボン酸の代表例としては、テレ
フタル、フタル及びイソフタル酸、ビー安息香酸、2個
のベンゼン核をaする置換されたジカルボキシ化合物例
えばビス(p−カルボキシフェニル)メタン、オキシビ
ス(安息香酸)、エチレン−1,2−ビス(p−オキシ
安息香酸)、1.5−ナフタレンジカルボン酸、2,6
−ナフタレンジカルボン酸、2.7−ナフタレンジカル
ボン酸、フェナントレンジカルボン酸、アントラセンジ
カルボン酸、4. 4’ −スルホニルジ安息香酸、及
びこれらのハロ、炭素数1乃至12のアルキル、アルコ
キシ、及びアリール環置換誘導体がある。芳香族ジカル
ボン酸も存在するなら、例えばp−(β−ヒドロキシエ
トキシ)安息香酸等のヒ゛ドロキシ酸も使用され得る。
本発明に係わるポリエーテルイミドエステルの調製に好
適なジカルボン酸は、芳香族ジカルボン酸、これらの混
合物及び1種又はそれ以上の芳香族ジカルボン酸と脂肪
族ジカルボン酸及び/又は脂環式ジカルボン酸との混合
物であり、最適なのは芳香族ジカルボン酸である。芳香
族ジカルボン酸のうち、8乃至16個の炭素原子を有す
るものが好ましく、とりわけベンゼンジカルボン酸、即
ちフタル酸、テレフタル酸及びイソフタル酸並びにこれ
らのジメチル誘導体が好ましい。特に好適なのは、テレ
フタル酸ジメチルである。
最後に、本発明の実施に際してジカルボン酸の混合物が
使用される場合、ジカルボン酸100モル%を基準とし
て少なくとも約60モル%、好ましくは少なくとも約8
0モル%が同一のジカルボン酸もしくはそのエステル誘
導体であることが好適である。前述した様に、好適な組
成物はテレフタル酸ジメチルが主要なジカルボン酸であ
るものであり、最適なのはテレフタル酸ジメチルが唯一
のジカルボン酸である場合である。
本発明に係わるポリエーテルイミドエステルポリマーは
、ジオール(1)、ジカルボン酸(ii ) 、、高分
子量ポリ(オキシアルキレン)ジアミン(ii)(a)
(1)及びトリカルボン酸又はその誘導体(iii )
  (a )  (II )の反応を含む一容器合成に
よって調製され得る。この様な合成法においては、ポリ
オキシアルキレンジイミド二酸(ii )  (b )
はポリ(オキシアルキレン)ジアミンとトリカルボン酸
との反応によってその場で生成される。
本発明で使用するのに適したポリ(オキシアルキレン)
ジアミン(ii)  (a)  (1)は、次の一般式
(I): H2N−G−NH2 (式中、Gは長鎖アルキレンエーテルジアミンのアミノ
基を除いたあとに残る残基である)で表わされ得る。こ
れらのポリエーテルジ第一ジアミンは、商標シェフアミ
ン(JEl’PAMINIE )の名でテキサコ・ケミ
カル・カンパニイ (Texaco Cbamieal
 Co1Ilpany )から市場入手可能である。一
般的に、これらはグリコールのアミノ化に関して公知の
方法によって調製される。例えば、これらはベルギー特
許第634,741号明細書に示されている様にアンモ
ニア、ラニー・ニッケル触媒及び水素の存在下でグリコ
ールをアミノ化することによって調製され得る。又、こ
れらは米国特許第3.654.370号明細書に教示さ
れている様にニッケルー銅−クロム触媒上でグリコール
をアンモニア及び水素で処理することによって調製され
得る。これのそのほかの製造法には、米国特許第3,1
55,728号及び同3. 236. 895号各明細
書並びにフランス特許第1,551゜605号及び同1
,466.708号各明細書に教示されているものが包
含される。
本発明において使用するのに適した前記長鎖エーテルジ
アミンは、末端(又はできるだけ末端近くの)アミノ基
をaし、そして約600乃至約12.000、好ましく
は約900乃至約4,000の平均分子量を有するポリ
マー性のジアミンである。付言すれば、前記長鎖エーテ
ルジアミンは一般に炭素原子/酸素原子の比が約1.8
乃至約4.3である。
長鎖エーテルジアミンの代表例は、ポリ(エチレンエー
テル)ジアミン、ポリ(プロピレンエーテル)ジアミン
、ポリ(テトラメチレンエーテル)ジアミンを包含する
ポリ(アルキレンエーテル)ジアミン:プロピレンオキ
シド及びポリ(プロピレンオキシド)末端停止ポリ(エ
チレンエーテル)ジアミンを包含するエチレンオキシド
とプロピレンオキシドとのランダム又はブロック共重合
体;及びテトラヒドロフランと例えばエチレンオキシド
、プロピレンオキシド及びメチルテトラヒドロフラン等
の少量の第2の単量体(ジアミン中の炭素原子/酸素原
子の比が約4.3:1を超えない様な割合で使用される
)とのアミノ化ランダム又はブロック共重合体である。
ホルムアルデヒドと例えば1.4〜ブタンジオール及び
1,5−ベンタンジオール等のジオールとの反応、そし
てその後のアミノ化によって調製されるポリホルミルジ
アミンも有用である。特に好適なポリ(アルキレンエー
テル)ジアミンは、ポリ(プロピレンエーテル)ジアミ
ン、ポリ(テトラメチレンエーテル)ジアミン、及びポ
リ(プロピレンエーテル)及び/又はプロピレンオキシ
ドにより末端を停止され、そしてその後にアミノ化され
たポリ(エチレンエーテル)グリコールである。
一般的に、本発明の実施に際して有用なポリオキシアル
キレンジアミンは約600乃至約12゜000、好まし
くは約900乃至約4.000の平均分子量を有する。
前記トリカルボン酸(ii)  (a)  (n)は、
追加のカルボキシル基を含む殆ど全てのカルボン酸無水
物又はそれに対応する、無水物基の代わりに2つのイミ
ド形成性隣接カルボキシル基を含む酸であり得る。この
ほか、これらの混合物も適切である。前記追加のカルボ
キシル基はエステル化可能であるべきである。
トリカルボン酸成分としてトリメリド酸無水物が好適で
あるが、当該技術分野の熟達者にとっては2,6.7−
ナフタレントリカルボン酸無水物、3.3’ 、4−ジ
フェニルトリカルボン酸無水物、3.3’、5−ベンゾ
フェノントリカルボン酸無水物、1,3.4−シクロペ
ンクン!・リカルボン酸無水物、2.2’ 、3−ジフ
ェニルトリカルボン酸無水物、ジフェニルスルホン−3
,3’ 、  4−トリカルボン酸無水物、エチレント
リカルボン酸無水物、1. 2. 5−ナフタレントリ
カルボン酸無水物、1.2.4−ブタントリカルボン酸
無水物及び1.3.4−シクロヘキサントリカルボン酸
無水物を含め多くの適切なトリカルボン酸が想起される
であろう。これらのトリカルボン酸物質は、次の一般式
(■): (式中、Rは3価の有機基、好ましくは炭素数1乃至2
0の脂肪族もしくは脂環式の3価の基又は炭素数6乃至
20の芳香族の3価の基であり、R′は好ましくは水素
原子又は好ましくは炭素数1乃至6の脂肪族及び/又は
脂環式の基及び炭素数6乃至12の芳香族の基、例えば
ベンジル基から選ばれる1価の基であり、最適には水素
原子である) で表わされ得る。
本発明に係わるポリエールイミドエステルポリマーの調
製においては、当該技術分野で認識されている様に、実
質的に完全な重合を与えるため、ジカルボン酸に対する
ジオール及びジアミンに対するトリカルボン酸が十分な
mで存在する必要がある。
この類型の(1)ジオール成分、(ii )ジカルボン
酸成分、(ii)  (a)  (1)ポリ(オキシア
ルキレン)ジアミン成分及び(iii )  (a )
  (II )トリカルボン酸成分の反応を含む一容器
反応は、マクレディーらの米国特許第4.556.68
8号明細書に記載されている。この類型の一容器反応に
おいて、使用されるジオール(1)の量は通常ジカルボ
ン酸(ii )とトリカルボン酸(ii)(a)  (
II)の総モルとを合わせたモル当量を基準としてモル
過剰、好ましくは約165モル当量となる。使用される
トリカルボン酸の量は、好ましくはポリ(オキシアルキ
レン)ジアミンのモル数を基準として約2モル当量とな
る。明らかに、2モル当m未満ではジアミンの不完全な
イミド化となり、潜在的に劣った性質となる。反対に、
トリカルボン酸が2モル当量より多いとポリマーの架橋
及び/又は枝分れが生ずる。一般的に、トリカルボン酸
2モルに対しポリ(オキシアルキレン)ジアミン0.8
5乃至1.15モルのモル比が有用なポリマーを生ずる
ジアミン(iii )  (a )  (1)及びジカ
ルボン酸(ii )が使用される量は、一般に本発明に
係わるポリエーテルイミドエステルの形成において臨界
的ではない。しかし、使用されるポリ(オキシアルキレ
ン)ジアミン及びジカルボン酸の好適な量は、ポリ(オ
キシアルキレン)ジアミン及びトリカルボン酸から生成
可能なポリオキシアルキレンジイミド二酸の理論量のジ
カルボン酸に対する重量比が約0.002乃至2.0:
1、好ましくは約0.01乃至2.0:1、更に好まし
くは約0゜25乃至2.0:1、そして最適には約0.
4乃至1.4:1となる様な量である。実際の重量比は
、使用される個々のポリ(オキシアルキレン)ジアミン
及びトリカルボン酸に依って決められ、そして更には得
られるポリエーテルイミドエステルの物理的及び化学的
特性に依って決められる。
一般的に、ポリオキシアルキレンジイミド二酸の理論量
のジカルボン酸に対する比が低い程、ポリマーの強度、
結晶化及び熱変形特性が良くなる。
一方、この比が高い程、可とう性、引張永久ひずみ及び
低温衝撃特性が良くなる。
このほか、本発明に係わるポリエーテルイミドエステル
はジオール(1)、ジカルボン酸(ii )及びポリオ
キシアルキレンジイミド二酸(iii )(b)の反応
を含む二容器合成によっても調製され得る。この様な反
応は、マクレディーの米国特許第4,556.705号
明細書に記載されている。基本的には、この方法におい
てはポリ(オキシアルキレン)ジアミンがトリカルボン
酸と反応されてポリオキシアルキレンジイミド二酸が生
成され、そしてこの予備形成されたポリオキシアルキレ
ンジイミド二酸が次いでジオール及びジカルボン酸と反
応されてポリエーテルイミドエステルポリマーが生成さ
れる。
ポリオキシアルキレンジイミド二酸(iii )  (
b )は、一般式(■): O0 (式中、G、 R及びR′は前述の意味を有する)で表
わされる。
本発明で使用するのに適した式(III)のポリオキシ
アルキレンジイミド二酸は、約700以上、好ましくは
約900以上の平均分子量を有する高分子瓜ジイミド二
酸である。これらは、2個の隣接するカルボキシル基も
しくは無水物基及びエステル化可能である必要のある追
加のカルボキシル基を含む1種又はそれ以上のトリカル
ボン酸(ii)(a)  (II)の高分子量ポリ(オ
キシアルキレン)ジアミン(ii )  (a )  
(1)とのイミド化反応によって調製される。これらの
ポリオキシアルキレンジイミド二酸及びその調製法は、
米国特許第4゜556.705号明細書に開示されてい
る。要約すれば、これらのポリオキシアルキレンジイミ
ド二酸は、溶融合成を含む公知のイミド化法又は溶媒系
での合成によって調製され得る。上記反応は、通常水を
抜き取りながら約100℃乃至約300℃、好ましくは
約150℃乃至約250℃の温度で、あるいは溶媒系に
おいて溶媒もしくは共沸(溶媒)混合物の還流温度で起
こる。
前述の一容器法と同様にこの二容器法においては、一般
にジカルボン酸及びポリオキシアルキレンジイミド二酸
を合せたモルを基準にしてジオールが少なくともモル当
量の量、好ましくはモル過剰、最適には少なくとも15
0モル%で存在することが好ましい。上記モル過剰のジ
オールは、エステル化の間のジオールの損失を補足する
一方、一般に酸の量を基準として最適の収量を与える。
この二容器法において、使用されるポリオキシアルキレ
ンジイミド二酸及びジカルボン酸の量は、通常本発明に
係わるポリエーテルイミドエステルの生成に臨界的では
ない。しかし、使用されるポリオキシアルキレンジイミ
ド二酸及びジカルボン酸の好適な二は、ポリオキシアル
キレンジイミド二酸のジカルボン酸に対する重量比が約
0.002乃至2.0:1、好ましくは約0.01乃至
2゜0=1、更に好ましくは約0.25乃至2.0:1
、そして最適には約0.4乃至1.4:1となる様な量
である。
このほか米国特許第4.556.688号明細書に開示
されている様に、プレポリエステルを生成せしめるため
に芳香族ジカルボン酸とジオールとを予備重合せしめ、
そして次いでこのプレポリエステルを前記ジイミド二酸
と、あるいはトリカルボン酸及び前記ポリ(オキシアル
キレン)ジアミンと反応せしめることも可能である。プ
レポリエステルの形成は、例えば米国特許第2,465
゜319号及び同2,910,466号明細書に開示さ
れている方法の様な従来からのエステル化法によって達
成され得る。
その好適な態様においては、本発明に係わるポリエーテ
ルイミドエステルは、随意に40モル%までの他のジカ
ルボン酸又はそのエステル形成性誘導体を伴なったテレ
フタル酸ジメチル;随意に例えばブテンジオール、ヘキ
サンジオール又はシクロヘキサリンメタノール等の他の
ジオールを伴なったブタンジオール;及び、約600乃
至約12.000、好ましくは約900乃至約4,00
0の平均分子口ををするポリ(オキシアルキレン)ジア
ミン及びトリメリド酸無水物、又はポリオキシアルキレ
ンジイミド二酸;の反応生成物から成る。
本発明に係わる調製法において、特に全ての反応物質が
一緒に反応容器に充填される場合、あるいはポリオキシ
アルキレンジイミド二酸が予備形成せしめられ、そして
過剰のトリカルボン酸が存在する場合に、少量のトリカ
ルボン酸又は無水物が存在するヒドロキシル基と反応し
、そして究極的に最終ポリマー中で分枝剤として機能す
ることがある。ある程度、最終ポリマー中での枝分れの
程度をトリカルボン酸のポリ(オキシアルキレン)ジア
ミンに対するモル比を変えることによって調節すること
ができる。過剰のジアミンは枝分れの程度を減少せしめ
、過剰のトリカルボン酸は枝分れを増加せしめる。トリ
カルボン酸/ジアミンのモル比を変えることによる枝分
れの調整に加えて、少量の例えば安息香酸等の単官能性
反応物質を導入することによって枝分れを相殺すること
もできる。
枝分れに関しては、本発明に係わるポリマーが予備形成
されたジイミド二酸から調製される場合には実質的に枝
分れを含まないことに留意されるべきである。もし枝分
れが望まれる場合には、予備形成されたジイミド二酸と
共に例えばトリメリド酸無水物等の分枝剤を導入する必
要があるだけである。分枝剤の量は、通常ジイミド二酸
1モルあたり約0.15モル以下である。トリメリド酸
無水物以外に有用な分枝剤には、トリメリド酸トリメチ
ル、グリセロール、トリメチロールプロパン、トリメシ
ン酸及びそのエステル等が包含される。
本発明に係わるポリエーテルイミドエステルは、ポリエ
ステルの製造に関する従来からのエステル化/縮合反応
によって調製され得る。これらの方法は、とりわけ米国
特許第3,763,109号、同3,651,014号
、同3,801,547号、同4,556,705号及
び同4,556゜688号各明細書に開示されている。
本発明に係わるポリエーテルイミドエステルは、少なく
とも次の2つの繰返し構造単位 OO (IV)   (−0−C−A−C−0−R1−)及び (V)   (−0−C−R2−C−0−R1−)(式
中、Aはポリオキシアルキレンジイミド二酸から2つの
カルボキシル基を除いた残基、即ちO0 111! であり R1はジオールから2つのヒドロキシル基を除
いた残基であり R2はジカルボン酸から2つのカルボ
キシル基を除いた残基であり、そしてGは前述の意味を
有する) を含む。
加えて、必須ではないが本発明に係わるポリエーテルイ
ミドエステルの製造法において触媒又は触媒系を使用す
ることが通例であり、そして好ましい。これらの類型の
触媒は、米国特許第4,556.705号及び同4,5
66.688号各明細書に示されている。
前記エーテルイミドエステルポリマーの調製の何れの段
階においても、バッチ式と連続式の両方が使用され得る
。前記ポリエステルプレポリマーとポリオキシアルキレ
ンジイミド二酸との重縮合はまた、固t11において微
粉砕固体のポリエステルプレポリマーとジイミド二酸と
を、遊離する低分子量ジオールを取り除くために真空中
又は不活性気流中で加熱することにより達成され得る。
この方法は、前記プレポリマーの軟化点以下の温度で使
用される必要があるため、劣化を減らすという利点があ
る。
本発明の組成物において難燃剤又は難燃悉加剤として使
用されるメラミン化合物は、一般に市場人手可能である
かあるいは公知の従来からの方法によって容易に調製さ
れ得る良く知られた化合物である。これらのメラミン化
合物は、 一般式(■): [式中、R3乃至R8は夫々水素原子、1価の炭化水素
基、置換された1価の炭化水素基、−CH20H及び−
CH20(CH2) x H(式中1、は1乃至約4の
整数である)から選ばれ、但しR3乃至R8が1価の炭
化水素基及び置換された1価の炭化水素基から選ばれる
場合、R3乃至R8中に存在する炭素原子の総数は約2
0、好ましくは約10、更に好ましくは約6を超えない
]で表わされ得る。
R3乃至R8で表わされる1価の炭化水素基は、一般に
1乃至約14個の炭素原子、好ましくは1乃至約8個の
炭素原子、更に好ましくは1乃至約5個の炭素原子を含
有する。これらには、アルキル、シクロアルキル、アリ
ール、アルアルキル及びアルカリール基が包含される。
好適なアルキル基は1乃至約8個の炭素原子を含有する
ものであり、更に好ましいアルキル基は1乃至約5個の
炭素原子を含有するものである。アルキル基には、直鎖
状及び分枝状の両方のアルキル基が包含される。好適な
シクロアルキル基は、4乃至約8個の環炭素原子を含有
するものである。好適なアリール基は6乃至12個の環
炭素原子、即ちフェニル、ビフェニル及びナフチル基を
含有するものであり、6個の環炭素原子を含有するもの
が更に好ましいアリール基である。好適なアルアルキル
及びアルカリール基は7乃至約14個の炭素原子を含有
するものであり、7乃至約8個の炭素原子を含有するも
のが更に好ましい。
特に好適なR3乃至R8で表わされる1価の炭化水素基
は、前記アルキル基、特に1乃至約5個の炭素原子を含
有するアルキル基である。
R3乃至R8で表わされる前記置換された1価の炭化水
素基は、前述の様な1価の炭化水素基が1乃至約4個の
置換基を有するものである。好適な置換基はハロゲン原
子であり、好ましくは塩素原子及び臭素原子である。特
に好適な置換された1価の炭化水素基は、臭素原子およ
び塩素原子で置換されたアルキル基、好ましくは1乃至
約5個の炭素原子を含有するアルキル基である。
R3乃至R8で表わされる前記1価の炭化水素基上に置
換基が存在する場合に、これらが同一であっても異なっ
ていてもよいことが理解されるべきである。
好適な式(Vl)の化合物は、R3乃至R8が夫々水素
原子及び1価の炭化水素基から選ばれているものである
。この類型の好適なメラミン化合物は、R3乃至R8が
夫々水素原子及びアルキル基、好ましくは1乃至約5個
の炭素原子を含有するアルキル基から選ばれているもの
である。
最適な式(Vl)の化合物はメラミン、即ちR3乃至R
8が全て水素原子であるものである。
種々の類型のR3乃至R8基を有する式(VI)のメラ
ミン化合物のいくつかの例示的で非限定的な例が、以下
に示される。
R3R4R5R@    R7R11 II     II    II    II    
II    1l−C11311−C11311−Cl
lz    ll−C11z    −C1h   −
Cllz   −CI+3  −cIh   −C1h
−C11311エチルJ!11     プロピル基 
プロピル基−C112CI     II      
−C1bcJ    II      −clbcf 
   ll−C11: CI    −clh    
 II      It      !l      
−C1lr C112Byフエニル基  11    
 フェニル基 II      II      11
プロピル基  プロピル基 プロピル基 プロピル基 
プロピル基 プロピル基11!!     フェニル基
  If      −CIIBr2−CI+311 
     フェニル基 11     フェニル基 1
1     フェニル基II      −CH5II
      HHHII      エチル基   H
II      II      +1本発明の組成物
中に存在するメラミン化合物の二は、有効な難燃化量で
ある。有効な難燃化量とは、前記ポリエーテルイミドエ
ステルポリマーを難燃化するのに有効な少なくとも1種
のメラミン化合物の量である。一般的に、この量は組成
物中に存在するメラミンとポリエーテルイミドエステル
樹脂との総量を基弗として少なくとも約10重量パーセ
ント、好ましくは少なくとも約15重量パーセント、そ
して更に好ましくは少なくとも約20重量パーセントで
ある。一般的に、メラミンが約60重量パーセントの量
を超えるべきではなく、好ましくはメラミンが約50重
量パーセン!・の量を超えるべきではない。一般的に、
もし前記組成物がメラミン化合物を約10重量パーセン
ト未満含有する場合、前記ポリエーテルイミドエステル
ポリマーの難燃性において有意の改良が顕現しない。メ
ラミンを約60重量パーセントより過剰にしても、前記
ポリエーテルイミドエステルポリマーの難燃性を認めら
れるほどに高めたり改良したりしない。
本発明の組成物は単一種のメラミン化合物を含有でき、
あるいは2種又はそれ以上の異なるメラミン化合物の混
合物を含有し得ることが理解されるべきである。更に、
使用されるメラミン化合物の瓜は使用される個々のメラ
ミン化合物及び個々のポリエーテルイミドエステル次第
で決められる。
このほか、本発明の組成物は随意に例えば酸化安定剤、
熱安定剤、紫外線安定剤及び充填剤等の一般的に知られ
、そして使用されている添加剤を含有し得る。
コポリエステルに関して当該技術分野で公知の酸化安定
剤及び/又は熱安定剤の多くが、本発明の実施に際して
使用され得る。これらは、重合の間又は重合のあとのホ
ット・メルトの段階の何れかで組成物中に導入され得る
。この類型の満足し得る安定剤には、フェノール及びそ
れらの誘導体、ヒドロキシル及びアミンの両方の基を含
む化合物、ヒドロキシアジン、オキシム、ポリマー性フ
ェノールエステル、そして金属が低い荷電状態にある多
価金属の塩が包含される。これらの安定剤のいくつかの
特定例が、米国特許第4. 556. 688号明細書
に記載されている。
紫外線安定剤には、これらに限定されないが、ベンゾフ
ェノン誘導体、ベンゾトリアゾール誘導体及びシアノア
クリレートが包含される。充填剤には、これらに限定さ
れないが、カーボンブラック、シリカゲル、アルミナ、
クレー、そして細断されたファイバーガラスもしくはガ
ラス粒子が包含される。これらの充填剤は、約50重量
パーセントまで、好ましくは約30重量パーセントまで
の瓜で導入され得る。
好適な態様の説明 以下の実施例は、本発明を更に十分且つ明確に説明する
ために提供されている。これらは発明の例示のために提
供されており、発明をこれらに限定するものと解釈すべ
きでない。実施例において、全ての部及び百分率は特に
断わらない限り重量基準である。
次の実施例は、メラミン化合物難燃剤を何ら含まない点
において本発明の範囲外のポリエーテルイミドエステル
ポリマー組成物を説明している。
この実施例は、比較の目的のためのみに提供されている
実施例 1 予備形成されたポリオキシアルキレンジイミド二酸(J
IEPPAMINIE D−2000とトリメリド酸無
水物との反応により形成された)、テレフタル酸ジメチ
ル及びブタンジオールの反応生成物から成り、ポリオキ
シアルキレンジイミド二酸のテレフタル酸ジメチルに対
する重量比が0.7:1であるポリエーテルイミドエス
テル樹脂が、射出成形によって5インチ×172インチ
Xi/16インチの寸法の試験片に成形された。これら
の試験片が、アンダーライターズ・ラボラドリース、会
報UL−94、分類された材料に関する燃焼試験(Un
dcrvrltcrs Laboratories I
nc、 Bulletin UL−94Burnlng
 Te5t for CIassIHed Mater
ials )に示された試験に付され、そしてその結果
が表1に示されている。
この試験法によると、被験材料は5個分の試料について
の結果に基いてV−0、V−I又はV−■で評価される
。UL−94により評価される各V(垂直の意)に関す
る基準は、次の様に要約される、 V −0: i火用火炎を取り除いた後の平均した炎焼
及び/又は赤熱が5秒を超えず、そして何れの試料も脱
脂綿を点火する火炎粒子を落さない、V−1ニー火用火
炎を取り除いた後の平均した炎焼及び/又は赤熱が25
秒を超えず、そして炎焼が止んだ後赤熱が試料の178
インチを超えて垂直に移動せず、赤熱が脱脂綿を着火し
ない。
V−11:着火用火炎を取り除いた後の平均した炎焼及
び/又は赤熱が25秒を超えず、そして試料が脱脂綿を
点火する火炎粒子を落す。
加えて、着火用火炎を取り除いた後25秒を超えて燃焼
し続けた試験片は、UL−94の基■ではなく、本発明
の基準によって「燃焼」として分類された。更に、UL
−94は特定の等級を得るためには各群の全ての試験片
がその特定の評価を満足することを要する。そうでなけ
れば、5個の試験片は最も悪い1つの試験片の評価を受
ける。
例えば、もし1つの試験片がv−■とじて分類され、そ
のほかの4個の試験片がV−Oとして分類された場合、
そのときの全5個に対する評価は■−■である。
以下の実施例は、本発明の組成物を例証している。
実施例 2 実施例1で使用されたタイプのポリエーテルイミドエス
テル樹脂70重量部とメラミン30重量部とを含む樹脂
組成物が、実施例1と同一寸法の試験片に射出成形され
た。これらの試験片が、試験法UL−94に付された。
結果が、表Iに示されている。
実施例 3 実施例1で使用されたタイプのポリエーテルイミドエス
テル樹脂60ffin部とメラミン40重量部とを含む
樹脂組成物が、実施例1と同一寸法の試験片に射出成形
された。これらの試験片が、試験法UL−94に付され
た。結果が、表1に示されている。
加えて、実施例1乃至3の組成物の以下の特性が測定さ
れ、そして結果が表1に示されている:ASTM試験法
D790に僧拠した曲げ弾性係数(FM) 。
ASTM試験法D638に準拠した引張強さくTS)、
及び ASTM試験法D638に桑拠した引張伸び(TE)。
表  I 実施例       PHTE     TSNa  
 UL−94psi XIO’  %   psi X
IO31燃焼   22    243  2.82 
 V−1154,8522,5 3V−081,8142,6 表1のデータで示される様に、実施例2及び3の本発明
の組成物は実施例1のポリエーテルイミドエステル樹脂
そのものと比べて難燃特性を示す。
本発明の組成物は、成形品、フィルム等の製造に有用で
ある。
明らかに、前記の教示に照らして本発明のその他の変形
乃至変更が可能である。従って、特許請求の範囲に定義
されている本発明の全ての意図された範囲内において、
上述の特定の発明の態様に変更をなし得る。

Claims (50)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(i)少なくとも1種のポリエーテルイミドエス
    テル樹脂、及び (ii)難燃化有効量の少なくとも1種の メラミン化合物 を含む難燃性組成物。
  2. (2)少なくとも約10重量パーセントの少なくとも1
    種のメラミン化合物を含む請求項1記載の難燃性組成物
  3. (3)少なくとも約15重量パーセントの少なくとも1
    種のメラミン化合物を含む請求項2記載の難燃性組成物
  4. (4)少なくとも約20重量パーセントの少なくとも1
    種のメラミン化合物を含む請求項3記載の難燃性組成物
  5. (5)メラミン化合物が式: ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、R^3乃至R^8は夫々水素原子、1価の炭化
    水素基、置換された1価の炭化水素基、 −CH_2OH又は−CH_2O(CH_2)xH(式
    中、xは1乃至約4の整数である)から選ばれ、但しR
    ^3乃至R^8が1価の炭化水素基又は置換された1価
    の炭化水素基から選ばれる場合、R^3乃至R^8中に
    存在する炭素原子の総数は約20を超えない]で表わさ
    れる請求項1記載の難燃性組成物。
  6. (6)R^3乃至R^8中に存在する炭素原子の総数が
    約10を超えない請求項5記載の難燃性組成物。
  7. (7)R^3乃至R^8中に存在する炭素原子の総数が
    約6を超えない請求項6記載の難燃性組成物。
  8. (8)R^3乃至R^8で表わされる置換された1価の
    炭化水素基が夫々ハロゲンで置換された1価の炭化水素
    基から選ばれる請求項5記載の難燃性組成物。
  9. (9)ハロゲンが塩素原子、臭素原子又はこれらの混合
    物から選ばれる請求項8記載の難燃性組成物。
  10. (10)ハロゲンで置換された1価の炭化水素基がハロ
    ゲンで置換されたアルキル基である請求項9記載の難燃
    性組成物。
  11. (11)ハロゲンで置換されたアルキル基が1乃至約5
    個の炭素原子を含有する請求項10記載の難燃性組成物
  12. (12)R^3乃至R^8が夫々水素原子又は1価の炭
    化水素基から選ばれる請求項5記載の難燃性組成物。
  13. (13)1価の炭化水素基がアルキル基である請求項1
    2記載の難燃性組成物。
  14. (14)アルキル基が1乃至約5個の炭素原子を含有す
    る請求項13記載の難燃性組成物。
  15. (15)R^3乃至R^8が全て水素原子である請求項
    5記載の難燃性組成物。
  16. (16)ポリエーテルイミドエステル樹脂が(a)少な
    くとも1種のジオール、 (b)少なくとも1種のジカルボン酸又は そのエステル形成反応性誘導体、及び (c)( I )(i)少なくとも1種の高分 子量ポリ(オキシアルキレン)ジアミン及 び (ii)少なくとも1種のトリ カルボン酸もしくはその誘導体、 又は (II)少なくとも1種の高分子量ポ リオキシアルキレンジイミド二酸 のいずれかの反応物質 の反応生成物から成る請求項1記載の難燃性組成物。
  17. (17)ジオールが低分子量ジオールである請求項16
    記載の難燃性組成物。
  18. (18)低分子量ジオールが約250又はそれ以下の分
    子量を有する請求項17記載の難燃性組成物。
  19. (19)ジオールが2乃至約15個の炭素原子を含有す
    る請求項18記載の難燃性組成物。
  20. (20)ジオールが脂肪族又は脂環式のジオールから選
    ばれる請求項19記載の難燃性組成物。
  21. (21)ジオールがブタンジオール、ブテンジオール、
    ヘキサンジオール、シクロヘキサリンメタノール又はこ
    れらの混合物から選ばれる請求項20記載の難燃性組成
    物。
  22. (22)ジオールがブタンジオールである請求項21記
    載の難燃性組成物。
  23. (23)ジカルボン酸又はその誘導体が芳香族ジカルボ
    ン酸又はその誘導体である請求項16記載の難燃性組成
    物。
  24. (24)芳香族ジカルボン酸又はその誘導体がテレフタ
    ル酸又はテレフタル酸ジメチルである請求項23記載の
    難燃性組成物。
  25. (25)(c)が( I )である請求項16記載の難燃
    性組成物。
  26. (26)高分子量ポリ(オキシアルキレン)ジアミンが
    一般式: H_2N−G−NH_2 (式中、Gは長鎖アルキレンエーテルジアミンからアミ
    ノ基を除いたあとに残る残基である)で表わされる請求
    項25記載の難燃性組成物。
  27. (27)ポリ(オキシアルキレン)ジアミンが約600
    乃至約12,000の平均分子量を有する請求項26記
    載の難燃性組成物。
  28. (28)ポリ(オキシアルキレン)ジアミンが約900
    乃至約4,000の平均分子量を有する請求項27記載
    の難燃性組成物。
  29. (29)トリカルボン酸又はその誘導体(c)( I )
    (ii)が式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Rは炭素数1乃至20の3価の脂肪族、脂環式
    又は芳香族の基であり、そしてR″は水素原子又は炭素
    数1乃至6の脂肪族の1価の基である) で表わされる請求項16記載の難燃性組成物。
  30. (30)トリカルボン酸又はその誘導体がトリメリト酸
    無水物である請求項29記載の難燃性組成物。
  31. (31)(c)が(II)である請求項16記載の難燃性
    組成物。
  32. (32)高分子量ポリオキシアルキレンジイミド二酸が
    式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、各Rは夫々炭素数1乃至20の脂肪族、脂環式
    又は芳香族の3価の有機基から選ばれ、各R″は夫々水
    素原子、炭素数1乃至6の脂肪族もしくは脂環式の有機
    基又は炭素数6乃至12の芳香族の1価の有機基から選
    ばれ、そしてGは長鎖アルキレンエーテルジアミンから
    アミノ基を除いたあとに残る残基である) で表わされる請求項31記載の難燃性組成物。
  33. (33)長鎖アルキレンエーテルジアミンが約600乃
    至約12,000の平均分子量を有する請求項32記載
    の難燃性組成物。
  34. (34)長鎖アルキレンエーテルジアミンが約900乃
    至約4,000の平均分子量を有する請求項33記載の
    難燃性組成物。
  35. (35)各Rが炭素数6の3価の芳香族炭化水素基であ
    り、そして各R″が水素原子である請求項34記載の難
    燃性組成物。
  36. (36)ポリエーテルイミドエステル樹脂が少なくとも
    次の繰返し構造単位: ▲数式、化学式、表等があります▼ 及び ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R^1はジオールから2個のヒドロキシル基を
    除いた残基であり、R^2はジカルボン酸から2個のカ
    ルボキシル基を除いた残基であり、Rは3価の有機基で
    あり、そしてGは長鎖ポリ(オキシアルキレン)ジアミ
    ンからアミノ基を除いたあとに残る残基である) から成る請求項1記載の難燃性組成物。
  37. (37)メラミン化合物がメラミンである請求項36記
    載の難燃性組成物。
  38. (38)ポリ(オキシアルキレン)ジアミンが約600
    乃至約12,000の平均分子量を有する請求項36記
    載の難燃性組成物。
  39. (39)ポリ(オキシアルキレン)ジアミンが約900
    乃至約4,000の平均分子量を有する請求項38記載
    の難燃性組成物。
  40. (40)メラミン化合物がメラミンである請求項39記
    載の難燃性組成物。
  41. (41)R^2が芳香族ジカルボン酸の残基である請求
    項38記載の難燃性組成物。
  42. (42)R^2がテレフタル酸ジメチルの残基である請
    求項41記載の難燃性組成物。
  43. (43)メラミン化合物がメラミンである請求項42記
    載の難燃性組成物。
  44. (44)R^1が約250又はそれ以下の分子量を有す
    るジオールの残基である請求項38記載の難燃性組成物
  45. (45)ジオールがブタンジオール、ブテンジオール、
    ヘキサンジオール、シクロヘキサリンメタノール又はこ
    れらの混合物から選ばれる請求項44記載の難燃性組成
    物。
  46. (46)メラミン化合物がメラミンである請求項45記
    載の難燃性組成物。
  47. (47)ジオールがブタンジオールである請求項45記
    載の難燃性組成物。
  48. (48)メラミン化合物がメラミンである請求項47記
    載の難燃性組成物。
  49. (49)更に有効な安定化量の少なくとも1種の熱安定
    剤を含む請求項1記載の難燃性組成物。
  50. (50)更に充填剤を含む請求項1記載の難燃性組成物
JP63049963A 1987-03-04 1988-03-04 難燃性ポリエーテルイミドエステルエラストマー Expired - Lifetime JPH0651841B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US021,822 1979-03-19
US07/021,822 US4798858A (en) 1987-03-04 1987-03-04 Flame retardant polyetherimide ester elastomers

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63264664A true JPS63264664A (ja) 1988-11-01
JPH0651841B2 JPH0651841B2 (ja) 1994-07-06

Family

ID=21806345

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63049963A Expired - Lifetime JPH0651841B2 (ja) 1987-03-04 1988-03-04 難燃性ポリエーテルイミドエステルエラストマー

Country Status (3)

Country Link
US (1) US4798858A (ja)
EP (1) EP0281003A1 (ja)
JP (1) JPH0651841B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IT1252039B (it) * 1990-03-27 1995-05-29 Mini Ricerca Scient Tecnolog Policondensati della 2,4,6-triammino-1,3,5-triazina come agenti antifiamma
US6258308B1 (en) 1996-07-31 2001-07-10 Exxon Chemical Patents Inc. Process for adjusting WVTR and other properties of a polyolefin film
DE19632175A1 (de) 1996-08-09 1998-02-12 Beck & Co Ag Dr Drahtlacke enthaltend Polyesterimide und/oder Polyamidimide mit Polyoxyalkylendiaminen als molekularen Bausteine
US5733628A (en) 1996-10-10 1998-03-31 Tredegar Industries, Inc. Breathable elastic polymeric film laminates
US20160208078A1 (en) * 2013-09-23 2016-07-21 Sabic Global Technologies B.V. Nitrogen containing polymer compositions having reduced combustion toxicity

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2465319A (en) * 1941-07-29 1949-03-22 Du Pont Polymeric linear terephthalic esters
US2910466A (en) * 1956-02-06 1959-10-27 American Viscose Corp Process for producing cellulose thiourethanes
US3155728A (en) * 1960-10-11 1964-11-03 Jefferson Chem Co Inc Method for the preparation of polyglycol primary amine
US3236895A (en) * 1960-12-12 1966-02-22 Dow Chemical Co Polyoxyalkylenepolyamines
DE1694254C3 (de) * 1968-03-16 1984-06-28 Bayer Ag, 5090 Leverkusen Selbstverlöschende faserverstärkte Polyamid-Formmassen
US3651014A (en) * 1969-07-18 1972-03-21 Du Pont Segmented thermoplastic copolyester elastomers
US3654370A (en) * 1970-08-28 1972-04-04 Jefferson Chem Co Inc Process for preparing polyoxyalkylene polyamines
US3763109A (en) * 1971-08-19 1973-10-02 Du Pont Segmented thermoplastic copolyesters
US3801547A (en) * 1972-03-20 1974-04-02 Du Pont Solid phase polycondensation process
JPS5318660A (en) * 1976-08-04 1978-02-21 Unitika Ltd Flame-retardant polyester composition
US4371693A (en) * 1981-10-02 1983-02-01 E. I. Du Pont De Nemours And Company Thermoplastic elastomeric polyetheresterimides
US4371692A (en) * 1981-10-02 1983-02-01 E. I. Du Pont De Nemours And Company Elastomeric polyetheresterimides
JPS58189252A (ja) * 1982-04-30 1983-11-04 Nippon Synthetic Chem Ind Co Ltd:The 貯蔵安定性に優れたポリエステル樹脂組成物
US4556705A (en) * 1984-10-26 1985-12-03 General Electric Company Thermoplastic polyetherimide ester elastomers
US4544734A (en) * 1984-10-26 1985-10-01 General Electric Company Modified thermoplastic copolyetherimide ester elastomers
US4556688A (en) * 1984-10-26 1985-12-03 General Electric Company Thermoplastic polyetherimide ester elastomers
US4552950A (en) * 1985-01-11 1985-11-12 General Electric Company Polyetherimide esters

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0651841B2 (ja) 1994-07-06
EP0281003A1 (en) 1988-09-07
US4798858A (en) 1989-01-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS62501365A (ja) 熱可塑性ポリエ−テルイミドエステルエラストマ−
US4760112A (en) Thermoplastic polyetherimide ester polymers exhibiting high flexural modulus
EP0383976B1 (en) Polyetherimide ester elastomer
US4740564A (en) Thermoplastic polyetherimide esters
US4795790A (en) Thermoplastic polyetherimide ester polymers exhibiting improved flexibility
JPS63264664A (ja) 難燃性ポリエーテルイミドエステルエラストマー
EP0270789A2 (en) Crosslinked polyetherimide ester polymers
US4714753A (en) Thermoplastic polyetherimide ester elastomers exhibiting improved hydrolytic stability
US4732947A (en) Block polyetherimide ester polymers
CA2050211A1 (en) Copolyetherimide ester compositions
US4992505A (en) Flame retardant elastomeric compounds
EP0547809A1 (en) Thermoplastic compositions
US4714755A (en) Thermoplastic polyetherimide ester elastomers exhibiting improved thermal properties
US4711948A (en) Polyetherimide esters exhibiting improved tensile elongation
US4740565A (en) Thermoplastic polyetherimide ester polymers exhibiting improved flexular properties
JPH03255124A (ja) 芳香族ポリエステルアミド共重合体およびその製造法
US4711947A (en) Translucent polyetherimide ester compositions
JPH05506476A (ja) 熱可塑性成形用組成物
JPS6250329A (ja) 芳香族ポリエステルアミド